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最新データからわかるCFO転職の方法とは?CFO転職のメリットやキャリアパスも徹底解説!

今までご自身が培ってきた経験を活かして、ベンチャー企業のCFOへの転職を考えたことはございませんか?

しかし、いざ「CFOになって社長の右腕として会社を大きく成長させたい!」と思っても、「じゃあCFOに転職するにはどうすればいいの?」、「自分のキャリアでCFOになれるの?」などと考える方も多くいらっしゃると思います!

今回は、2020年下半期に上場した企業のCFOについて調査してわかった、CFOのキャリアパスなどコネクションがなくてもできるCFO転職の成功ルートについて詳しく解説します!

CFO転職における失敗例と成功例

あくまで、数多ある成功例の一例にすぎませんが、CFOに転職し、上場を成功させ、ストックオプションを受け取り、一連の経験を活かして別の企業の社外取締役などに就任するような例も散見されます。

一方で、せっかく転職したにも関わらず、入社前に期待していた年収や生活が叶わなかったのみならず、経営環境の急激な悪化から期待していた業務にすら携わることのできなくなってしまう、といったリスクもあります。

まず、スタートアップ企業に転職することのメリットとデメリットに関して解説いたしました。

CFOに転職するメリット

1)成長

ベンチャー企業のCFOの場合、VCなどからの資金調達・財務戦略の立案と実行・上場に向けた内部統制などを任されます。

そして、CFOの経歴を調査すると、多くの場合で前職で上記の業務を経験をしたことを武器として、ベンチャー企業の取締役・CFOから別のベンチャー企業のCFOに転職するケースが非常に多いです。そのため、ビジネスマンとして市場価値の高い人材に成長できると考えられます。

2)やりがい

ベンチャーCFOの場合、大きな組織にはない「スピード感」があります。特に大企業から転職してきた方にとっては、ベンチャー企業の意思決定のスピードの速さや会社の成長性などにやりがいを感じる人もいるそうです。

また、公認会計士や投資銀行出身者はアドバイザー時代とは異なり、「意思決定者」としてビジネスや社内システムを自分で作り上げるなど、やりたいことを形にできることに、やりがいを感じる人も多いそうです。

CFOに求められる役割や必要なスキルや経験などについてもっと知りたいかたは『CFOとは?の記事』で詳しく解説しておりますので、ご高覧していただけますと幸いです。

3)年収

大企業CFOの年収は、2,500万~5,000万円だとされています。

ベンチャー企業の場合は、相場として1,000万円前後の年収に加えて、ストックオプション が付与されて将来的に会社の株価と連動してキャピタルゲインを得られるようなインセンティブ設計がなされている場合が多いです

ベンチャー企業CFOのストックオプション報酬について

ベンチャー企業のCFOの場合、毎年の年収が1,000万円~2,000万円であったとしても、上場時のストックオプションの行使で大きなキャピタルゲインを得られる可能性があります。

例えば、世界的なコンサルティングファームであるKPMGジャパンの調査結果によると、2019年度・マザーズに上場した会社の初値時価総額の中央値が133億円でした。もし、IPO上場に向けて、CFOとして参画していて1%のストックオプションを得ていた場合、1億3300万円もの株式を保有できることになります。

CFOに転職するデメリット

1)安定性

多くのベンチャー企業は、資金繰りに苦労しているケースがあるため、給与や業務内容など事前に伝えられていたことが急遽変更されるリスクが存在します。例えば、給料が急激に悪化したり、福利厚生などの打ち切りがあります。

また、自分のやりたかった事業が経営の不安定さから突然中止になるケースもあります。CFOでいうと、IPOを目指して参画したにもかかわらず、急な業績悪化によりIPOを断念する場合です。

会社の経営不振で急に倒産してしまう可能性があるベンチャー企業だからこそ、その会社で獲得できるスキルや経験が他社でも通用するスキルなのかも会社を決めるうえで重要な要素となります。

2)ベンチャー企業の組織

組織の規模が小さいことだけでなく、マネジメント陣の流動性が少ないことからも大企業よりもムラ社会に近い組織風土になることが多いです。

そのため、不安があるならば曖昧にせず、内定を承諾する前にしっかりと面談や会食を通して、お互いの相性を把握し、事前に納得できるようにしてから内定を承諾しましょう。

3)業務範囲

シード期やアーリー期の会社では、企業のリソースが十分にないケースが多く散見されます。例えば、CFOという役職であっても、広報やオペレーションなどのファイナンス領域以外の部分の業務も行わなければならないことがあります。そのため、ファイナンス領域だけでなく他の領域も経験してみたいという気持ちが必要になってきます。

CFOになるために必要なキャリアパス

実は、ベンチャー企業でCFOという財務専門の取締役を設置している会社はそこまで多くはありません。2020年度下半期(2020/7~12)に上場した会社・全64社のうちCFOを設置していたのは15社でした。

多くの会社では、管理部門長やコーポレート部門長を設置し人事部、経理部や財務部などのバックオフィス部門全体の長として役員を設置しているケースが多いです。

2020年度下半期に上場した企業のCFOの経歴に関して分析してみました。

    金融業界出身

    ※”CFO”という名称のつく、役職を設置している企業のCFOの経歴について「新規上場のための有価証券報告書」から調査しました。

    ※SOICO調べ

    CFOの中で金融業界出身は2020年下半期でCFOを設置している15社のうち7社でした

    CFOの入社時期は、平均的に上場3年前が多く、多くの場合は直接取締役やCFOなどの役職で採用されています。

    また、金融機関から直接転職するというケースよりも金融機関から他の事業会社での取締役などを複数社経験してからCFOとして参画するという経歴が最も多かったです。

    例えば、2020年12月に上場した株式会社グローバルインフォメーションのケースでは日系の証券会社と地方銀行を経由し、事業会社の取締役や社外取締役などを経験し2018年にCFOとして参画するなど、証券会社から事業会社の取締役を経験し、CFOというケースが多かったです。

    会計士出身

    2020年度下半期に上場した会社のCFOの経歴の中で金融機関に次いで多かったのが公認会計士や会計事務所でのキャリアを経た上でCFOとして直接採用されるケースです。

    監査法人で上場支援に携わる部署に所属することがあるため、会計士出身のCFOが上場数年前から上場に向けて採用されるというケースが多いように考えられます。

    コンサルティングファーム出身

    会計やファイナンス領域を専門としている会計士や金融業界出身社と比較すると締める割合は小さいです。2020年下半期のCFOでは、コンサルティングファーム出身者(シンクタンクを含む)は3人でした。

    そして、2020年下半期に上場した会社の中で2種類のパターンがございました。

    1点目は、当該業界での経験が豊富であること。2種類目は、前職の事業会社でIPOに携わっていた

    そのため、ファイナンスや会計領域の専門家ではございませんが、業界に精通していたり、事業会社でIPOにも携わっていた実績というのが高く評価されたため、CFOとして採用されているのだと考えられます。

    例えば、2020年12月に東証マザーズに上場したバイオベンチャー企業・株式会社ファンペップのCFOは日系のシンクタンクからバイオベンチャー企業の財務管理部長を経て、CFOとして参画していました。

    事業会社出身

    2020年度下半期に上場した会社のCFOの中で、事業会社のみの職歴の人はいませんでした。新卒で事業会社に就職した場合でも、その後に会計士の資格を取得したり、金融業界に転職していました。

    しかし、会計士や金融機関での経験が無くても、管理部門長やコーポレート部門長の役職では、金融機関や監査法人の経験が経ずに就いている場合がありました。

    加えて、上記の場合では上場の10年以上前から入社するなど早い段階から会社に関わっているほど、事業会社出身が多かったです。

    そのため、CFOに転職する前に金融会社等を経るか、アーリーやミドルステージの会社に入社して財務だけでなく社内のバックオフィス業務を熟知する存在になることで管理部門長などになり、その経験を生かして複数の事業会社の取締役となる道もあります。

    CFO転職ってどうやってやるの?

    CFOの転職は一般的な転職の方法とは異なります!

    基本的に、転職エージェントやリファラル採用などの個別紹介での採用が主流です。また、シードステージでは、業務内容がまだ狭いため、CFO単体での採用を行うケースが少なく、他部署の部長や取締役が兼任するケースが多いです。

    転職サイト

    通常の転職で、最も一般的なのは転職サイトでの求人を見て応募することだと思います。しかし、CFO転職においては、重要なポジションであること、そして枠が一つのみであることから、残念ながらほとんどが非公開求人です。

    リファラル採用

    リファラル採用とは、就活エージェント等を経由せずに、社員の紹介で採用する最もオーソドックスな採用手法です。

    採用側としてのメリットは、採用する前から採用する人材の人柄や実績を知った上で、声をかけることができるため、相対的に自信を持ってCFOという重要なポストを担える人材を採用できます。また、候補者としても経営者の人柄やビジョンを事前に知った上で働くことができるため、双方にとってミスマッチが起きにくいです。

    CFOの採用枠は一人のみで、ファイナンス領域のスペシャリストとしての責任も求められます。そのため、CFOの採用では経営者自身のネットワークから信頼できる人材に直接声をかけるリファラル採用が最も主流です。

    もし、まだネットワークが無いという方は、下記で紹介するシェアリングCFOや転職エージェントを利用すると良いでしょう。

    転職エージェント

    多くの人脈を持つ転職エージェントなどから紹介されるケースがあります。特にベンチャー企業のプロフェッショナル人材の転職を対象としている下記の会社などが強いです。

    キャリアカーバー(リクルートグループの転職サイトでハイクラス求人に強みを持っている。)
    ビズリーチ(ハイクラス転職に特化した人材サービスサイト)
    CraeerPool(戦略コンサルティングファーム傘下のベンチャー企業特化の転職サービス)

    しかし、残念ながら上述した通り、優良な企業や採用されるケース数の観点から最もメジャーなのがリファラル採用となっているのが現状です

    まずは、週1から勤務可能なCFO転職サービスがオススメ!

    いきなり、今の会社を完全に退職するのはリスクが大きいと思います。そこで、宣伝となりまして大変恐縮ですが、現在の仕事を続けながらまずは週1日からCFOの仕事を始めることのできる「シェアリングCFO」というサービスを紹介します。

    シェアリングCFO®︎は、CFOを採用したいと考えている企業とCFOとして自分たちの経験を活かして企業をサポートしたいという人材をマッチングさせるサービスです。

    メリット1:本業と同時にCFOの仕事ができる!

    週1日から稼働することができます。そのため、現在登録されているCFOの方で自身の会社で経営を行いながら、自身の経験を活かしてCFOとして、クライアント企業をサポートすることができます

    また、いきなり会社を辞めてベンチャー企業のCFOに転職をするのは不安という方も、シェアリングCFOを利用すれば本業を辞めなくても兼業することが可能です。

    メリット2:ベンチャー企業へのネットワークがなくても大丈夫!

    先ほど、CFOへの転職方法は多くのケースでリファラルであると述べました。そこで、「ベンチャー企業へのネットワークが無いよ…」などと心配している方もいると思います。

    しかし、シェアリングCFOでは企業が求める内容と登録者のスキルを結びつけるため、ネットワークがなくても紹介を受けることができます。登録料はもちろん無料なので、まずは下記のリンクより問い合わせて登録してみることをお勧めします。

    まとめ

    今回は、CFOへ転職することのメリット・デメリットやCFOに転職する方法に関して解説いたしました。

    2020年下半期に上場した企業の多くのCFOが金融や会計に関する高い専門性を持っています。しかし、持っていなくても事業や業界に関する豊富な経験を生かすことで、CFOになる可能性があります。

    そして、数多くの転職方法が存在する中CFO転職では紹介経由で採用を行うリファラルが主流となっています。


    CFO転職を検討しているが、まだ迷っている方や、CFOに転職したくてもネットワークを持っていなくて不安な方は、まず一度下記のお問い合わせフォームよりご連絡ください!

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