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【上場企業】ストックオプションの発行で株価は下落する⁉︎SOの株価への影響を徹底解説!

こんにちは、SOICO株式会社の土岐です!

ストックオプション制度を導入する上場企業が増えていますが、「ストックオプションが発行されると株価はどうなるのか?」と気になる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方のために、この記事では「ストックオプションと株価の変動」について詳しく解説していきたいと思います!

※本記事内容は、上場企業のストックオプションに関する内容です。未上場企業の場合、ストックオプション発行と株価は連動しないので、今回の記事では割愛します。

※先にストックオプションの仕組みについて解説しているので、「ストックオプション発行が株価に与える影響」のみ知りたい方は このリンクをクリックしてください(該当箇所までスクロールします)

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ストックオプションとは?

「そもそもストックオプションって何?」という方も中にはいると思いますので、まずはその仕組みについて、簡単に説明します。

ストックオプションとは、「あらかじめ決められた株価(=行使価格)で、株式を取得できる権利」のことです。

ストック=「株」、オプション=「権利」なので、「本来よりも自社の株を安く買ってよい権利」と理解すれば概ね大丈夫です。

ストックオプションの行使価格より株価が上回った時に売却することで、その差額が利益(キャピタルゲイン)となります。やや複雑なので、以下図をご覧いただくことで、流れが理解できると思います。

ストックオプションの仕組み

【上図の説明】
①1株100円で株を買える権利を得る(この100円が「行使価格」)。
②企業の業績が上がり、株価が700円になったタイミングで権利を行使
③さらに株価が上昇し、1,000円になった時に株式を売却
④1,000円ー100円=900円を利益(キャピタルゲイン)として得る

つまり、業績が向上して株価が上がれば上がるほど、ストックオプションの報酬額(キャピタルゲイン)は大きくなります。

そのため、ストックオプションは従業員の方や役員の方にとって、業績向上のための「インセンティブ」になるのです。

※より詳細にストックオプションについて知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

参考記事:【経営者必読】ストックオプション制度を徹底解説!仕組み・種類・メリット/デメリットを完全体系化!

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ストックオプション発行による株価への影響は?

ここからが今回の本題になります。

「ストックオプションが発行されると、株価はどうなるの?」と不安な方もいらっしゃると思います。

しかし結論から言うと、ストックオプションによって「①株価にはそれほど影響しない」または「②むしろ株価を上げることもある」と言われています。

その理由を以下詳しく説明していきます。

①株価にはそれほど影響しないことが多い

ストックオプションが発行されると、理論上だと以下の事象が起きると言われています。

①従業員がストックオプションを行使して新株が発行されると、発行済株式総数が増加する

②株式数が増加するとEPS(一株あたりの純利益)が減り「株式の希薄化」を招く

③株式の希薄化が起きると、株価が下がる

EPSの説明

しかし繰り返しですが、上記はあくまで「理論」の話です。

実際は、発行済株式総数に対して、ストックオプションで発行される株式数はわずかなので株価にはそれほど影響しないケースが多いです。

②株価が上昇することもある

ストックオプションが発行されると、むしろ企業の株価が上がることもあると言われています。

前述の通り、ストックオプションを付与された従業員は、将来の時価総額が上がるほどキャピタルゲイン(利益)を得やすくなるので、「会社の価値をあげる」ためのモチベーションが上がります。

従業員の努力によって業績が向上し、その結果企業の株価が上がることもあると思われます。

また、成長のために適切なインセンティブ制度だと投資家に理解してもらえれば、将来性を見込まれて株価が上昇することもあるでしょう。

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まとめ

今回の記事では「ストックオプションが発行されると株価はどうなるのか?」について、ご紹介しました。

再度内容をまとめましたので、ご覧ください。

・ストックオプションの発行は株価にそれほど影響しないことが多い
・付与された従業員の業績向上へのモチベーションアップとなり、株価が上昇することもある

この記事を読んでストックオプションに興味を持った方は、詳細に研究・検討する上で、税務・法務・会計上もう一歩踏み込んだ疑問点や、活用方法、事例に関する質問も出てくることと思います。

ご不明点や質問、こういった内容をまとめてほしいなどのご要望がありましたら、以下からお気軽にお問い合わせください!

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この記事を書いた人

SOICO株式会社  共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)

 

慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。