三菱UFJモルガン・スタンレー証券の評判は?口コミとメリット・デメリットを解説

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の評判は?口コミとメリット・デメリットを解説

証券会社を選ぶとき、「大手だから安心」と思う一方で、「手数料が高いのでは?」「本当に自分に合っているのか?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループとモルガン・スタンレーが提携する大手証券会社です。対面でのサポートが手厚い一方、ネット証券と比べて手数料が高めという特徴があります。

この記事では、実際の利用者の評判・口コミをもとに、メリット・デメリットを詳しく解説します。さらに、手数料の比較や、どんな人に向いているかも具体的にお伝えしますので、証券会社選びの参考にしてください。

この記事の要約
  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券は大手グループの安心感と専門家のサポートが強み
  • 手数料はネット証券より高いが、対面での投資相談や情報提供が充実
  • 投資初心者やまとまった資産を運用したい人におすすめ、コスト重視ならネット証券との併用も検討
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

三菱UFJモルガン・スタンレー証券とは|基本情報と特徴

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループとモルガン・スタンレーが提携して設立された証券会社です。国内最大級の金融グループの一員として、高い信頼性と幅広いサービスを提供しています。

三菱UFJフィナンシャル・グループの証券会社

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、三菱UFJ銀行や三菱UFJ信託銀行と同じ三菱UFJフィナンシャル・グループに属しています。このグループは国内最大級の金融グループであり、長年の実績と信頼性があります。

グループ全体の口座数は約1,800万口座にのぼり、多くの投資家に利用されています。金融庁に登録された金融商品取引業者として、投資者保護基金にも加入しており、万が一の際にも1,000万円までの補償があります。

三菱UFJフィナンシャル・グループの一員として、高い信頼性と安全性を誇ります。

モルガン・スタンレーとの提携による強み

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、世界的な投資銀行であるモルガン・スタンレーと提携しています。この提携により、グローバルな投資情報やリサーチ力を活用できる点が大きな強みです。

外国株式の取扱国数は14カ国と、ネット証券と比べても多く、海外投資を検討している方にとって選択肢が広がります。また、モルガン・スタンレーのアナリストによる投資レポートや市場分析も提供されており、質の高い情報を得られます。

主なサービス内容

三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、株式、投資信託、債券、外国株式など幅広い金融商品を取り扱っています。NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)やiDeCoにも対応しており、税制優遇を活用した資産形成が可能です。

対面での相談サービスが充実しており、専任の担当者が投資初心者から経験者まで、それぞれのニーズに合わせたアドバイスを提供します。投資セミナーや資産運用レポートも定期的に開催・配信されており、投資知識を深めることができます。

主なサービス内容

株式・投資信託・債券など幅広い商品を取扱

NISA・iDeCoに対応

対面での相談サービスが充実

投資セミナーや資産運用レポートを定期配信

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の良い評判・口コミ

実際に三菱UFJモルガン・スタンレー証券を利用している方からは、どのような評価が寄せられているのでしょうか。ここでは、良い評判・口コミを5つの観点から紹介します。

大手グループの安心感がある

「三菱UFJという名前を聞くだけで安心できる」「大手なので倒産の心配が少ない」という声が多く見られます。三菱UFJフィナンシャル・グループは国内最大級の金融グループであり、長年の実績と信頼性があります。

特に投資初心者の方にとって、大手グループの一員であることは大きな安心材料となっています。金融庁への登録や投資者保護基金への加入など、法令に基づいた運営体制も評価されています。

担当者のサポートが手厚い

「担当者が親身になって相談に乗ってくれる」「初心者でも分かりやすく説明してもらえた」という口コミが多数あります。対面証券の最大の強みは、専任の担当者による手厚いサポートです。

投資経験が少ない方でも、自分の資産状況や投資目的に合わせた提案を受けられるため、安心して投資を始められます。市場の変動時にも担当者から適切なアドバイスを受けられる点が評価されています。

専任の担当者が投資初心者から経験者まで、それぞれのニーズに合わせたアドバイスを提供します。

投資レポートやセミナーの質が高い

「モルガン・スタンレーのレポートが読める」「セミナーの内容が充実している」という声も目立ちます。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、国内外の市場動向を分析した投資レポートを定期的に配信しています。

また、投資初心者向けから上級者向けまで、幅広いレベルのセミナーが開催されており、投資知識を深めることができます。これらの情報提供サービスは、ネット証券では得られにくい付加価値として評価されています。

商品ラインナップが豊富

「外国株式の取扱国数が多い」「IPOの取扱実績が豊富」という評価もあります。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、投資信託約750本、外国株式14カ国、IPO年間21銘柄(2024年実績)と、幅広い商品を取り扱っています。

特にIPO(新規公開株)については主幹事実績も年間9社あり、当選確率を高めたい方にとって魅力的です。多様な投資先から選べる点が、資産分散を重視する投資家に支持されています。

システムのセキュリティが高い

「大手なのでセキュリティ面が安心」「不正アクセス対策がしっかりしている」という声もあります。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、二段階認証や取引パスワードの設定など、複数のセキュリティ対策を実施しています。

また、万が一の不正取引に対する補償制度も整備されており、安心して取引できる環境が整っています。大手グループならではの堅牢なシステムとセキュリティ体制が評価されています。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の悪い評判・口コミ

良い評判がある一方で、利用者からは改善を求める声も寄せられています。ここでは、悪い評判・口コミを正直に紹介します。

手数料がネット証券より高い

「手数料が高すぎる」「ネット証券なら無料なのに」という不満が最も多く見られます。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の株式取引手数料は、約定金額100万円の場合で約定金額の0.869%+3,520円となり、ネット証券の多くが無料または数百円であることと比べると大きな差があります。

対面でのサポートや情報提供の対価として手数料が設定されていますが、コストを抑えたい投資家にとっては大きなデメリットとなります。特に頻繁に取引する方や少額投資の方にとって、手数料負担が運用成績に影響する可能性があります。

対面サポートの対価として手数料が高めに設定されています。コストを重視する方はネット証券との併用も検討しましょう。

担当者の質にばらつきがある

「担当者によって対応が全然違う」「押し売りのような営業をされた」という声もあります。対面証券では担当者の質が顧客満足度に直結するため、担当者との相性は重要なポイントです。

経験豊富で親身な担当者に当たれば満足度は高いですが、そうでない場合は不満につながります。担当者の変更は可能ですが、言い出しにくいと感じる方もいるようです。

営業電話がかかってくる

「頻繁に営業電話がかかってくる」「不要な商品を勧められる」という不満もあります。対面証券では、担当者から新商品の案内や投資提案の連絡が入ることがあります。

これを「有益な情報提供」と感じる方もいれば、「しつこい営業」と感じる方もいます。営業電話が苦手な方は、事前に連絡頻度や方法について担当者と相談しておくことをおすすめします。

営業電話の頻度は担当者と事前に相談することで調整できます。連絡方法もメールに変更可能です。

店舗数が少ない

「近くに店舗がない」「対面相談したいのに遠い」という声も見られます。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の店舗は主要都市に集中しており、地方にお住まいの方は対面での相談が難しい場合があります。

オンラインや電話での相談も可能ですが、対面でのサポートを重視する方にとっては不便に感じられるかもしれません。

取引ツールの操作性に慣れが必要

「ネット証券のアプリと比べて使いにくい」という意見もあります。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の取引ツールはWebアプリが中心で、専用のスマホアプリやPC用高機能ツールはありません。

ネット証券の洗練されたアプリに慣れている方にとっては、操作性に物足りなさを感じる可能性があります。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券を利用する5つのメリット

三菱UFJモルガン・スタンレー証券には、対面証券ならではの強みがあります。ここでは、主なメリットを5つに整理して解説します。

専門家のアドバイスを受けながら投資できる

最大のメリットは、専任の担当者から直接アドバイスを受けられることです。投資初心者の方にとって、「何から始めればいいか分からない」「どの商品を選べばいいか迷う」という悩みはつきものです。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、担当者が投資目的やリスク許容度をヒアリングした上で、最適な投資プランを提案してくれます。市場の変動時にも相談できるため、初めての投資でも安心して取り組めます。

専門家のアドバイスが受けられる

投資目的やリスク許容度に合わせた提案

市場変動時にも相談できる安心感

投資初心者から経験者まで幅広く対応

IPOの取扱実績が豊富

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、IPO(新規公開株)の取扱実績が豊富です。2024年には年間21銘柄を取り扱い、主幹事としても年間9社を担当しました。

主幹事の場合、配分される株数が多くなるため、当選確率が高まります。IPO投資に興味がある方にとって、大きなメリットとなります。IPOは公募価格より初値が高くなることが多く、利益を得やすい投資手法として人気があります。

IPOの主幹事実績が豊富で、当選確率を高めたい方におすすめです。

外国株式の取扱国数が多い

三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、外国株式を14カ国から選べます。米国株式は約650銘柄と、ネット証券の数千銘柄には及びませんが、欧州やアジアなど幅広い地域の株式に投資できる点が特徴です。

モルガン・スタンレーの国際的なネットワークを活かし、海外市場の情報も充実しています。グローバルな分散投資を考えている方におすすめです。

投資情報・レポートが充実

三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、国内外の市場動向を分析した投資レポートを定期的に配信しています。モルガン・スタンレーのアナリストによる分析レポートも読むことができ、質の高い情報を得られます。

また、投資セミナーも頻繁に開催されており、初心者向けから上級者向けまで幅広いテーマが用意されています。これらの情報提供サービスは、ネット証券では得られにくい付加価値です。

NISA・iDeCoに対応している

三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)とiDeCoの両方に対応しています。NISAでは非課税で投資ができ、iDeCoでは掛金が全額所得控除の対象となります。

担当者と相談しながら、税制優遇を活用した資産形成プランを立てられる点が強みです。ただし、つみたてNISA対象商品は約30本とネット証券より少ないため、商品選択の幅は限られます。

金融庁「NISA特設ウェブサイト」

三菱UFJモルガン・スタンレー証券を利用する4つのデメリット

メリットがある一方で、デメリットも理解しておくことが大切です。ここでは、主なデメリットを4つ解説します。

手数料が高め|コストを抑えたい人には不向き

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の最大のデメリットは、手数料の高さです。株式取引手数料は約定金額100万円で約定金額の0.869%+3,520円となり、これは約12,210円に相当します。

一方、SBI証券や楽天証券などのネット証券では、現物取引手数料が原則無料です。頻繁に取引する方や少額投資の方にとって、この手数料差は長期的に大きな負担となります。対面でのサポートが不要で、コストを最優先する方にはネット証券の方が適しています。

手数料の高さは対面証券の最大のデメリットです。コストを重視する方はネット証券との併用を検討しましょう。

投資信託の本数がネット証券より少ない

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の投資信託取扱本数は約750本です。SBI証券の約2,600本や楽天証券の約2,550本と比べると、選択肢が限られます。

特につみたてNISA対象商品は約30本と少なく、低コストのインデックスファンドの選択肢が限定的です。幅広い商品から選びたい方や、特定の投資信託を探している方にとっては物足りないかもしれません。

口座開設に時間がかかる

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の口座開設には最短2営業日かかります。ネット証券の中には最短即日で口座開設できる会社もあるため、すぐに取引を始めたい方には不便です。

対面証券では本人確認や審査に時間がかかる傾向があります。また、店舗で口座開設する場合は、来店の予約や手続きにさらに時間を要することがあります。

つみたてNISA対象商品が限定的

三菱UFJモルガン・スタンレー証券のつみたてNISA対象商品は約30本と、ネット証券と比べて大幅に少ないです。SBI証券は約271本、楽天証券は約200本、マネックス証券は約217本を取り扱っています。

つみたてNISAでは長期・積立・分散投資が基本となるため、低コストのインデックスファンドを幅広く選びたいところです。商品選択の幅が狭いことは、長期的な資産形成において不利になる可能性があります。特にコストを重視する方にとっては、大きなデメリットとなります。

手数料を比較|ネット証券との違いは?

証券会社を選ぶ際、手数料は重要な判断材料です。ここでは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券とネット証券の手数料を具体的に比較します。

株式取引の手数料比較

株式取引の手数料は、証券会社によって大きく異なります。以下の表で、約定金額別の手数料を比較してみましょう。

証券会社 10万円 50万円 100万円
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 約2,750円 約7,865円 約12,210円
SBI証券 無料 無料 無料
楽天証券 無料 無料 無料
マネックス証券 55円 495円 1,070円
松井証券 無料 無料 1,100円

この表から分かるように、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の手数料は、ネット証券と比べて大幅に高くなっています。例えば100万円の取引では、SBI証券や楽天証券が無料なのに対し、三菱UFJモルガン・スタンレー証券では約12,210円かかります。

手数料が高い理由

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の手数料が高い理由は、対面でのサポート体制にあります。専任の担当者が投資相談に応じたり、投資情報を提供したりするためには、人件費や店舗運営費がかかります。

また、投資レポートやセミナーの開催、システムの維持管理など、付加価値サービスのコストも手数料に含まれています。ネット証券は対面サポートを省略することで低コストを実現していますが、対面証券はサービスの質を重視しているため、手数料が高めに設定されています。

手数料を抑える方法

三菱UFJモルガン・スタンレー証券を利用しつつ、手数料負担を抑える方法もあります。まず、取引回数を減らし、長期保有を前提とした投資スタイルにすることです。頻繁に売買すると手数料がかさむため、じっくり保有する銘柄を選びましょう。

また、NISA口座を活用することで、非課税メリットを享受できます。さらに、ネット証券と使い分ける方法もあります。例えば、三菱UFJモルガン・スタンレー証券では対面相談やIPO投資に活用し、日常的な取引はネット証券で行うという戦略です。

手数料を抑えるポイント

取引回数を減らし長期保有を前提にする

NISA口座を活用して非課税メリットを享受

ネット証券と使い分けてコストを最適化

三菱UFJモルガン・スタンレー証券はどんな人におすすめ?

三菱UFJモルガン・スタンレー証券が向いている人、向いていない人を具体的に整理します。自分に合っているかチェックしてみましょう。

対面でアドバイスを受けたい投資初心者

投資を始めたいけれど何から手をつければいいか分からない方、専門家のアドバイスを受けながら安心して投資したい方に最適です。担当者が投資目的やリスク許容度をヒアリングし、最適な商品を提案してくれます。

こんな方におすすめ:

  • 投資経験がなく、何から始めればいいか分からない
  • 自分で情報収集や判断をするのが不安
  • 市場の変動時に相談できる相手が欲しい
  • 大手グループの安心感を重視する

まとまった資産を運用したい人

数百万円以上のまとまった資産を運用したい方にとって、対面でのきめ細かなサポートは大きな価値があります。資産規模が大きい場合、手数料の割合は相対的に小さくなり、専門家のアドバイスによる運用効率の向上が期待できます。

こんな方におすすめ:

  • 退職金や相続資産など、まとまった資金を運用したい
  • 資産配分や分散投資の戦略を相談したい
  • 富裕層向けのサービスを利用したい
  • 相続や税務も含めた総合的なアドバイスが欲しい

IPOや外国株投資に興味がある人

IPO投資に力を入れたい方や、外国株式で国際分散投資をしたい方にもおすすめです。三菱UFJモルガン・スタンレー証券はIPOの主幹事実績があり、外国株式も14カ国から選べます。

こんな方におすすめ:

  • IPO投資で利益を狙いたい
  • 米国以外の外国株式にも投資したい
  • グローバルな投資情報を得たい

向いていない人|コスト重視のネット取引派

一方、以下のような方には三菱UFJモルガン・スタンレー証券は向いていません。ネット証券の方が適している可能性が高いです。

向いていない方:

  • 手数料を最優先で抑えたい
  • 自分で情報収集や判断ができる
  • 対面でのサポートは不要
  • 頻繁に取引するデイトレーダー
  • つみたてNISAで幅広い商品から選びたい
  • スマホアプリで手軽に取引したい

口座開設の流れと必要書類

三菱UFJモルガン・スタンレー証券で口座を開設する方法を、ステップごとに解説します。オンラインでも店舗でも開設可能です。

口座開設に必要な書類

口座開設には、本人確認書類とマイナンバー確認書類が必要です。以下のいずれかを準備しましょう。

  • マイナンバーカード(表裏両面)
  • 通知カード + 運転免許証またはパスポート
  • マイナンバー記載の住民票 + 運転免許証またはパスポート

また、印鑑と金融機関の口座情報(銀行名・支店名・口座番号)も必要です。オンライン申込の場合は、書類をスマホで撮影してアップロードします。

口座開設の手順(オンライン)

オンラインでの口座開設は、以下の手順で進めます。

1.公式サイトから「口座開設」ボタンをクリック
2.メールアドレスを登録し、届いたURLから申込フォームにアクセス
3.氏名・住所・職業などの基本情報を入力
4.本人確認書類とマイナンバー確認書類をアップロード
5.入力内容を確認して送信
6.審査完了後、口座開設完了通知が郵送される
7.初回ログインパスワードを設定して取引開始

店舗で開設する場合は、必要書類を持参して来店予約を取り、窓口で手続きを行います。

口座開設にかかる日数

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の口座開設には、最短2営業日かかります。審査状況や郵送の日数によっては、1週間程度かかることもあります。

急いで取引を始めたい場合は、余裕を持って申し込むことをおすすめします。口座開設完了後、初回入金を行えば取引を開始できます。

対面証券とネット証券を使い分けるには?|おすすめの証券会社5社

三菱UFJモルガン・スタンレー証券のような対面証券と、SBI証券などのネット証券を使い分けることで、それぞれの強みを活かした効率的な資産運用が可能です。ここでは、使い分けの戦略とおすすめのネット証券を紹介します。

対面証券とネット証券の違い

対面証券とネット証券の主な違いを表で整理しました。

項目 対面証券 ネット証券
手数料 高め 低め~無料
サポート 担当者による対面相談 コールセンター・チャット
情報提供 レポート・セミナーが充実 オンラインツールが充実
商品数 やや少なめ 豊富
取引方法 対面・電話・オンライン オンライン・アプリ
向いている人 投資初心者・まとまった資産運用 コスト重視・自分で判断できる人

対面証券は手数料が高い代わりに、専門家のサポートや質の高い情報提供が受けられます。ネット証券は手数料が安く、商品数も豊富ですが、基本的に自分で判断する必要があります。

使い分けの戦略|それぞれの強みを活かす

対面証券とネット証券を併用することで、コストを抑えつつ、必要なサポートを受けられます。具体的な使い分け戦略は以下のとおりです。

対面証券(三菱UFJモルガン・スタンレー証券)で行うこと:

  • IPO投資(主幹事実績を活かす)
  • まとまった資産の運用相談
  • 外国株式の情報収集と投資
  • 投資セミナーへの参加

ネット証券で行うこと:

  • 日常的な株式取引(手数料無料を活用)
  • つみたてNISA(低コストファンドが豊富)
  • 米国株投資(取扱銘柄数が多い)
  • 少額からの積立投資

この使い分けにより、コストを抑えつつ、対面証券の強みも活かせます。

SBI証券|手数料無料で初心者におすすめ

SBI証券の画像
項目 内容
口座数 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む)
取引手数料 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。
NISA対応
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点
成長投資枠対象商品 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点)
投資信託 約2,550本 ※2025年3月3日時点
外国株 8カ国/米国株式(5,000銘柄)
取引ツール(PC) HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー
スマホアプリ SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD
提携銀行口座 SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立)
口座開設スピード 最短 翌営業日

SBI証券は、国内株式の売買手数料が原則無料で、口座数約1,500万と国内最大級のネット証券です。投資信託は約2,600本、つみたてNISA対象商品は約271本と選択肢が豊富です。

Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALポイント、PayPayポイントなど、複数のポイントプログラムに対応しており、ポイント投資も可能です。初心者から上級者まで幅広く対応できる総合力の高さが魅力です。

楽天証券|楽天ポイントが貯まる・使える

楽天証券LP画像
項目 内容
口座数 約12,000,000口座 ※2025年1月時点
取引手数料 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。
NISA対応 〇(新NISA対応)
つみたて投資枠取扱銘柄数 263銘柄 ※2025年4月24日時点
成長投資枠対象商品 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄)
投資信託 約2,550本 ※2025年4月24日時点
外国株 6カ国/米国株式(約4,500銘柄)
取引ツール(PC) マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4
スマホアプリ iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物
提携銀行口座 楽天銀行(マネーブリッジ)
ポイント投資・付与 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>)
口座開設スピード 最短 翌営業日

楽天証券は、楽天経済圏を活用している方に特におすすめです。楽天ポイントで投資信託や株式を購入でき、取引でポイントも貯まります。

投資信託は約2,550本、つみたてNISA対象商品は約200本と豊富です。取引ツール「MARKET SPEED Ⅱ」は高機能で、情報収集から取引まで一元管理できます。楽天カードでのクレカ積立も人気です。

マネックス証券|米国株投資に強い

マネックス証券のLP画像
項目 内容
口座数 約2,700,000口座 ※2025年2月時点
取引手数料 【取引毎手数料コース】
  • 5万円以下:55円(税込)

  • 5万超~10万円以下:99円

  • 10万超~20万円以下:115円

  • 20万超~50万円以下:275円

  • 50万超~100万円以下:535円

  • 100万超~150万円以下:640円

  • 150万超~3,000万円以下:1,013円

  • 3,000万円超:1,070円

NISA対応 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料)
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(銘柄数は公式サイトで確認)
成長投資枠対象商品 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上)
投資信託 約1,800本(購入時手数料すべて無料)
外国株 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点)
取引ツール(PC) マネックストレーダー / 銘柄スカウター
スマホアプリ マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ
提携銀行口座 マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認)
ポイント投資・付与 マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能)
口座開設スピード オンライン申込で最短翌営業日

マネックス証券は、米国株投資に力を入れたい方におすすめです。米国株の取扱銘柄数は約5,000銘柄と業界トップクラスで、取引手数料も競争力があります。

投資信託は約1,800本、つみたてNISA対象商品は約217本です。マネックスポイントやdポイントが貯まり、投資に活用できます。米国株の情報ツールも充実しています。

松井証券|25歳以下は手数料無料

松井証券のLP画像
項目 内容
口座数 約1,670,000口座 ※2025年3月時点
取引手数料 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料
NISA対応 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料)
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(銘柄数は公式サイトで確認)
成長投資枠対象商品 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上)
投資信託 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料)
外国株 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点)
取引ツール(PC) ネットストック・ハイスピード(無料)
スマホアプリ 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料)
提携銀行口座 MATSUI Bank(松井証券専用銀行)
ポイント投資・付与 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能)
口座開設スピード 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込)

松井証券は、25歳以下の方は株式取引手数料が無料になる点が大きな特徴です。また、1日の約定金額50万円までは年齢問わず手数料無料なので、少額投資の方にも適しています。

投資信託は約1,900本、つみたてNISA対象商品は約250本です。サポート体制も充実しており、初心者でも安心して利用できます。

野村證券|対面証券の老舗で安心

野村証券のLP画像
項目 内容
口座数約550万口座
取引手数料現物取引:152円~78,571円
信用取引:1注文あたり524円
投資信託約900本
ミニ株(単元未満株)対応(まめ株)
※詳細不明
NISA対応対応(つみたて投資枠・成長投資枠)
外国株4カ国
米国株:約850銘柄
IPO取扱実績年間46銘柄(2024年実績)
IPO主幹事件数年間16社(2024年実績)
ポイントサービス野村ポイント
口座開設スピード最短5営業日
取引ツール(PC)Webアプリ
スマホアプリWebアプリ

野村證券は、対面証券の中でも特に歴史と実績がある証券会社です。IPOの主幹事実績は年間16社(2024年実績)と業界トップクラスで、IPO投資に力を入れたい方におすすめです。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券と同様に対面でのサポートが充実しており、まとまった資産の運用相談に適しています。ただし手数料は高めなので、ネット証券との使い分けを検討しましょう。

よくある質問(Q&A)

よくある質問(Q&A)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の評判は実際どうですか?

大手グループの安心感や担当者のサポートが手厚い点は高く評価されています。一方で、手数料がネット証券より高い点や、担当者の質にばらつきがあるという声もあります。対面でのサポートを重視する方には満足度が高い傾向があります。

営業電話はしつこいですか?断ることはできますか?

担当者によって連絡頻度は異なりますが、不要な営業電話は断ることができます。事前に「連絡は必要最低限にしてほしい」と伝えることで、頻度を調整してもらえます。また、電話ではなくメールでの連絡を希望することも可能です。

投資初心者でも口座開設できますか?

はい、投資初心者でも口座開設できます。むしろ、担当者のサポートを受けながら投資を始められるため、初心者にこそおすすめです。口座開設時に投資経験を聞かれますが、経験がなくても問題ありません。

NISA口座は開設できますか?

はい、NISA口座の開設が可能です。つみたて投資枠と成長投資枠の両方に対応しています。ただし、つみたてNISA対象商品は約30本とネット証券より少ないため、商品選択の幅は限られます。詳しくは金融庁「NISA特設ウェブサイト」でご確認ください。

担当者が合わない場合、変更できますか?

はい、担当者の変更は可能です。支店の責任者やコールセンターに相談することで、担当者を変更してもらえます。相性が合わないと感じたら、我慢せずに早めに相談することをおすすめします。

口座維持費はかかりますか?

口座開設費や口座維持費は無料です。ただし、取引を行う際には手数料がかかります。口座を開設しただけでは費用は発生しないため、安心して開設できます。

他の証券会社から乗り換えることはできますか?

はい、他の証券会社から乗り換えることができます。保有している株式や投資信託を移管する場合は、「口座振替」という手続きが必要です。移管手数料がかかる場合があるため、事前に確認しましょう。また、NISA口座の変更には一定の条件があります。

システム障害が起きたらどうすればいいですか?

システム障害が発生した場合は、電話での取引が可能です。担当者または取引サポートデスクに連絡することで、電話注文を受け付けてもらえます。緊急時の連絡先は、口座開設時に案内されますので、控えておくことをおすすめします。

まとめ

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループとモルガン・スタンレーが提携する大手証券会社です。大手グループの安心感、専門家による手厚いサポート、質の高い投資情報が強みです。

一方で、手数料がネット証券より高く、投資信託やつみたてNISA対象商品の選択肢が限られるという弱みもあります。対面でのアドバイスを重視する投資初心者や、まとまった資産を運用したい方には適していますが、コストを最優先する方にはネット証券の方が向いています。

証券会社選びでは、自分の投資スタイルや重視するポイントを明確にすることが大切です。対面証券とネット証券を使い分けることで、それぞれの強みを活かした効率的な資産運用が可能になります。

なお、投資には元本割れのリスクがあります。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは三菱UFJモルガン・スタンレー証券の公式サイトでご確認ください。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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