積立投資とは?初心者向けに始め方とメリットを解説

原油価格の変動に投資したいと考えているけれど、先物取引は難しそうで手が出せない。
そんな方に注目されているのが、野村原油ETF(1699)です。
このETFは少額から原油投資ができる手軽さが魅力ですが、コンタンゴという独特のリスクがあり、長期保有には向かないという特徴があります。
実際、2020年の原油価格暴落時には、原油価格以上にETF価格が下落するケースも発生しました。
この記事では、野村原油ETFの仕組みからメリット・デメリット、購入方法、おすすめの証券会社まで、投資判断に必要な情報を網羅的に解説します。
原油投資を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
野村原油ETF(1699)とは?
野村原油ETF(1699)は、野村アセットマネジメントが運用する上場投資信託(ETF)で、原油価格の動きに連動することを目指す金融商品です。正式名称は「NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信」といいます。
このETFは東京証券取引所に上場しており、株式と同じように証券会社を通じて売買できます。原油そのものを購入するのではなく、原油先物市場への投資を通じて原油価格の変動を捉える仕組みです。
野村原油ETFの基本的なスペックを確認しましょう。信託報酬は年率0.495%(税込)で、ETFとしては標準的な水準です。
最低投資金額は1口単位で、価格は原油市況により変動しますが、数千円程度から投資できます。売買単位は1口からとなっており、少額投資が可能な点が大きな特徴です。
決算は年1回(7月8日)で、分配金が出る場合もありますが、原油先物の特性上、分配金は期待しにくい商品です。NISA成長投資枠の対象銘柄にもなっており、非課税での投資も可能です。
野村原油ETFは、WTI(ウェスト・テキサス・インターミディエート)原油先物に投資しています。WTIは世界の原油価格の指標として広く使われている原油の種類です。
具体的には、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)に上場されているWTI原油先物に投資し、その価格変動を捉えます。ただし、現物の原油を保有するわけではなく、先物契約を通じた投資となります。
先物契約には期限があるため、期限が近づくと次の期限の契約に乗り換える「ロールオーバー」という作業が必要になります。このロールオーバーが、後述するコンタンゴリスクの原因となります。
野村原油ETFは、短期的な原油価格の変動を捉えたい投資家に向いています
原油価格が上昇すると予想される局面で、数週間から数ヶ月程度の期間で売買する使い方が基本です。
また、ポートフォリオの一部として、株式や債券とは異なる値動きをする資産を組み入れたい方にも適しています。原油は株式市場とは異なる要因で価格が動くため、分散投資の手段として活用できます。
一方で、長期的な資産形成を目指す方や、安定的なリターンを求める方には向いていません。コンタンゴによる価格乖離や、原油価格の大きな変動リスクがあるためです。
野村原油ETFの3つのメリット
野村原油ETFには、個人投資家にとって魅力的なメリットがいくつかあります。ここでは主な3つのメリットを詳しく見ていきましょう。
最大のメリットは、少額から原油投資を始められる点です。通常、原油先物取引を行うには数百万円単位の資金が必要ですが、野村原油ETFなら数千円程度から投資できます。
例えば、WTI原油先物の1枚(1,000バレル)を取引する場合、証拠金だけで数十万円が必要です。しかし、野村原油ETFは1口単位で購入できるため、投資初心者でも手が届く金額で原油投資を体験できます。
また、投資信託と違って1口単位で購入できるため、自分の予算に合わせて柔軟に投資額を調整できます。まずは少額で試してみて、慣れてきたら投資額を増やすという使い方も可能です。
この手軽さが、原油投資への入り口として多くの投資家に支持されている理由です。
野村原油ETFは東京証券取引所に上場しているため、取引時間中(9時~15時)であればいつでも売買できます。投資信託のように1日1回の基準価額ではなく、リアルタイムで変動する価格で取引できる点が大きなメリットです。
原油価格は世界情勢や需給バランスの変化により、短期間で大きく変動することがあります。そのような局面で、市場が開いている時間帯であればすぐに売買できるため、機動的な投資判断が可能です。
例えば、朝のニュースで中東情勢の緊張が報じられた場合、その日のうちに購入することができます。逆に、保有中に原油価格が急落した場合も、すぐに売却して損失を限定できます。
この流動性の高さは、短期投資を行う上で非常に重要な要素です。
野村原油ETFは、ポートフォリオの分散投資手段として活用できます。原油価格は株式市場とは異なる要因で変動するため、株式や債券との相関が低い資産として機能します。
例えば、インフレが進行する局面では、原油をはじめとするコモディティ価格が上昇する傾向があります。このような環境下では、株式や債券が下落していても、原油ETFが上昇してポートフォリオ全体の下落を緩和する可能性があります。
また、地政学リスクが高まる局面では、原油価格が急騰することがあります。このような「リスクオフ」の局面で、原油ETFを保有していることで、ポートフォリオの安定性を高められます。
ただし、分散投資効果を得るには、ポートフォリオ全体の一部(例えば5~10%程度)に留めることが重要です。原油ETFはリスクが高いため、過度な配分は避けるべきです。
野村原油ETFで気をつけたい3つのこと
野村原油ETFには注意すべきデメリットとリスクがあります。投資判断を行う前に、これらをしっかりと理解しておくことが重要です。
野村原油ETFの最大のデメリットは、コンタンゴ(順鞘)による価格乖離です。コンタンゴとは、先物価格が期近よりも期先の方が高い状態を指します。
原油先物市場では、コンタンゴの状態が続くことが多く、この状態でロールオーバー(先物契約の乗り換え)を行うと、高い価格で新しい契約を買うことになります。その結果、原油価格が横ばいでも、ETFの価格は徐々に下落していきます。
具体的には、期近の先物を1万円で売却し、期先の先物を1万500円で購入するような取引が繰り返されます。この500円の差額が、毎月のロールオーバーごとに積み重なり、長期的には大きな損失となります。
野村アセットマネジメントの資料でも、「原油価格が横ばいや上昇していても、コンタンゴの影響でETF価格が下落する可能性がある」と明記されています。
このコンタンゴの影響により、長期保有すればするほど、原油価格との乖離が拡大していくリスクがあります。これが、野村原油ETFが長期投資に向かないとされる最大の理由です。
野村原油ETFは、構造上、長期投資には向いていません。その理由は、前述のコンタンゴによる価格乖離に加えて、信託報酬やロールオーバーコストが継続的に発生するためです。
過去のデータを見ると、2015年から2020年までの5年間で、WTI原油価格は約40%下落しましたが、野村原油ETFの価格は約80%も下落しました。この大きな乖離は、コンタンゴの影響が累積した結果です。
また、原油価格が上昇局面でも、コンタンゴの影響で期待したほどETF価格が上昇しないケースがあります。原油価格が10%上昇しても、ETF価格は5~7%程度の上昇に留まることも珍しくありません。
このため、野村原油ETFは数週間から数ヶ月程度の短期投資に適した商品であり、数年単位の長期保有は避けるべきです。長期的な資産形成を目指すなら、株式や債券、投資信託など、他の金融商品を選択した方が賢明です。
原油価格は、世界情勢や需給バランスの変化により、短期間で大きく変動します。この価格変動リスクは、野村原油ETFの大きなデメリットです。
例えば、中東地域の地政学リスクが高まると、原油価格は数日で10~20%も急騰することがあります。逆に、世界経済の減速懸念が広がると、同じように急落することもあります。
2020年4月には、新型コロナウイルスの影響で原油需要が激減し、WTI原油先物価格が史上初のマイナス圏に突入しました。この時、野村原油ETFも大幅に下落し、多くの投資家が大きな損失を被りました。
このような急激な価格変動は、投資初心者にとって大きなストレスとなります。また、損失が拡大した場合、冷静な判断ができなくなり、不適切なタイミングで売却してしまうリスクもあります。
原油ETFに投資する際は、投資資金の全額を失う可能性があることを理解し、余裕資金の範囲内で投資することが重要です。
コンタンゴとは?
コンタンゴは、野村原油ETFを理解する上で最も重要な概念です。ここでは、コンタンゴの仕組みと、それがETF価格にどのように影響するかを詳しく解説します。
コンタンゴとは、先物市場において、期先(将来の期限)の価格が期近(直近の期限)の価格よりも高い状態を指します。逆に、期近の方が高い状態はバックワーデーション(逆鞘)と呼ばれます。
原油先物市場では、コンタンゴの状態が続くことが多いです。その理由は、原油の保管コスト(タンク代、保険料など)や金利コストが先物価格に反映されるためです。
例えば、1ヶ月後に受け渡される原油先物が1バレル70ドル、2ヶ月後に受け渡される先物が71ドルという状態がコンタンゴです。この1ドルの差額が、保管コストや金利を反映したものとなります。
コンタンゴの状態では、時間が経過すると期先の契約が期近に近づき、価格が徐々に下落していきます。この現象を「ロールダウン」と呼び、これがETFの価格下落の主要因となります。
野村原油ETFは、原油先物に投資していますが、先物契約には期限があります。期限が近づくと、現在保有している契約を売却し、次の期限の契約を購入する「ロールオーバー」を行う必要があります。
コンタンゴの状態でロールオーバーを行うと、安い価格で売却し、高い価格で購入することになります。例えば、1ヶ月後の契約を70ドルで売り、2ヶ月後の契約を71ドルで買うという取引です。
この1ドルの差額は、ロールオーバーごとに発生します。野村原油ETFは毎月ロールオーバーを行うため、年間で12回この損失が積み重なります。仮に毎回1%の損失が出る場合、年間では約12%の損失となります。
この損失は、原油価格が横ばいでも発生します。つまり、原油価格が変動しなくても、ETFの価格は徐々に下落していくのです。これが、コンタンゴによる価格乖離の仕組みです。
実際の価格乖離を具体的な数値で見てみましょう。2015年から2020年までの5年間で、WTI原油価格は1バレル約48ドルから約29ドルへと約40%下落しました。
一方、野村原油ETFの価格は、同じ期間に約80%下落しました。原油価格の下落率の2倍近い下落となっており、コンタンゴの影響が累積した結果です。
また、原油価格が上昇局面でも乖離は発生します。2020年11月から2021年10月までの1年間で、WTI原油価格は約40ドルから約83ドルへと約108%上昇しました。しかし、野村原油ETFの価格上昇率は約70%程度に留まりました。
このように、上昇局面でも下落局面でも、コンタンゴの影響により原油価格との乖離が発生します。この乖離は、保有期間が長くなればなるほど拡大していく傾向があります。
2020年原油価格暴落時のケーススタディ
2020年の原油価格暴落は、野村原油ETFのリスクを示す重要な事例です。ここでは、当時の状況と実際の損失額を詳しく見ていきましょう。
2020年4月20日、WTI原油先物価格が史上初のマイナス圏に突入しました。5月物の先物価格は一時マイナス40ドルまで下落し、世界中に衝撃を与えました。
この異常事態の背景には、新型コロナウイルスの感染拡大により、世界的に原油需要が激減したことがあります。航空機の運航停止、工場の稼働停止、外出制限などにより、原油の消費量が大幅に減少しました。
一方で、原油の生産は急には止められず、また貯蔵施設も満杯に近づいていました。この需給の極端な不均衡が、マイナス価格という異常事態を引き起こしたのです。
原油を保管する場所がなくなり、先物契約の期限が迫る中、投資家は「お金を払ってでも原油を引き取ってもらいたい」という状況に追い込まれました。これが、史上初のマイナス価格の実態です。
この原油価格暴落を受けて、野村原油ETFの価格も大幅に下落しました。2020年1月初旬には約300円だったETF価格は、4月末には約70円まで下落し、約77%の下落となりました。
興味深いのは、WTI原油価格の下落率以上にETF価格が下落した点です。これは、コンタンゴの影響に加えて、市場の混乱により流動性が低下し、適正価格よりも安く取引されたためです。
また、この時期は極端なコンタンゴ状態となり、ロールオーバーコストが通常時よりも大きくなりました。期近の先物価格と期先の先物価格の差が非常に大きくなったため、ロールオーバーごとの損失が拡大したのです。
具体的に、2020年1月初旬に100万円を野村原油ETFに投資していた場合のシミュレーションを見てみましょう。
1月初旬のETF価格を約300円とすると、100万円で約3,333口を購入できました。4月末にETF価格が約70円まで下落した時点で、保有資産は約23万円となり、約77万円の損失が発生しました。
その後、原油価格は回復に転じ、2021年10月には1月初旬の水準近くまで戻りました。しかし、ETF価格は約200円程度までしか回復せず、保有資産は約67万円でした。原油価格が元の水準に戻っても、約33万円の損失が残る計算です。
このケーススタディが示すのは、原油価格が回復しても、コンタンゴの影響によりETF価格は元の水準まで戻らない可能性があるということです。これが、野村原油ETFのリスクを象徴する事例と言えます。
野村原油ETFを他の商品と比較
原油投資には、野村原油ETF以外にも複数の選択肢があります。ここでは、他の原油投資商品との違いを比較し、それぞれの特徴を解説します。
WTI原油価格連動型上場投信(1671)は、野村原油ETFと同様に原油先物に投資するETFですが、運用会社や連動指数が異なります。1671はシンプレクス・アセット・マネジメントが運用しています。
両者の主な違いは、信託報酬と純資産総額です。野村原油ETF(1699)の信託報酬は年率0.495%、WTI原油ETF(1671)は年率0.95%程度と、野村原油ETFの方が低コストです。
純資産総額は、野村原油ETFの方が大きく、流動性も高い傾向があります。流動性が高いと、売買したい時にスムーズに取引できるメリットがあります。
ただし、両者ともコンタンゴの影響を受ける点は同じです。どちらを選んでも、長期投資には向かず、短期投資向けの商品であることに変わりはありません。
原油CFD(差金決済取引)は、原油価格の変動を利用して利益を狙う金融商品です。ETFとは異なり、レバレッジをかけた取引が可能で、少額の証拠金で大きな金額の取引ができます。
原油CFDの最大のメリットは、レバレッジにより効率的に利益を狙える点です。一方で、レバレッジは損失も拡大させるため、リスクが非常に高くなります。また、ロスカット(強制決済)のリスクもあります。
野村原油ETFは現物取引であり、レバレッジはかかりません。そのため、損失は投資額に限定されます。また、取引時間が東京証券取引所の開場時間に限られる点も違いです。
原油CFDは24時間取引が可能で、海外市場の動きにも即座に対応できます。ただし、スプレッド(売買価格の差)やオーバーナイト金利(ポジション保有コスト)が発生するため、短期売買に適しています。
どの商品を選ぶかは、投資経験やリスク許容度、投資期間によって異なります。ここでは、タイプ別におすすめの商品を紹介します。
投資初心者や、リスクを抑えたい方には、野村原油ETF(1699)がおすすめです。レバレッジがなく、損失が投資額に限定されるため、比較的安全に原油投資を体験できます。
コストを重視する方も、信託報酬が低い野村原油ETFが適しています。長期保有は避けるべきですが、数週間から数ヶ月程度の短期投資であれば、コスト面でのメリットがあります。
一方、投資経験が豊富で、レバレッジを活用して効率的に利益を狙いたい方は、原油CFDを検討してもよいでしょう。ただし、リスク管理を徹底し、損切りルールを明確にしておくことが必須です。
いずれの商品も、原油価格の変動リスクとコンタンゴの影響を受けます。短期投資を前提とし、余裕資金の範囲内で投資することが重要です。
野村原油ETFの購入方法
野村原油ETFを購入するには、証券会社で口座を開設する必要があります。ここでは、口座開設から実際の購入までの流れを解説します。
まず、証券会社で口座を開設しましょう。野村原油ETFは東京証券取引所に上場しているため、ほとんどの証券会社で購入できます。
口座開設の流れは、証券会社により多少異なりますが、基本的には以下のステップです。証券会社の公式サイトから口座開設を申し込み、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)を提出します。
オンラインで本人確認を完了できる証券会社なら、最短で翌営業日に口座開設が完了します。書類郵送の場合は、1週間程度かかることもあります。
口座開設が完了したら、証券口座に投資資金を入金します。銀行振込やインターネットバンキングを利用して入金できます。
証券会社の取引画面にログインし、銘柄検索で「1699」または「野村原油」と入力します。検索結果に「NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信」が表示されます。
銘柄情報画面では、現在の株価、出来高、チャートなどを確認できます。購入前に、現在の価格水準や取引状況を確認しておきましょう。
また、目論見書やリスク説明書も必ず確認してください。特に、コンタンゴリスクや価格変動リスクについての記載を読んでおくことが重要です。
購入する株数(口数)と注文方法を決めます。注文方法には、「成行注文」と「指値注文」があります。
成行注文は、現在の市場価格で即座に購入する方法です。すぐに購入したい場合に適していますが、想定より高い価格で約定する可能性があります。
指値注文は、購入したい価格を指定する方法です。指定した価格以下にならないと約定しませんが、希望する価格で購入できるメリットがあります。
注文内容を確認し、問題がなければ注文を確定します。約定すると、証券口座に野村原油ETFが反映されます。
野村原油ETFは、NISA成長投資枠の対象銘柄です。NISA口座で購入すれば、売却益や分配金が非課税となります。
ただし、野村原油ETFは短期投資向けの商品であり、NISAの長期投資という趣旨とは必ずしも合致しません。NISAの非課税枠は年間240万円(成長投資枠)と限られているため、長期保有に適した商品に使う方が効果的です。
それでもNISA口座で購入したい場合は、短期売買を前提とし、利益が出たらすぐに売却する戦略が考えられます。ただし、NISA口座での損失は、他の口座との損益通算ができないため注意が必要です。
野村原油ETFにおすすめの証券会社3社
野村原油ETFを購入するなら、手数料が安く、取引ツールが充実した証券会社を選びましょう。ここでは、おすすめの証券会社3社を紹介します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は、国内株式の売買手数料が原則無料で、野村原油ETFも手数料無料で取引できます。口座数は約1,500万口座と国内最大級で、多くの投資家に支持されています。
取引ツール「HYPER SBI 2」は高機能で、リアルタイムチャートやテクニカル分析機能が充実しています。スマホアプリ「SBI証券アプリ」も使いやすく、外出先でも快適に取引できます。
また、投資信託の取扱本数は約2,600本と業界トップクラスで、野村原油ETF以外の投資商品も豊富に揃っています。ポイントプログラムも充実しており、Vポイント、Pontaポイント、dポイントなど、複数のポイントから選べます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は、国内株式の売買手数料が原則無料で、楽天ポイントが貯まる・使えるのが大きな魅力です。楽天経済圏を利用している方には特におすすめです。
取引ツール「MARKET SPEED Ⅱ」は、プロ仕様の高機能ツールで、複数の銘柄を同時に監視できます。スマホアプリ「iSPEED」も直感的な操作性で、初心者でも使いやすい設計です。
投資信託の取扱本数は約2,550本で、NISA口座の開設者も多く、総合的な資産形成に適した証券会社です。楽天カードで投資信託を購入すると、ポイントが貯まる点も魅力です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は、米国株の取扱銘柄数が約5,000銘柄と豊富で、原油ETFだけでなく米国株投資にも興味がある方におすすめです。
国内株式の売買手数料は55円~1,070円(税込)と、SBI証券や楽天証券に比べるとやや高めですが、取引ツール「マネックストレーダー」は高機能で、本格的なトレードに対応しています。
また、IPO(新規公開株)の取扱実績も豊富で、年間54銘柄(2024年実績)を取り扱っています。マネックスポイントやdポイントが貯まるポイントプログラムもあります。
野村原油ETFは、長期保有には向いていません。コンタンゴの影響により、原油価格が横ばいでもETF価格が徐々に下落するリスクがあるためです。数週間から数ヶ月程度の短期投資を前提とした商品と考えてください。
コンタンゴは、原油の保管コストや金利コストが先物価格に反映される結果として発生します。需給が緩和している時期や、原油在庫が多い時期にコンタンゴが発生しやすい傾向があります。逆に、需給が逼迫している時期はバックワーデーション(逆鞘)になることもあります。
野村原油ETFは年1回(7月8日)決算を行い、分配金が出る場合があります。ただし、原油先物の特性上、分配金は期待しにくい商品です。過去の実績を見ても、分配金が出ない年も多くあります。分配金目的での投資には向いていません。
野村原油ETFはNISA成長投資枠の対象銘柄ですが、短期投資向けの商品であるため、NISAの長期投資という趣旨とは合致しません。NISAの非課税枠は限られているため、長期保有に適した株式や投資信託に使う方が効果的です。ただし、短期売買で利益を狙う戦略であれば、NISA口座を活用する選択肢もあります。
野村原油ETFの売却益は、株式の譲渡所得として課税されます。税率は20.315%(所得税15.315%、住民税5%)です。特定口座(源泉徴収あり)で取引すれば、証券会社が自動的に税金を計算・納付してくれるため、確定申告は不要です。NISA口座で取引すれば、売却益は非課税となります。
野村原油ETFは1口単位で購入できます。価格は原油市況により変動しますが、数千円程度から投資可能です。例えば、ETF価格が200円の場合、1口200円から購入できます。少額から始められるため、投資初心者でも手が届きやすい商品です。
原油価格が上昇すれば、基本的にはETF価格も上昇します。ただし、コンタンゴの影響により、原油価格の上昇率よりもETF価格の上昇率が低くなることがあります。また、短期的には市場の需給や流動性の影響で、原油価格とETF価格が乖離することもあります。
野村原油ETF(1699)は、少額から原油投資ができる手軽さが魅力の金融商品です。東京証券取引所に上場しており、取引時間中いつでも売買できる流動性の高さも特徴です。
しかし、コンタンゴによる価格乖離や、原油価格の大きな変動リスクがあり、長期投資には向いていません。数週間から数ヶ月程度の短期投資を前提とした商品であることを理解しておく必要があります。
2020年の原油価格暴落時には、ETF価格が大幅に下落し、多くの投資家が損失を被りました。このような最悪のケースも想定し、余裕資金の範囲内で投資することが重要です。
購入する際は、手数料が安く、取引ツールが充実したSBI証券、楽天証券、マネックス証券などのネット証券がおすすめです。NISA成長投資枠での購入も可能ですが、短期投資向けの商品であることを考慮して判断しましょう。
野村原油ETFは、原油投資の入り口として活用できる商品ですが、リスクを十分に理解した上で投資することが大切です。なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは野村アセットマネジメントや各証券会社にご確認ください。
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