会社設立のミチシルベ

「moomoo証券って最近よく聞くけど、怪しくないの？」と不安に思っていませんか。

moomoo証券は金融庁に正式登録された証券会社で、世界2,800万人以上が利用する投資アプリを提供しています。米国株の取引手数料が業界最安水準の0.132％で、2025年8月からは為替手数料も完全無料化されました。

しかし、投資信託の取扱がない、つみたて投資枠に非対応といったデメリットもあります。この記事では、moomoo証券の基本情報から実際の評判、メリット・デメリット、他社との比較まで詳しく解説します。

米国株投資を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

moomoo証券とは｜基本情報と会社の特徴

moomoo証券は、米国株投資に強みを持つ証券会社として注目を集めています。中国企業傘下という点で不安を感じる方もいるかもしれませんが、日本の金融庁に正式登録された正規の証券会社なんです。

まずは、moomoo証券がどのような会社なのか、基本情報から確認していきましょう。

運営会社と金融庁登録状況

moomoo証券株式会社は、日本の金融庁に正式に登録された金融商品取引業者です。関東財務局長（金商）第3335号として登録されており、第一種金融商品取引業、第二種金融商品取引業、投資助言・代理業、投資運用業のライセンスを保有しています。

また、日本証券業協会および一般社団法人日本投資顧問業協会に加盟しており、金融庁の継続的な監督・検査の対象となっています。日本市場への参入は、創業100年以上の歴史を持つ「ひびき証券」を2022年に買収する形で実現しました。

親会社はFutu Holdings Limited（富途控股）で、香港に本社を置き、米国ナスダック市場に上場（ティッカー：FUTU）しているグローバル企業です。国際的な規制・監督下にあり、透明性の高い経営を行っています。

世界2,800万人が利用する投資アプリ

moomooアプリは、2018年に米国シリコンバレーで開発された投資情報・取引アプリです。プロフェッショナル向けとされる水準の分析ツールを個人投資家にも提供することを目的に設計されており、リアルタイムの株価情報、企業の財務データ、市場分析ツールなどを無料で利用できます。

現在、香港、米国、シンガポール、オーストラリア、日本、カナダ、マレーシアなど世界各国で展開されており、全世界で約2,800万人以上のユーザーが利用しています。日本では2022年10月にアプリがリリースされ、2024年末には国内で150万ダウンロードを達成しました。

アプリの特徴は、AIを活用した情報収集・分析機能、著名投資家のポートフォリオ閲覧、投資家コミュニティ機能など、他社にはない独自のサービスが充実している点です。口座開設をしなくてもアプリをダウンロードするだけで多くの投資情報にアクセスできるため、情報収集用として活用する投資家も多いんです。

主な取扱商品とサービス

moomoo証券では、日本株、米国株、ETF、投資信託、オプション取引、MMFなど、幅広い金融商品を取り扱っています。特に米国株の取扱銘柄数は約7,000銘柄以上と業界最多水準で、そのうち約6,000銘柄は24時間取引が可能です。

日本株は2024年3月から取引が開始され、東京証券取引所に上場する4,000銘柄以上の株式（プライム・スタンダード・グロース）、ETF、REIT、単元未満株にも対応しています。現物取引の手数料は無料で、単元未満株も1株から購入できます。

投資信託は2024年9月から取扱を開始し、約460銘柄のファンドを手数料無料で買付・売却できます。人気のeMAXIS Slimシリーズをはじめ、低コストのインデックスファンドを厳選して取り扱っています。また、新NISA口座にも対応しており、成長投資枠で米国株・日本株を手数料無料で取引できる点も大きな魅力です。

moomoo証券は怪しい？安全性と信頼性を確認

「moomoo証券って怪しくないの？」という声をSNSやネット上でよく見かけます。新しい証券会社で、しかも中国企業傘下ということで不安を感じるのは当然ですよね。

しかし、結論から言うと、moomoo証券は怪しい会社ではありません。ここでは、安全性と信頼性について具体的な根拠を示しながら解説していきます。

金融庁登録・業界団体加盟で安心

moomoo証券は、日本で証券業を営むために必要な金融商品取引業者として、金融庁（関東財務局）に正式に登録されています。登録番号は関東財務局長（金商）第3335号で、この登録情報は金融庁のウェブサイトで誰でも確認できます。

金融庁への登録は形式的な手続きではなく、資本金要件、人的構成、業務運営体制など、金融商品取引法に基づく厳しい審査基準をクリアする必要があります。登録後も、金融庁による継続的な監督・検査の対象となり、法令遵守や財務の健全性、顧客保護の体制などが常にチェックされているんです。

また、日本証券業協会および一般社団法人日本投資顧問業協会に加盟しており、業界の自主規制ルールも遵守しています。これらの事実から、moomoo証券は法的に認められた正規の証券会社であることが分かります。

親会社はナスダック上場企業

moomoo証券の親会社であるFutu Holdings Limited（富途控股）は、香港に本社を置き、米国ナスダック市場に上場している企業です。ティッカーシンボルはFUTUで、2019年3月8日に上場しました。

ナスダック上場企業であるということは、米国証券取引委員会（SEC）の厳格な規制・監督下にあり、四半期ごとに財務情報を公開する義務があることを意味します。つまり、経営の透明性が高く、国際的な規制基準を満たしているグローバル企業なんです。

Futu Holdingsは、香港、米国、シンガポール、オーストラリア、日本、カナダ、マレーシアなど世界各国で100以上のライセンスと資格を取得しており、各国の金融規制に準拠した事業運営を行っています。2025年第3四半期の決算では、収益が前年同期比86.3%増加するなど、堅調な業績を示しています。

顧客資産の分別管理と投資者保護基金

moomoo証券では、顧客から預かった資産を自社の資産と厳格に区分して管理する「分別管理制度」を実施しています。具体的には、顧客の金銭は日証金信託銀行に、株券等は保管会社（ほふり等）に全て分別保管されています。

これにより、万が一moomoo証券が経営破綻した場合でも、顧客の資産は保護される仕組みになっているんです。分別管理は金融商品取引法で義務付けられており、金融庁の検査対象にもなっています。

セキュリティ対策（3段階認証）

moomoo証券は、顧客の個人情報と資産を守るために、業界で初めてアプリひとつで完結する3段階認証を導入しています。具体的には、パスワード認証、デバイス認証、生体認証（指紋・顔認証）の3つの認証方法を組み合わせることで、不正アクセスや乗っ取りを防止しています。

新しい端末からログインする際には、登録済みのデバイスで承認する必要があり、第三者による不正ログインを防ぐ仕組みになっています。また、ログイン時にはSMSを通じたワンタイムパスワード（OTP）が要求され、セキュリティがさらに強化されています。

通信面では、TLS暗号化により顧客とサーバー間の通信を暗号化し、第三者によるデータの傍受を防止しています。個人情報は米国政府も採用している対称暗号化アルゴリズムで暗号化され、日本国内のデータセンターにて完全に独立したサーバーに保管されています。海外本社からのアクセスは日本側の権限により制限されており、プライバシー保護体制も万全です。

moomoo証券の良い評判・口コミ｜実際の利用者の声

moomoo証券の実際の評判はどうなのでしょうか。App StoreやGoogle Playストアには多数の口コミが寄せられており、総合評価は星5点満点で4.5前後と高い評価を得ています。

ここでは、実際の利用者の良い評判・口コミを紹介しながら、moomoo証券のメリットを確認していきましょう。

米国株の手数料が安い

「moomoo証券の米国株手数料は業界最安水準で、他社の約4分の1程度。コストを抑えて投資できるのが魅力」という口コミが多く見られます。実際、moomoo証券の米国株取引手数料（ベーシックコース）は約定代金の0.132％（税込）で、最大22米ドルです。

主要ネット証券のSBI証券や楽天証券の米国株手数料は約定代金の0.495％（税込、上限22米ドル）なので、確かにmoomoo証券は約4分の1のコストで取引できます。例えば、10万円分の米国株を購入する場合、moomoo証券なら約132円の手数料で済みますが、他社では約495円かかる計算です。

さらに、2025年8月1日からは為替手数料も完全無料化されました。円貨決済でもリアルタイム外国為替取引でも、為替手数料は0円です。他社では1米ドルあたり25銭程度の為替手数料がかかるため、往復で約40銭のコストが発生します。1万ドル（約150万円）を取引する場合、他社では約8,000円の為替コストがかかりますが、moomoo証券なら完全無料なんです。

1ドルから米国株投資ができる

「micro米国株で1ドルから投資できるのが初心者にありがたい」という声も多く寄せられています。通常、米国株は1株単位での取引が基本ですが、有名企業の株価は数万円から数十万円することも珍しくありません。

moomoo証券のmicro米国株サービスを利用すれば、1ドル（約150円）から米国株を購入できます。例えば、テスラやアップル、エヌビディアといった人気銘柄も、少額から買い増しできるんです。手数料も通常の米国株取引と同じ0.132％なので、少額投資でもコストを抑えられます。

限られた資金でも複数の銘柄に分散投資しやすく、リスクを抑えながら資産形成を進められる点が、初心者や資金を抑えたい投資家にとって大きなメリットになっています。

アプリが使いやすく情報が充実

「moomooアプリは操作がシンプルで使いやすく、情報収集にも最適」という評価が目立ちます。moomooアプリは、口座開設をしなくてもダウンロードするだけで、リアルタイムの株価、企業の財務データ、市場分析ツールなど豊富な投資情報にアクセスできます。

提携するメディア数はトップクラスで、ロイター・ブルームバーグといった海外メディア、FISCO・Traders Web・みんかぶといった国内メディアに対応しています。海外の記事は自動翻訳されて日本語で読めるため、最新の市場情報をいち早くキャッチできるんです。

また、東洋経済新報社の会社四季報や日経CNBCの動画コンテンツも無料で閲覧でき、投資判断に役立つ情報が一つのアプリで完結します。「情報が早く、海外の記事は自動翻訳してくれる」という口コミの通り、情報収集用のサブアプリとしても高く評価されています。

24時間取引ができて便利

「24時間取引ができるので、時差を気にせず米国株を取引できる」という声も多く寄せられています。通常、米国株の取引時間は日本時間の深夜から早朝にかけてですが、moomoo証券では約6,000銘柄を24時間取引できます。

米国市場の立会時間だけでなく、プレマーケット、アフターマーケット、そして日本時間の日中も取引可能なため、トランプ米大統領の発言や決算発表などによる突発的な株価変動にも、リアルタイムで対応できるんです。

日中に仕事をしている会社員でも、昼休みや帰宅後に米国株を取引できる点が、多くの投資家から支持されています。ただし、通常の立会時間以外は参加者が少なくなるため、流動性（売買のしやすさ）が低下する点には注意が必要です。

著名投資家のポートフォリオが見られる

「ウォーレン・バフェットなど著名投資家のポートフォリオが見られるのが面白い」という口コミも見られます。moomooアプリでは、バークシャー・ハサウェイをはじめとする機関投資家の持ち株比率や投資金額を確認できる機能があります。

投資の神様と呼ばれるバフェット氏がどの銘柄を保有しているのか、どのタイミングで買い増しや売却を行っているのかを、アプリ一つでチェックできるんです。他の著名投資家の動向も追跡できるため、投資判断の参考にする投資家も多いようです。

また、投資家コミュニティ「掲示板」では、他の投資家のコメントやポートフォリオを確認したり、SNSのようにフォローやコメントで交流したりすることもできます。投資に関する情報交換や学びの場として活用されています。

moomoo証券の悪い評判・口コミ｜気をつけたいポイント

良い評判が多いmoomoo証券ですが、デメリットや気になる点を指摘する口コミも見られます。投資を始める前に、悪い評判もしっかり確認しておくことが大切です。

ここでは、実際の利用者の悪い評判・口コミを紹介しながら、moomoo証券の注意点を解説していきます。

親会社が中国企業で不安という声

「親会社が中国企業なので、個人情報や資産の安全性が心配」という声が一部で見られます。確かに、moomoo証券の親会社Futu Holdings Limitedは香港に本社を置き、中国系企業の一つです。

しかし、前述の通り、Futu Holdingsは米国ナスダック市場に上場しており、米国証券取引委員会（SEC）の厳格な規制・監督下にあります。また、moomoo証券は日本の金融庁に正式登録された証券会社で、日本の法律に基づいて運営されています。

顧客の個人情報は日本国内のデータセンターに保管され、海外本社からのアクセスは日本側の権限により制限されています。また、顧客資産は分別管理され、日本投資者保護基金にも加入しているため、万が一の場合でも保護される仕組みになっています。過度に心配する必要はないでしょう。

インフルエンサーの宣伝が多い

「YouTubeやSNSでインフルエンサーの宣伝が多くて、かえって怪しく感じる」という口コミも見られます。moomoo証券は、日本市場への認知度を高めるために、多くの投資系インフルエンサーとタイアップしています。

確かに、広告が多いと「怪しいのでは？」と感じる方もいるかもしれません。しかし、これは新興の証券会社が市場に参入する際の一般的なマーケティング手法です。SBI証券や楽天証券も、初期にはテレビCMやネット広告を積極的に展開していました。

重要なのは、広告の多さではなく、実際のサービス内容や安全性です。moomoo証券は金融庁登録の正規証券会社であり、手数料の安さや高機能なアプリなど、実質的なメリットも多くあります。広告の印象だけで判断せず、サービス内容をしっかり確認することをおすすめします。

アプリの電池消費が激しい

「moomooアプリを起動していると、スマホのバッテリーがすぐに減る」という不満の声も見られます。moomooアプリは、リアルタイムの株価情報や市場データを常に更新しているため、他のアプリと比べて電池消費が多くなる傾向があります。

特に、複数の銘柄をウォッチリストに登録していたり、チャート画面を長時間表示していたりすると、バッテリーの減りが早くなります。対策としては、使用しない時はアプリを終了する、バックグラウンド更新をオフにする、省電力モードを活用するなどの方法があります。

また、最新のスマートフォンに買い替えることで、バッテリー持ちが改善される場合もあります。電池消費が気になる方は、自宅ではパソコン版のmoomooアプリを使用するのも一つの方法です。

投資信託の取扱が少ない

「投資信託の取扱銘柄数が少なく、つみたて投資枠にも非対応」という口コミが見られます。moomoo証券では2024年9月から投資信託の取扱を開始しましたが、約460銘柄と、SBI証券や楽天証券の約2,500銘柄と比べると少なめです。

また、新NISA制度のうち、つみたて投資枠には対応しておらず、成長投資枠のみ利用可能です。つみたて投資枠は年間120万円の非課税枠があり、長期の積立投資に適しているため、この枠を活用したい方にとってはデメリットになります。

さらに、クレジットカードを使った積立投資（クレカ積立）にも対応していないため、ポイント還元を受けながら投資したい方には不向きです。つみたて投資枠やクレカ積立を利用したい場合は、SBI証券や楽天証券など他の証券会社と併用することをおすすめします。

moomoo証券の7つのメリット｜米国株投資に有利な理由

ここまでmoomoo証券の基本情報や評判を見てきましたが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

moomoo証券は米国株投資に特化した証券会社として、他社にはない独自の強みを持っています。ここでは、7つのメリットを詳しく解説していきます。

米国株取引手数料が業界最安水準（0.132%）

moomoo証券の米国株取引手数料（ベーシックコース）は、約定代金の0.132％（税込）で、最大22米ドルです。主要ネット証券のSBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、三菱UFJ eスマート証券の米国株手数料は約定代金の0.495％（税込）なので、moomoo証券は約4分の1のコストで取引できます。

例えば、100万円分の米国株を購入する場合、moomoo証券なら約1,320円の手数料で済みますが、他社では約4,950円かかります。頻繁に取引を行う投資家にとって、この手数料の差は長期的に見ると大きな違いになるんです。

さらに、約定代金8.3米ドル（約1,250円）以下の少額取引は手数料無料、16,666.666米ドル（約250万円）以上の大口取引は上限22米ドルと、少額から大口まで有利な手数料体系になっています。

為替手数料が完全無料（2025年8月～）

2025年8月1日から、moomoo証券は業界で初めて為替手数料の完全無料化を実現しました。リアルタイム外国為替取引（日本円⇔米ドル）も、円貨決済（日本円→米ドル）も、どちらも手数料0円で利用できます。

他社では1米ドルあたり25銭程度の為替手数料がかかるため、往復で約40銭のコストが発生します。例えば、1万ドル（約150万円）を円からドルに両替し、再び円に戻す場合、他社では約8,000円の為替コストがかかりますが、moomoo証券なら完全無料です。

新NISAの非課税枠を活用して米国株に長期投資する場合、為替コストの削減効果は積み重なり、驚くほどの差を生み出します。為替手数料を気にせず、最適なタイミングで取引できる点は、米国株投資家にとって大きなメリットです。

取扱銘柄数が約7,000銘柄と豊富

moomoo証券の米国株取扱銘柄数は約7,000銘柄以上で、主要ネット証券と比較しても業界最多水準です。SBI証券は約5,000銘柄、楽天証券は約4,500銘柄なので、moomoo証券の方が選択肢が豊富なんです。

特に、moomoo証券限定で取り扱っている銘柄が約1,000銘柄あり、他社では買えない銘柄にも投資できます。米国のIPO銘柄は上場日当日から注文可能で、話題の新興企業にいち早く投資できる点も魅力です。

GAFAM（Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft）やテスラ、エヌビディアといった人気銘柄はもちろん、中小型株やテーマ株、暗号資産関連銘柄など、幅広い投資ニーズに対応しています。

micro米国株で1ドルから投資可能

moomoo証券のmicro米国株サービスを利用すれば、1ドル（約150円）から米国株を購入できます。通常、米国株は1株単位での取引が基本ですが、有名企業の株価は数万円から数十万円することも珍しくありません。

micro米国株なら、アップル、テスラ、エヌビディアといった高額銘柄も、少額から買い増しできるんです。手数料も通常の米国株取引と同じ0.132％なので、少額投資でもコストを抑えられます。

限られた資金でも複数の銘柄に分散投資しやすく、リスクを抑えながら資産形成を進められる点が、初心者や資金を抑えたい投資家にとって大きなメリットです。端株の取扱銘柄数が1,000銘柄以上の条件で比較すると、moomoo証券は業界で最も手数料が安い証券会社です。

24時間取引対応（約6,000銘柄）

moomoo証券では、約6,000銘柄の米国株を24時間取引できます。通常、米国株の取引時間は米国市場の立会時間（日本時間の深夜から早朝）に限られますが、moomoo証券ならプレマーケット、立会時間、アフターマーケット、そして日本時間の日中も取引可能です。

取引時間帯が途切れることなく4つ続いているため、時差を気にせず米国株を取引できるんです。トランプ米大統領の発言や決算発表などによる突発的な株価変動にも、リアルタイムで対応できます。

日中に仕事をしている会社員でも、昼休みや帰宅後に米国株を取引できる点が、多くの投資家から支持されています。主要銘柄6,000以上を24時間取引できるのは、証券会社としては業界唯一です。ただし、通常の立会時間以外は参加者が少なくなるため、流動性（売買のしやすさ）が低下する点には注意しましょう。

高機能ツールが無料で使える

moomoo証券のアプリは、プロフェッショナル向けとされる水準の分析ツールを個人投資家にも無料で提供しています。リアルタイムの株価、企業の財務データ、市場分析ツール、テクニカル指標など、投資判断に必要な情報が一つのアプリで完結します。

特に注目すべきは、AIを活用した「moomoo AIアシスタント」機能です。投資に特化した生成AIで、銘柄分析、市場動向の解説、投資戦略の提案などをサポートしてくれます。国内ですでに5万人以上が利用しており、投資判断の参考にしている投資家も多いんです。

また、東洋経済新報社の会社四季報や日経CNBCの動画コンテンツ、著名投資家のポートフォリオ閲覧、投資家コミュニティ機能など、他社では有料のサービスも無料で利用できます。デモ取引機能もあるため、実際の資金を使わずに投資体験ができる点も初心者にとって大きなメリットです。

NISA口座で米国株手数料無料

moomoo証券では、新NISA口座での米国株・日本株の取引手数料が無料です。2024年から始まった新NISA制度は、年間の投資枠が拡大され、非課税保有期間も無期限化されました。成長投資枠は年間240万円、生涯で1,200万円まで非課税で投資できます。

moomoo証券のNISA口座なら、米国株を手数料無料で取引できるため、非課税のメリットを最大限に活用できるんです。他社では、NISA口座でも米国株の取引手数料がかかる場合があるため、moomoo証券の優位性は明確です。

さらに、為替手数料も完全無料なので、取引コストを気にせず米国株に長期投資できます。NISAの非課税メリットと、手数料・為替コストゼロが組み合わさることで、長期投資の効率はさらに向上します。ただし、つみたて投資枠には非対応なので、その点は注意が必要です。

moomoo証券の5つのデメリット｜向いていない人とは

moomoo証券には多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。投資を始める前に、自分の投資スタイルに合っているかどうかを確認することが大切です。

ここでは、moomoo証券の5つのデメリットを正直に解説し、どのような人には向いていないのかをお伝えします。

投資信託の取扱が少ない

moomoo証券では、2024年9月から投資信託の取扱を開始しましたが、約460銘柄と、SBI証券や楽天証券の約2,500銘柄と比べると大幅に少ないです。人気のeMAXIS Slimシリーズなど低コストのインデックスファンドは取り扱っていますが、選択肢が限られています。

投資信託は、複数の銘柄に分散投資できるため、リスクを抑えながら資産形成を進めたい初心者に適した商品です。しかし、moomoo証券では取扱銘柄数が少ないため、幅広い選択肢から選びたい方には不向きです。

また、投資信託の保有残高に応じてポイントがもらえるサービスも提供されていません。SBI証券や楽天証券では、投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まり、そのポイントで再投資することもできます。ポイント還元を重視する方には、moomoo証券は不向きでしょう。

つみたて投資枠（旧つみたてNISA）に非対応

moomoo証券は、新NISA制度の成長投資枠には対応していますが、つみたて投資枠には非対応です。つみたて投資枠は年間120万円の非課税枠があり、金融庁が認定した長期・積立・分散投資に適した投資信託を対象としています。

つみたて投資枠は、毎月一定額を自動的に積み立てることで、時間分散効果により価格変動リスクを抑えられる仕組みです。長期的にコツコツ資産形成を進めたい初心者にとって、つみたて投資枠は非常に有用な制度なんです。

しかし、moomoo証券ではこの枠を利用できないため、つみたて投資枠を活用したい方は、SBI証券や楽天証券など他の証券会社と併用する必要があります。成長投資枠だけでなく、つみたて投資枠も活用して新NISAの非課税枠を最大限に使いたい方には、moomoo証券は不向きです。

クレカ積立ができない

moomoo証券では、クレジットカードを使った積立投資（クレカ積立）に対応していません。SBI証券や楽天証券では、クレジットカードで投資信託を積み立てることで、カード利用額に応じてポイントが貯まります。

例えば、SBI証券では三井住友カードで積立投資を行うと、積立額の0.5～5.0％のVポイントが貯まります。楽天証券では楽天カードで積立投資を行うと、積立額の0.5～1.0％の楽天ポイントが貯まります。月5万円を積み立てた場合、年間で3,000～30,000円相当のポイントが貯まる計算です。

ポイント還元を受けながら資産形成を進めたい方にとって、クレカ積立は大きなメリットです。しかし、moomoo証券ではこのサービスが利用できないため、ポイント還元を重視する方には不向きでしょう。

iDeCoに対応していない

moomoo証券では、iDeCo（個人型確定拠出年金）の取扱がありません。iDeCoは、掛金が全額所得控除の対象となり、運用益も非課税で受け取れる私的年金制度です。税制優遇が非常に大きく、老後資金の準備に適した制度なんです。

例えば、年収500万円の会社員が月2万円（年間24万円）をiDeCoに拠出した場合、所得税・住民税合わせて年間約4.8万円の節税効果があります。30年間続ければ、約144万円の節税になる計算です。

老後資金の準備を重視する方は、iDeCoに対応した証券会社（SBI証券、楽天証券、マネックス証券など）との併用をおすすめします。

日本株のIPO取扱が少ない

moomoo証券では、日本株のIPO（新規公開株）の取扱が限定的です。IPO投資は、上場前の株式を公募価格で購入し、上場後に売却することで利益を狙う投資手法です。人気のIPO銘柄は公募価格を大きく上回ることも多く、高いリターンが期待できます。

SBI証券は年間78銘柄（2024年実績）、SMBC日興証券は年間52銘柄、みずほ証券は年間43銘柄のIPOを取り扱っていますが、moomoo証券のIPO取扱実績は限定的です。主幹事実績もないため、IPO投資を積極的に行いたい方には不向きでしょう。

ただし、米国株のIPO銘柄は上場日当日から取引可能なので、米国の新興企業にいち早く投資したい方にとってはメリットがあります。日本株のIPO投資を重視する場合は、SBI証券やSMBC日興証券など他の証券会社と併用することをおすすめします。

moomoo証券と他社の比較｜SBI証券・楽天証券との違い

moomoo証券のメリット・デメリットを理解したところで、主要ネット証券との違いを確認していきましょう。

ここでは、SBI証券、楽天証券、マネックス証券との比較を通じて、moomoo証券の特徴を明確にします。

米国株取引手数料の比較

米国株の取引手数料は、証券会社選びの重要なポイントです。以下の表で、moomoo証券と主要ネット証券の米国株取引手数料を比較しました。

ご覧の通り、moomoo証券の米国株取引手数料は約定代金の0.132％（税込）で、主要ネット証券の0.495％（税込）と比べて約4分の1のコストです。例えば、100万円分の米国株を購入する場合、moomoo証券なら約1,320円、他社では約4,950円の手数料がかかります。

さらに、moomoo証券は為替手数料も完全無料なので、取引コスト全体で見ると圧倒的に有利です。頻繁に米国株を取引する投資家にとって、moomoo証券のコスト優位性は明確です。

取扱銘柄数と24時間取引の比較

米国株の取扱銘柄数と24時間取引の対応状況も、証券会社選びの重要なポイントです。以下の表で比較しました。

moomoo証券の米国株取扱銘柄数は約7,000銘柄で、主要ネット証券と比較しても業界最多水準です。また、約6,000銘柄を24時間取引できるのは、証券会社としては業界唯一です。

時差を気にせず米国株を取引したい方、日中に取引したい会社員の方にとって、moomoo証券の24時間取引は大きなメリットになります。

NISA対応状況の比較

新NISA制度の対応状況も、証券会社選びの重要なポイントです。以下の表で比較しました。

moomoo証券は成長投資枠には対応していますが、つみたて投資枠には非対応です。つみたて投資枠を活用したい方は、SBI証券や楽天証券など他の証券会社と併用する必要があります。

ただし、NISA口座での米国株取引手数料は無料で、為替手数料も完全無料なので、成長投資枠で米国株に投資する場合はmoomoo証券が有利です。

ツール・アプリ機能の比較

投資ツールやアプリの機能も、証券会社選びの重要なポイントです。moomoo証券のアプリは、プロフェッショナル向けとされる水準の分析ツールを無料で提供しており、他社と比べても高機能です。

リアルタイムの株価情報、企業の財務データ、市場分析ツール、テクニカル指標、AIアシスタント機能、著名投資家のポートフォリオ閲覧、投資家コミュニティ機能など、投資判断に必要な情報が一つのアプリで完結します。

SBI証券やマネックス証券も高機能なツールを提供していますが、一部は有料だったり、複数のアプリを使い分ける必要があったりします。moomoo証券は、口座開設をしなくてもアプリをダウンロードするだけで多くの機能を利用できる点が大きな特徴です。

App StoreやGoogle Playストアの総合評価でも、moomoo証券のアプリは星5点満点で4.5前後と高い評価を得ており、ユーザーからの満足度が高いことが分かります。

米国株投資におすすめの証券会社3社

moomoo証券以外にも、米国株投資に強い証券会社があります。ここでは、米国株投資におすすめの証券会社3社を紹介します。

それぞれの特徴を理解し、自分の投資スタイルに合った証券会社を選びましょう。

SBI証券｜米国株取扱数トップクラス

SBI証券は、国内最大手のネット証券で、口座数は約1,500万口座に達しています。米国株の取扱銘柄数は約5,000銘柄で、投資信託も約2,600本と豊富です。

米国株の取引手数料は約定代金の0.495％（税込、上限22米ドル）で、NISA口座なら無料です。つみたて投資枠にも対応しており、新NISA制度を最大限に活用できます。クレカ積立にも対応しており、三井住友カードで積立投資を行うと、積立額の0.5～5.0％のVポイントが貯まります。

IPO取扱実績も年間78銘柄（2024年実績）と豊富で、主幹事実績も年間12社あります。米国株だけでなく、日本株、投資信託、IPO投資など、幅広い投資ニーズに対応したい方におすすめです。

楽天証券｜楽天ポイントで投資できる

楽天証券は、楽天グループが運営するネット証券で、口座数は約1,200万口座に達しています。米国株の取扱銘柄数は約4,500銘柄で、投資信託も約2,550本と豊富です。

米国株の取引手数料は約定代金の0.495％（税込、上限22米ドル）で、NISA口座なら無料です。つみたて投資枠にも対応しており、新NISA制度を最大限に活用できます。クレカ積立にも対応しており、楽天カードで積立投資を行うと、積立額の0.5～1.0％の楽天ポイントが貯まります。

楽天ポイントで投資信託や株式を購入できる点も大きな特徴です。楽天市場や楽天カードで貯めたポイントを投資に回せるため、楽天経済圏を活用している方には特におすすめです。

マネックス証券｜米国株の情報が充実

マネックス証券は、米国株投資に強みを持つネット証券で、口座数は約270万口座です。米国株の取扱銘柄数は約5,000銘柄で、米国株に関する情報提供が充実しています。

米国株の取引手数料は約定代金の0.495％（税込、上限22米ドル）で、NISA口座なら無料です。つみたて投資枠にも対応しており、新NISA制度を最大限に活用できます。米国株の分析レポートや銘柄スカウター米国株など、情報ツールが充実している点が特徴です。

moomoo証券の始め方｜口座開設から取引までの手順

moomoo証券のメリットを理解したところで、実際に口座開設から取引を始めるまでの手順を確認していきましょう。

moomoo証券の口座開設は、スマートフォンで完結し、最短翌営業日から取引を始められます。ここでは、具体的な手順を詳しく解説します。

アプリのダウンロードと登録

まず、moomooアプリをダウンロードしましょう。App Store（iPhone）またはGoogle Playストア（Android）で「moomoo」と検索し、アプリをダウンロードします。

アプリを起動したら、電話番号またはメールアドレスを入力して会員登録を行います。登録した電話番号またはメールアドレスに6桁の認証コードが届くので、入力して登録を完了します。この時点では、本人確認書類の提出は不要です。

会員登録が完了すると、リアルタイムの株価情報、企業の財務データ、市場分析ツール、投資家コミュニティなど、多くの機能を無料で利用できます。まずはアプリの使い心地を試してみて、気に入ったら口座開設に進むのがおすすめです。

証券口座の開設手順（最短翌営業日）

moomoo証券で実際に取引を行うには、証券口座の開設が必要です。アプリのメニューから「口座開設」を選択し、必要事項を入力していきます。

本人確認書類として、マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証などのいずれかが必要です。2025年5月からは、マイナンバーカードとスマートフォンを用いて、最短2分で口座開設の申請ができるサービスも提供されています。

本人確認書類をスマートフォンで撮影してアップロードし、投資経験や納税方法（特定口座・一般口座）を選択します。特定口座（源泉徴収あり）を選択すると、証券会社が税金の計算・納税を代行してくれるため、確定申告が不要になります。初心者の方は、特定口座（源泉徴収あり）を選択するのがおすすめです。

申請が完了すると、審査が行われ、最短翌営業日に口座開設が完了します。口座開設完了のお知らせがアプリに届いたら、取引を始められます。

入金方法と為替手数料

moomoo証券では、「リアルタイム入金」と「銀行振込」の2種類の入金方法があります。リアルタイム入金は、提携銀行（三菱UFJ銀行、住信SBIネット銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、PayPay銀行、セブン銀行、楽天銀行、ゆうちょ銀行）のインターネットバンキングを利用して即時入金する方法で、手数料無料です。

銀行振込は、どの金融機関からでも振込できますが、振込手数料は本人負担となります。リアルタイム入金を利用すれば、手数料無料で即時入金できるため、提携銀行の口座を持っている方はこちらを利用するのがおすすめです。

米国株を購入する際には、日本円から米ドルに両替する必要がありますが、moomoo証券では2025年8月1日から為替手数料が完全無料化されました。円貨決済でもリアルタイム外国為替取引でも、為替手数料は0円です。他社では1米ドルあたり25銭程度の為替手数料がかかるため、moomoo証券の優位性は明確です。

実際の取引の始め方

入金が完了したら、実際に取引を始めましょう。アプリのメニューから「取引」を選択し、購入したい銘柄を検索します。銘柄名やティッカーシンボルで検索できます。

銘柄ページで「買付」ボタンをタップし、購入株数と注文方法（成行注文・指値注文）を選択します。成行注文は、現在の市場価格で即座に購入する注文方法で、指値注文は、指定した価格になったら購入する注文方法です。

注文内容を確認し、「注文する」ボタンをタップすれば、注文が完了します。約定（注文が成立すること）すると、保有銘柄に追加されます。売却する際も同様に、銘柄ページから「売却」ボタンをタップし、売却株数と注文方法を選択して注文します。

moomoo証券では、成行注文、指値注文、逆指値注文、トリガー注文など、豊富な注文方法が用意されています。常に取引画面をチェックできない人でも、希望の投資スタイルに合わせて取引できる点が魅力です。

よくある質問（Q&A）

まとめ

moomoo証券は、金融庁に正式登録された証券会社で、米国株投資に特化した独自の強みを持っています。米国株取引手数料0.132％、為替手数料完全無料という業界最安水準のコストで、約7,000銘柄の米国株を24時間取引できる点が最大の魅力です。

1ドルから投資可能なmicro米国株、AIアシスタント機能、著名投資家のポートフォリオ閲覧など、他社にはない独自のサービスも充実しています。NISA口座での米国株取引手数料も無料なので、新NISA制度を活用して米国株に投資したい方には特におすすめです。

一方で、投資信託の取扱銘柄数が少ない、つみたて投資枠に非対応、クレカ積立ができない、iDeCoに対応していないといったデメリットもあります。米国株投資に特化したい方にはmoomoo証券が最適ですが、幅広い投資商品を取り扱いたい方は、SBI証券や楽天証券と併用することをおすすめします。