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楽天証券で株式や投資信託を売却した後、預り金をどうやって出金すればいいのか迷っていませんか。
楽天証券の出金方法は、通常出金、らくらく出金、自動出金など複数あり、それぞれ特徴が異なります。
この記事では、楽天証券の預り金を出金する5つの方法と、PC・スマホでの具体的な操作手順を詳しく解説します。
出金できない場合の原因と対処法、マネーブリッジの設定方法もわかりやすく説明しています。
楽天証券からスムーズに出金できるようになり、資金管理の効率が大きく向上します。
目次
楽天証券の預り金とは?出金の基本
楽天証券の預り金とは、証券口座に入金した現金や株式売却代金など、投資に使える資金のことです。
預り金を理解することで、スムーズに出金手続きができるようになります。
預り金は「買付余力」とも呼ばれ、証券口座内で株式や投資信託の購入に使える現金の残高を指します。
入金した現金、株式の売却代金、配当金や分配金などが預り金として計上されます。
楽天証券のウェブサイトやアプリでは、ログイン後のトップ画面に「買付余力」として表示されており、いつでも確認できます。
この金額が、実際に投資に使える資金であり、出金可能な金額の目安にもなります。
預り金の中でも、すぐに出金できる金額とできない金額があります。
出金可能額は「出金可能額」として別途表示されており、買付余力とは異なる場合があります。
出金できないお金には、株式の売却代金で受渡日が到来していないもの、信用取引の保証金として拘束されている金額、注文中の買付代金などが含まれます。
株式を売却した場合、約定日から2営業日後の受渡日まで出金できません。
出金可能額は、楽天証券のウェブサイトの「マイメニュー」→「口座管理」→「入出金・振替」で確認できます。
出金手続きをする前に、必ず出金可能額を確認しましょう。
楽天証券の出金手数料は、すべての出金方法で無料です。
通常出金、らくらく出金、自動出金のいずれを選んでも、手数料はかかりません。
出金の所要日数
通常出金:翌営業日着金
らくらく出金:原則即時反映
自動出金:毎営業日夜間に自動処理
出金依頼の受付時間は24時間可能ですが、15時以降の依頼は翌営業日扱いとなる場合があります。
土日祝日や年末年始は営業日に含まれないため、着金までの日数が延びることがあります。
楽天証券の出金方法は5つ
楽天証券では、用途や目的に応じて5つの出金方法から選べます。
それぞれの特徴を理解して、自分に合った方法を選びましょう。
| 出金方法 | 特徴 | 着金タイミング | 手数料 |
| 通常出金(円貨出金) | 指定口座へ出金 | 翌営業日 | 無料 |
| らくらく出金 | 楽天銀行へ即時出金 | 即時 | 無料 |
| 自動出金(スイープ) | 自動で楽天銀行へ | 自動 | 無料 |
| 外貨出金 | 外貨のまま出金 | 数営業日 | 無料 |
| 投信分配金・配当金の自動出金 | 受取時に自動出金 | 自動 | 無料 |
通常出金は、楽天証券の口座から指定した銀行口座へ円貨で出金する最も基本的な方法です。
楽天銀行以外の銀行口座を出金先に指定している場合は、この方法を使います。
出金依頼をすると、翌営業日に指定口座へ着金します。
出金可能額の範囲内であれば、1円単位で自由に金額を指定できます。
らくらく出金は、マネーブリッジ(楽天証券と楽天銀行の連携サービス)を設定している場合に利用できる出金方法です。
楽天証券の口座から楽天銀行の口座へ、原則即時に資金を移動できます。
ウェブサイトやアプリから手動で出金依頼をする点は通常出金と同じですが、楽天銀行口座への反映が即時である点が大きなメリットです。
急いで現金が必要な場合に便利な方法です。
自動出金(スイープ)は、マネーブリッジの機能の一つで、楽天証券の口座に一定額以上の資金がある場合、自動的に楽天銀行へ出金される仕組みです。
毎営業日夜間に自動で処理されます。
証券口座に残す金額を設定でき、それを超えた分が自動的に楽天銀行へ移動します。
楽天銀行の普通預金金利(マネーブリッジ設定で年0.1%)を活用しながら、必要な時にすぐ投資できる状態を保てます。
外貨出金は、米国株などの外国株式を売却した代金を、円貨に換えずに外貨のまま出金する方法です。
外貨預金口座を持っている場合に利用できます。
為替手数料を節約したい場合や、外貨のまま保有したい場合に便利です。
対応している銀行や通貨が限られているため、事前に確認が必要です。
投資信託の分配金や株式の配当金を受け取った際に、自動的に指定口座へ出金する設定です。
証券口座に資金を貯めずに、定期的に現金化したい場合に便利です。
配当金の受取方法を「証券口座で受取」に設定している場合のみ利用できます。
配当金を再投資に回したい場合は、この設定をオフにしておきましょう。
通常出金とらくらく出金を比較
通常出金とらくらく出金は、楽天証券の2つの主要な出金方法です。
どちらを選ぶべきかは、楽天銀行の口座を持っているかどうかと、資金管理の方針によって決まります。
| 比較項目 | 通常出金 | らくらく出金 |
| 対象口座 | 任意の銀行口座 | 楽天銀行のみ |
| 着金タイミング | 翌営業日 | 即時 |
| 必要な設定 | 出金先口座の登録 | マネーブリッジ設定 |
| 手数料 | 無料 | 無料 |
| 利用シーン | 楽天銀行以外を使う場合 | 即時出金が必要な場合 |
通常出金が向いているのは、楽天銀行の口座を持っていない人や、メインバンクとして他の銀行を使っている人です。
出金先として登録できる銀行に制限はなく、全国の金融機関を指定できます。
翌営業日着金でも問題ない場合や、計画的に資金を移動させたい場合は、通常出金で十分です。
また、複数の銀行口座を使い分けている人にも適しています。
急いで現金が必要な場合や、頻繁に出金する場合は、らくらく出金の方が便利です。楽天銀行の口座開設を検討する価値があります。
らくらく出金が向いているのは、楽天銀行の口座を持っている人や、楽天経済圏を活用している人です。
即時反映されるため、急な出金ニーズにも対応できます。
楽天証券と楽天銀行を連携させることで、資金移動がスムーズになり、投資のタイミングを逃しません。
楽天ポイントを貯めている人にとっても、楽天経済圏の活用は大きなメリットです。
自動入出金(スイープ)機能と組み合わせることで、資金管理の手間を大幅に減らせます。楽天銀行の優遇金利(年0.1%)を活用しながら、必要な時にすぐ投資できる環境を作れます。
マネーブリッジは、楽天証券と楽天銀行を連携させるサービスで、らくらく出金や自動入出金を利用するために必要です。
メリットとデメリットを理解して、活用しましょう。
| メリット | デメリット |
| 楽天銀行の普通預金金利が年0.1%に優遇される | 楽天銀行の口座開設が必要 |
| 自動入出金で資金管理が楽になる | 自動入出金の設定を誤ると意図しない資金移動が起こる可能性がある |
| 即時入金・出金が可能になる | – |
| 楽天ポイントも貯まりやすくなる | – |
設定は自由に変更できるため、自分の投資スタイルに合わせて調整できます。
PCから出金する手順
PCから楽天証券の出金手続きをする方法を、画面の流れに沿って解説します。
ウェブサイトとマーケットスピードⅡの両方から出金できます。
楽天証券のウェブサイトから出金する手順は以下の通りです。
出金依頼が完了すると、登録メールアドレスに確認メールが届きます。
出金履歴は「マイメニュー」→「口座管理」→「入出金明細」で確認できます。
マーケットスピードⅡ(楽天証券のPC向け取引ツール)からも出金できます。
マーケットスピードⅡを日常的に使っている人は、取引画面から直接出金できるため便利です。
ウェブサイトと同じセキュリティ設定が適用されます。
SMS認証は、出金時のセキュリティを強化するための機能です。
初回出金時には、SMS認証の設定が必要です。
SMS認証を設定することで、不正な出金を防ぐことができます。
携帯電話番号を変更した場合は、速やかに登録情報を更新しましょう。
スマホから出金する手順
スマホから楽天証券の出金手続きをする方法を解説します。
iSPEEDアプリとスマホブラウザの両方から出金できます。
iSPEED(楽天証券のスマホアプリ)から出金する手順は以下の通りです。
iSPEEDアプリは、外出先でも簡単に出金手続きができるため、急な資金需要にも対応できます。
アプリのプッシュ通知をオンにしておくと、出金完了の通知を受け取れます。
iSPEEDアプリをインストールしていない場合でも、スマホのブラウザから楽天証券のウェブサイトにアクセスして出金できます。
スマホブラウザからの操作は、PCのウェブサイトと同じ機能が使えます。
ただし、画面が小さいため、入力ミスに注意しましょう。
マネーブリッジの自動入出金を設定する
マネーブリッジの自動入出金(スイープ)機能を設定すると、楽天証券と楽天銀行の間で自動的に資金が移動します。
資金管理の手間を減らせる便利な機能です。
自動入出金(スイープ)は、楽天証券の口座残高と楽天銀行の口座残高を自動的に調整する機能です。
毎営業日の夜間に処理が実行されます。
証券口座に設定した金額以上の資金がある場合、超過分が自動的に楽天銀行へ出金されます。
逆に、証券口座で買付注文をした際に資金が不足している場合、楽天銀行から自動的に入金されます。
この仕組みにより、楽天銀行の優遇金利(年0.1%)を活用しながら、投資機会を逃さない資金管理が可能になります。
自動出金(スイープ)を利用する場合、楽天証券の口座に残しておく金額を設定します。
この金額を「出金留保額」と呼びます。
出金留保額は、0円から任意の金額まで設定できます。
例えば、出金留保額を10万円に設定すると、証券口座の残高が10万円を超えた分が自動的に楽天銀行へ出金されます。
マネーブリッジと自動入出金を設定する手順は以下の通りです。
マネーブリッジの設定は、申込後すぐに有効になります。
自動入出金の設定は、いつでも変更・解除できます。
出金できない場合の原因と対処法
楽天証券から出金しようとしてエラーが出る場合、いくつかの原因が考えられます。
主な原因と対処法を解説します。
株式を売却した場合、約定日から2営業日後の受渡日まで出金できません。
これは証券取引の決済ルールによるもので、すべての証券会社で共通です。
例えば、月曜日に株式を売却した場合、受渡日は水曜日になります。水曜日以降に出金可能になります。土日祝日は営業日に含まれないため、金曜日に売却した場合は翌週火曜日が受渡日です。
対処法は、受渡日を待つことです。
楽天証券のウェブサイトで「口座管理」→「保有証券」から、各取引の受渡日を確認できます。
急いで現金が必要な場合は、受渡日前に出金できる資金があるか確認しましょう。
信用取引を利用している場合、保証金維持率が一定水準を下回ると、出金が制限されます。
保証金として必要な金額が確保されるまで、出金できません。
保証金維持率は、「マイメニュー」→「口座管理」→「信用取引口座」で確認できます。
保証金維持率が30%を下回ると追証(追加保証金)が発生し、出金が完全に制限されます。
対処法は、信用取引のポジションを決済して保証金を解放するか、追加で入金して保証金維持率を回復させることです。
信用取引を利用している人は、常に保証金維持率を確認する習慣をつけましょう。
出金先口座の登録情報に誤りがある場合、出金エラーが発生します。
口座番号や支店名の入力ミス、銀行の統廃合による情報の古さなどが原因です。
対処法は、「マイメニュー」→「登録情報」→「出金先金融機関」で登録情報を確認し、誤りがあれば修正することです。
銀行の統廃合があった場合は、新しい銀行名・支店名に更新する必要があります。
出金先口座は本人名義のみ登録できます。家族名義の口座に出金することはできないため、注意しましょう。
SMS認証コードが届かない、または入力してもエラーになる場合があります。
携帯電話番号の登録ミス、SMS受信拒否設定、認証コードの有効期限切れなどが原因です。
対処法は、まず携帯電話番号の登録情報が正しいか確認することです。
SMS受信拒否設定をしている場合は、楽天証券からのSMSを受信できるように設定を変更します。
認証コードの有効期限は10分です。
時間内に入力できなかった場合は、再度SMS送信ボタンをクリックして新しいコードを取得しましょう。
何度試してもうまくいかない場合は、楽天証券のカスタマーサポートに問い合わせることをおすすめします。
出金先指定口座の登録・変更方法
楽天証券から出金するには、事前に出金先口座を登録する必要があります。
登録方法と変更方法を解説します。
初めて出金する場合や、新しい銀行口座を追加する場合の登録手順は以下の通りです。
登録した口座情報は、楽天証券側で確認作業が行われます。
通常、1~2営業日で登録が完了し、出金先として利用できるようになります。
既に登録している出金先口座を変更する場合の手順は以下の通りです。
出金先口座の変更も、楽天証券側での確認作業が必要です。
変更が完了するまで1~2営業日かかるため、急いで変更したい場合は早めに手続きしましょう。
出金に関する知っておきたいポイント
出金に関する補足情報と、資金管理を最適化するヒントを紹介します。
出金依頼を間違えて出してしまった場合、取消できる場合があります。
出金依頼当日の15時までであれば、取消が可能です。
取消方法は、「マイメニュー」→「入出金・振替」→「出金履歴」から、取消したい出金依頼を選択し、「取消」ボタンをクリックします。
15時を過ぎた場合や、既に処理が開始されている場合は取消できません。
過去の出金履歴は、「マイメニュー」→「口座管理」→「入出金明細」で確認できます。
過去1年分の履歴が表示され、CSV形式でダウンロードも可能です。
確定申告や資金管理のために、定期的に出金履歴を確認・保存しておくことをおすすめします。
NISA口座で保有している商品を売却した場合、売却代金は証券口座の預り金に入ります。
通常の出金手続きで銀行口座へ出金できます。
一方、iDeCo口座の資金は、原則60歳まで引き出すことができません。iDeCo口座内の商品を売却しても、その資金はiDeCo口座内に留まり、他の商品への投資に使えますが、証券口座や銀行口座へ出金することはできません。
マネーブリッジを設定すると、楽天銀行の普通預金金利が年0.1%に優遇されます。
一般的な銀行の普通預金金利が年0.001%程度であることを考えると、100倍の金利です。
自動出金(スイープ)機能を活用し、投資に使わない資金を楽天銀行に自動的に移動させることで、金利を最大限活用できます。出金留保額を少なめに設定し、楽天銀行の残高を増やすことがポイントです。
よくある質問(Q&A)
楽天証券の出金に関してよくある質問をまとめました。
通常出金の場合、出金依頼の翌営業日に指定口座へ着金します。
らくらく出金(マネーブリッジ設定済みの楽天銀行口座)の場合は、原則即時反映されます。
土日祝日や年末年始は営業日に含まれないため、着金が遅れる場合があります。
楽天証券の出金手数料は、すべての出金方法で無料です。
通常出金、らくらく出金、自動出金のいずれも手数料はかかりません。
楽天銀行以外の銀行口座への出金は、通常出金となり、翌営業日着金です。
即日出金(即時反映)は、マネーブリッジを設定した楽天銀行口座への出金のみ対応しています。
株式を売却した場合、約定日から2営業日後の受渡日まで出金できません。
これは証券取引の決済ルールによるもので、すべての証券会社で共通です。
受渡日は、楽天証券のウェブサイトで確認できます。
出金先口座は本人名義のみ登録できます。
家族名義の口座に直接出金することはできません。
一度本人名義の口座に出金した後、銀行振込などで家族の口座に送金する必要があります。
出金可能額は、楽天証券のウェブサイトの「マイメニュー」→「口座管理」→「入出金・振替」で確認できます。
iSPEEDアプリでも、「メニュー」→「入出金」から確認可能です。
買付余力とは異なる場合があるため、出金前に必ず確認しましょう。
米国株などの外貨建て資産を売却した場合、売却代金は一旦外貨で保有されます。
外貨を円貨に両替してから出金することも、外貨のまま出金することも可能です。
円貨に両替する場合は、為替手数料がかかります。
為替レートや手数料を確認してから、両替のタイミングを判断しましょう。
楽天証券の預り金を出金する方法は、通常出金、らくらく出金、自動出金など5種類あります。
楽天銀行の口座を持っている人は、マネーブリッジを設定することで、即時出金や自動入出金が利用でき、資金管理が格段に便利になります。
出金手数料はすべて無料で、通常出金は翌営業日着金、らくらく出金は即時反映されます。
出金できない場合は、受渡日が到来していないか、信用取引の保証金が不足していないか確認しましょう。
PC・スマホのどちらからでも簡単に出金手続きができます。
SMS認証を設定しておくことで、セキュリティも強化されます。
出金先口座は本人名義のみ登録可能で、変更も簡単にできます。
マネーブリッジの自動出金機能を活用すれば、楽天銀行の優遇金利(年0.1%)を活かしながら、投資機会を逃さない資金管理が可能です。
自分の投資スタイルに合わせて、最適な出金方法を選びましょう。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは楽天証券公式サイトでご確認ください。
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