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SBI証券で投資を始めたものの、出金手数料がかかるのか、どうやって出金すればいいのか気になっていませんか。
SBI証券の出金手数料は無料です。
通常出金なら翌営業日、SBIハイブリッド預金を使えば即日で現金化できます。
この記事では、SBI証券の出金手数料、出金方法の手順、即日出金のやり方、出金できないときの対処法まで、実際に使える情報をまとめて解説します。
最後まで読めば、SBI証券の出金について迷うことなく、安心して資金を動かせるようになります。
目次
SBI証券の出金手数料はいくら?
SBI証券の出金手数料は無料です。何度出金しても手数料はかかりません。振込手数料もSBI証券が負担するため、出金額がそのまま銀行口座に振り込まれます。
SBI証券では、登録した金融機関口座への出金手数料が完全無料です。1円単位で出金でき、出金回数に制限もありません。他のネット証券でも出金手数料無料が一般的ですが、SBI証券は振込手数料も含めて完全無料なので、必要な時に必要な金額だけ気軽に出金できます。
出金手数料無料の対象は、通常出金とリアルタイム出金の両方です。どちらの方法を選んでも追加費用は発生しません。ただし、銀行振込入金の際は振込元の金融機関で手数料がかかる場合があるので、入金時は即時入金サービスの利用がおすすめです。
通常出金の場合、出金予定日の正午ごろまでには振込先金融機関にて着金を確認できますが、金融機関の処理状況により遅れる場合もあります。出金指示を出してから実際に銀行口座に反映されるまでのスケジュールを理解しておくと、資金計画が立てやすくなります。
通常出金は、出金指示を出した翌営業日に銀行口座へ振り込まれます。例えば月曜日の15時30分までに出金指示を出せば、火曜日の正午ごろまでに着金します。金曜日に出金指示を出した場合は、翌週月曜日の着金となります。土日祝日は営業日としてカウントされないため、週末をまたぐ場合は注意が必要です。
一方、SBI新生銀行へのリアルタイム出金を利用すれば、出金指示後すぐに銀行口座へ反映されます。急な出費に対応したい場合は、リアルタイム出金の利用を検討しましょう。ただし、リアルタイム出金は一度指示を出すと取り消しができないため、金額の入力ミスには注意してください。
SBI証券では24時間いつでも出金指示を出すことができます。インターネット環境があれば、PCやスマートフォンから深夜でも早朝でも出金手続きが可能です。ただし、出金指示を受け付ける時間帯によって、実際に振り込まれる日が変わります。
通常出金の場合、当日15時30分までに出金指示を出せば翌営業日の振込対象となります。15時30分を過ぎると翌々営業日の振込になるため、急ぎの場合は時間に余裕を持って手続きしましょう。
リアルタイム出金には利用できない時間帯があり、毎営業日15:55~16:05、毎日23:45~翌0:15、毎月第2週と最終週の日曜日の0:30~6:00はメンテナンス時間となります。この時間帯を避けて手続きすれば、即時に出金が反映されます。
SBI証券の出金方法は2つ
SBI証券には「通常出金」と「リアルタイム出金」の2つの出金方法があります。通常出金は全国どの金融機関にも対応していますが翌営業日の着金、リアルタイム出金はSBI新生銀行のみ対応で即時着金という違いがあります。自分の状況に合わせて使い分けることで、効率的に資金を管理できます。
通常出金は、SBI証券に登録した金融機関口座へ翌営業日に振り込まれる標準的な出金方法です。全国のほぼすべての銀行・信用金庫・信用組合に対応しており、普段使っている銀行口座を登録しておけば問題ありません。手数料は無料で、1円単位で出金できます。
出金指示は出金予定日の前営業日16:00まで取り消しが可能です。金額を間違えた場合や出金の必要がなくなった場合は、期限内であれば取り消し手続きができます。ただし、16:00を過ぎると取り消しできなくなるため、出金指示を出す際は金額をしっかり確認しましょう。
PCからの出金手順は次の通りです。まず、SBI証券にログインし、上部メニューの「入出金・振替」をクリックします。プルダウンメニューから「出金」を選択すると、出金指示画面が表示されます。
出金指示画面では、出金可能額が表示されます。この金額の範囲内で出金したい金額を入力し、取引パスワードを入力します。「出金指示確認」ボタンをクリックすると、確認画面が表示されるので、出金額と振込先口座を確認して「出金指示」ボタンをクリックすれば完了です。
出金可能額には、買付余力から未約定の注文に必要な資金や、受渡日未到来の売却代金を差し引いた金額が表示されます。住信SBIネット銀行やSBI新生銀行のスィープサービスを利用している場合は、スィープ専用口座の残高も含まれて表示されます。
スマートフォンからの出金も基本的な流れはPCと同じです。SBI証券のスマホアプリまたはスマホ版WEBサイトにログインし、メニューから「入出金・振替」を選択します。「出金」をタップすると、出金指示画面が表示されます。
出金可能額を確認し、出金したい金額を入力します。取引パスワードを入力して「出金指示確認」をタップすると、確認画面が表示されます。出金額と振込先口座に間違いがないか確認して「出金指示」をタップすれば手続き完了です。
スマホからでも24時間いつでも出金指示を出せるため、外出先や移動中でも資金管理ができます。ただし、公共のWi-Fiなど安全性が不確かなネットワークでの操作は避け、セキュリティに配慮して手続きを行いましょう。
リアルタイム出金は、SBI新生銀行への出金に限り、出金指示後すぐに銀行口座へ反映される出金方法です。通常出金のように翌営業日まで待つ必要がなく、急な出費にも対応できます。手数料は無料で、メンテナンス時間を除けば24時間利用できます。
リアルタイム出金は取り消しができません。一度出金指示を出すと即座に処理されるため、金額の入力ミスには十分注意してください。また、リアルタイム出金を利用する場合、出金指示可能額にはスィープ専用銀行口座(SBIハイブリッド預金やSBIハイパー預金)の残高は含まれません。
SBIハイブリッド預金は、住信SBIネット銀行とSBI証券の両方に口座を持っている人が無料で利用できる口座です。預り金自動スィープサービスという仕組みで連携しており、SBI証券で使用していない資金は自動的にSBIハイブリッド預金に振り替えられます。
SBIハイブリッド預金の残高は、SBI証券の買付余力に自動反映されます。つまり、SBI証券とSBIハイブリッド預金で財布を共有しているようなイメージです。株式を売却した代金は受渡日にSBIハイブリッド預金へ自動的に振り替えられるため、出金手続きをしなくても住信SBIネット銀行のATMやインターネットバンキングから引き出せます。
SBIハイブリッド預金から現金を引き出す場合は、まず住信SBIネット銀行の円普通預金へ振り替えます。その後、ATMで出金するか、他行への振込で資金を移動します。セブン銀行やローソン銀行などのコンビニATMも利用できるため、24時間いつでも現金化できるのが大きなメリットです。
SBI新生銀行へのリアルタイム出金を利用すれば、SBI証券から直接SBI新生銀行の円普通預金へ即時に出金できます。SBI証券のWEBサイトで出金指示を出すと、数秒から数分でSBI新生銀行の口座残高に反映されます。
SBI新生銀行にもSBIハイパー預金という連携サービスがあります。SBIハイパー預金を設定すると、SBI証券の資金が自動的にSBIハイパー預金に振り替えられ、買付余力にも自動反映されます。住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金と似た仕組みですが、両方を同時に利用することも可能です。
リアルタイム出金の出金先口座は円普通預金のみとなります。SBIハイパー預金の残高をSBI新生銀行口座へ出金したい場合は、一度SBIハイパー預金残高を即時入金でSBI証券の証券総合口座に入金した後、SBI新生銀行口座へリアルタイム出金する必要があります。
即日出金したいときの方法
急な出費で今日中に現金が必要になった場合、通常出金では翌営業日まで待たなければなりません。しかし、住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金を利用すれば、実質的に即日で現金化できます。ここでは、即日出金を実現する具体的な方法を解説します。
SBIハイブリッド預金なら、SBI証券から「出金手続き」をしなくても、住信SBIネット銀行と提携しているコンビニATM(セブン銀行ほか)などから、キャッシュカードを使って最短で当日に出金できます。これは厳密には「出金」ではなく、共有している口座からの引き出しというイメージです。
SBIハイブリッド預金を利用するには、SBI証券と住信SBIネット銀行の両方の口座を開設し、預り金自動スィープサービスを申し込む必要があります。サービス利用開始後は、SBI証券で株式を売却した代金が受渡日に自動的にSBIハイブリッド預金へ振り替えられます。
SBIハイブリッド預金の残高を現金化するには、まず住信SBIネット銀行のWEBサイトまたはアプリで、SBIハイブリッド預金から円普通預金へ振り替えます。振替手数料は無料で、リアルタイムで反映されます。その後、住信SBIネット銀行のキャッシュカードを使ってATMで出金すれば、即日で現金を手にすることができます。
住信SBIネット銀行の口座開設は、インターネットで完結します。まず、住信SBIネット銀行の公式サイトから口座開設を申し込みます。本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)を撮影してアップロードし、必要事項を入力します。
審査が完了すると、キャッシュカードが簡易書留で郵送されます。カード到着後、初期設定を行えば口座の利用を開始できます。口座開設自体は無料で、維持費もかかりません。SBI証券の口座を既に持っている場合は、住信SBIネット銀行の口座開設後にSBIハイブリッド預金の利用開始手続きを行います。
SBIハイブリッド預金の利用開始手続きは、SBI証券のWEBサイトから行います。ログイン後、「口座管理」から「お客さま情報 設定・変更」を選択し、「SBIハイブリッド預金」の項目で利用開始手続きを進めます。手続きが完了すると、翌営業日0:00以降から自動スィープサービスが開始されます。
SBI新生銀行へのリアルタイム出金も、即日で資金を移動できる便利な方法です。SBI証券のWEBサイトから出金指示を出すと、即座にSBI新生銀行の円普通預金に反映されます。その後、SBI新生銀行のATMやインターネットバンキングから引き出せば、当日中に現金化できます。
SBI新生銀行のリアルタイム出金を利用するには、SBI証券に登録している振込先口座がSBI新生銀行である必要があります。また、SBI証券とSBI新生銀行の口座振替契約が完了している必要があります。契約状況はSBI証券のマイページから確認できます。
SBIハイパー預金を設定している場合は、さらに便利です。SBI証券の資金が自動的にSBIハイパー預金に振り替えられ、SBI新生銀行の円普通預金へ手動で振り替えることで、ATMでの出金や振込に利用できます。SBIハイブリッド預金と同様に、実質的な即日出金が可能になります。
出金可能額の確認方法
SBI証券から出金する際、「出金可能額」を正しく理解しておくことが重要です。出金可能額と買付余力は異なる概念で、買付余力があっても出金できない場合があります。ここでは、PCとスマホでの出金可能額の確認方法と、買付余力との違いを解説します。
PCから出金可能額を確認するには、SBI証券にログイン後、上部メニューの「入出金・振替」から「出金」を選択します。出金指示画面の上部に「出金指示可能額」が表示されます。この金額が、指定した出金予定日に実際に出金できる上限金額です。
出金指示可能額には、受渡日が未到来の売却代金は含まれていません。例えば、今日株式を売却しても、その代金は約定日から2営業日後の受渡日まで出金できません。出金可能額は、受渡日が到来している資金のみが対象となります。
また、未約定の買い注文がある場合、その注文に必要な資金は出金可能額から差し引かれます。信用取引を行っている場合は、必要保証金も拘束されるため、出金可能額が減少します。正確な出金可能額を確認してから出金指示を出すことで、預り金不足を防げます。
スマートフォンから出金可能額を確認する方法も、基本的にはPCと同じです。SBI証券のスマホアプリまたはスマホ版WEBサイトにログインし、メニューから「入出金・振替」を選択します。「出金」をタップすると、画面上部に「出金指示可能額」が表示されます。
スマホアプリでは、ホーム画面に買付余力が表示されていますが、これは出金可能額とは異なります。買付余力は株式などを購入できる金額、出金可能額は実際に銀行口座へ出金できる金額です。出金する際は必ず出金画面で出金指示可能額を確認しましょう。
出金可能額は、取引状況や時間帯によって変動します。朝と夕方に行われる値洗い処理の後に正確な金額が反映されるため、出金を急ぐ場合は値洗い処理後に確認することをおすすめします。特に信用取引を行っている場合は、評価損益によって出金可能額が大きく変動する可能性があります。
出金可能額と買付余力は、しばしば混同されますが、明確に異なる概念です。買付余力は「株式などの金融商品を購入できる金額」、出金可能額は「銀行口座へ出金できる金額」を指します。買付余力が100万円あっても、出金可能額が50万円しかない場合、出金できるのは50万円までです。
この違いが生じる主な理由は、受渡日の仕組みです。株式を売却した代金は、約定日から2営業日後の受渡日まで買付余力には反映されますが、出金可能額には反映されません。つまり、売却代金を使って別の株式を買うことはできますが、銀行口座へ出金することはできません。
また、信用取引を行っている場合、建玉の評価損益や必要保証金によって買付余力と出金可能額の差が大きくなります。未約定の買い注文がある場合も、その注文に必要な資金は買付余力から差し引かれますが、出金可能額にも影響します。正確な出金可能額を把握するには、出金画面で確認するのが確実です。
出金できないときの原因と対処法
SBI証券から出金しようとしたときに、出金可能額が0円になっていたり、出金指示が受け付けられなかったりすることがあります。出金できない原因はいくつかあり、それぞれに対処法があります。ここでは、よくある出金トラブルの原因と解決方法を解説します。
出金可能額が0円または希望する金額より少ない場合、まず確認すべきは買付余力の状況です。未約定の買い注文がある場合、その注文に必要な資金は買付余力から差し引かれ、出金可能額も減少します。出金したい場合は、不要な買い注文を取り消すことで出金可能額を増やせます。
信用取引を行っている場合は、建玉の維持に必要な保証金が拘束されています。評価損が発生すると追加保証金が必要になり、出金可能額がさらに減少します。信用取引の建玉を決済するか、追加で入金することで、出金可能額を回復できます。
また、出金可能額は値洗い処理のタイミングで更新されます。夕方の値洗い処理後に出金可能額が減少することもあるため、出金を急ぐ場合は朝の値洗い処理後に確認しましょう。翌朝に正確な出金可能額が表示されます。
国内株式を売却した場合、売却代金は約定日から2営業日後の受渡日以降に出金できます。例えば、月曜日に株式を売却した場合、受渡日は水曜日となり、水曜日以降に出金可能額に反映されます。売却直後は買付余力に反映されますが、出金はできません。
さらに注意が必要なのは、日計り取引を行った場合です。同じ銘柄を同じ日に売買する日計り取引では、買付代金が受渡日まで拘束されます。日計り取引の売却代金を考慮した出金は、受渡日の翌営業日までできません。つまり、通常の売却より1日長く待つ必要があります。
受渡日を確認するには、SBI証券のWEBサイトで「口座管理」から「口座サマリー」を選択し、「受渡金額」の項目を確認します。ここに表示されている受渡予定日以降に、売却代金が出金可能額に反映されます。急いで現金化したい場合は、SBIハイブリッド預金を利用すれば受渡日当日に資金を動かせます。
出金指示を出した後に取り消したい場合、期限内であれば取り消しが可能です。通常出金の場合、出金予定日の前営業日16:00までは取り消しができます。例えば、水曜日出金予定で火曜日に出金指示を出した場合、火曜日の16:00までなら取り消せます。
しかし、16:00を過ぎると取り消しができなくなります。出金処理が開始されてしまうためです。金額を間違えた場合や、出金の必要がなくなった場合は、できるだけ早く取り消し手続きを行いましょう。取り消し方法は、SBI証券のWEBサイトで「入出金・振替」から「出金取消」を選択します。
SBI新生銀行へのリアルタイム出金は、取り消しが一切できません。出金指示を出した瞬間に処理されるため、金額の入力ミスには十分注意してください。リアルタイム出金を利用する際は、出金額を慎重に確認してから実行しましょう。
SBI証券では、定期的にシステムメンテナンスが行われます。メンテナンス中は出金指示を受け付けることができません。特にリアルタイム出金は、メンテナンス時間帯が設定されているため注意が必要です。
リアルタイム出金のメンテナンス時間は、毎営業日15:55~16:05、毎日23:45~翌0:15、毎月第2週と最終週の日曜日の0:30~6:00です。この時間帯を避けて出金指示を出す必要があります。通常出金は24時間受け付けていますが、臨時メンテナンス中は利用できない場合があります。
メンテナンス情報は、SBI証券のWEBサイトのトップページや「お知らせ」で確認できます。急ぎの出金が必要な場合は、事前にメンテナンススケジュールを確認しておくことをおすすめします。メンテナンス終了後すぐに出金指示を出せば、スムーズに手続きできます。
他のネット証券との出金サービス比較
SBI証券の出金サービスが他の主要ネット証券と比べてどうなのか気になる方も多いでしょう。ここでは、楽天証券、マネックス証券、松井証券、三菱UFJeスマート証券との比較を通じて、SBI証券の出金サービスの特徴を明らかにします。
主要ネット証券の出金手数料は、ほとんどが無料です。SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、三菱UFJeスマート証券のいずれも、登録した金融機関口座への出金手数料は無料で、振込手数料も証券会社が負担します。出金回数に制限もありません。
| 証券会社 | 出金手数料 | 振込手数料 | 出金回数制限 |
| SBI証券 | 無料 | 証券会社負担 | なし |
| 楽天証券 | 無料 | 証券会社負担 | なし |
| マネックス証券 | 無料 | 証券会社負担 | なし |
| 松井証券 | 無料 | 証券会社負担 | なし |
| 三菱UFJeスマート証券 | 無料 | 証券会社負担 | なし |
出金手数料に関しては、主要ネット証券で差はありません。どの証券会社を選んでも、出金コストを気にする必要はないと言えます。ただし、対面証券や一部の地方証券では出金手数料が有料の場合もあるため、口座開設前に確認することをおすすめします。
出金スピードは証券会社によって若干の違いがあります。通常出金の場合、ほとんどの証券会社が翌営業日に振り込まれますが、出金指示の受付時間や着金時間に差があります。
| 証券会社 | 通常出金 | 出金指示締切時間 | 着金予定時間 |
| SBI証券 | 翌営業日 | 15:30 | 正午ごろ |
| 楽天証券 | 翌営業日 | 15:00 | 正午ごろ |
| マネックス証券 | 翌営業日 | 15:00 | 正午ごろ |
| 松井証券 | 翌営業日 | 15:00 | 正午ごろ |
| 三菱UFJeスマート証券 | 翌営業日 | 15:00 | 正午ごろ |
SBI証券は出金指示の締切時間が15:30と、他社より30分遅いのが特徴です。仕事が終わってから出金手続きをする場合、わずかな時間差ですが余裕を持って手続きできます。着金時間はどの証券会社も正午ごろで、大きな差はありません。
即時入金サービスは、提携銀行からの入金が即座に証券口座に反映されるサービスです。出金とは逆の流れですが、資金移動の利便性を考える上で重要な要素です。SBI証券は提携銀行数が多く、即時入金サービスの利便性が高いと言えます。
| 証券会社 | 提携銀行数 | 主な提携銀行 | 入金手数料 |
| SBI証券 | 約10行 | 住信SBIネット銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行など | 無料 |
| 楽天証券 | 約10行 | 楽天銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行など | 無料 |
| マネックス証券 | 約10行 | 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行など | 無料 |
| 松井証券 | 約10行 | 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行など | 無料 |
| 三菱UFJeスマート証券 | 約10行 | 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行など | 無料 |
即時入金サービスの提携銀行数は、主要ネット証券でほぼ同じです。ただし、自分が使っている銀行が提携銀行に含まれているかは事前に確認しましょう。メガバンクやゆうちょ銀行はほとんどの証券会社で提携していますが、地方銀行は対応していない場合があります。
連携銀行サービスは、証券口座と銀行口座を連携させることで、資金移動を自動化したり、優遇金利を受けられたりするサービスです。SBI証券のSBIハイブリッド預金、楽天証券のマネーブリッジが代表的です。
| 証券会社 | 連携銀行 | サービス名 | 主な特徴 |
| SBI証券 | 住信SBIネット銀行 | SBIハイブリッド預金 | 自動スィープ、優遇金利、即日出金可能 |
| SBI証券 | SBI新生銀行 | SBIハイパー預金 | 自動スィープ、優遇金利、リアルタイム出金 |
| 楽天証券 | 楽天銀行 | マネーブリッジ | 自動入出金、優遇金利、楽天ポイント |
| マネックス証券 | なし | – | – |
| 松井証券 | なし | – | – |
| 三菱UFJeスマート証券 | 三菱UFJ銀行 | 自動引落 | 自動入金サービス |
SBI証券は住信SBIネット銀行とSBI新生銀行の2つの連携銀行があり、選択肢が豊富です。特にSBIハイブリッド預金は、実質的な即日出金を可能にする点で優れています。楽天証券のマネーブリッジも同様の自動スィープ機能があり、楽天ポイントが貯まる点が魅力です。
マネックス証券と松井証券には専用の連携銀行サービスがありませんが、即時入金サービスで十分カバーできます。三菱UFJeスマート証券は三菱UFJ銀行との連携があり、自動入金サービスが利用できます。自分が使っている銀行と証券会社の組み合わせを考えて選ぶと、資金管理が楽になります。
SBI証券から出金する際の振込先口座は、口座開設時に登録しますが、後から変更することも可能です。引っ越しや銀行の統廃合、より便利な銀行への変更など、出金口座を変更したい場面は意外と多いものです。ここでは、出金口座の新規登録と変更方法を解説します。
SBI証券の口座開設時に、出金先の金融機関口座を登録します。この口座は、本人名義の口座である必要があります。家族名義の口座や、第三者名義の口座は登録できません。全国のほとんどの銀行、信用金庫、信用組合、ゆうちょ銀行が登録可能です。
口座開設時の登録は、オンラインで完結します。金融機関名、支店名、口座種別(普通・当座)、口座番号、口座名義を正確に入力します。入力ミスがあると出金できないため、通帳やキャッシュカードを見ながら慎重に入力しましょう。
登録した口座情報は、SBI証券で審査が行われます。審査が完了すると、登録した口座への出金が可能になります。口座開設と同時に登録する場合は、口座開設完了と同時に出金口座も利用できるようになります。
出金口座を変更する場合は、SBI証券のWEBサイトから手続きします。ログイン後、「口座管理」から「お客さま情報 設定・変更」を選択し、「振込先金融機関口座」の項目で変更手続きを行います。変更には「登録事項変更届出書」の提出が必要な場合があります。
オンラインで変更できる場合は、新しい金融機関口座の情報を入力し、本人確認を行います。変更手続きが完了するまでには数日かかる場合があるため、急ぎの出金がある場合は早めに手続きしましょう。変更手続き中は、変更前の口座への出金が継続されます。
金融機関の合併や支店の統廃合があった場合も、登録口座の変更が必要です。変更手続きが完了していないと、出金指示を出しても振込が実行されない場合があります。金融機関から合併や統廃合の通知があった場合は、速やかにSBI証券の登録情報も更新しましょう。
出金時に知っておきたい注意点
SBI証券から出金する際には、いくつか知っておくべき注意点があります。これらを理解しておくことで、出金トラブルを未然に防ぎ、スムーズに資金を管理できます。ここでは、受渡日、出金限度額、出金履歴、セキュリティ、税金との関係について解説します。
株式を売却した代金は、約定日から2営業日後の受渡日まで出金できません。これは証券取引の仕組み上、決済に時間がかかるためです。例えば、月曜日に株式を売却した場合、受渡日は水曜日となり、水曜日以降に出金可能額に反映されます。
受渡日の仕組みを理解していないと、「売却したのに出金できない」と混乱することがあります。売却直後は買付余力に反映されるため、別の株式を購入することはできますが、銀行口座への出金はできません。急いで現金化したい場合は、SBIハイブリッド預金を利用すれば受渡日当日に資金を動かせます。
また、投資信託の売却代金は、通常約定日から3~4営業日後に受渡となります。株式よりも時間がかかるため、投資信託を売却して出金する場合は、さらに余裕を持ったスケジュールを立てましょう。海外株式の場合も、受渡日が国内株式と異なる場合があるため注意が必要です。
SBI証券では、1回あたりの出金限度額は設定されていません。出金可能額の範囲内であれば、全額を一度に出金することも可能です。1円単位で出金できるため、必要な金額だけを柔軟に出金できます。
ただし、セキュリティ対策として、100万円を超える出金の際は、登録Eメールアドレスを利用した二要素認証サービスの設定が必須となっています。一度二要素認証サービスを利用すると設定した場合、設定を変更するまでは出金額が100万円未満の場合でも本サービスが適用されます。
大口の出金を行う場合は、事前に二要素認証の設定を確認しておきましょう。また、出金先の金融機関によっては、1日あたりの入金限度額が設定されている場合があります。特にネット銀行では限度額が低い場合があるため、大口出金の際は出金先銀行の規定も確認することをおすすめします。
過去の出金履歴は、SBI証券のWEBサイトで確認できます。ログイン後、「口座管理」から「入出金明細」を選択すると、過去の入金・出金の履歴が表示されます。出金日、出金額、出金先口座などの詳細を確認できます。
出金履歴は、確定申告や資金管理に役立ちます。特に、複数の証券口座を持っている場合や、頻繁に入出金を行う場合は、定期的に履歴を確認して資金の流れを把握しましょう。出金履歴は通常、過去数年分が保存されており、必要に応じてCSVファイルでダウンロードすることも可能です。
出金が正しく実行されたか不安な場合は、出金履歴と銀行口座の入金履歴を照合しましょう。万が一、出金指示を出したのに銀行口座に入金されていない場合は、登録口座の情報に誤りがある可能性があります。SBI証券のカスタマーサポートに問い合わせて確認しましょう。
SBI証券では、不正出金を防ぐためのセキュリティ対策が強化されています。100万円を超える出金には二要素認証が必須となっており、登録したEメールアドレスに送信される認証コードを入力する必要があります。この仕組みにより、第三者による不正出金のリスクが大幅に低減されます。
二要素認証を設定するには、SBI証券のWEBサイトで「口座管理」から「セキュリティ設定」を選択し、二要素認証の設定を行います。登録したEメールアドレスが正しいことを確認し、認証コードを受信できる状態にしておきましょう。メールアドレスが古いものになっている場合は、事前に更新しておくことが重要です。
また、ログインパスワードと取引パスワードは定期的に変更することをおすすめします。推測されやすいパスワード(誕生日や連続した数字)は避け、英数字と記号を組み合わせた複雑なパスワードを設定しましょう。公共のWi-Fiなど安全性が不確かなネットワークでの取引は避け、自宅や信頼できるネットワークから手続きを行うことも大切です。
出金自体は課税対象ではありません。SBI証券から銀行口座へ資金を移動しても、その行為自体に税金はかかりません。ただし、株式や投資信託の売却によって利益が発生した場合は、譲渡益に対して税金が課されます。
特定口座(源泉徴収あり)を利用している場合は、売却時に自動的に税金が差し引かれるため、確定申告は不要です。出金可能額には、既に税金が差し引かれた後の金額が表示されます。一般口座や特定口座(源泉徴収なし)を利用している場合は、自分で確定申告を行い、税金を納める必要があります。
NISA口座で運用している資産を売却して出金する場合は、利益が非課税となります。NISA口座からの出金は、非課税枠に影響を与えません。ただし、一度NISA口座から出金した資金を再度NISA口座に入金しても、非課税枠は復活しないため注意が必要です。税金の取り扱いについて不明な点がある場合は、税理士や税務署に相談することをおすすめします。
通常出金の場合、出金予定日の前営業日16:00までは取り消しが可能です。SBI証券のWEBサイトで「入出金・振替」から「出金取消」を選択し、取り消したい出金指示を選んで手続きします。16:00を過ぎると取り消しができなくなるため、早めに手続きしましょう。SBI新生銀行へのリアルタイム出金は、取り消しが一切できません。
出金指示自体は土日祝日でも24時間受け付けています。ただし、実際の振込処理は営業日のみ行われるため、土日祝日に出金指示を出した場合は、翌営業日以降の振込となります。例えば、土曜日に出金指示を出した場合、月曜日が振込予定日となります。SBIハイブリッド預金を利用すれば、土日祝日でも住信SBIネット銀行のATMから現金を引き出せます。
SBI証券では、米ドル、ユーロ、豪ドル、NZドル、カナダドル、香港ドル、南アフリカランドの7通貨で外貨出金が可能です。外貨出金を利用するには、住信SBIネット銀行またはSBI新生銀行の外貨預金口座が必要です。外貨出金サービスの利用申込を行い、SBI証券のWEBサイトから外貨出金指示を出します。為替手数料がかかる場合があるため、事前に確認しましょう。
NISA口座で運用している資産を売却した代金は、通常の証券口座と同様に出金できます。NISA口座から出金しても、非課税枠には影響しません。ただし、一度出金した資金をNISA口座に再入金しても、非課税枠は復活しないため注意が必要です。NISA口座の資金は、長期的な資産形成を目的として運用し、頻繁に出金しないことをおすすめします。
SBI証券から登録した金融機関口座への出金手数料は、常に無料です。通常出金、リアルタイム出金のいずれも手数料はかかりません。ただし、外貨出金の場合は為替手数料が発生する場合があります。また、出金先の銀行で入金手数料が設定されている場合は、銀行側で手数料がかかる可能性がありますが、これは非常にまれなケースです。
SBI証券では、出金先口座として登録できるのは1つの金融機関口座のみです。複数の銀行口座を同時に登録することはできません。出金先を変更したい場合は、登録口座の変更手続きを行う必要があります。ただし、住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金やSBI新生銀行のSBIハイパー預金を利用している場合は、自動スィープによって実質的に複数の口座を使い分けることが可能です。
SBI証券の出金手数料は無料で、回数制限もありません。通常出金なら翌営業日、SBIハイブリッド預金を使えば即日で現金化できるため、資金の流動性が高く安心して投資できます。
出金方法は通常出金とリアルタイム出金の2種類があり、状況に応じて使い分けることで効率的に資金を管理できます。出金できない場合は、買付余力の不足や受渡日前であることが多いため、出金可能額と受渡日を確認しましょう。
他の主要ネット証券と比較しても、SBI証券の出金サービスは利便性が高く、特に住信SBIネット銀行やSBI新生銀行との連携サービスを活用すれば、さらに便利に資金を動かせます。出金口座の登録や変更も簡単に行えるため、自分に合った銀行口座を設定しておきましょう。
セキュリティ対策として二要素認証が導入されており、100万円を超える出金には認証が必要です。不正出金のリスクを抑えながら、安全に資金を管理できる仕組みが整っています。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。出金のタイミングや方法については、ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。詳しくはSBI証券の公式サイトでご確認いただくか、カスタマーサポートにお問い合わせください。
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