ネット証券のポイント還元を徹底比較!2025年版おすすめ5社と賢い貯め方

SBI証券は口座数1,400万口座を超える国内最大のネット証券です。手数料無料化や豊富な商品ラインナップで人気を集める一方で、「使いにくい」「セキュリティが心配」といった声も少なくありません。
実際に利用を検討している方の多くは、メリットだけでなくデメリットも把握してから口座開設を判断したいと考えているのではないでしょうか。
2024年にはIPO銘柄に関連した行政処分を受け、2025年には大規模な不正アクセス被害も発生しました。ネット証券最大手だからこそ、その弱点を知ることは資産を守るうえで欠かせません。
この記事を読めば、SBI証券の具体的なデメリットと、それぞれの対策方法がわかります。口座開設を迷っている方や、すでに利用中で不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
SBI証券のデメリットを理解するためには、まずどのようなサービスを提供しているのかを把握することが大切です。国内最大手としての特徴と、なぜデメリットを調べる人が多いのかを見ていきましょう。
SBI証券は2025年3月時点で口座数1,400万口座を突破した、国内ネット証券のトップ企業です。SBIホールディングスのグループ会社として、1999年のサービス開始以来、個人投資家向けのオンライン証券サービスを提供してきました。
取扱商品は国内株式、外国株式、投資信託、債券、FX、CFDなど非常に幅広く、ほとんどの投資ニーズに対応できます。米国株は約5,300銘柄以上を取り扱い、IPO(新規公開株)の取扱件数も業界最多クラスです。
住信SBIネット銀行や三井住友カードとの連携により、資金移動やポイント還元の面でも利便性が高いのが特徴といえます。ネット証券選びにおいて、まず候補に挙がる存在といってよいでしょう。
SBI証券の最大の強みは「ゼロ革命」と呼ばれる手数料無料化です。2023年9月から国内株式の売買手数料が0円になり、現物取引・信用取引ともに約定代金にかかわらず無料で取引できます。
投資信託は2,500本以上を取り扱い、購入時手数料は原則無料です。NISAでは米国株や海外ETFの売買手数料も無料となり、長期の資産形成を後押しします。
クレジットカード積立では三井住友カードを使って最大3%のVポイント還元を受けられます。dポイントやPontaポイントなど複数のポイントサービスにも対応しており、ポイント投資を始めやすい環境が整っています。
SBI証券は口座数ナンバーワンという実績がある反面、「本当に問題ないのか」と確認したい心理が働きやすい証券会社です。大切な資産を預ける場所だからこそ、メリットだけでなくリスクも知っておきたいと考えるのは自然なことでしょう。
2024年1月には金融庁から行政処分を受け、2025年には不正アクセスによる被害が報道されました。こうしたニュースを見て不安を感じ、実態を調べようとする方が増えています。
また、実際に口座を開設した利用者から「サイトが使いにくい」「アプリが多すぎる」といった声が上がっているのも事実です。検索数が多いのは、それだけ関心と不安が高いことの表れといえるでしょう。
SBI証券に対する不満で最も多く聞かれるのが、アプリやWebサイトの使いにくさです。豊富な機能と情報量が裏目に出ている面があり、特に投資初心者にとってはハードルが高く感じられることがあります。
SBI証券のスマホアプリは取扱商品ごとに分かれており、すべての取引を1つのアプリで完結させることができません。楽天証券の「iSPEED」のようなオールインワン型のアプリを期待していると、戸惑う方も多いでしょう。
主なアプリとしては「SBI証券 株アプリ」「SBI証券 米国株アプリ」「かんたん積立アプリ」「SBI証券 FXアプリ」「SBI証券 先物・オプションアプリ」などがあります。さらに本人認証用の「スマート認証NEO」も必要となるケースがあります。
国内株だけを取引する方であれば問題ありませんが、米国株と日本株の両方に投資したい場合は複数のアプリを使い分ける必要があります。ポートフォリオ全体を一画面で把握しにくいのは不便な点といえるでしょう。
例えば米国市場の急落を見て日本株を売却し、資金を米国株に振り向けたいと考えた場合、アプリ間を行き来して操作する手間がかかります。相場が動いている最中に複数のアプリを切り替えるのは、心理的なストレスにもなりえます。
2024年9月にはアプリの統合を目指したリニューアルが実施されましたが、ユーザーから「使いにくい」との声が殺到し、2週間で旧バージョンに戻すという異例の対応がありました。
SBI証券のPC版サイトは情報量が非常に多く、目的のページにたどり着くまでに時間がかかることがあります。メニュー構造が複雑で、どこに何があるのかが直感的にわかりにくいという声は根強くあります。
特に設定変更や各種手続きのページは階層が深く、検索機能を使っても目的の情報にたどり着けないことがあります。投資経験が豊富な方でも、最初は戸惑う場面があるかもしれません。
一方で、慣れてしまえば問題なく使えるという意見も多くあります。頻繁に使う機能をブックマークしておくなど、自分なりの工夫をすることで使いやすさは改善できるでしょう。
SBI証券の手数料無料化「ゼロ革命」を適用するには、各種書面の電子交付設定が必要です。この設定を見落としていると、知らないうちに手数料が発生してしまいます。
設定方法は、ログイン後「口座管理」から「電子交付書面」へ進み、「指定交付方法」を確認します。「郵送」になっている場合は「電子交付に変更」をクリックすれば手続き完了です。
切り替えが必要なのは「円貨建・米株信用の各種報告書」「外貨建(米株信用を除く)の各種報告書」「特定口座年間取引報告書」の3種類です。すべてを電子交付に設定することで、翌営業日23時以降から手数料無料が適用されます。
2025年に入ってから、証券口座を狙った不正アクセス被害が急増しています。SBI証券も例外ではなく、大規模な被害と補償が報道されました。資産を預ける立場として、セキュリティリスクは見過ごせない問題です。
2025年に入り、フィッシング詐欺などを通じて証券口座のID・パスワードが盗まれ、口座を乗っ取られる被害が相次ぎました。金融庁の発表によると、2025年1月から9月までに不正アクセスされた口座は累計約1万5千件、不正取引は約9千件に上っています。
2025年7月、SBIホールディングスはSBI証券における不正取引の補償に関連して約80億円の損失を計上する見込みであると発表しました。この被害規模は業界でも突出しており、楽天証券の約10億円と比較してもその差は歴然としています。
被害の多くはフィッシング詐欺やリスト型攻撃によるものとされています。攻撃者は不正に入手したログイン情報で口座に侵入し、保有株式を勝手に売却して別の銘柄を購入するといった手口が使われました。
SBI証券は2025年5月に補償方針を公表し、被害額の50%を金銭で補償するとともに、一律1万円の見舞金を支給する方針を示しました。ただし、全額補償ではないことに不安を感じる利用者も少なくありません。
補償を受けるためには、被害状況の精査が行われます。ユーザー側のパスワード管理状況や、証券会社の注意喚起への対応状況なども考慮されるため、必ずしもすべての被害が補償対象になるわけではありません。
2025年7月には被害者の会が結成され、全額補償を求める動きも出ています。補償の範囲や条件については、今後も動向を注視する必要があるでしょう。
証券口座の安全を守るためには、証券会社任せにせず自分自身でも対策を講じることが重要です。まずは他サイトと同じパスワードを使い回さないこと、定期的にパスワードを変更することを徹底しましょう。
不審なメールやSMSのリンクは絶対にクリックしないことも基本です。SBI証券を装ったフィッシングサイトは巧妙に作られており、見分けがつきにくいケースがあります。必ずブックマークや公式アプリからアクセスする習慣をつけてください。
SBI証券では「スマート認証NEO」という生体認証サービスを提供しています。スマートフォンの指紋認証や顔認証を使ってログインを承認する仕組みで、IDとパスワードだけの認証より安全性が高まります。
設定はSBI証券のスマートフォンアプリから行えます。「設定」メニューから「スマート認証NEO」を選択し、画面の案内に従って生体認証を登録すれば完了です。不正ログインを防ぐ有効な手段なので、必ず設定しておくことをおすすめします。
ネット証券は基本的に自分で操作・判断することが前提ですが、困ったときに頼れるサポートがあるかどうかは重要なポイントです。SBI証券のサポート体制には、改善を望む声も上がっています。
SBI証券の電話サポートは混雑していることが多く、「30分以上待たされた」「結局繋がらなかった」という口コミが見られます。特に相場が大きく動いているときやシステムトラブル発生時は、回線がパンクしやすい傾向があります。
問い合わせ窓口の電話番号はナビダイヤル(0570)が使われており、待ち時間中も通話料金が発生します。トラブル解決のために追加コストがかかる点は、ストレスを感じるポイントかもしれません。
SBI証券はオンライン専業のネット証券であり、野村證券やSMBC日興証券のような店舗窓口はありません。投資経験が浅い方にとって、対面で相談しながら進められないのは不安に感じる要素でしょう。
とはいえ、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)を通じた相談サービスは用意されています。また、FAQ(よくある質問)やチャットサポートも充実しているため、多くの疑問は自己解決できる環境は整っています。
SBI証券ではAIチャットボットによる24時間対応を導入していますが、定型的な質問にしか対応できないケースがあります。個別の取引状況に関する質問や、複雑な税務の問い合わせには対応しきれないことが多いです。
結局、電話やメールで問い合わせる必要が出てくると、回答を得るまでに時間がかかります。急ぎの用件がある場合は、余裕を持って問い合わせることをおすすめします。
SBI証券を利用していると、定期的にシステムメンテナンスの案内を目にします。取引したいタイミングでログインできないと、機会損失につながる可能性があります。
SBI証券では毎週土曜日の深夜から日曜日にかけて定期メンテナンスが実施されることが多く、その間は取引やログインができなくなります。また、システム更新やセキュリティ対策のための臨時メンテナンスも不定期に行われます。
メンテナンス中はマネーフォワードなどの外部連携サービスも正常に動作しなくなることがあります。資産状況の確認ができない時間が生じる点は、把握しておくべきでしょう。
臨時メンテナンスは平日に実施されることもあり、日本市場の取引時間中に注文が出せなくなるケースがゼロではありません。また、米国市場の急変時に日本の深夜帯でメンテナンスが入ると、対応が遅れる可能性があります。
こうしたリスクに備えるためには、複数の証券口座を持っておくことが有効です。メインの口座が使えない場合でも、サブ口座で緊急の取引ができる体制を整えておくと安心でしょう。
SBI証券の「ゼロ革命」は魅力的なサービスですが、すべての取引が無条件で無料になるわけではありません。適用条件や対象外の取引を理解しておかないと、思わぬコストが発生することがあります。
国内株式の売買手数料を無料にするためには、2つの条件を満たす必要があります。1つ目はインターネットコースを利用していること、2つ目は各種交付書面を電子交付に設定していることです。
まず「インターネットコース」または「インターネットコース(プランC)」であることが必要です。ダイレクトコースやIFAコース、対面コースは対象外となります。
次に「円貨建・米株信用の各種報告書」「外貨建(米株信用を除く)の各種報告書」「特定口座年間取引報告書」の3種類を電子交付に設定する必要があります。1つでも郵送設定が残っていると、手数料無料の対象外となるので注意してください。
(出典:No.1476 特定口座制度 – 国税庁)
SBI証券のS株(単元未満株)は1株から投資できる便利なサービスですが、注文方法に制限があります。指値注文ができず、成行注文のみの対応となるため、希望する価格で約定できない可能性があります。
S株の約定タイミングは前場始値・後場始値・後場終値の1日3回に限られています。リアルタイムでの売買はできないため、日中に相場が急変しても即座に対応することはできません。
楽天証券の「かぶミニ」はリアルタイム取引に対応しており、この点ではSBI証券のS株は機能面で見劣りします。デイトレードやタイミングを重視する取引には向いていないことを理解しておきましょう。
米国株を円貨決済で購入する場合、為替手数料が発生します。SBI証券では住信SBIネット銀行を経由して外貨を調達すると、為替コストを抑えられる仕組みがあります。
具体的には、住信SBIネット銀行で円をドルに両替し、SBI証券の外貨口座に入金する方法です。手間はかかりますが、為替スプレッドを節約したい方には有効な手段です。NISAでの取引であれば売買手数料は無料なので、あわせて活用するとよいでしょう。
SBI証券はIPOの取扱件数が業界トップクラスで、IPO投資家には人気の証券会社です。しかし抽選ルールには資金効率の面でデメリットがあり、投資資金が少ない方には不利な面もあります。
SBI証券のIPO抽選では、ブックビルディング申込時点では資金拘束されませんが、抽選実施時に買付余力の確認が行われます。必要な資金が口座になければ抽選対象外となってしまいます。
そして当選または補欠当選した場合は、購入意思表示を行うまで資金がロックされます。複数のIPOが重なる時期には、かなりの資金を口座に入れておく必要が生じます。
一方、松井証券や岡三オンラインは当選後に入金すればよい仕組みを採用しています。資金効率を重視するなら、こうした証券会社と併用するのも一つの方法です。
SBI証券独自の「IPOチャレンジポイント」は、IPOに落選するたびに1ポイントが付与され、貯めたポイントを使うと当選確率が上がる仕組みです。しかし、人気銘柄に当選するには数百ポイントが必要とされ、ポイントのインフレ化が進んでいます。
新規でポイントを貯め始める方にとっては、数年から10年単位の長期戦を覚悟する必要があります。短期的にIPO当選を狙うなら、完全平等抽選を採用している証券会社も併用することをおすすめします。
2024年1月、SBI証券は金融庁から行政処分を受けました。大手ネット証券が業務停止命令を受けるのは異例のことであり、企業としてのガバナンスに疑問を投げかける出来事でした。
処分の原因は、SBI証券が主幹事を務めたIPO銘柄における株価操作です。2020年12月から2021年9月にかけて、3銘柄の初値を公募価格以上に維持するため、顧客に特定の価格での買い注文を入れるよう働きかけていました。
この行為は金融商品取引法が禁じる相場操縦に該当すると判断されました。しかも役員クラスが関与していたことから、組織的な法令違反として重く見られました。
業務停止命令の対象は上場日におけるIPO銘柄の売買受託業務で、期間は2024年1月12日から18日までの1週間でした。通常の株取引や投資信託の取引には影響がありませんでした。
(出典:金融商品取引法について – 金融庁)
SBI証券は行政処分を受けて、経営管理体制および内部管理体制の強化を進める業務改善計画を策定しました。金融庁への定期報告も義務付けられており、再発防止に向けた取り組みは継続しています。
しかし、2025年に発生した不正アクセス被害への対応の遅れなど、ガバナンス面での課題が完全に解消されたとは言い切れない状況です。利用者としては、今後の動向を注視しながら利用を判断することが大切でしょう。
(出典:証券取引等監視委員会について – 金融庁)
SBI証券のデメリットを客観的に評価するためには、競合他社との比較が欠かせません。楽天証券やマネックス証券と比べたときの違いを整理してみましょう。
楽天証券の「iSPEED」は国内株・米国株・投資信託を1つのアプリで取引できる統合型のサービスです。SBI証券のようにアプリを使い分ける必要がなく、直感的な操作性で初心者にも扱いやすいと評価されています。
手数料面ではSBI証券の「ゼロ革命」と楽天証券の「ゼロコース」がほぼ同等で、大きな差はありません。楽天ポイントとの連携を重視する方は楽天証券、三井住友カードのポイント還元を重視する方はSBI証券という選び方もできます。
楽天証券のIPO抽選は、取り扱い銘柄が多く、すべて平等抽選で配分されるのが特徴です。事前に必要資金の入金は求められますが、取扱件数の多さと平等抽選のおかげで、多くの銘柄に申し込むチャンスを確保しやすいといえるでしょう。
資金効率の面では楽天証券に軍配が上がりますが、IPO取扱件数ではSBI証券が圧倒的に多いという違いがあります。両方の口座を持っておき、状況に応じて使い分けるのがベストな選択といえるでしょう。
マネックス証券は「銘柄スカウター」という無料の企業分析ツールが高く評価されています。過去10年以上の業績データや、セグメント別の売上構成などを視覚的にわかりやすく確認できます。
SBI証券にも分析ツールはありますが、銘柄スカウターほどの詳細さはないという声もあります。ファンダメンタル分析を重視する投資家は、マネックス証券で分析してSBI証券で取引するという使い方をする方も少なくありません。
各社にはそれぞれ異なるデメリットがあります。SBI証券はアプリの分散と情報量の多さが課題です。楽天証券は混雑時のサーバー負荷が指摘されることがあります。マネックス証券は国内株の手数料体系がやや複雑です。
どの証券会社も一長一短があるため、自分の投資スタイルに合った会社を選ぶことが大切です。可能であれば複数の口座を開設し、それぞれの強みを活かして使い分けることをおすすめします。
ここまでデメリットを中心に解説してきましたが、SBI証券が国内最大手として支持されているのには理由があります。デメリットを上回るメリットがあるからこそ、多くの投資家に選ばれているのです。
SBI証券の取扱商品数は業界でもトップクラスです。国内株式はもちろん、米国を含む9カ国の外国株式、投資信託2,500本以上、債券、FX、CFD、先物・オプションまで幅広くカバーしています。
IPO取扱件数は年間90件前後と業界最多水準で、主幹事を務める案件も多数あります。1つの口座であらゆる投資ニーズに対応できる総合力は、大きな魅力といえるでしょう。
SBI証券は複数のポイントサービスに対応しています。Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイルなどから選んでポイントを貯めることができます。
三井住友カードでのクレカ積立では最大3%のVポイント還元を受けられます。貯まったポイントで投資信託を購入することもでき、ポイントを活用した資産形成が可能です。
SBI証券ではPTS(私設取引システム)を利用した夜間取引が可能です。東証の取引時間外でも、朝8時20分から夜23時59分まで国内株式の売買ができます。
日中は仕事で取引できない会社員の方や、米国市場の動きを見てから日本株を売買したい方には便利なサービスです。他のネット証券でも夜間取引は可能ですが、SBI証券の取引時間は長い部類に入ります。
デメリットとメリットを踏まえると、SBI証券が向いている人と向いていない人の特徴が見えてきます。自分がどちらに当てはまるか、確認してみてください。
SBI証券は、豊富な商品ラインナップを活用して幅広い投資をしたい方に向いています。国内株だけでなく米国株やIPO、投資信託など、複数の商品に投資したい方には最適な選択肢です。
また、三井住友カードを利用している方はクレカ積立でのポイント還元を受けられるため、相性がよいといえます。ある程度の投資経験があり、自分で情報を調べながら投資できる方であれば、SBI証券の機能を十分に活かせるでしょう。
シンプルで直感的な操作性を重視する方には、SBI証券は向いていないかもしれません。アプリやサイトの複雑さに戸惑う可能性があるため、使いやすさを優先するなら楽天証券などを検討してみてください。
対面でのサポートを受けながら投資を始めたい初心者の方も、まずは大手証券会社の店舗相談から始めるほうが安心かもしれません。セキュリティに強い不安を感じる方は、複数の口座に資産を分散することをおすすめします。
すべての資産をSBI証券に集中させる必要はありません。メインは使いやすい証券会社を利用し、IPOや特定の商品だけSBI証券で取引するという使い方も有効です。
複数の口座を持つことで、システム障害やメンテナンス時のリスク分散にもなります。各社の強みを活かしながら、自分にとって最適な投資環境を構築してみてください。
SBI証券のデメリットは対策次第で軽減できるものが多くあります。利用を決めた方は、以下のポイントを押さえておくと安心です。
口座開設後、最初にすべきことはセキュリティ設定の強化です。スマート認証NEOを有効にし、ログインパスワードと取引パスワードは別々の複雑なものを設定してください。
定期的にログイン履歴を確認する習慣をつけることも大切です。身に覚えのないログインがあれば、すぐにパスワードを変更し、カスタマーサポートに連絡しましょう。
SBI証券のサイトは情報量が多いため、最初から全機能を使いこなそうとする必要はありません。まずは自分がよく使う機能に絞って操作を覚え、徐々に範囲を広げていくのがおすすめです。
よく使うページはブックマークに登録しておくと便利です。SBI証券公式のヘルプページや動画解説も充実しているので、わからないことがあれば活用してみてください。
1つの証券会社に資産を集中させることはリスクを伴います。SBI証券をメインで使う場合でも、楽天証券やマネックス証券などのサブ口座を持っておくと安心です。
システム障害時の代替手段として使えるだけでなく、各社の強みを活かした投資が可能になります。口座開設や維持に費用はかからないため、複数口座の保有は資産防衛の基本といえるでしょう。
SBI証券のデメリットとして挙げられるのは、アプリやサイトの使いにくさ、セキュリティインシデントへの不安、サポート体制の限界、メンテナンスの頻度、手数料無料の適用条件、IPOの資金効率、そして過去の行政処分です。
しかし、これらのデメリットは対策を講じることで軽減できるものが多くあります。セキュリティ設定の強化、使い方への慣れ、複数口座によるリスク分散などを実践することで、安心して利用できる環境を整えられます。
SBI証券は取扱商品の豊富さ、手数料の安さ、ポイント連携など、多くのメリットを持つネット証券です。デメリットを正しく理解したうえで、自分の投資スタイルに合っているかを判断してください。
資産運用は長期にわたる取り組みです。焦らず情報を集め、納得のいく証券会社選びをすることが、将来の資産形成につながります。
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