空売りにおすすめの証券会社|手数料と条件を比較

SBI証券で投資を始めようとしたとき、「ポイントは5種類から選べます」と言われて、どれを選べばいいのか迷っていませんか。
実は、ポイント選びを間違えると、年間で数千円から数万円も損をする可能性があります。
SBI証券では、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイントの5種類から選べますが、クレカ積立の還元率やポイント投資の可否など、それぞれ特徴が大きく異なります。
この記事では、SBI証券で選べる5種類のポイントの特徴、あなたに最適なポイントの選び方、効率的な貯め方と使い方を、投資額別のシミュレーションとともに詳しく解説します。
ポイント設定を正しく行うことで、投資をしながら効率的にポイントを貯め、さらにそのポイントで投資を拡大する好循環を作ることができます。
目次
SBI証券で選べるポイントは5種類
SBI証券では、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイントの5種類から、メインポイントを1つ選ぶことができます。
どのポイントを選ぶかによって、クレカ積立の還元率やポイント投資の可否が変わってきます。ここでは、それぞれのポイントの基本情報と特徴を詳しく見ていきましょう。
Vポイントは、三井住友カードが発行するポイントで、SBI証券で最も人気のあるポイントです。
三井住友カードでクレカ積立をすると、カードのランクに応じて0.5%から最大5.0%のポイント還元が受けられます。投資信託と国内株式の両方でポイント投資ができるため、貯めたポイントを効率的に資産運用に回すことが可能です。
また、コンビニや飲食店など、日常生活での利用先も豊富で使い勝手が良いのが特徴です。
Pontaポイントは、ローソンやじゃらんなどで貯まる・使えるポイントです。
au PAYカードでクレカ積立をすると1.0%のポイント還元が受けられます。投資信託の購入にポイントを使うことができますが、国内株式のポイント投資には対応していません。
普段からローソンやau経済圏のサービスを利用している方に向いています。
dポイントは、NTTドコモが提供するポイントサービスです。
dカードでクレカ積立をすると、カードのランクに応じて0.5%から最大3.0%のポイント還元が受けられます。
ただし、dポイントは投資信託や国内株式の購入には使えないという大きな制限があります。貯めたポイントは、ドコモのサービスや加盟店での利用に限られるため、ポイント投資を考えている方には不向きです。
JALマイルは、日本航空のマイレージプログラムです。
JALカードでクレカ積立をすると0.5%のマイル還元が受けられます。投資信託の購入にマイルを使うことはできませんが、航空券や座席のアップグレードに利用できます。
頻繁に飛行機を利用する方や、マイルを貯めて旅行を楽しみたい方に適しています。
PayPayポイントは、PayPayアプリで使えるポイントです。
2024年11月から新たに選択できるようになりました。PayPayカードでクレカ積立をすると0.7%から最大5.0%のポイント還元が受けられます。
投資信託の購入にポイントを使うことができ、日常の買い物でもPayPayアプリで幅広く利用できます。PayPay経済圏を活用している方に向いています。
どのポイントを選ぶべき?
5種類のポイントから最適なものを選ぶには、クレカ積立の還元率、ポイント投資の可否、普段使いとの相性の3つの観点から検討することが重要です。
ここでは、それぞれの判断軸について詳しく解説します。
クレカ積立は、毎月自動的にポイントが貯まる最も効率的な方法です。
三井住友カード プラチナプリファードなら5.0%、ゴールド(NL)なら1.0%の還元率でVポイントが貯まります。月10万円のクレカ積立なら、プラチナプリファードで年間6万円相当、ゴールド(NL)でも年間1万2千円相当のポイントが貯まる計算です。
PayPayカードも最大5.0%の還元率ですが、条件達成が必要になります。au PAYカードは1.0%、dカードは最大3.0%、JALカードは0.5%となっており、還元率に大きな差があります。
高還元率のクレジットカードは年会費がかかる場合があります。三井住友カード プラチナプリファードは年会費33,000円、ゴールド(NL)は年会費5,500円(年間100万円利用で翌年以降永年無料)です。年会費とポイント還元のバランスを考えて、自分に合ったカードを選ぶことが大切です。
貯めたポイントを投資に回せるかどうかは、資産形成の観点から重要なポイントです。
Vポイントは投資信託と国内株式の両方に使えるため、最も自由度が高くなっています。Pontaポイント、PayPayポイントは投資信託のみ、JALマイルとdポイントは投資に使えません。
ポイント投資のメリットは、現金を使わずに投資額を増やせることです。
例えば、月3万円のクレカ積立で貯まった年間3,600円相当のポイント(還元率1.0%の場合)を投資信託の購入に充てれば、実質的な投資額を増やすことができます。長期的に見ると、この複利効果は大きな差を生みます。
特に投資初心者の方は、「ポイントだから気軽に投資できる」という心理的なハードルの低さもメリットです。現金での投資に抵抗がある方でも、ポイントなら投資を始めやすいでしょう。
投資で貯めたポイントを日常生活で使うことを考えると、普段から利用しているポイントサービスを選ぶのも合理的な判断です。
Vポイントはコンビニ・飲食店・ネットショッピングなど幅広い加盟店で使えます。Pontaポイントはローソンやじゃらん、dポイントはファミリーマートやドコモのサービス、PayPayポイントはPayPay加盟店で利用可能です。
例えば、毎日ローソンで買い物をする方ならPontaポイント、ドコモのスマホを使っている方ならdポイント、PayPayでの支払いが多い方ならPayPayポイントを選ぶと、投資で貯めたポイントを無駄なく使い切ることができます。
ただし、ポイント投資ができないdポイントやJALマイルを選ぶ場合は、投資で得られるメリットが限定的になることを理解しておきましょう。クレカ積立の還元率とポイントの使い道のバランスを考えて、総合的に判断することが大切です。
Vポイントがおすすめな3つの理由
SBI証券で選べる5種類のポイントの中で、最もおすすめなのがVポイントです。
クレカ積立の還元率、ポイント投資の自由度、普及率の高さという3つの観点から、Vポイントが優れている理由を解説します。
三井住友カード プラチナプリファードを使えば、クレカ積立で5.0%という業界最高水準の還元率を実現できます。
月10万円のクレカ積立なら、年間6万円相当のVポイントが貯まります。ゴールド(NL)でも1.0%の還元率で、年間1万2千円相当のポイントが貯まる計算です。
他のポイントと比較すると、PayPayポイントも最大5.0%ですが条件達成が必要、dポイントは最大3.0%、Pontaポイントは1.0%、JALマイルは0.5%となっており、Vポイントの優位性が際立ちます。
Vポイントは、投資信託と国内株式の両方でポイント投資ができる唯一のポイントです。
投資信託は100円から、国内株式は1ポイントから購入できるため、少額から気軽に投資を始められます。
貯めたVポイントを投資信託の購入に充てれば、実質的な投資額を増やすことができます。例えば、月3万円のクレカ積立で年間3,600ポイント(還元率1.0%)が貯まった場合、そのポイントを投資信託の購入に使えば、年間投資額を36万3,600円に増やせます。
国内株式のポイント投資では、1株から購入できる銘柄も多く、少額から個別株投資を体験できます。「ポイントだから気軽に試せる」という心理的なハードルの低さも、投資初心者にとって大きなメリットです。
Vポイントは、コンビニ、飲食店、ネットショッピングなど、全国約100万店舗以上の加盟店で利用できます。
セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、マクドナルド、ドトールコーヒー、Amazonなど、日常生活で頻繁に利用する店舗が幅広く対応しています。
また、VポイントはSBI証券での投資以外にも、三井住友銀行のATM手数料や振込手数料の支払い、Vポイントアプリでのネットショッピング、他社ポイントへの交換など、多様な使い道があります。
ポイントの有効期限は最終利用日から2年間で、定期的に利用していれば実質無期限です。一方、Pontaポイントはローソンやじゃらんなど特定の加盟店、dポイントはドコモ関連サービスやファミリーマート、PayPayポイントはPayPay加盟店と、使える場所がやや限定的です。
SBI証券でポイントを貯める4つの方法
SBI証券では、投信マイレージ、クレカ積立、国内株式手数料マイレージ、新規口座開設特典の4つの方法でポイントを貯めることができます。
それぞれの仕組みと効率的な貯め方を詳しく解説します。
投信マイレージは、投資信託の月間平均保有金額に応じてポイントが貯まる仕組みです。
保有しているだけで自動的にポイントが付与されるため、長期投資をしている方に特に有利な制度です。
付与率は銘柄によって異なり、通常銘柄は年率0.05%から0.1%、SBI証券が指定する銘柄は年率0.15%、プレミアムセレクト銘柄は年率0.25%となっています。例えば、年率0.1%の投資信託を1,000万円保有していれば、年間1万円相当のポイントが貯まる計算です。
| 銘柄区分 | 付与率(年率) | 1,000万円保有時の年間ポイント |
| 通常銘柄 | 0.05%〜0.1% | 5,000〜10,000ポイント |
| 指定銘柄 | 0.15% | 15,000ポイント |
| プレミアムセレクト | 0.25% | 25,000ポイント |
投信マイレージのポイントは毎月付与されるため、長期保有するほど複利効果で資産が増えていきます。ただし、付与率が高い銘柄を選ぶことよりも、運用成績や手数料を重視して投資信託を選ぶことが大切です。ポイント付与率はあくまで副次的なメリットとして考えましょう。
クレカ積立は、クレジットカードで投資信託を自動購入する仕組みで、最も効率的にポイントを貯める方法です。
毎月5万円または10万円まで積立設定ができ、カードのランクに応じてポイント還元が受けられます。
三井住友カードの場合、プラチナプリファードは5.0%、ゴールド(NL)は1.0%、一般カードは0.5%の還元率です。月10万円のクレカ積立なら、プラチナプリファードで年間6万円、ゴールド(NL)で年間1万2千円、一般カードで年間6千円相当のVポイントが貯まります。
| カード種類 | 還元率 | 月10万円積立時の年間ポイント |
| 三井住友カード プラチナプリファード | 5.0% | 60,000ポイント |
| 三井住友カード ゴールド(NL) | 1.0% | 12,000ポイント |
| 三井住友カード(NL) | 0.5% | 6,000ポイント |
| au PAYカード | 1.0% | 12,000ポイント |
| dカード GOLD | 3.0% | 36,000ポイント |
| PayPayカード ゴールド | 最大5.0% | 最大60,000ポイント |
クレカ積立は、一度設定すれば自動的に積立とポイント獲得が続くため、手間がかかりません。つみたて投資枠(新NISA)でもクレカ積立が利用できるため、非課税メリットとポイント還元の両方を享受できます。
国内株式手数料マイレージは、国内株式の取引手数料に応じてポイントが貯まる仕組みです。
月間の国内株式取引手数料の1.1%相当のポイントが付与されます。
ただし、SBI証券では2023年9月30日から国内株式の売買手数料が無料化されているため、現物取引と信用取引(制度・一般)では手数料マイレージが発生しません。手数料が発生する取引(金・プラチナ取引、先物・オプション取引など)のみが対象となります。
SBI証券では、新規口座開設時にポイントがもらえるキャンペーンを定期的に実施しています。
キャンペーン内容は時期によって異なりますが、口座開設だけで数千円相当のポイントがもらえることもあります。
また、口座開設後の初回取引や、一定額以上の入金などの条件を満たすと、追加でポイントがもらえるキャンペーンもあります。例えば、口座開設後に投資信託を購入すると2,000ポイント、新NISAで取引を開始すると3,000ポイントなど、複数の特典を組み合わせることで、数万円相当のポイントを獲得できる場合もあります。
キャンペーン情報は、SBI証券の公式サイトや口座開設ページで確認できます。口座開設を検討している方は、キャンペーン期間中に申し込むことで、お得にポイントを獲得できます。ただし、キャンペーンの適用条件や期間は変更される可能性があるため、最新情報を必ず確認しましょう。
実際にどれくらいのポイントが貯まるのか、月3万円、5万円、10万円の投資額別にシミュレーションしてみましょう。
クレカ積立と投信マイレージを組み合わせることで、効率的にポイントを貯めることができます。
月3万円のクレカ積立を1年間続けた場合、三井住友カード ゴールド(NL)(還元率1.0%)なら年間3,600ポイントが貯まります。
さらに、投信マイレージ(年率0.1%と仮定)で、年間平均保有額216万円に対して2,160ポイントが貯まります。合計で年間5,760ポイント(約5,760円相当)が貯まる計算です。
| 獲得方法 | 年間ポイント |
| クレカ積立(1.0%還元) | 3,600ポイント |
| 投信マイレージ(0.1%) | 2,160ポイント |
| 合計 | 5,760ポイント |
月5万円のクレカ積立を1年間続けた場合、三井住友カード ゴールド(NL)(還元率1.0%)なら年間6,000ポイントが貯まります。
投信マイレージ(年率0.1%)で、年間平均保有額360万円に対して3,600ポイントが貯まります。合計で年間9,600ポイント(約9,600円相当)が貯まる計算です。
| 獲得方法 | ゴールド(NL) | プラチナプリファード |
| クレカ積立 | 6,000ポイント | 30,000ポイント |
| 投信マイレージ(0.1%) | 3,600ポイント | 3,600ポイント |
| 合計 | 9,600ポイント | 33,600ポイント |
月10万円のクレカ積立を1年間続けた場合、三井住友カード ゴールド(NL)(還元率1.0%)なら年間1万2,000ポイントが貯まります。
投信マイレージ(年率0.1%)で、年間平均保有額720万円に対して7,200ポイントが貯まります。合計で年間1万9,200ポイント(約1万9,200円相当)が貯まる計算です。
三井住友カード プラチナプリファード(還元率5.0%)を使えば、クレカ積立だけで年間6万ポイント、投信マイレージと合わせて年間6万7,200ポイント(約6万7,200円相当)が貯まります。
| 獲得方法 | ゴールド(NL) | プラチナプリファード |
| クレカ積立 | 12,000ポイント | 60,000ポイント |
| 投信マイレージ(0.1%) | 7,200ポイント | 7,200ポイント |
| 合計 | 19,200ポイント | 67,200ポイント |
上記のシミュレーションは、以下の前提条件に基づいて計算しています。
実際には、投資信託の評価額が上下するため、投信マイレージの付与額も変動します。また、クレカ積立の還元率は、カード会社の規約変更により変更される可能性があります。最新の情報は、SBI証券および各カード会社の公式サイトで確認してください。
貯めたポイントの使い方
SBI証券で貯めたポイントは、投資信託や国内株式の購入に使うことで、効率的に資産を増やすことができます。
ここでは、ポイントの具体的な使い方と注意点を解説します。
Vポイント、Pontaポイント、PayPayポイントは、投資信託の購入に1ポイント=1円として使えます。
100円から購入できるため、少額のポイントでも気軽に投資を始められます。
ポイントで投資信託を購入する最大のメリットは、現金を使わずに投資額を増やせることです。例えば、クレカ積立で貯まった年間1万2,000ポイントを投資信託の購入に充てれば、実質的な年間投資額を1万2,000円増やせます。
ポイント投資は、つみたて投資枠(新NISA)でも利用できます。非課税メリットとポイント投資を組み合わせることで、より効率的に資産形成ができます。
Vポイントは、国内株式の購入にも使えます。
1ポイント=1円として、1株から購入できるため、少額から個別株投資を体験できます。S株(単元未満株)を利用すれば、数百円から数千円で有名企業の株式を購入することも可能です。
ポイントで国内株式を購入するメリットは、「ポイントだから気軽に試せる」という心理的なハードルの低さです。現金での投資に抵抗がある方でも、ポイントなら個別株投資を始めやすいでしょう。
ただし、国内株式は投資信託よりも値動きが大きく、個別企業のリスクを直接受けます。分散投資の観点から、ポイント投資であっても複数の銘柄に分散するか、投資信託を中心に運用することをおすすめします。
dポイントは、SBI証券で貯めることはできますが、投資信託や国内株式の購入には使えません。貯めたdポイントは、ドコモのサービスや加盟店での利用に限られます。
dポイントをメインポイントに設定する場合は、ポイント投資ができないことを理解した上で選びましょう。
dカード GOLDでクレカ積立をすれば3.0%の還元率でdポイントが貯まりますが、そのポイントを投資に回せないため、資産形成の観点からは効率が悪くなります。
メインポイントの設定方法
SBI証券でポイントを貯めるには、メインポイントの設定が必須です。
設定をしないとポイントが貯まらないため、口座開設後は必ず設定しましょう。ここでは、初めて設定する場合と、ポイントを変更する場合の手順を解説します。
初めてメインポイントを設定する手順は以下のとおりです。
メインポイントの設定は即座に反映されます。設定完了後は、投信マイレージやクレカ積立で自動的にポイントが貯まり始めます。ただし、クレカ積立のポイント還元を受けるには、別途クレジットカードの登録と積立設定が必要です。
一度設定したメインポイントは、年に1回まで変更できます。変更手順は初回設定とほぼ同じですが、いくつか注意点があります。
メインポイントを変更すると、それまで貯めていたポイントは引き続き利用できますが、変更後は新しいポイントが貯まるようになります。例えば、VポイントからPontaポイントに変更した場合、既に貯まっているVポイントはそのまま使えますが、今後はPontaポイントが貯まります。ポイント変更は年に1回までという制限があるため、慎重に検討してから変更しましょう。
SBI証券のポイントで気をつけたい5つのこと
SBI証券のポイントを効率的に貯めて使うには、いくつかの注意点があります。
ここでは、特に気をつけたい5つのポイントを解説します。
SBI証券でポイントを貯めるには、メインポイントの設定が必須です。口座開設しただけでは、投信マイレージやクレカ積立のポイントは貯まりません。
特に、口座開設から時間が経っている方は、メインポイントを設定していない可能性があります。設定を忘れていると、本来貯まるはずだったポイントを逃してしまうため、必ず確認しましょう。
各ポイントには有効期限があり、期限を過ぎると失効してしまいます。
Vポイントは最終利用日から2年間、Pontaポイントは最終利用日から1年間、dポイントは獲得月から48か月後の月末、JALマイルは36か月後の月末、PayPayポイントは最終利用日から2年間が有効期限です。
定期的にポイントを使っていれば、有効期限は延長されるため、実質無期限で利用できます。ただし、長期間使わないでいると失効するリスクがあるため、定期的にポイント残高と有効期限を確認しましょう。
クレカ積立のポイント還元率は、カード会社の規約変更により変更される可能性があります。
実際に、三井住友カードでは2024年に還元率の変更がありました。現在の還元率が将来も続く保証はないため、還元率だけを理由にクレジットカードを選ぶのはリスクがあります。
カードの年会費、通常の買い物での還元率、付帯サービスなども総合的に考えて、自分に合ったカードを選びましょう。また、還元率の変更情報は、カード会社の公式サイトやメールで通知されるため、定期的に確認することをおすすめします。
ポイントで投資信託や国内株式を購入した場合でも、通常の投資と同じく元本割れのリスクがあります。「ポイントだから失っても大丈夫」と考えて、リスクの高い投資をするのは避けましょう。
ポイント投資であっても、分散投資や長期投資の原則は変わりません。投資信託を選ぶ際は、運用成績、手数料、リスクを確認し、自分のリスク許容度に合った商品を選ぶことが大切です。
クレカ積立の高還元率に魅力を感じて、本来不要な投資をしてしまうリスクがあります。
ポイント還元はあくまで副次的なメリットであり、投資判断の主な理由にすべきではありません。
投資は、自分の資産形成の目的やリスク許容度に合わせて行うべきです。「ポイントが貯まるから」という理由だけで投資額を増やすと、生活資金を圧迫したり、リスクの高い投資をしてしまったりする可能性があります。
また、三井住友カード プラチナプリファードなど年会費が高いカードを、ポイント還元だけを目的に作るのも慎重に検討すべきです。年会費とポイント還元のバランスを計算し、本当にメリットがあるかを確認してから申し込みましょう。
知っておきたいポイントの疑問
SBI証券のポイントに関して、よくある疑問にQ&A形式で答えます。
住信SBIネット銀行のスマプロポイントとSBI証券のポイント(Vポイント等)は、別のポイントサービスです。
スマプロポイントは、住信SBIネット銀行の預金残高や取引に応じて貯まるポイントで、現金やJALマイルに交換できます。SBI証券と住信SBIネット銀行の口座を連携(SBIハイブリッド預金)すると、預金金利が優遇されますが、ポイントが統合されるわけではありません。
ポイントで投資信託や国内株式を購入した場合、取得価額はポイント数と同額(1ポイント=1円)として扱われます。
売却時の利益は、通常の投資と同じく譲渡所得として課税対象になります。例えば、1万ポイントで投資信託を購入し、1万5千円で売却した場合、5千円の利益に対して20.315%の税金がかかります。
特定口座(源泉徴収あり)で取引していれば、自動的に税金が差し引かれるため、確定申告は不要です。新NISA口座で取引すれば、売却益は非課税になります。
SBI証券では、以前「SBIポイント」という独自のポイントサービスがありましたが、2022年にVポイントへの統合が完了しました。
旧SBIポイントは自動的にVポイントに移行されており、引き続き利用できます。旧SBIポイントを保有していた方は、SBI証券のウェブサイトで現在のVポイント残高を確認できます。
メインポイントの変更は年に1回までという制限があるため、慎重に検討してから変更しましょう。
ベストなタイミングは、保有しているクレジットカードを変更したときや、ライフスタイルが変わってポイントの使い道が変わったときです。例えば、三井住友カードからau PAYカードに変更した場合、メインポイントもVポイントからPontaポイントに変更すると、クレカ積立とポイント投資を同じポイントで統一できます。
SBI証券では、メインポイントは1つしか設定できないため、複数のポイントを同時に貯めることはできません。
例えば、VポイントとPontaポイントの両方を貯めることはできず、どちらか一方を選ぶ必要があります。
ただし、クレカ積立で貯まるポイントは、登録しているクレジットカードの種類によって決まります。例えば、メインポイントをVポイントに設定し、au PAYカードでクレカ積立をすると、投信マイレージではVポイントが、クレカ積立ではPontaポイントが貯まります。この場合、実質的に2種類のポイントを貯めることになりますが、管理が複雑になるため、あまりおすすめしません。
SBI証券では、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイントの5種類から、メインポイントを選ぶことができます。
クレカ積立の還元率、ポイント投資の可否、普段使いとの相性を考えて、自分に最適なポイントを選びましょう。
最もおすすめなのはVポイントです。三井住友カード プラチナプリファードなら最大5.0%の還元率でクレカ積立ができ、投資信託と国内株式の両方でポイント投資が可能です。普及率も高く、日常生活で使いやすいため、総合的に最も優れたポイントと言えます。
ポイントを効率的に貯めるには、クレカ積立と投信マイレージの組み合わせが効果的です。月10万円の投資で、年間最大約6万7千円相当のポイントが貯まります。貯めたポイントは投資信託や国内株式の購入に使い、複利効果で資産を増やしましょう。
ただし、ポイント設定を忘れると貯まらない、有効期限がある、クレカ積立の還元率は変更される可能性があるなど、いくつかの注意点があります。また、ポイント欲しさに不要な投資をしないよう、投資判断は慎重に行いましょう。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。ポイント投資も通常の投資と同じリスクがあることをご理解ください。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
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