永久に持っておきたい6つの高配当米国株|選び方と注意点

証券会社選びで迷っていませんか。
投資を始めたいけれど、どの証券会社を選べばいいのか分からない方は多いです。
この記事では、口座数・人気度・実績をもとに証券会社をランキング形式で紹介します。手数料の安さ、取扱商品の豊富さ、NISA対応など、選び方のポイントも詳しく解説します。
初心者の方でも自分に合った証券会社を見つけられる内容です。投資の第一歩を踏み出すための参考にしてください。
目次
証券会社ランキングTOP5
証券会社選びで最も参考になるのが、口座開設数と実績です。多くの投資家に選ばれている証券会社は、サービスの質や信頼性が高い傾向にあります。
ここでは、2025年最新の情報をもとに、人気と実績で選ぶ証券会社TOP5を紹介します。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券の特徴
約1,500万口座を誇る国内最大級のネット証券
投資信託約2,600本、米国株約5,000銘柄と業界トップクラスの品揃え
手数料は現物取引・信用取引ともに原則無料
5種類のポイントが貯まる・使える
IPO取扱実績年間78銘柄(2024年実績)
SBI証券は約1,500万口座を誇る国内最大級のネット証券です。口座数の多さは、多くの投資家から信頼されている証拠と言えます。
取扱商品の豊富さが最大の魅力です。投資信託は約2,600本、米国株は約5,000銘柄と業界トップクラスの品揃えを誇ります。初心者から上級者まで、幅広い投資ニーズに対応できる体制が整っています。
手数料は現物取引・信用取引ともに原則無料です。S株(単元未満株)なら1株から購入できるため、少額投資も可能です。Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALポイント、PayPayポイントの5種類のポイントが貯まる・使えるのも大きなメリットです。
IPO(新規公開株)の取扱実績も年間78銘柄(2024年実績)と豊富です。主幹事実績も年間12社あり、IPO投資を考えている方には特におすすめです。
外国株は米国を含む8カ国に対応しており、グローバル分散投資を考えている方にも適しています。HYPER SBI 2などの高機能取引ツールも無料で利用できます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券の特徴
楽天カードで積立購入すると楽天ポイントが貯まる
貯まったポイントは投資にも使える
投資信託約2,550本、米国株約4,500銘柄と豊富
MARKET SPEED IIという高機能取引ツールが無料
楽天経済圏を活用している方に特にメリット大
楽天証券は約1,200万口座を持つ人気のネット証券です。楽天経済圏を活用している方には特にメリットが大きい証券会社です。
最大の特徴は楽天ポイントとの連携です。楽天カードで投資信託を積立購入すると、決済額に応じて楽天ポイントが貯まります。貯まったポイントは投資にも使えるため、ポイント投資を始めたい方に最適です。
手数料は現物取引が原則無料、信用取引も0円から利用できます。投資信託は約2,550本、米国株は約4,500銘柄と豊富な品揃えです。かぶミニ®(単元未満株)は約2,100銘柄に対応しており、少額から分散投資ができます。
MARKET SPEED IIという高機能取引ツールが無料で使えるのも魅力です。リアルタイム情報やチャート分析機能が充実しており、本格的な投資にも対応できます。
NISA口座も充実しており、つみたて投資枠対象商品は約200本あります。楽天ユーザーなら、ポイント還元の恩恵を最大限に受けられる証券会社です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数(残あり口座) | 約105.3万口座 ※2025年3月末時点 |
| 取引手数料 | 【国内株式】 約定代金 × 最大1.265%(税込) ※最低手数料2,750円(税込) 【米国株式】 約定代金 × 0.495%(税込) ※最低手数料22米ドル(税込) ※手数料は取引チャネルや銘柄により異なります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA:つみたて投資枠・成長投資枠ともに対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 29銘柄 ※2025年時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式(約4,000銘柄) / 米国株式 / 投資信託(約285本) |
| 投資信託 | 約4,054本 ※2025年7月時点 |
| 外国株 | 米国株:約4,500銘柄 その他外国株:取扱限定的 |
| 取引ツール(PC) | オンライントレード(WEB) 専用取引アプリ(PC版) |
| スマホアプリ | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券アプリ(iOS / Android対応) |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行(即時入出金サービス対応) |
| ポイント投資・付与 | なし(ポイント投資制度は未対応) |
| 口座開設スピード | 通常2〜3営業日 ※オンライン申込後、書類提出状況により変動 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の特徴
三菱UFJフィナンシャル・グループの一員として高い信頼性
アナリストレポートや市場分析など質の高い情報提供
外国株は14カ国に対応でグローバル分散投資に強い
IPO取扱実績年間21銘柄、主幹事実績年間9社(2024年実績)
Pontaポイントが貯まる・使える
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は約1,800万口座を持つ大手証券会社です。三菱UFJフィナンシャル・グループの一員として、高い信頼性と安定性を誇ります。
大手証券ならではの情報提供力が強みです。アナリストレポートや市場分析など、質の高い投資情報を提供しています。投資判断に役立つ情報が充実しているため、中級者以上の投資家にも支持されています。
外国株は14カ国に対応しており、グローバル分散投資の選択肢が広いのが特徴です。米国株は約650銘柄と他社より少なめですが、主要銘柄は網羅しています。
IPO取扱実績は年間21銘柄、主幹事実績は年間9社(2024年実績)と、大手ならではの実績があります。Pontaポイントが貯まる・使えるため、Pontaユーザーにもメリットがあります。
投資信託は約750本、つみたてNISA対象商品は約30本と、ネット証券に比べると商品数は少なめです。しかし、厳選された商品ラインナップと大手の安心感を重視する方には適しています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券の特徴
米国株約5,000銘柄と業界トップクラスの取扱数
時間外取引にも対応
クレジットカード積立の還元率が最大1.1%
投資信託約1,800本、つみたてNISA対象商品約217本
IPO取扱実績年間54銘柄(2024年実績)
マネックス証券は約270万口座を持つネット証券です。米国株投資に強いことで知られており、米国株投資家からの支持が厚い証券会社です。
米国株は約5,000銘柄と業界トップクラスの取扱数を誇ります。時間外取引にも対応しており、米国市場の取引時間外でも売買できるのが大きな特徴です。米国株の情報提供も充実しており、本格的な米国株投資を考えている方に最適です。
クレジットカード積立の還元率が高いのも魅力です。マネックスカードで投資信託を積立購入すると、最大1.1%のポイント還元が受けられます。長期的な積立投資では、この還元率の差が大きな金額になります。
手数料は現物取引が55円から1,070円、信用取引が99円から385円と、取引金額に応じた設定です。投資信託は約1,800本、つみたてNISA対象商品は約217本と充実しています。
IPO取扱実績は年間54銘柄(2024年実績)と豊富です。マネックストレーダーをはじめとする取引ツールも17種類用意されており、自分の投資スタイルに合わせて選べます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券の特徴
25歳以下は取引手数料が完全無料
26歳以上でも1日50万円までなら手数料無料
サポート体制が充実(平日8時30分から17時まで電話対応)
投資信託約1,900本、つみたてNISA対象商品約250本
創業100年を超える老舗のネット証券
松井証券は約160万口座を持つ老舗のネット証券です。創業100年を超える歴史があり、ネット証券の先駆けとしても知られています。
最大の特徴は25歳以下の手数料が完全無料という点です。現物取引・信用取引ともに、25歳以下なら取引金額に関わらず手数料がかかりません。若い世代の資産形成を応援する姿勢が明確です。
26歳以上でも、1日の約定金額が50万円までなら手数料無料です。少額投資を中心に行う方なら、年齢に関わらず手数料負担を抑えられます。
サポート体制の充実も松井証券の強みです。電話サポートは平日8時30分から17時まで対応しており、初心者の疑問にも丁寧に答えてくれます。投資信託の相談窓口も設けられており、商品選びのサポートも受けられます。
投資信託は約1,900本、つみたてNISA対象商品は約250本と豊富です。米国株は約4,900銘柄に対応しており、海外投資の選択肢も広がっています。IPO取扱実績は年間54銘柄(2024年実績)です。
マーケットラボなど12種類のPC向け取引ツール、8種類のモバイルアプリを提供しており、多様な投資スタイルに対応しています。
証券会社は数多くあり、それぞれに特徴があります。自分に合った証券会社を選ぶためには、比較すべきポイントを理解することが大切です。
ここでは、証券会社選びで重要な5つのポイントを解説します。
手数料は投資のコストに直結するため、できるだけ安い証券会社を選ぶことが重要です。特に少額投資や頻繁に取引する方にとって、手数料の差は利益に大きく影響します。
現在、多くのネット証券が現物取引の手数料を無料または格安に設定しています。SBI証券や楽天証券は現物取引が原則無料です。松井証券は1日50万円までの取引なら手数料がかかりません。
投資信託の購入手数料(販売手数料)も確認しましょう。多くのネット証券では投資信託の購入手数料を無料(ノーロード)にしています。ただし、一部の商品では手数料がかかる場合もあるため、購入前に確認が必要です。
米国株など外国株の取引手数料も証券会社によって異なります。米国株投資を考えている方は、米国株の手数料体系も比較してください。
取扱商品の種類と数は、投資の選択肢の広さを決めます。将来的に投資の幅を広げたいと考えているなら、商品ラインナップが豊富な証券会社を選ぶべきです。
投資信託の取扱本数は証券会社によって大きく異なります。SBI証券は約2,600本、楽天証券は約2,550本と豊富ですが、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は約750本です。多ければ良いわけではありませんが、選択肢が多い方が自分に合った商品を見つけやすくなります。
外国株の取扱状況も重要です。米国株だけでなく、中国株やアセアン株など、どの国の株式を取引できるかを確認しましょう。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は14カ国に対応しており、グローバル分散投資に適しています。
単元未満株(1株から購入できるサービス)の対応も確認してください。SBI証券のS株、楽天証券のかぶミニ®など、各社が独自のサービスを提供しています。少額から分散投資したい方には必須の機能です。
2024年から新NISA制度が始まり、非課税で投資できる枠が大幅に拡大しました。NISA口座での投資を考えているなら、NISA対応商品の充実度は重要な選択基準です。
つみたて投資枠の対象商品数を確認しましょう。SBI証券は約271本、楽天証券は約200本、マネックス証券は約217本と、主要ネット証券は豊富な商品を揃えています。一方、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は約30本と少なめです。
成長投資枠でどのような商品を購入できるかも重要です。ほとんどの証券会社が成長投資枠に対応していますが、取扱商品の種類は異なります。個別株、投資信託、ETFなど、自分が投資したい商品に対応しているか確認してください。
NISA口座での取引手数料も確認しましょう。多くの証券会社がNISA口座での取引手数料を無料にしていますが、一部の商品や取引では手数料がかかる場合もあります。
ポイント還元や特典は、投資のお得度を高める重要な要素です。長期的な積立投資では、ポイント還元の差が大きな金額になることもあります。
クレジットカード積立のポイント還元率を比較しましょう。楽天証券では楽天カードで積立購入すると楽天ポイントが貯まります。マネックス証券はマネックスカードで最大1.1%の還元率を実現しています。
貯まったポイントを投資に使えるかも重要です。SBI証券はVポイント、Pontaポイント、dポイントなど5種類のポイントに対応しており、ポイント投資も可能です。楽天証券は楽天ポイントで投資信託や株式を購入できます。
口座開設キャンペーンや取引特典も確認してください。多くの証券会社が新規口座開設者向けのキャンペーンを実施しています。ただし、キャンペーンだけで証券会社を選ぶのではなく、長期的に使いやすいかどうかを重視しましょう。
取引ツールの使いやすさは、日々の投資活動に直結します。特にスマホアプリの使い勝手は、外出先での取引や情報確認に重要です。
PC向け取引ツールの機能を確認しましょう。SBI証券のHYPER SBI 2、楽天証券のMARKET SPEED IIなど、主要ネット証券は高機能な取引ツールを無料で提供しています。チャート分析機能、リアルタイム情報、銘柄スクリーニングなど、自分の投資スタイルに必要な機能が揃っているか確認してください。
スマホアプリの評価も重要です。アプリストアのレビューや評価を参考に、実際の使い勝手を確認しましょう。画面の見やすさ、操作のしやすさ、情報の充実度などをチェックしてください。
デモ取引や体験版があれば、実際に使ってみることをおすすめします。口座開設前にツールの使い心地を確認できれば、自分に合った証券会社を選びやすくなります。
手数料を徹底比較
手数料は投資のコストに直結するため、証券会社選びで最も重視すべきポイントの一つです。
ここでは、主要な取引における手数料を詳しく比較します。
国内株式の売買手数料は、証券会社によって大きく異なります。現在は手数料無料の証券会社が増えていますが、取引金額や取引回数によって最適な証券会社は変わります。
SBI証券と楽天証券は現物取引・信用取引ともに原則無料です。ただし、一部のETFやREITの信用取引では手数料がかかる場合があります。頻繁に取引する方や取引金額が大きい方には、この2社が特におすすめです。
松井証券は1日の約定金額が50万円までなら手数料無料です。50万円を超えると、約定金額に応じて手数料がかかります。少額投資を中心に行う方なら、実質的に手数料無料で取引できます。
DMM株は25歳以下なら実質無料、26歳以上は55円から880円の手数料がかかります。信用取引は年齢に関わらず無料です。若い世代や信用取引を中心に行う方に適しています。
三菱UFJeスマート証券は、ワンショット手数料コースと一日定額手数料コースの2つから選べます。一日定額手数料コースなら、現物・信用取引合わせて100万円以下は手数料無料です。
大手証券は手数料が高めの傾向にあります。野村證券は現物取引が152円から78,571円、SMBC日興証券のダイレクトコースは137円から27,500円です。ただし、大手ならではの情報提供やサポート体制を考慮すると、手数料だけで判断すべきではありません。
投資信託の購入手数料(販売手数料)は、多くのネット証券で無料(ノーロード)になっています。長期的な積立投資では、購入手数料の有無が最終的な資産額に大きく影響するため、重要な比較ポイントです。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券などの主要ネット証券は、ほとんどの投資信託を購入手数料無料で提供しています。つみたてNISA対象商品はすべて購入手数料無料です。
ただし、一部の商品では購入手数料がかかる場合があります。特にアクティブ型の投資信託や、特殊な投資対象の商品では手数料が設定されていることがあります。購入前に必ず確認しましょう。
投資信託の保有コストである信託報酬も重要です。信託報酬は購入手数料とは別に、保有している間ずっとかかるコストです。長期保有するなら、信託報酬の低い商品を選ぶことが資産形成の成功につながります。
クレジットカード積立のポイント還元を考慮すると、実質的なコストはさらに下がります。楽天証券やマネックス証券では、クレジットカード積立でポイントが貯まるため、購入手数料無料に加えてポイント分のメリットがあります。
米国株の取引手数料は、証券会社によって体系が異なります。米国株投資を考えているなら、手数料体系をしっかり比較することが重要です。
SBI証券は約定代金の0.495%(税込)、最低手数料は0米ドル、上限は22米ドル(税込)です。取引金額が大きくなっても上限があるため、高額取引でもコストを抑えられます。
楽天証券も同様に約定代金の0.495%(税込)、最低手数料は0米ドル、上限は22米ドル(税込)です。SBI証券と同じ手数料体系で、どちらを選んでもコストは変わりません。
マネックス証券は約定代金の0.495%(税込)、最低手数料は0米ドル、上限は22米ドル(税込)です。主要ネット証券3社の米国株手数料は横並びと言えます。
DMM株は約定代金の0米ドルと、米国株の取引手数料が完全無料です。頻繁に米国株を取引する方や、少額取引を繰り返す方にはコスト面で大きなメリットがあります。
moomoo証券もベーシックコースなら約定金額の0.132%(税込)と比較的安く、アドバンスコースなら0.0049米ドルとさらに低コストです。米国株投資を中心に考えているなら、DMM株やmoomoo証券も検討する価値があります。
取扱商品を比較
証券会社によって取扱商品の種類と数は大きく異なります。投資の選択肢が広いほど、自分の投資戦略に合った商品を見つけやすくなります。
ここでは、主要な商品カテゴリーごとに比較します。
投資信託の取扱本数は、証券会社選びの重要な指標です。特に長期的な資産形成を考えている方にとって、投資信託は中心的な投資対象となります。
SBI証券は約2,600本と業界トップクラスの投資信託を取り扱っています。インデックスファンドからアクティブファンド、テーマ型ファンドまで、幅広い選択肢があります。つみたてNISA対象商品も約271本と豊富です。
楽天証券は約2,550本の投資信託を取り扱っており、SBI証券に次ぐ品揃えです。つみたてNISA対象商品は約200本で、初心者から上級者まで幅広いニーズに対応できます。
マネックス証券は約1,800本、松井証券は約1,900本と、主要ネット証券は十分な品揃えを誇ります。つみたてNISA対象商品もマネックス証券が約217本、松井証券が約250本と充実しています。
大手証券は商品数が少なめの傾向にあります。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は約750本、野村證券は約900本です。ただし、厳選された商品ラインナップという見方もでき、選択肢が多すぎて迷う方には適している場合もあります。
投資信託は本数が多ければ良いわけではありません。自分の投資目的に合った商品があるかどうかが重要です。低コストのインデックスファンド、分配金重視のファンド、特定のテーマに投資するファンドなど、自分が投資したい商品が揃っているかを確認しましょう。
外国株の取扱状況は、グローバル分散投資を考える上で重要です。特に米国株は、GAFAMをはじめとする成長企業への投資機会として注目されています。
米国株の取扱銘柄数では、SBI証券とマネックス証券が約5,000銘柄と業界トップクラスです。主要な大型株からグロース株、高配当株まで、幅広い選択肢があります。時間外取引に対応しているマネックス証券は、米国市場の取引時間外でも売買できる点が魅力です。
楽天証券は約4,500銘柄、松井証券は約4,900銘柄と、主要ネット証券は十分な品揃えです。米国株投資を考えているなら、これらの証券会社から選べば問題ありません。
moomoo証券は約7,000銘柄以上と、豊富な米国株を取り扱っています。中国株や香港株も取り扱っており、アジア株投資にも強みがあります。
取扱国数では、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が14カ国と豊富です。米国、中国だけでなく、欧州やアジアの新興国株式にも投資できます。グローバルに分散投資したい方には適しています。
みずほ証券は米国株が約6,500銘柄、取扱国数は6カ国と、大手証券ならではの品揃えです。SBI証券も8カ国に対応しており、主要な市場はカバーしています。
IPO投資を考えているなら、取扱実績と主幹事実績を確認することが重要です。IPOは人気が高く抽選倍率も高いため、取扱銘柄数が多い証券会社の方が当選確率が上がります。
SBI証券は年間78銘柄(2024年実績)と豊富なIPO取扱実績を誇ります。主幹事実績も年間12社あり、IPO投資を本格的に行いたい方には最適です。IPOチャレンジポイント制度があり、落選してもポイントが貯まり、次回以降の当選確率が上がる仕組みも魅力です。
大手証券もIPOに強みがあります。SMBC日興証券は年間52銘柄、主幹事実績は年間22社と、主幹事数ではトップクラスです。みずほ証券は年間43銘柄、主幹事実績は年間19社です。野村證券は年間46銘柄、主幹事実績は年間16社と、大手3社はいずれもIPOに強い実績があります。
主要ネット証券では、マネックス証券と松井証券が年間54銘柄と同数です。楽天証券は年間56銘柄と、ネット証券の中では比較的多い取扱実績があります。
IPO投資では、複数の証券会社に口座を開設して申し込むことで当選確率を高める戦略が一般的です。主幹事実績の多い大手証券と、取扱銘柄数の多いネット証券を組み合わせるのがおすすめです。
単元未満株(1株から購入できるサービス)は、少額から分散投資したい方にとって重要なサービスです。通常の株式取引では100株単位での購入が必要ですが、単元未満株なら1株から購入できます。
SBI証券のS株は約3,500銘柄に対応しており、業界トップクラスの品揃えです。東証プライム、スタンダード、グロース市場の主要銘柄をカバーしています。買付手数料は実質無料で、少額投資に適しています。
楽天証券のかぶミニ®は約2,100銘柄に対応しています。リアルタイム取引が可能で、市場が開いている時間帯なら即座に売買できるのが特徴です。手数料は約定代金の0.22%(税込)、スプレッドは0.22%です。
マネックス証券のワン株は約1,500銘柄に対応しています。買付手数料は無料、売却手数料は約定代金の0.55%(税込)です。少額から積立投資を始めたい方に適しています。
三菱UFJeスマート証券のプチ株®、野村證券のまめ株など、多くの証券会社が単元未満株サービスを提供しています。取扱銘柄数、手数料、取引時間などを比較して、自分に合ったサービスを選びましょう。
単元未満株は、高額な銘柄にも少額から投資できるメリットがあります。例えば、株価が1万円の銘柄でも、単元未満株なら1万円から購入できます。分散投資を少額から始めたい初心者には特におすすめです。
NISAにおすすめの証券会社5社
2024年から始まった新NISA制度は、非課税保有限度額が1,800万円に拡大され、より多くの資産を非課税で運用できるようになりました。
NISA口座での投資を考えているなら、NISA対応が充実した証券会社を選ぶことが重要です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券はつみたて投資枠の対象商品が約271本と業界トップクラスです。インデックスファンドからアクティブファンドまで、幅広い選択肢から自分に合った商品を選べます。
成長投資枠でも豊富な商品ラインナップがあります。国内株式、米国株をはじめとする外国株式、投資信託、ETFなど、多様な投資対象に非課税で投資できます。
三井住友カードでつみたて投資を行うと、Vポイントが貯まります。ポイント還元率は最大0.5%で、長期的な積立投資ではポイント分のメリットも大きくなります。
NISA口座での国内株式取引手数料は無料です。成長投資枠で個別株投資を考えている方にもコスト面でメリットがあります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は楽天カードでつみたて投資を行うと、楽天ポイントが貯まります。ポイント還元率は最大1.0%(一部ファンド)で、主要ネット証券の中でも高い還元率です。
つみたて投資枠の対象商品は約200本と豊富です。低コストのインデックスファンドを中心に、初心者から上級者まで満足できる品揃えです。
楽天ポイントで投資信託を購入できるのも大きな魅力です。日常の買い物で貯まった楽天ポイントを投資に回せるため、実質的な投資元本を増やせます。楽天経済圏を活用している方には特にメリットが大きい証券会社です。
MARKET SPEED IIという高機能取引ツールが無料で使えるため、NISA口座でも本格的な投資分析ができます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券はマネックスカードでつみたて投資を行うと、最大1.1%のポイント還元が受けられます。主要ネット証券の中で最も高い還元率で、長期的な積立投資では大きなメリットになります。
つみたて投資枠の対象商品は約217本と充実しています。低コストのインデックスファンドを中心に、バランス型ファンドやテーマ型ファンドまで幅広く揃っています。
米国株の取扱銘柄数が約5,000銘柄と豊富なため、成長投資枠で米国株に投資したい方に適しています。時間外取引にも対応しており、米国市場の取引時間外でも売買できます。
NISA口座での国内株式取引手数料は無料です。成長投資枠を活用して個別株投資を行いたい方にもコスト面でメリットがあります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券はサポート体制の充実が大きな特徴です。電話サポートは平日8時30分から17時まで対応しており、NISA口座の開設方法や商品選びの相談にも丁寧に答えてくれます。
つみたて投資枠の対象商品は約250本と豊富です。投資信託の相談窓口も設けられており、どの商品を選べばいいか分からない初心者でも安心して始められます。
NISA口座での国内株式取引手数料は無料です。成長投資枠で個別株投資を考えている方にもコスト面でメリットがあります。
25歳以下なら通常の口座でも取引手数料が完全無料のため、NISA口座と通常口座を併用して投資の幅を広げることもできます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,800,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【ワンショット手数料コース】 約定代金5万円以下:55円(税込) 約定代金50万円超:1,070円(税込)【一日定額手数料コース】 1日100万円まで:0円 1日300万円まで:2,750円(税込) 以降300万円ごとに:2,750円(税込)加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄(2025年4月時点) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(1,155銘柄) |
| 投資信託 | 約1,853本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約1,050銘柄(2025年4月時点) |
| 取引ツール(PC) | kabuステーション / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | 三菱UFJ eスマート証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行 / auじぶん銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短翌営業日(スマートフォンによるオンライン申込) |
三菱UFJeスマート証券はPontaポイントが貯まる・使える証券会社です。au PAYカードでつみたて投資を行うと、Pontaポイントが貯まります。Pontaポイントを日常的に貯めている方にはメリットがあります。
つみたて投資枠の対象商品は約250本と充実しています。低コストのインデックスファンドを中心に、幅広い選択肢があります。
プチ株®(単元未満株)がNISA口座でも利用できるため、成長投資枠で少額から個別株に投資できます。高額な銘柄にも1株から投資できるため、分散投資がしやすくなります。
一日定額手数料コースなら、現物・信用取引合わせて100万円以下は手数料無料です。NISA口座と通常口座を併用する場合でも、コストを抑えて投資できます。
初心者が気をつけたい3つのこと
投資を始める際には、リスクを正しく理解し、適切な方法で資産形成を進めることが大切です。
ここでは、初心者が特に気をつけるべき3つのポイントを解説します。
投資には元本割れのリスクがあります。預金とは異なり、投資した金額が減る可能性があることを理解しておく必要があります。
株式投資では、企業の業績悪化や市場環境の変化により株価が下落することがあります。投資信託も、組み入れている株式や債券の価格変動により基準価額が下がることがあります。
リスクを完全にゼロにすることはできませんが、分散投資によってリスクを軽減することは可能です。複数の銘柄や資産クラスに分散して投資することで、一つの投資先が大きく値下がりしても、全体への影響を抑えられます。
短期的な価格変動に一喜一憂せず、長期的な視点で投資を続けることも重要です。金融庁も、長期・積立・分散投資の重要性を推奨しています。
投資初心者は、まず少額から始めて経験を積むことが大切です。いきなり大きな金額を投資すると、価格変動に動揺して冷静な判断ができなくなる可能性があります。
つみたてNISAなら月100円から積立投資を始められます。少額から始めることで、投資の仕組みや価格変動の感覚を掴めます。慣れてきたら徐々に投資額を増やしていくのが賢明です。
単元未満株サービスを活用すれば、個別株にも少額から投資できます。SBI証券のS株、楽天証券のかぶミニ®など、1株から購入できるサービスを利用すれば、数千円から個別株投資を体験できます。
少額投資で経験を積みながら、投資の知識を深めていくことが長期的な成功につながります。焦らず、自分のペースで投資を続けることが大切です。
分散投資は、投資のリスクを抑える基本的な方法です。一つの銘柄や資産クラスに集中投資すると、その投資先が大きく値下がりした場合に大きな損失を被る可能性があります。
複数の銘柄に分散して投資することで、一つの銘柄が値下がりしても、他の銘柄が値上がりすることで損失を相殺できる可能性があります。株式だけでなく、債券やREIT(不動産投資信託)など、異なる資産クラスに分散することも効果的です。
投資信託は、一つの商品で数十から数百の銘柄に分散投資できるため、初心者にも適しています。特にインデックスファンドは、市場全体に分散投資できるため、個別銘柄選びのリスクを避けられます。
地域の分散も重要です。日本株だけでなく、米国株や新興国株にも投資することで、特定の国や地域の経済状況に左右されにくいポートフォリオを構築できます。
口座開設の流れと必要書類
証券口座の開設は、オンラインで簡単に手続きできます。
ここでは、口座開設の流れと必要な書類を解説します。
証券口座を開設するには、本人確認書類とマイナンバー確認書類が必要です。事前に準備しておくと、スムーズに手続きを進められます。
本人確認書類として使えるのは、運転免許証、健康保険証、パスポート、住民票の写しなどです。多くの証券会社では、スマートフォンで本人確認書類を撮影してアップロードする方法に対応しています。
マイナンバー確認書類は、マイナンバーカード、通知カード、マイナンバーが記載された住民票の写しのいずれかが必要です。マイナンバーカードがあれば、本人確認とマイナンバー確認を一度に行えるため、手続きが簡単になります。
銀行口座情報も必要です。証券口座への入金や、売却代金の出金に使う銀行口座の情報(金融機関名、支店名、口座番号など)を用意しておきましょう。
必要書類が揃ったら、証券会社の公式サイトから口座開設の申し込みを行います。多くの証券会社では、24時間いつでもオンラインで申し込みできます。
申し込みフォームに、氏名、住所、生年月日、職業、年収などの基本情報を入力します。投資経験や投資目的を聞かれることもありますが、正直に答えれば問題ありません。
本人確認書類とマイナンバー確認書類をアップロードします。スマートフォンで撮影した画像をそのままアップロードできる証券会社が多いため、手続きは簡単です。
口座の種類を選択します。特定口座(源泉徴収あり)を選ぶと、証券会社が税金の計算と納付を自動で行ってくれるため、確定申告が不要になります。初心者には特定口座(源泉徴収あり)がおすすめです。
NISA口座を同時に開設するかどうかも選択できます。NISA口座は一つの金融機関でしか開設できないため、メインで使いたい証券会社で開設しましょう。
申し込み後、証券会社による審査が行われます。審査期間は証券会社によって異なりますが、最短で即日、通常は2〜5営業日程度です。
審査が完了すると、口座開設完了のメールが届きます。ログインIDやパスワードが記載された書類が郵送またはメールで送られてきます。
ログイン情報を使って証券会社のサイトやアプリにログインし、初期設定を行います。取引パスワードの設定、連絡先メールアドレスの登録などを済ませましょう。
銀行口座から証券口座に入金すれば、すぐに取引を始められます。多くの証券会社では、提携銀行からのリアルタイム入金サービスがあり、即座に入金が反映されます。
初めての取引では、少額から始めることをおすすめします。投資信託の積立設定や、単元未満株での個別株購入など、リスクを抑えた方法で投資を始めましょう。
複数の証券口座を持つことは可能です。実際、多くの投資家が用途に応じて複数の証券会社を使い分けています。
例えば、つみたて投資はポイント還元率の高い楽天証券で行い、IPO投資は取扱銘柄数の多いSBI証券で行うといった使い分けができます。米国株はマネックス証券、国内株はSBI証券といった分け方も一般的です。
ただし、NISA口座は一つの金融機関でしか開設できません。NISA口座を開設する証券会社は慎重に選びましょう。年に1回、NISA口座を別の金融機関に変更することは可能ですが、手続きに時間がかかります。
証券会社が倒産しても、預けている株式や投資信託は保護されます。これは、証券会社が顧客の資産を自社の資産と分けて管理する「分別管理」が法律で義務付けられているためです。
万が一、分別管理が適切に行われていなかった場合でも、日本投資者保護基金により1,000万円まで補償されます。この制度により、投資家の資産は二重に保護されています。
ただし、証券会社の倒産により、一時的に資産の引き出しや取引ができなくなる可能性はあります。また、外貨建て資産や海外預託の資産は保護の対象外となる場合があるため、詳細は各証券会社に確認してください。
ほとんどの証券会社では、口座開設や口座維持に費用はかかりません。口座開設手数料、口座管理料ともに無料です。
取引をしなくても口座を維持できるため、複数の証券会社に口座を開設しても金銭的な負担はありません。キャンペーンを活用すれば、口座開設でポイントや現金がもらえることもあります。
ただし、取引を行う際には売買手数料や信託報酬などのコストがかかります。口座開設自体は無料ですが、投資には費用が伴うことを理解しておきましょう。
NISA口座は、一つの金融機関でしか開設できません。複数の証券会社でNISA口座を持つことはできないため、メインで使いたい証券会社を慎重に選ぶ必要があります。
ただし、年に1回、NISA口座を別の金融機関に変更することは可能です。変更手続きには時間がかかるため、その年の投資枠を使い切る前に手続きを開始する必要があります。
通常の課税口座(特定口座・一般口座)は複数の証券会社で開設できます。NISA口座は一つの証券会社で、通常口座は別の証券会社で開設するという使い分けも可能です。
特定口座と一般口座の違いは、税金の計算と納付を誰が行うかという点です。
特定口座(源泉徴収あり)は、証券会社が税金の計算と納付を自動で行ってくれます。確定申告が不要になるため、初心者にはこの口座タイプがおすすめです。年間取引報告書も証券会社が作成してくれます。
特定口座(源泉徴収なし)は、証券会社が年間取引報告書を作成してくれますが、税金の納付は自分で行う必要があります。確定申告が必要ですが、他の所得と損益通算したい場合などに便利です。
一般口座は、税金の計算も納付も自分で行う必要があります。年間取引報告書も自分で作成しなければならないため、手間がかかります。特別な理由がない限り、一般口座を選ぶメリットは少ないです。
証券会社を乗り換えることは可能です。保有している株式や投資信託を別の証券会社に移管できます。
移管手続きは、移管先の証券会社に申し込みます。移管元の証券会社に直接連絡する必要はありません。移管先の証券会社が移管元と連絡を取り、手続きを進めてくれます。
移管には手数料がかかる場合があります。移管元の証券会社が手数料を請求することが多いですが、移管先の証券会社が手数料を負担してくれるキャンペーンを実施していることもあります。
NISA口座の金融機関変更も可能ですが、その年に既にNISA口座で買付を行っている場合は、翌年からの変更となります。また、保有している商品は移管できないため、移管元の金融機関で保有し続けるか、売却する必要があります。
証券会社選びは、投資の第一歩として非常に重要です。この記事では、口座数・人気度・実績をもとに証券会社をランキング形式で紹介し、選び方のポイントを詳しく解説しました。
SBI証券は口座数No.1で取扱商品が豊富、楽天証券は楽天ポイントが貯まる・使える、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は大手の安心感、マネックス証券は米国株に強い、松井証券は25歳以下の手数料が無料といった特徴があります。手数料の安さ、取扱商品の豊富さ、NISA対応、ポイント還元、取引ツールの使いやすさなど、複数の観点から比較して自分に合った証券会社を選びましょう。
初心者の方は、元本割れのリスクを理解し、少額から始めて経験を積むことが大切です。分散投資でリスクを抑えながら、長期的な視点で資産形成を進めてください。
複数の証券会社に口座を開設して用途に応じて使い分けることも可能です。NISA口座は一つの金融機関でしか開設できないため、メインで使いたい証券会社を慎重に選びましょう。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。
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