大阪の証券会社ランキング|選び方とおすすめを徹底比較

大阪の証券会社ランキング|選び方とおすすめを徹底比較

大阪で証券会社を探しているけど、どこを選べばいいか分からない。

そんな悩みを抱えていませんか。

大阪には大手ネット証券の支店だけでなく、岩井コスモ証券をはじめとした地場証券も多く存在します。この記事では、大阪在住者の視点で、手数料・商品・サービスを比較しながら、あなたに最適な証券会社の選び方を解説します。

投資初心者から経験者まで、自分に合った証券会社が見つかります。

この記事の要約
  • 大阪在住者には、ネット証券と地場証券を組み合わせた選択肢がある
  • SBI証券・楽天証券は手数料無料で投資信託が豊富、初心者におすすめ
  • 岩井コスモ証券は大阪の地場証券で対面相談に強い
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

大阪で証券会社を選ぶ前に知っておきたいこと

証券会社を選ぶ前に、基本的な知識を押さえておきましょう。

大阪には全国展開するネット証券の支店と、地元に根ざした地場証券の両方があります。それぞれの特徴を理解することで、自分に合った選択ができるようになります。

証券会社には2つのタイプがある

証券会社は大きく分けて「店舗型証券」と「ネット証券」の2つのタイプに分類されます。

店舗型証券は、実際に店舗を構えて対面で相談できる証券会社です。担当者と直接話しながら投資の相談ができるため、初めて投資をする人や、まとまった資産を運用したい人に向いています。

ネット証券の特徴

インターネット上で取引が完結

店舗を持たない分、手数料が安い

スマホアプリで簡単に取引できる

一方、ネット証券はインターネット上で取引が完結する証券会社です。店舗を持たない分、人件費や家賃などのコストを削減できるため、手数料が安いのが最大の特徴です。

SBI証券や楽天証券などが代表的で、スマホアプリで簡単に取引できます。最近では、店舗型証券もネット取引サービスを提供しており、両方のメリットを活用できる証券会社も増えています。

金融庁に登録された第一種金融商品取引業者であれば、どちらのタイプでも安心して利用できます。自分の投資スタイルや相談ニーズに合わせて選ぶことが大切です。

金融庁:金融商品取引業者登録一覧

大阪に本店がある地場証券の特徴

大阪には岩井コスモ証券をはじめとした地場証券が複数存在します。

地場証券とは、特定の地域を営業エリアとして活動している証券会社のことで、地元に密着したサービスを提供しているのが特徴です。

岩井コスモ証券の特徴

大阪市中央区今橋に本社を置く中堅証券会社

近畿地区を中心に14支店を展開

地域に根ざした丁寧なサポート

岩井コスモ証券は大阪市中央区今橋に本社を置く中堅証券会社で、岸和田市発祥の地場証券です。近畿地区を中心に14支店を展開しており、大阪在住者にとっては身近な存在と言えます。

対面での相談を重視する人や、地元の証券会社を応援したい人には魅力的な選択肢です。地場証券のメリットは、地域に根ざした丁寧なサポートを受けられる点です。

ネット証券と比べると手数料が高めに設定されていることが多いため、取引コストを重視する人は注意が必要です。

ネット証券と店舗型証券の違い

ネット証券と店舗型証券の最も大きな違いは、手数料と相談体制です。

ネット証券は国内株式の取引手数料が無料の会社も多く、コストを抑えて投資できます。SBI証券や楽天証券では、現物取引の手数料が原則無料となっています。

店舗型証券は手数料が高めですが、担当者と対面で相談できる安心感があります。投資信託の選び方や資産配分のアドバイスを受けたい人、相続や税金対策も含めた総合的な相談をしたい人には向いています。

  • ネット証券:投資信託2,000本以上、米国株数千銘柄
  • 店舗型証券:取扱商品が限られる場合もあるが、厳選された商品を提案
  • 自分の投資スタイルや知識レベルに合わせて選ぶことが重要

大阪在住者におすすめの証券会社5社

大阪在住者の視点で、手数料・商品・サービスを総合的に比較し、おすすめの証券会社を5社厳選しました。

ネット証券と地場証券を組み合わせることで、それぞれのメリットを活用できます。

SBI証券|口座数No.1の総合力

SBI証券の画像
項目 内容
口座数 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む)
取引手数料 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。
NISA対応
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点
成長投資枠対象商品 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点)
投資信託 約2,550本 ※2025年3月3日時点
外国株 8カ国/米国株式(5,000銘柄)
取引ツール(PC) HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー
スマホアプリ SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD
提携銀行口座 SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立)
口座開設スピード 最短 翌営業日

SBI証券は約1,500万口座を誇る国内最大手のネット証券です。国内株式の現物・信用取引の手数料が原則無料で、投資信託も約2,600本と業界トップクラスの品揃えを誇ります。

SBI証券の強み

米国株は約5,000銘柄、外国株は8ヵ国に対応

IPO取扱実績は年間78銘柄(2024年実績)と業界トップ

5種類のポイントプログラムから選べる

最大の強みは、あらゆる投資ニーズに対応できる総合力の高さです。米国株は約5,000銘柄、外国株は8ヵ国に対応しており、国内外の幅広い投資商品から選べます。

ポイントサービスも充実しており、Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALポイント・PayPayポイントの5種類から選べます。投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まり、そのポイントで投資もできます。

新NISA対応で、つみたて投資枠の対象商品も約271本と豊富。投資初心者から上級者まで、幅広い層におすすめできる証券会社です。

楽天証券|楽天ポイントが貯まる・使える

楽天証券LP画像
項目 内容
口座数 約12,000,000口座 ※2025年1月時点
取引手数料 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。
NISA対応 〇(新NISA対応)
つみたて投資枠取扱銘柄数 263銘柄 ※2025年4月24日時点
成長投資枠対象商品 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄)
投資信託 約2,550本 ※2025年4月24日時点
外国株 6カ国/米国株式(約4,500銘柄)
取引ツール(PC) マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4
スマホアプリ iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物
提携銀行口座 楽天銀行(マネーブリッジ)
ポイント投資・付与 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>)
口座開設スピード 最短 翌営業日

楽天証券は約1,200万口座を持つ大手ネット証券で、楽天経済圏を活用したい人に最適です。国内株式の現物取引手数料は原則無料、投資信託は約2,550本と豊富な品揃えです。

楽天証券の特徴

楽天カードでの投資信託積立で最大1%のポイント還元

貯まったポイントで投資信託や株式を購入可能

スマホアプリ「iSPEED」の使いやすさが高評価

最大の特徴は、楽天ポイントとの連携です。楽天カードでの投資信託積立で最大1%のポイント還元を受けられ、貯まったポイントで投資信託や株式を購入できます。

取引ツールの使いやすさも評価が高く、スマホアプリ「iSPEED」はシンプルで直感的な操作が可能です。PC向けの「MARKET SPEED II」は、リアルタイムの株価情報やチャート分析機能が充実しており、中級者以上の投資家にも支持されています。

楽天経済圏を活用している人、ポイント投資を始めたい人におすすめです。

岩井コスモ証券|大阪の地場証券で対面相談

岩井コスモ証券のLP画像
項目 内容
口座数約35万口座
取引手数料現物取引:1,100円~27,500円
信用取引:88円~1,650円
投資信託約600本(約2,600銘柄)
ミニ株(単元未満株)対応(約900銘柄)
NISA対応対応(つみたて投資枠・成長投資枠)
外国株米国株のみ:約2,600銘柄
IPO取扱実績年間22銘柄(2024年実績)
IPO主幹事件数年間2社(2024年実績)
ポイントサービスなし
口座開設スピード3〜5営業日
取引ツール(PC)ネットトレーダー / Webアプリケーション
スマホアプリ岩井コスモ証券アプリ

岩井コスモ証券は大阪市中央区今橋に本社を置く地場証券で、近畿地区を中心に14支店を展開しています。大阪在住者で対面相談を希望する人には、最も身近な選択肢と言えます。

岩井コスモ証券の強み

地域に密着した丁寧なサポート体制

NISA・iDeCoの相談から相続対策まで幅広く対応

店舗とネット取引の両方を使い分け可能

最大の強みは、地域に密着した丁寧なサポート体制です。担当者と直接会って相談できるため、投資が初めての人や、まとまった資産の運用を検討している人に向いています。

ネット取引にも対応しており、店舗とネットの両方を使い分けることも可能です。投資信託は約600本、米国株は約2,600銘柄を取り扱っており、地場証券としては商品ラインナップも充実しています。

岩井コスモ証券:会社案内

マネックス証券|米国株投資に強い

マネックス証券のLP画像
項目 内容
口座数 約2,700,000口座 ※2025年2月時点
取引手数料 【取引毎手数料コース】
  • 5万円以下:55円(税込)

  • 5万超~10万円以下:99円

  • 10万超~20万円以下:115円

  • 20万超~50万円以下:275円

  • 50万超~100万円以下:535円

  • 100万超~150万円以下:640円

  • 150万超~3,000万円以下:1,013円

  • 3,000万円超:1,070円

NISA対応 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料)
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(銘柄数は公式サイトで確認)
成長投資枠対象商品 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上)
投資信託 約1,800本(購入時手数料すべて無料)
外国株 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点)
取引ツール(PC) マネックストレーダー / 銘柄スカウター
スマホアプリ マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ
提携銀行口座 マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認)
ポイント投資・付与 マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能)
口座開設スピード オンライン申込で最短翌営業日

マネックス証券は米国株投資に強みを持つネット証券で、約270万口座を展開しています。米国株は約5,000銘柄を取り扱い、アップルやマイクロソフトなど人気の米国企業に投資できます。

マネックス証券の特徴

米国株の取引手数料は約定代金の0.495%(税込)

銘柄スカウターで企業分析が無料で可能

IPO取扱実績は年間54銘柄(2024年実績)

米国株の取引手数料は約定代金の0.495%(税込)で、最低手数料は0米ドルと業界最低水準です。さらに、米国株の情報提供が充実しており、銘柄スカウターという無料ツールで企業分析ができます。

国内株式の取引手数料は55円〜1,070円(税込)で、投資信託は約1,800本を取り扱っています。マネックスポイントとdポイントが貯まり、ポイント投資も可能です。

米国株投資を始めたい人、海外投資に興味がある人におすすめです。

松井証券|25歳以下は手数料無料

松井証券のLP画像
項目 内容
口座数 約1,670,000口座 ※2025年3月時点
取引手数料 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料
NISA対応 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料)
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(銘柄数は公式サイトで確認)
成長投資枠対象商品 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上)
投資信託 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料)
外国株 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点)
取引ツール(PC) ネットストック・ハイスピード(無料)
スマホアプリ 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料)
提携銀行口座 MATSUI Bank(松井証券専用銀行)
ポイント投資・付与 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能)
口座開設スピード 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込)

松井証券は創業100年以上の歴史を持つネット証券で、約160万口座を展開しています。最大の特徴は、25歳以下の株式取引手数料が完全無料という点です。

松井証券の特徴

1日の約定代金が50万円までなら手数料無料

投資初心者向けのサポートが手厚い

新NISA対応で、つみたて投資枠の対象商品も約250本

25歳以下でなくても、1日の約定代金が50万円までなら現物取引・信用取引ともに手数料無料です。少額から投資を始めたい人には、コストを気にせず取引できる環境が整っています。

サポート体制も充実しており、電話やチャットでの問い合わせに丁寧に対応してくれます。投資初心者向けのサポートが手厚く、分からないことがあればすぐに相談できる安心感があります。

25歳以下の人、少額から投資を始めたい人、手厚いサポートを求める人におすすめです。

証券会社の選び方|5つのポイント

証券会社を選ぶ際には、自分の投資スタイルや目的に合わせて判断することが大切です。

ここでは、初心者でも分かりやすい5つの選択基準を解説します。

手数料の安さをチェックする

手数料は投資のコストに直結するため、必ず確認しましょう。

国内株式の取引手数料は、ネット証券なら原則無料の会社が増えています。SBI証券や楽天証券では、現物取引・信用取引の手数料が無料です。

購入時手数料(販売手数料)
ネット証券では多くの投資信託が購入時手数料無料(ノーロード)で買えます
運用管理費用(信託報酬)
保有している間ずっとかかるコストなので、必ず確認が必要
外国株の取引手数料
海外投資を考えている人は、外国株の手数料体系も比較が必要

投資信託の購入時手数料(販売手数料)も重要です。ネット証券では多くの投資信託が購入時手数料無料(ノーロード)で買えます。ただし、運用管理費用(信託報酬)は保有している間ずっとかかるコストなので、こちらも確認が必要です。

長期投資をする場合、わずかな手数料の差が大きな金額の差になります。

取扱商品の豊富さを確認する

証券会社によって取り扱う商品の種類や本数が大きく異なります。

投資信託はSBI証券が約2,600本、楽天証券が約2,550本と豊富ですが、地場証券では数百本程度の場合もあります。

  • 米国株に投資したい人は、取扱銘柄数を確認(SBI証券やマネックス証券は約5,000銘柄)
  • 単元未満株(1株から買える株式)のサービスがあるかどうかも重要
  • IPO(新規公開株)に興味がある人は、取扱実績を確認

米国株に投資したい人は、取扱銘柄数を確認しましょう。SBI証券やマネックス証券は約5,000銘柄と豊富ですが、証券会社によっては1,000銘柄程度の場合もあります。

NISA・iDeCoに対応しているか

NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得た利益が非課税になる制度です。

2024年からの新NISAでは、非課税保有限度額は1,800万円に拡大されました。

金融庁:NISA特設ウェブサイト

つみたて投資枠
年間120万円まで、SBI証券は約271本の対象商品
成長投資枠
年間240万円まで、個別株にも投資可能

証券会社を選ぶ際は、NISA対応かどうか、つみたて投資枠の対象商品が何本あるかを確認しましょう。SBI証券は約271本、楽天証券は約200本と豊富です。

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、掛金が全額所得控除の対象となり、運用益も非課税で受け取れる私的年金制度です。60歳まで原則引き出しできませんが、老後資金の準備には最適です。

厚生労働省:iDeCo公式サイト

サポート体制が充実しているか

投資初心者にとって、困ったときに相談できるサポート体制は重要です。

ネット証券でも、電話やチャットでのサポートを提供している会社が増えています。松井証券は初心者向けのサポートが手厚く、丁寧に対応してくれると評判です。

対面での相談を希望する人は、店舗型証券や地場証券を選ぶのが良いでしょう。岩井コスモ証券は近畿地区に14支店があり、担当者と直接会って相談できます。

投資情報の提供も重要なサポートの一つです。マーケット情報、銘柄分析レポート、セミナーなど、証券会社によって提供する情報の質と量が異なります。

スマホアプリの使いやすさ

最近は、スマホアプリで取引する人が増えています。

外出先でも株価をチェックしたり、注文を出したりできるため、アプリの使いやすさは重要なポイントです。

  • 楽天証券の「iSPEED」は、シンプルで直感的な操作ができると評価が高い
  • SBI証券も専用アプリを提供(株式・投資信託・米国株など商品ごとに分かれている)
  • App StoreやGoogle Playのレビューを事前にチェックするのがおすすめ

大阪の証券会社を手数料で比較

証券会社を選ぶ際、手数料は重要な判断材料です。

ここでは、大阪在住者におすすめの主要証券会社5社の手数料を一覧表で比較します。

証券会社 国内株式(現物) 国内株式(信用) 投資信託購入時 米国株
SBI証券 原則無料 原則無料 多くがノーロード 約定代金の0.495%
楽天証券 原則無料 0円〜1,385円 多くがノーロード 約定代金の0.495%
岩井コスモ証券 1,100円〜27,500円 88円〜1,650円 銘柄による 約定代金の1.0%程度
マネックス証券 55円〜1,070円 99円〜385円 多くがノーロード 約定代金の0.495%
松井証券 50万円/日まで無料 50万円/日まで無料 多くがノーロード 約定代金の0.495%

表を見ると、ネット証券は国内株式の手数料が無料または格安なのに対し、地場証券の岩井コスモ証券は対面サポートの分、手数料が高めに設定されています。

手数料は変更される可能性があるため、最新情報は各証券会社の公式サイトで確認してください。

投資スタイル別|おすすめの証券会社

投資スタイルや目的によって、最適な証券会社は異なります。

ここでは、4つのタイプ別におすすめの証券会社を紹介します。

投資初心者におすすめ

投資を初めて始める人には、SBI証券または楽天証券がおすすめです。両社とも国内株式の取引手数料が原則無料で、投資信託も2,000本以上と豊富な品揃えです。

SBI証券・楽天証券
手数料無料、投資信託2,000本以上、少額から始められる単元未満株あり
松井証券
初心者向けサポートが手厚い、1日50万円まで手数料無料
岩井コスモ証券
対面での相談希望なら、地場証券で投資の基礎から教えてもらえる

NISA・つみたて投資におすすめ

NISA・つみたて投資を始めるなら、SBI証券または楽天証券がおすすめです。

SBI証券はつみたて投資枠の対象商品が約271本と業界トップクラスで、楽天証券も約200本と豊富です。

楽天証券は、楽天カードでの投資信託積立で最大1%のポイント還元を受けられます。楽天市場での買い物が多い人なら、ポイントを効率的に貯めて投資に回せるため、特にお得です。

米国株投資におすすめ

米国株投資を始めるなら、マネックス証券またはSBI証券がおすすめです。

マネックス証券は米国株に特に強く、約5,000銘柄を取り扱っています。銘柄スカウターという無料ツールで企業分析ができ、米国株の情報提供も充実しています。

マネックス証券
取引手数料は約定代金の0.495%(税込)、最低手数料0米ドル
SBI証券
米国株約5,000銘柄、外国株は8ヵ国に対応
楽天証券
米国株約4,500銘柄、楽天ポイントで米国株を購入可能

対面相談を希望する人におすすめ

対面での相談を希望する人には、岩井コスモ証券がおすすめです。

大阪市中央区今橋に本社があり、近畿地区を中心に14支店を展開しています。担当者と直接会って、投資の相談ができるため、初めての人や、まとまった資産の運用を検討している人に向いています。

NISA・iDeCoの相談から、相続対策まで幅広くサポートしてもらえます。地域に密着した丁寧なサポートを受けられるのが、地場証券の大きな魅力です。

証券口座の開設方法|3ステップ

証券口座の開設は、オンラインで簡単に手続きできます。

ここでは、一般的な口座開設の流れを3つのステップで解説します。

ステップ1:公式サイトから申し込み

まず、証券会社の公式サイトにアクセスし、「口座開設」ボタンをクリックします。

メールアドレスを登録すると、申し込みフォームのURLが送られてきます。フォームに氏名・住所・生年月日・職業などの基本情報を入力しましょう。

NISA口座の同時開設
  • 最初から同時開設を選ぶと手間が省ける
特定口座の選択
  • 確定申告の手間を省きたい人は「源泉徴収あり」を選択

ステップ2:本人確認書類を提出

次に、本人確認書類を提出します。

多くの証券会社では、スマホで運転免許証やマイナンバーカードを撮影してアップロードする方法が主流です。

本人確認書類として使えるもの

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 健康保険証
  • パスポート

書類の撮影は、文字がはっきり読める明るい場所で行ってください。ピンボケや光の反射で文字が読めないと、再提出が必要になり開設が遅れます。

ステップ3:初期設定と入金

審査が完了すると、証券会社からログイン情報が届きます。

メールで届く場合と、郵送で届く場合があります。ログイン情報を使って、証券会社のサイトまたはアプリにログインしましょう。

初期設定
  • パスワードの変更
  • 取引暗証番号の設定
  • 二段階認証の設定(推奨)
入金
  • 銀行口座からの即時入金サービスを使えば手数料無料
  • 入金が完了すれば、すぐに株式や投資信託の購入が可能

大阪の地場証券会社一覧

大阪には岩井コスモ証券をはじめ、地域に根ざした地場証券会社が複数存在します。

ここでは、大阪に本店がある主要な地場証券会社を紹介します。

  • 岩井コスモ証券:大阪市中央区今橋に本社を置く中堅証券会社。近畿地区14支店、関東地区5支店、東海・北陸地区3支店、中国・九州地区5支店を展開。対面・コール・ネット取引に対応し、幅広いサービスを提供しています。
  • あかつき証券:大阪北浜に本店を置く証券会社。大阪南部が主な営業地域で、1949年の創業から地域密着で活動しています。支店は大阪北浜(本店)、岸和田、阪南、羽曳野、東京の5店舗です。
  • 極東証券:大阪本町に本店を置く証券会社。大阪以外にも滋賀、奈良、兵庫、和歌山に出店し、東京にはプライベート・バンキング部を開設しています。IFA(金融商品仲介)ビジネスを行っているのが特徴です。
  • 丸八証券:大阪北浜に本店を置く証券会社。大阪が基盤でありながら、徳島にも営業所を出しています。株式投資のなかでは米国株に力を入れています。
  • 池田泉州TT証券:大阪茶屋町に本店を置く証券会社。関西地銀の代表格である池田泉州銀行系と準大手の東海東京証券系によって設立されました。池田泉州銀行が顧客を紹介することもあり、同行の利用客にはなじみがあります。
  • 髙木証券:大阪証券取引所の初代社長である巽悟朗氏が創業した証券会社。2店舗のみですが、東証1部に上場しています。
  • 今村証券:中部地方が地盤の東海東京フィナンシャル・グループが関西地方強化のために買収した証券会社。投資信託専門の「投信の窓口」運営や、投資信託の分析システム「ファンド・ラボ」による提案を行うなど特色ある運営を行っています。
  • 岡安商事:大阪北浜に本店を置く証券会社。株式や投資信託は扱っておらず、FXや商品先物、純金積立などの取引を提供しています。

地場証券は、地域に密着した丁寧なサポートを受けられるのが魅力です。ただし、手数料や取扱商品はネット証券と比べて限定的な場合があるため、自分のニーズに合っているか確認しましょう。

MONEY TIMES:大阪に本店がある地場証券会社11社

証券会社を選ぶときの注意点

証券会社を選ぶ際には、メリットだけでなく、リスクやデメリットも理解しておくことが大切です。

ここでは、見落としがちな注意点を4つ解説します。

投資には元本割れのリスクがある

投資は預金とは異なり、元本が保証されていません。

株式や投資信託の価格は市場の状況によって変動し、購入時よりも価格が下がることがあります。最悪の場合、投資した金額の大部分を失う可能性もあります。

特に、個別株への投資は価格変動が大きく、企業の業績悪化や倒産によって株式の価値がゼロになることもあります。投資信託も、組み入れられている株式や債券の価格変動によって基準価額が下がります。

  • 投資は余裕資金で行うことが基本
  • 生活費や近い将来使う予定のあるお金を投資に回すのは避ける
  • 分散投資や長期投資でリスクを軽減

金融庁:投資の基本

手数料だけで選ばない

手数料の安さは重要な要素ですが、それだけで証券会社を選ぶのは避けましょう。

手数料が安くても、取扱商品が少なかったり、サポート体制が不十分だったりすると、結果的に不便を感じることがあります。

投資初心者の場合、手数料が多少高くても、サポートが充実している証券会社を選ぶ方が安心です。分からないことをすぐに相談できる環境があれば、投資の失敗を避けられる可能性が高まります。

複数の証券会社を使い分ける方法もある

1つの証券会社に絞る必要はありません。

複数の証券会社で口座を開設し、用途に応じて使い分けることも可能です。例えば、長期投資用にSBI証券でNISA口座を開設し、短期売買用に別の証券会社で一般口座を開設するといった使い方ができます。

IPO応募
複数の証券会社で口座を持つことで当選確率を上げられる
注意点
複数の口座を管理するのは手間がかかる。自分が管理できる範囲で選ぶ

証券会社の倒産リスクと投資者保護

証券会社が倒産した場合、預けている資産はどうなるのでしょうか。

金融商品取引法により、証券会社は顧客の資産を自社の資産と分別して管理することが義務付けられています。そのため、証券会社が倒産しても、顧客の株式や投資信託は保護されます

万が一、分別管理が適切に行われていなかった場合でも、日本投資者保護基金によって1人あたり1,000万円まで補償されます。

日本投資者保護基金:投資者保護基金制度

よくある質問(Q&A)

よくある質問(Q&A)
大阪で店舗相談できる証券会社はどこ?

大阪で店舗相談できる証券会社は、岩井コスモ証券が最も身近な選択肢です。大阪市中央区今橋に本社があり、近畿地区を中心に14支店を展開しています。野村證券、SMBC日興証券、みずほ証券などの大手証券会社も大阪に支店があり、対面相談が可能です。

口座開設にお金はかかる?

口座開設や口座維持に費用はかかりません。ほとんどの証券会社で、口座開設手数料・口座管理手数料は無料です。口座を開設しただけで、取引をしなくても費用は発生しません。費用が発生するのは、実際に株式や投資信託を購入したときの取引手数料や、投資信託を保有している間にかかる運用管理費用(信託報酬)です。

複数の証券会社で口座を持てる?

複数の証券会社で口座を持つことは可能です。用途に応じて使い分けることで、それぞれの証券会社のメリットを活用できます。ただし、NISA口座は1人1口座しか開設できません。複数の証券会社でNISA口座を開設することはできないので注意してください。

NISA口座はどこで開設すべき?

NISA口座は、つみたて投資枠の対象商品が豊富な証券会社で開設するのがおすすめです。SBI証券は約271本、楽天証券は約200本と業界トップクラスの品揃えです。楽天経済圏を活用している人は楽天証券、ポイントプログラムを重視する人はSBI証券が向いています。NISA口座は年に1回しか変更できないため、慎重に選んでください。

証券会社を乗り換えるには?

証券会社を乗り換える場合、保有している株式や投資信託を新しい証券会社に移管することができます。移管手続きは、移管先の証券会社に「口座振替依頼書」を提出することで行えます。移管には1〜2週間程度かかり、銘柄ごとに移管手数料(1銘柄あたり数千円程度)がかかる場合があります。

初心者はいくらから始めればいい?

投資初心者は、月1万円〜3万円程度の少額から始めるのがおすすめです。いきなり大きな金額を投資すると、価格変動に不安を感じて冷静な判断ができなくなることがあります。つみたてNISAを活用すれば、月100円から投資信託の積立ができます。単元未満株のサービスを使えば、数百円から個別株を購入することも可能です。

まとめ

大阪で証券会社を選ぶ際は、ネット証券と地場証券の両方を選択肢に入れることが大切です。

SBI証券や楽天証券は手数料が安く、投資信託も豊富で初心者におすすめです。岩井コスモ証券は大阪の地場証券として、対面での相談を希望する人に向いています。

証券会社を選ぶポイントは、手数料・取扱商品・NISA対応・サポート体制・アプリの使いやすさの5つです。自分の投資スタイルや目的に合わせて、総合的に判断しましょう。

投資を始める際は、少額から始めて徐々に慣れていくことが大切です。NISA制度を活用すれば、投資で得た利益が非課税になるため、効率的に資産形成ができます。口座開設はオンラインで簡単にでき、最短で翌営業日から取引を始められます。

なお、投資には元本割れのリスクがあります。株式や投資信託の価格は市場の状況によって変動し、購入時よりも価格が下がることがあります。投資判断はご自身の責任で行い、余裕資金の範囲内で無理のない投資を心がけてください。分からないことがあれば、各証券会社のサポート窓口や専門家に相談することをおすすめします。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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