SBI証券のクレカ積立|おすすめカードと設定方法

新NISAで投資を始めたいけれど、SBI証券での具体的な買い方が分からず困っていませんか。
口座開設の手順や、つみたて投資枠と成長投資枠の使い分け、クレカ積立の設定方法など、初めての方には分かりにくい点が多いですよね。
この記事では、SBI証券で新NISAを始めるための具体的な手順を、画像付きで分かりやすく解説します。口座開設から投資信託の選び方、積立設定の方法まで、すべて網羅しています。
この記事を読めば、SBI証券で新NISAを使った資産形成を今日から始められます。
目次
SBI証券の新NISAとは
SBI証券の新NISAは、2024年から始まった少額投資非課税制度です。投資で得た利益が非課税になるため、効率的に資産を増やせる仕組みとして注目されています。
新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つがあり、それぞれ特徴が異なります。この2つの枠を理解することで、自分に合った投資方法を選べるようになります。
つみたて投資枠は、長期の積立・分散投資に適した投資信託を対象とした制度です。年間120万円まで投資でき、非課税保有期間は無期限となっています。
対象商品は金融庁が定めた基準を満たす投資信託に限定されており、SBI証券では約270本の投資信託から選べます。
信託報酬が低く、長期投資に適した商品が厳選されているため、初心者でも安心して選べるのが特徴です。
積立方式での購入が基本となり、毎月決まった金額を自動で投資できます。最低100円から設定できるため、無理のない金額で資産形成を始められます。
成長投資枠は、投資信託だけでなく個別株式やETFにも投資できる制度です。年間240万円まで投資でき、生涯投資枠のうち1,200万円まで利用できます。
SBI証券では、国内株式約3,500銘柄、米国株式約5,000銘柄、投資信託約2,600本が対象となっています。つみたて投資枠と異なり、一括購入も可能なため、まとまった資金での投資にも対応できます。
成長投資枠では単元未満株(S株)も購入できるため、1株数百円から個別株に投資できるのも魅力です。配当金や株主優待を目的とした投資にも活用できます。
SBI証券で新NISAを使う最大のメリットは、取扱商品の豊富さと手数料の安さです。投資信託は約2,600本、国内株式は約3,500銘柄、米国株式は約5,000銘柄と、豊富なラインナップを誇ります。
国内株式の売買手数料は無料、投資信託の購入時手数料も無料となっており、コストを抑えて投資できます。
米国株式・海外ETFの取引手数料も無料なため、外国株式への投資もしやすい環境です。
さらに、三井住友カードでのクレカ積立を利用すれば、積立額に応じて最大1.0%のVポイントが貯まります。月10万円の積立なら年間最大12,000円相当のポイントが獲得でき、実質的なコスト削減につながります。
SBI証券は口座開設数約1,500万口座を誇る主要ネット証券の一つであり、取引ツールの使いやすさやサポート体制も充実しています。
SBI証券で新NISA口座を開設する方法
SBI証券で新NISAを始めるには、まず証券総合口座とNISA口座の開設が必要です。スマホがあれば最短翌営業日で開設できます。
ここでは、口座開設の具体的な手順を5つのステップに分けて解説します。すでにSBI証券の口座をお持ちの方は、NISA口座の申し込みのみで利用できます。
SBI証券の公式サイトにアクセスし、「口座開設」ボタンをクリックします。メールアドレスを入力すると、認証コードが記載されたメールが届きます。
届いた認証コードを入力画面に入力すれば、メールアドレスの登録は完了です。このメールアドレスは、今後のログインや重要なお知らせの受信に使用されるため、普段使っているアドレスを登録しましょう。
氏名、生年月日、住所、電話番号などの基本情報を入力します。入力内容は本人確認書類と一致している必要があるため、正確に入力してください。
職業や勤務先情報、投資経験なども入力します。これらの情報は口座開設の審査に使用されますが、投資経験がなくても口座開設は可能です。
特定口座の開設有無やNISA口座の申し込みもこの画面で選択できます。NISA口座は「申し込む」を選択しましょう。
本人確認書類の提出方法は、「スマホで本人確認」と「郵送で本人確認」の2種類があります。スマホで本人確認を選べば、最短翌営業日で口座開設が完了するためおすすめです。
マイナンバーカードまたは運転免許証をスマホのカメラで撮影し、自分の顔写真も撮影します。画面の指示に従って撮影すれば、数分で提出が完了します。
郵送の場合は、本人確認書類のコピーを郵送する必要があり、口座開設まで1週間程度かかります。
本人確認が完了すると、SBI証券からログイン情報が届きます。スマホで本人確認を選んだ方はメールで、郵送を選んだ方は書面で届きます。
ログインIDとパスワードを使ってSBI証券のサイトにログインし、初期設定を行います。取引パスワードの設定、出金先金融機関の登録、勤務先情報の確認などを行います。
これらの設定が完了すれば、証券総合口座での取引が可能になります。
証券総合口座の開設と同時にNISA口座を申し込んだ場合、税務署での審査が行われます。審査には通常1〜2週間程度かかります。
審査が完了すると、SBI証券からメールで通知が届きます。NISA口座の開設が完了すれば、つみたて投資枠と成長投資枠の両方が利用できるようになります。
すでに他の金融機関でNISA口座を開設している場合は、金融機関変更の手続きが必要です。
SBI証券の新NISA
つみたて投資枠では、毎月決まった金額で投資信託を自動購入できます。SBI証券では、スマホアプリとPCサイトの両方から設定が可能です。
ここでは、投資信託の選び方から積立設定の具体的な手順まで、初心者の方でも迷わず設定できるように解説します。一度設定すれば自動で積立が続くため、手間をかけずに資産形成を続けられます。
SBI証券では約270本のつみたて投資枠対象の投資信託から選べます。初心者の方は、「つみたてNISAランキング」を参考にするのがおすすめです。
人気の高い投資信託は、多くの投資家から支持されている実績があります。
ランキング上位の投資信託
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
これらは信託報酬が低く、長期投資に適した商品です。
検索機能を使えば、投資対象地域や資産クラスで絞り込むこともできます。「全世界株式」「米国株式」「バランス型」など、自分の投資方針に合った商品を探せます。
各投資信託の詳細ページでは、運用実績や手数料、投資対象などの情報を確認できます。
SBI証券の「かんたん積立アプリ」を使えば、スマホから簡単に積立設定ができます。アプリをダウンロードしてログインし、「積立設定」をタップします。
積立したい投資信託を検索して選択し、「積立買付」をタップします。NISA区分は「つみたて投資枠」を選択し、積立金額を入力します。
最低100円から設定でき、1円単位で金額を指定できます。
積立頻度は「毎月」「毎週」「毎日」から選べます。初心者の方は、毎月の積立がおすすめです。
積立日も1日から31日まで自由に選べるため、給料日の翌日などに設定すると忘れずに積立できます。決済方法は「現金」または「クレジットカード」から選択し、内容を確認して「設定する」をタップすれば完了です。
PCサイトから設定する場合は、SBI証券にログインして「投信」メニューから「投信積立」を選択します。積立したい投資信託を検索し、「積立買付」ボタンをクリックします。
NISA区分で「つみたて投資枠」を選択し、積立金額と積立日を入力します。ボーナス月設定を利用すれば、特定の月だけ積立金額を増やすこともできます。
年2回まで設定でき、年間投資枠を効率的に使い切れます。
決済方法で「クレジットカード」を選択すると、三井住友カードでの積立が可能になります。カード情報を登録すれば、翌月から自動でクレジットカード決済が行われます。
設定内容を確認して「設定する」をクリックすれば、積立設定は完了です。
積立頻度は、投資経験や資金状況に応じて選びましょう。毎月積立は管理がしやすく、給料日に合わせて設定できるため初心者におすすめです。
毎日積立は購入タイミングを分散できるため、価格変動のリスクを抑えられます。
積立金額は、無理のない範囲で設定することが大切です。つみたて投資枠の年間上限は120万円ですが、月10万円の積立は家計に負担がかかる場合もあります。
まずは月1万円〜3万円程度から始めて、慣れてきたら金額を増やすのがおすすめです。
クレジットカード決済を利用する場合、月5万円までは通常のポイント還元率が適用されます。それを超える金額は還元率が下がるため、月5万円以内で設定するのが効率的です。
残りの金額は現金決済で積立すれば、年間投資枠を無駄なく使えます。
クレカ積立の設定方法
SBI証券では、三井住友カードを使ったクレカ積立が利用できます。積立額に応じて最大1.0%のVポイントが貯まるため、現金で積立するよりもお得です。
ここでは、クレカ積立の具体的な設定方法と、ポイント還元を最大化するコツを解説します。対応カードの種類や還元率の違いも詳しく説明するので、自分に合ったカードを選べます。
SBI証券のクレカ積立に対応しているのは、主に三井住友カードです。カードの種類によってポイント付与率が異なり、0.5%〜最大4.0%の還元率が設定されています。
| カード名 | 年会費 | 還元率 | 年間ポイント(月5万円積立) |
| 三井住友カード(NL) | 永年無料 | 0.5% | 3,000円相当 |
| 三井住友カード ゴールド(NL) | 条件付き無料 | 最大1.0% | 6,000円相当 |
| 三井住友カード プラチナプリファード | 33,000円(税込) | 最大3.0% | 18,000円相当 |
年会費とポイント還元のバランスを考えて、自分に合ったカードを選びましょう。
クレカ積立を始めるには、まず三井住友カードを用意します。まだカードをお持ちでない方は、SBI証券のサイトから申し込めます。
カードが届いたら、SBI証券のサイトにログインして設定を進めます。
クレカ積立の場合、積立日は毎月1日に固定されます。毎月10日までに設定すれば、翌月1日から積立が開始されます。
設定内容を確認して「設定する」をクリックすれば、クレカ積立の設定は完了です。
ボーナス月設定を使えば、特定の月だけ積立金額を増やせます。年2回まで設定でき、年間投資枠を効率的に使い切るのに便利です。
たとえば、通常は月3万円の積立で、ボーナス月の6月と12月だけ月10万円に増やす設定ができます。この場合、年間の積立額は10ヶ月×3万円+2ヶ月×10万円=50万円となります。
ただし、クレカ積立ではボーナス月設定は利用できません。ボーナス月設定を使いたい場合は、現金決済での積立を併用する必要があります。
クレカ積立と現金決済を組み合わせれば、ポイント還元を受けながら年間投資枠を最大限活用できます。
SBI証券の新NISA
成長投資枠では、投資信託だけでなく個別株式やETFも購入できます。SBI証券では、国内株式約3,500銘柄、米国株式約5,000銘柄が対象です。
ここでは、日本株と米国株の具体的な買い方を解説します。単元未満株(S株)を活用すれば、少額から個別株に投資できるため、初心者の方でも気軽に始められます。
スマホアプリで日本株を買う場合は、「SBI証券 株アプリ」を使います。アプリを開いて、買いたい銘柄を検索します。
銘柄コードまたは企業名で検索でき、ランキングから探すこともできます。
銘柄を選択したら「現物買」をタップし、NISA区分で「成長投資枠」を選択します。注文方法は「指値」または「成行」から選べます。
株数を入力し、注文内容を確認して「注文確認」をタップします。取引パスワードを入力して「注文発注」をタップすれば、注文が完了します。
PCサイトから購入する場合も、基本的な流れは同じです。「国内株式」メニューから「買付」を選択し、銘柄コードを入力して注文を進めます。
米国株を購入するには、まず米ドルを用意する必要があります。円貨決済を選べば自動で円をドルに換えて購入できますが、為替手数料がかかります。
SBI証券では、為替手数料は1ドルあたり25銭です。
スマホアプリで米国株を買う場合は、「SBI証券 米国株アプリ」を使います。買いたい銘柄を検索し、「買付」をタップします。
NISA区分で「成長投資枠」を選択し、株数と注文方法を入力します。
決済方法は「円貨決済」または「外貨決済」から選べます。すでに米ドルを保有している場合は外貨決済を選ぶと、為替手数料を節約できます。
注文内容を確認して「注文確認」をタップし、取引パスワードを入力すれば注文が完了します。PCサイトからも同様の手順で購入できます。
S株は1株から購入できるサービスで、売買手数料が無料です。NISA口座での取引にも対応しており、少額から個別株に投資できます。
S株を購入する場合は、スマホアプリまたはPCサイトから「S株」メニューを選択します。買いたい銘柄を検索し、「買付」をタップします。
NISA区分で「成長投資枠」を選択し、株数を入力します。
S株は成行注文のみで、約定タイミングは1日3回(9:00、12:30、15:00)に限定されています。
S株を活用すれば、高額な銘柄でも少額から投資できます。たとえば、株価5万円の銘柄を通常購入すると500万円必要ですが、S株なら5万円から購入できます。
配当金も受け取れるため、高配当株への投資にも適しています。
SBI証券の新NISAでおすすめの銘柄
新NISAで投資する銘柄選びは、長期的な資産形成の成否を左右します。SBI証券では約2,600本の投資信託と約3,500銘柄の国内株式から選べますが、初心者の方は何を基準に選べばよいか迷うことも多いでしょう。
ここでは、投資信託のおすすめファンドと、銘柄を選ぶときの5つのポイントを解説します。自分の投資目的やリスク許容度に合った銘柄を選べるようになります。
全世界株式型ファンドは、世界中の株式に分散投資できる商品です。地域や国を限定せず幅広く投資できるため、リスク分散効果が高いのが特徴です。
おすすめの全世界株式型ファンド
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー):信託報酬0.05775%
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド:信託報酬0.0561%
全世界株式型は、どの国や地域が成長するか予測が難しい場合に適しています。世界経済全体の成長に連動するため、特定の国や地域の不調の影響を受けにくいメリットがあります。
米国株式型ファンドは、米国市場に集中投資する商品です。米国は世界最大の経済大国であり、長期的な成長が期待できます。
おすすめの米国株式型ファンド
eMAXIS Slim米国株式(S&P500):信託報酬0.09372%
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド:信託報酬0.0938%
米国株式型は、米国経済の成長を信じる方に適しています。ただし、米国市場に集中投資するため、米国経済の不調時には大きな影響を受ける可能性があります。
バランス型ファンドは、株式と債券を組み合わせた商品です。株式のみのファンドと比べて値動きが穏やかで、リスクを抑えた運用ができます。
おすすめのバランス型ファンド
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型):信託報酬0.143%
楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型):株式70%、債券30%
バランス型は、リスクを抑えながら安定的なリターンを目指したい方におすすめです。
投資信託を選ぶときは、以下の5つのポイントを確認しましょう。
信託報酬は保有期間中ずっとかかるコストなので、低いほど有利です。同じ指数に連動する商品なら、信託報酬が低い方を選びましょう。
自分のリスク許容度に合った商品を選ぶことが大切です。
積立を始めた後の管理方法
積立設定をして終わりではなく、定期的に運用状況を確認し、必要に応じて見直すことが大切です。市場環境やライフステージの変化に応じて、積立金額や銘柄を調整しましょう。
ここでは、積立開始後の具体的な管理方法と、見直しのタイミングについて解説します。適切な管理を続けることで、長期的な資産形成の成功率が高まります。
SBI証券では、スマホアプリとPCサイトから運用状況を確認できます。スマホアプリの「かんたん積立アプリ」を開くと、保有している投資信託の評価額や損益が一目で分かります。
「ポートフォリオ」画面では、資産配分や評価損益率をグラフで確認できます。どの投資信託がどれくらいの割合を占めているか、視覚的に把握できるため便利です。
運用状況の確認は、月1回程度が適切です。毎日チェックすると、短期的な値動きに一喜一憂してしまい、長期投資の妨げになります。
ライフイベントや収入の変化に応じて、積立金額を変更することがあります。SBI証券では、いつでも積立金額を変更できます。
スマホアプリから変更する場合は、「積立設定一覧」から変更したい投資信託を選択し、「変更」をタップします。新しい積立金額を入力し、内容を確認して「変更する」をタップすれば完了です。
変更は翌月の積立から反映されます。
積立金額を増やす場合は、家計に無理のない範囲で設定しましょう。出費が増えて積立が難しくなった場合は、無理せず金額を減らすことも検討してください。積立を継続することが最も重要です。
投資を続けていると、必ず市場が大きく下落する局面に遭遇します。評価額が減ると不安になりますが、長期投資では下落時の対応が重要です。
市場が下落したときは、慌てて売却せず、積立を継続することが基本です。下落時は安い価格で多くの口数を購入できるため、将来的なリターンを高める機会になります。
これをドルコスト平均法といい、長期投資の基本戦略です。
余裕資金がある場合は、下落時に追加購入を検討するのも一つの方法です。ただし、無理な追加投資は避け、生活防衛資金は確保しておきましょう。
市場は短期的には予測できませんが、長期的には成長する傾向があります。一時的な下落に動揺せず、淡々と積立を続けることが成功の秘訣です。
SBI証券の新NISAで気をつけたいこと
新NISAを始める際には、いくつか注意すべきポイントがあります。設定ミスや制度の理解不足により、非課税メリットを十分に活かせないケースもあります。
ここでは、よくある失敗例とその対策を解説します。これらのポイントを押さえておけば、スムーズに新NISAを活用できます。
NISA口座で国内株式の配当金を非課税で受け取るには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に設定する必要があります。
この設定をしていないと、配当金に課税されてしまいます。
株式数比例配分方式とは、配当金を証券口座で受け取る方法です。SBI証券の「口座管理」メニューから「お客さま情報 設定・変更」を選択し、「配当金受領サービス」で「株式数比例配分方式」を選択します。
すでに他の方式を設定している場合は、変更が必要です。変更手続きは数分で完了するため、NISA口座で株式を購入する前に必ず確認しましょう。
新NISAの年間投資枠は、つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円の合計360万円です。
この枠を使い切れなくても、翌年に繰り越すことはできません。
年末に非課税枠が余っている場合は、成長投資枠で一括購入を検討しましょう。SBI証券では「NISA枠ぎりぎり注文」という機能があり、残りの非課税枠を自動で計算して投資できます。
ただし、無理に枠を使い切る必要はありません。投資は余裕資金で行うのが基本です。生活防衛資金を確保した上で、無理のない範囲で投資しましょう。
NISA口座で発生した損失は、税務上ないものとされます。
特定口座や一般口座で得た利益と損益通算できないため、注意が必要です。
たとえば、NISA口座で50万円の損失、特定口座で50万円の利益が出た場合、通常の課税口座同士なら損益通算で利益がゼロとなり税金はかかりません。
しかし、NISA口座の損失は損益通算できないため、特定口座の利益50万円に対して約10万円の税金がかかります。
また、NISA口座での損失は翌年以降に繰り越すこともできません。そのため、NISA口座では長期保有を前提とした安定的な商品を選ぶことが大切です。
よくある質問(Q&A)
新NISAを始める際によく寄せられる質問をまとめました。口座開設や積立設定、他社からの乗り換えなど、気になるポイントを解説します。
スマホで本人確認を利用すれば、最短翌営業日で証券総合口座が開設できます。NISA口座は税務署での審査があるため、通常1〜2週間程度かかります。審査が完了すると、メールで通知が届きます。
SBI証券では、積立設定を一時停止することができます。「積立設定一覧」から停止したい投資信託を選択し、「停止」をタップすれば完了です。再開したいときは、同じ画面から「再開」を選択します。設定内容はそのまま保持されるため、再度入力する手間はかかりません。
他の金融機関でNISA口座を開設している場合、金融機関変更の手続きが必要です。SBI証券のサイトから「NISA口座金融機関変更」を申し込み、現在の金融機関から「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」を取り寄せます。書類が届いたら、SBI証券に提出すれば変更手続きが完了します。変更には1〜2ヶ月程度かかるため、余裕を持って手続きしましょう。
つみたて投資枠と成長投資枠は併用できます。同じ年に両方の枠を使って投資することも可能です。たとえば、つみたて投資枠で投資信託を積立しながら、成長投資枠で個別株を購入するといった使い方ができます。それぞれの年間投資枠の範囲内であれば、自由に組み合わせて利用できます。
SBI証券が破綻しても、顧客の資産は保護されます。証券会社は顧客の資産を自社の資産と分別して管理することが法律で義務付けられています。万が一、分別管理が適切に行われていなかった場合でも、日本投資者保護基金により1人あたり1,000万円まで補償されます。SBI証券は東証プライム上場のSBIホールディングスのグループ会社であり、財務基盤も安定しています。
SBI証券では、口座開設から取引まですべてスマホで完結できます。「かんたん積立アプリ」「SBI証券 株アプリ」「SBI証券 米国株アプリ」など、用途に応じた専用アプリが用意されています。PCを持っていなくても、スマホだけで新NISAを始められるため、初心者の方でも気軽に投資を始められます。
SBI証券の新NISAは、つみたて投資枠と成長投資枠を併用することで、年間最大360万円、生涯1,800万円まで非課税で投資できる制度です。投資信託約2,600本、国内株式約3,500銘柄、米国株式約5,000銘柄と豊富な商品から選べるため、自分に合った投資スタイルを実現できます。
口座開設はスマホで完結し、最短翌営業日から取引を始められます。三井住友カードでのクレカ積立を利用すれば、最大1.0%のポイント還元を受けながら積立できるため、現金で積立するよりもお得です。
積立設定は一度行えば自動で継続されるため、手間をかけずに資産形成を続けられます。定期的に運用状況を確認し、必要に応じて積立金額や銘柄を見直すことで、長期的な資産形成の成功率が高まります。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。詳しくはSBI証券公式サイトでご確認ください。
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