UBS証券とは|富裕層向けサービスと利用条件を解説

UBS証券とは|富裕層向けサービスと利用条件を解説

「UBS証券って一般的な証券会社とは何が違うの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

UBS証券は、最低預入基準が2億円相当額という富裕層専門のプライベートバンクです。

一般的なネット証券とは異なり、専任の担当者が顧客一人ひとりに合わせた資産運用プランを提案してくれるのが特徴なんです。

この記事では、UBS証券の基本情報からサービス内容、利用条件、メリット・デメリットまで詳しく解説します。

また、2億円未満の方が検討すべき代替選択肢についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • UBS証券は最低預入基準2億円の富裕層向けプライベートバンク
  • 世界50カ国以上のグローバルネットワークと専門家による投資一任運用が強み
  • 2億円未満の方にはUBS SuMi TRUSTやIFAなどの代替選択肢がある
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

UBS証券とは|富裕層向けプライベートバンク

UBS証券は、世界最大級の資産運用会社UBSグループの日本法人として、富裕層向けの資産管理サービスを提供する金融機関です。

一般的な証券会社とは異なり、プライベートバンクとして顧客一人ひとりに専任の担当者が付き、総合的な資産管理サービスを提供しています。

UBSグループの概要と歴史

UBSグループは1862年にスイスで設立された金融機関で、160年以上の歴史を持つ世界有数の金融グループです。

現在では世界50カ国以上で事業を展開し、約5.7兆米ドル(約850兆円)の運用資産を管理しています。2023年にはクレディ・スイスを買収し、さらに規模を拡大しました。

UBSという名称は、Union Bank of Switzerland(スイス銀行連合)の略称に由来しています。長年にわたり培ってきた資産運用のノウハウと、グローバルな金融ネットワークを活かして、世界中の富裕層に対して高度な金融サービスを提供しているんです。

日本での事業展開と5法人体制

日本では1969年から事業を開始し、現在は東京と大阪に拠点を構えています。

UBSグループは日本国内で5つの法人を運営しており、それぞれが異なる金融サービスを提供する体制を取っています。

UBS日本5法人の内訳

UBS証券:証券業務

UBSアセット・マネジメント:投資信託運用

UBSウェルス・マネジメント:富裕層向け資産管理

UBS銀行東京支店:銀行業務

UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント:三井住友信託銀行との合弁

この多様な法人体制により、顧客のニーズに応じた幅広いサービスを提供できるのが強みです。

プライベートバンクとは何か

プライベートバンクとは、富裕層を対象に資産管理・運用サービスを提供する金融機関のことです。

一般的な証券会社や銀行とは異なり、顧客一人ひとりに専任の担当者(プライベートバンカー)が付き、資産運用だけでなく相続対策や事業承継など、総合的な財務アドバイスを提供します。

最大の特徴は、顧客の資産状況やライフプランに合わせて、オーダーメイドの資産管理プランを作成する点です。

株式や債券だけでなく、不動産、プライベートエクイティ、ヘッジファンドなど、多様な投資商品を組み合わせたポートフォリオを提案してくれます。

UBS証券の3つの主要サービス

UBS証券は、富裕層向けのウェルス・マネジメント、法人向けの投資銀行業務、そして投資信託を運用するアセット・マネジメントの3つを柱として事業を展開しています。

それぞれのサービスについて詳しく見ていきましょう。

ウェルス・マネジメント(富裕層向け資産管理)

ウェルス・マネジメントは、UBS証券の中核となるサービスです。

最低預入基準2億円以上の富裕層を対象に、専任のプライベートバンカーが資産運用から相続対策まで、包括的な財務アドバイスを提供します。

ウェルス・マネジメントのサービス内容

投資一任運用サービス

グローバル分散投資の提案

税務・相続対策のアドバイス

事業承継サポート

不動産投資の相談

特に投資一任運用では、顧客の運用方針に基づいて、UBSの専門家チームが投資判断から売買執行まで一括して行うため、顧客自身が日々の市場動向を追う必要がありません。

また、UBS独自の市場分析レポート「CIOレポート」を定期的に提供し、グローバルな視点での投資戦略を共有しています。世界各国の経済動向や金融市場の見通しを専門家が分析した情報を、いち早く入手できるのも大きなメリットです。

投資銀行業務(法人・機関投資家向け)

投資銀行部門では、企業のM&A(合併・買収)アドバイザリー、資金調達支援、株式・債券の引受業務などを行っています。

主に大企業や機関投資家を対象としたサービスで、個人投資家が直接利用することはありません。

具体的には、企業が新規株式公開(IPO)を行う際の主幹事業務、社債発行のサポート、企業買収の戦略立案と実行支援などを提供しています。

UBSのグローバルネットワークを活かして、クロスボーダー取引(国境を越えた取引)のサポートにも強みを持っています。

アセット・マネジメント(投資信託運用)

UBSアセット・マネジメントは、投資信託の運用を専門に行う部門です。

個人投資家から機関投資家まで、幅広い顧客向けに多様な投資信託商品を提供しています。

運用する投資信託には、株式型、債券型、バランス型、オルタナティブ(代替資産)型など、様々なタイプがあります。特にグローバル株式ファンドや新興国債券ファンドなど、UBSの国際的なネットワークを活かした商品が人気です。

UBSアセット・マネジメントの投資信託は、SBI証券や楽天証券などの一般的なネット証券でも購入できます。つまり、2億円の預入基準を満たさない方でも、UBSの運用ノウハウを活用した資産運用が可能なんです。

UBS証券を利用できる人の条件

UBS証券のウェルス・マネジメントサービスを利用するには、一定の条件を満たす必要があります。

特に最低預入基準は重要なポイントとなりますので、詳しく見ていきましょう。

最低預入基準は2億円相当額

UBS証券のウェルス・マネジメントサービスを利用するための最低預入基準は、2億円相当額となっています。

この金額は現金だけでなく、株式や債券などの有価証券を含めた金融資産の合計額で判断されます。

2億円という基準は、プライベートバンクとしては比較的標準的な水準です。欧米の大手プライベートバンクでは、3億円以上や5億円以上を基準としているところもあります。

ただし、この基準は固定的なものではなく、顧客の資産状況や今後の資産増加見込みなどを総合的に判断して、柔軟に対応するケースもあるようです。

2億円未満の資産を持つ方向けには、三井住友信託銀行との合弁会社「UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント」が、より低い基準でサービスを提供しています。こちらは5,000万円程度から利用できるとされており、将来的にUBS証券の利用を目指す方のステップとしても活用できます。

どんな人が利用しているのか

UBS証券の主な顧客層は、以下のような方々です。

  • 事業経営者
  • 医師・弁護士などの高所得専門職
  • 資産家
  • 企業の役員クラス

年齢層としては40代から60代が中心ですが、相続で資産を受け継いだ30代や、事業売却で資産を得た経営者なども利用しています。

利用者に共通するのは、「資産を守りながら増やしたい」「グローバルな視点で分散投資をしたい」「相続対策を含めた総合的な資産管理が必要」といったニーズを持っている点です。

また、複数の金融機関に資産が分散していて管理が煩雑になっている方や、現在の資産運用アドバイザーに満足していない方が、セカンドオピニオンを求めて相談に来るケースも多いようです。

口座開設に必要な書類と手続き

UBS証券で口座を開設する際には、以下の書類が必要です。

  • 本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
  • マイナンバー確認書類
  • 印鑑
  • 資産状況を証明する書類(証券口座の残高証明書、不動産評価証明書など)

手続きの流れとしては、まず公式サイトまたは電話で問い合わせを行い、担当者との初回面談の日程を調整します。

初回面談では、現在の資産状況、運用目的、リスク許容度などについてヒアリングが行われ、UBS証券のサービス内容について詳しい説明を受けます。

その後、口座開設の申込書類に記入し、必要書類を提出します。審査が完了すると口座が開設され、資産の移管手続きを経て、実際の運用が開始されます。

初回面談から口座開設まで、通常2週間から1カ月程度の期間がかかります。なお、口座開設や維持に関する手数料は、個別の契約内容によって異なるため、担当者に直接確認することをおすすめします。

UBS証券の4つのメリット

UBS証券を利用する主なメリットは、グローバルネットワーク、専門性の高いサービス、高度な情報提供、そして業界での高い評価の4つです。

それぞれについて詳しく解説します。

世界50カ国以上のグローバルネットワーク

UBS証券の最大の強みは、世界50カ国以上に展開するグローバルネットワークです。

これにより、日本国内だけでなく、米国、欧州、アジア、新興国など、世界中の投資機会にアクセスできます。

例えば、米国の優良企業の株式、欧州の社債、アジアの成長企業への投資、新興国の不動産ファンドなど、一般的な日本の証券会社では取り扱いが少ない商品も、UBS証券なら幅広く提案してもらえます。

また、為替リスクを分散するために、複数の通貨で資産を保有する「通貨分散投資」も実現しやすいのが特徴です。

専門家による投資一任運用サービス

UBS証券では、投資一任運用サービスを提供しており、顧客の運用方針に基づいて、専門家チームが投資判断から売買執行まで一括して行います。

顧客自身が日々の市場動向を追ったり、個別の売買判断をしたりする必要がないため、本業に集中しながら資産運用ができるのが大きなメリットです。

運用チームは、UBSグループ全体の市場分析や投資戦略を活用しながら、顧客一人ひとりのリスク許容度や運用目標に合わせたポートフォリオを構築します。

市場環境の変化に応じて、機動的にポートフォリオの見直しも行われます。

CIOレポートなど高度な市場分析

UBS証券の顧客は、CIO(Chief Investment Officer:最高投資責任者)レポートをはじめとする、高度な市場分析レポートを定期的に受け取ることができます。

これらのレポートは、UBSグループの世界中の専門家チームが作成したもので、グローバルな視点での経済見通しや投資戦略が詳しく解説されています。

一般的な証券会社のレポートとは異なり、富裕層向けに特化した内容となっており、オルタナティブ投資(ヘッジファンド、プライベートエクイティなど)や、税務・相続対策に関する情報も含まれています。

これらの情報を活用することで、より高度な投資判断が可能になります。

業界トップクラスの受賞歴と評価

UBS証券は、業界内で高い評価を受けており、多くの賞を受賞しています。

例えば、Asian Private Bankerによる「Best Private Bank in Japan」、Euromoney誌の「Best Wealth Manager」など、国際的な金融専門誌からの評価が高いのが特徴です。

これらの受賞歴は、サービスの質、顧客満足度、運用パフォーマンスなどを総合的に評価した結果です。

長年にわたり受賞を続けていることは、UBS証券のサービス品質が継続的に高い水準を維持している証拠と言えます。

UBS証券のデメリットと注意点

UBS証券には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットや注意すべき点もあります。

利用を検討する際には、これらの点も十分に理解しておくことが重要です。

2億円未満では利用できない

最大のデメリットは、最低預入基準が2億円相当額と非常に高額な点です。

金融資産が2億円未満の方は、原則としてウェルス・マネジメントサービスを利用できません。これは、プライベートバンクというビジネスモデルの特性上、一定規模以上の資産を持つ顧客に対して、手厚いサービスを提供することを前提としているためです。

ただし、将来的に資産が2億円に達する見込みがある場合や、すでに1億5,000万円程度の資産を保有している場合などは、担当者と相談することで、柔軟に対応してもらえる可能性もあります。

また、前述のとおり、UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメントであれば、より低い基準で類似のサービスを受けられます。

手数料体系は個別相談が必要

UBS証券の手数料体系は、顧客ごとの契約内容によって異なり、公式サイトでも詳細は公開されていません。

一般的には、運用資産額に対して年率1%前後の管理報酬がかかるとされていますが、具体的な金額は担当者との個別相談で決定されます。

手数料には、投資一任運用の報酬、売買手数料、口座管理手数料などが含まれる場合があります。また、投資する商品によっては、別途信託報酬や成功報酬がかかることもあります。

契約前に、手数料の内訳や計算方法について、しっかりと説明を受けることが重要です。

偽アプリ・詐欺に注意が必要

近年、UBS証券を騙る偽アプリや詐欺的な投資勧誘が確認されています。

UBS証券の公式サイトでも注意喚起が行われており、「UBS証券は個人投資家向けのスマートフォンアプリを提供していない」と明記されています。

もしSNSやメールで「UBS証券の投資アプリ」を紹介されたり、「UBS証券の担当者」を名乗る人物から高利回りの投資を勧められたりした場合は、詐欺の可能性が高いため、絶対に個人情報を提供したり、送金したりしないようにしてください。不審な連絡を受けた場合は、UBS証券の公式サイトに記載されている連絡先に直接問い合わせることをおすすめします。

UBS証券と他のプライベートバンクを比較

日本国内には、UBS証券以外にも複数のプライベートバンクが存在します。

ここでは、主要な国内プライベートバンクとの違いについて比較していきます。

野村證券プライベートバンキングとの違い

野村證券のプライベートバンキング部門は、日本最大の証券会社として国内での実績とネットワークに強みがあります。

最低預入基準は1億円程度からとされており、UBS証券よりも利用しやすい水準です。

野村證券は国内株式や日本の不動産投資に関する情報が豊富で、日本企業のIPO案件にも強いのが特徴です。

一方、UBS証券はグローバルな投資機会へのアクセスや、海外資産の運用に関するノウハウで優位性があります。日本国内での資産運用を中心に考えるなら野村證券、グローバルな分散投資を重視するならUBS証券が適していると言えます。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券との違い

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループと米国モルガン・スタンレーの合弁会社で、国内最大級の証券会社です。

プライベートバンキング部門では、富裕層向けの資産管理サービスを提供しており、最低預入基準は5,000万円程度からとされています。

三菱UFJグループの総合力を活かして、銀行、信託、証券を横断したサービスを提供できる点が強みです。相続対策や不動産活用など、国内の富裕層特有のニーズに対応しやすいのが特徴です。

UBS証券と比較すると、国内での総合的なサービスに強みがある一方、グローバルな投資機会へのアクセスではUBS証券に一歩譲る形となります。

SMBC日興証券との違い

SMBC日興証券は、三井住友フィナンシャルグループ傘下の大手証券会社で、プライベートバンキング部門「SMBC日興証券プライベート・バンキング」を展開しています。

最低預入基準は3,000万円程度からとされており、比較的利用しやすい水準です。

SMBC日興証券は、IPO取扱銘柄数が多く、新規公開株への投資機会が豊富な点が魅力です。また、三井住友銀行との連携により、融資や不動産投資のサポートも充実しています。

UBS証券と比べると、国内での投資機会や銀行サービスとの連携に強みがある一方、海外投資の選択肢ではUBS証券が優位です。

比較表で見る各社の特徴

項目 UBS証券 野村證券PB 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SMBC日興証券PB
最低預入基準 2億円 1億円程度 5,000万円程度 3,000万円程度
グローバル投資
国内投資
IPO取扱
銀行連携
歴史・実績 160年以上(世界) 100年以上(国内) 80年以上(国内) 100年以上(国内)

2億円未満の人が検討すべき3つの選択肢

UBS証券の最低預入基準2億円に届かない方でも、富裕層向けの資産管理サービスを利用する方法はあります。

ここでは、準富裕層の方が検討すべき3つの選択肢を紹介します。

UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント

UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメントは、UBSと三井住友信託銀行の合弁会社で、5,000万円程度から利用できる富裕層向け資産管理サービスです。

UBS証券よりも低い基準で、UBSのグローバルな投資ノウハウと三井住友信託銀行の国内ネットワークを活用したサービスを受けられます。

サービス内容は、投資一任運用、グローバル分散投資の提案、相続・事業承継対策、不動産活用のアドバイスなど、UBS証券と類似した内容です。

ただし、投資できる商品の種類や、担当者の専門性などは、UBS証券と比べると若干制限がある場合があります。

将来的に資産が2億円に達した際には、UBS証券へのステップアップも可能です。まずはUBS SuMi TRUSTでサービスを体験し、資産規模に応じてUBS証券に移行するという段階的なアプローチも有効な戦略と言えます。

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)

IFA(Independent Financial Advisor)は、特定の金融機関に所属せず、独立した立場で資産運用のアドバイスを行う専門家です。

最低預入基準は1,000万円程度からと、プライベートバンクよりも利用しやすい水準です。

IFAの強みは、複数の金融機関の商品を比較検討し、顧客にとって最適な商品を提案できる点です。特定の金融機関の商品を売らなければならないというノルマがないため、中立的なアドバイスを受けられます。

また、担当者が転勤することがないため、長期的な関係を築きやすいのも魅力です。

ただし、IFAは個人事業主や小規模な会社であることが多く、サービスの質は担当者の能力に大きく依存します。IFAを選ぶ際には、保有資格(証券外務員、ファイナンシャルプランナーなど)、運用実績、手数料体系などを十分に確認することが重要です。

大手証券会社のラップ口座サービス

ラップ口座とは、投資一任運用サービスの一種で、証券会社が顧客に代わって資産運用を行うサービスです。

野村證券、大和証券、SMBC日興証券などの大手証券会社が提供しており、最低預入基準は300万円から1,000万円程度と、比較的利用しやすい水準です。

ラップ口座のメリットは、プロの運用チームが分散投資を行ってくれる点と、定期的なポートフォリオの見直しが行われる点です。

顧客自身が個別の売買判断をする必要がないため、投資の知識や経験が少ない方でも、本格的な資産運用を始められます。

手数料は、運用資産額に対して年率1%から2%程度が一般的です。プライベートバンクと比べると、担当者のサポートは限定的ですが、コストを抑えながら投資一任運用を利用したい方には適した選択肢と言えます。

UBS証券に関するよくある質問

UBS証券に関するよくある質問
UBS証券の手数料はどのくらいですか?

UBS証券の手数料は、顧客ごとの契約内容によって異なり、一律の料金体系は公開されていません。一般的には、運用資産額に対して年率1%前後の管理報酬がかかるとされていますが、具体的な金額は担当者との個別相談で決定されます。投資する商品によっては、別途信託報酬や売買手数料がかかる場合もあります。

クレディ・スイス統合の影響はありますか?

2023年にUBSグループがクレディ・スイスを買収しましたが、UBS証券の日本でのサービスに大きな影響はありません。むしろ、統合により運用資産規模が拡大し、グローバルネットワークがさらに強化されたため、顧客にとってはプラスの影響が大きいと考えられます。ただし、組織再編に伴う一時的なサービスの変更がある可能性もあるため、詳細は担当者に確認することをおすすめします。

UBS証券は安全ですか?

UBS証券は、金融庁に登録された金融商品取引業者であり、日本の金融法規に基づいて運営されています。顧客の資産は分別管理されており、万が一UBS証券が破綻した場合でも、顧客の資産は保護される仕組みになっています。また、親会社のUBSグループは世界有数の金融機関であり、財務健全性も高い水準にあります。

投資一任運用とは何ですか?

投資一任運用とは、顧客が運用方針を決定し、具体的な投資判断や売買執行を専門家に一任するサービスです。顧客自身が個別の銘柄選択や売買タイミングを判断する必要がなく、専門家チームが市場動向を分析しながら、最適なポートフォリオを構築・維持してくれます。忙しい経営者や専門職の方にとって、時間を節約しながら本格的な資産運用ができる便利なサービスです。

相続対策にも対応していますか?

はい、UBS証券では相続対策や事業承継に関するアドバイスも提供しています。資産の承継計画の立案、生前贈与の活用、遺言信託の設定、不動産の有効活用など、顧客の状況に応じた総合的な相続対策を提案してくれます。必要に応じて、税理士や弁護士などの専門家とも連携しながら、最適な解決策を見つけることができます。

海外資産の運用も可能ですか?

はい、UBS証券では海外資産の運用も可能です。米国株式、欧州債券、アジアの不動産ファンド、新興国の投資信託など、世界中の投資機会にアクセスできます。また、複数の通貨で資産を保有する通貨分散投資も実現できます。グローバルな視点での資産運用を考えている方には、UBS証券の強みが最大限に活かされます。

UBS証券で就職するにはどうすればいいですか?

UBS証券への就職を希望する場合は、UBS証券の公式採用サイトから応募できます。新卒採用、中途採用ともに実施されており、投資銀行部門、ウェルス・マネジメント部門、アセット・マネジメント部門など、様々な職種で募集が行われています。外資系金融機関のため、高い英語力と金融の専門知識が求められます。

まとめ

UBS証券は、最低預入基準2億円という富裕層専門のプライベートバンクです。

世界50カ国以上のグローバルネットワークと、160年以上の歴史を持つUBSグループの運用ノウハウを活かして、富裕層に対して高度な資産管理サービスを提供しています。

専任のプライベートバンカーによる投資一任運用、CIOレポートなどの高度な市場分析、相続・事業承継対策など、総合的な財務アドバイスを受けられる点が大きな魅力です。

特にグローバルな分散投資を重視する方にとっては、UBS証券の強みが最大限に活かされます。

一方で、2億円という高額な最低預入基準や、個別相談が必要な手数料体系など、利用のハードルが高い面もあります。

2億円未満の資産を持つ方は、UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント、IFA、大手証券会社のラップ口座など、代替選択肢も検討してみてください。

富裕層向けの資産管理サービスを選ぶ際には、自身の資産規模、運用目的、リスク許容度などを明確にした上で、複数のサービスを比較検討することが重要です。

なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくはUBS証券公式サイトまたは担当者にご確認ください。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

この記事のキーワード

キーワードがありません。

この記事と同じキーワードの記事

まだ記事がありません。

キーワードから探す

資料請求

資料請求

カンタン1分登録で、気になる資料を無料でお取り寄せ

お問い合わせ

そんなお悩みをお持ちの方は、まずはお問い合わせください!

お問い合わせ