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SBIグローバルアセットマネジメント(証券コード:4765)の株価に関心をお持ちですか。
投資信託運用会社の株式は、一般的な事業会社とは異なる特性を持つため、株価の見方や投資判断のポイントを理解することが重要です。
この記事では、SBIグローバルアセットマネジメントの株価情報、業績分析、投資判断のポイントを詳しく解説します。
株価指標の読み方から、アセットマネジメント業界特有のビジネスモデル、同業他社との比較まで、投資判断に必要な情報を網羅的にお届けします。
株式投資初心者の方でも理解できるよう、専門用語は丁寧に説明していきます。
目次
SBIグローバルアセットマネジメント(4765)の株価と基本情報
SBIグローバルアセットマネジメント株式会社は、東京証券取引所プライム市場に上場している投資信託運用会社です。
SBIホールディングスグループの一員として、アセットマネジメント事業とファイナンシャルサービス事業を展開しています。
SBIグローバルアセットマネジメントの証券コードは4765で、東京証券取引所プライム市場で取引されています。
株価は日々変動するため、最新の株価情報は証券会社の取引画面や株価情報サイトでご確認ください。
時価総額は株価×発行済株式数で計算され、企業の市場価値を示す重要な指標です。
投資信託運用会社の株価は、運用資産残高(AUM)の増減や市場環境の変化に影響を受けやすい特徴があります。
株価チャートを確認する際は、日経平均株価やTOPIXなどの市場全体の動きと比較しながら、個別の値動きの特徴を把握することが大切です。
SBIグローバルアセットマネジメントは、ファイナンシャルサービス事業とアセットマネジメント事業の2つを柱とする持株会社です。
アセットマネジメント事業では、金融商品取引法に基づき投資信託の設定、募集、運用などの投資運用や投資助言を行っています。
SBIグローバルアセットマネジメントの特徴
連結子会社として、SBIアセットマネジメント、SBI岡三アセットマネジメント、ウエルスアドバイザーなどを傘下に持つ
2025年12月時点で、SBIアセットマネジメントの運用する公募投信の純資産は5兆円を突破
SBI岡三・レオスを含む3社で8兆円、業界8位の規模
もともとモーニングスター株式会社として投資信託の格付け評価を行っていましたが、2024年にSBIグローバルアセットマネジメントに社名変更し、現在の体制となりました。
SBIグローバルアセットマネジメントは東京証券取引所プライム市場に上場しており、証券コードは4765です。
プライム市場は東証の最上位市場で、時価総額や流動性などの厳しい基準をクリアした企業が上場しています。
取引時間は平日9時から15時(昼休み11時30分~12時30分)で、リアルタイムで株価が変動します。
株価チャートから見る値動きの特徴
株価チャートは、過去の株価推移を視覚的に把握できる重要なツールです。
SBIグローバルアセットマネジメントの株価は、投資信託市場の動向やSBIグループ全体の戦略、金融市場環境などの影響を受けて変動します。
直近1年間の株価推移を見ると、投資信託市場の拡大を背景に、比較的堅調な推移を見せています。
新NISA制度の開始により個人投資家の投資信託への関心が高まり、運用資産残高が増加傾向にあることが株価を支えています。
ただし、金融市場全体の変動や、金利動向、為替相場の影響を受けやすい特性があります。特に米国株式市場や日経平均株価が大きく下落した局面では、同社の株価も連動して下落する傾向が見られます。
日足チャートで確認すると、出来高(取引量)が増加したタイミングで株価が大きく動くことがあり、決算発表や業績修正などのIR情報が発表された際は特に注目が集まります。
過去3年間の株価推移を振り返ると、2023年3月にモーニングスターブランドを売却し、SBIグローバルアセットマネジメントへの社名変更と組織再編を行った前後で、株価の動きに変化が見られます。
組織再編後は、アセットマネジメント事業への集中が評価され、運用資産残高の拡大とともに業績が向上してきました。
週足チャートで見ると、上昇トレンドと調整局面を繰り返しながら、中長期的には右肩上がりの傾向を示しています。
移動平均線(25日線、75日線、200日線)との位置関係を確認すると、トレンドの強さや転換点を把握しやすくなります。
SBIグローバルアセットマネジメントの株価変動には、いくつかの主要な要因があります。
投資信託の純資産総額が増えると、運用報酬収入が増加し業績が向上するため、株価にプラスの影響を与えます。
株式市場が好調な時期は投資信託への資金流入が増える傾向があり、逆に市場が低迷すると資金流出が起こりやすくなります。
親会社であるSBIホールディングスの経営方針や、グループ内のシナジー効果が同社の成長に影響します。
手数料競争の激化や、新商品開発の動向が業績に影響を与えます。
投資信託運用会社のビジネスモデルとは?
SBIグローバルアセットマネジメントの株価を理解するには、投資信託運用会社のビジネスモデルを知ることが不可欠です。
一般的な製造業や小売業とは異なる収益構造を持つため、業績の見方や株価の評価方法も独特です。
投資信託運用会社の主な収益源は、運用報酬(信託報酬)です。
投資家から預かった資金を投資信託として運用し、その純資産総額に対して一定の割合(通常は年率0.1%~2%程度)の報酬を受け取ります。
例えば、純資産総額1兆円のファンドを信託報酬年率0.5%で運用している場合、年間50億円の収益が得られます。この信託報酬は、投資信託の基準価額から日々差し引かれるため、運用会社にとっては安定的な収益源となります。
重要なのは、運用資産残高が増えれば増えるほど収益が増加するという、ストック型のビジネスモデルである点です。
運用資産残高(AUM:Assets Under Management)は、アセットマネジメント会社の規模と収益力を示す最も重要な指標です。
SBIグローバルアセットマネジメントの運用実績
2025年3月期末時点で投資信託の運用残高は6兆7,008億円
前年同期の5兆9,224億円から13.1%増加
アセットマネジメント事業の売上高は97億5,100万円(前年度比18.8%増)
売上における当事業の占める割合は84.3%
AUMが増加する要因は、既存ファンドへの資金流入(純流入)と、運用による資産の増加(運用益)の2つがあります。
新NISAの開始により個人投資家の投資信託購入が活発化しており、特に低コストのインデックスファンドへの資金流入が顕著です。
SBIグローバルアセットマネジメントは、SBIホールディングスグループの資産運用事業の中核を担っています。
SBIグループは、SBI証券(ネット証券最大手)、住信SBIネット銀行、SBI新生銀行などの金融サービス企業を擁しており、グループ内でのシナジー効果が期待されています。
例えば、SBI証券の顧客基盤(約1,500万口座)を活用した投資信託の販売促進や、銀行チャネルでの商品展開が可能です。2024年12月にはSBIレオスひふみを吸収合併し、「ひふみ投信」シリーズも運用する体制となりました。
株式投資の判断には、株価指標を正しく理解することが欠かせません。
PER、PBR、配当利回りは、株価の割安・割高を判断する基本的な指標です。
PER(Price Earnings Ratio:株価収益率)は、株価が1株当たり利益(EPS)の何倍になっているかを示す指標です。
計算式は「PER=株価÷1株当たり利益(EPS)」で、例えば株価3,000円、EPS150円の場合、PERは20倍となります。
一般的に、PER15倍前後が適正水準とされますが、業種や成長性によって異なります。アセットマネジメント業界の平均PERと比較することで、相対的な割安・割高を判断できます。
ただし、PERだけで判断するのは危険です。利益が一時的に増加している場合や、特別利益が含まれている場合は、PERが低く見えても割安とは限りません。
PBR(Price Book-value Ratio:株価純資産倍率)は、株価が1株当たり純資産(BPS)の何倍になっているかを示す指標です。
計算式は「PBR=株価÷1株当たり純資産(BPS)」で、例えば株価3,000円、BPS2,000円の場合、PBRは1.5倍となります。
アセットマネジメント会社の場合、有形資産よりも無形資産(ブランド力、運用ノウハウ、顧客基盤など)が重要なため、PBRは比較的高めになる傾向があります。成長性が高く評価されている企業ほど、PBRは高くなります。
配当利回りは、株価に対する年間配当金の割合を示す指標で、「配当利回り(%)=1株当たり年間配当金÷株価×100」で計算されます。
配当性向は「配当性向(%)=配当金総額÷当期純利益×100」で計算され、利益のうちどれだけを配当に回しているかを示します。
SBIグローバルアセットマネジメントの配当実績
2024年3月期は15期連続の増配を達成する見込み
配当性向が高すぎると、将来の成長投資に回す資金が不足する可能性があり、逆に低すぎると株主還元が不十分と見なされることがあります。
業績と財務状況
株価は企業の業績と財務状況を反映して変動します。
SBIグローバルアセットマネジメントの投資判断を行う上で、決算短信や有価証券報告書から読み取れる業績データと財務の健全性を分析することが重要です。
SBIグローバルアセットマネジメントの業績推移
2024年3月期:売上高101億3,759万円(前年比15.9%増)
2025年3月期:売上高115億6,899万円(前年比14.12%増)
2025年3月期の連結経常利益:25億6,000万円(前期比2.2%増)で15期連続最高益更新
この業績拡大の背景には、運用資産残高の順調な増加があります。
売上高の約84%をアセットマネジメント事業が占めており、投資信託市場の拡大が業績を牽引しています。
ただし、金融市場が大きく変動した場合、運用資産残高が減少し業績に影響を与える可能性があるため、四半期ごとの決算発表で最新の業績動向を確認することが重要です。
自己資本比率は、総資産に占める自己資本(純資産)の割合を示し、「自己資本比率(%)=自己資本÷総資産×100」で計算されます。
この比率が高いほど、財務の安全性が高いと判断されます。
一般的に、自己資本比率50%以上であれば財務が健全とされ、30%を下回ると注意が必要です。SBIグローバルアセットマネジメントは、アセットマネジメント会社という業態の特性上、大規模な設備投資や在庫を必要としないため、比較的高い自己資本比率を維持しています。
有利子負債(銀行借入や社債など)が少なく、財務リスクは限定的です。
ROE(Return On Equity:自己資本利益率)は、株主が出資した資本を使ってどれだけ効率的に利益を生み出しているかを示す指標で、「ROE(%)=当期純利益÷自己資本×100」で計算されます。
ROEが高いほど、資本効率が良いと評価されます。日本企業の平均ROEは8%前後ですが、優良企業は10%以上、特に成長企業は15%以上のROEを達成しています。
ROA(Return On Assets:総資産利益率)は、「ROA(%)=当期純利益÷総資産×100」で計算され、企業が保有する全ての資産をどれだけ効率的に活用して利益を生み出しているかを示します。
SBIグローバルアセットマネジメントの場合、資産が少なくても高い利益を生み出せるビジネスモデルのため、ROEとROAはともに比較的高い水準にあると考えられます。
同業他社と比較
投資判断を行う上で、同業他社との比較は欠かせません。
SBIグローバルアセットマネジメントがアセットマネジメント業界の中でどのような位置にあるのか、運用資産残高、収益性、株価指標の3つの視点から分析します。
日本のアセットマネジメント業界では、野村アセットマネジメント(運用残高約61.2兆円)が圧倒的な首位に立ち、アセットマネジメントOne、三菱UFJアセットマネジメント、大和アセットマネジメントが上位を占めています。
SBIグローバルアセットマネジメントの業界内位置
グループ3社合計で8兆円の運用資産残高、業界8位の規模
上位企業と比較すると規模では及びませんが、近年の成長率は高く、特に新NISA開始後の資金流入が顕著です。
運用資産残高は、将来の収益力を示す重要な先行指標であり、この残高が順調に増加していることは、今後の業績拡大が期待できることを意味します。
収益性を比較する際は、売上高営業利益率やROEなどの指標を用います。
SBIグローバルアセットマネジメントは、15期連続で経常利益が増益となっており、安定した収益成長を実現しています。
売上高営業利益率は20%前後と推定され、業界平均と比較しても高水準です。成長性については、売上高成長率が年率10%以上を維持しており、大手企業よりも高い成長率を示しています。
これは、SBIグループのネットワークを活用した販売力や、低コストのインデックスファンドへの注力が功を奏しているためです。
株価指標を業界平均と比較することで、市場からの評価を相対的に判断できます。
アセットマネジメント業界の平均PERは15~20倍程度、PBRは1.5~2.5倍程度とされています(市場環境により変動)。
SBIグローバルアセットマネジメントのPERが業界平均より高い場合、成長期待が織り込まれていると解釈できます。逆に低い場合は、割安と評価されている可能性があります。
ただし、株価指標は市場全体の動向や投資家心理にも影響されるため、単独の指標だけで判断せず、複数の指標を組み合わせて総合的に評価することが重要です。
投資判断のポイント
株式投資で成功するには、適切なタイミングで売買することが重要です。
ここでは、ファンダメンタル分析とテクニカル分析の両面から、SBIグローバルアセットマネジメント株の投資判断のポイントを解説します。
ファンダメンタル分析では、企業の本質的価値を評価します。以下のチェックリストを活用して、投資判断を行いましょう。
これらの項目を定期的にチェックし、総合的に判断することで、投資のタイミングを見極めやすくなります。
テクニカル分析は、過去の株価チャートや出来高から、今後の値動きを予測する手法です。
移動平均線(25日線、75日線、200日線)を使ったトレンド判断が基本です。株価が移動平均線を上抜けた場合は買いシグナル、下抜けた場合は売りシグナルとされます。
また、RSI(相対力指数)やMACDなどのテクニカル指標を組み合わせることで、買われすぎ・売られすぎを判断できます。出来高の増加を伴った株価上昇は、上昇トレンドの信頼性が高いとされます。
ただし、テクニカル分析は短期的な売買タイミングを計るのには有効ですが、中長期投資ではファンダメンタル分析を重視すべきです。
SBIグローバルアセットマネジメントの業績は、投資信託市場全体のトレンドに大きく影響されます。
現在、新NISA制度の開始により、個人投資家の投資信託購入が活発化しています。特に、低コストのインデックスファンドへの資金流入が顕著で、この傾向は今後も続くと予想されます。
一方で、手数料競争の激化により、運用報酬率が低下傾向にあることは懸念材料です。さらに、金融市場が大きく変動した場合、投資信託からの資金流出が起こる可能性もあります。
投資判断を行う際は、日本証券業協会や投資信託協会が発表する業界統計データを定期的にチェックし、市場全体のトレンドを把握することが重要です。
株価変動のリスク要因と注意点
株式投資にはリスクが存在します。
SBIグローバルアセットマネジメント株への投資を検討する際は、想定されるリスク要因を理解しておくことが重要です。
SBIグローバルアセットマネジメントの業績は、金融市場環境の変化に大きく影響されます。
株式市場が大幅に下落した場合、投資信託の純資産総額が減少し、運用報酬収入が減少します。また、市場低迷時には投資家が投資信託を解約する動きが強まり、資金流出が発生する可能性があります。
2024年夏に発生した世界的な株価調整局面では、多くの投資信託で解約が増加しました。さらに、金利上昇局面では債券価格が下落するため、債券型投資信託の運用成績が悪化します。
為替相場の大幅な変動も、外国株式や外国債券を組み入れた投資信託のパフォーマンスに影響します。
投資信託業界では、手数料競争が激化しています。
特に、インデックスファンドの信託報酬率は年々低下しており、一部のファンドでは0.1%を下回る水準まで低下しています。
手数料の低下は投資家にとってはメリットですが、運用会社にとっては収益性の悪化要因となります。運用資産残高が増加しても、信託報酬率が低下すれば、売上高の伸びは限定的になります。
また、ネット証券を中心に投資信託の販売手数料無料(ノーロード)化が進んでおり、販売時の収益も減少傾向にあります。
株式投資では、流動性(売買のしやすさ)も重要な要素です。
出来高(取引量)が少ない銘柄は、売りたい時に売れない、買いたい時に買えないというリスクがあります。
SBIグローバルアセットマネジメントの1日あたりの出来高を確認し、十分な流動性があるかを判断しましょう。一般的に、1日の出来高が数万株以上あれば、個人投資家が数百株程度売買する分には問題ありません。
また、売買スプレッド(買値と売値の差)が大きい場合、取引コストが高くなるため注意が必要です。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券などの主要ネット証券で購入できます。野村證券、SMBC日興証券などの対面証券でも取り扱っています。
売買単位は100株です。株価が例えば3,000円の場合、最低投資金額は30万円(3,000円×100株)となります。株価は日々変動するため、最新の株価を確認してください。
配当は年2回(中間配当と期末配当)実施されています。権利確定日は9月末と3月末で、配当金は権利確定日から約3ヶ月後に支払われます。
SBIグローバルアセットマネジメントは株主優待を実施しており、500株以上保有の株主には暗号資産XRP(10,000円相当~)や投資信託(ひふみクロスオーバーPro)などが贈呈されます。優待内容は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトのIR情報でご確認ください。
株式投資の基本的な知識があれば、初心者でも投資可能です。ただし、株価は変動するため元本割れのリスクがあります。少額から始めて、徐々に投資額を増やすことをおすすめします。投資信託運用会社のビジネスモデルや業績の見方を理解してから投資判断を行いましょう。
はい、NISA口座(成長投資枠)で購入可能です。NISA口座で購入すれば、配当金や売却益が非課税になります。ただし、年間投資枠(成長投資枠は240万円)や非課税保有限度額(1,800万円)の範囲内での投資となります。
SBIグローバルアセットマネジメント(4765)は、投資信託運用を主力事業とする東証プライム市場上場企業です。
SBIホールディングスグループの一員として、運用資産残高の拡大とともに業績を伸ばしています。
投資判断のポイントは、運用資産残高(AUM)の推移、売上高・利益の成長性、PER・PBRなどの株価指標、配当利回り、財務の健全性など多岐にわたります。
アセットマネジメント会社特有のビジネスモデルを理解し、同業他社との比較を行うことで、投資価値を適切に評価できます。
新NISA制度の開始により投資信託市場は拡大傾向にあり、今後の成長が期待される一方、手数料競争の激化や市場環境の変化などのリスク要因も存在します。
株価チャートや決算情報を定期的にチェックし、総合的に判断することが重要です。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
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