NISA初心者の始め方|口座開設から運用まで完全ガイド

楽天証券のiDeCoでどの商品を選べばいいか迷っていませんか。
楽天証券のiDeCoは全37商品から選べますが、その中でも特に人気なのが楽天・プラスシリーズです。
この記事では、楽天証券iDeCoの全商品の特徴から、おすすめ商品ランキング、年代別のポートフォリオ例まで詳しく解説します。
2026年4月の商品入替情報や、楽天証券とSBI証券の比較も紹介しますので、これから始める方も既に運用中の方も参考にしてください。
この記事を読めば、自分に合った商品選びができるようになります。
目次
楽天証券iDeCoの商品は全37本
楽天証券のiDeCoでは、投資信託36本と定期預金1本の合計37商品から自由に選んで運用できます。
運営管理手数料は誰でも無条件で無料となっており、コストを抑えた資産形成が可能です。
2025年5月には楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンドが追加され、選択肢がさらに広がりました。
楽天証券のiDeCo加入者数は2025年8月時点で100万人を突破しており、業界2位の実績があります。
楽天証券iDeCoの37商品は、以下のカテゴリーに分類されます。
商品カテゴリーの内訳
株式型18本:国内株式6本、外国株式8本、国内外株式4本
バランス型5本:株式と債券を組み合わせた商品
債券型6本:国内外の債券に投資
REIT型3本:不動産投資信託
コモディティ・ターゲットイヤー型4本:金や退職予定年対応型
定期預金1本:元本確保型
株式型は値動きが大きい分、長期的なリターンが期待できる商品です。
バランス型は株式と債券を組み合わせており、リスクを抑えた運用ができます。
債券型は値動きが比較的穏やかで、安定志向の方に適しています。
定期預金は元本確保型で、リスクを取りたくない方向けの選択肢です。
楽天証券のiDeCoは運営管理手数料が無条件で無料です。
他社では条件付きで無料としているところもありますが、楽天証券は誰でも最初から無料で利用できます。
iDeCoでは国民年金基金連合会への手数料(月額105円)と事務委託先金融機関への手数料(月額66円)は必ずかかりますが、運営管理手数料が無料なため、月額171円の手数料のみで運用できます。
長期投資では手数料の差が大きな影響を与えるため、無条件で無料というのは大きなメリットです。
楽天証券iDeCoで商品を選ぶ際は、以下の3つのポイントを押さえましょう。
楽天証券iDeCoのおすすめ商品ランキングTOP7
楽天証券iDeCoで特におすすめの商品をランキング形式で紹介します。
信託報酬の低さ、純資産総額、運用実績を総合的に評価しました。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドは、日本を含む全世界の株式に投資する商品です。
信託報酬は年率0.0561%と業界最低水準で、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動します。
この商品の特徴
1本で約47カ国、約2,900銘柄に分散投資
世界の株式時価総額の約85%をカバー
投信残高ポイントプログラム対象(年率0.017%還元)
長期的な資産形成を目指す方に最もおすすめの商品です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドは、米国の代表的な株価指数S&P500に連動する商品です。
信託報酬は年率0.077%と、S&P500連動型の中では最低水準のコストです。
米国の主要500社に投資することで、世界最大の経済大国である米国の成長を取り込めます。
投信残高ポイントプログラムでは年率0.028%のポイント還元があり、実質的なコストはさらに低くなります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンドは、2025年5月に追加された商品です。
NASDAQ市場に上場する時価総額上位100社に投資し、米国のハイテク企業の成長を取り込めます。
アップル、マイクロソフト、エヌビディアなど、世界をリードするテクノロジー企業が多く含まれています。
信託報酬は年率0.198%で、成長性を重視した積極運用を目指す方に適しています。ただし、値動きが大きいため、リスク許容度が高い方向けの商品です。
たわらノーロード先進国株式は、日本を除く先進国の株式に投資する商品です。
信託報酬は年率0.09889%程度と低コストで、MSCIコクサイ・インデックスに連動します。
米国を中心に欧州やオセアニアなど約20カ国の株式に分散投資できます。
純資産総額も順調に増加しており、長期的な運用実績があります。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、三菱UFJアセットマネジメントが運用する人気商品です。
信託報酬は年率0.0926%程度で、S&P500指数に連動します。
純資産総額は6兆円を超え、国内最大級の投資信託です。
運用実績も安定しており、多くの投資家から支持されています。
三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)は、株式30%、債券70%で運用するバランス型商品です。
信託報酬は年率0.242%で、リスクを抑えた安定運用ができます。
株式の比率が低いため、値動きが穏やかで、50代以降の方や安定志向の方に適しています。
国内外の株式と債券に分散投資することで、リスクを抑えながら一定のリターンを目指せます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天・インデックス・バランス(DC年金)は、株式と債券にバランス良く投資する商品です。
信託報酬は年率0.2079%程度で、楽天証券iDeCoの指定運用方法(デフォルト商品)にも設定されています。
国内外の株式と債券に分散投資し、リスクとリターンのバランスを取った運用ができます。
自分でポートフォリオを組むのが難しい方や、バランス型で手軽に分散投資したい方におすすめです。
楽天証券iDeCoの全37商品一覧
楽天証券iDeCoで選べる全37商品をカテゴリー別に紹介します。
2025年12月時点の商品ラインナップです。
国内株式型は、日本の株式市場に投資する商品です。
日経平均株価やTOPIXなどの指数に連動するインデックスファンドが中心です。
代表的な商品は、たわらノーロード日経225、三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンドなどがあります。
外国株式型は、米国や先進国、新興国の株式に投資する商品です。
楽天・プラス・オールカントリー、楽天・プラス・S&P500、楽天・プラス・NASDAQ-100などの楽天・プラスシリーズが含まれます。
たわらノーロード先進国株式、楽天・全米株式インデックス・ファンドなども人気です。
国内外株式型は、日本と海外の株式の両方に投資する商品です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンドなどがあり、1本で世界中の株式に分散投資できます。
バランス型は、株式と債券を組み合わせた商品です。
楽天・インデックス・バランス(DC年金)、三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)、セゾン・グローバルバランスファンドなどがあります。
リスクを抑えた運用ができるため、安定志向の方におすすめです。
債券型は、国内外の債券に投資する商品です。
たわらノーロード国内債券、たわらノーロード先進国債券などがあります。
株式型よりも値動きが穏やかで、元本割れリスクを抑えたい方に適しています。
REIT型は、不動産投資信託に投資する商品です。
三井住友・DC日本リートインデックスファンド、DCニッセイJ-REITインデックスファンドAなどがあります。
不動産市場の動向に連動し、株式や債券とは異なる値動きをするため、分散投資の一つとして活用できます。
コモディティ型は金などの商品に投資し、ターゲットイヤー型は退職予定年に応じて自動的に資産配分を調整する商品です。
楽天ターゲットイヤー2030、2040、2050などがあり、年齢に応じた自動調整を希望する方に便利です。
定期預金は、みずほDC定期預金(1年)の1本です。
元本確保型で、元本割れリスクを避けたい方向けの選択肢です。
ただし、金利は低く、インフレに負ける可能性があるため、全額を定期預金にするのではなく、一部を株式型と組み合わせる運用がおすすめです。
年代別のおすすめポートフォリオ
iDeCoは長期投資が前提のため、年齢に応じて資産配分を調整することが大切です。
若いうちはリスクを取った積極運用、年齢が上がるにつれて安定運用にシフトするのが基本です。
20代・30代は定年まで時間があるため、株式100%の積極運用がおすすめです。
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド100%、または楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド100%という配分が考えられます。
株式は短期的には値動きが大きいですが、長期的には最も高いリターンが期待できる資産クラスです。20代・30代なら途中で暴落があっても回復を待つ時間が十分にあるため、積極的に株式に投資できます。
40代は定年まで15〜25年程度あるため、まだ株式中心の運用が可能です。
ただし、リスクを少し抑えるため、株式80%、債券20%程度の配分がおすすめです。
具体的には、楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド80%、たわらノーロード国内債券20%という組み合わせが考えられます。
50代は定年が近づいてくるため、安定重視の運用にシフトしましょう。
株式50%、債券50%程度の配分が目安です。
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド50%、たわらノーロード国内債券30%、たわらノーロード先進国債券20%という配分が考えられます。
または、バランス型ファンドを活用して、楽天・インデックス・バランス(DC年金)100%という選択肢もあります。
ポートフォリオを作成する際は、以下の点に注意しましょう。
2026年4月の運用商品入替
楽天証券は2025年9月に、2026年4月上旬を目途にiDeCoの運用商品を入れ替えることを発表しました。
9商品が除外され、新たに9商品が追加される予定です。
除外予定の9銘柄は、以下の通りです。
除外理由は、楽天証券ファンドスコア(5年)の24カ月ローリング平均値が2.5未満だったためです。
過去5年間の運用成績を24カ月にわたって評価した結果、平均以下の成績が続いた商品が除外対象となりました。
除外が確定するには、対象商品を保有・積立している加入者の3分の2以上の同意が必要です。
追加予定の9銘柄には、iFreeNEXT FANG+インデックスが含まれます。
FANG+は、アップル、マイクロソフト、エヌビディア、アマゾン、グーグル、ブロードコムなど、世界をリードするビッグテック10銘柄に均等投資する指数です。
その他、ニッセイ・インデックス・バランスファンド(4資産均等型)なども追加予定です。
4資産均等型は、国内債券、国内株式、外国債券、外国株式の4資産に25%ずつ均等投資する商品で、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の基本ポートフォリオと同じ構成です。
除外が決定した場合、2026年4月上旬から除外商品の新規買付が停止されます。
ただし、既に保有している分はそのまま保有を続けることができ、強制的に解約されることはありません。
新規買付が停止されるため、除外商品に掛金を配分している場合は、配分変更が必要です。配分変更をしないと、未指図資産(運用されない状態)となる可能性があります。
対象商品を保有・積立している方には、2025年10月下旬から順次、除外に関する通知がメールまたは郵送で届きます。
除外に同意できない場合は、2025年12月末までに回答が必要です。
楽天証券iDeCoのメリット・デメリット
楽天証券iDeCoのメリットとデメリットを正直に解説します。
良い点だけでなく、注意すべき点も理解した上で始めましょう。
楽天証券のiDeCoは、運営管理手数料が誰でも無条件で無料です。
他社では資産残高が一定額以上という条件付きで無料としているところもありますが、楽天証券は条件なしで最初から無料です。
長期投資では手数料の差が大きな影響を与えます。運営管理手数料が月額300円かかる場合、30年間で10万8,000円の差になります。
楽天証券iDeCoでは、楽天・プラスシリーズの3商品(オールカントリー、S&P500、NASDAQ-100)を選べます。
これらは業界最低水準の信託報酬を目指しており、同種のファンドの中で最も低コストです。
さらに、投信残高ポイントプログラムの対象となっており、保有残高に応じて楽天ポイントが貯まります。
楽天証券で証券総合口座を開設している場合、iDeCoも同じIDで管理できます。
NISAやiDeCoの資産を一つの画面で確認でき、管理の手間が省けます。
また、楽天証券のiDeCo専用アプリ「iGrow」を使えば、スマートフォンで資産状況の確認や商品変更が可能です。
楽天証券のiDeCoは、楽天カード決済に対応していません。
NISAでは楽天カードでの投資信託積立が可能で、ポイント還元を受けられますが、iDeCoではクレジットカード決済自体ができません。
これはiDeCo制度全体の仕組みによるもので、楽天証券に限った話ではありません。iDeCoの掛金は銀行口座からの引き落としのみとなるため、クレジットカードのポイント還元は受けられない点に注意が必要です。
iDeCoは原則として60歳まで引き出せない制約があります。
これはiDeCo制度そのものの特徴で、楽天証券に限った話ではありませんが、流動性リスクとして理解しておく必要があります。
急な出費が必要になっても、iDeCoの資産は引き出せません。そのため、生活防衛資金を別途確保した上で、余裕資金でiDeCoを始めることが大切です。
NISAはいつでも売却・引き出しが可能なため、流動性を重視する方はNISAとの併用を検討しましょう。
楽天証券とSBI証券を比較
楽天証券とSBI証券は、iDeCoの2大ネット証券として人気です。
どちらを選ぶべきか、商品ラインナップ、手数料、サポート体制の3つの観点から比較します。
楽天証券は全37商品、SBI証券は全38商品を取り扱っています。
商品数はほぼ同じですが、取り扱う商品に違いがあります。
楽天証券では楽天・プラスシリーズが選べますが、SBI証券では選べません。
一方、SBI証券ではSBI・VシリーズやeMAXIS Slimシリーズが充実しています。
運営管理手数料は、楽天証券もSBI証券も無条件で無料です。
国民年金基金連合会への手数料と事務委託先金融機関への手数料は、どちらも月額171円で同じです。
信託報酬については、楽天・プラスシリーズとeMAXIS Slimシリーズで若干の差がありますが、どちらも業界最低水準です。
楽天証券は、iDeCo専用ダイヤルを土日祝日を含めて週7日運営しています。
SBI証券も平日と土曜日に電話サポートを提供していますが、日曜日は休業です。
サポート体制では楽天証券がやや優位です。
使いやすさについては、楽天証券は証券総合口座と同じIDで管理できる点が便利です。
以下のタイプ別に、おすすめの証券会社を整理します。
| タイプ | おすすめ | 理由 |
| 楽天経済圏ユーザー | 楽天証券 | 楽天ポイントが貯まり、楽天銀行との連携でメリット大 |
| 楽天・プラスシリーズを選びたい | 楽天証券 | 楽天・プラスシリーズは楽天証券でのみ取扱い |
| 土日のサポートを重視 | 楽天証券 | 土日祝日も電話サポートが利用可能 |
| SBI・Vシリーズを選びたい | SBI証券 | SBI・VシリーズはSBI証券でのみ取扱い |
| どちらでも良い | 両方検討 | 既に持っている証券口座と同じ会社が管理しやすい |
楽天証券iDeCoの始め方
楽天証券でiDeCoを始める手順を4つのステップで解説します。
口座開設から商品選択まで、順を追って説明します。
まず、楽天証券の公式サイトからiDeCoの申込書類を請求します。
楽天証券の証券総合口座を既に持っている場合は、ログイン後にiDeCoの申込ページから手続きを進められます。
証券総合口座を持っていない場合は、同時に開設することも可能です。
申込書類の請求は、氏名、住所、生年月日、職業などの基本情報を入力するだけで完了します。
届いた書類に必要事項を記入し、返送します。
記入が必要な主な書類は、個人型年金加入申出書、掛金引落口座の登録、本人確認書類のコピーなどです。
2024年12月から制度が改正され、会社員・公務員の方は事業主証明書が不要になりました。以前は勤務先に記入してもらう必要がありましたが、現在は本人だけで手続きが完了します。
書類を返送後、国民年金基金連合会での審査に1〜2カ月程度かかります。
審査が完了すると、国民年金基金連合会から「個人型年金の記録について」という通知が届きます。
また、JIS&T社(記録関連運営管理機関)から「口座開設のお知らせ」が届き、ログインに必要なIDとパスワードが記載されています。
楽天証券の証券総合口座を持っている場合は、同じIDでログインできるため、JIS&T社のサイトにログインする必要はありません。
口座開設が完了したら、商品選択と掛金配分を設定します。
楽天証券のサイトにログインし、「確定拠出年金(iDeCo)」のページから「掛金の配分指定」を選択します。
37商品の中から投資したい商品を選び、掛金の配分割合を1%単位で設定します。
合計が100%になるように配分しましょう。
知っておきたい5つのポイント
iDeCoを活用する上で知っておきたい実践的な情報を5つ紹介します。
節税効果の具体例から、商品変更の方法、受取時の税金まで解説します。
iDeCoの最大のメリットは、掛金が全額所得控除の対象となることです。
所得税と住民税が軽減され、節税効果が得られます。
iDeCoでは、保有している商品を別の商品に変更することをスイッチングといいます。
スイッチングは手数料無料で何度でも可能です。
楽天証券のサイトから、売却する商品と購入する商品を指定するだけで手続きできます。
スイッチングのタイミングは、年に1回程度、自分の年齢やリスク許容度に合わせて見直すのがおすすめです。
iDeCoの資産を60歳以降に受け取る際には、受取方法によって税金がかかります。
一時金として受け取る場合は退職所得控除が適用され、年金として受け取る場合は公的年金等控除が適用されます。
退職所得控除は、勤続年数(iDeCoの場合は加入期間)に応じて控除額が決まります。
加入期間20年以下の場合は「40万円×加入年数」、20年超の場合は「800万円+70万円×(加入年数-20年)」が控除されます。
楽天証券のiDeCoは、楽天経済圏との連携でメリットがあります。
投信残高ポイントプログラムでは、楽天・プラスシリーズの保有残高に応じて楽天ポイントが貯まります。
貯まったポイントは、楽天市場での買い物や楽天カードの支払いに使えます。
また、楽天銀行と楽天証券を連携する「マネーブリッジ」を設定すると、楽天銀行の普通預金金利が優遇されます。
楽天証券は2025年12月中旬より、e-iDeCoサービスを開始しました。
e-iDeCoは、iDeCoの各種手続きをオンラインで完結できるサービスです。
住所・氏名の変更、引落口座の変更など、これまで書面で行う必要があった手続きがオンラインでできるようになりました。
マイナポータルを活用することで、手続きの進捗状況をメールで確認できます。
よくある質問(Q&A)
楽天証券iDeCoに関するよくある質問に回答します。
楽天証券iDeCoでは、投信残高ポイントプログラムの対象商品を保有していると楽天ポイントが貯まります。
楽天・プラスシリーズが対象で、保有残高に応じて毎月ポイントが付与されます。
ただし、貯まったポイントをiDeCoの運用に使うことはできません。
iDeCoとNISAの併用は可能です。
どちらも非課税制度ですが、特徴が異なります。
iDeCoは掛金が全額所得控除の対象となり、節税効果が大きいですが、60歳まで引き出せません。
NISAは運用益が非課税で、いつでも引き出せますが、掛金の所得控除はありません。
優先順位は、所得税・住民税を払っている方はiDeCoを優先し、掛金の上限まで拠出してからNISAを活用するのがおすすめです。
他社でiDeCoを運用している場合、楽天証券に移管することができます。
移管手続きは、楽天証券で新規にiDeCoの口座を開設する際に、「他の運営管理機関から資産を移換する」を選択します。
移管には1〜2カ月程度かかり、移管中は運用できない期間が発生します。
投資信託は元本保証ではないため、元本割れのリスクがあります。
株式型は値動きが大きく、短期的には元本割れする可能性があります。
ただし、長期投資では元本割れリスクは低下します。
金融庁のデータでは、国際分散投資を20年間続けた場合、元本割れする確率はほぼゼロに近いとされています。
iDeCoの資産は、楽天証券ではなく信託銀行で分別管理されています。
楽天証券が倒産しても、iDeCoの資産は保護され、全額返還されます。
これは確定拠出年金法で定められた仕組みです。
iDeCoの掛金上限額は、職業や企業年金の加入状況によって異なります。
2024年12月から制度が改正され、企業型DCに加入している会社員の上限額が引き上げられました。
掛金額は年に1回変更できます。
楽天証券のサイトから「掛金額変更」の手続きを行います。
変更手続きには1〜2カ月程度かかるため、早めに手続きしましょう。
失敗しない商品選びのコツは、以下の3つです。
楽天証券のiDeCoは、全37商品から選べる充実したラインナップと、運営管理手数料が無条件で無料という大きなメリットがあります。
特に楽天・プラスシリーズは業界最低水準の信託報酬で、投信残高ポイントプログラムの対象となっているため、コスト重視の方に最適です。
商品選びでは、信託報酬の低さ、投資対象の分散度、自分の年齢とリスク許容度の3つのポイントを押さえましょう。
20代・30代は株式100%の積極運用、40代は株式80%のバランス型、50代は株式50%の安定重視型が目安です。
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドや楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドが特におすすめです。
2026年4月には9商品が除外され、iFreeNEXT FANG+インデックスなど9商品が追加される予定です。
既存保有者は配分変更が必要になる可能性があるため、楽天証券からの通知を確認しましょう。
iDeCoは60歳まで引き出せない制約がありますが、掛金が全額所得控除の対象となり、大きな節税効果が得られます。
楽天証券でiDeCoを始めるには、公式サイトから申込書類を請求し、必要事項を記入して返送するだけです。
2024年12月からは事
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