日興イージートレードの使い方|手数料と便利機能を解説

日興イージートレードの使い方|手数料と便利機能を解説

SMBC日興証券で口座を開設したけれど、日興イージートレードの使い方がよく分からない。

手数料はいくらかかるのか、どうやって取引を始めればいいのか、不安に感じていませんか。

日興イージートレードは、SMBC日興証券が提供するオンライン取引ツールで、株式や投資信託などの取引をパソコンやスマホから行えます。

この記事では、日興イージートレードの基本情報から手数料体系、具体的な使い方まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。

記事を読めば、日興イージートレードを使いこなして、安心して投資を始められるようになります。

この記事の要約
  • 日興イージートレードはSMBC日興証券のオンライン取引ツールで、ダイレクトコースなら信用取引手数料が完全無料
  • バンク&トレードを設定すれば三井住友銀行から即時入金が可能で、取引がスムーズに
  • スマホアプリでも取引できるため、外出先からでも銘柄検索や注文が簡単にできる

目次

日興イージートレードとは?|SMBC日興証券のオンライン取引ツール

日興イージートレードは、SMBC日興証券が提供するオンライン取引ツールです。株式、信用取引、転換社債、投資信託、外貨建MMFなど、多彩な商品の注文が可能です。

パソコンやスマートフォンから、いつでもどこでも取引や情報照会、各種手続きができる便利なサービスなんです。対面での取引と違って、自分のペースで投資判断ができるのが魅力ですね。

SMBC日興証券には「ダイレクトコース」と「総合コース」の2つのコースがあり、どちらのコースでも日興イージートレードを利用できます。ダイレクトコースは手数料が安く、総合コースは支店担当者のサポートが受けられるという違いがあります。

日興イージートレードの基本情報

日興イージートレードは、口座開設後にオンライントレードの利用申込をすることで使えるようになります。申込から最短即日で取引を開始できるのが特徴です。

取引できる商品は、国内株式(現物・信用)、投資信託、債券、外国株式(米国株・中国株)、FXなど幅広く用意されています。特に国内株式の取引では、東京証券取引所だけでなく名古屋・福岡・札幌の各証券取引所に上場している銘柄も取引可能です。

取引時間は基本的に市場が開いている時間帯ですが、夜間取引にも対応しています。システムメンテナンス時間を除き、ほぼ24時間情報照会ができるため、仕事が終わった後でもゆっくり投資情報をチェックできます。

ログインにはログインIDとパスワードが必要で、初回ログイン時には仮パスワードから正式なパスワードへの変更が必要です。セキュリティ面も配慮されており、一定期間操作がない場合は自動的にログアウトされる仕組みになっています。

パワートレーダーとの違い

SMBC日興証券には、日興イージートレード以外に「パワートレーダー」という上級者向けの取引ツールもあります。両者の違いを理解しておくと、自分に合ったツールを選べます。

日興イージートレードは、Webブラウザで動作するシンプルな取引ツールです。インストール不要で、パソコンやスマホのブラウザからすぐにアクセスできます。画面構成も分かりやすく、初心者から中級者まで幅広く使いやすい設計になっています。

一方、パワートレーダーは、専用ソフトをダウンロードして使う高機能な取引ツールです。複数の画面を同時に表示できるマルチウィンドウ機能や、高度なチャート分析機能、板情報のリアルタイム表示など、デイトレードや頻繁に取引する投資家向けの機能が充実しています。

投資を始めたばかりの方や、月に数回程度の取引をする方には日興イージートレードで十分です。取引に慣れてきて、より詳細な分析や素早い注文が必要になったら、パワートレーダーへの移行を検討するといいでしょう。どちらのツールも追加費用なしで利用できます。

日興イージートレードの手数料はいくら?|コース別に解説

投資を始める上で気になるのが手数料です。SMBC日興証券では、選択するコースによって手数料体系が大きく異なります。

ダイレクトコースと総合コースの2つがあり、それぞれメリット・デメリットがあります。自分の投資スタイルに合わせて選ぶことで、コストを抑えながら効率的に取引できます。

ここでは、各コースの手数料体系を詳しく見ていきましょう。

ダイレクトコースの手数料

ダイレクトコースは、パソコンやスマートフォンを使って自分のペースで取引できるコースです。現物株式の委託手数料は最低137円(税込・約定金額10万円以下の場合)となっています。

ダイレクトコースの現物取引手数料(出典:SMBC日興証券公式サイト)

10万円以下:137円

50万円以下:275円

100万円以下:660円

300万円以下:1,650円

500万円以下:2,750円

1,000万円以下:5,500円

3,000万円以下:16,500円

5,000万円以下:27,500円

最大の魅力は、信用取引の委託手数料が完全無料(0円)である点です。制度信用取引も一般信用取引も、約定代金や建玉残高にかかわらず、何回取引しても手数料がかかりません。ただし、金利や貸株料などの諸費用は別途必要です。

投資信託の購入時手数料は、ファンドによって異なりますが、ノーロード(手数料無料)のファンドも600本以上用意されています。米国株式の売買手数料は、約定代金の0.495%(税込・最低手数料0米ドル)と、ネット証券並みの水準です。

総合コースの手数料

総合コースは、支店担当者からアドバイスや投資情報の提供を受けながら取引できるコースです。手厚いサポートが受けられる分、手数料はダイレクトコースより高めに設定されています。

総合コースの支店窓口手数料(出典:SMBC日興証券公式サイト)

10万円以下:1,925円

50万円以下:5,500円

100万円以下:11,000円

300万円以下:33,000円

500万円以下:55,000円

1,000万円以下:99,000円

3,000万円以下:165,000円

5,000万円以下:192,500円

総合コースでも日興イージートレードを使えば、手数料を抑えられます。オンライントレード経由の注文なら、支店窓口の手数料と比べて大幅に安くなります。ただし、ダイレクトコースほどは安くありません。

信用取引の手数料は、支店でのお取引と比較して65%割引となります。約定の都度、約定代金に対して手数料がかかる仕組みです。バンク&トレードを申し込むと、さらに75%割引になる優遇措置もあります。

信用取引手数料が無料のメリット

ダイレクトコースの信用取引手数料が完全無料というのは、他の証券会社と比較しても大きなメリットです。特に、頻繁に取引する方にとっては、手数料負担が大幅に軽減されます。

一般信用取引も手数料無料の対象になっているのがポイントです。多くの証券会社では、一般信用取引には手数料がかかるため、SMBC日興証券の無料化は珍しいサービスと言えます。一般信用の売建ても可能で、取扱銘柄数は約1,800銘柄あります。

現引き・現渡しの手数料も無料なので、信用取引で買い建てた後に現物株にする際のコストもかかりません。この仕組みを活用すれば、現物取引の手数料を節約することも可能です。ただし、1日分の金利は発生するため、その点は考慮が必要です。

信用取引には元本を超える損失が発生するリスクがあります。レバレッジをかけた取引になるため、相場が予想と反対に動いた場合、大きな損失を被る可能性があります。手数料が無料だからといって、安易に取引回数を増やすのではなく、慎重な判断が求められます。

日興イージートレードの始め方|ログインから取引まで5ステップ

日興イージートレードを使った取引の流れを、5つのステップに分けて解説します。初めての方でも、この手順に従えばスムーズに取引を開始できます。

それぞれのステップで注意すべきポイントも併せて説明しますので、ぜひ参考にしてください。

ステップ1:日興イージートレードにログインする

まずは日興イージートレードにログインします。SMBC日興証券の公式サイトから「日興イージートレード ログイン」ボタンをクリックするか、直接ログインページにアクセスします。

ログインには、口座開設時に設定したログインIDとパスワードが必要です。初回ログイン時には、郵送で届いた仮パスワードを使用し、その後、正式なパスワードに変更する必要があります。パスワードは8文字以上で、英字と数字を組み合わせたものを設定しましょう。

ログイン後は、トップページに口座残高や保有銘柄、マーケット情報などが表示されます。画面上部のメニューから、各種取引や情報照会にアクセスできる構造になっています。

ステップ2:入金する(バンク&トレード含む)

取引を始めるには、証券口座に資金を入金する必要があります。入金方法はいくつかありますが、最も便利なのがオンラインでの即時入金です。

日興イージートレードの「入出金」メニューから「即時入金」を選択し、提携金融機関を選んで入金手続きを行います。手続きが完了すると、すぐに買付可能額に反映されます。銀行窓口やATMからの振込も可能ですが、反映までに時間がかかる場合があります。

三井住友銀行の口座をお持ちの方は、バンク&トレードを設定すると、さらに便利に入金できます。バンク&トレードについては、次の章で詳しく解説します。

ステップ3:銘柄を検索する

入金が完了したら、購入したい銘柄を探します。日興イージートレードには、銘柄検索機能が充実しています。

銘柄コードや銘柄名で直接検索できるほか、業種別、テーマ別、ランキングなど、さまざまな切り口から銘柄を探せます。気になる銘柄を見つけたら、クリックして詳細情報を確認しましょう。

銘柄詳細ページでは、株価チャート、企業情報、財務データ、アナリストレポートなど、投資判断に必要な情報が一覧できます。会社四季報も無料で閲覧でき、毎週木曜日に最新情報に更新されます。

ステップ4:注文を出す

購入したい銘柄が決まったら、注文を出します。銘柄詳細ページから「買付」ボタンをクリックすると、注文画面に移ります。

注文画面では、まず現物取引か信用取引かを選択します。次に、注文方法(成行・指値・逆指値など)、株数、執行条件(当日中・今週中など)を入力します。指値注文の場合は、希望する価格も入力してください。

注文内容を確認したら、パスワードを入力して注文を確定します。注文が受け付けられると、注文照会画面で状況を確認できます。約定したかどうかは、約定照会画面でチェックできます。

ステップ5:取引履歴を確認する

注文が約定したら、取引履歴を確認しましょう。日興イージートレードの「口座管理」メニューから「取引履歴」を選択すると、過去の取引内容を一覧で見られます。

約定日、銘柄名、売買区分、数量、約定単価、手数料、税金などが詳しく表示されます。この情報は、確定申告や損益管理に必要になるため、定期的に確認しておくことをおすすめします。

取引残高報告書も、日興イージートレードから電子交付で受け取れます。紙の報告書を希望する場合は、別途設定が必要です。電子交付を選択すると、郵送コストが削減でき、過去の報告書もいつでも閲覧できるメリットがあります。

バンク&トレードの設定方法|三井住友銀行との連携で入金が便利に

バンク&トレードは、三井住友銀行とSMBC日興証券の口座を連携させる便利なサービスです。一度設定すれば、入出金がスムーズになり、取引の効率が大幅に向上します。

ここでは、バンク&トレードの概要から具体的な設定手順、利用時の注意点まで詳しく解説します。

バンク&トレードとは

バンク&トレードは、三井住友銀行の「インターネットバンキング(SMBCダイレクト)」とSMBC日興証券の「オンライントレード(日興イージートレード)」をつなぐ、インターネット専用のサービスです。

バンク&トレードの主な機能

シングルログイン:一度のログインで銀行と証券のサービスを行き来できる

即時入出金:銀行口座と証券口座の間で即座に資金移動が可能

証券不足金自動振替:不足金が発生した際に自動的に銀行口座から振替

資産一覧表示:銀行と証券の口座残高を一つの画面でまとめて確認

総合コースの方がバンク&トレードを申し込むと、信用取引の委託手数料が支店取引と比べて75%割引になる優遇措置もあります。三井住友銀行の口座をお持ちの方には、特におすすめのサービスです。

設定手順を画像付きで解説

バンク&トレードの設定は、三井住友銀行のSMBCダイレクトから行います。設定前に、SMBC日興証券の証券総合口座の開設と、日興イージートレードの利用申込が完了している必要があります。

1. SMBCダイレクトにログインし、「バンク&トレード」を選択
2. サービス内容を確認し、「お申込」ボタンをクリック
3. SMBC日興証券の口座情報を入力し、利用規約に同意
4. 即時入出金で使用する三井住友銀行の普通預金口座を指定
5. 情報を確認し、SMBCセーフティパスまたはワンタイムパスワードで認証

申込の翌営業日(土日祝日の場合は翌々営業日)から、バンク&トレードのサービスが利用できるようになります。日興イージートレードにログインして、バンク&トレードのメニューが表示されていることを確認しましょう。

利用時の注意点

バンク&トレードを利用する際には、いくつか注意すべき点があります。まず、サービス時間は5:00~翌2:00です。日曜日の21:00~翌月曜日の7:00や、各社のシステムメンテナンス時間帯は利用できません。

即時入出金は、それぞれ1日あたり10回まで利用できます。MRFからの出金の場合、平日の12:00以降および土日祝日は、キャッシング(上限500万円)の範囲内となる制限があります。

2025年10月23日夕方頃より、セキュリティ強化のため、バンク&トレードの即時入金(銀行→証券)がご利用いただけなくなります。即時入金以外の入金方法については、日興コンタクトセンター(0120-405-945、平日9:00~17:00)にお問い合わせください。

また、住所や名義などの届出事項を変更する場合は、三井住友銀行とSMBC日興証券の両社で変更手続きが必要です。片方だけの変更では、バンク&トレードの一部サービスが利用できなくなる可能性があるため、注意しましょう。

スマホで使う日興イージートレード|アプリの使い方と機能

外出先でも投資情報をチェックしたり、取引したりできるのがスマホアプリの魅力です。SMBC日興証券では、スマートフォン専用アプリを提供しており、快適な操作性を実現しています。

ここでは、SMBC日興証券アプリの特徴と、パソコン版との違い、便利な使い方を紹介します。

SMBC日興証券アプリの特徴

SMBC日興証券アプリは、スマートフォンに最適化された専用アプリです。App StoreやGoogle Playから無料でダウンロードでき、インストール後すぐに使い始められます。

アプリの最大の特徴は、使いやすさを追求したシンプルな画面設計です。投資情報のチェックから株式や信用取引の注文まで、直感的な操作で完結します。タップやスワイプといったスマホならではの操作に対応しており、パソコンが苦手な方でも使いやすい設計になっています。

リアルタイムの株価情報や、保有銘柄の損益状況がひと目で分かる画面構成も便利です。プッシュ通知機能を設定すれば、株価アラートや約定通知をスマホに届けてもらえるため、大切な情報を見逃しません。

生体認証(指紋認証・顔認証)にも対応しており、毎回パスワードを入力する手間が省けます。セキュリティを保ちながら、スムーズにログインできるのは大きなメリットですね。

パソコン版との機能の違い

スマホアプリとパソコン版の日興イージートレードでは、一部機能に違いがあります。基本的な取引機能はどちらも同じですが、詳細な分析や複雑な注文はパソコン版の方が便利です。

パソコン版では、複数の画面を同時に表示できるため、チャートを見ながら注文を出したり、複数銘柄を比較したりする作業がしやすくなっています。会社四季報や詳細なレポートも、大きな画面で読む方が快適です。

一方、スマホアプリは、外出先での素早い取引や情報確認に適しています。電車の中や休憩時間など、ちょっとした空き時間に株価をチェックしたり、注文を出したりできるのが強みです。

投資信託の購入や、入出金手続きなど、基本的な機能はスマホアプリでも問題なく利用できます。自宅ではパソコン版でじっくり分析し、外出先ではスマホアプリで素早く取引する、という使い分けがおすすめです。

スマホアプリの便利な使い方

SMBC日興証券アプリをより便利に使うためのコツを紹介します。まず、お気に入り銘柄を登録しておくことをおすすめします。よくチェックする銘柄を登録しておけば、アプリを開いてすぐに株価を確認できます。

株価アラート機能も活用しましょう。目標価格や損切りラインを設定しておけば、その価格に達した時にプッシュ通知で知らせてくれます。相場を常に見ていなくても、重要なタイミングを逃さずに済みます。

ウィジェット機能を使えば、アプリを開かなくてもホーム画面で株価をチェックできます。保有銘柄の損益状況や、日経平均株価などの主要指標を、スマホのホーム画面に表示しておくと便利です。

注文の際は、指値注文と逆指値注文を組み合わせた「OCO注文」も活用できます。利益確定と損切りの両方を同時に設定しておけば、相場を見ていない間も自動的に売買が成立します。リスク管理に役立つ機能なので、ぜひ活用してみてください。

日興イージートレードで気をつけたい3つのこと

日興イージートレードは便利なサービスですが、利用する上で注意すべき点もあります。デメリットや制約を理解した上で利用すれば、より効果的に活用できます。

ここでは、特に重要な3つの注意点を解説します。

ダイレクトコースは現物株の手数料が高め

ダイレクトコースの信用取引手数料は完全無料で魅力的ですが、現物株式の手数料は、SBI証券や楽天証券などの主要ネット証券と比べると高めです。

主要ネット証券の多くは、現物取引の手数料を無料化していますが、SMBC日興証券のダイレクトコースでは、最低137円の手数料がかかります。頻繁に現物株を売買する方にとっては、手数料負担が積み重なる可能性があります。

ただし、信用取引をメインに使う方や、投資信託・IPO投資を中心に考えている方にとっては、それほど大きなデメリットではありません。自分の投資スタイルに合わせて、証券会社を使い分けるのも一つの方法です。

投資信託の取扱本数が限定的

SMBC日興証券の投資信託取扱本数は約1,000本で、SBI証券(約2,600本)や楽天証券(約2,550本)と比べると少なめです。つみたてNISA対象ファンドも約160本と、選択肢が限られています。

とはいえ、主要なインデックスファンドやアクティブファンドは一通り揃っています。人気の「eMAXIS Slim」シリーズや「楽天・バンガード」シリーズなども取り扱っているため、基本的な投資信託投資には十分対応できます。

ノーロード(購入時手数料無料)のファンドも600本以上あり、コストを抑えた投資が可能です。投資信託を幅広く比較検討したい方には物足りないかもしれませんが、定番商品で投資を始めたい方には問題ないでしょう。

メンテナンス時間に注意

日興イージートレードは、システムメンテナンスのため利用できない時間帯があります。定期メンテナンスは、通常、深夜から早朝にかけて実施されますが、臨時メンテナンスが入ることもあります。

メンテナンス中は、ログインや取引、情報照会ができません。特に、週末や祝日明けの取引開始前にメンテナンスが入ることがあるため、重要な取引を予定している場合は、事前にメンテナンス情報を確認しておきましょう。

メンテナンス情報は、SMBC日興証券の公式サイトやログイン後のお知らせで確認できます。システム障害が発生した場合も、同様に公式サイトで情報が公開されます。万が一、取引できない時間帯に重要な相場変動があった場合でも、証券会社は責任を負わないため、自己責任での対応が必要です。

日興イージートレードのメリット5つ|他社にない強み

SMBC日興証券の日興イージートレードには、他の証券会社にはない独自の強みがあります。これらのメリットを理解して活用すれば、より効率的な資産運用が可能になります。

ここでは、特に注目すべき5つのメリットを詳しく解説します。

信用取引の手数料が完全無料

ダイレクトコースの最大のメリットは、信用取引の手数料が完全無料である点です。制度信用取引も一般信用取引も、約定代金や建玉残高にかかわらず、何回取引しても手数料がかかりません。

多くの証券会社では、一般信用取引には手数料がかかるため、SMBC日興証券の無料化は大きな差別化ポイントです。一般信用の売建ても可能で、取扱銘柄数は約1,800銘柄と豊富に用意されています。

信用取引を頻繁に利用する方や、デイトレードをする方にとって、手数料無料は大きなコスト削減につながります。ただし、金利や貸株料は別途かかるため、その点は考慮が必要です。

IPO取扱実績が豊富

SMBC日興証券は、IPO(新規公開株)の取扱実績が豊富な証券会社です。2024年の取扱銘柄数は52銘柄で、主幹事も22社務めています(出典:SMBC日興証券 2024年IPO実績)。主幹事証券は、IPO株の割当数が多いため、当選確率が高まります。

ダイレクトコースでは、IPO抽選が完全平等抽選で行われます。100株応募しても500株応募しても当選確率は同じで、資金力に左右されない公平な仕組みです。運次第で誰でも当選のチャンスがあるため、資金が少ない方でもIPO投資に参加しやすいのが魅力です。

さらに、2019年から導入された「IPO優遇特典」というステージ制により、預かり資産残高などに応じて抽選確率がアップする仕組みもあります。SMBC日興証券をメイン口座として利用すれば、IPO当選の可能性をさらに高められます。

dポイントが貯まる・使える

ダイレクトコースでは、取引に応じてdポイントが貯まります。現物株式の委託手数料200円ごとに最大5ポイント、キンカブ(金額指定取引)の売買約定金額500円ごとに最大1ポイントが付与されます。

投信つみたてプランの積立金額に応じても、毎月最大300ポイントのdポイントが貯まります。自動エントリーなので、申込は不要です。ただし、ダイレクトコースでdアカウントの連携をしていることが条件です。

貯まったdポイントは、キンカブ取引で100ポイントから使えます。ポイントを使って投資できるため、現金を使わずに資産運用を始めることも可能です。日常の買い物で貯めたdポイントを投資に回せるのは、便利な仕組みですね。

三井住友銀行との連携が便利

三井住友銀行の口座をお持ちの方は、バンク&トレードを活用することで、入出金がスムーズになります。日興イージートレードから簡単な操作で、銀行口座と証券口座の間で即座に資金を移動できます。

証券口座で不足金が発生した際には、自動的に銀行口座から振り替える機能もあるため、追証などの心配が軽減されます。資産管理も一元化でき、銀行と証券の口座残高や残高推移を、一つの画面でまとめて確認できます。

総合コースの方がバンク&トレードを申し込むと、信用取引の委託手数料が支店取引と比べて75%割引になる優遇措置もあります。SMBCグループの連携サービスを活用することで、より便利に資産運用ができます。

大手証券会社の安心感

SMBC日興証券は、2018年に創業100周年を迎えた老舗証券会社で、国内五大証券の一角を担っています。三井住友フィナンシャルグループの一員として、高い信頼性と安定性を持っています。

口座数は約400万口座、預かり資産も大規模で、長年の営業実績があります。金融庁登録の第一種金融商品取引業者として、顧客資産の分別管理も適切に行われており、日本投資者保護基金にも加入しています。

投資情報やレポートも充実しており、相場の展開を推測するレポートは、相場が混乱している時に特に重宝します。AIを活用した「逆日歩予報」など、独自の情報サービスも提供されています。大手証券会社ならではの情報力とサポート体制が、安心して投資を続けられる環境を提供しています。

ログインできない時の対処法|よくあるトラブルと解決方法

日興イージートレードを使っていると、ログインできないトラブルに遭遇することがあります。慌てずに、原因を特定して適切に対処すれば、ほとんどの問題は解決できます。

ここでは、よくあるトラブルとその解決方法を紹介します。

パスワードを忘れた場合

パスワードを忘れてログインできない場合は、パスワード再設定の手続きが必要です。ログイン画面の「パスワードを忘れた方」をクリックすると、再設定ページに移動します。

再設定には、ログインIDと登録している生年月日、電話番号などの情報が必要です。入力した情報が正しければ、仮パスワードが発行されます。仮パスワードは、登録しているメールアドレスに送信されるか、郵送で届きます。

仮パスワードでログイン後、すぐに正式なパスワードに変更しましょう。パスワードは8文字以上で、英字と数字を組み合わせたものを設定してください。セキュリティを高めるため、定期的にパスワードを変更することをおすすめします。

ログインIDが分からない場合

ログインIDを忘れてしまった場合は、口座開設時に郵送された書類を確認しましょう。ログインIDは、口座開設完了通知書に記載されています。

書類が見つからない場合は、日興コンタクトセンター(0120-405-945、平日9:00~17:00)に問い合わせる必要があります。本人確認のため、口座番号や登録している情報を聞かれるので、事前に準備しておくとスムーズです。

ログインIDは変更できないため、忘れないように安全な場所に記録しておくことをおすすめします。パスワード管理アプリなどを活用するのも良い方法です。

システムメンテナンス中の場合

ログインできない原因が、システムメンテナンス中である可能性もあります。定期メンテナンスは、通常、深夜から早朝にかけて実施されますが、臨時メンテナンスが入ることもあります。

メンテナンス情報は、SMBC日興証券の公式サイトのトップページや、ログイン画面に表示されます。メンテナンス中は、ログインや取引、情報照会ができないため、メンテナンスが終わるまで待つしかありません。

システム障害が発生している場合も、同様に公式サイトで情報が公開されます。復旧までの目安時間も掲載されることが多いので、確認してみましょう。

それでも解決しない時の問い合わせ先

上記の方法を試してもログインできない場合は、日興コンタクトセンターに問い合わせましょう。電話番号は0120-405-945で、受付時間は平日9:00~17:00です。

問い合わせの際は、口座番号や登録している氏名、生年月日などの情報が必要になります。本人確認のため、これらの情報を正確に伝えられるよう準備しておきましょう。

メールでの問い合わせも可能ですが、セキュリティ上の理由から、詳細な口座情報のやり取りは電話での対応となることが多いです。急ぎの場合は、電話での問い合わせをおすすめします。

まとめ

日興イージートレードは、SMBC日興証券が提供するオンライン取引ツールで、株式や投資信託などの取引をパソコンやスマホから行えます。ダイレクトコースを選択すれば、信用取引の手数料が完全無料になるのが最大の魅力です。

バンク&トレードを設定すれば、三井住友銀行との入出金がスムーズになり、取引の効率が大幅に向上します。スマホアプリも充実しており、外出先からでも快適に取引できます。

IPO取扱実績が豊富で、dポイントも貯まるため、SMBC日興証券ならではのメリットを活用できます。現物株式の手数料は主要ネット証券より高めですが、信用取引をメインに使う方や、IPO投資を重視する方には特におすすめです。

ログインできないトラブルが発生した場合は、パスワード再設定やシステムメンテナンス情報の確認を行い、それでも解決しない時は日興コンタクトセンターに問い合わせましょう。

なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行い、ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて慎重にご検討ください。最新の手数料やサービス内容は、SMBC日興証券の公式サイトでご確認ください。

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