高配当株のおすすめ銘柄|選び方と注意点を解説

「投資を始めたいけど、いくら必要なのかわからない」と悩んでいませんか。
株式投資と聞くと、まとまった資金が必要なイメージがあるかもしれません。
実は、証券会社での投資は数百円から始めることができます。
単元未満株や投資信託を活用すれば、少額から分散投資が可能です。
この記事では、証券会社で投資を始めるために必要な最低金額と、予算別の具体的な投資プランを解説します。
自分に合った投資方法を見つけて、資産形成の第一歩を踏み出しましょう。
目次
証券会社での投資はいくらから始められる?
証券会社で投資を始めるために必要な金額は、投資方法によって大きく異なります。
結論から言えば、投資信託なら100円から、単元未満株なら数百円から投資を始めることができます。
通常の株式投資では数万円から数十万円が必要ですが、少額投資の仕組みを活用すれば、誰でも手軽に投資をスタートできます。
ここでは、投資方法ごとの最低金額を具体的に解説します。
日本の株式市場では、株式は100株単位で取引されるのが基本です。
これを「単元株制度」と呼びます。
例えば、株価が1,000円の企業の株を購入する場合、1,000円×100株=10万円が必要になります。
株価が500円なら5万円、3,000円なら30万円といった具合に、企業の株価によって必要な金額が変わります。
東証プライム市場に上場する企業の平均株価は約2,000円程度とされており、通常の株式投資を始めるには20万円前後の資金が目安となります。
有名な大企業の株式は株価が高い傾向にあり、数十万円の資金が必要なケースも少なくありません。
単元未満株(ミニ株)のサービスを利用すれば、1株単位で株式を購入できます。
100株単位の制約がないため、株価そのままの金額で投資が可能です。
例えば、株価1,000円の企業なら1,000円から、株価500円の企業なら500円から投資できます。
SBI証券の「S株」、楽天証券の「かぶミニ®」、マネックス証券の「ワン株」などが代表的なサービスです。
単元未満株は少額から有名企業の株式を保有できるため、投資初心者や資金に余裕がない方に適した投資方法です。
ただし、取引時間が限定されていたり、銘柄によっては取扱いがなかったりする点には注意が必要です。
投資信託は、多くの証券会社で100円から購入できます。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券などの主要ネット証券では、100円単位での積立投資が可能です。
投資信託は、投資家から集めた資金をプロの運用会社が株式や債券に分散投資する商品です。
1つの投資信託を購入するだけで、複数の企業や資産に分散投資できるため、リスクを抑えながら資産形成ができます。
特にNISAのつみたて投資枠を活用すれば、運用益が非課税になるため、少額からの長期投資に最適です。
毎月100円から自動的に積み立てる設定ができるため、無理なく投資習慣を身につけられます。
株式投資の最低金額のしくみ
株式投資で必要な金額を理解するには、日本の株式市場の取引ルールを知っておく必要があります。
株式は原則として100株単位で取引されるため、株価×100株分の資金が必要です。
このルールを「単元株制度」と呼び、投資に必要な金額を左右する重要な仕組みです。
ここでは、単元株制度の基本と、株価別の必要資金の目安を解説します。
単元株制度とは、株式を売買する際の最低取引単位を定めた制度です。
日本の株式市場では、2018年10月以降、すべての上場企業の単元株数が100株に統一されています。
つまり、どの企業の株式を購入する場合でも、最低100株からの取引となります。
例えば、1株だけ、10株だけといった購入はできず、必ず100株、200株、300株といった100株単位での取引が基本です。
この制度により、株価が1,000円の企業なら最低10万円、株価が5,000円の企業なら最低50万円の資金が必要になります。
単元株制度は市場の流動性を確保し、取引を円滑にするために設けられていますが、投資初心者にとっては資金面でのハードルとなっています。
株価によって、投資に必要な最低金額は大きく変わります。
以下の表は、株価別の必要資金の目安です。
| 株価 | 必要資金(100株分) | 投資難易度 |
| 500円 | 5万円 | 比較的手軽 |
| 1,000円 | 10万円 | 初心者向け |
| 2,000円 | 20万円 | 標準的 |
| 3,000円 | 30万円 | やや高額 |
| 5,000円 | 50万円 | まとまった資金が必要 |
| 10,000円 | 100万円 | 高額投資 |
株価が低い企業ほど少ない資金で投資できますが、株価の高低と企業の優良性は必ずしも一致しません。
株価が安いからといって投資リスクが低いわけではなく、逆に株価が高いからといって必ずしも優良企業とは限りません。
投資判断は、株価だけでなく企業の業績や将来性を総合的に判断する必要があります。
投資初心者が関心を持ちやすい有名企業の株式について、必要資金の目安を紹介します。
以下は2024年12月時点の概算です。
このように、有名企業でも株価には大きな差があります。
NTTのように比較的少額で購入できる企業もあれば、ファーストリテイリングのように数百万円の資金が必要な企業もあります。
ただし、単元未満株のサービスを利用すれば、これらの企業の株式も1株単位で購入できます。例えば、ファーストリテイリングの株式も約4万円から、ソニーグループも約1万3千円から投資が可能になります。
少額で株式投資を始める3つの方法
まとまった資金がなくても、工夫次第で株式投資を始めることができます。
単元未満株、投資信託、米国株の3つの方法を活用すれば、数百円から投資をスタートできます。
それぞれの方法には特徴があり、自分の投資目的や予算に合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、少額投資の3つの方法を詳しく解説します。
単元未満株は、通常100株単位で取引される株式を1株単位で購入できるサービスです。
証券会社によって「S株」「かぶミニ®」「ワン株」「プチ株®」など、サービス名が異なります。
例えば、株価3,000円の企業の株式を購入する場合、通常なら30万円必要ですが、単元未満株なら3,000円で1株から購入できます。
少額から有名企業の株主になれるため、投資初心者にとって大きなメリットです。
単元未満株の特徴
配当金を受け取れる
保有株数に応じて配当が支払われる
複数の企業に少額ずつ分散投資できる
ただし、株主優待は100株以上保有していないと受けられないケースが多い点には注意が必要です。また、取引時間が限定されており、リアルタイムでの売買ができない場合があります。
単元未満株は、複数の企業に少額ずつ分散投資したい方や、高額な株式に少しずつ投資したい方に適しています。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券などの主要ネット証券で取扱いがあります。
投資信託は、投資家から集めた資金を運用の専門家が株式や債券などに分散投資する金融商品です。
1つの投資信託を購入するだけで、数十から数百の銘柄に分散投資できるため、リスクを抑えながら資産形成ができます。
多くの証券会社では、投資信託を100円から購入できます。
毎月一定額を自動的に積み立てる設定もでき、無理なく投資を続けられます。
特にNISAのつみたて投資枠を活用すれば、年間120万円まで非課税で投資できます。
投資信託には、国内株式型、海外株式型、バランス型など様々な種類があります。
初心者には、国内外の株式に幅広く分散投資するバランス型や、世界中の株式に投資するインデックスファンドがおすすめです。
信託報酬(運用コスト)が低いファンドを選ぶことで、長期的なリターンを高めることができます。
投資信託は、個別株式の銘柄選びに自信がない方や、少額から分散投資を始めたい方に最適な投資方法です。
米国株式市場では、日本の単元株制度のような制約がなく、1株単位で自由に売買できます。
そのため、数千円から有名な米国企業の株式を購入できます。
例えば、アップル、マイクロソフト、アマゾンなどの世界的企業の株式も、1株あたり数千円から数万円程度で購入可能です。
米国株は日本株に比べて配当利回りが高い傾向にあり、四半期ごとに配当を受け取れる企業が多いのも魅力です。
米国株投資のメリット
1株単位で購入可能
配当利回りが高い傾向
四半期ごとに配当を受け取れる
夜間取引で会社員でも取引しやすい
SBI証券、楽天証券、マネックス証券などの主要ネット証券では、約4,000~5,000銘柄の米国株を取扱っています。
取引時間は日本時間の夜間(米国市場の営業時間)となるため、日中忙しい会社員でも取引しやすいメリットがあります。
ただし、米国株投資には為替リスクが伴います。ドル円の為替レートが変動すると、株価の変動とは別に為替差損益が発生します。また、為替手数料や外国税額控除の手続きなど、日本株にはない注意点もあります。
米国株投資を始める際は、これらのリスクを理解した上で投資判断を行いましょう。
予算別の投資プラン
投資を始めるにあたって、「自分の予算でどんな投資ができるのか」を具体的にイメージすることが大切です。
1万円、5万円、10万円の予算別に、実際にできる投資プランを紹介します。
予算に応じて投資方法や銘柄の選択肢が変わりますが、少額からでも十分に資産形成を始められます。
自分の予算に合ったプランを参考に、投資の第一歩を踏み出しましょう。
1万円の予算でも、工夫次第で複数の投資方法を試すことができます。
以下は1万円での投資プランの例です。
1万円の投資では大きなリターンは期待できませんが、投資の仕組みや市場の動きを学ぶ貴重な経験になります。
まずは少額から始めて、投資に慣れてから徐々に金額を増やしていくのが賢明です。
特に投資信託の積立は、毎月1万円を継続するだけで、長期的には複利効果により資産が増えていきます。例えば、年利5%で20年間積み立てた場合、元本240万円が約400万円に成長する計算です。
5万円の予算があれば、投資の選択肢が大きく広がります。
以下は5万円での投資プランの例です。
5万円あれば、投資信託と個別株を組み合わせたバランスの良いポートフォリオを構築できます。
リスクを抑えたい方は投資信託中心、個別株に挑戦したい方は単元未満株や米国株を組み入れるなど、自分の投資スタイルに合わせて調整しましょう。
10万円の予算があれば、本格的な投資を始められます。
以下は10万円での投資プランの例です。
10万円あれば、複数の投資方法を組み合わせた本格的なポートフォリオを構築できます。
分散投資の原則に従い、特定の銘柄や業種に偏らないようにすることが重要です。
また、NISA口座を活用すれば、運用益が非課税になるため、長期的な資産形成に有利です。
少額投資のメリットとデメリット
少額投資には、初心者にとって魅力的なメリットがある一方で、知っておくべきデメリットも存在します。
メリットとデメリットの両方を理解した上で、自分に合った投資方法を選ぶことが大切です。
ここでは、少額投資の利点と注意点を公平に解説します。
少額投資には、投資初心者や資金に余裕がない方にとって多くのメリットがあります。
少額投資は、投資初心者が市場に参加するための最適な入口です。
リスクを抑えながら経験を積み、自信がついたら徐々に投資金額を増やしていくのが賢明な戦略です。
少額投資には魅力的なメリットがある一方で、以下のようなデメリットも存在します。
これらのデメリットを理解した上で、少額投資を始めることが大切です。特に手数料については、投資金額が少ないほど影響が大きいため、手数料無料または低コストの証券会社を選ぶことが重要です。
また、少額投資はあくまで投資経験を積むための第一歩と考え、将来的には投資金額を増やしていく計画を立てることをおすすめします。
少額投資におすすめの証券会社5社
少額投資を始めるには、単元未満株の取扱いがあり、手数料が安く、初心者にも使いやすい証券会社を選ぶことが重要です。
ここでは、少額投資に適した証券会社5社を、それぞれの特徴とともに紹介します。
各社の手数料体系やサービス内容を比較し、自分に合った証券会社を選びましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は、国内最大手のネット証券で、口座数は約1,500万口座を誇ります。
「S株」というサービスで単元未満株取引ができ、約3,500銘柄を1株から購入できます。
SBI証券の特徴
現物取引・信用取引の手数料は原則無料
投資信託は約2,600本と業界トップクラス
複数のポイントサービスに対応
米国株は約5,000銘柄を取扱
Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALポイント、PayPayポイントなど、複数のポイントサービスに対応しているのも魅力です。
投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントは投資に使えます。
SBI証券は、少額投資から本格的な投資まで幅広く対応できる総合力の高い証券会社です。
初心者から上級者まで、すべての投資家におすすめできます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は、楽天グループのネット証券で、口座数は約1,200万口座です。
「かぶミニ®」というサービスで単元未満株取引ができ、約2,100銘柄を1株から購入できます。
楽天証券の特徴
現物取引の手数料は原則無料
楽天ポイントで投資信託や国内株式を購入可能
楽天カードで積立すると最大1%ポイント還元
米国株は約4,500銘柄を取扱
楽天ポイントで投資信託や国内株式を購入できるのが大きな特徴で、楽天経済圏を活用している方に特におすすめです。
楽天カードで投資信託を積み立てると、積立額の最大1%の楽天ポイントが貯まります。
楽天証券は、楽天経済圏を活用してポイント投資をしたい方、使いやすいアプリで投資したい方におすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は、米国株投資に強いネット証券で、口座数は約270万口座です。
「ワン株」というサービスで単元未満株取引ができ、約1,500銘柄を1株から購入できます。
マネックス証券の特徴
米国株約5,000銘柄を取扱
米国株も1株から購入可能
為替手数料が安い
IPO抽選が完全平等抽選
マネックス証券の最大の強みは米国株投資です。
約5,000銘柄を取扱い、米国株も1株から購入できます。
また、IPO(新規公開株)の抽選が完全平等抽選で、投資金額に関わらず当選チャンスが平等なのも魅力です。
マネックス証券は、米国株投資に興味がある方、IPO投資に挑戦したい方におすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は、創業100年以上の老舗証券会社で、口座数は約160万口座です。
単元未満株の取扱いがあり、投資信託は約1,900本を取扱っています。
松井証券の特徴
1日の約定代金が50万円までなら手数料無料
25歳以下は約定代金に関わらず手数料無料
サポート体制が充実
米国株は約4,900銘柄を取扱
松井証券の最大の特徴は、1日の約定代金が50万円までなら現物取引・信用取引ともに手数料無料という点です。
また、25歳以下は約定代金に関わらず手数料無料となっており、若い世代の投資家に優しい料金体系です。
サポート体制が充実しており、電話やチャットでの問い合わせに丁寧に対応してくれるため、初心者でも安心して利用できます。
松井証券は、50万円以下の少額投資を中心に行う方、サポート体制を重視する方、25歳以下の若い投資家におすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,800,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【ワンショット手数料コース】 約定代金5万円以下:55円(税込) 約定代金50万円超:1,070円(税込)【一日定額手数料コース】 1日100万円まで:0円 1日300万円まで:2,750円(税込) 以降300万円ごとに:2,750円(税込)加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄(2025年4月時点) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(1,155銘柄) |
| 投資信託 | 約1,853本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約1,050銘柄(2025年4月時点) |
| 取引ツール(PC) | kabuステーション / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | 三菱UFJ eスマート証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行 / auじぶん銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短翌営業日(スマートフォンによるオンライン申込) |
三菱UFJeスマート証券(旧auカブコム証券)は、三菱UFJフィナンシャル・グループとKDDIが共同出資するネット証券で、口座数は約40万口座です。
「プチ株®」というサービスで単元未満株取引ができます。
三菱UFJeスマート証券の特徴
一日定額手数料コースでは100万円以下無料
三菱UFJポイントが貯まる
三菱UFJフィナンシャル・グループの信頼性
投資信託は約1,800本を取扱
三菱UFJeスマート証券の特徴は、三菱UFJポイントが貯まる点です。
投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントは投資に使えます。
また、三菱UFJフィナンシャル・グループの信頼性があり、安心して資産を預けられます。
三菱UFJeスマート証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループの信頼性を重視する方、三菱UFJポイントを活用したい方におすすめです。
証券会社の選び方
証券会社は数多くありますが、少額投資を始める際には特に注目すべきポイントがあります。
単元未満株の取扱い、手数料、NISA対応、ポイント投資の4つの観点から証券会社を選ぶことが重要です。
ここでは、証券会社選びで重視すべきポイントを具体的に解説します。
少額投資を始めるには、単元未満株(ミニ株)のサービスがある証券会社を選ぶことが重要です。
単元未満株なら、1株単位で株式を購入できるため、数百円から投資を始められます。
証券会社によって、単元未満株のサービス名や取扱銘柄数が異なります。
SBI証券の「S株」は約3,500銘柄、楽天証券の「かぶミニ®」は約2,100銘柄、マネックス証券の「ワン株」は約1,500銘柄を取扱っています。
取扱銘柄数が多いほど、投資の選択肢が広がります。
また、単元未満株の取引時間や手数料も確認しましょう。リアルタイムで取引できる証券会社もあれば、1日数回の指定時刻に約定する証券会社もあります。
自分の投資スタイルに合った取引方法を選ぶことが大切です。
少額投資では、手数料が利益に与える影響が大きくなります。
例えば、1万円の投資で手数料が100円かかる場合、手数料率は1%になります。
手数料が高いと、せっかくの利益が目減りしてしまいます。
現物取引の手数料が無料または低コストの証券会社を選ぶことが重要です。
SBI証券と楽天証券は現物取引の手数料が原則無料、松井証券は1日50万円まで無料となっています。
また、25歳以下は手数料無料という証券会社もあるため、若い投資家は特に注目すべきポイントです。
投資信託の購入時手数料(販売手数料)も確認しましょう。
多くのネット証券では投資信託の購入時手数料が無料(ノーロード)ですが、一部の商品では手数料がかかる場合があります。長期投資では、信託報酬(運用コスト)が低いファンドを選ぶことも重要です。
NISA(少額投資非課税制度)を活用すれば、投資で得た利益が非課税になります。
2024年からの新NISA制度では、非課税保有限度額が1,800万円に拡大され、非課税保有期間も無期限になりました。
少額投資を始めるなら、NISA口座に対応している証券会社を選ぶことが重要です。
特につみたて投資枠を活用すれば、年間120万円まで非課税で投資信託を積み立てられます。
成長投資枠では、年間240万円まで個別株やETFに投資できます。
NISA口座で投資できる商品の種類や本数は証券会社によって異なります。
つみたて投資枠で投資できる投資信託の本数が多い証券会社を選ぶと、選択肢が広がります。SBI証券は約271本、楽天証券は約200本、マネックス証券は約217本のつみたてNISA対象ファンドを取扱っています。
ポイント投資とは、貯めたポイントを使って投資信託や株式を購入できるサービスです。
現金を使わずに投資を始められるため、投資初心者にとって心理的なハードルが低くなります。
SBI証券はVポイント、Pontaポイント、dポイント、JALポイント、PayPayポイントに対応しており、楽天証券は楽天ポイント、マネックス証券はマネックスポイントとdポイント、三菱UFJeスマート証券は三菱UFJポイントに対応しています。
また、クレジットカードで投資信託を積み立てると、積立額に応じてポイントが貯まる証券会社もあります。楽天証券では楽天カードで積み立てると最大1%のポイントが貯まり、SBI証券では三井住友カードで積み立てると最大5%のポイントが貯まります。
ポイント投資は、普段の買い物で貯めたポイントを有効活用できるため、日常生活と投資を結びつけやすくなります。
自分が普段使っているポイントサービスに対応している証券会社を選ぶと、効率的にポイントを貯めて投資に活用できます。
投資を始めるには、証券会社で口座を開設し、資金を入金して、銘柄を選んで購入するという流れになります。
ここでは、投資を始める具体的な手順を5つのステップで解説します。
初めての方でもわかりやすいように、各ステップのポイントを詳しく説明します。
まず、証券会社で口座を開設します。
口座開設はインターネットで完結でき、最短即日から翌営業日で開設できる証券会社もあります。
口座開設に必要なものは、本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)とマイナンバー確認書類です。
スマートフォンで本人確認書類を撮影し、オンラインで提出すれば、郵送のやり取りなしで口座開設できます。
口座の種類は、「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶのがおすすめです。この口座を選べば、証券会社が税金を自動的に計算して納税してくれるため、確定申告が不要になります。
また、NISA口座も同時に開設することで、非課税で投資できるメリットがあります。
口座開設が完了したら、証券口座に資金を入金します。
入金方法は、銀行振込、即時入金(リアルタイム入金)、自動引き落としなどがあります。
即時入金を利用すれば、インターネットバンキングから24時間いつでも入金でき、手数料も無料の場合が多いです。
対応している銀行は証券会社によって異なるため、事前に確認しましょう。
少額投資を始める場合は、まず1万円程度から入金するのがおすすめです。投資に慣れてきたら、徐々に入金額を増やしていきましょう。
入金が完了したら、購入する銘柄を選びます。
投資初心者には、以下の選び方がおすすめです。
投資信託を選ぶ場合は、信託報酬が低いインデックスファンドを選びましょう。
全世界株式インデックスファンドや米国株式インデックスファンドなら、1つの商品で幅広く分散投資できます。
つみたてNISA対象ファンドから選ぶと、金融庁の基準をクリアした低コストのファンドを選べます。
個別株を選ぶ場合は、自分がよく知っている企業や、普段利用している商品・サービスを提供している企業から選ぶのがおすすめです。
企業の業績や財務状況は、証券会社の情報ツールや企業の公式サイトで確認できます。
単元未満株で複数の銘柄に分散投資する場合は、業種を分散させることが重要です。例えば、金融、製造、小売、IT、インフラなど、異なる業種の企業を選ぶことでリスクを分散できます。
購入する銘柄が決まったら、注文を出して株式を購入します。
注文方法には、「成行注文」と「指値注文」があります。
成行注文は、価格を指定せずに注文する方法で、その時点の市場価格で即座に約定します。
確実に購入したい場合に適していますが、想定より高い価格で購入してしまう可能性があります。
指値注文は、購入したい価格を指定して注文する方法です。
指定した価格以下にならないと約定しないため、希望する価格で購入できますが、価格が届かず購入できない可能性もあります。
投資信託の場合は、購入金額を指定して注文します。
100円単位で購入できるため、予算に応じて柔軟に投資できます。
積立設定をすれば、毎月自動的に購入されるため、手間がかかりません。
投資を始めたら、定期的に運用状況を確認しましょう。
ただし、毎日株価をチェックして一喜一憂する必要はありません。
長期投資では、短期的な価格変動に惑わされず、じっくりと資産を育てることが大切です。
月に1回程度、証券口座にログインして、保有資産の評価額や損益を確認しましょう。
大きく値下がりしている銘柄があれば、その理由を調べ、必要に応じて売却や買い増しを検討します。
また、投資信託の場合は、運用報告書が定期的に発行されるため、ファンドの運用状況を確認できます。
信託報酬が上昇していないか、運用方針に変更がないかをチェックしましょう。
投資は長期的な視点で行うことが重要です。
短期的な価格変動に一喜一憂せず、自分の投資目的やリスク許容度に合わせて、じっくりと資産を育てていきましょう。
証券会社での投資は、投資信託なら100円から、単元未満株なら数百円から始めることができます。
通常の株式投資では数万円から数十万円が必要ですが、少額投資の仕組みを活用すれば、予算に応じた投資が可能です。
少額投資を始めるには、単元未満株の取扱いがあり、手数料が安く、NISA口座に対応している証券会社を選ぶことが重要です。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、三菱UFJeスマート証券などの主要ネット証券は、少額投資に適したサービスを提供しています。
投資を始める際は、口座開設、入金、銘柄選び、購入、運用状況の確認という5つのステップを踏みます。
投資信託や単元未満株を活用すれば、リスクを抑えながら分散投資ができます。
少額投資は、投資経験を積むための第一歩として最適です。
まずは少額から始めて、投資の仕組みや市場の動きを学び、徐々に投資金額を増やしていくことをおすすめします。
長期的な視点で資産形成を行い、自分の投資目的やライフプランに合わせて投資を続けていきましょう。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行い、ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。
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