SushiSwapとは?使い方・始め方|DeFi初心者が失敗しないリスク対策【2026年】

SushiSwapとは?使い方・始め方|DeFi初心者が失敗しないリスク対策【2026年】

「SushiSwapって何?」「DeFi取引所を使ってみたいけど難しそう」と感じていませんか。

SushiSwapは、中央管理者のいない分散型取引所(DEX)として、2020年8月に誕生しました。

本記事では、SushiSwapの基本概念から使い方、リスク対策まで、初心者にもわかりやすく解説します。

DeFi利用に必要なイーサリアムの購入方法や、おすすめの国内取引所も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読めば、SushiSwapを安全に始めるための知識が身につきます。

この記事の要約
  • SushiSwapは中央管理者のいない分散型取引所(DEX)で、スマートコントラクトで自動取引が可能
  • 利用にはMetaMaskなどのウォレットとイーサリアムが必要で、国内取引所での事前準備が不可欠
  • 金融庁未登録サービスであり、スマートコントラクトリスクや税務処理の複雑さに注意が必要

    出典:金融庁「暗号資産交換業者登録制度」

結論

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SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

SushiSwap(スシスワップ)とは|DEXの基本を理解しよう

SushiSwapは、中央管理者を必要としない分散型取引所(DEX)です。国内取引所のように企業が運営するのではなく、ブロックチェーン上のスマートコントラクトによって自動的に取引が処理されます。この仕組みにより、ユーザー同士が直接仮想通貨を交換できるのが特徴です。

SushiSwapの基本情報

SushiSwapは2020年8月に、匿名の開発者Chef Nomi氏と0xMaki氏によってローンチされました。イーサリアムチェーン上で構築されており、現在は40以上のブロックチェーンに対応しています。独自トークンの「SUSHI」を発行しており、ガバナンス投票やステーキング報酬に使用されます。

出典:CoinMarketCap

40以上のブロックチェーンに対応

プラットフォーム名には日本語の「寿司」が使われており、Onsen(温泉)やKashi(貸し)など、機能名にも日本語が採用されています。これは親しみやすさを重視した設計の一環です。

DEX(分散型取引所)とは何か

DEXとは「Decentralized Exchange(分散型取引所)」の略称で、中央集権的な管理者が存在しない取引所を指します。国内取引所のように企業が顧客資産を預かるのではなく、ユーザー自身がウォレットで資産を管理します。

スマートコントラクトとは、あらかじめ設定されたプログラムに従って、条件が満たされたときに自動的に取引が執行される仕組みです。この技術により、仲介者を排除し、トラストレス(信用を必要としない)な取引が可能になります。人件費などの経費を抑えられるため、通常の仮想通貨取引所と比べてより低コストでの取引を実現しています。

本人確認(KYC)が不要でウォレット接続だけで利用可能

DEXの最大の特徴は、本人確認(KYC)が不要で、ウォレットを接続するだけで誰でも利用できる点です。ただし、金融庁の監督外であるため、利用者保護の法的枠組みが存在しないことに注意が必要です。

出典:金融庁「暗号資産交換業者登録制度」

金融庁の監督外で利用者保護の法的枠組みが存在しない

Uniswapとの関係|ヴァンパイア攻撃の歴史

SushiSwapは、当時最も人気のあったDEXであるUniswapのコードをコピーして誕生しました。ローンチ当初は「ヴァンパイア攻撃(Vampire Attack)」と呼ばれる戦略を採用し、大きな話題を呼びました。

ヴァンパイア攻撃とは、オープンソースプロジェクトをコピーし、オリジナルよりも高いAPY(年率利回り)や優れたインセンティブを提供することで、コピー元のユーザーや流動性を奪い取る試みを指します。SushiSwapは、Uniswapの流動性提供者に対してガバナンストークン「SUSHI」を追加報酬として提供することで、ユーザーを引き寄せました。

具体的には、ローンチまでの15日間、UniswapのLPトークン(流動性提供トークン)をSushiSwapに預けるよう促し、SUSHI報酬を付与しました。当時Uniswapにはガバナンストークンがなかったため、この戦略は多くの流動性提供者にとって魅力的でした。

ローンチ時、Uniswapにあった流動性の50%超、約8億ドル(約880億円)以上がSushiSwapへ流出しました。

出典:CoinPost

Chef Nomi氏が約14億円を売却し価格が急落

しかし、流動性移行の数日前、Chef Nomi氏が開発資金に割り当てられていた約1,300万ドル(約14億円)をイーサリアム(ETH)へ売却する事件が発生しました。これによりSUSHIトークンの価格が急落し、プロジェクトの信頼性が大きく揺らぎました。Chef Nomi氏は最終的に謝罪し、大手仮想通貨取引所FTXのSam Bankman-Fried CEOにプロジェクトの管理権を譲渡しました。

出典:Wikipedia

この一連の出来事は、オープンソースプロジェクトのあり方やコミュニティガバナンスの重要性について、DeFi業界全体で議論を巻き起こしました。一方で、SushiSwapが導入したガバナンストークンの仕組みは、後にUniswapを含む多くのプロジェクトで採用され、DeFiの発展に一定の貢献を果たしたとも評価されています。

SushiSwapでできること|6つの主要機能

SushiSwapは、Uniswapのコピーとして誕生しましたが、その後は独自の方向性で発展を遂げています。単なるトークンスワップ(交換)だけでなく、流動性提供、レンディング、ステーキングなど、多様な金融サービスを提供しています。ここでは、SushiSwapの主要な6つの機能を解説します。

1. スワップ(仮想通貨の交換)
2. 流動性提供(Liquidity Pool)
3. Onsen(流動性マイニング)
4. Kashi(レンディング)
5. MISO(トークン発行プラットフォーム)
6. Sushi Bar(ステーキング)

スワップ(仮想通貨の交換)

スワップは、SushiSwapの最も基本的な機能です。ユーザーは自分が保有する仮想通貨を、他の仮想通貨と直接交換できます。例えば、イーサリアム(ETH)をUSDTに交換したり、WBTCをDAIに交換したりすることが可能です。

スワップ手数料は0.3%で取引はスマートコントラクトで自動処理

スワップ手数料は0.3%で、このうち0.25%が流動性提供者に分配され、0.05%がプロトコルの収益として積み立てられます。取引はスマートコントラクトによって自動的に処理されるため、仲介者を必要としません。

出典:SushiSwap公式FAQ

流動性提供(Liquidity Pool)

流動性提供とは、トークンのペアをプールに預け入れることで、取引所の流動性を支える仕組みです。例えば、ETHとUSDTを50:50の比率で預け入れることで、流動性提供者(LP)となります。

流動性を提供すると、SLPトークン(SushiSwap Liquidity Provider Token)が発行されます。このトークンは、プールへの出資比率を示す証明書のようなもので、流動性を引き出す際に返却します。流動性提供者は、そのプールで発生した取引手数料の一部を報酬として受け取ることができます。

インパーマネントロス(変動損失)のリスクに注意

ただし、流動性提供にはインパーマネントロス(変動損失)というリスクがあります。これは、預け入れたトークンの価格比率が変動した場合に、単にトークンを保有していた場合と比べて損失が発生する現象です。

Onsen(流動性マイニング)

Onsen(温泉)は、比較的新しいトークンを対象とした流動性マイニング・プログラムです。通常の流動性プールでは自分で預け入れる仮想通貨を選べますが、Onsenではあらかじめリストアップされた新しいトークンのみが対象となります。

想定APR100%超のプールもあり高リターンを狙える

Onsenにリストされているプロジェクトのトークンを預け入れると、通常の手数料報酬に加えて、SUSHIトークンを追加報酬として受け取ることができます。想定APR(年換算利回り)が100%を超えるプールもあり、高いリターンを狙う投資家に人気です。

Onsenは新興プロジェクトにとって流動性を確保する手段となり、SushiSwapにとっては新しいユーザーを引き付ける仕組みとして機能しています。

Kashi(レンディング)

Kashi(貸し)は、ユーザー同士で仮想通貨・トークンの貸し借りができるレンディングプロトコルです。日本語で「貸し」を意味する名称が付けられています。

Kashiでは、誰でも独自の貸借市場(レンディングマーケット)を作成でき、各市場を独立(隔離)させる設計を採用しています。これにより、リスクの高い資産の市場を作成しても、他の市場に影響を与えないという利点があります。

貸し手は、資産を貸し出すことで利息を得られます。借り手は、担保を提供することで資産を借りることができます。また、借りた資産をすぐに売却することで、ショート(空売り)戦略を実行することも可能です。

MISO(トークン発行プラットフォーム)

MISO(Minimal Initial SushiSwap Offering)は、新しいプロジェクトがトークンを作成・発行し、資金調達を行うためのプラットフォームです。技術的な知識を持たないプロジェクトでも、MISOのスマートコントラクトを組み合わせることで、簡単にトークンをローンチできます。

監査・テスト済みで安全性の高いコードを利用可能

MISOは複数の企業によって監査・テストされているため、プロジェクト開発者は安全性の高いコードを利用できます。また、IDO(Initial DEX Offering)による資金調達や、SushiSwapへの流動性移行も自動化されており、手間を大幅に削減できます。

初期利用者にとっても、MISOは新興プロジェクトを発掘する場として機能しています。監査済みのコードを基盤にしているため、全てのプロジェクトのコードを逐一確認する必要がなく、一定の信頼性が担保されています。

Sushi Bar(ステーキング)

Sushi Barは、SUSHIトークンをステーキング(預け入れ)することで、xSUSHIトークンを受け取り、プラットフォームの手数料収入の一部を獲得できる機能です。xSUSHIは、Sushi Barプールでの出資比率を示すトークンで、LPトークンと同様の役割を果たします。

SushiSwapで発生した取引手数料のうち0.05%が報酬用に積み立てられ、ステーキング参加者に分配されます。xSUSHIトークンは、手数料が蓄積されるにつれて価値が上昇するため、長期保有者にとって魅力的な仕組みです。

また、xSUSHI保有者はガバナンス投票に参加する権利も持っており、プロトコルの方向性を決める提案に投票できます。これにより、コミュニティ主導の分散型運営が実現されています。

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SushiSwapの始め方|5つのステップで完全ガイド

SushiSwapを利用するには、いくつかの準備が必要です。ここでは、初心者が実際にSushiSwapを使い始めるまでの手順を、5つのステップに分けて詳しく解説します。

1. 国内取引所でイーサリアムを購入する
2. MetaMaskをインストールする
3. イーサリアムをMetaMaskに送金する
4. SushiSwapとウォレットを接続する
5. ネットワークを選択して取引開始

国内取引所でイーサリアムを購入する

SushiSwapはイーサリアムチェーン上で構築されているため、利用にはイーサリアム(ETH)が必要です。イーサリアムは、トークンのスワップ(交換)だけでなく、ガス代(ネットワーク手数料)の支払いにも使われます。

取引所形式(板取引)を利用すると手数料を抑えられる

国内取引所でイーサリアムを購入する際は、取引所形式(板取引)を利用すると手数料を抑えられます。販売所形式ではスプレッド(売値と買値の差)が広く、実質的なコストが高くなるため注意が必要です。

購入したイーサリアムは、次のステップでMetaMaskに送金します。送金手数料が無料の取引所を選ぶと、コストを削減できます。

MetaMaskをインストールする

MetaMask(メタマスク)は、SushiSwapと接続するために必要なウォレット(仮想通貨の財布)です。Webブラウザの拡張機能として利用でき、Chrome、Firefox、Brave、Edge、Operaに対応しています。スマートフォンアプリ版も提供されています。

シークレットリカバリーフレーズは紙にメモして安全に保管

MetaMaskをインストールする際は、必ずパスワードを設定し、シークレットリカバリーフレーズ(12個の英単語)を紙にメモして安全な場所に保管してください。このフレーズは、ウォレットを復元する唯一の手段であり、紛失すると資産にアクセスできなくなります。

シークレットリカバリーフレーズは絶対に他人に教えない

シークレットリカバリーフレーズは、絶対に他人に教えてはいけません。フィッシング詐欺では、偽サイトでこのフレーズの入力を求められることがあります。公式サイト以外でフレーズを入力しないよう注意しましょう。

イーサリアムをMetaMaskに送金する

国内取引所で購入したイーサリアムを、MetaMaskのウォレットアドレスに送金します。MetaMaskを開き、画面上部に表示されているアドレス(0xで始まる42文字の英数字)をコピーしてください。

初回は少額でテスト送金を行うと安全

国内取引所の出金画面で、コピーしたアドレスを宛先として入力し、送金額を指定します。初めて送金する場合は、少額でテスト送金を行い、正しく着金することを確認してから本送金を行うと安全です。

送金には通常数分から数十分かかります。イーサリアムネットワークの混雑状況によって、所要時間が変動することがあります。MetaMaskで残高を確認し、着金を待ちましょう。

SushiSwapとウォレットを接続する

SushiSwapの公式サイト(https://www.sushi.com/)にアクセスし、画面右上の「Connect Wallet」ボタンをクリックします。接続可能なウォレット一覧が表示されるので、MetaMaskを選択してください。

MetaMaskのポップアップが表示され、接続の許可を求められます。「接続」ボタンをクリックすると、SushiSwapとウォレットが接続され、すぐに利用を開始できます。

必ず正規のSushiSwap公式サイトであることを確認

接続時には、必ず正規のSushiSwap公式サイトであることを確認してください。フィッシング詐欺では、見た目がそっくりな偽サイトでウォレット接続を求められることがあります。URLが正しいか、必ずチェックしましょう。

ネットワークを選択して取引開始

SushiSwapは40以上のブロックチェーンに対応しており、利用するネットワークを選択できます。イーサリアムメインネット、Polygon、Arbitrum、BNB Chain、Avalancheなど、多様なネットワークが利用可能です。

PolygonやArbitrumを使うとガス代を抑えられる

ネットワークによってガス代(手数料)が大きく異なります。イーサリアムメインネットはガス代が高額になることがあるため、少額取引の場合はPolygonやArbitrumなどのレイヤー2ネットワークを利用すると、コストを抑えられます。

ネットワークを選択したら、スワップしたいトークンのペアを選び、数量を入力して「Swap」ボタンをクリックします。MetaMaskで取引内容とガス代を確認し、問題なければ承認してください。数秒から数分で取引が完了します。

イーサリアム購入におすすめの仮想通貨取引所3社

SushiSwapを利用するには、まず国内取引所でイーサリアムを購入する必要があります。ここでは、金融庁に登録された信頼性の高い国内取引所の中から、イーサリアム購入におすすめの3社を紹介します。

出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」

以下の比較表で、各取引所のスペックを一目で確認できます。

取引所 銘柄数 取引手数料 入出金手数料 特徴
GMOコイン 22種類 Maker -0.01%〜-0.03%
Taker 0.05%〜0.09%
無料 各種手数料が無料
SBI VCトレード 34種類 Maker -0.01%
Taker 0.05%
無料 入出金手数料完全無料
bitbank 44種類 Maker -0.02%
Taker 0.12%
入金無料
出金550円〜
取引所の銘柄数が豊富

GMOコイン|各種手数料が無料

GMOコイン 公式サイト

出典: GMOコイン公式サイト

GMOコインの基本情報
取扱銘柄数 22種類
取引所(板取引)
販売所
レバレッジ 2倍
取引手数料(Maker) -0.01%〜-0.03%(Maker報酬)
取引手数料(Taker) 0.05%〜0.09%
日本円入金手数料 無料
日本円出金手数料 無料(大口400円)
最小注文金額 100円
口座開設 最短10分
登録番号 関東財務局長 第00006号

📌 GMOコインの特徴

各種手数料が無料

GMOインターネットグループ運営

ステーキング対応

GMOコインは、GMOインターネットグループが運営する仮想通貨取引所です。最大の特徴は、入出金手数料・送金手数料が無料である点です。SushiSwapへイーサリアムを送金する際、送金手数料がかからないため、コストを大幅に削減できます。

送金手数料が無料でコストを大幅削減

取引所形式では、Maker手数料がマイナス(-0.01%〜-0.03%)となっており、指値注文を板に並べることで報酬を受け取れます。Taker手数料も0.05%〜0.09%と低水準で、取引コストを抑えられます。

22種類の仮想通貨を取り扱っており、イーサリアムはもちろん、ビットコインやリップルなど主要銘柄を網羅しています。ステーキングサービスにも対応しており、保有しているだけで報酬を得られる銘柄もあります。

セキュリティ面では、二段階認証、コールドウォレット、マルチシグ、24時間監視体制を導入しており、高い安全性を誇ります。スマートフォンアプリも使いやすく、初心者から上級者まで幅広く支持されています。

SBI VCトレード|入出金手数料完全無料

SBI VCトレード 公式サイト

出典: SBI VCトレード公式サイト

SBI VCトレードの基本情報
取扱銘柄数 34種類
取引所(板取引)
販売所
レバレッジ 2倍
取引手数料(Maker) -0.01%(Maker報酬)
取引手数料(Taker) 0.05%
日本円入金手数料 無料
日本円出金手数料 無料
最小注文金額 500円
口座開設 最短翌営業日
登録番号 関東財務局長 第00011号

📌 SBI VCトレードの特徴

SBIグループ運営の安心感

入出金手数料が完全無料

ステーキング14銘柄対応

レンディングサービス対応

SBI VCトレードは、SBIグループが運営する仮想通貨取引所です。最大の特徴は、入出金手数料が完全無料である点です。日本円の入金も、仮想通貨の送金も、すべて手数料がかかりません。

取扱銘柄数は34種類と国内最多級

取扱銘柄数は34種類と国内最多級で、イーサリアムをはじめとする主要銘柄を幅広く取り揃えています。取引所形式では、Maker手数料が-0.01%、Taker手数料が0.05%と、低コストで取引できます。

ステーキングサービスは14銘柄に対応しており、保有するだけで報酬を得られます。レンディングサービスも提供しており、仮想通貨を貸し出すことで利息を受け取ることも可能です。

SBIグループの信頼性と安定した運営体制が強みで、長期的に安心して利用できる取引所です。口座開設は最短翌営業日で完了し、すぐに取引を始められます。

bitbank|取引所の銘柄数が豊富

bitbank 公式サイト

出典: bitbank公式サイト

bitbankの基本情報
取扱銘柄数 44種類
取引所(板取引)
販売所
レバレッジ なし
取引手数料(Maker) -0.02%(Maker報酬)
取引手数料(Taker) 0.12%
日本円入金手数料 無料
日本円出金手数料 550円/770円(3万円以上)
最小注文金額 銘柄による
口座開設 最短即日
登録番号 関東財務局長 第00004号

📌 bitbankの特徴

取引所の取扱銘柄数が国内最多級

Maker手数料がマイナス(報酬)

高いセキュリティ評価

板取引に強い

bitbankは、取引所形式の取扱銘柄数が国内最多級の44種類を誇る仮想通貨取引所です。イーサリアムをはじめ、アルトコインも豊富に取り扱っており、多様な銘柄を板取引で売買できます。

Maker手数料は-0.02%で報酬を受け取れる

Maker手数料は-0.02%とマイナスになっており、指値注文で取引することで報酬を受け取れます。Taker手数料は0.12%で、他社と比べるとやや高めですが、Maker注文を活用することでコストを抑えられます。

セキュリティ評価が高く、第三者機関による監査でも高評価を獲得しています。二段階認証、コールドウォレット、マルチシグなどの対策を実施しており、安全性は国内トップクラスです。

出金手数料は550円(3万円以上は770円)かかる

板取引に強く、リアルタイムチャートや高機能な取引ツールを提供しています。中級者以上のトレーダーにとって、使いやすい環境が整っています。入金手数料は無料ですが、出金手数料は550円(3万円以上は770円)かかる点に注意が必要です。

他DEXとの比較|SushiSwapを選ぶべき理由

分散型取引所(DEX)は数多く存在しますが、それぞれ特徴が異なります。ここでは、SushiSwapと主要な競合DEX(Uniswap、PancakeSwap、Curve)を比較し、SushiSwapを選ぶべき理由を解説します。

手数料の比較

DEXの手数料は、取引コストに直結する重要な要素です。以下の表で、各DEXの手数料体系を比較します。

DEX スワップ手数料 流動性提供者への分配 プロトコル収益
SushiSwap 0.3% 0.25% 0.05%
Uniswap 0.3% 0.3% なし(V3では一部プールで設定可能)
PancakeSwap 0.25% 0.17% 0.08%
Curve 0.04% 0.02% 0.02%

SushiSwapのスワップ手数料は0.3%で、Uniswapと同水準です。このうち0.25%が流動性提供者に分配され、0.05%がプロトコルの収益として積み立てられます。プロトコル収益は、xSUSHIステーキング参加者に分配されるため、SUSHIトークン保有者にとってメリットがあります。

出典:SushiSwap公式FAQ

PancakeSwapは0.25%とやや低めの手数料ですが、SushiSwapは多様な機能(Onsen、Kashi、MISO)を提供しており、単純な手数料比較だけでは判断できません。Curveはステーブルコイン取引に特化しており、手数料は0.04%と最も低いですが、用途が限定的です。

対応ブロックチェーンの比較

DEX 対応チェーン数 主要な対応チェーン
SushiSwap 40以上 Ethereum、Polygon、Arbitrum、Optimism、BNB Chain、Avalanche、Fantomなど
Uniswap 10以上 Ethereum、Polygon、Arbitrum、Optimism、BNB Chain、Avalanche、Baseなど
PancakeSwap 7以上 BNB Chain、Ethereum、Polygon、Arbitrum、zkSync、Baseなど
Curve 10以上 Ethereum、Polygon、Arbitrum、Optimism、Avalanche、Fantomなど

40以上のチェーンから最適な流動性を自動検索

SushiSwapは、RouteProcessor5(RP5)と呼ばれる高度な流動性アグリゲーション技術を採用しており、40以上のチェーンから最適な流動性を自動的に検索します。これにより、ユーザーは複数のDEXを横断することなく、最良のレートで取引できます。

Uniswapも主要なチェーンに対応していますが、SushiSwapほど広範囲ではありません。PancakeSwapはBNB Chainを中心に展開しており、他チェーンへの対応は限定的です。Curveはステーブルコイン取引に特化しているため、対応チェーンは多いものの、用途が限られます。

流動性(TVL)の比較

TVL(Total Value Locked)は、プロトコルに預けられた資産の総額を示す指標で、流動性の豊富さを測る重要な要素です。流動性が高いほど、スリッページ(注文価格と実際の約定価格の差)が小さくなり、効率的な取引が可能になります。

DEX TVL(2026年1月時点の推定) 備考
Uniswap 約50億ドル 最大規模のDEX
Curve 約30億ドル ステーブルコイン特化
PancakeSwap 約20億ドル BNB Chain中心
SushiSwap 約1億ドル 多機能型DEX

TVLではUniswapやCurveに及びませんが、SushiSwapは多様な機能(Onsen、Kashi、MISO)を提供しており、単なる取引所以上の価値を持っています。また、マルチチェーン対応により、各チェーンで分散して流動性を確保している点も特徴です。

独自機能の比較

SushiSwapは、他のDEXにはない独自機能を多数提供しています。以下の表で、各DEXの独自機能を比較します。

DEX 独自機能 特徴
SushiSwap Onsen、Kashi、MISO、Sushi Bar 流動性マイニング、レンディング、トークンローンチ、ステーキング
Uniswap 集中流動性(V3)、UniswapX 効率的な流動性提供、クロスチェーンスワップ
PancakeSwap Lottery、NFTマーケットプレイス 宝くじ機能、NFT取引
Curve StableSwap AMM ステーブルコイン特化の低スリッページ取引

多機能性が最大の強み(スワップ・レンディング・ステーキング・トークンローンチ)

SushiSwapの最大の強みは、多機能性です。Onsenでは新興トークンの流動性マイニングが可能で、高APYを狙えます。Kashiでは独自のレンディング市場を作成でき、リスクを隔離しながら貸借取引ができます。MISOでは、技術的知識がなくてもトークンを発行・資金調達できる環境が整っています。

Uniswapは集中流動性(V3)により、流動性提供の効率が大幅に向上しましたが、設定が複雑で初心者には難しい面があります。PancakeSwapはゲーム的要素を取り入れており、エンターテインメント性が高いですが、DeFiの本質的な機能では劣ります。Curveはステーブルコイン取引に特化しており、用途が限定的です。

SushiSwapは、スワップだけでなく、レンディング、ステーキング、トークンローンチなど、DeFiの多様なニーズに対応できる総合プラットフォームとして位置づけられます。

SUSHIトークンとは|使い道と価値

SUSHIトークンは、SushiSwapのガバナンストークンであり、プラットフォームの運営に欠かせない存在です。ここでは、SUSHIトークンの基本情報、使い道、報酬体系、ガバナンス機能、価格動向について解説します。

SUSHIトークンの基本情報

SUSHIトークンは、イーサリアムブロックチェーン上のERC-20トークンとして発行され、複数のブロックチェーンネットワークでも展開されています。複数のブロックチェーンネットワーク(Solana、Avalanche、Binance Smart Chain、Polygon、Terra、Celo、Harmony、Fantom、xDai)でも展開されており、マルチチェーン対応が進んでいます。

年間インフレ率は1.5%に設定

トークンの発行は、ブロック単位で行われます。現在の発行レートは、1ブロックあたり100トークンで、年間インフレ率は1.5%に設定されています。これにより、年間約405万SUSHIが新規発行されます。1日あたりの発行量は約11,000 SUSHIです。

SUSHIトークンにはプレマイン(事前発行)がなく、イーサリアムのブロック番号10,750,000から発行が開始されました。初期の総供給量はゼロで、流動性マイニングを通じて徐々に配布されています。

SUSHIで得られる報酬

SUSHIトークンを保有することで、複数の方法で報酬を得ることができます。主な報酬体系は以下の通りです。

まず、流動性提供者は、トークンペアをプールに預け入れることで、取引手数料の一部を受け取れます。手数料収入に加えて、SLPトークン(SushiSwap Liquidity Provider Token)を受け取り、これをさらにステーキングすることでSUSHIトークンを獲得できます。

次に、Sushi Barでのステーキングがあります。SUSHIトークンをSushi Barに預けると、xSUSHIトークンを受け取ります。xSUSHIは、プラットフォームで発生した取引手数料のうち0.05%を受け取る権利を表しており、時間とともに価値が上昇します。

OnsenプログラムではAPR100%超のプールも

Onsenプログラムでは、新興トークンの流動性を提供することで、通常の手数料収入に加えて、追加のSUSHI報酬を得られます。APR(年率換算利回り)が100%を超えるプールもあり、高リターンを狙う投資家に人気です。

ガバナンス投票への参加

SUSHI保有者は、SushiSwapのガバナンス(運営方針の決定)に参加する権利を持っています。提案と投票は、Snapshotという投票用プラットフォームで行われており、SUSHIトークンを保有していれば誰でも参加できます。

ガバナンス投票では、プロトコルのアップグレード、手数料体系の変更、新機能の追加、資金配分など、重要な意思決定が行われます。1SUSHIが1票に相当しますが、SUSHIのステータス(どこにステークされているか等)により、1SUSHIの重みが変動することもあります。

SushiSwapは、将来的に中央集権的な組織を排して、DAO(分散型自律組織)に完全移行することを目指しています。現在はコミュニティとコアチームが共同で運営していますが、徐々にコミュニティ主導の運営体制に移行しています。

SUSHIの価格動向と将来性

SUSHIトークンは、2020年8月28日に約2.5ドルでローンチされ、DeFiブームの中で急速に価格が上昇しました。2021年3月13日には、史上最高値の約23.4ドルを記録しました。

出典:CoinMarketCap

2026年1月時点ではピーク時から約99%下落

しかし、その後の市場調整により価格は大きく下落し、2020年11月4日には史上最安値の約0.5ドルを記録しました。2026年1月時点では、約0.24ドル前後で推移しており、ピーク時から約99%下落しています。

出典:CoinMarketCap

価格下落の主な要因は、DeFi市場全体の調整、TVL(預かり資産)の減少、競合DEXとの競争激化などが挙げられます。2025年12月には、CEOのJared Grey氏が辞任し、Synthesis Capitalが1,000万SUSHI(約330万ドル)を取得してプロトコルの管理権を引き継ぐという出来事もありました。

出典:AMBCrypto

Blade、Kubo、マルチチェーン展開など新機能を計画中

将来性については、SushiSwapが開発を進めている新機能に注目が集まっています。Blade(インパーマネントロスを解消するAMM)、Kubo(デルタニュートラル戦略)、マルチチェーン展開の拡大(2026年中頃までに45以上のチェーンに対応予定)などが計画されています。

また、RouteProcessor5(RP5)のアップグレードにより、40以上のチェーンから流動性を集約し、最適なレートでスワップできる機能が強化されています。これらの技術革新が成功すれば、SushiSwapの競争力が向上し、SUSHIトークンの価値も上昇する可能性があります。

SushiSwapで気をつけたい7つのリスク

SushiSwapは便利なDEXですが、利用にあたっては複数のリスクが存在します。ここでは、初心者が特に注意すべき7つのリスクを詳しく解説します。

金融庁の監督外であること

SushiSwapは、日本の金融庁に登録された暗号資産交換業者ではありません。資金決済法や金融商品取引法の適用外であり、利用者保護の法的枠組みが存在しません。

出典:金融庁「暗号資産交換業者登録制度」

国内の登録業者であれば、セキュリティや取り扱う仮想通貨の安全性が審査されており、万一ハッキングに遭っても利用者の資産が守られるよう法で規制されています。しかし、SushiSwapはそういった規制や利用者資産の保護の対象外です。

自分の資産は自分で守る必要があります

取引されている仮想通貨が安全かどうかも自分で見極める必要があります。トラブルが発生した場合、金融庁や消費者センターに相談しても、法的な救済措置が受けられない可能性が高いことを理解しておきましょう。

スマートコントラクトのリスク

SushiSwapはスマートコントラクト(自動実行プログラム)で動作していますが、このコードにバグや脆弱性が存在する可能性があります。2023年4月9日には、RouteProcessor2コントラクトの承認関連のバグを突かれ、約330万ドル(約3.3億円)が盗まれる事件が発生しました。

出典:Halborn

この攻撃では、リエントランシー攻撃(再帰的呼び出しを悪用する手法)が使われ、複数のユーザーから資金が流出しました。攻撃者は、フラッシュローンを利用して大量のETHとUSDCを借り入れ、脆弱性を突いてトークンを盗み出しました。

幸いにも、ホワイトハットハッカー(善意のハッカー)が一部の資金を回収し、被害は最小限に抑えられましたが、全ての資金が戻ったわけではありません。SushiSwapは第三者機関(CertiK、PeckShield等)による監査を実施していますが、監査を受けていても完全に安全とは言えません。

大金を一度に預けないことが重要です

スマートコントラクトリスクを軽減するには、新しいコントラクトの利用は様子を見る、公式の発表をこまめにチェックするなどの対策が有効です。

インパーマネントロス(具体例付き)

インパーマネントロス(変動損失)とは、流動性提供時にトークンの価格比率が変動することで発生する損失です。単にトークンを保有していた場合と比べて、資産価値が減少する現象を指します。

具体例で説明します。あなたが1 ETH(価格10万円)と10万円分のUSDTをプールに預けたとします。合計20万円の資産です。その後、ETHの価格が20万円に上昇したとします。

もし単にETHとUSDTを保有していた場合、資産価値は「1 ETH(20万円)+ 10万円分のUSDT = 30万円」になります。しかし、流動性プールでは、価格変動に応じて自動的にトークンの比率が調整されます。ETHの価格が上昇すると、プール内のETHが売られてUSDTに変換されるため、ETHの保有量が減少します。

計算すると、プールから引き出せる資産は「約0.707 ETH(14.14万円)+ 14.14万円分のUSDT = 約28.28万円」となり、単に保有していた場合と比べて約1.72万円の損失が発生します。これがインパーマネントロスです。

流動性提供による手数料収入が損失を上回れば利益になります

インパーマネントロスは、価格変動が大きいほど増加します。ただし、流動性提供による手数料収入がインパーマネントロスを上回れば、トータルで利益を得ることができます。リスクを理解した上で、慎重に判断しましょう。

ガス代の変動リスク

SushiSwapをイーサリアムメインネットで利用する場合、ガス代(ネットワーク手数料)が高額になることがあります。ガス代は、ネットワークの混雑状況によって変動し、数百円から数万円まで幅があります。

特に、DeFiブームやNFTミントなどでネットワークが混雑すると、ガス代が急騰します。少額取引の場合、ガス代が取引額を上回ってしまうこともあり、実質的に損失となります。

PolygonやArbitrumなら数円から数十円でガス代を抑えられます

また、ガス代が低い時間帯(日本時間の早朝など)を狙って取引する、複数の取引をまとめて実行するなどの工夫も有効です。ガス代の確認には、Etherscanのガストラッカーなどのツールを活用しましょう。

秘密鍵の紛失リスク

SushiSwapでは、ユーザー自身がウォレット(MetaMask等)で資産を管理します。ウォレットのシークレットリカバリーフレーズ(12個の英単語)を紛失すると、資産に永久にアクセスできなくなります。

国内取引所であれば、パスワードを忘れても本人確認を経て再設定できますが、DEXではそのような救済措置はありません。シークレットリカバリーフレーズは、ウォレットを復元する唯一の手段であり、これを失うことは資産を失うことと同義です。

フレーズを紙に書いて複数の安全な場所に保管してください

絶対にやってはいけないのは、フレーズをスクリーンショットで保存する、クラウドに保存する、メールで送信するなどの行為です。これらはハッキングや情報漏洩のリスクが高く、資産を失う原因となります。

フィッシング詐欺の手口

SushiSwapを装った偽サイトやフィッシング詐欺が多発しています。偽サイトでウォレットを接続すると、シークレットリカバリーフレーズや秘密鍵を盗まれ、資産が全て奪われる危険があります。

フィッシング詐欺の典型的な手口は、以下の通りです。まず、Googleの検索結果やSNS広告に偽サイトのリンクが表示されます。見た目は本物そっくりですが、URLがわずかに異なります(例:sushi.com → sushl.com)。

偽サイトでウォレットを接続すると、「シークレットリカバリーフレーズを入力してください」と求められます。正規のSushiSwapでは、接続時にフレーズの入力を求めることは絶対にありません。フレーズを入力すると、即座に資産が盗まれます。

必ず公式サイトのURLを確認してください

対策として、ブックマークから直接アクセスする、公式のTwitterアカウントからリンクを辿るなどの方法があります。また、MetaMaskなどのウォレットでは、接続先のサイトが安全かどうかを確認する機能もあります。

怪しいと感じたら、絶対にウォレットを接続しない、フレーズを入力しない、取引を承認しないことが重要です。少しでも疑問があれば、公式のDiscordやTelegramで確認しましょう。

税務処理の複雑さ

SushiSwapでの取引は、税務上「雑所得」として扱われ、確定申告が必要になります。DeFi取引の税務処理は非常に複雑で、全ての取引を正確に記録し、損益を計算しなければなりません。

出典:国税庁「暗号資産の税制」

例えば、スワップ(トークン交換)は課税対象となり、交換時の時価で損益を計算します。流動性提供で得た手数料収入も課税対象です。ステーキング報酬やイールドファーミング報酬も、受け取った時点で所得として計上されます。

さらに、暗号資産同士の交換も課税対象となるため、ETHでUSDTを購入した場合も、その時点でのETHの含み益が課税されます。これらを全て手作業で計算するのは現実的ではありません。

CryptactやGtaxなどの税務計算ツールを活用しましょう

ただし、DeFi取引の履歴取得は完全に自動化されていないこともあり、手動での修正が必要になる場合があります。税務処理に不安がある場合は、暗号資産の税務に詳しい税理士に相談することをおすすめします。

実際の収益シミュレーション|流動性提供の利回り計算

SushiSwapで流動性を提供すると、どれくらいの収益が得られるのでしょうか。ここでは、実際の数値を使って、ETH/USDTペアでの収益シミュレーションを行います。ガス代やインパーマネントロスも考慮した実質利回りを計算します。

ETH/USDT ペアの収益例

ETH/USDTペアに10万円分の流動性を提供した場合の収益を計算します。前提条件は以下の通りです。

  • 流動性提供額:10万円(5万円分のETH + 5万円分のUSDT)
  • プールの想定APY:20%(取引手数料による収益)
  • 運用期間:1年間
  • ガス代:流動性追加時に5,000円、引き出し時に5,000円(合計1万円)
  • インパーマネントロス:ETHの価格が20%上昇した場合、約2%の損失

まず、手数料収入を計算します。APY 20%で10万円を運用した場合、1年間で得られる手数料収入は「10万円 × 20% = 2万円」です。

次に、ガス代を差し引きます。流動性の追加と引き出しで合計1万円のガス代がかかるため、「2万円 – 1万円 = 1万円」が手数料収入からガス代を引いた純収益です。

さらに、インパーマネントロスを考慮します。ETHの価格が20%上昇した場合、約2%のインパーマネントロスが発生します。「10万円 × 2% = 2,000円」の損失です。

最終的な実質利回りは、「1万円(手数料収入 – ガス代)- 2,000円(インパーマネントロス)= 8,000円」となります。投資額10万円に対して8,000円の利益なので、実質利回りは約8%です。

実際の収益はAPY、ガス代、価格変動によって大きく変動します

この計算はあくまで一例であり、特に、ガス代が高額になる場合や、価格変動が激しい場合は、実質利回りがマイナスになる可能性もあります。

ガス代を考慮した実質利回り

ガス代は、流動性提供の実質利回りに大きな影響を与えます。特に、少額投資の場合、ガス代が収益を圧迫することがあります。以下の表で、投資額別のガス代の影響を比較します。

投資額 APY 20%の手数料収入 ガス代(往復) 手数料収入 – ガス代 実質利回り
5万円 1万円 1万円 0円 0%
10万円 2万円 1万円 1万円 10%
50万円 10万円 1万円 9万円 18%
100万円 20万円 1万円 19万円 19%

この表から分かるように、投資額が少ないほど、ガス代の影響が大きくなります。5万円の投資では、手数料収入がガス代で相殺されてしまい、実質利回りは0%です。一方、100万円の投資では、ガス代の影響は1%程度に抑えられ、実質利回りは19%と高水準を維持できます。

PolygonやArbitrumならガス代が数十円程度に抑えられます

少額投資でガス代を抑えるには、レイヤー2ネットワークを利用する方法が有効です。これらのネットワークでは、少額投資でも効率的に運用できます。

インパーマネントロスの計算例

インパーマネントロスは、トークンの価格変動によって発生する損失です。価格変動が大きいほど、損失も大きくなります。以下の表で、価格変動率別のインパーマネントロスを示します。

価格変動率 インパーマネントロス 10万円投資時の損失額
10%上昇/下落 約0.5% 約500円
25%上昇/下落 約2% 約2,000円
50%上昇/下落 約5.7% 約5,700円
100%上昇/下落 約13.4% 約13,400円
200%上昇/下落 約25.5% 約25,500円

例えば、ETHの価格が50%上昇した場合、インパーマネントロスは約5.7%となり、10万円の投資に対して約5,700円の損失が発生します。ただし、この損失は、流動性提供による手数料収入で相殺できる可能性があります。

APY 20%で1年間運用した場合、手数料収入は2万円です。インパーマネントロスが5,700円でも、「2万円 – 5,700円 = 14,300円」の利益が残ります。つまり、手数料収入がインパーマネントロスを上回れば、トータルで利益を得ることができます。

価格変動が非常に大きい場合は手数料収入で相殺しきれない可能性があります

ただし、価格変動が非常に大きい場合(例:200%上昇)は、インパーマネントロスが25.5%に達し、手数料収入では相殺しきれない可能性があります。価格変動の激しいトークンペアでは、リスクが高いことを理解しておきましょう。

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税務処理の具体的な方法|確定申告の実務

SushiSwapでの取引は、税務上の取り扱いが複雑です。ここでは、DeFi取引の税務処理について、実務レベルで解説します。

DeFi取引の税務上の扱い

暗号資産取引の利益は、原則として「雑所得」に分類されます。雑所得は総合課税の対象となり、給与所得などの他の所得と合算して税率が決まります。最高税率は所得税45%+住民税10%で、合計55%にもなります。

出典:国税庁「暗号資産の税制」

DeFi取引で課税対象となる主なケースは以下の通りです。まず、スワップ(トークン交換)は課税対象です。例えば、ETHでUSDTを購入した場合、その時点でのETHの含み益が所得として計上されます。

次に、流動性提供で得た手数料収入も課税対象です。受け取った手数料は、受け取った時点での時価で所得として計上されます。ステーキング報酬やイールドファーミング報酬も同様に、受け取った時点で課税されます。

また、暗号資産を売却して日本円に換えた場合も課税対象です。購入時の価格と売却時の価格の差額が所得となります。

損失の繰越控除は認められていません

つまり、今年100万円の損失が出ても、来年の利益と相殺することはできません。また、他の所得との損益通算もできないため、給与所得と暗号資産の損失を相殺することもできません。

取引履歴の取得方法

確定申告を行うには、全ての取引履歴を正確に記録する必要があります。SushiSwapでの取引履歴は、ブロックチェーン上に記録されており、Etherscanなどのブロックエクスプローラーで確認できます。

Etherscanでは、ウォレットアドレスを入力することで、そのアドレスで行われた全ての取引を閲覧できます。取引の日時、送金先、送金額、ガス代などの詳細情報が表示されます。

ただし、Etherscanの取引履歴は生のデータであり、税務計算に直接使うことは困難です。取引の種類(スワップ、流動性提供、ステーキング等)を判別し、それぞれの取引について損益を計算する必要があります。

手作業で全ての取引を記録するのは現実的ではないため、暗号資産税務計算ツールの活用をおすすめします。

損益計算ツールの活用

暗号資産税務計算ツールを使えば、取引履歴の取得から損益計算まで、ほぼ自動で行うことができます。代表的なツールとして、Cryptact(クリプタクト)やGtax(ジータックス)があります。

Cryptactは、国内外の主要な取引所やウォレットに対応しており、APIやCSVファイルで取引履歴をインポートできます。DeFi取引にも対応しており、ウォレットアドレスを登録することで、自動的に取引履歴を取得してくれます。

取引履歴がインポートされると、Cryptactが自動的に損益を計算し、確定申告に必要な書類(年間取引報告書)を作成してくれます。この報告書を確定申告書に添付することで、税務申告が完了します。

DeFi取引の履歴取得は手動での修正が必要になることがあります

特に、複雑な取引(例:流動性提供とステーキングを組み合わせた取引)は、正しく分類されないことがあります。

Gtaxも同様の機能を提供しており、国内取引所だけでなく、DeFi取引にも対応しています。どちらのツールも無料プランと有料プランがあり、取引件数や機能に応じてプランを選択できます。

税務処理に不安がある場合は、暗号資産の税務に詳しい税理士に相談することをおすすめします。税理士に依頼すれば、正確な申告ができるだけでなく、節税対策のアドバイスも受けられます。

よくある質問(Q&A)

SushiSwapは日本語に対応していますか?

SushiSwapのインターフェースは、一部日本語に対応しています。ただし、全ての機能が完全に日本語化されているわけではなく、英語表記の部分も残っています。機能名には「Onsen(温泉)」「Kashi(貸し)」など日本語が使われており、日本人にとって親しみやすい設計になっています。

SushiSwapで日本円は使えますか?

SushiSwapでは、日本円を直接使うことはできません。利用には、イーサリアムなどの仮想通貨が必要です。まず国内取引所で日本円をイーサリアムに交換し、そのイーサリアムをMetaMaskに送金してから、SushiSwapを利用します。

MetaMask以外のウォレットは使えますか?

SushiSwapは、MetaMask以外にも複数のウォレットに対応しています。WalletConnect、Coinbase Wallet、Ledger、Trezorなどのウォレットが利用可能です。ただし、MetaMaskが最も広く使われており、初心者にはMetaMaskをおすすめします。

ガス代はいくらかかりますか?

ガス代は、ネットワークの混雑状況によって変動します。イーサリアムメインネットでは、数百円から数万円まで幅があります。PolygonやArbitrumなどのレイヤー2ネットワークを利用すれば、ガス代を数十円程度に抑えられます。ガス代は、Etherscanのガストラッカーでリアルタイムに確認できます。

セキュリティ監査は実施されていますか?

SushiSwapは、複数の第三者機関によるセキュリティ監査を受けています。CertiK、PeckShield、Quantstampなどの著名な監査企業がコードをレビューしており、脆弱性の発見と修正が行われています。また、バグバウンティプログラムも実施しており、バグを発見したユーザーに報酬を支払う仕組みがあります。

過去にハッキング被害はありましたか?

SushiSwapは、2023年4月9日にハッキング被害を受け、約330万ドル(約3.3億円)が盗まれました。RouteProcessor2コントラクトの承認関連のバグが悪用され、リエントランシー攻撃によって資金が流出しました。幸いにも、ホワイトハットハッカーが一部の資金を回収し、被害は最小限に抑えられました。この事件後、SushiSwapはセキュリティ対策を強化し、新しいコントラクトの導入時には十分なテスト期間を設けるようになりました。

出典:Halborn

SushiSwapは安全ですか?

SushiSwapは、セキュリティ監査やバグバウンティプログラムを実施していますが、完全に安全とは言えません。スマートコントラクトのバグ、ハッキング、フィッシング詐欺などのリスクが存在します。利用する際は、大金を一度に預けない、シークレットリカバリーフレーズを厳重に管理する、公式サイトのURLを必ず確認するなどの対策が必要です。

初心者でも使えますか?

SushiSwapは、DeFi初心者でも使えるように設計されていますが、ある程度の知識が必要です。ウォレットの設定、イーサリアムの送金、ガス代の理解など、基本的な操作を習得する必要があります。まずは少額から始めて、操作に慣れてから本格的に利用することをおすすめします。国内取引所での取引経験がある方であれば、比較的スムーズに利用できるでしょう。

まとめ

SushiSwapは、中央管理者のいない分散型取引所(DEX)として、2020年8月に誕生しました。Uniswapのコードをコピーして開発され、ヴァンパイア攻撃により一躍有名になりましたが、その後は独自の方向性で発展を遂げています。

現在は、スワップ機能だけでなく、流動性提供、Onsen(流動性マイニング)、Kashi(レンディング)、MISO(トークン発行プラットフォーム)、Sushi Bar(ステーキング)など、多様な金融サービスを提供しています。40以上のブロックチェーンに対応しており、マルチチェーン展開においても業界トップクラスです。

利用を始めるには、国内取引所でイーサリアムを購入し、MetaMaskなどのウォレットに送金する必要があります。GMOコイン、SBI VCトレード、bitbankなど、送金手数料が無料または低コストの取引所を選ぶと、コストを抑えられます。

金融庁の監督外であり、複数のリスクが存在します

スマートコントラクトのリスク、インパーマネントロス、ガス代の変動、秘密鍵の紛失、フィッシング詐欺、税務処理の複雑さなど、これらのリスクを十分に理解した上で、自己責任で利用することが重要です。

DeFiは、従来の金融システムとは異なる新しい可能性を秘めていますが、同時に高いリスクも伴います。初心者の方は、まず少額から始めて、操作に慣れてから本格的に利用することをおすすめします。詳細は公式サイトでご確認ください。

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SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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