CASE STUDY

導入事例

信託型ストック・オプションで、社員と一緒に “これからのコインスペース” を創る

コインスペース株式会社代表取締役栗原様、SOICO土岐・遠藤

写真中央:コインスペース株式会社 代表取締役 栗原知也氏
写真左:SOICO株式会社 取締役COO 土岐彩花
写真右:SOICO株式会社 マーケティング 遠藤由規

コインスペース株式会社は、誰でも気軽に利用できる、会員登録不要・時間料金制のワーキングスペース「coin space(コインスペース)」を開発・運営する企業です。関東4都県と大阪府を中心に展開しており、テクノロジーを活用した新たな空間創造を通じて、生活者の時間的価値向上への貢献を目指しています。

coin space では、全席で電源と安定したWi-Fi環境を提供するほか、リラックスチェアや広々とした机、多様な利用目的に応える専用スペースも整え、利用者が長時間・集中して作業可能な空間を創り出しています。また、座席のWeb予約や月単位で何度でも利用可能なプランも導入し、商談やオンライン会議に弾力的に活用できることから、学生だけでなくサラリーマンやフリーランスの方にも頻繁に利用されています。

coin spaceの座席

他方、ほとんどの店舗が駅直結か至近で、常時監視体制があり、利便性と安全性に優れるため、オフィスの代替やリモートワークの拠点として契約する企業も増加傾向にあります。

コインスペース株式会社では、全従業員のためのインセンティブとして、タイムカプセルストックオプション(以下、「信託型ストック・オプション」といいます。)を導入しました。

信託型ストック・オプションとは、将来の企業価値向上に備えて、良い条件のストック・オプションを信託に冷凍保存するという新しいタイプのストック・オプションです。通常のストック・オプションとは異なり、発行した後から貢献度に応じて付与することができるという点から、従来の課題を解決するインセンティブ制度として各方面から注目を浴びています。

信託型ストック・オプションについて詳しく知りたい方は、以下の信託型ストック・オプションの基礎的な解説記事を参照ください。
⇒【経営者向け】話題の「信託型ストックオプション」を徹底解説

今回は、信託型ストック・オプションを導入した背景や想い、パートナーとしてSOICOを選んで頂いた理由等をお伺い致しました。

【課題・要望】
・入社時期にかかわらず、従業員にフェアにインセンティブを付与したい

【解決策】
・信託型ストックオプション(タイムカプセルストックオプション)の導入

【期待・成果】
・会社に貢献してくれていて、かつ、一緒に働き続けてほしい方が前向きに仕事をするためのインセンティブ制度
・中長期的な採用力の強化

信託型ストック・オプションの導入理由を教えて下さい

コインスペース株式会社代表取締役栗原様

コインスペース株式会社 代表取締役 栗原知也氏

「仲間になってくれる方にフェアにインセンティブを付与したい」という想いが強かったからです。

私はもともと金融系の会社で働いていたので、ストックオプションには様々な仕組みがあるということ自体は把握していました。ただし通常のストックオプションは、後から入社してくれた社員の方には公平に付与できないという課題感があり、導入には踏み込めませんでした。また、株主の出資比率といったバランスを考慮すると、ストックオプションの発行枠を大きく取ったり生株を渡したり、ということも難しいと考えていました。そこで、一気に人を増やしていくにあたり、いかにフェアにインセンティブを付けるかという点に非常に苦慮していました。

そんなとき、新しいインセンティブプランとして認知され始めていた「信託型」の存在を耳にしました。そして、まとめて発行したストックオプションを信託に入れておくことで、入社時期を問わず、ポイント制でストックオプションを付与できるようになるという仕組みは、非常に魅力的だなと思いました。

弊社を選択していただいた理由を教えてください

理由は大きく2つあります。

1つめは、パッケージでご対応頂ける点が、非常に助かるなと感じたからです。
当時はまだ新しいスキームと呼ばれていて、上場企業でも導入例が少なく、制度面や法規制の面で少なからず心配なところがありました。この点、SOICOさんでは信託型ストックオプションの導入から発行・運用まで一貫してサポートしてくれると聞いていました。また、話を進める中で、この分野で圧倒的ナンバーワンだと思ったので、選択する決め手になりました。

2つめは、導入にかかる費用が比較的安く、会社の規模感に合っていたからです。
信託を使うので、ある程度まとまった費用がかかるものとは見込んでいました。しかし他の会社で1千万円超の見積もりをいただいて、我々のように、事業成長に向けた資金をより必要とする会社には負担し得ないなと考えていました。この点、SOICOさんでは比較的リーズナブルな金額で回答を頂きました。検討した会社の中では絶対額が安く、支払い方法はフレキシブルでスタートアップの気持ちに寄り添ってくれていたため、最も条件が良いと思いました。

SOICOで信託型ストック・オプションを発行して良かったと感じた点はございますか?

SOICO土岐・遠藤@コインスペース株式会社

写真左:SOICO株式会社 マーケティング 遠藤由規
写真右:SOICO株式会社 取締役COO 土岐彩花

バリュエーションやストックオプションの運用面で親身にアドバイスいただけたことが良かったなと感じています。

シリーズAの少し前の段階で導入しましたが、株価も含めて企業価値をどのように算定するかという点が、テクニカルで少し難しかったかなと思います。加えて、まだ人があまりいない中で、どのように運用を回していくのか、どのタイミングで付与すれば良いのかというのも分からない状況でした。

SOICOさんでは、行使価額を決める上で、弊社の企業価値をどのように考えれば良いのか、そして資金調達を控える状況での発行のタイミングはどのようにすれば良いかなど、我々が悩んでいた部分に明確な回答を頂きました。疑問点をクリアにした上で最適な提案をいただけた上、合わせて投資家の紹介もあったので、非常に安心感を持って任せることができました。

そしてポイント付与プログラムは、このスキームの一番の要ですが、雛形の提供にとどまりませんでした。打ち合わせを何度か重ねて、ポイントの付与の方法を親身になって作成して頂きました。途中で変更できないものなので、自社の実態に合った規定を作成してもらえるのは大きいなと感じました。

信託型ストック・オプションに期待している事は何でしょうか?

会社に貢献してくれていて、かつ、一緒に働き続けてほしい方が、前向きに仕事をするためのインセンティブとして機能させたいです。

スタートアップで平均年収以上の給与を支払うのは難しさもあるところ、信託型ストックオプションは従業員の方に長く、ポジティブに働いてもらうための効果を期待でき、バランスの良い報酬体制だと捉えています。

他方、人材採用の場面でもストックオプションの認知は広がってきていて、「あれば”プラスアルファ”良いねの時代」から、最近では「無いと”マイナス”の時代」に変わってきてもいます。この点、弊社は信託型ストックオプションを導入しているので、今頑張ってくれている従業員にも、これから入ってくれるエンジニアの方にも、将来的にストックオプションを付与して報いることができるのではないかなと考えています。

信託型ストック・オプションを導入する上で困難だったことは何ですか?

企業価値算定と株価評価をするにあたって、合理的で説明のつく数字を考えるというところで困難さを感じました。ストックオプション発行に先立って行う、こうしたバリュエーションの部分でも、ある程度の金額がかかることは知っていました。しかしながら自社でやるとしても、事業計画にはいろいろなシナリオが考えられます。どのような観点から計算式を立てれば良いか、具体的なイメージが湧きませんでした。

SOICOさんが評価会社を紹介してくださって、リーズナブルかつスピード感を持って進めてくださったので、乗り越えることができました。

貴社の今後の目標やビジョンを教えて下さい!

コインスペース株式会社代表取締役栗原様

コインスペース株式会社 代表取締役 栗原知也氏

今年と来年は、店舗数をさらに増やしていく予定です。

加えて、個人をエンパワメントするようなサービスも作っていきたいと考えています。例えば、coin space は各店舗を合わせると、スタートアップの会社様、数十社にご利用いただいています。普段はフリーで仕事場として使っていただき、必要なときはオンラインで専門家と繋ぐことで相談する機会を設けられると、メリットを提供できるのではないかと思います。また、東京に集まっているプロフェッショナルサービスを郊外・地方にもご提供できれば、そうした地域の生活の質が高まる可能性があると思うので、こうしたことも実現できればと思っています。

▼コインスペース株式会社のHPはこちら

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