楽天NISAの引き出し方法|手順とデメリットを解説

証券会社で資産運用を始めたいけれど、どこを選べばいいか分からないとお悩みではありませんか。
証券会社は数多くあり、手数料やサービス内容も様々なため、自分に合った会社を見つけるのは簡単ではありません。
この記事では、証券会社での運用の基本から選び方のポイント、おすすめの証券会社まで詳しく解説します。口座開設の手順や運用方法も具体的に紹介するので、初心者の方でも安心して資産運用を始められます。
自分に合った証券会社を見つけて、計画的な資産形成を始めましょう。
目次
証券会社での運用とは?
証券会社での運用とは、証券会社に口座を開設して株式や投資信託などの金融商品を購入し、資産を増やしていく方法です。
銀行預金と違い、運用成果によって資産が増減するため、計画的に取り組むことが大切です。
証券会社では、投資信託や株式、債券、ETF(上場投資信託)など、様々な金融商品を購入できます。
NISAやiDeCoといった税制優遇制度を活用した運用も可能です。
インターネット経由で24時間いつでも取引でき、少額から投資を始められる点が特徴です。多くの証券会社では100円から投資信託を購入できるため、初心者でも気軽にスタートできます。
また、スマートフォンアプリやパソコン用の取引ツールが充実しており、リアルタイムで株価をチェックしたり、売買注文を出したりできます。
投資に関する情報やレポートも無料で閲覧できるため、知識を深めながら運用を進められます。
運用会社と証券会社は、それぞれ異なる役割を持っています。
運用会社は投資信託などの金融商品を作り、実際に資産を運用する会社です。一方、証券会社は投資家と運用会社をつなぐ販売窓口の役割を果たします。
例えば、投資信託を購入する場合、運用会社が商品を設計・運用し、証券会社がその商品を投資家に販売します。
投資家は証券会社を通じて投資信託を購入し、運用会社が運用した成果を受け取る仕組みです。
証券会社は多数の運用会社の商品を取り扱っているため、投資家は様々な選択肢の中から自分に合った商品を選べます。
証券会社によって取扱商品数や手数料が異なるため、自分の投資スタイルに合った証券会社を選ぶことが重要です。
証券会社で運用する最大のメリットは、銀行預金よりも高いリターンを期待できる点です。
超低金利の現在、銀行預金だけでは資産を増やすのは難しいですが、証券会社での運用なら長期的に資産を成長させる可能性があります。
証券会社で運用する主なメリット
税制優遇制度を活用できる
世界中の株式や債券に分散投資できる
少額から始められる(100円〜)
また、NISAやiDeCoといった税制優遇制度を活用できる点も大きな魅力です。NISAでは投資で得た利益が非課税になるため、効率的に資産を増やせます。
さらに、証券会社では投資信託を通じて世界中の株式や債券に分散投資できます。日本だけでなく米国や新興国など、成長性の高い地域にも投資できるため、リスクを分散しながら資産を増やせます。
少額から始められる点も初心者にとって大きなメリットです。多くの証券会社では100円から投資信託を購入できるため、まずは小さな金額で投資を体験し、慣れてから投資額を増やすこともできます。
証券会社を選ぶ際は、手数料の安さや取扱商品の豊富さなど、複数の観点から比較することが大切です。
自分の投資スタイルや目的に合った証券会社を選ぶことで、効率的に資産運用を進められます。
手数料は運用成果に直接影響するため、できるだけ安い証券会社を選ぶことが重要です。
株式の売買手数料や投資信託の購入時手数料、口座管理手数料などを比較しましょう。
ネット証券の多くは株式の売買手数料が無料または格安に設定されています。投資信託も購入時手数料が無料(ノーロード)の商品が増えており、コストを抑えて運用できる環境が整っています。
投資信託の取扱数が多い証券会社ほど、自分に合った商品を見つけやすくなります。
特に、低コストで人気の高いインデックスファンドが充実しているかを確認しましょう。
SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券は2,000本以上の投資信託を取り扱っており、幅広い選択肢の中から選べます。
投資対象地域や資産クラスのバリエーションが豊富な証券会社を選ぶと、分散投資がしやすくなります。
2024年から始まった新NISA制度を活用するなら、NISA口座の使い勝手が良い証券会社を選びましょう。
つみたて投資枠と成長投資枠の両方に対応しているか、NISA対象商品が豊富かを確認することが大切です。
新NISAの主なポイント
年間投資枠:最大360万円(つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円)
非課税保有限度額:生涯で1,800万円
非課税期間:無期限
スマートフォンアプリやパソコン用の取引ツールが使いやすいかどうかも重要なポイントです。
直感的に操作できるデザインや、必要な情報にすぐアクセスできる機能があると、ストレスなく取引できます。
特に初心者の方は、シンプルで分かりやすいインターフェースの証券会社を選ぶと良いでしょう。
デモ画面や口コミを参考に、実際の使用感を確認してから口座開設することをおすすめします。
クレジットカードでの積立投資でポイントが貯まる証券会社や、保有している投資信託の残高に応じてポイントが付与される証券会社もあります。
楽天証券なら楽天ポイント、SBI証券ならVポイントやPontaポイントなど、複数のポイントプログラムから選べます。
貯まったポイントを投資に使える「ポイント投資」ができる証券会社なら、現金を使わずに投資を始められるため、初心者にとってハードルが低くなります。
投資初心者の方は、電話やチャットでのサポートが充実している証券会社を選ぶと安心です。
操作方法や商品選びで困ったときに、すぐに相談できる体制が整っているかを確認しましょう。
松井証券やマネックス証券などは、サポート体制の充実度で高い評価を得ています。営業時間が長い証券会社や、土日も対応している証券会社もあるため、自分のライフスタイルに合ったサポート体制を選びましょう。
投資信託だけでなく、個別株や米国株、IPO(新規公開株)など、自分が運用したい商品を取り扱っているかを確認しましょう。
特に米国株投資に興味がある方は、取扱銘柄数や為替手数料を比較することが大切です。
マネックス証券やSBI証券は米国株の取扱銘柄数が5,000銘柄以上と多く、米国株投資に力を入れています。
IPO投資に興味がある方は、IPO取扱件数が多い証券会社を選ぶと、当選のチャンスが増えます。
資産運用におすすめの証券会社5社
ここでは、初心者から上級者まで幅広く利用されている、おすすめの証券会社5社を紹介します。
それぞれの特徴や強みを理解して、自分に合った証券会社を選びましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は国内最大級のネット証券で、口座開設数は約1,500万口座を誇ります。
投資信託の取扱数は約2,600本と業界トップクラスで、株式の売買手数料も原則無料と非常にリーズナブルです。
SBI証券の主な特徴
投資信託取扱数:約2,600本(業界トップクラス)
株式売買手数料:原則無料
米国株:約5,000銘柄
ポイント:5種類から選択可能
新NISAにも完全対応しており、つみたて投資枠では約271本の投資信託から選べます。Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALポイント、PayPayポイントの5種類のポイントから好きなものを選べる点も魅力です。
米国株は約5,000銘柄を取り扱い、外国株も8カ国に対応しています。IPOの取扱件数も年間78銘柄(2024年実績)と多く、主幹事も12社務めるなど、IPO投資にも強みがあります。
取引ツールも充実しており、パソコン用の「HYPER SBI 2」やスマートフォンアプリなど、多様なツールが無料で利用できます。総合力の高さから、初心者から上級者まで幅広くおすすめできる証券会社です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄 ※2025年2月28日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は楽天グループのネット証券で、約1,200万口座を持つ人気の証券会社です。
最大の特徴は、楽天ポイントが貯まる・使えるポイントプログラムの充実度です。
楽天カードでの投資信託積立で最大1%のポイント還元を受けられるほか、投資信託の保有残高に応じてもポイントが貯まります。貯まったポイントは投資信託の購入に使えるため、現金を使わずに投資を始めることも可能です。
投資信託の取扱数は約2,550本、株式の売買手数料は原則無料です。米国株は約4,500銘柄を取り扱い、6カ国の外国株に投資できます。新NISA対応も万全で、つみたて投資枠では約200本の投資信託から選べます。
取引ツール「MARKET SPEED Ⅱ」は高機能で使いやすく、スマートフォンアプリ「iSPEED」も直感的な操作が可能です。楽天経済圏を活用している方には特におすすめの証券会社です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は米国株投資に強みを持つネット証券で、約5,000銘柄の米国株を取り扱っています。
米国株の取引手数料も業界最低水準で、為替手数料も安く設定されているため、米国株投資を考えている方に最適です。
投資信託の取扱数は約1,800本で、新NISA対応のつみたて投資枠では約217本から選べます。株式の売買手数料は55円~1,070円(税込)と、一部有料ですが、サービスの質の高さで人気があります。
IPO取扱件数は年間54銘柄(2024年実績)と豊富で、完全平等抽選を採用しているため、資金量に関係なく誰でも当選のチャンスがあります。
取引ツール「マネックストレーダー」をはじめ、17種類のパソコン用ツールと15種類のスマートフォンアプリが用意されており、自分の投資スタイルに合ったツールを選べます。米国株投資を本格的に始めたい方におすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は創業100年以上の歴史を持つ老舗証券会社で、サポート体制の充実度で高い評価を得ています。
電話サポートの対応が丁寧で、初心者でも安心して利用できる証券会社です。
松井証券の手数料体系
25歳以下:株式売買手数料完全無料
26歳以上:1日の約定代金50万円まで無料
投資信託の取扱数は約1,900本で、新NISA対応のつみたて投資枠では約250本から選べます。米国株は約4,900銘柄を取り扱い、IPO取扱件数は年間54銘柄(2024年実績)と豊富です。
松井証券ポイントが貯まり、投資信託の購入や商品交換に利用できます。取引ツール「マーケットラボ」など12種類のパソコン用ツールと、8種類のスマートフォンアプリが用意されています。
口座開設は最短即日で完了するため、すぐに投資を始めたい方にも向いています。手厚いサポートを受けながら投資を始めたい初心者の方におすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,800,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【ワンショット手数料コース】 約定代金5万円以下:55円(税込) 約定代金50万円超:1,070円(税込)【一日定額手数料コース】 1日100万円まで:0円 1日300万円まで:2,750円(税込) 以降300万円ごとに:2,750円(税込)加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄(2025年4月時点) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(1,155銘柄) |
| 投資信託 | 約1,853本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約1,050銘柄(2025年4月時点) |
| 取引ツール(PC) | kabuステーション / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | 三菱UFJ eスマート証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行 / auじぶん銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短翌営業日(スマートフォンによるオンライン申込) |
三菱UFJeスマート証券(旧auカブコム証券)は、三菱UFJフィナンシャル・グループの一員であるネット証券です。
Pontaポイントが貯まる・使えるポイントプログラムが特徴で、au経済圏を活用している方に最適です。
投資信託の取扱数は約1,800本で、新NISA対応のつみたて投資枠では約250本から選べます。株式の売買手数料は、ワンショット手数料コースで55円~4,059円、一日定額手数料コースなら100万円以下は無料です。
プチ株®という単元未満株取引サービスがあり、1株から株式を購入できるため、少額から個別株投資を始められます。
米国株は約1,050銘柄を取り扱い、IPO取扱件数は年間20銘柄(2024年実績)です。取引ツール「kabuステーション®」など16種類のパソコン用ツールと、7種類のスマートフォンアプリが用意されています。
三菱UFJグループの安心感と、Pontaポイントの活用を重視する方におすすめです。
証券会社で資産を運用する方法は、大きく分けて投資信託、個別株、ETFの3つがあります。
それぞれの特徴を理解して、自分に合った運用方法を選びましょう。
投資信託は、多数の投資家から集めた資金をプロが運用する商品です。
1つの投資信託で数十~数百の銘柄に分散投資できるため、リスクを抑えながら運用できます。
100円から購入できる証券会社が多く、初心者でも気軽に始められる点が魅力です。毎月一定額を自動的に積み立てる「積立投資」も可能で、忙しい方でも無理なく続けられます。
投資信託には、日経平均株価などの指数に連動するインデックスファンドと、指数を上回る運用を目指すアクティブファンドがあります。初心者の方には、低コストで分かりやすいインデックスファンドがおすすめです。
新NISAのつみたて投資枠では、金融庁が選定した長期・積立・分散投資に適した投資信託のみが対象となっており、初心者でも安心して選べます。
個別株は、特定の企業の株式を購入して運用する方法です。
企業の成長に応じて株価が上昇すれば大きな利益を得られる可能性がありますが、企業業績が悪化すれば損失を被るリスクもあります。
個別株投資の魅力
配当金を定期的に受け取れる
株主優待を楽しめる
企業の成長に応じた大きなリターンの可能性
配当金を受け取れる点も個別株の魅力です。配当利回りが高い企業の株式を保有すれば、定期的な収入を得ながら資産を増やせます。株主優待を実施している企業も多く、商品券や自社製品を受け取れる楽しみもあります。
個別株投資には、企業分析や財務諸表の読み方など、ある程度の知識が必要です。まずは自分がよく知っている業界や、日常的に利用している企業の株式から始めると良いでしょう。
単元未満株(ミニ株)サービスを利用すれば、通常100株単位でしか買えない株式を1株から購入できます。SBI証券の「S株」や楽天証券の「かぶミニ®」などのサービスを活用すれば、少額から個別株投資を始められます。
ETF(上場投資信託)は、投資信託と個別株の特徴を併せ持つ商品です。
日経平均株価やS&P500などの指数に連動する運用成果を目指しており、株式市場に上場しているため、株式と同じようにリアルタイムで売買できます。
投資信託と比べて信託報酬(運用管理費用)が低い傾向にあり、長期保有する場合はコストを抑えられます。
また、取引所の取引時間中ならいつでも売買できるため、柔軟な取引が可能です。
ETFは分散投資の効果を得られる点も魅力です。例えば、日経平均株価に連動するETFを1つ購入すれば、日経平均を構成する225社の株式に分散投資したのと同じ効果が得られます。
ただし、ETFは投資信託と違って積立投資の設定ができない証券会社もあるため、定期的に購入する場合は手動で注文する必要があります。
投資信託とETFの特徴を理解して、自分の投資スタイルに合った方を選びましょう。
口座開設から運用開始までの流れ
証券会社での口座開設は、オンラインで簡単に手続きできます。
ここでは、口座開設から実際に運用を始めるまでの流れを詳しく解説します。
口座開設の手順は、証券会社によって多少異なりますが、基本的な流れは共通しています。
まず、証券会社の公式サイトにアクセスし、「口座開設」ボタンをクリックします。
次に、メールアドレスを登録し、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)をスマートフォンで撮影してアップロードします。マイナンバーカードがあれば、最短で即日~翌営業日に口座開設が完了する証券会社もあります。
本人情報(氏名、住所、職業など)を入力し、特定口座の開設有無やNISA口座の開設希望を選択します。特定口座(源泉徴収あり)を選ぶと、証券会社が税金を自動的に計算・納付してくれるため、確定申告が不要になります。
審査が完了すると、ログインIDとパスワードがメールまたは郵送で届きます。これで口座開設は完了です。
口座開設が完了したら、証券口座に資金を入金します。
入金方法は、銀行振込、即時入金(リアルタイム入金)、自動引き落としの3つが一般的です。
即時入金は、提携銀行のインターネットバンキングから手数料無料で即座に入金できる便利な方法です。SBI証券や楽天証券など、多くのネット証券が複数の銀行と提携しています。
銀行振込を利用する場合は、振込手数料が自己負担となることが多いため、即時入金が利用できる銀行口座を持っていると便利です。
自動引き落としは、毎月一定額を自動的に証券口座に入金できるため、積立投資に適しています。
入金が完了したら、いよいよ商品を購入します。
投資信託を購入する場合は、証券会社のサイトやアプリで「投資信託」メニューを選び、購入したいファンドを検索します。
ファンド名や運用会社名、投資対象地域などで絞り込み検索ができます。気になるファンドを見つけたら、詳細ページで運用方針や手数料、過去の運用実績などを確認しましょう。
購入する場合は、「購入」または「積立設定」ボタンをクリックし、購入金額や積立頻度を入力します。NISA口座で購入する場合は、「NISA口座で購入」を選択することを忘れないようにしましょう。
注文内容を確認し、問題がなければ注文を確定します。投資信託は通常、注文日の翌営業日以降に購入価格が確定します。
運用を始めたら、定期的に資産状況を確認することが大切です。
月に1回程度、証券会社のサイトやアプリで保有資産の評価額や損益をチェックしましょう。
ただし、短期的な値動きに一喜一憂する必要はありません。特に積立投資を行っている場合は、長期的な視点で資産の成長を見守ることが重要です。
年に1回程度、ポートフォリオのバランスを見直し、必要に応じてリバランス(資産配分の調整)を行いましょう。例えば、株式の比率が当初の計画よりも大きくなっている場合は、一部を売却して債券などに振り替えることで、リスクを適切に管理できます。
また、ライフイベント(結婚、出産、転職など)が発生した際は、投資方針を見直すタイミングです。リスク許容度や投資期間が変わる可能性があるため、必要に応じて投資配分を調整しましょう。
資産運用の目的は人それぞれ異なります。
ここでは、代表的な4つの運用目的別に、おすすめの証券会社と投資戦略を紹介します。
| 項目 | 内容 |
| おすすめ証券会社 | SBI証券、楽天証券、マネックス証券 |
| 推奨商品 | インデックスファンド(全世界株式、米国株式)、バランスファンド |
| 投資期間 | 10年以上の長期 |
| 活用制度 | 新NISA(つみたて投資枠)、iDeCo |
老後資金の準備には、長期・積立・分散投資が基本です。
新NISAのつみたて投資枠やiDeCoを活用して、税制優遇を受けながら積立投資を行いましょう。
全世界株式や米国株式のインデックスファンドは、長期的に安定した成長が期待できます。年齢が若いうちは株式中心のポートフォリオを組み、定年が近づくにつれて債券の比率を増やすなど、年齢に応じた資産配分の調整が重要です。
| 項目 | 内容 |
| おすすめ証券会社 | SBI証券、楽天証券、松井証券 |
| 推奨商品 | バランスファンド、債券ファンド、インデックスファンド |
| 投資期間 | 5年~15年程度 |
| 活用制度 | 新NISA(つみたて投資枠、成長投資枠) |
教育資金は、子どもの年齢に応じて必要になる時期が明確です。
大学入学まで10年以上ある場合は株式中心の運用、5年以内に必要な場合は債券やバランスファンドでリスクを抑えた運用が適しています。
新NISAを活用すれば、運用益が非課税になるため、効率的に教育資金を準備できます。必要な時期の2~3年前からは、徐々に現金化を進めて元本割れリスクを避けることも検討しましょう。
| 項目 | 内容 |
| おすすめ証券会社 | SBI証券、マネックス証券、楽天証券 |
| 推奨商品 | 個別株、米国株、テーマ型ファンド、ETF |
| 投資期間 | 3年~10年程度 |
| 活用制度 | 新NISA(成長投資枠) |
余裕資金の運用では、ある程度リスクを取って高いリターンを狙うこともできます。
個別株や米国株、成長が期待できるテーマ型ファンドなど、多様な選択肢があります。
ただし、余裕資金といえども全額をリスク資産に投じるのは避けましょう。生活費の3~6カ月分は預貯金として確保し、残りの資金で運用するのが賢明です。
新NISAの成長投資枠を活用すれば、個別株やETFの運用益も非課税になります。
| 項目 | 内容 |
| おすすめ証券会社 | SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券 |
| 推奨商品 | インデックスファンド、バランスファンド |
| 投資期間 | 10年以上の長期 |
| 活用制度 | 新NISA、iDeCo |
節税効果を最大化するなら、新NISAとiDeCoの両方を活用しましょう。
新NISAでは運用益が非課税、iDeCoでは掛金が全額所得控除の対象となり、運用益も非課税です。
iDeCoは60歳まで引き出せないため、老後資金の準備に特化した制度です。新NISAはいつでも引き出せるため、柔軟に活用できます。両制度を組み合わせることで、税制優遇を最大限に活用しながら資産形成を進められます。
ポートフォリオの組み方
資産運用では、複数の商品に分散投資してポートフォリオを組むことが重要です。
リスクとリターンのバランスを考えながら、自分に合った資産配分を決めましょう。
リスク許容度とは、どの程度の損失まで受け入れられるかを示す指標です。
年齢、収入、家族構成、投資経験などによって、リスク許容度は異なります。
一般的に、若い世代ほどリスク許容度が高く、株式中心のポートフォリオを組むことができます。一方、定年が近い世代や、安定した収入を求める方は、債券やバランスファンドを中心にリスクを抑えた運用が適しています。
リスク許容度を判断する際は、「資産が30%減少しても冷静に保有し続けられるか」を自問してみましょう。不安を感じる場合は、株式の比率を下げて債券や現金の比率を増やすことで、精神的な負担を軽減できます。
年代別の標準的なポートフォリオ例を紹介します。あくまで目安なので、自分の状況に合わせて調整してください。
リバランスとは、資産配分を当初の計画に戻す作業です。
株価が上昇すると株式の比率が高まり、リスクが増大するため、定期的にリバランスを行うことが重要です。
リバランスのタイミングは、年に1回程度が目安です。例えば、毎年12月末や自分の誕生月など、決まった時期に資産配分を確認し、計画から大きく外れている場合は調整しましょう。
具体的には、比率が高まった資産を一部売却し、比率が下がった資産を購入します。新NISAでは売却しても非課税枠が翌年復活するため、柔軟にリバランスできます。
ただし、頻繁な売買は手数料がかかる場合もあるため、大きな乖離が生じた時のみ調整するのが賢明です。
証券会社での運用で気をつけたいこと
証券会社での運用にはリスクが伴います。
ここでは、運用を始める前に知っておくべき注意点を解説します。
投資信託や株式などの金融商品は、元本が保証されていません。
市場環境の変化により、投資した金額を下回る可能性があります。
特に、株式中心のファンドや個別株は価格変動が大きく、短期的には大きく値下がりすることもあります。しかし、長期的に保有することで、短期的な変動リスクを軽減できる傾向があります。
元本割れのリスクを抑えるには、分散投資と長期投資が基本です。複数の資産や地域に分散し、時間をかけてじっくり運用することで、リスクを管理しながら資産を増やせます。
証券会社や投資信託には、様々な手数料がかかります。
売買手数料、信託報酬、為替手数料などが代表的です。
特に信託報酬(運用管理費用)は、保有している間ずっと発生するコストです。年率0.1%と1.0%では、長期的に大きな差が生まれます。できるだけ低コストの商品を選ぶことが、運用成果を高めるポイントです。
頻繁に売買を繰り返すと、手数料がかさんで利益を圧迫します。短期売買を繰り返すのではなく、長期保有を前提とした運用を心がけましょう。
特定口座(源泉徴収あり)で取引している場合、証券会社が自動的に税金を計算・納付してくれるため、確定申告は原則不要です。
しかし、複数の証券口座で取引している場合や、損失を繰り越したい場合は確定申告が必要になります。
NISA口座で得た利益は非課税のため、確定申告は不要です。ただし、NISA口座と課税口座の両方で取引している場合は、課税口座の損益について確認が必要です。
税金の取り扱いは複雑なため、不明点がある場合は税理士や税務署に相談することをおすすめします。
証券会社では、レバレッジ型ファンドや仕組債、デリバティブ商品など、複雑な金融商品も取り扱っています。
これらの商品は仕組みが複雑で、リスクも高いため、初心者には不向きです。
特にレバレッジ型ファンドは、短期的に大きな利益を狙える反面、損失も拡大しやすい特徴があります。長期投資には適さないため、初心者は避けるべきです。
まずは、インデックスファンドや国内外の株式・債券に投資するシンプルな商品から始めましょう。仕組みが理解できない商品には投資しないことが、資産を守る基本です。
証券会社を乗り換えたいときの方法
証券会社を使い始めてから、他社の方が有利だと気づくこともあります。
ここでは、証券会社を乗り換える際のポイントを解説します。
証券会社を乗り換えるべきタイミングは、手数料やサービス内容に不満を感じたときです。
例えば、他社の方が手数料が安い、取扱商品が豊富、取引ツールが使いやすいなどの理由があれば、乗り換えを検討しましょう。
ただし、乗り換えには手間やコストがかかる場合もあります。保有している商品を売却せずに移管する場合は、移管手数料が発生することがあります。乗り換えのメリットとデメリットを比較して、慎重に判断しましょう。
証券会社を乗り換える方法は、保有商品を売却してから新しい証券会社で買い直す方法と、保有商品を移管する方法の2つがあります。
売却して買い直す方法は手続きが簡単ですが、売却時に税金が発生する可能性があります。また、売却から買い直しまでの間に価格が変動するリスクもあります。
移管する方法は、保有商品をそのまま新しい証券会社に移せるため、税金や価格変動のリスクを避けられます。ただし、移管手数料が1銘柄あたり数千円かかることが多いため、保有銘柄数が多い場合はコストが高くなります。
NISA口座の移管には特別な手続きが必要で、年に1回しか変更できません。NISA口座を移管する場合は、金融機関変更の手続きを行いましょう。
証券会社を完全に乗り換えるのではなく、複数の証券口座を持つことも有効な戦略です。
証券会社ごとに強みが異なるため、用途に応じて使い分けることで、それぞれのメリットを享受できます。
例えば、投資信託の積立はSBI証券、米国株投資はマネックス証券、IPO投資はSMBC日興証券といった使い分けが可能です。
ただし、口座が増えると管理が煩雑になるため、2~3社程度に絞るのが現実的です。
複数口座を持つ場合は、特定口座(源泉徴収あり)を選んでおけば、各証券会社で税金が自動計算されるため、確定申告の手間を省けます。
投資信託なら100円から始められる証券会社が多いため、少額から運用を開始できます。個別株も単元未満株サービスを利用すれば、数百円から購入可能です。まずは月1,000円~3,000円程度の少額から始めて、慣れてきたら投資額を増やすと良いでしょう。
はい、複数の証券会社で口座を持つことは可能です。ただし、NISA口座は1人1口座までと決まっているため、複数の証券会社でNISA口座を開設することはできません。課税口座は何社でも開設できるため、用途に応じて使い分けることができます。
証券会社が破綻しても、顧客の資産は分別管理されているため、原則として全額保護されます。また、日本投資者保護基金により、万が一分別管理が適切に行われていなかった場合でも、1人あたり1,000万円まで補償されます。
NISA口座は、取扱商品が豊富で手数料が安い証券会社で開設するのがおすすめです。SBI証券や楽天証券は、NISA対象の投資信託が200本以上あり、株式の売買手数料も無料なので、初心者から上級者まで幅広く利用されています。ポイント還元プログラムも充実しているため、お得に運用できます。
初心者の方には、投資信託の積立投資がおすすめです。全世界株式や米国株式のインデックスファンドを毎月一定額ずつ積み立てることで、リスクを抑えながら長期的に資産を増やせます。新NISAのつみたて投資枠を活用すれば、運用益が非課税になるため、より効率的に資産形成ができます。まずは月3,000円~1万円程度から始めてみましょう。
証券会社での運用は、銀行預金よりも高いリターンを期待できる資産形成の方法です。
投資信託や株式、ETFなど多様な商品に投資でき、NISAやiDeCoといった税制優遇制度も活用できます。
証券会社を選ぶ際は、手数料の安さ、取扱商品の豊富さ、NISA対応、取引ツールの使いやすさなどを総合的に比較しましょう。SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券は、初心者から上級者まで幅広くおすすめできます。
口座開設はオンラインで簡単に手続きでき、最短即日~数日で完了します。まずは少額から投資信託の積立投資を始めて、徐々に投資額や商品の種類を増やしていくと良いでしょう。
長期・積立・分散投資を基本に、自分のリスク許容度や運用目的に合ったポートフォリオを組むことが成功の鍵です。定期的に資産状況を確認し、必要に応じてリバランスを行いながら、計画的に資産形成を進めましょう。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは各証券会社の公式サイトでご確認ください。
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