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まとまった資産を持つようになると、一般的な証券口座では物足りなさを感じることがあります。
富裕層向けの証券サービスは、専門家による資産運用アドバイスや相続対策など、通常の口座にはない付加価値を提供しています。
しかし、どの証券会社を選べばよいのか、手数料に見合うサービスなのか、判断が難しいと感じる方も多いでしょう。
この記事では、富裕層向けサービスを提供する証券会社の特徴や選び方、手数料体系を詳しく解説します。
国内外のプライベートバンクとの違いや、IFAなど相談先の選択肢も比較しながら、自分に合ったサービスを見つけるためのポイントをお伝えします。
目次
富裕層向け証券会社とは?
富裕層向け証券会社は、一定以上の金融資産を持つ顧客に対して、通常の証券口座では受けられない特別なサービスを提供する金融機関です。
専任の担当者が付き、資産運用から相続対策まで総合的にサポートしてくれるのが大きな特徴です。
一般的な証券口座との違いは、単なる取引の場ではなく、資産全体を見渡した戦略的なアドバイスを受けられる点にあります。
富裕層とは、一般的に金融資産を1億円以上保有する個人や世帯を指します。
野村総合研究所の調査では、富裕層は純金融資産保有額1億円以上5億円未満、超富裕層は5億円以上と定義されています。
証券会社の富裕層向けサービスは、最低預入金額として3,000万円から1億円程度を設定していることが多く、資産規模に応じてサービス内容が変わります。
必ずしも1億円以上の資産がなくても、富裕層向けサービスの一部を利用できる場合があります。
自分の資産規模がどのサービスに該当するかを確認することが、証券会社選びの第一歩です。
富裕層向けサービスには、一般的な証券口座にはない3つの大きな特徴があります。
富裕層向けサービスの3つの特徴
① 専任の担当者による個別対応
② 幅広い商品ラインナップへのアクセス
③ 相続・税務対策を含めた総合的なサポート
第一に、専任の担当者による個別対応です。資産運用の専門家が専属で付き、定期的な面談を通じて資産状況を把握し、最適な運用プランを提案してくれます。
担当者は証券アナリストやファイナンシャルプランナーなどの資格を持つことが多く、高度な専門知識を持っています。
第二に、幅広い商品ラインナップへのアクセスです。一般投資家には提供されない機関投資家向け商品や、海外のヘッジファンド、プライベートエクイティなど、多様な投資機会が用意されています。
第三に、相続・税務対策を含めた総合的なサポートです。資産運用だけでなく、相続税対策や事業承継、不動産活用など、資産全体を見渡したアドバイスを受けられます。
税理士や弁護士とも連携し、複雑な課題にも対応できる体制が整っています。
富裕層向け証券サービスとプライベートバンクは似ていますが、厳密には異なります。
プライベートバンクは、資産運用に加えて、不動産管理、美術品投資、コンシェルジュサービスなど、生活全般にわたる包括的なサービスを提供します。
一方、証券会社の富裕層向けサービスは、主に金融資産の運用に特化しています。
ただし、大手証券会社の中には「プライベートバンク部門」を設けて、銀行系プライベートバンクに近いサービスを提供しているところもあります。
最低預入金額もプライベートバンクの方が高く設定されていることが多く、海外の著名なプライベートバンクでは数億円以上が求められることもあります。
自分の資産規模とニーズに合わせて、どちらが適切かを判断することが大切です。
富裕層向け証券会社を選ぶ5つのポイント
富裕層向けサービスを提供する証券会社は複数ありますが、それぞれに特徴があります。
自分に合った証券会社を選ぶために、以下の5つのポイントを確認しましょう。
富裕層向けサービスには、最低預入金額が設定されています。
多くの証券会社では3,000万円から1億円程度が目安ですが、サービス内容によってはさらに高額な場合もあります。
自分の資産規模が条件を満たしているかを事前に確認することが重要です。
また、預入金額だけでなく、取引実績や年齢などの条件が設けられている場合もあります。
利用条件を満たせば、より手厚いサポートを受けられるサービスにステップアップできる仕組みもあります。
富裕層向けサービスの手数料は、一般的な証券口座よりも高めに設定されています。
預かり資産残高に応じた管理料や、取引ごとの手数料など、複数の費用が発生します。
手数料体系が明確で、どのサービスにどれだけのコストがかかるのかを事前に理解できる証券会社を選ぶことが大切です。
高い手数料を支払う以上、それに見合う付加価値があるかを冷静に判断しましょう。
手数料の内訳を詳しく説明してくれる担当者がいるかどうかも、信頼性を測る指標になります。
富裕層向けサービスの価値は、担当者の質に大きく左右されます。
証券アナリストやファイナンシャルプランナー、国際資格を持つ専門家が在籍しているかを確認しましょう。
また、定期的な面談の頻度や、緊急時の連絡体制も重要です。
市場が大きく変動した際にすぐに相談できる体制が整っているか、担当者が変わった場合の引継ぎがスムーズかなども、長期的な関係を築く上で確認しておきたいポイントです。
富裕層向けサービスでは、一般投資家には提供されない商品にアクセスできることが大きなメリットです。
国内外の株式・債券はもちろん、ヘッジファンドやプライベートエクイティ、仕組債、不動産投資信託など、多様な選択肢があるかを確認しましょう。
特に海外投資を重視する場合は、海外市場へのアクセスや外貨建て商品の充実度が重要です。
グローバルなネットワークを持つ証券会社であれば、世界中の投資機会を提案してもらえます。
富裕層にとって、相続対策は避けて通れない課題です。
証券会社が相続税対策や事業承継のアドバイスを提供しているか、税理士や弁護士との連携体制があるかを確認しましょう。
生前贈与の活用や、資産の組み替えによる節税対策など、具体的な提案を受けられるかがポイントです。
また、万が一の際に家族がスムーズに資産を引き継げるよう、事前の準備をサポートしてくれるサービスがあると安心です。
富裕層向けサービスを提供する証券会社5社
ここでは、富裕層向けサービスを提供している主要な証券会社を5社紹介します。
それぞれの特徴を理解し、自分に合った証券会社を選ぶ参考にしてください。
野村證券は、大手証券会社の一つとして、富裕層向けサービスにも力を入れています。
プライベートバンク部門では、専任の担当者が資産運用から相続対策まで総合的にサポートします。
野村證券の特徴
国内外の幅広い商品ラインナップ
IPO取り扱い実績が豊富(2024年46銘柄、主幹事16社)
相続対策・事業承継の専門的サポート
国内外の幅広い商品ラインナップと、長年の実績に基づく情報提供力が強みです。
特にIPO(新規公開株)の取り扱い実績が豊富で、2024年には46銘柄を取り扱い、主幹事も16社務めました。
富裕層向けには、一般投資家には提供されない機関投資家向け商品へのアクセスも可能です。
相続対策や事業承継の相談にも対応しており、税理士や弁護士との連携体制が整っています。
最低預入金額は公表されていませんが、一般的には数千万円以上が目安とされています。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループとモルガン・スタンレーの合弁会社として、国内外のネットワークを活かしたサービスを提供しています。
特に海外投資に強みがあり、14カ国の外国株式を取り扱っています。
グローバルな視点での資産運用を希望する富裕層に適しています。
三菱UFJ銀行との連携により、銀行サービスと証券サービスをワンストップで利用できる利便性もあります。
プライベートバンク部門では、専任の担当者が資産全体を見渡したアドバイスを提供します。
相続対策や不動産活用など、複雑なニーズにも対応できる体制が整っています。
SMBC日興証券は、三井住友フィナンシャルグループの一員として、銀行との連携が強みです。
富裕層向けサービスでは、証券と銀行の両方の専門家がチームを組んで、総合的な資産管理をサポートします。
IPOの取り扱いも充実しており、2024年には52銘柄を取り扱い、主幹事も22社務めました。
IPO投資を重視する富裕層にとって、魅力的な選択肢です。
また、ダイレクトコースでは比較的低い手数料で取引できるため、コストを抑えたい方にも向いています。
相続対策では、三井住友信託銀行との連携により、遺言信託や資産承継の専門的なサポートを受けられます。
みずほ証券は、みずほフィナンシャルグループの証券会社として、幅広いサービスを提供しています。
特に海外投資に力を入れており、6カ国の外国株式を取り扱い、米国株は約6,500銘柄にアクセスできます。
富裕層向けサービスでは、専任の担当者が資産運用から相続対策まで総合的にサポートします。
みずほ銀行との連携により、預金・融資・証券を一体的に管理できる利便性もあります。
IPOの取り扱いも充実しており、2024年には43銘柄を取り扱い、主幹事も19社務めました。
グローバルな投資機会を重視する富裕層に適しています。
SBI証券は、ネット証券大手でありながら、富裕層向けのコンサルティングサービスも提供しています。
デジタルツールと対面サポートを組み合わせた、新しいタイプの富裕層向けサービスが特徴です。
約2,600本の投資信託や、米国株約5,000銘柄など、商品ラインナップが充実しています。
IPOの取り扱いも多く、2024年には78銘柄を取り扱い、主幹事も12社務めました。
手数料は他の大手証券会社と比べて低めに設定されており、コストを抑えながら専門家のアドバイスを受けたい富裕層に向いています。
オンラインでの資産管理ツールも充実しており、いつでも資産状況を確認できます。
証券会社・銀行・IFAを比較
富裕層が資産運用の相談先を選ぶ際、証券会社だけでなく、銀行やIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)も選択肢になります。
それぞれの特徴を理解し、自分に合った相談先を見つけましょう。
証券会社のプライベートバンク部門は、主に金融資産の運用に特化したサービスを提供します。
株式や債券、投資信託など、証券商品の取り扱いが豊富で、専門的な運用アドバイスを受けられます。
証券会社のメリット
IPOや機関投資家向け商品へのアクセス
相続対策・税務相談にも対応
税理士・弁護士との連携体制
大手証券会社では、IPOや機関投資家向け商品など、一般投資家には提供されない商品にアクセスできることが大きなメリットです。
また、相続対策や税務相談にも対応しており、税理士や弁護士との連携体制が整っています。
ただし、手数料は銀行やIFAと比べて高めに設定されていることが多く、預かり資産残高に応じた管理料や取引手数料が発生します。
サービス内容と手数料のバランスを確認することが重要です。
銀行のプライベートバンク部門は、預金・融資・証券を一体的に管理できることが強みです。
不動産投資や事業資金の融資など、銀行ならではのサービスを組み合わせた提案を受けられます。
信託銀行では、遺言信託や資産承継の専門的なサポートも提供しており、相続対策を重視する富裕層に適しています。
また、銀行の安定性や信頼性を重視する方にも向いています。
一方で、証券商品のラインナップは証券会社ほど充実していない場合があります。特に海外投資や複雑な金融商品へのアクセスは、証券会社の方が優れていることが多いです。
IFAは、特定の金融機関に所属せず、独立した立場で資産運用のアドバイスを提供する専門家です。
複数の金融機関の商品を比較し、顧客にとって最適な提案をしてくれることが大きなメリットです。
IFAのメリット
中立的なアドバイス(自社商品優先なし)
担当者が転勤しない(長期的な関係)
複数の金融機関の商品を比較可能
証券会社や銀行のように、自社商品を優先的に勧めることがないため、中立的なアドバイスを受けられます。
また、担当者が転勤することがなく、長期的な関係を築きやすいのも特徴です。
ただし、IFAによってサービスの質や専門性にばらつきがあるため、実績や資格、得意分野を確認することが重要です。また、IFA自体は商品を保有していないため、実際の取引は提携している証券会社を通じて行います。
実際には、1つの金融機関に資産を集中させるのではなく、複数の金融機関を使い分けている富裕層も多くいます。
例えば、証券会社では積極的な運用を行い、銀行では安定的な資産管理を行うといった使い分けです。
IFAには全体的な資産配分のアドバイスを受け、実際の取引は証券会社で行うという方法もあります。
複数の専門家の意見を聞くことで、より客観的な判断ができるメリットがあります。
富裕層向けサービスの手数料はどれくらい?
富裕層向けサービスを利用する際、手数料は重要な検討要素です。
一般的な証券口座よりも高めに設定されていますが、その分、専門家のサポートや付加価値が提供されます。
富裕層向けサービスでは、預かり資産残高に応じた管理料が発生することが一般的です。
年率で0.5%から2%程度が目安とされており、資産規模が大きいほど料率が低くなる傾向があります。
例えば、1億円の資産を預けた場合、年率1%であれば年間100万円の管理料がかかります。
この管理料には、専任担当者によるコンサルティングや定期的な運用報告、資産配分の見直しなどが含まれます。
管理料の料率は証券会社によって異なり、サービス内容によっても変わります。契約前に詳細な料金体系を確認し、どのサービスが含まれるのかを明確にしておくことが大切です。
預かり資産の管理料とは別に、取引ごとに手数料が発生します。
株式の売買手数料、投資信託の購入時手数料(販売手数料)、信託報酬など、商品によって手数料体系が異なります。
富裕層向けサービスでは、取引手数料が一般口座よりも優遇されている場合もあります。
一方で、複雑な商品や海外商品の場合は、通常よりも高い手数料が設定されていることもあります。
特に注意したいのは、仕組債やヘッジファンドなど、複雑な商品の手数料です。これらの商品は、表面的な手数料以外に、商品自体に組み込まれたコストが存在する場合があります。
担当者に手数料の内訳を詳しく説明してもらい、トータルコストを把握することが重要です。
富裕層向けサービスでも、手数料を抑える方法はあります。
まず、預かり資産残高が大きいほど管理料率が下がることが多いため、ある程度まとまった資産を預けることで、料率の優遇を受けられます。
また、頻繁に売買を繰り返すのではなく、長期保有を前提とした運用を行うことで、取引手数料を抑えられます。
インデックスファンドなど、信託報酬が低い商品を活用することも有効です。
複数の証券会社の手数料体系を比較し、自分の運用スタイルに合った会社を選ぶことも大切です。手数料だけで選ぶのではなく、サービス内容とのバランスを考えて判断しましょう。
国内と海外のプライベートバンクを比較
富裕層向けサービスを検討する際、国内のプライベートバンクと海外のプライベートバンクのどちらを選ぶかも重要な選択肢です。
それぞれの特徴を理解し、自分に合った選択をしましょう。
国内のプライベートバンクは、日本の金融制度や税制に精通しており、国内資産の運用や相続対策に強みがあります。
日本語でコミュニケーションできることも大きなメリットです。
国内プライベートバンクの特徴
日本の金融制度・税制に精通
最低預入金額は3,000万円~1億円程度
日本の金融庁の監督下で安心感
野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SMBC日興証券、みずほ証券などの大手証券会社がプライベートバンク部門を設けており、専任の担当者が資産運用から相続対策まで総合的にサポートします。
信託銀行では、遺言信託や資産承継の専門的なサービスも提供しています。
最低預入金額は3,000万円から1億円程度が目安で、海外のプライベートバンクと比べると比較的低めに設定されています。
また、日本の金融庁の監督下にあるため、規制が明確で安心感があります。
一方で、商品ラインナップは海外のプライベートバンクほど多様ではなく、特に海外投資の選択肢は限られる場合があります。また、グローバルな視点での資産運用という点では、海外のプライベートバンクに劣ることもあります。
海外のプライベートバンクは、スイスやシンガポール、香港などに拠点を持ち、グローバルな視点での資産運用を提供します。
世界中の投資機会にアクセスでき、商品ラインナップが非常に豊富です。
特にヘッジファンドやプライベートエクイティなど、日本では入手しにくい商品を取り扱っています。
また、複数の通貨での資産管理が可能で、為替リスクの分散にも有効です。
最低預入金額は数億円以上と高額に設定されていることが多く、超富裕層向けのサービスと言えます。また、英語でのコミュニケーションが基本となるため、語学力が求められます。
一方で、日本の税制や相続制度への対応は、国内のプライベートバンクほど詳しくない場合があります。また、海外の金融機関であるため、日本の金融庁の監督が及ばず、トラブルが発生した際の対応が難しいこともあります。外国為替及び外国貿易法(外為法)に基づく報告義務など、海外資産を持つことによる手続きの複雑さも考慮する必要があります。
国内と海外のプライベートバンクのどちらを選ぶかは、資産規模、運用目的、語学力などによって判断が異なります。
また、両方を使い分けるという選択肢もあります。
国内資産は国内のプライベートバンクで管理し、海外投資は海外のプライベートバンクを活用するという方法です。
複数の金融機関を利用することで、リスクを分散し、それぞれの強みを活かすことができます。
富裕層向けサービスを利用するときの注意点
富裕層向けサービスには多くのメリットがありますが、利用する際には注意すべき点もあります。
サービス内容を正しく理解し、適切に活用しましょう。
富裕層向けサービスの手数料は、一般的な証券口座と比べて高額です。
預かり資産残高に応じた管理料や取引手数料を合わせると、年間で数百万円になることもあります。
手数料に見合う付加価値があるかを冷静に判断することが重要です。
専任担当者のアドバイスや、一般投資家には提供されない商品へのアクセスなど、手数料に見合うサービスを受けられているかを定期的に見直しましょう。
また、運用成績が手数料を上回っているかも確認が必要です。高い手数料を支払っても、運用成績が市場平均を下回っていては意味がありません。定期的に運用報告を受け、パフォーマンスを評価することが大切です。
富裕層向けサービスでは、担当者との関係が長期にわたることが多いため、相性が非常に重要です。
専門知識があるだけでなく、自分の価値観や運用方針を理解してくれる担当者を選びましょう。
初回面談では、担当者の専門性や経験、コミュニケーションスタイルを確認します。
質問に対して丁寧に答えてくれるか、リスクについても正直に説明してくれるかが重要です。
もし担当者との相性が合わないと感じた場合は、担当者の変更を依頼することも可能です。遠慮せずに、自分に合った担当者を見つけることが、長期的な資産運用の成功につながります。
富裕層向けサービスでは、仕組債やヘッジファンドなど、複雑な金融商品が提案されることがあります。
これらの商品は高いリターンが期待できる一方で、リスクも大きく、仕組みが複雑で理解しにくいものもあります。
担当者から商品の提案を受けた際は、リスクとリターンを十分に理解してから投資判断を行いましょう。わからないことがあれば、納得できるまで質問することが大切です。また、複雑な商品ほど手数料が高く設定されていることが多いため、コストも含めて検討する必要があります。
担当者の提案が本当に自分にとって最適かどうかを確認するため、セカンドオピニオンを活用することも有効です。
別の証券会社やIFAに相談し、複数の専門家の意見を聞くことで、より客観的な判断ができます。
特に大きな金額の投資判断や、複雑な商品への投資を検討する際は、セカンドオピニオンを取ることをおすすめします。
複数の視点から検討することで、見落としていたリスクや、より良い選択肢が見つかることもあります。
富裕層向けサービスの申込方法と利用開始までの流れ
富裕層向けサービスに興味を持った場合、どのように申し込めばよいのでしょうか。
一般的な流れを理解し、スムーズに利用を開始しましょう。
まず、証券会社の公式サイトや電話で、富裕層向けサービスについて問い合わせます。
多くの証券会社では、専用の窓口や担当部署が設けられています。
問い合わせ後、担当者から連絡があり、初回面談の日程を調整します。
面談は証券会社の支店や専用ラウンジで行われることが多く、プライバシーに配慮した個室で相談できます。
初回面談では、現在の資産状況や運用目的、リスク許容度などをヒアリングされます。担当者からサービス内容や手数料体系の説明を受け、自分に合ったプランを提案してもらいます。この段階で、疑問点や不安な点は遠慮なく質問しましょう。
サービス内容に納得したら、口座開設の手続きを行います。
本人確認書類やマイナンバーカードなど、必要書類を提出します。
口座開設には数日から1週間程度かかることが一般的です。
口座開設後、既存の証券口座や銀行口座から資産を移管します。
株式や投資信託などの金融商品も、移管手続きを行うことで、新しい口座に移すことができます。
移管には手数料がかかる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。資産の移管が完了したら、担当者と相談しながら、具体的な運用プランを決定します。
運用開始後も、定期的に担当者との面談が行われます。
市場環境の変化や、個人の状況の変化に応じて、運用プランを見直すことが大切です。
多くの証券会社では、四半期ごとや半年ごとに運用報告書が送られ、資産状況やパフォーマンスを確認できます。
また、緊急時には担当者に連絡し、相談することも可能です。
長期的な関係を築くことで、より深い信頼関係が生まれ、自分に合った提案を受けられるようになります。定期的なコミュニケーションを大切にしましょう。
富裕層向けサービスの最低預入金額は、証券会社やサービス内容によって異なりますが、一般的には3,000万円から1億円程度が目安です。野村證券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券などの大手証券会社では、数千万円以上の資産があればプライベートバンク部門のサービスを利用できることが多いです。
一部の証券会社では、より低い金額から富裕層向けサービスの一部を利用できる場合もあります。自分の資産規模に合ったサービスを選ぶため、複数の証券会社に問い合わせて比較することをおすすめします。
プライベートバンクは、資産運用だけでなく、不動産管理、美術品投資、コンシェルジュサービスなど、生活全般にわたる包括的なサービスを提供します。一方、証券会社の富裕層向けサービスは、主に金融資産の運用に特化しています。
ただし、大手証券会社の中には「プライベートバンク部門」を設けて、銀行系プライベートバンクに近いサービスを提供しているところもあります。最低預入金額もプライベートバンクの方が高く設定されていることが多く、海外の著名なプライベートバンクでは数億円以上が求められることもあります。
富裕層向けサービスの手数料は、預かり資産残高に応じた管理料と、取引ごとの手数料が主な費用です。管理料は年率0.5%から2%程度が目安で、1億円の資産を預けた場合、年間50万円から200万円程度になります。
これに加えて、株式の売買手数料や投資信託の信託報酬など、取引ごとの手数料が発生します。トータルコストは運用スタイルや商品によって異なるため、契約前に詳細な料金体系を確認することが重要です。
富裕層向けサービスでは、相続税対策や事業承継のアドバイスを受けられます。生前贈与の活用や、資産の組み替えによる節税対策など、具体的な提案をしてもらえます。
また、税理士や弁護士との連携体制が整っている証券会社も多く、複雑な相続問題にも対応できます。信託銀行では、遺言信託や資産承継の専門的なサービスも提供しています。ただし、具体的な税務処理や法律相談は、専門家に依頼する必要があります。
現在利用している証券会社から別の証券会社に乗り換える場合、保有している株式や投資信託を移管する手続きが必要です。移管には手数料がかかる場合があり、数週間の時間を要することもあります。
また、移管中は取引ができないため、市場が大きく変動する時期は避けた方が無難です。乗り換え先の証券会社が、現在保有している商品を取り扱っているかも事前に確認しましょう。移管手続きについては、乗り換え先の証券会社がサポートしてくれることが多いです。
富裕層向けサービスでも、オンラインでの資産管理ツールを提供している証券会社が増えています。スマートフォンアプリやウェブサイトで、資産状況をリアルタイムで確認できます。
SBI証券や楽天証券などのネット証券系は、デジタルツールが充実しており、対面サポートと組み合わせたサービスを提供しています。一方、伝統的な大手証券会社でも、デジタル化が進んでおり、専用のアプリやポータルサイトで資産管理ができるようになっています。デジタルツールの使いやすさも、証券会社選びのポイントの一つです。
富裕層向け証券会社のサービスは、専任担当者による個別対応、幅広い商品ラインナップ、相続・税務対策を含めた総合的なサポートが特徴です。
一般的な証券口座では受けられない付加価値がありますが、手数料は高めに設定されています。
証券会社を選ぶ際は、最低預入金額、手数料体系の透明性、専門家のサポート体制、商品ラインナップ、相続・税務対策のサポートという5つのポイントを確認しましょう。
野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SMBC日興証券、みずほ証券、SBI証券など、各社に特徴があります。
また、証券会社だけでなく、銀行のプライベートバンク部門やIFAも選択肢になります。
複数の金融機関を使い分けることで、それぞれの強みを活かすことも可能です。
国内と海外のプライベートバンクの違いも理解し、自分に合った相談先を見つけることが大切です。
手数料が高い分、本当に価値があるかを冷静に判断し、担当者との相性や商品のリスクも十分に確認しましょう。
セカンドオピニオンを活用することで、より客観的な判断ができます。
富裕層向けサービスは、長期的な資産形成と資産承継をサポートする重要なパートナーです。
自分の資産規模や運用目的に合ったサービスを選び、専門家と協力しながら、最適な資産運用を目指しましょう。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは各証券会社にご確認ください。
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