トレイダーズ証券の評判は?口コミとメリット・デメリットを解説

トレイダーズ証券の評判は?口コミとメリット・デメリットを解説

FX取引を始めたいけれど、トレイダーズ証券の評判が気になっていませんか?

スプレッドの狭さやスワップポイントの高さで注目されるトレイダーズ証券ですが、口コミサイトでは口座凍結の警告も見られます。

この記事では、実際の利用者の口コミを分析し、トレイダーズ証券のメリット・デメリットを正直に解説します。

口座凍結を避けるための具体的な対策や、みんなのFXとLIGHT FXの使い分け方も紹介しますので、FX会社選びの参考にしてください。

トレイダーズ証券が自分に合っているかどうか、この記事を読めば判断できるはずです。

この記事の要約
  • トレイダーズ証券は主要通貨ペアで競争力のあるスプレッド高水準のスワップポイントが魅力
  • 口座凍結リスクがあるため、スキャルピングなど短期売買には注意が必要
  • 1,000通貨から取引でき、TradingViewも無料で使える初心者にも優しいサービス
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

トレイダーズ証券(みんなのFX)とは?|基本情報と特徴

トレイダーズ証券は、FXサービス「みんなのFX」「LIGHT FX」などを提供する金融商品取引業者です。

東証スタンダード市場に上場するトレイダーズホールディングスのグループ会社として、信頼性の高いFXサービスを展開しています。

会社概要と信頼性

トレイダーズ証券株式会社は、金融庁に登録された第一種金融商品取引業者(関東財務局長(金商)第123号)です。

金融先物取引業協会、日本投資顧問業協会、日本証券業協会に加盟しており、法令に基づいた適切な事業運営を行っています。

親会社のトレイダーズホールディングス株式会社は東証スタンダード市場に上場(証券コード8704)しており、財務状況の透明性も確保されています。

顧客から預かった証拠金は信託保全により分別管理されているため、万が一の場合でも資産が保護される仕組みになっています。

トレイダーズ証券:会社概要

提供している6つのサービス

トレイダーズ証券は、投資家のニーズに合わせて6つのサービスを提供しています。

「みんなのFX」は裁量トレード向けのスタンダードなFXサービスで、主要通貨ペアで競争力のあるスプレッドが特徴です。

トレイダーズ証券の6つのサービス

みんなのFX:裁量トレード向けのスタンダードなFXサービス

LIGHT FX:スワップポイント重視の投資家向けに設計

みんなのシストレ:自動売買システムを活用したい方向け

みんなのコイン:暗号資産のレバレッジ取引が可能

みんなのオプション:バイナリーオプション取引

LIGHT FXコイン:暗号資産取引に特化したサービス

これらのサービスは、それぞれ独立した口座として管理されるため、目的に応じて使い分けることができます。

トレイダーズ証券の主な特徴

  • 主要通貨ペアで競争力のあるスプレッド(米ドル/円0.2銭など低コスト取引が可能)
  • 高水準のスワップポイント(高金利通貨の長期保有で有利)
  • 1,000通貨から取引可能(少額資金でFXを始められる)
  • 約定率99.9%の高い約定力(希望価格で確実に取引できる)
  • TradingViewが無料で使える(高機能チャート分析ツールを追加費用なしで利用)
  • 24時間サポート対応(平日いつでも問い合わせ可能)

トレイダーズ証券の評判・口コミ|実際の利用者の声

トレイダーズ証券の実際の評判はどうなのでしょうか。

価格.comやみんかぶなどの口コミサイトには、良い評価と悪い評価の両方が投稿されています。

良い評判・口コミ

トレイダーズ証券の良い評判として最も多いのは、取引コストの低さに関する声です。

スプレッドの狭さ、スワップポイントの高さ、取引ツールの使いやすさなど、実際の利用者から高く評価されているポイントを具体的に見ていきましょう。

スプレッドの狭さを評価する声

米ドル/円のスプレッドが0.2銭で、他社と比べても競争力がある」「デイトレードで頻繁に売買するので、スプレッドの狭さは大きなメリット」といった口コミが多数見られます。

特に主要通貨ペアのスプレッドが競争力のある水準であることは、短期売買を行うトレーダーにとって大きな魅力となっています。

スワップポイントの高さを評価する声

「南アフリカランドのスワップポイントが他社より高く、長期保有に最適」「メキシコペソで毎日スワップが貯まるのが楽しみ」など、スワップポイント狙いの投資家からの評価も高くなっています。

高金利通貨の買いポジションを長期保有する戦略では、スワップポイントの差が年間収益に大きく影響します。

取引ツールの使いやすさを評価する声

  • TradingViewが無料で使えるのが素晴らしい。他社では有料のところも多い」
  • 「スマホアプリの操作性が良く、外出先でもスムーズに取引できる」
  • 「チャート分析機能が充実していて、テクニカル指標も豊富」
  • 「注文方法が分かりやすく、初心者でも迷わず使える」

悪い評判・口コミ

一方で、トレイダーズ証券には否定的な評判も存在します。

特に口座凍結や取引制限に関する警告は、利用を検討する上で無視できない情報です。

口座凍結・取引制限に関する警告

価格.comなどの口コミサイトでは、「スキャルピングをしていたら口座が凍結された」「短期売買を繰り返したら取引制限を受けた」という警告が複数投稿されています。

トレイダーズ証券の利用規約には、過度な短期売買やシステムに負荷をかける取引を制限する条項があります。

具体的には、数秒から数分での売買を繰り返すスキャルピング手法は、カバー取引が間に合わずトレイダーズ証券側に損失が発生する可能性があるため、制限の対象となることがあります。

サポート対応への不満

「電話がなかなかつながらない」「問い合わせへの回答が遅い」といったサポート対応に関する不満も見られます。

特に相場が急変動する時間帯や月末・月初などの繁忙期には、サポートへの問い合わせが集中し、対応が遅れることがあるようです。

その他の不満点

  • 「マーケット情報やニュース配信が他社と比べて少ない」
  • 「キャッシュバックキャンペーンの条件が厳しい」
  • 「取引通貨ペア数が他社より少ない」
  • 「デモ口座がないので練習できない」

評判・口コミから見える傾向

トレイダーズ証券の口コミを総合的に分析すると、取引コストの低さと取引環境の質の高さは高く評価されている一方で、取引スタイルによっては制限を受けるリスクがあることが分かります。

スプレッドとスワップポイントの競争力は高い水準であり、デイトレードやスイングトレード、スワップ投資には適しています。

スキャルピングのような超短期売買を繰り返す取引スタイルには向いていません。

自分の取引スタイルとトレイダーズ証券の特徴が合致しているかを確認することが、満足度の高い取引につながるでしょう。

トレイダーズ証券のメリット5つ|選ばれる理由

トレイダーズ証券が多くの投資家から選ばれているのには、明確な理由があります。

主要通貨ペアで競争力のあるスプレッド、高水準のスワップポイント、少額取引対応、高い約定力、そして高機能ツールの無料提供という5つの強みが、トレイダーズ証券の競争力を支えています。

主要通貨ペアで競争力のあるスプレッド

トレイダーズ証券の最大の魅力は、主要通貨ペアで競争力のあるスプレッドです。

米ドル/円は0.2銭、ユーロ/円は0.4銭、ポンド/円は0.9銭と、主要通貨ペアで狭いスプレッドを提供しています。

例えば米ドル/円で1万通貨を取引する場合、スプレッド0.2銭なら20円のコストですが、他社で0.5銭なら50円のコストになります。1日10回取引すれば、この差は300円、1ヶ月で約6,000円の差になります。

デイトレードやスイングトレードで頻繁に売買する投資家にとって、スプレッドの狭さは収益に直結する重要な要素です。

高水準のスワップポイント

トレイダーズ証券は、スワップポイントの高さでも競争力があります。

特に高金利通貨である南アフリカランド/円、メキシコペソ/円、トルコリラ/円などで、競争力のあるスワップポイントを提供しています。

スワップポイントは日々変動し、マイナススワップ(支払い)になる場合もあるため、最新の情報を確認することが大切です。

例えば南アフリカランド/円を10万通貨買いポジションで保有した場合、1日あたり約80円のスワップポイントが付与されることがあります(金利情勢により変動)。

これを1年間保有すれば、約29,000円のスワップ収益になります。

1,000通貨から取引できる

トレイダーズ証券では、最小取引単位が1,000通貨からとなっており、少額資金でFXを始められます。

多くのFX会社では最小取引単位が1万通貨ですが、トレイダーズ証券なら10分の1の資金で取引可能です。

例えば米ドル/円を1,000通貨取引する場合、レバレッジ25倍なら約6,000円の証拠金で取引できます(1ドル=150円の場合)。

これにより、FX初心者が少額から実践経験を積んだり、新しい通貨ペアや取引手法を試したりする際のリスクを抑えられます。

約定率99.9%の高い約定力

トレイダーズ証券は約定率99.9%という高い約定力を誇ります。

約定力とは、注文した価格で確実に取引が成立する能力のことです。

約定力が低いと、注文価格と実際の約定価格にズレ(スリッページ)が生じたり、注文自体が拒否されたりすることがあります。

トレイダーズ証券:みんなのFX

特にデイトレードでは、わずかな価格差が収益に影響するため、約定力の高さは大きなアドバンテージになります。

TradingViewが無料で使える

  • TradingViewは世界中のトレーダーが利用する高機能チャート分析ツールで、通常は有料プラン(月額14.95ドル~)が必要です
  • トレイダーズ証券の口座開設者は、TradingViewの有料機能を追加費用なしで利用できます
  • 100種類以上のテクニカル指標、50種類以上の描画ツール、多彩なチャートタイプが使えます
  • 複数の時間足を同時表示したり、オリジナルのインジケーターを作成したりすることも可能です
  • PCだけでなくスマホアプリでもTradingViewが使えるため、外出先でも本格的なチャート分析ができます

トレイダーズ証券のデメリット3つ|気をつけたいこと

トレイダーズ証券には多くのメリットがある一方で、利用前に知っておくべきデメリットも存在します。

特に口座凍結・取引制限のリスクは、取引スタイルによっては大きな問題になる可能性があります。

口座凍結・取引制限のリスク

トレイダーズ証券の最大のデメリットは、口座凍結や取引制限を受けるリスクがあることです。

利用規約には「当社のカバー取引に影響を与える取引」「短時間での注文を繰り返し行う行為」などを制限する条項があります。

具体的には、数秒から数分での売買を繰り返すスキャルピング手法が該当します。

スキャルピングは、わずかな値動きを狙って1日に何十回も売買を繰り返す手法ですが、トレイダーズ証券のようなDD方式(ディーリングデスク方式)のFX会社では、カバー取引が間に合わず会社側に損失が発生する可能性があるため制限されます。

口座凍結されると、新規ポジションの建玉ができなくなり、既存ポジションの決済のみが可能になります。最悪の場合、口座自体が閉鎖されることもあります。

デイトレードやスイングトレードなど、ある程度ポジション保有時間が長い取引スタイルであれば、通常は問題ありません。

マーケット情報が少ない

トレイダーズ証券は、マーケット情報やニュース配信が他社と比べて少ないという指摘があります。

大手FX会社では、為替ニュース、経済指標カレンダー、アナリストレポート、市況解説動画など、豊富な情報コンテンツを提供しています。

外部の情報サイトや経済ニュースサイトを併用すれば、この問題は解決できます。取引コストの低さを優先するか、情報の充実度を優先するかは、投資家の判断次第です。

キャッシュバック金額が少ない

  • トレイダーズ証券のキャッシュバックキャンペーンは、他社と比べて金額が少なめです
  • 大手FX会社では、新規口座開設で最大数十万円のキャッシュバックを実施していることがありますが、トレイダーズ証券は数千円から数万円程度が一般的です
  • キャッシュバック条件も取引量が多く設定されていることがあり、達成のハードルが高い場合があります
  • ただし、キャッシュバック金額よりも、日々の取引コスト(スプレッド)の方が長期的には収益に影響します
  • 高額キャッシュバックを重視する方には物足りないかもしれませんが、継続的な取引コストの低さを重視する方には問題になりません

口座凍結を避けるには?|取引時の注意点と対策

口座凍結のリスクは、トレイダーズ証券を利用する上で最も注意すべきポイントです。

しかし、適切な取引を心がければ、多くの場合は問題なく利用できます。

口座凍結になりやすい取引パターン

口座凍結や取引制限を受けやすい取引パターンには、いくつかの共通点があります。

最も問題となるのは、数秒から数分での売買を1日に何十回も繰り返すスキャルピング取引です。

制限対象になりやすい取引例
ポジションを保有してから数秒後に決済する、1分足チャートを見ながら瞬時に売買を繰り返す取引
その他の問題行為
経済指標発表直後の急変動を狙った取引、システムに過度な負荷をかける大量の注文・キャンセルの繰り返し
自動売買の注意点
自動売買ツールやEAを使って短期売買を繰り返す場合も、同様のリスクがあります

トレイダーズ証券の利用規約では「当社の価格形成やカバー取引に影響を与える取引」を制限しており、これらの取引パターンが該当する可能性があります。

スキャルピングの実態と注意点

スキャルピングは、わずかな値動きを狙って短時間で売買を繰り返す手法ですが、トレイダーズ証券では実質的に制限されています。

トレイダーズ証券はDD方式を採用しており、顧客の注文を一旦自社で受け、その後カバー先金融機関に発注してリスクヘッジします。

スキャルピングのような超短期売買では、カバー取引が間に合わず、トレイダーズ証券側に損失が発生するリスクがあります。

スキャルピングを主体とする方は、NDD方式を採用しスキャルピングを公認しているFX会社を選ぶべきです。

トレイダーズ証券は、デイトレードやスイングトレードなど、ある程度ポジション保有時間が長い取引スタイルに適しています。

安全に取引を続けるためのポイント

  • ポジション保有時間を最低でも数分以上、できれば数時間以上にする
  • 1日の取引回数を10回程度までに抑える(過度な短期売買を避ける)
  • 経済指標発表直後の急変動時の取引は控えめにする
  • 大量の注文とキャンセルを繰り返さない
  • デイトレードやスイングトレードなど、ある程度時間をかけた取引スタイルを心がける
  • 利用規約を定期的に確認し、禁止行為に該当しないか注意する
  • トレイダーズ証券から警告メールが届いた場合は、速やかに取引スタイルを見直す

みんなのFXとLIGHT FXの違い|どちらを選ぶべき?

トレイダーズ証券は、「みんなのFX」と「LIGHT FX」という2つの主要FXサービスを提供しています。

どちらも同じ会社が運営していますが、それぞれ異なる特徴があります。

2つのサービスの違いを比較

項目 みんなのFX LIGHT FX
スプレッド 主要通貨ペアで競争力あり(米ドル/円0.2銭など) みんなのFXと同水準
スワップポイント 高水準 みんなのFXより若干高い場合あり
通貨ペア数 34通貨ペア 46通貨ペア(マイナー通貨が多い)
取引ツール 充実(TradingView対応) シンプル
キャンペーン 多め 少なめ
向いている取引 デイトレード、スイングトレード スワップ投資、長期保有

みんなのFXは、取引ツールが充実しており、キャンペーンも多く実施されているため、総合的なFXサービスとして利用できます。

一方、LIGHT FXはスワップポイントが若干高めに設定されることがあり、取引ツールはシンプルで、スワップ投資に特化した設計になっています。

それぞれに向いている人

みんなのFXが向いている人
デイトレードやスイングトレードを中心に行う方、TradingViewなど高機能ツールを活用したい方、キャンペーンを重視する方
LIGHT FXが向いている人
スワップポイント狙いの長期投資を行う方、高金利通貨を長期保有したい方、シンプルな取引環境を好む方

スワップポイントは日々変動するため、必ずしもLIGHT FXが常に有利とは限りません。最新の情報を確認することをおすすめします。

複数口座を使い分けるメリット

  • みんなのFXとLIGHT FXの両方の口座を開設し、用途に応じて使い分けることができます
  • 短期売買はみんなのFX、長期保有のスワップ投資はLIGHT FXと分けることで、それぞれの強みを活かせます
  • 2つの口座でスワップポイントを比較し、その時点で有利な方で取引できます
  • リスク分散の観点からも、複数口座を持つことは有効です
  • 両方の口座を開設しても口座維持手数料は無料なので、コスト面のデメリットはありません

トレイダーズ証券が向いている人・向いていない人

トレイダーズ証券は優れたFXサービスですが、すべての投資家に適しているわけではありません。

自分の取引スタイルや重視するポイントによって、向き不向きがあります。

向いている人の特徴

トレイダーズ証券が向いているのは、取引コストの低さを重視する方、ある程度時間をかけた取引を行う方、高機能ツールを活用したい方です。

スプレッド重視の人

主要通貨ペアで競争力のあるスプレッドを提供するトレイダーズ証券は、取引コストを最小限に抑えたい方に最適です。

デイトレードやスイングトレードで頻繁に売買する場合、スプレッドの差が年間収益に大きく影響します。

スワップ狙いの人

高水準のスワップポイントを提供するトレイダーズ証券は、スワップ投資に適しています。

南アフリカランド、メキシコペソ、トルコリラなど高金利通貨を長期保有し、毎日のスワップポイントを積み重ねる戦略では、スワップの高さが収益に直結します。

少額から始めたい初心者

  • 1,000通貨から取引できるため、少額資金でFXを始めたい初心者に適しています
  • レバレッジ25倍なら、約6,000円の証拠金で米ドル/円の取引を開始できます(1ドル=150円の場合)
  • 少額取引でFXの実践経験を積み、慣れてから取引量を増やすことができます
  • TradingViewが無料で使えるため、初心者でも本格的なチャート分析を学べます
  • 取引ツールが分かりやすく、初心者でも操作しやすい設計になっています

向いていない人の特徴

一方、トレイダーズ証券が向いていないのは、超短期売買を行う方、情報コンテンツを重視する方、高額キャッシュバックを期待する方です。

スキャルピングメインの人

数秒から数分での売買を繰り返すスキャルピング手法を主体とする方には、トレイダーズ証券は向いていません。利用規約で短期売買が制限されており、口座凍結のリスクがあります。

スキャルピングを行いたい方は、NDD方式を採用しスキャルピングを公認しているFX会社を選ぶべきです。

マーケット情報を重視する人

為替ニュース、アナリストレポート、市況解説動画など、豊富な情報コンテンツを重視する方には、トレイダーズ証券は物足りない可能性があります。

情報収集を重視する方は、外部の情報サイトを併用するか、情報コンテンツが充実したFX会社を選ぶことを検討しましょう。

高額キャッシュバックを期待する人

新規口座開設で高額キャッシュバックを期待する方には、トレイダーズ証券は向いていません。ただし、日々の取引コスト(スプレッド)の低さは、長期的には高額キャッシュバック以上の価値があります

他のFX会社との使い分けもおすすめ

トレイダーズ証券だけでなく、複数のFX会社の口座を開設し、用途に応じて使い分けることも有効な戦略です。

例えば、デイトレードはトレイダーズ証券、スキャルピングは別のFX会社、情報収集は大手FX会社のツールを活用、といった使い分けができます。

多くのFX会社は口座開設・維持手数料が無料なので、複数口座を持つことのコスト面のデメリットはありません。

FXを始めるならここもチェック|おすすめのFX会社3社

トレイダーズ証券以外にも、優れたFX会社は数多く存在します。

FX会社選びでは、複数の選択肢を比較検討することが大切です。

SBI証券(SBI FXトレード)

SBI証券の画像
項目 内容
口座数 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む)
取引手数料 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。
NISA対応
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点
成長投資枠対象商品 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点)
投資信託 約2,550本 ※2025年3月3日時点
外国株 8カ国/米国株式(5,000銘柄)
取引ツール(PC) HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー
スマホアプリ SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD
提携銀行口座 SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立)
口座開設スピード 最短 翌営業日

SBI証券の特徴

1通貨から取引可能:約100円の証拠金でFXを始められる業界最小単位

競争力のあるスプレッド:米ドル/円は0.18銭(1~1,000通貨の場合)

豊富な通貨ペア:34種類の通貨ペアに対応

積立FX:定期的に自動で外貨を購入する長期投資にも対応

口座開設数約100万口座を超える実績

GMOクリック証券(FXネオ)

GMOクリック証券のLP画像
項目 内容
口座数 約540,000口座 ※2025年3月末時点
取引手数料 【1約定ごとプラン】 ~5万円:50円 ~10万円:90円 ~20万円:100円 ~50万円:260円 ~100万円:460円 ~150万円:550円 ~3,000万円:880円 3,000万円超:930円【1日定額プラン】 ~100万円:0円 ~200万円:1,238円 ~300万円:1,691円 300万円超:以降100万円ごとに295円加算
NISA対応 〇(日本株・ETF・REITの売買手数料が無料)
つみたて投資枠取扱銘柄数 38銘柄(2025年4月24日時点)
成長投資枠対象商品 国内株 / 投資信託(112銘柄)
投資信託 約120本(すべて購入時手数料無料)
外国株 米国:4,300銘柄
取引ツール(PC) スーパーはっちゅう君 / はっちゅう君
スマホアプリ GMOクリック 株
提携銀行口座 GMOあおぞらネット銀行
ポイント投資・付与 なし
口座開設スピード 最短2営業日後(オンライン申込)

GMOクリック証券の特徴

FX取引高世界第1位:ファイナンス・マグネイト社調べの実績

競争力のあるスプレッド:米ドル/円0.2銭、ユーロ/円0.4銭など

高機能取引ツール:「はっちゅう君FX」「プラチナチャート」が人気

使いやすいスマホアプリ:外出先でもスムーズに取引可能

総合証券会社:株式や投資信託も取り扱い、資産運用を一元管理

DMM FX

DMM FXの特徴

FX口座数80万口座超:初心者から上級者まで幅広く支持

競争力のあるスプレッド:米ドル/円0.2銭、ユーロ/円0.4銭など

24時間サポート:LINEでの問い合わせにも対応

使いやすい取引ツール:特にスマホアプリの評価が高い

充実のキャンペーン最大30万円のキャッシュバック実施中

トレイダーズ証券の口座開設方法|3ステップで完了

トレイダーズ証券の口座開設は、オンラインで簡単に手続きできます。

スマホがあれば最短5分で申し込みが完了し、審査を経て最短翌営業日には取引を開始できます。

ステップ1:メールアドレス登録

まず、トレイダーズ証券の公式サイトにアクセスし、「口座開設」ボタンをクリックします。

メールアドレスを入力すると、登録確認メールが届きます。

メール内のURLをクリックして、口座開設申し込みフォームに進みます。申し込みフォームでは、氏名、住所、生年月日、職業、年収、投資経験などの基本情報を入力します。

すべて必須項目なので、正確に入力しましょう。虚偽の情報を入力すると、審査に通らない可能性があります。

ステップ2:本人確認書類の提出

次に、本人確認書類とマイナンバー書類を提出します。

スマホで本人確認を行う場合は、「スマホで本人確認」を選択し、運転免許証またはマイナンバーカードを撮影します。

スマホのカメラで書類と自分の顔を撮影することで、オンラインで本人確認が完了します。この方法なら、最短で口座開設が可能です。

スマホで本人確認ができない場合は、本人確認書類とマイナンバー書類の画像をアップロードする方法もあります。

この場合、運転免許証、健康保険証、パスポート、住民票などの本人確認書類2点と、マイナンバーカードまたはマイナンバー通知カードの画像が必要です。

ステップ3:審査完了・取引開始

本人確認書類の提出が完了すると、トレイダーズ証券による審査が行われます。

審査には通常1~2営業日かかります。

審査に通過すると、登録したメールアドレスに口座開設完了のお知らせが届きます。スマホで本人確認を行った場合は、メールに記載されたURLからログインIDとパスワードを確認できます。

ログインIDとパスワードを使って、トレイダーズ証券の取引画面にログインします。初回ログイン後、取引パスワードを設定し、銀行口座を登録します。

クイック入金に対応している銀行口座を登録すると、24時間リアルタイムで入金できて便利です。

入金が完了すれば、すぐにFX取引を開始できます。

よくある質問(Q&A)

よくある質問(Q&A)
トレイダーズ証券は初心者でも使える?

はい、トレイダーズ証券は初心者でも使いやすいFX会社です。1,000通貨から取引できるため、少額資金で実践経験を積めます。取引ツールも分かりやすく設計されており、初めてFXを始める方でも操作に迷いにくいです。ただし、スキャルピングなど超短期売買は制限されているため、デイトレードやスイングトレードなど、ある程度時間をかけた取引を心がけましょう。

口座開設にはどれくらい時間がかかる?

スマホで本人確認を利用した場合、最短翌営業日に口座開設が完了します。書類アップロードで本人確認を行った場合は、郵送で口座開設通知書が届くため、3~5営業日程度かかります。審査状況や郵送事情により、さらに時間がかかる場合もあります。

スキャルピングは禁止されている?

トレイダーズ証券の利用規約には、「短時間での注文を繰り返し行う行為」を制限する条項があります。数秒から数分での売買を繰り返すスキャルピングは、実質的に禁止されていると考えるべきです。スキャルピングを行うと、警告メールが届いたり、口座凍結や取引制限を受けたりする可能性があります。デイトレードやスイングトレードなど、ある程度ポジション保有時間が長い取引スタイルであれば問題ありません。

口座維持手数料はかかる?

いいえ、トレイダーズ証券では口座開設費用、口座維持手数料、取引手数料はすべて無料です。取引コストとしてかかるのはスプレッドのみです。ただし、出金時には出金手数料がかかる場合があります(提携銀行のクイック入金を利用すれば手数料無料)。

デモ口座はある?

いいえ、トレイダーズ証券にはデモ口座がありません。実際の資金を使って取引する必要があります。ただし、1,000通貨から取引できるため、少額資金で実践経験を積むことができます。レバレッジ25倍なら約6,000円の証拠金で取引を始められるので、デモ口座の代わりに少額取引で練習することをおすすめします。

税金の申告はどうすればいい?

FXの利益は雑所得として課税され、税率は一律20.315%(所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%)です。年間の利益が20万円を超える場合(給与所得者の場合)は、確定申告が必要です。トレイダーズ証券のマイページから、年間損益報告書をダウンロードできるので、それを基に確定申告を行います。損失が出た場合は、確定申告することで翌年以降3年間繰越控除できます。詳しい税金の計算方法や申告手続きについては、税理士や税務署に相談することをおすすめします。

国税庁:先物取引に係る雑所得等の課税の特例

まとめ

トレイダーズ証券は、主要通貨ペアで競争力のあるスプレッドと高水準のスワップポイントを武器に、多くの投資家から支持されているFX会社です。

1,000通貨から取引でき、TradingViewが無料で使えるなど、初心者から上級者まで幅広く対応しています。

実際の利用者の口コミを見ると、取引コストの低さや約定力の高さは高く評価されていますが、口座凍結や取引制限のリスクには注意が必要です。

スキャルピングなど超短期売買を繰り返す取引スタイルは制限されているため、デイトレードやスイングトレード、スワップ投資など、ある程度時間をかけた取引を心がけましょう。

みんなのFXとLIGHT FXという2つのサービスを提供しており、用途に応じて使い分けることで、それぞれの強みを活かせます。

短期売買はみんなのFX、長期保有のスワップ投資はLIGHT FXと分けることで、より有利な条件で取引できます。

トレイダーズ証券が向いているのは、取引コストを重視する方、スワップ投資を行う方、少額から始めたい初心者です。

一方、スキャルピングを主体とする方、マーケット情報を重視する方、高額キャッシュバックを期待する方には向いていません。

なお、FX取引には為替変動リスクがあり、元本割れの可能性があります。レバレッジ取引では損失が預託金を上回る場合もあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくはトレイダーズ証券公式サイトでご確認ください。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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