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住宅ローンを検討する際、金利の低さは最も重要なポイントの一つです。
住信SBIネット銀行の住宅ローンは、競争力のある金利水準と充実した団信保障で注目を集めています。
しかし、物件価格に対する借入比率や審査結果によって金利が変わるため、自分の条件でどの程度の金利になるのか事前に把握しておくことが大切です。
この記事では、住信SBIネット銀行の住宅ローン金利の仕組みから、自己資金による金利差、審査結果による上乗せ、他行との比較まで、住宅ローン選びに必要な情報を網羅的に解説します。
この記事を読めば、あなたに最適な住宅ローンプランが見つかります。
目次
住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスの共同出資により設立されたネット専業銀行です。
住宅ローンでは競争力のある金利水準を実現し、多くの利用者から支持を集めています。
2025年現在、住信SBIネット銀行の住宅ローンは変動金利・固定金利・フラット35の3つの金利タイプから選択できます。
物件価格に対する借入比率や審査結果によって適用金利が変動する仕組みになっています
変動金利は、年2回(4月1日と10月1日)を基準日として金利が見直されます。
住信SBIネット銀行の変動金利は、通期引下げプランを選択した場合、物件価格の80%以下で借り入れると最優遇金利が適用されます。
物件価格の80%超で借り入れる場合は、表示金利に年0.25%が上乗せされます。
例えば、3,000万円の物件を購入する場合、自己資金600万円(20%)を用意して2,400万円を借りるケースと、自己資金なしで3,000万円を借りるケースでは、金利に0.25%の差が生じます。
金利が0.25%違うだけで、35年返済の場合、総返済額は約200万円以上の差になることもあります
変動金利は低金利が魅力ですが、将来的に金利が上昇するリスクがある点も理解しておく必要があります。
固定金利は、当初引下げプランで10年・15年・20年・30年・35年の期間を選択できます。
固定期間中は金利が変わらないため、返済計画が立てやすく、金利上昇リスクを避けたい方に適しています。
住信SBIネット銀行の固定金利は、変動金利と比較すると金利水準は高くなりますが、他の銀行と比べると競争力のある水準です。
固定期間終了後は、その時点の金利で変動金利または固定金利を再選択できます。
固定金利を選ぶ際は、固定期間中の総返済額と変動金利との差額を比較し、金利上昇リスクとのバランスを考慮することが重要です。
フラット35は、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する全期間固定金利型の住宅ローンです。
住信SBIネット銀行では、買取型と保証型の2種類を取り扱っています。
保証型は買取型よりも金利が低く設定されており、頭金を20%以上用意できる場合はさらに金利が引き下げられます。
フラット35の最大のメリットは、借入時の金利が完済まで変わらない点です。
フラット35は団信が任意加入となるため、スゴ団信を利用したい場合は独自ローンを選択する必要があります
物件価格の比率で変わる金利
住信SBIネット銀行の住宅ローンでは、物件価格に対する借入比率が金利に大きく影響します。
自己資金を多く用意できるほど、低い金利で借り入れることができる仕組みです。
物件価格とは、購入する物件の購入価格および建築する物件の工事請負価格(諸費用・手数料を除く)の合計額を指します。
物件価格の80%以下で借り入れる場合、最優遇金利が適用されます。
これは、自己資金を20%以上用意できるケースです。
自己資金20%以上のメリット
最優遇金利が適用される
審査に有利に働く
総返済額を大幅に削減できる
例えば、3,000万円の物件を購入する場合、自己資金600万円以上を用意し、借入額を2,400万円以下に抑えると最優遇金利が適用されます。
物件価格の80%超で借り入れる場合、表示金利に年0.25%が上乗せされます。
自己資金が20%未満のケースや、諸費用も含めて借り入れる場合がこれに該当します。
例えば、3,000万円の物件に対して2,500万円を借り入れる場合、借入比率は約83%となり、金利上乗せの対象となります。
0.25%の金利差は、月々の返済額では数千円程度の違いですが、35年間の総返済額では100万円以上の差になることもあります
自己資金を増やすことで得られるメリットは、金利の優遇だけではありません。
借入額が少なくなれば、月々の返済額が減り、家計への負担も軽減されます。
自己資金を増やす方法としては、親からの資金援助(贈与税の非課税枠を活用)、貯蓄の積み増し、ボーナスの活用などがあります。
手元資金をすべて頭金に充てると、引っ越し費用や予期せぬ出費に対応できなくなるため、最低でも生活費の6ヶ月分程度は手元に残しておくことをおすすめします
審査結果で金利が変わる?
住信SBIネット銀行の住宅ローンでは、審査結果によって表示金利に年0.1%~0.3%が上乗せされる場合があります。
この金利上乗せは、借入者の信用力や返済能力を総合的に判断した結果として決定されます。
審査結果による金利上乗せは、住信SBIネット銀行または保証会社の審査で、返済リスクがやや高いと判断された場合に適用されます。
上乗せ幅は年0.1%、0.2%、0.3%のいずれかです。
金利上乗せを避けるためには、審査で有利になる条件を整えることが重要です。
住信SBIネット銀行の住宅ローン審査では、AIを活用した審査システムが導入されています。
AI審査は、膨大なデータを基に客観的かつ迅速に審査結果を出すことができる点が特徴です。
AI審査で高評価を得るためには、安定した収入と雇用形態を維持すること、信用情報に傷をつけないこと、物件の担保価値が高い物件を選ぶことが有効です
仮審査は最短即日で結果が出るため、複数の銀行に同時に仮審査を申し込み、条件を比較することも可能です。
短期間に多数の審査申込を行うと信用情報に記録され、審査に悪影響を及ぼす可能性があるため、3~4社程度に絞ることをおすすめします
借入期間で金利はどう変わる?
住信SBIネット銀行の住宅ローンでは、借入期間が35年を超えると基準金利に一定の上乗せが発生します。
借入期間を長くすることで月々の返済額を抑えられますが、総返済額は増加します。
借入期間が35年以下の場合、借入期間による金利上乗せはありません。
表示金利のまま借り入れることができます。
35年返済は住宅ローンの標準的な返済期間であり、月々の返済額と総返済額のバランスが最も取れた期間と言えます。
借入期間が35年超40年以下の場合、住宅ローン金利に年0.07%が上乗せされます。
この上乗せは、物件価格比率や審査結果による上乗せとは別に加算されます。
40年返済は、月々の返済額を抑えたい方や借入可能額を増やしたい方に適していますが、定年退職後も返済が続く可能性があるため、退職金や年金収入を考慮した返済計画が必要です
借入期間が40年超50年以下の場合、住宅ローン金利に年0.15%が上乗せされます。
住信SBIネット銀行は2023年8月から最長50年の住宅ローンの取り扱いを開始しました。
50年返済は月々の返済額を大幅に抑えられますが、総返済額は35年返済より約450万円も多くなります
スゴ団信の保障内容
住信SBIネット銀行の住宅ローンの大きな魅力の一つが、「スゴ団信」と呼ばれる充実した団体信用生命保険です。
スゴ団信は、ガン診断時だけでなく、3大疾病やすべての病気・ケガにも備える保障が基本付帯されています
借入時の年齢が満50歳以下の場合、3大疾病50%保障が無料で付帯されます。
3大疾病とは、ガン(悪性新生物)、急性心筋梗塞、脳卒中の3つの疾病を指します。
3大疾病50%保障の特徴
ガンと診断確定された場合、住宅ローン残高の50%が保険金で支払われる
急性心筋梗塞または脳卒中で所定の状態が60日以上継続した場合も50%保障
他の銀行では金利上乗せが必要な保障が無料
スゴ団信には、すべての年齢の方に全疾病保障が無料で付帯されます。
全疾病保障とは、ガン・急性心筋梗塞・脳卒中に加えて、高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎などの重度慢性疾患、さらにすべての病気やケガ(精神障害を除く)が保障対象となる特約です。
借入時の年齢が満50歳超の場合、3大疾病50%保障は基本付帯されず、全疾病保障のみが無料で付帯されます。
ただし、金利を年0.25%上乗せすることで、3大疾病50%保障を追加することができます。
有料の上乗せ保障が必要かどうかは、個人の健康状態・家族構成・他の保険加入状況によって異なります。
既に民間の医療保険やガン保険に十分な保障額で加入している場合は、無料のスゴ団信で十分と言えます。
有料保障を付けるかどうかは、金利上乗せによる総返済額の増加と保障内容のメリットを比較して判断しましょう
他の銀行と比較
住信SBIネット銀行の住宅ローン金利が本当に安いのか、主要銀行と比較してみましょう。
金利だけでなく、団信の保障内容や手数料も含めた実質的な負担を比較することが重要です
2025年12月時点の主要銀行の変動金利を比較すると、以下のようになります。
| 銀行名 | 変動金利(年率) | 団信の特徴 |
| 住信SBIネット銀行 | 0.698%前後 | 3大疾病50%+全疾病保障無料(50歳以下) |
| auじぶん銀行 | 0.319%前後 | ガン50%保障無料 |
| PayPay銀行 | 0.270%前後 | ガン50%保障無料 |
| SBI新生銀行 | 0.590%前後 | 安心保障付団信無料 |
| 三菱UFJ銀行 | 0.345%前後 | 基本団信のみ無料 |
変動金利の表面金利では、PayPay銀行やauじぶん銀行が低水準となっています。
住信SBIネット銀行の変動金利は、これらと比較するとやや高めですが、無料で付帯される団信の保障内容が充実している点が大きな違いです。
| 銀行名 | 固定金利10年(年率) | 特徴 |
| 住信SBIネット銀行 | 1.5%前後 | 当初引下げプラン |
| auじぶん銀行 | 1.5%前後 | 当初期間引下げプラン |
| 三菱UFJ銀行 | 1.3%前後 | 当初固定プラン |
| りそな銀行 | 1.6%前後 | 当初型プラン |
| SBI新生銀行 | 1.4%前後 | 当初固定金利タイプ |
| 銀行名 | 事務手数料 | 保証料 | 繰上返済手数料 |
| 住信SBIネット銀行 | 借入額×2.2% | 無料 | 無料(一部繰上返済) |
| auじぶん銀行 | 借入額×2.2% | 無料 | 無料 |
| PayPay銀行 | 借入額×2.2% | 無料 | 無料 |
| 三菱UFJ銀行 | 借入額×2.2%または33,000円 | 無料または有料 | ネットで無料 |
| りそな銀行 | 借入額×2.2%または55,000円 | 無料または有料 | 条件により無料 |
総合的に見ると、住信SBIネット銀行は、金利・手数料・団信保障のバランスが優れた住宅ローンと言えます。
住信SBIネット銀行のメリット5つ
住信SBIネット銀行の変動金利は、競争力のある水準を実現しています。
ネット銀行ならではの低コスト運営により、店舗型銀行と比較して低い金利を提供できています。
スゴ団信は、他の銀行では有料オプションとなることが多い3大疾病保障と全疾病保障が無料で付帯されます。
特に50歳以下の方は、金利上乗せなしで3大疾病50%保障が受けられるため、大きなメリットです。
住信SBIネット銀行の住宅ローンは、保証料が無料です。
一部繰上返済手数料も無料で、1円から繰上返済が可能です。
住信SBIネット銀行の住宅ローンは、WEB申込コースを選択すれば、すべての手続きをオンラインで完結できます。
2025年現在、住信SBIネット銀行は国内銀行で初めてLINE上で住宅ローンの手続きを完結できる仕組みを構築しています。
WEB申込に不安がある方や、専門家に相談しながら進めたい方のために、対面相談コースも用意されています。
全国50店舗以上の窓口で、専任スタッフが住宅ローンのプラン相談から手続きまでサポートしてくれます。
住信SBIネット銀行の住宅ローンには多くのメリットがありますが、デメリットや注意点も理解しておく必要があります。
物件価格の80%超で借り入れる場合、表示金利に年0.25%が上乗せされます
自己資金が少ない場合や、諸費用も含めて借り入れる場合は、金利負担が増加する点に注意が必要です。
審査結果によって、表示金利に年0.1%~0.3%が上乗せされる可能性があります。
審査基準は公開されていないため、事前に金利上乗せの有無を確認することはできません。
変動金利は、金利が低い時期には返済額を抑えられますが、将来的に金利が上昇するリスクがあります
変動金利を選ぶ場合は、金利が1%~2%上昇した場合の返済額をシミュレーションし、返済可能かどうかを確認しておきましょう。
対面相談コースは全国50店舗以上で利用できますが、店舗のない地域では対面相談を受けられません。
申込の流れと審査期間
住信SBIネット銀行の住宅ローンを申し込む際の流れと、審査にかかる期間について解説します。
仮審査は、住信SBIネット銀行の公式サイトまたはLINEから申し込みます。
仮審査の結果は、最短即日~3営業日以内に通知されます。
本審査では、より詳細な書類提出が求められます。
本審査の結果は、約1週間~10日程度で通知されます。
自己資金が10%の場合、借入比率は90%となり、物件価格の80%超に該当するため、表示金利に年0.25%が上乗せされます。さらに、審査結果によっては年0.1%~0.3%の上乗せが発生する可能性もあります。
返済比率が35%を超える方、勤続年数が1年未満の方、過去にクレジットカードやローンの延滞がある方、他の借入が多い方、自営業で収入が不安定な方などは審査に落ちる可能性が高くなります。
変動金利が上昇した場合、住宅ローンの借入金利も上昇します。住信SBIネット銀行の変動金利は年2回見直され、新しい金利は6月または12月の約定返済日の翌日から適用されます。
借り換えのメリットは、現在の住宅ローン金利と借り換え後の金利差、借入残高、残りの返済期間によって異なります。一般的に、金利差が1%以上、借入残高が1,000万円以上、残りの返済期間が10年以上ある場合、借り換えのメリットが大きいとされています。
WEB申込コースはすべての手続きをオンラインで完結できるコースです。対面相談コースは全国50店舗以上の窓口で専任スタッフに相談しながら手続きを進められるコースです。金利や団信保障の内容は両コースで同じです。
複数の銀行に同時に仮審査を申し込むことは可能です。ただし、短期間に5社以上など多数の審査申込を行うと審査に悪影響を及ぼす可能性があるため、仮審査は3~4社程度に絞ることをおすすめします。
健康状態に不安がある場合でも、ワイド団信に加入できる可能性があります。ワイド団信は金利を年0.3%上乗せすることで加入できます。ワイド団信でも加入できない場合は、フラット35(団信任意加入)を検討する選択肢もあります。
50年ローンは月々の返済額を大幅に抑えられる点がメリットですが、総返済額は35年返済と比較して大幅に増加します。20代~30代前半で将来的に繰上返済を積極的に行う計画がある方には適していますが、40代以降の方は慎重に検討する必要があります。
住信SBIネット銀行の住宅ローンは、競争力のある金利水準と充実した団信保障を両立した魅力的な商品です。
特に、物件価格の80%以下で借り入れる場合は最優遇金利が適用され、50歳以下の方は3大疾病50%保障と全疾病保障が無料で付帯されるため、コストパフォーマンスに優れています。
一方で、自己資金が20%未満の場合は金利が上乗せされる点、審査結果によって金利が変動する点、借入期間が35年超の場合は金利上乗せがある点など、注意すべきポイントもあります。
住宅ローンは長期間の返済となるため、金利だけでなく、団信の保障内容、手数料、サポート体制なども考慮して総合的に判断しましょう。
自分のライフプランや家計状況に合わせて、無理のない返済計画を立てることが、住宅購入成功の鍵となります。
なお、住宅ローンには元本割れのリスクがあります。金利は審査結果や市場動向により変動する可能性があります。詳しくは住信SBIネット銀行の公式サイトでご確認ください。最終的な借入判断はご自身の責任で行ってください。
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