株式投資の始め方|初心者が知っておきたい基礎知識

株式投資の始め方|初心者が知っておきたい基礎知識

株式投資を始めたいけれど、何から手をつければいいのか分からないという方は多いのではないでしょうか。

「損をするのが怖い」「難しそう」と感じて、一歩を踏み出せずにいる方もいるかもしれません。

しかし、正しい知識と準備があれば、株式投資は少額からでも始められる資産形成の手段なんです。

この記事では、株式投資の基本的な仕組みから証券会社の選び方、実際の始め方まで、初心者の方が安心してスタートできるように分かりやすく解説します。

リスクの理解と適切な対策を知ることで、あなたも投資の第一歩を踏み出せるはずです。

この記事の要約
  • 株式投資は値上がり益・配当金・株主優待の3つの方法で利益を得られる
  • 証券口座の開設から銘柄購入まで5つのステップで始められる
  • 余裕資金・長期投資・分散投資が初心者にとって重要なポイント
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

株式投資とは?初心者が知っておきたい基本のしくみ

株式投資とは、企業が発行する株式を購入し、その企業の成長に投資することです。株式を購入した人は「株主」となり、企業の利益の一部を受け取る権利や、株価の値上がりによる利益を得られる可能性があります。

企業は事業に必要な資金を調達するために株式を発行し、投資家はその企業の成長に期待して株式を購入します。株価は企業の業績や市場の動向によって日々変動し、需要と供給のバランスで決まるんです。株価が上がったときに売却すれば利益を得られますが、下がった場合は損失を被るリスクもあります。

株式投資の魅力は、銀行預金では得られない高いリターンが期待できる点です。ただし、元本保証がないため、投資する前に仕組みをしっかり理解しておくことが大切なんですね。

日本取引所グループ:株式投資の基礎知識

株式投資で利益が出る3つの方法

株式投資で利益を得る方法は、主に「値上がり益(キャピタルゲイン)」「配当金(インカムゲイン)」「株主優待」の3つがあります。それぞれの特徴を理解することで、自分に合った投資スタイルを見つけられるでしょう。

株式投資で利益を得る3つの方法

値上がり益(キャピタルゲイン)

配当金(インカムゲイン)

株主優待

値上がり益(キャピタルゲイン)は、株式投資の基本的な利益の出し方です。購入時よりも株価が高いときに売却することで、その差額が利益になります。例えば、1株1,000円で買った株が1,200円になったときに売却すれば、1株あたり200円の利益を得られるわけです。

配当金(インカムゲイン)は、企業が得た利益の一部を株主に分配するお金です。保有株式数に応じて受け取れますが、企業の業績や方針によって配当の有無や金額は変わります。配当利回りの高い企業に投資すれば、定期的な収入源として活用できるんです。

株主優待は、日本企業の特徴的な制度で、一定数以上の株式を保有している株主に自社製品やサービス、割引券などを提供するものです。上場企業の約3分の1が株主優待を実施しており、実用的な特典を受け取れることから人気があります。ただし、すべての企業が実施しているわけではありません。

株式投資と預金の違い|元本保証がないってどういうこと?

株式投資と銀行預金の最も大きな違いは、元本保証の有無です。銀行預金は元本が保証されており、預けたお金が減ることはありません(預金保険制度により1,000万円まで保護)。一方、株式投資には元本保証がなく、投資した金額が減少するリスクがあります。

例えば、100万円で購入した株式が80万円に値下がりすると、20万円の損失が発生します。最悪の場合、投資先の企業が倒産すれば株式は無価値になり、投資元本がすべて失われる可能性もあるんです。

株式投資には元本割れのリスクがあります。投資する際は、失っても生活に支障がない余裕資金で行うことが重要です。

その代わり、株式投資は預金よりも高いリターンが期待できます。銀行の普通預金金利が年0.001%程度なのに対し、株式投資では年数%から数十%のリターンを狙える可能性があります。リスクとリターンは比例関係にあり、高いリターンを期待するほどリスクも高くなるという原則を理解しておきましょう。

また、株式はインフレに強い特性があります。物価が上昇すると現金の価値は目減りしますが、企業の売上や利益も増加する傾向にあるため、株価も上昇しやすくなります。長期的な資産形成を考えるなら、預金だけでなく株式投資も組み合わせることが有効なんですね。

株式投資はいくらから始められる?

株式投資は、以前は数十万円の資金が必要でしたが、現在は数百円から数千円程度の少額でも始められるようになっています。これは「単元未満株」というサービスが普及したためです。

通常、日本の株式は100株単位(1単元)で取引されます。株価が1,000円の銘柄なら、100株で10万円の資金が必要です。しかし、SBI証券の「S株」や楽天証券の「かぶミニ®」などの単元未満株サービスを利用すれば、1株から購入できます。つまり、株価1,000円の銘柄なら1,000円から投資を始められるんです。

投資信託を活用すれば、さらに少額から始められます。多くの証券会社では100円から投資信託を購入でき、複数の銘柄に分散投資されているため、初心者でもリスクを抑えやすいのが特徴です。

初心者の方は、まず月1万円程度の少額から始めて、投資に慣れてから徐々に金額を増やしていくのがおすすめです。無理のない範囲で投資することが、長く続けるコツなんですね。

株式投資を始める前に確認したい3つのポイント

株式投資を始める前に、必ず確認しておきたい重要なポイントが3つあります。これらを押さえておくことで、投資で失敗するリスクを大きく減らせるでしょう。投資は自己責任で行うものですから、事前の準備が何より大切です。

余裕資金で始める|生活費には手をつけない

株式投資は、必ず余裕資金で行うことが鉄則です。余裕資金とは、生活費や緊急時の備えを除いた、当面使う予定のないお金のことを指します。

生活費や近い将来に使う予定のあるお金(住宅購入資金、教育資金など)を投資に回してしまうと、株価が下がったときに困ってしまいます。株価が回復するまで待てずに損失を確定させてしまったり、生活に支障が出たりする可能性があるんです。

余裕資金の目安

生活費の6ヶ月分を預金として確保

近い将来使う予定のあるお金は除外

最悪失ってもすぐには困らない金額

目安としては、生活費の6ヶ月分程度を預金として確保した上で、それ以外の資金を投資に回すのが理想的です。例えば、月の生活費が20万円なら、120万円を預金として残し、それを超える資金で投資を始めるイメージですね。

また、投資資金は「最悪の場合、失ってもすぐには困らない金額」にとどめましょう。株式投資には元本割れのリスクがありますから、無理な金額を投資すると精神的な負担も大きくなってしまいます。

自分のリスク許容度を知る|どれくらい損失に耐えられる?

投資を始める前に、自分がどの程度の損失に耐えられるかを把握しておくことが重要です。これを「リスク許容度」といいます。

リスク許容度は、年齢、収入、家族構成、投資経験、性格などによって人それぞれ異なります。例えば、若い独身の会社員なら比較的リスクを取りやすいですが、定年間近で退職金を運用する場合は慎重にならざるを得ません。

具体的には、「投資資金の何%までの損失なら耐えられるか」を考えてみましょう。10%の下落で不安になるなら、リスクの低い投資信託や債券中心の運用が向いています。30%の下落でも冷静でいられるなら、個別株への投資も検討できるでしょう。

初心者の方は、まず少額で投資を始めて、実際に株価が変動する様子を体験してみることをおすすめします。数千円から1万円程度の投資なら、損失が出ても勉強代と割り切れますし、自分のリスク許容度を知る良い機会になるんです。

投資の目的を明確にする|短期か長期か

株式投資を始める前に、「何のために投資するのか」という目的を明確にすることが大切です。目的によって、適した投資方法やリスクの取り方が変わってきます。

短期投資は、数日から数ヶ月程度の期間で株価の変動を利用して利益を狙う方法です。デイトレードやスイングトレードと呼ばれ、株価チャートの分析や市場の動向を常にチェックする必要があります。リスクが高く、初心者には難易度が高い投資方法といえるでしょう。

一方、長期投資は、数年から数十年の期間で企業の成長に期待して株式を保有し続ける方法です。短期的な株価変動に一喜一憂せず、配当金を受け取りながらじっくり資産を増やしていきます。初心者には長期投資がおすすめです。

投資目的の例としては、「老後資金として2,000万円を準備したい」「子どもの教育資金を貯めたい」「配当金で月3万円の副収入を得たい」などが挙げられます。目的が明確になれば、必要な投資金額や期間、リスクの取り方が自然と決まってくるんですね。

金融庁:投資の基本

株式投資の始め方|5つのステップで解説

株式投資を始めるための具体的な手順を、5つのステップに分けて分かりやすく解説します。初心者の方でも、この流れに沿って進めれば迷わず投資をスタートできるでしょう。

ステップ1:証券会社を選ぶ

株式投資を始めるには、まず証券会社に口座を開設する必要があります。証券会社は、投資家と証券取引所をつなぐ役割を果たしており、株式の売買は証券会社を通じて行われるんです。

証券会社には、店舗を持つ対面型の証券会社と、インターネット専業のネット証券があります。初心者には、手数料が安く、スマートフォンで気軽に取引できるネット証券がおすすめです。SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券などが代表的なネット証券として知られています。

証券会社を選ぶ際は、手数料の安さ、取扱商品の豊富さ、使いやすさ、NISA対応、少額投資サービスの有無などを比較しましょう。詳しい選び方は次のセクションで解説します。

ステップ2:証券口座を開設する

証券会社を決めたら、口座開設の手続きを行います。現在は、スマートフォンだけで完結できるオンライン申込が主流です。

口座開設に必要なものは、本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証など)とマイナンバーが確認できる書類です。マイナンバーカードがあれば、これ1枚で両方を兼ねられるので便利ですね。

口座開設に必要な書類

本人確認書類
  • マイナンバーカード
  • 運転免許証
  • 健康保険証
マイナンバー確認書類
  • マイナンバーカード
  • 通知カード

手続きの流れは、証券会社の公式サイトやアプリから申込フォームに必要事項を入力し、スマートフォンで本人確認書類を撮影して送信するだけです。「eKYC」という本人確認方法を使えば、最短で翌営業日には口座開設が完了します。郵送での申込も可能ですが、1週間程度かかるため、急ぎの場合はオンライン申込がおすすめです。

審査完了後、ログインIDやパスワードがメールまたは郵送で届きます。これで証券口座の開設は完了です。

ステップ3:口座に入金する

証券口座が開設できたら、株式を購入するための資金を入金します。入金方法は主に2つあります。

1つ目は即時入金サービスです。証券会社と提携している銀行のインターネットバンキングから、リアルタイムで証券口座に入金できます。手数料が無料で、24時間いつでも入金できるのが便利ですね。SBI証券なら住信SBIネット銀行、楽天証券なら楽天銀行との連携が特にスムーズです。

2つ目は銀行振込です。証券会社が指定する口座に、自分の銀行口座から振り込む方法です。振込手数料がかかる場合があるため、即時入金サービスが利用できるなら、そちらを選ぶ方がお得でしょう。

初めての投資なら、まずは1万円から3万円程度の少額を入金して、取引に慣れることから始めるのがおすすめです。

ステップ4:買いたい銘柄を選ぶ

資金が入金できたら、いよいよ購入する銘柄を選びます。日本には約3,700社の上場企業があり、初心者はどれを選べばいいか迷ってしまうかもしれません。

初心者におすすめの銘柄選びの方法は、自分がよく知っている企業や身近な企業から選ぶことです。例えば、普段使っている商品やサービスを提供している企業なら、事業内容が理解しやすく、応援する気持ちで投資できるでしょう。

また、証券会社が提供している銘柄スクリーニングツールを使えば、配当利回りが高い銘柄や、株価が安定している銘柄などを簡単に検索できます。初心者向けとして、東証プライム市場に上場している大手企業や、日経平均株価を構成する225社から選ぶのも良い方法です。

銘柄を選ぶ際は、企業の業績、配当の有無、株主優待の内容などを確認しましょう。証券会社のサイトには企業情報や株価チャートが掲載されているので、参考にしてください。

ステップ5:実際に株を購入する

購入する銘柄が決まったら、実際に注文を出します。株式の注文方法には、「成行注文」と「指値注文」の2種類があります。

成行注文は、価格を指定せずに「今すぐ買いたい」という注文方法です。その時点の市場価格で売買が成立するため、確実に購入できますが、想定より高い価格で買ってしまう可能性もあります。初心者には分かりやすい注文方法ですね。

指値注文は、「この価格以下なら買いたい」と価格を指定する注文方法です。希望の価格で購入できる反面、株価が指定価格に達しなければ取引が成立しません。じっくり待てる人や、できるだけ安く買いたい人に向いています。

注文画面で、銘柄コード、株数、注文方法、価格(指値の場合)を入力し、内容を確認して注文を確定します。取引時間内(平日9時~11時30分、12時30分~15時)なら、数秒から数分で約定(取引成立)するでしょう。約定すると、証券口座の保有株式に反映されます。

初めての購入は緊張するかもしれませんが、少額から始めれば失敗しても勉強代として割り切れます。まずは1株から試してみるのもいいですね。

証券会社の選び方|初心者が比較すべき6つのポイント

証券会社選びは、株式投資を始める上で最も重要な決断の1つです。手数料やサービス内容は証券会社によって大きく異なるため、自分に合った証券会社を選ぶことが成功への第一歩になります。ここでは、初心者が比較すべき6つのポイントを詳しく解説します。

手数料の安さ|取引コストを抑える

株式投資では、売買のたびに手数料がかかります。手数料は利益を圧迫する要因なので、できるだけ安い証券会社を選ぶことが大切です。

現在、多くのネット証券では現物取引の手数料を無料または格安に設定しています。SBI証券と楽天証券は、現物取引の手数料を原則無料としており、初心者にとって大きなメリットです。松井証券は1日の取引金額が50万円までなら手数料無料で、少額取引中心の初心者に向いています。

手数料体系には、「1約定ごとプラン」と「1日定額プラン」の2種類があります。1約定ごとプランは取引のたびに手数料がかかり、1日定額プランは1日の取引金額の合計に応じて手数料が決まる仕組みです。自分の取引スタイルに合わせて選びましょう。

投資信託の購入手数料(販売手数料)も確認が必要です。多くのネット証券では投資信託の購入手数料を無料(ノーロード)としていますが、一部の商品では手数料がかかる場合もあります。

取扱商品の豊富さ|投資信託や米国株も

証券会社によって、取り扱っている商品の種類や数が異なります。将来的に投資の幅を広げたいなら、取扱商品が豊富な証券会社を選ぶのがおすすめです。

投資信託の取扱本数は、SBI証券が約2,600本、楽天証券が約2,550本と業界トップクラスです。投資信託は少額から分散投資ができるため、初心者にとって重要な商品といえるでしょう。

米国株の取扱銘柄数も重要なポイントです。AppleやAmazon、Microsoftなど世界的な企業に投資したいなら、米国株の取扱が充実している証券会社を選びましょう。SBI証券は約5,000銘柄、マネックス証券も約5,000銘柄と豊富です。

その他、中国株、REIT(不動産投資信託)、ETF(上場投資信託)、債券など、さまざまな商品があります。最初は日本株と投資信託だけで十分ですが、将来的な選択肢を考えると、取扱商品が多い証券会社の方が便利ですね。

少額投資対応|1株から買えるサービス

初心者が少額から投資を始めたいなら、単元未満株サービスの有無を確認しましょう。通常は100株単位での取引ですが、単元未満株なら1株から購入できます。

SBI証券の「S株」は約3,500銘柄を1株から購入でき、業界最多の取扱銘柄数を誇ります。楽天証券の「かぶミニ®」は約2,100銘柄に対応しています。マネックス証券の「ワン株」も約1,500銘柄で利用可能です。

単元未満株のメリット

数百円から有名企業の株主になれる

複数の銘柄に分散投資しやすい

リスクを抑えた投資が可能

単元未満株のメリットは、数百円から数千円程度で有名企業の株主になれることです。例えば、通常なら数十万円必要な銘柄でも、1株なら数千円で購入できます。複数の銘柄に分散投資しやすく、リスクを抑えられるのも魅力ですね。

単元未満株では株主優待を受けられない場合が多いことや、リアルタイムで取引できない(1日数回の約定タイミングが決まっている)点には注意が必要です。

使いやすさ|アプリやツールの評価

証券会社のウェブサイトやスマートフォンアプリの使いやすさも、重要な選択基準です。特に初心者は、直感的に操作できるアプリがある証券会社を選ぶと、ストレスなく投資を続けられるでしょう。

楽天証券の「iSPEED」は、シンプルで見やすいデザインが特徴で、初心者から上級者まで幅広く支持されています。SBI証券の「SBI証券アプリ」も機能が充実しており、株価チャートや企業情報を簡単に確認できます。

アプリの評価は、App StoreやGoogle Playのレビューを参考にするといいでしょう。実際に使っているユーザーの生の声が分かります。また、多くの証券会社では口座開設前でもデモ画面を見られるので、事前に操作感を確認しておくのもおすすめです。

PC向けの取引ツールも、本格的に投資を始めたい人には重要です。SBI証券の「HYPER SBI 2」やマネックス証券の「マネックストレーダー」は、高機能なチャート分析や素早い注文が可能で、中級者以上に人気があります。

NISA対応|税制優遇を活用

株式投資を始めるなら、NISA(少額投資非課税制度)を活用しない手はありません。NISAを利用すれば、投資で得た利益が非課税になるため、税金分だけ手取りが増えるんです。

2024年から始まった新NISAでは、年間投資枠が最大360万円、生涯の非課税保有限度額が1,800万円に拡大されました。つみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠(年間240万円)を併用でき、非課税保有期間も無期限になっています。

金融庁:NISA特設ウェブサイト

ほぼすべての主要ネット証券がNISAに対応していますが、つみたて投資枠で購入できる投資信託の本数は証券会社によって異なります。SBI証券は約271本、楽天証券は約200本、マネックス証券は約217本と、SBI証券が最も充実しています。

NISA口座は1人1口座しか開設できないため、証券会社選びは慎重に行いましょう。ただし、年単位で金融機関を変更することは可能です。

サポート体制|困ったときの相談先

初心者にとって、困ったときに相談できるサポート体制があるかどうかは重要なポイントです。ネット証券は基本的に自分で取引を行いますが、操作方法が分からないときや、トラブルが発生したときにサポートを受けられると安心ですね。

多くのネット証券では、電話サポート、メールサポート、チャットサポートを提供しています。電話サポートの対応時間は証券会社によって異なり、平日のみの場合と土日も対応している場合があります。松井証券は平日だけでなく土日もサポート対応しており、初心者に優しい体制です。

また、公式サイトのFAQ(よくある質問)やマニュアルが充実しているかも確認しましょう。疑問点をすぐに解決できれば、スムーズに投資を進められます。

対面でのサポートを希望するなら、店舗を持つ証券会社を選ぶ選択肢もあります。野村證券やSMBC日興証券などの総合証券は、全国に店舗があり、担当者に直接相談できます。ただし、手数料はネット証券より高めに設定されている点には注意が必要です。

株式投資で気をつけたい5つのリスク

株式投資にはリターンだけでなく、さまざまなリスクが存在します。リスクを正しく理解し、適切に対処することが、長期的な資産形成の鍵となります。ここでは、初心者が特に知っておくべき5つのリスクを解説します。

金融庁:投資のリスク

価格変動リスク|株価が下がって損をする

価格変動リスクは、株式投資における最も基本的なリスクです。株価は企業の業績、経済情勢、市場の需給などさまざまな要因で日々変動し、購入時よりも株価が下がれば損失が発生します。

例えば、100万円で購入した株式が80万円に値下がりすると、20万円の含み損を抱えることになります。この時点で売却すれば、20万円の損失が確定してしまうんです。

価格変動リスクに対処するには、長期投資を心がけることが有効です。短期的には株価が大きく変動しても、優良企業なら長期的には成長する可能性が高いからです。また、一度に大量の株を購入するのではなく、時期を分散して少しずつ購入する「ドルコスト平均法」も、価格変動リスクを抑える方法として知られています。

信用リスク|企業が倒産する可能性

信用リスクとは、投資先の企業が経営不振や倒産によって株式の価値が大きく下がる、または無価値になるリスクです。企業が倒産すれば、株式は紙くず同然になり、投資元本のすべてを失う可能性があります。

信用リスクを避けるには、財務状況が健全で、安定した収益を上げている企業を選ぶことが大切です。自己資本比率が高く、有利子負債が少ない企業は、倒産リスクが低いといえるでしょう。

1つの企業に集中投資するのではなく、複数の企業に分散投資することで、1社が倒産しても全体への影響を抑えられます。特に初心者は、東証プライム市場に上場している大手企業や、日経平均株価を構成する企業など、信用力の高い企業から選ぶのがおすすめです。

流動性リスク|売りたいときに売れない

流動性リスクとは、株式を売りたいときに買い手がつかず、希望する価格やタイミングで売却できないリスクです。取引量が少ない銘柄(出来高が少ない銘柄)では、このリスクが高くなります。

流動性が低い銘柄では、売り注文を出しても約定しない、または大幅に安い価格でしか売れないことがあります。急いで現金化したいときに困ってしまうんですね。

流動性リスクを避けるには、出来高(取引量)が多い銘柄を選ぶことが重要です。東証プライム市場に上場している大型株や、日経平均株価を構成する銘柄は、一般的に流動性が高く、いつでも売買しやすい特徴があります。

証券会社のサイトで銘柄情報を見るときは、「出来高」の項目を確認しましょう。出来高が数十万株以上あれば、流動性は十分といえるでしょう。

為替リスク|外国株投資での注意点

為替リスクは、外国株式や外貨建て資産に投資する際に、為替レートの変動によって損益が発生するリスクです。米国株投資を考えている初心者は、特に注意が必要です。

例えば、1ドル=100円のときに米国株を1,000ドル分(10万円)購入したとします。株価が変わらなくても、円高が進んで1ドル=90円になると、日本円に換算した評価額は9万円に減ってしまいます。逆に円安になれば、為替差益を得られる可能性もあるんです。

為替リスクに対処するには、長期投資を心がけることが有効です。短期的には為替レートが大きく変動しても、長期的には平準化される傾向があります。また、日本株と外国株をバランスよく保有することで、為替リスクを分散できるでしょう。

集中投資のリスク|分散投資の重要性

集中投資のリスクとは、特定の銘柄や業種に投資を集中させることで、その銘柄や業種が不調になったときに大きな損失を被るリスクです。「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言があるように、分散投資が重要なんです。

例えば、全資金を1つの銘柄に投資した場合、その企業が業績不振に陥れば、資産全体が大きく目減りしてしまいます。一方、10銘柄に分散投資していれば、1銘柄が不調でも他の銘柄でカバーできる可能性があります。

分散投資の種類

銘柄の分散

業種の分散

時間の分散

資産クラスの分散

分散投資には、「銘柄の分散」「業種の分散」「時間の分散」「資産クラスの分散」などがあります。初心者は、まず複数の銘柄に分散投資することから始めましょう。投資信託を活用すれば、1つの商品で数十から数百の銘柄に分散投資できるため、リスクを大きく抑えられます。

また、株式だけでなく、債券や不動産、預金などにも資産を分散させることで、より安定した資産運用が可能になるでしょう。

初心者におすすめの投資方法|少額・長期・分散がカギ

初心者が株式投資で成功するためには、「少額・長期・分散」という3つの原則を守ることが大切です。この原則に沿った投資方法を実践すれば、リスクを抑えながら着実に資産を増やしていけるでしょう。

少額から始める|1株単位や投資信託

初心者は、まず少額から投資を始めて、徐々に金額を増やしていくことをおすすめします。いきなり大きな金額を投資すると、株価が下がったときの精神的な負担が大きく、冷静な判断ができなくなってしまいます。

少額投資の方法として、単元未満株サービスを活用するのが効果的です。SBI証券の「S株」や楽天証券の「かぶミニ®」なら、1株数百円から有名企業の株主になれます。月1万円の予算でも、複数の銘柄に分散投資できるんです。

投資信託も少額投資に適しています。多くの証券会社では100円から投資信託を購入でき、自動的に複数の銘柄に分散投資されるため、初心者でも手軽に始められます。つみたてNISAを活用すれば、税制優遇を受けながら少額から積立投資ができるので、特におすすめですね。

少額投資のメリットは、失敗しても損失が限定的なことです。数千円の損失なら勉強代と割り切れますし、投資の経験を積むことで、徐々に自信がついてきます。慣れてきたら、少しずつ投資金額を増やしていきましょう。

長期投資を心がける|複利効果を活用

株式投資では、短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で投資を続けることが成功の秘訣です。長期投資には、複利効果を最大限に活用できるという大きなメリットがあります。

複利効果とは、投資で得た利益を再投資することで、利益が利益を生む仕組みです。例えば、年5%のリターンで100万円を運用すると、1年後は105万円になります。この105万円をさらに運用すると、2年後は110.25万円になり、単利(毎年5万円の利益)よりも多くなるんです。

長期投資では、配当金を受け取ったら使ってしまうのではなく、再投資に回すことで複利効果を高められます。また、短期的に株価が下がっても慌てて売らず、企業の成長を信じて保有し続けることが大切です。

金融庁の調査によると、長期・積立・分散投資を20年間続けた場合、元本割れするケースはほとんどなく、安定したリターンが得られることが示されています。初心者こそ、長期投資を心がけましょう。

金融庁:投資の基本

分散投資でリスクを抑える|銘柄と時間の分散

分散投資は、投資リスクを抑えるための最も基本的な戦略です。「すべての卵を一つのカゴに盛るな」という格言の通り、複数の銘柄や資産に投資を分散させることで、1つが失敗しても全体への影響を抑えられます。

銘柄の分散では、異なる業種や規模の企業に投資します。例えば、トヨタ自動車(自動車)、NTT(通信)、ソニーグループ(電機)など、業種が異なる銘柄を組み合わせることで、特定の業種が不調でも他の業種でカバーできる可能性があります。

時間の分散も重要です。一度に全額を投資するのではなく、毎月一定額を積み立てる「ドルコスト平均法」を活用しましょう。株価が高いときは少なく、安いときは多く購入できるため、平均購入単価を抑えられます。つみたてNISAは、この時間分散を自動的に実現できる制度なんです。

投資信託を活用すれば、1つの商品で数十から数百の銘柄に分散投資できます。初心者は、まず投資信託で分散投資の基本を学び、慣れてきたら個別株にも挑戦するのがおすすめです。

NISAを活用する|税金をゼロに

株式投資を始めるなら、NISA(少額投資非課税制度)を活用しない手はありません。通常、株式投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座で投資すれば非課税になるため、手取りが大幅に増えるんです。

2024年から始まった新NISAでは、制度が大幅に拡充されました。年間投資枠は最大360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)、生涯の非課税保有限度額は1,800万円です。非課税保有期間も無期限になり、長期投資に最適な制度といえるでしょう。

金融庁:新しいNISA

つみたて投資枠では、金融庁が認めた優良な投資信託のみを購入できます。初心者は、まずつみたて投資枠で毎月一定額を積み立てることから始めるのがおすすめです。月1万円から3万円程度を積み立てれば、無理なく資産形成を続けられます。

成長投資枠では、個別株やETFなども購入できます。投資に慣れてきたら、成長投資枠も併用して投資の幅を広げていきましょう。NISA口座は1人1口座しか開設できないため、証券会社選びは慎重に行ってください。

初心者がやりがちな失敗パターン5つ|事前に知って回避しよう

株式投資を始めたばかりの初心者は、知識不足や経験不足から同じような失敗をしてしまうことが多いです。事前に失敗パターンを知っておけば、同じ過ちを避けられるでしょう。ここでは、初心者がやりがちな5つの失敗パターンと、その対策を解説します。

失敗1:生活費まで投資に回してしまう

最もやってはいけない失敗が、生活費や近い将来に使う予定のあるお金まで投資に回してしまうことです。株価が下がったときに生活に困ってしまい、損失を抱えたまま売却せざるを得なくなります。

例えば、半年後に支払う予定の車の頭金や、来年の子どもの入学金など、使う時期が決まっているお金を投資してしまうと、その時期に株価が下がっていても売却しなければなりません。株価が回復するまで待てないため、損失が確定してしまうんです。

投資は必ず余裕資金で行いましょう。生活費の6ヶ月分程度を預金として確保し、それ以外の資金で投資を始めるのが理想的です。「最悪の場合、失ってもすぐには困らない金額」に留めることが大切ですね。

失敗2:短期間で大きく儲けようとする

初心者によくある失敗が、短期間で大きく儲けようとして、リスクの高い投資に手を出してしまうことです。「すぐに2倍、3倍にしたい」という欲が、冷静な判断を失わせてしまいます。

デイトレードや信用取引など、短期間で大きな利益を狙う投資方法は、同時に大きな損失を被るリスクも高くなります。株価の予測は専門家でも難しく、初心者が短期売買で利益を上げ続けるのはほぼ不可能といえるでしょう。

対策として、長期投資を心がけることが重要です。優良企業の株式を長期間保有し、配当金を受け取りながらじっくり資産を増やしていく方が、初心者には向いています。「ゆっくり確実に」が成功への近道なんです。

失敗3:含み損に耐えられず狼狽売り

株価が下がったときにパニックになり、損失を確定させてしまう「狼狽売り」は、初心者が最もやりがちな失敗の1つです。株価の一時的な下落に耐えられず、慌てて売却してしまうんですね。

株価は短期的には大きく変動しますが、優良企業なら長期的には回復する可能性が高いです。一時的な下落で売却してしまうと、その後の回復による利益を逃してしまいます。また、損失を確定させた後に株価が上昇すると、精神的なダメージも大きくなります。

対策として、投資する前に「この銘柄は長期的に成長する」という確信を持つことが大切です。企業の業績や将来性をしっかり調べて投資すれば、一時的な下落があっても冷静に対応できるでしょう。また、余裕資金で投資していれば、株価が回復するまで待つ余裕も生まれます。

失敗4:よく知らない銘柄に手を出す

企業の事業内容や業績をよく調べずに、なんとなく銘柄を選んでしまうのも、初心者によくある失敗です。「有名だから」「株価が安いから」という理由だけで投資すると、思わぬ損失を被ることがあります。

例えば、業績が悪化している企業の株価は安くなる傾向がありますが、それを「お買い得」と勘違いして購入してしまうケースがあります。業績悪化が続けば株価はさらに下がり、最悪の場合は倒産するリスクもあるんです。

対策として、投資する前に企業の事業内容、業績、財務状況などをしっかり調べましょう。証券会社のサイトには企業情報や決算資料が掲載されているので、必ず確認してください。また、自分がよく知っている企業や、普段使っている商品・サービスを提供している企業から選ぶのもおすすめです。

失敗5:SNSの情報を鵜呑みにする

最近増えているのが、SNSやインターネット上の情報を鵜呑みにして投資してしまう失敗です。「この銘柄は絶対上がる」「今買わないと損」といった煽り文句に惑わされ、冷静な判断ができなくなってしまいます。

SNSには、根拠のない情報や、意図的に株価を操作しようとする悪質な情報も混じっています。有名なインフルエンサーの発言でも、必ずしも正しいとは限りません。他人の意見に流されて投資すると、失敗したときに後悔が大きくなります。

情報源の信頼性を確認することが重要です。金融庁、日本取引所グループ、証券会社などの公式サイトや、企業の決算資料など、信頼できる情報源から情報を得るようにしましょう。SNSの情報は参考程度にとどめ、最終的な投資判断は自分で行うことが大切です。

投資額別シミュレーション|月1万円・3万円・5万円で始めたら?

実際に投資を始めるとき、「自分の予算でどの程度の資産形成ができるのか」が気になる方は多いでしょう。ここでは、月1万円、3万円、5万円の3つのパターンで、長期投資を続けた場合のシミュレーションを紹介します。あくまで参考例ですが、投資計画を立てる際の目安にしてください。

月1万円の場合|少額から着実に

月1万円の積立投資は、初心者が無理なく始められる金額です。少額でも長期間続ければ、複利効果によって大きな資産を築ける可能性があります。

期間 積立総額 想定運用益(年利5%) 資産総額
5年 60万円 約8万円 約68万円
10年 120万円 約35万円 約155万円
20年 240万円 約171万円 約411万円
30年 360万円 約472万円 約832万円

月1万円でも30年間続ければ、800万円以上の資産を築ける可能性があります。新NISAのつみたて投資枠を活用すれば、運用益が非課税になるため、さらに効率的に資産を増やせるでしょう。

月1万円なら、単元未満株や投資信託を活用して複数の銘柄に分散投資できます。例えば、つみたてNISAで月1万円を積み立てれば、年間12万円の投資枠を使い切れます。無理のない金額から始めて、収入が増えたら積立額を増やしていくのがおすすめです。

月3万円の場合|バランス型投資

月3万円の積立投資は、つみたて投資枠と成長投資枠をバランスよく活用できる金額です。投資信託と個別株を組み合わせることで、リスクとリターンのバランスを取れるでしょう。

期間 積立総額 想定運用益(年利5%) 資産総額
5年 180万円 約24万円 約204万円
10年 360万円 約106万円 約466万円
20年 720万円 約513万円 約1,233万円
30年 1,080万円 約1,417万円 約2,497万円

月3万円を30年間続ければ、2,500万円近い資産を築ける可能性があります。老後資金として2,000万円が必要といわれる中、この金額は十分な備えになるでしょう。

投資配分の例として、つみたて投資枠で月2万円を投資信託に積み立て、成長投資枠で月1万円を個別株や高配当株に投資するバランス型がおすすめです。投資信託で安定的に資産を増やしつつ、個別株で配当金や株主優待を楽しむこともできます。

月5万円の場合|本格的な資産形成

月5万円の積立投資は、本格的に資産形成を目指す方に適した金額です。新NISAの年間投資枠を効率的に活用でき、より大きな資産を築ける可能性があります。

期間 積立総額 想定運用益(年利5%) 資産総額
5年 300万円 約41万円 約341万円
10年 600万円 約176万円 約776万円
20年 1,200万円 約855万円 約2,055万円
30年 1,800万円 約2,361万円 約4,161万円

月5万円を30年間続ければ、4,000万円以上の資産を築ける可能性があります。老後資金だけでなく、早期リタイアや住宅購入など、さまざまな目標を達成できる金額ですね。

投資配分の例として、つみたて投資枠で月3万円、成長投資枠で月2万円を投資するバランスがおすすめです。つみたて投資枠では全世界株式や米国株式のインデックスファンドで安定的に資産を増やし、成長投資枠では高配当株や成長株に投資して配当金や値上がり益を狙えます。月5万円なら、複数の戦略を組み合わせた本格的な資産運用が可能になるでしょう。

※上記のシミュレーションは年利5%で計算した参考例です。実際の運用成績は市場環境や投資商品によって異なります。投資にはリスクが伴い、元本割れする可能性もあることをご理解ください。

まとめ

株式投資は、正しい知識と準備があれば、初心者でも少額から始められる資産形成の手段です。株式投資で利益を得る方法には、値上がり益、配当金、株主優待の3つがあり、それぞれの特徴を理解することが大切なんですね。

投資を始める前に確認すべきポイントは、余裕資金で始めること、自分のリスク許容度を知ること、投資の目的を明確にすることの3つです。これらを押さえておけば、失敗のリスクを大きく減らせるでしょう。

実際に投資を始めるには、証券会社を選び、口座を開設し、資金を入金して銘柄を購入するという5つのステップを踏みます。証券会社選びでは、手数料の安さ、取扱商品の豊富さ、使いやすさ、NISA対応、少額投資サービス、サポート体制の6つのポイントを比較しましょう。

株式投資には、価格変動リスク、信用リスク、流動性リスク、為替リスク、集中投資のリスクという5つのリスクがあります。これらのリスクに対処するには、長期投資、分散投資、余裕資金での投資が有効です。

初心者におすすめの投資方法は、少額から始めて、長期投資を心がけ、分散投資でリスクを抑え、NISAを活用することです。特に新NISAは、年間最大360万円、生涯1,800万円まで非課税で投資できるため、積極的に活用したい制度といえます。

よくある失敗パターンを事前に知っておくことも重要です。生活費まで投資に回さない、短期間で大きく儲けようとしない、狼狽売りをしない、よく知らない銘柄に手を出さない、SNSの情報を鵜呑みにしないという5つのポイントを意識しましょう。

月1万円からでも、長期間続ければ大きな資産を築ける可能性があります。まずは少額から始めて、投資に慣れてから徐々に金額を増やしていくのがおすすめです。自分のペースで、無理なく続けられる投資を心がけてください。

なお、投資には元本割れのリスクがあります。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。不安な点があれば、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談することをおすすめします。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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