NISA口座の相続手続きと税金|必要書類と注意点を解説

「ゆうちょ銀行でNISAを始めようか迷っている」という方は多いのではないでしょうか。
身近な郵便局で投資を始められる安心感がある一方で、ネット証券と比べて手数料が高いという情報も気になりますよね。
結論から言うと、ゆうちょ銀行のNISAは「対面で相談しながら投資を始めたい初心者」に向いています。
ただし、商品数が15種類と少なく、信託報酬が高めというデメリットもあります。
この記事では、ゆうちょ銀行のNISAの特徴を詳しく解説し、あなたに合った選択ができるようサポートします。
メリット・デメリットを正直にお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ゆうちょ銀行でNISAは始められる?
ゆうちょ銀行では、2024年からスタートした新NISA制度に対応しており、つみたて投資枠と成長投資枠の両方で投資を始められます。全国の郵便局窓口またはゆうちょダイレクト(インターネットバンキング)から申し込みが可能です。
ゆうちょ銀行は、新NISA制度の「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の両方に対応しています。つみたて投資枠では年間120万円まで、成長投資枠では年間240万円まで投資でき、合計で年間360万円の非課税投資が可能です。
口座開設は全国約1,700の郵便局窓口で対面サポートを受けながら手続きできるほか、ゆうちょダイレクトを使えばオンラインでも申し込めます。既にゆうちょ銀行の口座を持っている方は、手続きがスムーズに進みます。
新NISA制度には「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの投資枠があります。つみたて投資枠は長期・積立・分散投資に適した投資信託が対象で、年間120万円まで投資できます。一方、成長投資枠は上場株式や投資信託など幅広い商品が対象で、年間240万円まで投資可能です。
非課税保有限度額は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)で、非課税保有期間は無期限です。
売却すれば非課税枠が翌年に復活するため、柔軟な運用ができるのが特徴です。ゆうちょ銀行では両方の枠を活用できますが、成長投資枠では個別株の取り扱いがなく、投資信託のみとなります。
ゆうちょ銀行のNISAで購入できる投資信託は15種類です。ネット証券が200種類以上を取り扱うのに比べると少ないですが、「選択肢が多すぎて迷ってしまう」という初心者にとっては、むしろ選びやすいとも言えます。
取扱商品は、米国株式に投資する「iFree S&P500インデックス」や、世界の株式に分散投資する「つみたて先進国株式」、複数の資産に投資する「つみたて8資産均等バランス」など、長期投資に適したインデックスファンドが中心です。
ただし、人気の「eMAXIS Slimシリーズ」は取り扱っていないため、低コストを最優先する方には物足りないかもしれません。
ゆうちょ銀行のNISA
ゆうちょ銀行でNISAを始めるメリットは、対面サポートの充実と選びやすさにあります。特に投資初心者にとって、身近な郵便局で相談できる安心感は大きな魅力です。ここでは5つの具体的なメリットを解説します。
ゆうちょ銀行の最大のメリットは、全国約1,700の郵便局窓口で対面相談ができることです。ネット証券では基本的に自分で調べて判断する必要がありますが、ゆうちょ銀行なら窓口で直接質問しながら手続きを進められます。
「投資信託って何?」「どの商品を選べばいいの?」といった基本的な疑問から、「毎月いくら積み立てればいいか」「リスクはどのくらいあるのか」といった具体的な相談まで、担当者と顔を合わせて話せるのは大きな安心材料です。
対面相談が向いている人
投資が初めてで不安がある方
インターネット操作に不安がある方
直接質問しながら理解したい方
特に地方在住の方や、インターネット操作に不安がある方にとっては、この対面サポートが心強い味方になります。窓口の営業時間は平日9時〜16時が一般的ですが、事前に電話で予約しておくとスムーズに相談できます。
ゆうちょ銀行のNISA対象商品は15種類と、ネット証券の200種類以上に比べると圧倒的に少ないです。しかし、これは初心者にとってはメリットにもなります。選択肢が多すぎると「どれを選べばいいか分からない」と迷ってしまい、結局投資を始められないケースも少なくありません。
ゆうちょ銀行の15種類は、長期投資に適したインデックスファンドやバランスファンドが中心で、どれを選んでも大きく失敗するリスクは低いと言えます。
「たくさんの商品を比較検討するのは面倒」「プロが厳選した商品の中から選びたい」という方には、この絞り込まれたラインナップが適しています。
ゆうちょダイレクト(インターネットバンキング)を使ってNISA口座で投資信託を購入する場合、購入時手数料は無料です。窓口での購入では手数料がかかる場合がありますが、オンラインなら余計なコストをかけずに投資を始められます。
ただし、購入時手数料が無料でも、運用中にかかる信託報酬(運用管理費用)は別途発生します。この信託報酬がゆうちょ銀行の商品はやや高めという点は、後ほど詳しく解説します。
既にゆうちょ銀行の口座を持っている方は、その口座と連携してNISA口座を開設できるため、手続きがスムーズです。新たに銀行口座を開設する必要がなく、給与振込や公共料金の引き落としに使っている口座から自動的に積立投資ができます。
複数の金融機関に口座を持つと管理が煩雑になりますが、ゆうちょ銀行なら預金と投資を一元管理できるのが便利です。通帳やキャッシュカードも共通で使えるため、「投資用に新しいカードを持ち歩く」といった手間もありません。
ゆうちょ銀行は全国津々浦々に拠点があり、地方在住の方でも気軽に窓口を訪れることができます。大手ネット証券は都市部に実店舗が集中しているため、地方では対面サポートを受けにくいのが現状です。
「近くに証券会社の支店がない」「車で1時間以上かかる」といった地域でも、郵便局なら徒歩や自転車で行ける距離にあることが多いです。投資を始める前の相談や、運用中の疑問点を気軽に聞ける環境があるのは、地方在住者にとって大きなメリットと言えます。
ゆうちょ銀行のNISAには、対面サポートという強みがある一方で、商品数の少なさや手数料の高さといったデメリットもあります。投資判断をする上で、これらのデメリットを正直に理解しておくことが大切です。
ゆうちょ銀行のNISA対象商品は15種類で、SBI証券や楽天証券が200種類以上を取り扱うのに比べると圧倒的に少ないです。メリットの項目では「選びやすい」と説明しましたが、逆に言えば「選択肢が限られている」ということでもあります。
特に、投資に慣れてきて「もっと幅広い商品に投資したい」と思ったときに、ゆうちょ銀行では対応できない可能性があります。
例えば、特定の国や地域(インドやベトナムなど)に集中投資したい、テーマ型ファンド(AI、環境、ヘルスケアなど)に投資したいといったニーズには応えられません。また、人気の「eMAXIS Slimシリーズ」や「楽天・バンガードシリーズ」など、低コストで評判の高いファンドも取り扱っていないため、コストを最優先する投資家には物足りないでしょう。
ゆうちょ銀行で取り扱う投資信託の信託報酬は、ネット証券で人気の低コストファンドに比べて高めです。例えば、米国株式に投資する「iFree S&P500インデックス」の信託報酬は年0.2475%ですが、SBI証券や楽天証券で人気の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は年0.09372%です。
一見すると0.15%程度の差ですが、長期投資では複利効果によってこの差が大きく広がります。例えば、毎月3万円を20年間積み立てた場合、信託報酬の差だけで数十万円の差が生まれることもあります(詳しくは後述のシミュレーションで解説します)。
信託報酬は運用中に毎日自動的に差し引かれるため、目に見えにくいコストですが、長期的なリターンに大きく影響します。
SBI証券や楽天証券では、投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まる仕組みがありますが、ゆうちょ銀行にはポイント還元制度がありません。例えば、SBI証券では投資信託の保有残高に応じて年率0.05%〜0.2%のVポイントやPontaポイントが貯まり、楽天証券では楽天ポイントが貯まります。
仮に100万円の投資信託を保有している場合、年間500円〜2,000円相当のポイントが貯まる計算です。このポイントは日常の買い物や、再投資に使えるため、実質的なコスト削減につながります。ゆうちょ銀行にはこうした仕組みがないため、長期的に見ると機会損失と言えます。
ゆうちょ銀行のNISAでは、成長投資枠で個別株(上場株式)を購入できません。取り扱っているのは投資信託のみです。ネット証券では、成長投資枠を使ってトヨタやソニーなどの日本株、AppleやMicrosoftなどの米国株を購入できますが、ゆうちょ銀行ではそれができません。
「投資信託だけで十分」という方には問題ありませんが、「将来的には個別株にも挑戦したい」「配当金を受け取りたい」と考えている方には、この制限は大きなデメリットです。個別株投資は投資信託よりもリスクが高い一方で、企業の成長を直接享受できる魅力があります。
投資信託の中で圧倒的な人気を誇る「eMAXIS Slimシリーズ」を、ゆうちょ銀行では取り扱っていません。eMAXIS Slimシリーズは、業界最低水準の信託報酬を目指す方針を掲げており、長期投資家から高い支持を得ています。
例えば「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は信託報酬が年0.05775%と非常に低コストで、世界中の株式に分散投資できるため、多くの投資家が選ぶ定番商品です。ゆうちょ銀行にも全世界株式に投資するファンドはありますが、信託報酬は0.3%前後と約5倍の差があります。
「とにかく低コストで運用したい」という方にとって、eMAXIS Slimシリーズが買えないのは致命的なデメリットと言えるでしょう。
ゆうちょ銀行の取扱商品15種類
ゆうちょ銀行のNISAで購入できる投資信託15種類の中から、初心者におすすめの銘柄を5つ厳選して紹介します。それぞれの特徴とリスクを理解した上で、自分に合った商品を選びましょう。
ゆうちょ銀行で取り扱う投資信託15種類を、投資対象と信託報酬でまとめました。商品選びの参考にしてください。
| ファンド名 | 投資対象 | 信託報酬(年率) | 特徴 |
| iFree S&P500インデックス | 米国株式 | 0.2475% | 米国主要500社に投資 |
| つみたて先進国株式 | 先進国株式 | 0.22% | 日本を除く先進国に分散投資 |
| つみたて8資産均等バランス | 8資産分散 | 0.242% | 株式・債券・REITに均等投資 |
| 野村6資産均等バランス | 6資産分散 | 0.242% | 国内外の株式・債券・REITに投資 |
| JP4資産均等バランス | 4資産分散 | 0.242% | 国内外の株式・債券に投資 |
| つみたて日本株式(日経平均) | 国内株式 | 0.198% | 日経平均株価に連動 |
| つみたて日本株式(TOPIX) | 国内株式 | 0.198% | TOPIX(東証株価指数)に連動 |
| iFree 新興国株式インデックス | 新興国株式 | 0.374% | 新興国の株式に投資 |
| その他7本 | 各種 | 0.2%〜0.5% | 債券・REIT・テーマ型など |
※信託報酬は2024年12月時点の情報です。最新情報はゆうちょ銀行公式サイトでご確認ください。
米国の代表的な株価指数「S&P500」に連動する投資信託です。AppleやMicrosoft、Amazonなど、米国を代表する500社に分散投資できます。米国経済の成長を取り込みたい方に適しています。信託報酬は年0.2475%で、ゆうちょ銀行の商品の中では標準的な水準です。
米国株式は過去の実績を見ると長期的に右肩上がりの成長を続けていますが、短期的には大きく下落することもあります。リスクを理解した上で、長期保有を前提に投資しましょう。
日本を除く先進国(米国、欧州、オーストラリアなど)の株式に分散投資するファンドです。米国だけでなく、欧州やその他の先進国にも投資したい方に向いています。信託報酬は年0.22%と、ゆうちょ銀行の商品の中では比較的低コストです。
米国株式ほどの高成長は期待できませんが、地域分散によってリスクを抑えられるメリットがあります。
国内外の株式、債券、REIT(不動産投資信託)の8つの資産に均等に投資するバランスファンドです。株式だけでなく債券やREITも含まれるため、株式100%の商品よりも値動きが穏やかです。
「リスクを抑えながら投資したい」という方におすすめです。
ただし、株式の比率が50%程度になるため、長期的なリターンは株式100%のファンドよりも低くなる傾向があります。
国内外の株式、債券、REITの6資産に均等投資するバランスファンドです。8資産均等バランスよりもシンプルな構成で、信託報酬は年0.242%です。「バランスファンドが良いけど、8資産は複雑すぎる」という方に適しています。
国内外の株式と債券の4資産に均等投資するバランスファンドです。REITを含まないため、よりシンプルな構成になっています。信託報酬は年0.242%で、「株式と債券だけでバランスを取りたい」という方に向いています。
バランスファンドは、自動的に資産配分を調整してくれるため、投資初心者でも運用しやすいのが特徴です。
手数料の差はどれくらい?
信託報酬の差は、長期運用では想像以上に大きな影響を与えます。ここでは、ゆうちょ銀行の商品とネット証券の低コスト商品を20年間運用した場合の差を、具体的な金額でシミュレーションします。
信託報酬とは、投資信託を保有している間、毎日自動的に差し引かれる運用管理費用のことです。年率で表示されますが、実際には日割りで計算され、基準価額から差し引かれます。例えば、信託報酬が年0.2%の場合、100万円の投資信託を1年間保有すると、約2,000円が運用中に差し引かれます。
購入時手数料は最初に1回だけ支払うものですが、信託報酬は保有し続ける限りずっとかかるため、長期投資では信託報酬の低さが非常に重要になります。
毎月3万円を20年間(240ヶ月)積み立て、年率5%で運用できたと仮定した場合の、信託報酬の差による影響をシミュレーションしました。
| 商品タイプ | 信託報酬(年率) | 投資元本 | 運用益(税引前) | 最終資産額 |
| ネット証券(低コスト) | 0.09% | 720万円 | 約510万円 | 約1,230万円 |
| ゆうちょ銀行(標準) | 0.24% | 720万円 | 約485万円 | 約1,205万円 |
| 差額 | 0.15% | – | 約25万円 | 約25万円 |
※金融庁の資産運用シミュレーションを基に試算。実際のリターンは市場環境により変動します。
このシミュレーションでは、信託報酬の差0.15%により、20年間で約25万円の差が生まれました。投資元本は同じ720万円ですが、手数料の差が複利効果で積み重なり、最終的な資産額に影響します。
上記のシミュレーションから分かるように、信託報酬0.15%の差は、20年間で約25万円の差を生みます。これは投資元本720万円の約3.5%に相当します。もし信託報酬の差が0.3%であれば、20年間で約50万円の差になる可能性があります。
「たった0.1%の差」と思うかもしれませんが、長期投資では複利効果によってこの差が大きく広がります。特に30年、40年と運用期間が長くなるほど、手数料の差は無視できない金額になります。
ただし、ゆうちょ銀行の対面サポートに価値を感じる方にとっては、この手数料差を「安心料」と考えることもできます。コストと安心感のバランスを、ご自身の価値観で判断することが大切です。
ゆうちょ銀行とネット証券を比較
ゆうちょ銀行とネット証券、どちらでNISAを始めるべきか迷っている方のために、5つの項目で詳しく比較します。自分の投資スタイルや優先順位に合わせて判断しましょう。
ゆうちょ銀行と主要ネット証券(SBI証券・楽天証券)を5つの項目で比較しました。
| 比較項目 | ゆうちょ銀行 | SBI証券 | 楽天証券 |
| 取扱商品数 | 15本 | 約271本 | 約200本 |
| 信託報酬(目安) | 0.2%〜0.5% | 0.05%〜0.3% | 0.05%〜0.3% |
| ポイント還元 | なし | Vポイント・Pontaポイント等 | 楽天ポイント |
| 対面サポート | 全国約1,700拠点 | 一部店舗のみ | 一部店舗のみ |
| 成長投資枠(個別株) | 不可(投資信託のみ) | 可能 | 可能 |
| 口座開設スピード | 窓口:即日〜数日 ネット:数日 |
最短翌営業日 | 最短翌営業日 |
この比較表から分かるように、ゆうちょ銀行は「対面サポート」で圧倒的に優れていますが、「商品数」「手数料」「ポイント還元」ではネット証券に劣ります。
以下のような方には、ゆうちょ銀行のNISAが向いています。
特に「投資の知識がゼロで、何から始めればいいか全く分からない」という方には、窓口で丁寧に説明してもらえるゆうちょ銀行が心強い選択肢になります。
以下のような方には、ネット証券のNISAが向いています。
「少しでもコストを抑えて、長期的なリターンを最大化したい」という方は、ネット証券を選ぶべきです。特にSBI証券や楽天証券は、初心者向けの情報も充実しており、サポート体制も整っています。
NISAにおすすめの証券会社5社
ゆうちょ銀行以外の選択肢として、NISAにおすすめの証券会社を5社紹介します。それぞれの特徴を理解して、自分に合った証券会社を選びましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は、NISA対象の投資信託が約271本と業界最多水準で、口座数も約1,500万口座とネット証券No.1です。つみたて投資枠だけでなく、成長投資枠で米国株や日本株の個別株にも投資できるため、幅広い投資スタイルに対応できます。
信託報酬が業界最低水準の「eMAXIS Slimシリーズ」も全商品取り扱っており、長期投資でコストを抑えたい方に最適です。また、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイントなど、複数のポイントから選べるのも魅力です。
投資初心者向けの情報コンテンツも充実しており、「何を買えばいいか分からない」という方でも、ランキングやおすすめ商品から選べます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は、楽天経済圏を活用している方に特におすすめです。投資信託の保有残高に応じて楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントで投資信託を購入することもできます。楽天カードでクレカ積立をすれば、積立額の0.5%〜1%のポイントが貯まるため、実質的にコストを削減できます。
取扱商品数は約200本で、SBI証券に次ぐ豊富なラインナップです。スマホアプリ「iSPEED」は使いやすさに定評があり、初心者でも直感的に操作できます。楽天市場や楽天カードを日常的に使っている方なら、楽天証券を選ぶメリットは大きいです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は、クレカ積立のポイント還元率が1.1%と業界最高水準です。毎月5万円をクレカ積立すると、年間6,600円相当のポイントが貯まる計算になります。これは実質的に信託報酬を1.1%分下げるのと同じ効果があり、長期投資では大きなメリットです。
米国株の取扱銘柄数も約5,000銘柄と豊富で、米国株投資に力を入れたい方にもおすすめです。投資情報ツール「マネックストレーダー」も充実しており、中級者以上の投資家にも対応できます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は、25歳以下の方は株式取引手数料が完全無料という独自のサービスを提供しています。若い世代の資産形成を応援する姿勢が特徴で、NISA口座の開設も最短即日で完了します。
また、1日の約定代金が50万円以下なら、年齢に関係なく手数料無料です。投資初心者向けのサポート体制も充実しており、電話やチャットで気軽に相談できます。老舗証券会社としての信頼性も高く、安心して利用できます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数(残あり口座) | 約105.3万口座 ※2025年3月末時点 |
| 取引手数料 | 【国内株式】 約定代金 × 最大1.265%(税込) ※最低手数料2,750円(税込) 【米国株式】 約定代金 × 0.495%(税込) ※最低手数料22米ドル(税込) ※手数料は取引チャネルや銘柄により異なります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA:つみたて投資枠・成長投資枠ともに対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 29銘柄 ※2025年時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式(約4,000銘柄) / 米国株式 / 投資信託(約285本) |
| 投資信託 | 約4,054本 ※2025年7月時点 |
| 外国株 | 米国株:約4,500銘柄 その他外国株:取扱限定的 |
| 取引ツール(PC) | オンライントレード(WEB) 専用取引アプリ(PC版) |
| スマホアプリ | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券アプリ(iOS / Android対応) |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行(即時入出金サービス対応) |
| ポイント投資・付与 | なし(ポイント投資制度は未対応) |
| 口座開設スピード | 通常2〜3営業日 ※オンライン申込後、書類提出状況により変動 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、三菱UFJ銀行の口座と連携できるため、三菱UFJ銀行をメインバンクにしている方に便利です。銀行と証券の資金移動がスムーズで、一元管理できるのが魅力です。
全国に約300の店舗があり、対面サポートを受けられる点も強みです。ネット証券ほど商品数は多くありませんが、厳選された約750本の投資信託から選べます。「ネット証券は不安だけど、ゆうちょ銀行よりも選択肢が欲しい」という方に適しています。
ゆうちょ銀行でNISAを始める手順
ゆうちょ銀行でNISAを始める具体的な手順を、必要書類から積立設定まで順を追って解説します。窓口とオンラインの両方の方法を紹介しますので、自分に合った方法を選びましょう。
ゆうちょ銀行でNISA口座を開設するには、以下の書類が必要です。
マイナンバーカードを持っていれば、本人確認とマイナンバー確認が1枚で済むため、手続きがスムーズです。書類に不備があると手続きが遅れるため、事前にしっかり確認しましょう。
ゆうちょ銀行のNISA口座開設は、窓口とオンライン(ゆうちょダイレクト)の2つの方法があります。
窓口申込の場合:最寄りの郵便局窓口に必要書類を持参し、担当者の案内に従って申込書に記入します。分からないことはその場で質問できるため、初心者でも安心です。ただし、窓口の営業時間は平日9時〜16時が一般的で、混雑時は待ち時間が発生することがあります。事前に電話で予約しておくとスムーズです。
オンライン申込の場合:ゆうちょダイレクトにログインし、NISA口座開設の手続きを進めます。スマホやパソコンから24時間いつでも申し込めるため、窓口に行く時間がない方に便利です。本人確認書類はスマホで撮影してアップロードします。
申込後、税務署での審査(他の金融機関でNISA口座を開設していないかの確認)が行われ、通常1〜2週間程度で口座開設が完了します。
NISA口座が開設されたら、投資する商品を選び、積立設定を行います。ゆうちょ銀行の15種類の投資信託から、自分のリスク許容度や投資目的に合った商品を選びましょう。
積立設定では、毎月の積立金額(最低1,000円から)と、引き落とし日を指定します。ゆうちょ銀行の普通預金口座から自動的に引き落とされるため、一度設定すれば手間がかかりません。
「どの商品を選べばいいか分からない」という方は、窓口で相談するか、まずは「iFree S&P500インデックス」や「つみたて8資産均等バランス」など、バランスの取れた商品から始めるのがおすすめです。
投資に慣れてきたら、商品を変更したり、積立金額を増やしたりすることもできます。
ゆうちょ銀行のNISAでよくある質問
ゆうちょ銀行のNISAについて、よくある質問と回答をまとめました。疑問点を解消して、安心して投資を始めましょう。
つみたて投資枠は、長期・積立・分散投資に適した投資信託が対象で、年間120万円まで投資できます。金融庁が定めた基準を満たす低コストの商品に限定されています。一方、成長投資枠は上場株式や投資信託など幅広い商品が対象で、年間240万円まで投資可能です。ゆうちょ銀行では、成長投資枠でも投資信託のみの取り扱いとなります。
はい、途中で積立商品を変更することは可能です。
ただし、既に購入した投資信託を別の商品に変更(スイッチング)することはできません。変更したい場合は、現在の商品を売却し、新しい商品を購入する必要があります。
売却すると非課税枠が翌年に復活しますが、一度売却した分の非課税枠はその年には再利用できません。
NISA口座は1人1口座しか開設できないため、他の証券会社に変更する場合は「金融機関変更」の手続きが必要です。変更手続きは年単位で可能で、その年に既に買付をしていない場合は、年の途中でも変更できます。ゆうちょ銀行で購入した投資信託はそのまま非課税で保有し続けられますが、新しい買付は変更後の金融機関でのみ可能です。
投資信託は価格が変動するため、元本割れする可能性があります。短期的な値下がりは投資では普通のことで、慌てて売却する必要はありません。長期・積立・分散投資を続けることで、時間とともに価格変動のリスクが平準化されます。
過去のデータを見ると、15年以上の長期投資では元本割れのリスクが大きく低下する傾向があります。不安な場合は、窓口で相談してみましょう。
窓口相談は予約なしでも可能ですが、混雑時は待ち時間が長くなることがあります。特に月末や確定申告時期は混雑しやすいため、事前に電話で予約しておくとスムーズです。予約時に「NISA口座の開設について相談したい」と伝えれば、担当者が資料を準備して対応してくれます。
はい、ゆうちょダイレクト(インターネットバンキング)を使えば、NISA口座の開設から商品の購入、積立設定まで、すべてオンラインで完結できます。窓口に行く時間がない方や、手数料を抑えたい方(ゆうちょダイレクトなら購入時手数料無料)は、オンライン取引がおすすめです。スマホアプリもあるため、外出先でも取引状況を確認できます。
ゆうちょ銀行のNISAは、全国約1,700拠点で対面相談できる安心感と、15種類に厳選された投資信託から選べる分かりやすさが魅力です。投資が初めてで「何から始めればいいか分からない」という方や、「インターネット操作に不安がある」という方には、心強い選択肢になります。
一方で、取扱商品数が少なく、信託報酬が高め、ポイント還元がないというデメリットもあります。長期投資では手数料の差が大きく影響するため、コストを最優先する方にはネット証券の方が適しています。
「対面サポートを受けながら安心して投資を始めたい」という方はゆうちょ銀行を、「少しでもコストを抑えて効率的に資産形成したい」という方はSBI証券や楽天証券などのネット証券を選ぶとよいでしょう。どちらを選ぶにしても、長期・積立・分散投資の基本を守ることが、資産形成成功の鍵です。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは各証券会社・金融機関の公式サイトでご確認ください。
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