海外ETFとは?初心者におすすめの銘柄と証券会社を解説

「ファングプラスETFって最近よく聞くけど、実際どんな商品なんだろう?」
ビッグテック企業への投資に興味があるけれど、個別株を選ぶのは難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。
ファングプラス(FANG+)ETFは、AppleやAmazon、Teslaなど米国を代表するテクノロジー企業10社に均等に投資できる金融商品です。
この記事では、ファングプラスETFの基本的な仕組みから投資信託との違い、メリット・デメリット、そして具体的な購入方法まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
記事を読み終える頃には、ファングプラスETFが自分に合った投資商品かどうか判断できるようになっているはずです。
目次
ファングプラス(FANG+)ETFとは
ファングプラス(FANG+)ETFは、米国の代表的なテクノロジー企業10社で構成される「NYSE FANG+指数」に連動する金融商品です。
日本では大和アセットマネジメントが運用する「iFreeETF FANG+」として2024年9月に東京証券取引所に上場しました。
この商品の最大の特徴は、世界的に影響力のあるビッグテック企業10社に均等に投資できる点です。
個別株を選ぶ手間をかけずに、テクノロジーセクターの成長性を取り込める仕組みになっています。
FANG+指数は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)が算出・公表している株価指数です。
もともと「FANG」はFacebook(現Meta)、Amazon、Netflix、Googleの頭文字を取った造語でしたが、現在はこれに6社を加えた10社で構成されています。
この指数は四半期ごとに構成銘柄の見直しが行われ、時価総額や流動性などの基準を満たした企業が選ばれます。
テクノロジーセクターの中でも特に革新的で成長性の高い企業が選定される仕組みです。
2024年12月時点でのFANG+指数を構成する10社は以下の通りです。
| 企業名 | ティッカー | 主要事業 |
| Meta Platforms | META | SNS・メタバース |
| Amazon.com | AMZN | EC・クラウド |
| Netflix | NFLX | 動画配信 |
| Alphabet(Google) | GOOGL | 検索・広告・クラウド |
| Apple | AAPL | スマートフォン・デバイス |
| Tesla | TSLA | 電気自動車 |
| NVIDIA | NVDA | 半導体・AI |
| Microsoft | MSFT | ソフトウェア・クラウド |
| Broadcom | AVGO | 半導体 |
| Snowflake | SNOW | クラウドデータ |
これらの企業は、AI、クラウドコンピューティング、電気自動車、メタバースなど、今後の成長が期待される分野で世界をリードしています。
日常生活でも馴染みのある企業が多く、その事業内容をイメージしやすいのも特徴です。
FANG+指数の大きな特徴は「均等加重方式」を採用している点です。
これは、10社すべてに同じ比率(各10%)で投資する方法を指します。
一般的な株価指数(S&P500など)は「時価総額加重方式」を採用しており、企業の規模が大きいほど指数への影響度が高くなります。
一方、均等加重方式では企業規模に関わらず各社の影響度が同じになるため、時価総額が小さくても成長性の高い企業の値上がり益を取り込みやすいという利点があります。
四半期ごとのリバランス(構成比率の調整)により、常に各銘柄が10%ずつになるよう自動的に調整されます。
これにより、値上がりした銘柄を一部売却し、相対的に値下がりした銘柄を買い増す「高値売り・安値買い」の効果も期待できます。
iFreeETF FANG+と投資信託版の違いを比較
ファングプラスに投資する方法は大きく分けて2つあります。
1つは2024年9月に上場した「iFreeETF FANG+」、もう1つは以前から販売されている投資信託版の「iFreeNEXT FANG+インデックス」です。
どちらも同じFANG+指数に連動する商品ですが、信託報酬や購入方法、取引の仕組みに違いがあります。
自分の投資スタイルに合った方を選ぶことが大切です。
信託報酬とは、投資信託やETFを保有している間に継続的にかかる運用管理費用のことです。
年率で表示され、保有資産から自動的に差し引かれます。
iFreeETF FANG+の信託報酬は年率0.605%(税込)、投資信託版のiFreeNEXT FANG+インデックスは年率0.7755%(税込)です。
ETF版の方が年間で約0.17%低いコストで運用できます。
例えば100万円を投資した場合、1年間の信託報酬はETF版が約6,050円、投資信託版が約7,755円となり、年間で約1,700円の差が生まれます。
長期保有するほどこの差は大きくなるため、コストを重視する方にはETF版が有利です。
投資信託版は証券会社や銀行の窓口、ネット証券などで「基準価額」で購入します。
1日1回算出される基準価額で取引が成立するため、注文時点では正確な購入価格が分かりません。ただし、100円から購入できる証券会社も多く、少額投資に向いています。
一方、ETF版は株式と同じように証券取引所で「市場価格」で売買します。
取引時間中はリアルタイムで価格が変動し、指値注文や成行注文も可能です。ただし、最低購入単位は1口単位(数千円程度)となり、投資信託版ほど少額からは始められません。
また、投資信託版は自動積立設定ができるため、毎月一定額をコツコツ投資したい方に便利です。
ETF版は基本的に自動積立に対応していないため、自分で定期的に購入する必要があります。
2024年から始まった新NISA制度では、両方とも「成長投資枠」の対象商品です。
年間240万円まで非課税で投資でき、売却益や分配金が非課税になります。
ただし、投資信託版は「つみたて投資枠」の対象外です。
つみたて投資枠は金融庁が定めた基準を満たす投資信託のみが対象で、FANG+のような特定セクターに集中投資する商品は含まれません。
NISA口座での取引を考えている場合、どちらも成長投資枠で投資できますが、つみたて投資枠を使いたい場合は全世界株式やS&P500などの分散型インデックスファンドを選ぶ必要があります。
投資信託版が向いているのは、以下のような方です。
一方、ETF版が向いているのは、以下のような方です。
初心者の方や積立投資を考えている方には投資信託版、コストを重視する方やある程度投資経験のある方にはETF版がおすすめです。
ファングプラスETFの3つのメリット
ファングプラスETFには、他の投資商品にはない魅力的なメリットがあります。
特にテクノロジーセクターの成長性に期待する投資家にとって、効率的に資産形成できる可能性があります。
FANG+指数を構成する10社は、AI、クラウド、電気自動車、メタバースなど、今後の成長が期待される分野で世界をリードする企業です。
これらの企業は巨額の研究開発投資を行い、技術革新を続けています。
過去のパフォーマンスでは、FANG+指数はS&P500指数を上回る成長を見せてきた実績があります。
もちろん、過去の実績が将来の成果を保証するものではありませんが、デジタル化やAIの普及が進む中で、これらの企業が今後も成長を続ける可能性は高いとされています。
長期的な資産形成を目指す方にとって、成長性の高いセクターに投資できるのは大きな魅力です。
個別株投資では、どの銘柄を選ぶか判断するのが難しく、1社に集中投資するリスクも高くなります。
ファングプラスETFなら、10社に均等に投資することで、特定企業の業績悪化による影響を抑えられます。
例えば、ある1社の株価が大きく下落しても、他の9社が好調であれば全体への影響は10%程度に抑えられます。
個別株で1社だけに投資している場合と比べて、リスクを分散できるのです。
また、構成銘柄は四半期ごとに見直されるため、業績が悪化した企業は指数から除外され、新たな成長企業が組み入れられる可能性もあります。
自分で銘柄の入れ替えを判断する必要がなく、常に成長性の高い企業群に投資できる仕組みになっています。
iFreeETF FANG+は、2024年から始まった新NISA制度の「成長投資枠」の対象商品です。
NISA口座で購入すれば、売却益や分配金が非課税になります。
通常、株式やETFの売却益には20.315%の税金がかかります。
例えば、100万円の利益が出た場合、約20万円が税金として差し引かれ、手元に残るのは約80万円です。しかしNISA口座で投資すれば、この税金がゼロになり、100万円がそのまま手元に残ります。
成長投資枠は年間240万円まで投資でき、非課税保有期間は無期限です。
長期保有を前提とするファングプラスETFとNISA制度の相性は良く、税制面でのメリットを最大限活用できます。
ファングプラスETFで気をつけたい4つのこと
高い成長性が魅力のファングプラスETFですが、投資する前に理解しておくべきリスクやデメリットもあります。
メリットだけでなく、注意点もしっかり把握した上で投資判断を行いましょう。
ファングプラスETFは10社のみで構成されているため、分散効果は限定的です。
S&P500が500社、全世界株式インデックスファンドが数千社に分散投資するのと比べると、銘柄数が圧倒的に少なくなっています。
そのため、構成銘柄のいずれかが大きく下落すると、ファングプラスETF全体の価格も大きく影響を受けます。
例えば、Teslaの株価が急落した場合、ファングプラスETFの価格も10%程度下落する可能性があります。
FANG+指数のボラティリティ(価格変動の大きさ)はS&P500よりも高い傾向があります。短期間で大きく値上がりする可能性がある一方で、大きく値下がりするリスクも高いことを理解しておく必要があります。
ファングプラスETFは、テクノロジーセクターに特化した商品です。
そのため、テック株全体が不調な時期には、大きく値下がりする可能性があります。
過去には、2022年に米国の金利上昇を背景にテック株が大きく売られ、FANG+指数は大幅に下落しました。S&P500の下落率と比較すると、テック株集中のリスクがよく分かります。
また、規制強化のリスクも無視できません。
GAFAMなどの巨大テック企業に対しては、独占禁止法違反やプライバシー保護の観点から、各国政府が規制を強化する動きがあります。規制が強化されれば、これらの企業の収益性が低下し、株価に悪影響を及ぼす可能性があります。
ファングプラスETFは米国株で構成されているため、為替レートの変動が投資成果に影響します。
円安になれば円換算での資産価値は増えますが、円高になれば減少します。
例えば、株価が10%上昇しても、同時に円高が10%進めば、円換算での利益はほぼゼロになります。
逆に、株価が横ばいでも円安が進めば、円換算では利益が出ることもあります。
為替リスクを完全に避けることはできませんが、長期投資を前提とすれば、為替変動の影響は平準化される傾向があります。
短期的な為替変動に一喜一憂せず、長期的な視点で投資することが大切です。
iFreeETF FANG+の信託報酬は年率0.605%です。
投資信託版の0.7755%よりは低いものの、S&P500や全世界株式のインデックスファンド(信託報酬0.1%前後)と比べると高めの水準です。
例えば、100万円を10年間運用した場合、信託報酬0.1%の商品では約1万円、0.605%の商品では約6万円のコストがかかります。
長期保有するほどこの差は大きくなります。
ただし、信託報酬が高い分、FANG+指数という特定のテーマに集中投資できるメリットがあります。
コストだけでなく、期待リターンやリスクも含めて総合的に判断することが重要です。
S&P500と比較
ファングプラスETFを検討する際、よく比較されるのがS&P500インデックスファンドです。
どちらも米国株に投資する商品ですが、分散性やリスク・リターンの特性が大きく異なります。
S&P500は米国の主要企業500社で構成される株価指数で、テクノロジーだけでなく、金融、ヘルスケア、エネルギー、消費財など幅広いセクターに分散投資できます。
時価総額加重方式を採用しているため、大型株の影響が大きくなります。
一方、ファングプラスはテクノロジーセクターの10社のみで構成され、均等加重方式を採用しています。
分散性ではS&P500が圧倒的に優れていますが、テック株の成長性を集中的に取り込みたい場合はファングプラスが有利です。
S&P500は「守り」の要素が強く、ファングプラスは「攻め」の要素が強い商品と言えます。
リスク許容度や投資目的に応じて選ぶことが大切です。
過去のパフォーマンスを比較すると、FANG+指数はS&P500を上回るリターンを記録してきた時期もあります。
しかし、その分リスク(価格変動の大きさ)も高くなっています。
| 項目 | FANG+指数 | S&P500指数 |
| 構成銘柄数 | 10社 | 500社 |
| セクター | テクノロジー集中 | 全セクター分散 |
| 加重方式 | 均等加重 | 時価総額加重 |
| ボラティリティ | 高い | 中程度 |
| 期待リターン | 高い(リスクも高い) | 中程度(安定的) |
| 信託報酬 | 0.605%~0.7755% | 0.09%~0.2%程度 |
下落局面では、FANG+指数の下落率がS&P500を上回ることもあります。
高いリターンを狙える一方で、大きな損失を被るリスクもあることを理解しておく必要があります。
「どちらか一方を選ぶ」のではなく、両方を組み合わせる「コアサテライト戦略」も有効です。
これは、資産の中心(コア)を安定的な商品で固め、一部(サテライト)をリスクの高い商品で運用する方法です。
例えば、以下のような配分が考えられます。
この方法なら、安定性を保ちながら高成長も狙えるバランスの取れたポートフォリオを構築できます。
自分のリスク許容度に応じて、サテライト部分の比率を10%~30%程度で調整すると良いでしょう。
ファングプラスETFが向いている人・向いていない人
ファングプラスETFは魅力的な商品ですが、すべての投資家に適しているわけではありません。
自分の投資目的やリスク許容度に合っているか確認しましょう。
以下のような方には、ファングプラスETFが適しています。
特に、「コア資産は安定運用しているが、一部で高成長を狙いたい」という中級者の方に向いています。
投資資金の10%~30%程度をファングプラスに配分し、残りを分散型インデックスファンドで運用するのが理想的です。
一方、以下のような方にはファングプラスETFはおすすめできません。
投資初心者の方は、まずS&P500や全世界株式インデックスファンドなど、分散性の高い商品から始めることをおすすめします。
投資に慣れてきて、リスクを理解した上で、ファングプラスを追加するのが安全です。
ファングプラスETFを購入できる証券会社5社
iFreeETF FANG+は、主要なネット証券で購入できます。
ここでは、特におすすめの5社を紹介します。各社で手数料やサービス内容が異なるため、自分に合った証券会社を選びましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は国内最大手のネット証券で、投資信託の取扱本数は約2,600本、米国株は約5,000銘柄と業界トップクラスです。
ファングプラスETFの購入手数料は無料で、NISA口座にも対応しています。
また、投資信託版のiFreeNEXT FANG+インデックスもクレジットカード積立の対象で、Vポイントが貯まります。
初心者から上級者まで幅広く対応できる総合力の高さが魅力です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は楽天経済圏を活用したい方におすすめです。
投資信託のクレジットカード積立で楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントで投資もできます。
取扱商品数もSBI証券に次ぐ充実度で、投資信託約2,550本、米国株約4,500銘柄を取り扱っています。
取引ツール「MARKET SPEED Ⅱ」も高機能で、中級者以上にも人気です。
楽天カードや楽天銀行を利用している方なら、ポイント還元率が高くなるメリットがあります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は米国株取引に強みがあり、約5,000銘柄を取り扱っています。
米国株の取引手数料も業界最安水準で、為替手数料も無料です。
また、投資信託のクレジットカード積立では、マネックスカードで1.1%のポイント還元があり、主要ネット証券の中でも高還元率です。
米国株投資をメインに考えている方や、クレカ積立のポイント還元率を重視する方におすすめです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は、25歳以下の方なら国内株式の売買手数料が完全無料になる特典があります。
また、25歳以上でも1日の約定代金が50万円以下なら手数料無料です。
サポート体制も充実しており、電話やチャットでの問い合わせ対応が丁寧で、初心者にも安心です。
若い世代の方や、手厚いサポートを受けたい初心者の方に向いています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,800,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【ワンショット手数料コース】 約定代金5万円以下:55円(税込) 約定代金50万円超:1,070円(税込)【一日定額手数料コース】 1日100万円まで:0円 1日300万円まで:2,750円(税込) 以降300万円ごとに:2,750円(税込)加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄(2025年4月時点) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(1,155銘柄) |
| 投資信託 | 約1,853本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約1,050銘柄(2025年4月時点) |
| 取引ツール(PC) | kabuステーション / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | 三菱UFJ eスマート証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行 / auじぶん銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短翌営業日(スマートフォンによるオンライン申込) |
三菱UFJeスマート証券(旧auカブコム証券)は、三菱UFJフィナンシャル・グループの一員で、信頼性の高さが魅力です。
auユーザーには特典も多く、Pontaポイントが貯まります。
信用取引の手数料が無料で、一日定額手数料コースなら100万円以下の取引が無料になります。
auユーザーの方や、三菱UFJグループの安心感を重視する方におすすめです。
ファングプラスETFの買い方
ファングプラスETFを購入するには、証券口座の開設が必要です。
ここでは、初心者の方でも迷わず購入できるよう、3つのステップで手順を解説します。
まず、証券会社で口座を開設します。
前述のSBI証券、楽天証券、マネックス証券などから、自分に合った証券会社を選びましょう。
口座開設の手順は以下の通りです。
最近では、マイナンバーカードを使ったオンライン本人確認により、最短翌営業日で口座開設できる証券会社も増えています。
郵送での手続きの場合は、1週間程度かかることもあります。
税制優遇を受けたい場合は、NISA口座も同時に開設しましょう。
NISA口座は1人1口座しか開設できないため、メインで使う証券会社で開設することをおすすめします。
NISA口座の開設手順は以下の通りです。
NISA口座の開設には税務署の審査が必要なため、通常の証券口座より時間がかかります。
急ぎでない場合は、NISA口座を使って非課税で投資するのがおすすめです。
口座開設が完了したら、いよいよファングプラスETFを購入します。
以下の手順で進めましょう。
成行注文は現在の市場価格で即座に購入する方法、指値注文は希望価格を指定して購入する方法です。
初心者の方は成行注文がシンプルで分かりやすいでしょう。
投資信託版を購入する場合は、「投資信託」のページから「iFreeNEXT FANG+インデックス」を検索し、購入金額を指定して注文します。
自動積立設定も同時に行えます。
他のテック株ETFとの比較
ファングプラス以外にも、米国のテクノロジーセクターに投資できるETFがあります。
ここでは、代表的な2つのETFと比較してみましょう。
QQQは、NASDAQ市場に上場する時価総額上位100社で構成されるETFです。
Apple、Microsoft、Amazon、Googleなど、ファングプラスと重複する銘柄も多く含まれています。
最大の違いは銘柄数と分散性です。QQQは100社に分散投資するため、ファングプラスの10社と比べてリスクが分散されています。
また、時価総額加重方式を採用しているため、大型株の影響が大きくなります。
信託報酬はQQQの方が低く(約0.2%)、長期保有のコストを抑えられます。
ただし、QQQは米国ETFのため、日本の証券会社で購入する場合は為替手数料がかかります。
ファングプラスは10社に集中投資することで高いリターンを狙う商品、QQQはNASDAQ上位100社に幅広く分散投資する商品と言えます。
VGTは、米国の情報技術セクター全体に投資するETFで、約300社以上の銘柄で構成されています。
ソフトウェア、半導体、IT機器など、テクノロジー関連企業に幅広く投資できます。
ファングプラスと比べて、VGTは銘柄数が圧倒的に多く、分散性が高いのが特徴です。
また、信託報酬も約0.1%と非常に低コストです。
一方、ファングプラスは10社の「選ばれた企業」に集中投資するため、VGTよりも高いリターンを狙える可能性があります。
ただし、その分リスクも高くなります。
3つのETFを比較すると、以下のような特徴があります。
| 項目 | ファングプラス | QQQ | VGT |
| 構成銘柄数 | 10社 | 100社 | 約300社 |
| 分散性 | 低い | 中程度 | 高い |
| 信託報酬 | 0.605%~0.7755% | 約0.2% | 約0.1% |
| リスク | 高い | 中程度 | 中程度 |
| 期待リターン | 高い | 中~高 | 中程度 |
| 日本での購入 | 容易 | 可能(為替手数料あり) | 可能(為替手数料あり) |
高いリターンを狙いたい方はファングプラス、バランスを重視する方はQQQ、低コストで幅広く分散したい方はVGTがおすすめです。
自分のリスク許容度と投資目的に合わせて選びましょう。
ファングプラスETFの分配金利回りは年率0.5%前後と、かなり低い水準です。構成銘柄の多くが成長企業で、配当よりも事業への再投資を優先しているためです。配当収入を目的とする方には向いていませんが、株価の値上がり益(キャピタルゲイン)を狙う方には適しています。分配金は年1~2回程度支払われますが、金額は少額です。
レバレッジ型ETFは、指数の値動きを2倍や3倍に増幅させる商品です。例えば、FANG+指数が1%上昇すれば2%上昇し、1%下落すれば2%下落します。通常のファングプラスETFは指数と同じ値動きをしますが、レバレッジ型は値動きが激しく、短期間で大きな損失を被るリスクがあります。初心者の方や長期投資を考えている方には、レバレッジ型はおすすめできません。
投資信託版のiFreeNEXT FANG+インデックスなら、自動積立設定が可能です。毎月一定額を自動で購入できるため、ドルコスト平均法による積立投資ができます。ETF版のiFreeETF FANG+は、基本的に自動積立に対応していません。ただし、一部の証券会社では「ETF定期買付サービス」を提供しており、ETFでも積立投資ができる場合があります。
FANG+指数は四半期ごとに構成銘柄の見直しが行われます。時価総額や流動性などの基準を満たさなくなった企業は除外され、新たな企業が組み入れられる可能性があります。過去には、Netflixが一時的に除外されたこともありました。銘柄の入れ替えは自動的に行われるため、投資家が何か手続きをする必要はありません。
短期的な価格変動で含み損が出ても、慌てて売却する必要はありません。ファングプラスは長期投資を前提とした商品なので、一時的な下落は長期的には回復する可能性があります。ただし、自分のリスク許容度を超える損失が出ている場合や、投資方針が変わった場合は、売却を検討することも選択肢の一つです。損切りのルールを事前に決めておくと、冷静な判断ができます。
ファングプラスETFは、米国を代表するテクノロジー企業10社に均等投資できる商品です。
Apple、Amazon、Tesla、NVIDIAなど、今後の成長が期待される企業に効率的に投資できる点が最大の魅力です。
投資信託版とETF版があり、自動積立をしたい方は投資信託版、コストを抑えたい方はETF版を選ぶと良いでしょう。
どちらもNISA成長投資枠の対象なので、税制優遇を活用できます。
ただし、10社集中投資のため値動きが大きく、テック株セクターへの集中リスクや為替リスクもあります。S&P500など分散型の商品と比べてリスクが高いことを理解した上で投資することが大切です。
初心者の方は、まずS&P500や全世界株式インデックスファンドで基盤を作り、その後サテライト投資としてファングプラスを追加するのがおすすめです。
投資資金の10%~30%程度をファングプラスに配分し、残りを分散型商品で運用すれば、リスクとリターンのバランスが取れたポートフォリオになります。
証券会社は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券などの主要ネット証券で購入できます。
自分に合った証券会社を選び、まずは少額から始めてみましょう。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。ファングプラスETFは特に値動きが大きい商品ですので、ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
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