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楽天証券で投資を始めようと考えているけれど、マネーブリッジって何だろう?
設定すると自動でお金が移動するって聞いて、ちょっと怖いなと感じていませんか。
マネーブリッジは楽天証券と楽天銀行を連携するサービスで、普通預金金利が最大年0.28%に優遇され、投資資金の入出金も自動化できます。
ただし、自動入出金の仕組みを理解せずに使うと、残高不足で困ることもあるんです。
この記事では、マネーブリッジの6つのメリットと5つの注意点、設定方法まで詳しく解説します。
楽天経済圏を活用して、賢く資産形成を始めましょう。
目次
マネーブリッジは、楽天証券口座と楽天銀行口座を連携させることで利用できる6つのサービス・機能の総称です。
申込料は無料で、両方の口座を持っていれば誰でも利用できます。
2011年4月から提供が開始され、2024年4月には設定口座数が500万口座を突破するなど、多くの投資家に支持されているサービスなんです。
マネーブリッジを設定すると、証券口座と銀行口座の間で資金が自動的に移動するため、入出金の手間が大幅に削減されます。
具体的には、楽天証券で株式や投資信託を購入する際に証券口座の残高が足りなくても、楽天銀行から自動的に不足分が入金されます。
また、証券口座に余った資金は毎営業日夜間に楽天銀行へ自動的に戻され、優遇金利が適用されるという仕組みです。
マネーブリッジの最大の特徴は「シームレスな資金管理」にあります。従来は銀行口座から証券口座への振込手続きが必要でしたが、マネーブリッジを使えばその手間が一切不要になります。
楽天銀行と楽天証券はどちらも楽天グループのサービスで、楽天銀行は2024年2月にインターネット銀行として初めて1,500万口座を突破、楽天証券は2023年12月末に総合口座数1,020万口座超を達成しています。
この信頼性の高さも、マネーブリッジが支持される理由の一つです。
マネーブリッジは楽天ポイントとの連携も魅力です。
楽天証券での取引で楽天ポイントが貯まり、そのポイントは楽天市場などで利用できます。
マネーブリッジの6つのメリット
マネーブリッジを設定すると、6つの便利なサービスが利用できるようになります。
それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
マネーブリッジの最大のメリットは、楽天銀行の普通預金に優遇金利が適用されることです。
普通預金残高300万円以下の部分には年0.28%(税引後年0.223%)、300万円を超えた分には年0.22%(税引後年0.175%)の金利が適用されます。
一般的な銀行との金利比較
一般的な銀行の普通預金金利が年0.001%程度であることを考えると、マネーブリッジの優遇金利は280倍にもなります。
たとえば300万円を1年間預けた場合、一般的な銀行では税引後約24円の利息ですが、マネーブリッジなら税引後約6,690円になるんです。
本金利は前月末終了時点でマネーブリッジの設定が完了されているお客さまに、当月1ヶ月間適用する優遇金利です。
たとえば1月10日に設定した場合、1月末時点で設定が完了していれば、2月1日から優遇金利が適用されます。
優遇金利は投資の待機資金を効率的に運用できる点でも優れています。
投資タイミングを待っている間も、資金を遊ばせることなく金利を受け取れるため、資産形成の効率が高まります。
自動入出金(スイープ)とは楽天銀行と楽天証券の資金移動サービスで、銀行口座と証券口座を資金が自動で移動するため、お客様による入出金の操作の必要がないサービスです。
具体的には、楽天証券で株式や投資信託を購入する際、証券口座の残高が不足していると、買い注文における予想受渡金額が楽天証券の買付可能額を超過した場合、その差額(不足分)が楽天銀行から自動入金される仕組みです。
これにより、わざわざ銀行にログインして入金手続きをする必要がなくなります。
また、楽天証券の口座残高があらかじめご設定いただく金額を超える場合、超過している金額を毎営業日夜間(22時頃)に楽天銀行の普通預金口座へ自動的に出金されます。
証券口座に眠っている資金を自動的に楽天銀行へ移動させることで、優遇金利の恩恵を受けられるんです。
自動入出金は投資信託の積立にも対応しています。楽天証券の積立サービス(投資信託、国内株式、米国株式、金・プラチナ)にも対応しているので、積立の都度、入金のお手続きが不要になります。
毎月の積立投資も、一度設定すれば自動的に実行されるため、投資の継続がとても楽になります。
自動入出金とは別に、「らくらく入出金」という機能もあります。
これは手動で資金を移動させたいときに使える便利な機能です。
らくらく入出金を使うと、手数料無料・原則24時間リアルタイムで楽天銀行から楽天証券へ入金できます。
急に投資機会が訪れたときや、まとまった金額を入金したいときに重宝します。
自動入出金(スイープ)を設定していても、らくらく入出金は併用できます。
通常は自動で任せておいて、必要なときだけ手動で資金を動かすという使い方ができるんです。
らくらく入出金は楽天証券のウェブサイトやアプリから簡単に操作できます。
銀行の振込手続きと違って、楽天証券の画面だけで完結するため、操作も直感的で分かりやすいのが特徴です。
残高表示サービスは、楽天証券のログイン画面で楽天銀行の普通預金残高も確認できる機能です。
証券口座と銀行口座の残高を一つの画面で確認できるため、資金管理がとても楽になります。
投資可能な金額を把握するために、わざわざ楽天銀行にログインする必要がありません。
楽天証券の画面だけで、証券口座と銀行口座の合計残高を確認できるため、投資判断がスムーズになります。
また、楽天銀行のウェブサイトからは楽天証券の資産残高も確認できます。
どちらの画面からでも両方の残高が見られるため、自分の使いやすい方法で資産全体を把握できるんです。
残高表示サービスは特に、投資と貯蓄を並行して管理している方に便利です。投資用の資金と生活費を分けて管理しながらも、全体像を一目で把握できるため、計画的な資産形成がしやすくなります。
マネーブリッジを設定し、楽天銀行の「ハッピープログラム」にエントリーすると、楽天証券での取引に応じて楽天ポイントが貯まります。
楽天証券のお取引に応じた特典として「楽天ポイント」が貯まり、ハッピープログラムの取引件数が獲得でき、会員ステージがあがる仕組みです。
会員ステージに応じて、楽天銀行のATM手数料無料回数がアップするなどの特典も受けられます。
たとえば、投資信託の保有残高に応じてポイントが付与されたり、国内株式の取引手数料の一部がポイントバックされたりします。
投資をしながら楽天ポイントも貯まるため、楽天経済圏を活用している方には大きなメリットです。
貯まった楽天ポイントは、楽天市場でのお買い物や楽天トラベルでの旅行予約に使えます。
さらに、楽天証券のポイント投資を利用すれば、ポイントで投資信託を購入することも可能です。
ハッピープログラムへのエントリーは無料で、楽天銀行のウェブサイトから簡単に設定できます。
マネーブリッジを設定したら、ぜひハッピープログラムにもエントリーしておきましょう。
投資あんしんサービスは、信用取引を行う方向けの機能です。
信用取引では、保有資産を担保にして資金を借りて取引を行いますが、相場の変動により追加の保証金(追証)が必要になることがあります。
楽天証券に信用取引口座をお持ちのお客さまが楽天証券においてあらかじめ設定した利用条件に該当した場合に、お客さまに通知することなくお客さま名義の当行普通預金口座から必要な資金を引き落とし、楽天証券を収納機関として、お客さま名義の楽天証券口座へ自動的に入金するサービスです。
これにより、追証が発生した場合でも、楽天銀行の残高から自動的に不足分が補充されるため、強制決済のリスクを軽減できます。
ただし、信用取引は元本以上の損失が発生する可能性があるハイリスクな取引です。投資初心者の方は、まず現物取引から始めることをおすすめします。
投資あんしんサービスは、信用取引口座を開設している方のみが利用できる機能です。
信用取引を行わない方には直接関係ありませんが、将来的に信用取引を検討する際には便利な機能として覚えておくとよいでしょう。
マネーブリッジで気をつけたい5つのこと
マネーブリッジは便利なサービスですが、注意すべき点もあります。
事前に理解しておくことで、安心して利用できます。
自動入出金(スイープ)を設定していると、証券口座の資金が毎営業日夜間に楽天銀行へ自動的に出金されます。
このため、翌日に楽天銀行からクレジットカードや公共料金の引き落としがある場合、残高不足になる可能性があるんです。
たとえば、楽天証券で株式を売却した代金が証券口座に入り、それが夜間に楽天銀行へ自動出金されたとします。
しかし、株式の売却代金は受渡日(通常は約定日の2営業日後)まで出金できないため、実際には楽天銀行へ移動しません。
対処法としては、楽天証券口座と楽天銀行口座に一定金額を留めておくことができ、証券で毎月積立などを行っているお客さまや、銀行で公共料金やクレジットカード料金等で毎月自動引落を行っているお客さまにも安心してご利用いただけるよう、自動入出金の設定で「楽天銀行に残す金額」を指定できます。
たとえば、毎月10万円程度の引き落としがある場合は、「楽天銀行に残す金額」を15万円程度に設定しておくと安心です。
この設定をしておけば、その金額は常に楽天銀行に残るため、引き落としエラーを防げます。
また、投資信託の積立を楽天証券で行っている場合も、積立日に合わせて楽天銀行の残高を確認しておくことが大切です。
自動入金があるとはいえ、楽天銀行の残高がゼロでは積立が実行されません。
信用取引口座を開設している方は、マネーブリッジの設定に注意が必要です。
信用取引口座を開設している状態で、マネーブリッジで「信用自動振替」の設定をしている場合、楽天銀行の普通預金残高も信用取引の担保として評価されるため、信用取引の余力が増えてしまうからです。
たとえば、楽天証券に100万円、楽天銀行に500万円を預けている場合、合計600万円が信用取引の担保として扱われ、その約3.3倍の1,980万円まで信用取引ができることになります。
これは、意図せず大きなリスクを取ってしまう可能性があるということです。
信用取引は元本以上の損失が発生する可能性があるハイリスクな取引です。楽天銀行に預けている資金まで担保に入ってしまうと、生活費や緊急時の資金まで投資リスクにさらされることになります。
対処法としては、信用取引を行わない方は信用取引口座を開設しないことが一番です。
すでに開設している場合は、マネーブリッジの自動入出金設定で「信用取引でのご利用について」のチェックを外すことで、楽天銀行の残高を信用取引の担保から除外できます。
また、信用取引を積極的に行う方でも、楽天銀行には生活費や緊急資金のみを残し、投資用の資金は証券口座で管理するなど、資金の使い分けを明確にすることが重要です。
楽天証券の投資信託積立では、マネーブリッジ決済と楽天カードクレジット決済の両方が利用できます。
マネーブリッジの設定をしている場合でも、「マネーブリッジ決済」と「楽天カード決済」は併用可能です。
ただし、ポイント獲得の観点では使い分けが重要になります。
投信積立時に楽天ポイントが付与されるのは、「楽天キャッシュ(電子マネー)」と「楽天カードクレジット決済」の2つだけで、マネーブリッジ決済ではポイントが付与されません。
楽天カードクレジット決済を利用すると、積立額に応じて楽天ポイントが貯まります。
楽天プレミアムカードなら最大1%、楽天カードなら0.5%のポイント還元を受けられるため、ポイントを重視する方は楽天カード決済がおすすめです。
最適な使い分けとしては、月5万円(または10万円)までは楽天カード決済でポイントを獲得し、それを超える金額はマネーブリッジ決済を利用する方法があります。また、楽天カードを持っていない方や、クレジットカードを増やしたくない方は、マネーブリッジ決済だけでも十分便利に利用できます。
マネーブリッジは楽天証券と楽天銀行のシステムが連携して動作するサービスです。
そのため、どちらかのシステムにトラブルが発生すると、自動入出金が正常に動作しない可能性があります。
たとえば、楽天証券や楽天銀行のシステムメンテナンス中は、自動入出金やらくらく入出金が一時的に利用できなくなります。
急に投資機会が訪れた場合や、緊急で資金を動かす必要がある場合に困ることがあるんです。
対処法としては、重要な資金移動が必要な場合は、システムメンテナンスの時間帯を避けて余裕を持って手続きすることが大切です。楽天証券・楽天銀行のウェブサイトでは、事前にメンテナンス情報が公開されるため、定期的に確認しておくとよいでしょう。
また、緊急時に備えて、楽天銀行以外の銀行口座も用意しておくことをおすすめします。
楽天証券では、楽天銀行以外の銀行からも入金できるため、複数の資金ルートを確保しておくと安心です。
普通預金金利は変動金利です。お預入れ後の金利は、金融情勢等により予告なく変更する場合があります。
マネーブリッジの優遇金利は、将来的に引き下げられる可能性があることを理解しておく必要があります。
実際に、マネーブリッジの優遇金利は過去に何度か改定されています。
2024年9月1日から楽天銀行の円預金金利が改定され、マネーブリッジの優遇金利が変更されました。
金融情勢や日本銀行の政策金利の変動により、今後も金利が変更される可能性があります。
金利が引き下げられたとしても、一般的な銀行の普通預金金利と比べれば依然として高い水準が維持される可能性が高いです。しかし、長期的な資産形成を考える場合は、預金金利だけに頼らず、投資信託や株式などの金融商品も組み合わせることが重要です。
また、優遇金利は普通預金残高300万円以下の部分には年0.28%、300万円を超えた分には年0.22%と、金額によって異なります。
300万円を超える部分の金利は低くなるため、大きな金額を預ける場合は、定期預金や他の金融商品との組み合わせも検討するとよいでしょう。
自動入出金(スイープ)の仕組みを詳しく解説
マネーブリッジの核となる機能が自動入出金(スイープ)です。
この仕組みを正しく理解することで、安心してマネーブリッジを活用できます。
自動入金(スイープ)は、楽天証券で金融商品を購入する際に自動的に実行されます。
買い注文における予想受渡金額が楽天証券の買付可能額を超過した場合、その差額(不足分)が楽天銀行から自動入金される仕組みです。
具体的には、楽天証券で30万円の投資信託を購入しようとした際、証券口座に20万円しかない場合、不足分の10万円が楽天銀行から自動的に入金されます。
このとき、楽天銀行に「残す金額」を設定している場合は、その金額を除いた残高から入金されます。
注意点として、楽天銀行の残高が不足している場合は、自動入金は実行されず、買付エラーになります。たとえば、証券口座に20万円、楽天銀行に5万円しかない状態で30万円の投資信託を購入しようとすると、5万円不足するため購入できません。
自動出金(スイープ)は、毎営業日の夜間(21:00以降)に楽天銀行へ自動で出金(楽天銀行へ残高が反映)されます。
証券口座に余っている資金が、毎晩自動的に楽天銀行へ移動し、優遇金利が適用されるんです。
ただし、売却代金は受渡後に自動出金の対象となるため、株式を売却した当日には自動出金されません。
株式の場合は約定日の2営業日後、投資信託の場合は商品によって異なりますが、通常は約定日の数営業日後に受渡が完了します。
自動入出金(スイープ)は、必要に応じて停止したり再開したりできます。
設定変更は楽天証券のウェブサイトから簡単に行えます。
自動入出金を停止したい場合は、楽天証券にログイン後、画面右上の「マネーブリッジ」をクリックし、自動入出金(スイープ)の設定画面から「解除する」を選択します。
停止すると、資金の自動移動は行われなくなりますが、マネーブリッジの優遇金利は引き続き適用されます。
自動入出金を停止する理由としては、「自動的に資金が動くのが不安」「自分で資金管理をしたい」などが挙げられます。
停止しても、「らくらく入出金」機能を使えば、手動で資金を移動できるため、必要に応じて使い分けるとよいでしょう。
自動入出金を再開したい場合は、同じく楽天証券のマネーブリッジ設定画面から「設定する」を選択します。
毎営業日17時までにマネーブリッジをご登録いただいた場合、原則当日中(19時以降)に自動入出金(スイープ)の手続きが完了するため、すぐに利用を開始できます。
自動入出金を上手に活用するためには、残高管理のコツを押さえておくことが大切です。
まず、「楽天銀行に残す金額」の設定が重要です。
証券会社で投資信託の定期的な積み立てをしている場合、買い付け資金が残っていないと困ります。また自動的な資金移動で銀行口座の残高が少なくなると、カードや公共料金の引き落としに支障が出るかもしれません。
おすすめの設定方法
毎月の固定費(クレジットカード、公共料金、家賃など)の合計額に、余裕を持たせた金額を「楽天銀行に残す金額」として設定することです。たとえば、毎月の固定費が8万円なら、10万円~15万円程度を残す設定にしておくと安心です。
次に、投資信託の積立を行っている場合は、積立日の前日までに楽天銀行の残高を確認しておきましょう。
自動入金があるとはいえ、楽天銀行の残高が「残す金額」以下になっていると、積立が実行されません。
また、「楽天証券に残す金額」の設定も活用できます。
頻繁に株式取引を行う方は、証券口座に一定額を残しておくことで、毎回自動入金を待たずにスムーズに取引できます。
最後に、定期的に残高を確認する習慣をつけることをおすすめします。
楽天証券のログイン画面では、証券口座と楽天銀行の残高が一目で確認できます。
マネーブリッジの設定方法
マネーブリッジの設定は、楽天銀行のウェブサイトから簡単に行えます。
ここでは、具体的な設定手順を解説します。
マネーブリッジの設定は、楽天銀行からの申し込みが最も簡単です。
マネーブリッジの登録は、楽天証券ではなく、楽天銀行にログインして設定する必要があります。
営業日17:00までの設定申込は、原則当日中(19:00頃)に手続きが完了いたします。営業日17:00以降や土日祝日のお申込は、翌営業日扱いとなります。
手続き完了後、登録済みのメールアドレスに設定完了の通知が届きます。
楽天証券の口座をまだ持っていない方は、楽天銀行から楽天証券の口座開設を申し込むこともできます。
その場合は、口座開設と同時にマネーブリッジの申し込みも完了するため、手間が省けます。
楽天証券のウェブサイトからもマネーブリッジの設定ができます。
楽天証券にログイン後、画面右上の「マネーブリッジ」をクリックします。
マネーブリッジの説明ページが表示されるので、内容を確認して「マネーブリッジ申込」ボタンをクリックします。
すでに楽天銀行の口座を持っている場合は、楽天銀行の口座情報を入力して申し込みを進めます。
楽天銀行の口座をまだ持っていない場合は、楽天証券から楽天銀行の口座開設を申し込むこともできます。
口座開設の申し込みフォームに必要事項を入力し、本人確認書類をアップロードすれば、オンラインで手続きが完了します。
楽天銀行の口座開設には通常1週間程度かかります。
口座開設が完了したら、改めてマネーブリッジの設定を行います。
マネーブリッジの設定が完了したら、いくつかの確認ポイントをチェックしておきましょう。
まず、設定完了のメール通知を確認します。
画面上でマネーブリッジを設定した後、しばらくすると登録済みのメールアドレスあてに設定完了の通知が届きます。
メールが届いたら、設定が正常に完了したことが確認できます。
次に、楽天銀行のウェブサイトで設定状況を確認します。
楽天銀行にログインし、「ためる・ふやす」の項目から「マネーブリッジ」を選択すると、現在の設定状況が表示されます。
優遇金利の適用タイミングも確認しておきましょう。
月末時点でマネーブリッジの申込手続きが完了している場合、翌月から適用されます。
たとえば1月10日に設定した場合、1月末時点で設定が完了していれば、2月1日から優遇金利が適用されます。
最後に、ハッピープログラムへのエントリーも忘れずに行いましょう。
ハッピープログラムにエントリーすることで、楽天証券の取引で楽天ポイントが貯まるようになります。
楽天カードクレジット決済との併用方法
楽天証券の投資信託積立では、マネーブリッジ決済と楽天カードクレジット決済を併用できます。
それぞれの特徴を理解して、最適な使い分けをしましょう。
楽天証券の投資信託積立では、証券口座(楽天銀行マネーブリッジ)、楽天キャッシュ(電子マネー)、楽天カードクレジット決済、その他金融機関、スマート買付(みずほ銀行との提携サービス)の5つの決済方法から選べます。
マネーブリッジ決済は、楽天銀行の普通預金から直接引き落とされる方法です。
自動入出金(スイープ)を設定している場合、積立日に楽天証券の残高が不足していると、自動的に楽天銀行から入金されて積立が実行されます。
楽天カードクレジット決済は、楽天カードで積立額を決済する方法です。
積立額に応じて楽天ポイントが貯まるのが最大の特徴で、楽天プレミアムカードなら最大1%、楽天カードなら0.5%のポイント還元を受けられます。
ただし、月5万円(2024年9月買付分から月10万円)の上限があります。
マネーブリッジ決済と楽天カード決済のどちらを選ぶべきかは、投資額とポイント重視度によって異なります。
ポイント還元を重視する方は、まず楽天カードクレジット決済を優先的に利用することをおすすめします。
月5万円(または10万円)までは楽天カード決済を利用し、それを超える金額はマネーブリッジ決済を併用する方法が最もお得です。
最適な使い分け例
毎月15万円の積立を行う場合、10万円を楽天カード決済、5万円をマネーブリッジ決済にすることで、楽天カード決済分のポイント還元を受けながら、上限を超える部分も積立できます。
一方、クレジットカードを持っていない方や、クレジットカードの利用枠を投資に使いたくない方は、マネーブリッジ決済だけでも十分便利です。
マネーブリッジ決済なら金額の上限がないため、まとまった金額の積立も可能です。
最適な使い分けは、自分の投資スタイルと資金状況に合わせて選ぶことが大切です。
ポイント還元を最大化したい方は楽天カード決済とキャッシュ決済を組み合わせ、シンプルに管理したい方はマネーブリッジ決済だけを利用するとよいでしょう。
他社の銀行連携サービスとの比較
楽天証券のマネーブリッジ以外にも、他の証券会社でも銀行連携サービスが提供されています。
主要なサービスを比較して、自分に合ったサービスを選びましょう。
SBI証券と住信SBIネット銀行の連携サービス「SBIハイブリッド預金」は、マネーブリッジの最大のライバルです。
SBIハイブリッド預金の金利は年0.030%(2024年12月時点)で、マネーブリッジの年0.28%と比べると大幅に低くなっています。
金利面では、マネーブリッジの方が圧倒的に有利です。
ただし、SBI証券は取扱商品数や手数料の面で優れている点もあります。
特に、米国株式の取扱銘柄数はSBI証券が約5,000銘柄と、楽天証券の約4,500銘柄を上回ります。
また、IPO(新規公開株)の取扱実績もSBI証券の方が多く、年間78銘柄(2024年実績)と楽天証券の56銘柄を大きく上回ります。
結論として、金利優遇を重視する方はマネーブリッジ、IPO投資や米国株投資を重視する方はSBIハイブリッド預金が向いていると言えます。また、両方の口座を開設して、用途に応じて使い分ける方法もおすすめです。
マネックス証券では、マネックスセゾンカードを利用したクレジットカード積立サービスが提供されています。
銀行連携サービスとは異なる仕組みですが、投資信託積立の利便性という点で比較対象になります。
マネックスセゾンカードでの積立では、積立額に応じてマネックスポイントが貯まります。
還元率は通常1.1%と、楽天カードの0.5%~1%と比べて高めです。
ただし、月5万円の上限があるため、大きな金額の積立には向いていません。
マネックス証券の特徴は、米国株投資に強いことです。
米国株の取扱銘柄数は約5,000銘柄と、楽天証券を上回ります。
また、米国株の買付時為替手数料が無料(売却時のみ25銭)という点も魅力です。
マネックス証券は、米国株投資を中心に行いたい方や、クレジットカード積立のポイント還元率を重視する方に向いています。一方、銀行連携による金利優遇や自動入出金の利便性を重視する方は、楽天証券のマネーブリッジの方が適しているでしょう。
銀行連携サービスや証券会社を選ぶ際は、自分の投資スタイルと重視するポイントに合わせて選ぶことが大切です。
最終的には、複数の証券会社を使い分ける方法もおすすめです。
たとえば、積立投資は楽天証券のマネーブリッジで行い、IPO投資はSBI証券で行うなど、それぞれの強みを活かした使い分けができます。
マネーブリッジ解除の方法と注意点
マネーブリッジを解除したくなった場合の手順と、解除後の影響について解説します。
マネーブリッジの解除は、楽天証券または楽天銀行のウェブサイトから行えます。
楽天証券から解除する場合は、ログイン後に画面右上の「マネーブリッジ」をクリックし、マネーブリッジ設定画面を開きます。
画面下部に「マネーブリッジ解除」のボタンがあるので、それをクリックして解除手続きを進めます。
楽天銀行から解除する場合は、ログイン後に「商品・サービス一覧」から「マネーブリッジ」を選択し、設定画面で「解除する」を選択します。
解除手続きを行うと、確認画面が表示されます。
解除の影響について説明が表示されるので、内容をよく確認してから「解除する」ボタンをクリックします。
なお、自動入出金(スイープ)だけを解除して、マネーブリッジ自体は維持することも可能です。この場合は、マネーブリッジ設定画面で自動入出金(スイープ)の設定を「解除する」に変更します。これにより、優遇金利は引き続き適用されながら、自動的な資金移動だけを停止できます。
マネーブリッジを解除すると、いくつかの影響があります。
まず、楽天銀行の優遇金利が適用されなくなります。
本金利は前月末終了時点でマネーブリッジの設定が完了されているお客さまに、当月1ヶ月間適用する優遇金利のため、解除した翌月から通常金利に戻ります。
自動入出金(スイープ)も利用できなくなります。
楽天証券で取引を行う際は、手動で楽天銀行から入金する必要があります。
ただし、「らくらく入出金」は引き続き利用できるため、手動での資金移動は可能です。
マネーブリッジを再設定したい場合は、最初の設定と同じ手順で申し込みができます。
楽天銀行または楽天証券のウェブサイトから、マネーブリッジの申し込みを行います。
再設定の場合も、営業日17:00までの申し込みなら原則当日中に手続きが完了します。
マネーブリッジの解除を検討している方は、まず自動入出金だけを停止して、優遇金利だけを受け取る方法も検討してみてください。完全に解除するのは、本当に必要がなくなった場合だけでも十分です。
はい、マネーブリッジの申込料や利用料は完全に無料です。楽天証券と楽天銀行の口座開設も無料で、口座維持手数料もかかりません。自動入出金やらくらく入出金の手数料も無料なので、安心して利用できます。
営業日17:00までの設定申込は、原則当日中(19:00頃)に手続きが完了いたします。営業日17:00以降や土日祝日のお申込は、翌営業日扱いとなります。手続き完了後、すぐに自動入出金などの機能が利用できます。ただし、優遇金利は翌月から適用されます。
はい、マネーブリッジは楽天証券と楽天銀行の両方の口座が必要です。どちらか一方しか持っていない場合は、もう一方の口座を開設する必要があります。楽天証券または楽天銀行のウェブサイトから、同時に両方の口座を開設することも可能です。
はい、300万円を超える部分にも優遇金利が適用されますが、金利は異なります。普通預金残高300万円以下の部分には年0.28%(税引後年0.223%)、300万円を超えた分には年0.22%(税引後年0.175%)の金利が適用されます。
はい、自動入出金(スイープ)だけを停止することができます。楽天証券のマネーブリッジ設定画面から、自動入出金の設定を「解除する」に変更すれば、自動的な資金移動が停止されます。この場合でも、マネーブリッジ自体は維持されるため、優遇金利は引き続き適用されます。
マネーブリッジを解除すると、楽天銀行の優遇金利が適用されなくなり、通常金利に戻ります。また、自動入出金や残高表示サービスも利用できなくなります。解除した翌月から優遇金利が適用されなくなるため、解除のタイミングには注意が必要です。再設定は簡単にできるので、必要に応じて再度申し込むことができます。
楽天証券のマネーブリッジは、楽天銀行との連携により、優遇金利年0.28%と自動入出金の利便性を両立できるサービスです。
設定は無料で簡単に行え、楽天経済圏を活用している方にとって大きなメリットがあります。
自動入出金(スイープ)機能により、証券口座への入金の手間が省けるだけでなく、余った資金は自動的に楽天銀行へ戻り優遇金利が適用されます。
ただし、残高管理には注意が必要で、「楽天銀行に残す金額」を適切に設定することで、引き落としエラーを防げます。
楽天カードクレジット決済との併用も可能で、ポイント還元を最大化しながら投資を続けられます。
また、SBI証券やマネックス証券など他社のサービスと比較しても、金利優遇の面では楽天証券のマネーブリッジが最も優れています。
マネーブリッジは、投資初心者から経験者まで幅広く活用できるサービスです。
楽天証券で投資を始める方は、ぜひマネーブリッジを設定して、効率的な資産形成を目指しましょう。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。詳しくは楽天証券・楽天銀行の公式サイトでご確認ください。
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