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野村證券への就職や転職を考えている方にとって、年収は最も気になる情報の一つではないでしょうか。
国内最大手の証券会社として知られる野村證券ですが、実際の年収水準や給与体系はどうなっているのでしょうか。
この記事では、野村證券の平均年収から年代別・部門別の詳細な給与情報、さらには転職難易度や年収交渉のコツまで、あらゆる角度から徹底解説します。
公式データと口コミサイトの情報を組み合わせて、リアルな年収実態をお伝えします。
転職を検討している方も、キャリアアップを目指す現役社員の方も、ぜひ最後までお読みください。
目次
野村證券の平均年収
野村證券の年収を正確に把握するには、複数の情報源を確認することが重要です。
公式データと実際の社員の声を組み合わせることで、よりリアルな年収水準が見えてきます。
野村證券はESGデータで社員の平均年間給与を公開しており、2025年3月期における野村證券の平均年収は1,224万円です。
ただし、野村證券は野村ホールディングスの子会社であり、持株会社である野村ホールディングスの平均年収は1,408万円となっています。
野村ホールディングスは野村グループの金融持株会社になり、平均年収に野村證券の従業員は含まれていませんので、実際の野村證券社員の年収とは異なる点に注意が必要です。
この高い年収水準の背景には、野村證券が国内最大手の証券会社として圧倒的な収益を誇っていることがあります。
ブランドネームや営業力によって従業員あたりの収益が高く、その分社員に収益を還元することができています。
OpenWorkに投稿された1054人の年収データを集計すると、野村證券の平均年収は872万円です。
営業の平均年収は780万円、総合職の平均年収は821万円、投資銀行の平均年収は1219万円と、部門によって年収に大きな差があることが分かります。
口コミサイトから見る年収の実態
営業(リテール):780万円
総合職:821万円
投資銀行部門:1,219万円
口コミサイトの数値は、ESGデータの1,224万円よりも低めになっていますが、これは回答者の年齢層や部門構成の違いによるものと考えられます。
実際の社員の声を見ると、「同世代の年収と比べても日系金融機関の中では多くの年収を頂いています」「営業職は入社4年目を境に実力主義的な報酬制度となり、自分の出した数字次第で年収額面が左右される」といったコメントが見られます。
dodaの「平均年収ランキング最新版(業種別)」によると、野村證券が属する金融業界全体の平均年収は491万円でした。
野村證券の平均年収872万円(口コミサイト)は、金融業界平均を約380万円も上回っており、業界内でもトップクラスの水準であることが分かります。
証券業界の平均年収600~700万円に対し、野村證券は1,077万円と大幅に上回り、全産業平均年収458万円の約2.4倍の水準です。
野村證券の高年収は、国内最大級の証券会社として安定した収益基盤を持ち、営業収益・ブランド力・実績で業界トップクラスであることが要因です。
好業績の年には社員への還元を重視し、賞与(ボーナス)や昇給に直接反映されるため、年収が高水準で推移しています。
野村證券では年齢とともに着実に年収が上昇していきますが、部門や成果によって同年代でも大きな差が生まれます。
ここでは年代別の年収推移を詳しく見ていきましょう。
2025年度の初任給は26万5000円に引き上げられており、賞与が年1回支給されるため、賞与が5~6ヶ月分と考えると野村證券における新卒1年目の年収は合計で450~477万円です。
さらに2025年度には非管理職を対象に平均7%程度の賃上げが予定されています。
投資銀行部門では、入社1年目から月給約50万円(基本給+残業代+家賃補助)となり、年収は600万円以上になります。
日系企業のなかで新卒一年目に、このレベルの高い給与を出す企業はあまりないといっていいでしょう。
30~34歳の平均年収は904万円、35~39歳になると1,011万円となります。
30代は野村證券でのキャリアにおいて最も年収が伸びる時期であり、多くの社員が年収1,000万円の大台に到達します。
投資銀行部門では、30歳時点の平均年収は推定1,500~1,800万円となり、新卒4年目でアソシエイトに昇格した段階で年収1,000万円を超えます。
リテール営業部門でも、成果を出せる社員は30代で年収1,000万円を超えることが可能です。
ただし、成果主義の色が強いため、営業成績によって同期間でも200万円以上の差がつくこともあります。
40~45歳になると1,087万円、さらに45~50歳になると1,148万円となります。
40代は管理職への昇進が進む時期であり、ヴァイス・プレジデント(VP)やディレクター(D)クラスに昇格することで、年収は大きく跳ね上がります。
投資銀行部門では、40歳時点の平均年収は2,000~3,000万円程度と予測され、エグゼクティブクラス(年収1,500万円以上)からハイエグゼクティブクラス(年収2,500万円以上)に到達します。
40代以降は昇進スピードに個人差が大きくなり、社内での評価がなければなかなか上がりづらくなります。
50~54歳になると1,209万円、55~59歳になると1,197万円となります。
50代は野村證券でのキャリアの集大成とも言える時期で、エグゼクティブ・ディレクター(ED)やマネージング・ディレクター(MD)といった役員クラスに昇進する社員もいます。
ただし、50代後半になると一部の社員は年収が頭打ちになることもあり、役員クラスに昇進できるかどうかで、生涯年収に大きな差が生まれます。
年収1,000万円への到達は、営業職でシニアアソシエイト(8年前後)、ホールセール部門でアソシエイト(3年前後)で可能です。
部門によって到達時期に大きな差があることが分かります。
年収1,000万円到達の目安
投資銀行部門:新卒4年目(アソシエイト昇格時)
ホールセール部門:入社3年前後
リテール営業:入社8年前後(シニアアソシエイト)
年収1,000万円到達後も、成果次第でさらなる年収アップが期待できます。
特に投資銀行部門では、ヴァイス・プレジデント(VP)に昇格すると年収1,500万円以上、エグゼクティブ・ディレクター(ED)では年収2,000万円以上が見込めます。
部門別・職種別の年収
野村證券では、所属する部門によって年収水準が大きく異なります。
ここでは主要な部門別の年収を詳しく見ていきましょう。
| 部門 | 平均年収 | 特徴 |
| 投資銀行部門 | 1,219万円 | 最も高年収、成果主義 |
| 本社職 | 1,177万円 | 安定的な高年収 |
| IT職 | 1,014万円 | 専門性が評価される |
| 営業(リテール) | 780万円 | インセンティブで変動 |
| 総合職 | 821万円 | 幅広い業務に従事 |
営業の平均年収は780万円です。
リテール部門は、全国の個人投資家や法人顧客などと接点を持ち、野村證券におけるプロダクトを提供するための営業活動を行うことが主な業務です。
営業部門では、営業における成績評価と支店長からの評価の2点によって賞与が決定されます。
賞与の割合は月給の5-6か月分程度と言われています。
リテール営業は成果主義の色が強く、営業成績によって同期間でも大きな差がつきます。成果が出せる人は20代でも高年収を狙えますが、一方で成果が出ないと昇給や賞与は低く抑えられるため個人差が大きいのも特徴です。
ホールセール部門は、機関投資家や法人顧客を対象に、株式・債券のセールス・トレーディング業務を行う部門です。
グローバルマーケッツの平均年収は1,489万円です。
野村證券のホールセール部門でも、役職は「アナリスト」「アソシエイト」「ヴァイス・プレジデント」「エグゼクティブ・ディレクター」「マネージング・ディレクター」という順番に昇進していきます。
ベース給が高く、ボーナスの割合も大きい”外資系並み”の報酬体系となっています。
投資銀行の平均年収は1,219万円です。
投資銀行部門は、野村證券の中で最も年収が高い部門であり、企業のM&Aや資金調達をサポートする業務を行います。
投資銀行部門の平均年収は推定2,000万円程度と推測されます。30歳時点の平均年収は推定1,500~1,800万円、40歳時点の平均年収は2,000~3,000万円程度と予測されます。
投資銀行部門の初任給は月給約50万円(基本給+残業代+家賃補助)となり、日系投資銀行の中でも野村證券投資銀行部門の初任給は頭一つ抜けて高いです。
新卒4年目でアソシエイトに昇格した段階で年収1,000万円を超え、その後も順調に昇進すれば30代で年収2,000万円も夢ではありません。
コーポレートの平均年収は1,018万円です。
コーポレート部門は、人事・経理・システム等のバックオフィス業務を担当する部門で、年功序列+安定志向型の報酬体系となっています。
年収レンジは営業やIBDよりやや低めですが、他業界と比べると十分高水準です。
また、リテール部門やホールセール部門と比べて、ワークライフバランスを保ちやすい傾向にあります。
野村證券では、役職が上がるごとに年収が大きく跳ね上がります。
ここでは役職別の年収レンジを詳しく見ていきましょう。
| 役職 | 年次 | 年収レンジ |
| アナリスト(AN) | 1~3年目 | 450~800万円 |
| アソシエイト(AS) | 4~7年目 | 800~1,200万円 |
| ヴァイス・プレジデント(VP) | 8~12年目 | 1,200~1,800万円 |
| ディレクター(D) | 13年目~ | 1,800~2,500万円 |
| マネージング・ディレクター(MD) | 役員クラス | 2,500万円以上 |
アナリスト(AN)は、野村證券における入社1~3年目の社員に付与される役職です。
初任給は26万5000円に引き上げられており、賞与が年1回支給されるため、新卒1年目の年収は合計で450~477万円です。
アナリスト期間中は、給与は最初の3年はほぼ横並びで、賞与でもほとんど差がつきません。
部門によって年収水準は異なり、投資銀行部門では初年度から年収600万円以上になりますが、リテール営業部門では450万円程度からのスタートとなります。
ヴァイス・プレジデント(VP)は、課長クラスに相当する役職で、入社8~12年目で昇格することが一般的です。
年収レンジは1,200~1,800万円となり、アソシエイトから大きく年収が跳ね上がります。
基本的には年功序列であり、ヴァイス・プレジデントまではほとんど一律で昇格できますが、ヴァイス・プレジデント以上となると社内での評価がなければなかなか上がりづらくなります。
VPは、チームのマネジメントを担当し、部下の育成や業績管理も求められます。
VPとして成果を出し続けることで、ディレクターへの昇進が見えてきます。
ディレクター(D)は、部長クラスに相当する役職で、入社13年目以降で昇格することが一般的です。
年収レンジは1,800~2,500万円となり、日本企業の中でもトップクラスの年収水準に到達します。
ディレクターは、部門全体の戦略立案や重要案件の推進を担当し、経営層に近い立場で業務を遂行します。
ディレクターへの昇進は、社内での評価が非常に重要であり、継続的に高い成果を出し続けることが求められます。
マネージング・ディレクター(MD)は、野村證券における最高位の役職であり、役員クラスに相当します。
年収は2,500万円以上となり、3,000万円を超えることも珍しくありません。
MDは、部門全体の責任者として経営に参画し、会社の重要な意思決定に関わります。
投資銀行部門では、最も大型の案件を担当し、顧客企業のトップ経営層と直接交渉を行います。
野村證券における昇進スピードは、部門や個人の成果によって大きく異なります。
一般的には、アナリスト(1~3年目)→アソシエイト(4~7年目)→ヴァイス・プレジデント(8~12年目)→ディレクター(13年目~)という順序で昇進していきます。
昇進スピードが早い社員は、30代前半でVP、30代後半でディレクターに昇格することもあります。
一方、標準的な昇進スピードの場合、VPには30代後半、ディレクターには40代前半で昇格することが一般的です。
給与の内訳
野村證券の年収は、基本給・ボーナス・残業代の3つで構成されています。
それぞれの詳細を見ていきましょう。
2025年度の初任給は26万5000円に引き上げられています。
野村證券では、2024年1月に入社3年目までの社員に対し、平均16%の賃上げを行う方針を発表し、さらに2025年度には非管理職を対象に平均7%程度の賃上げが予定されています。
基本給は職位によって決まっており、アナリスト、アソシエイト、ヴァイス・プレジデント、ディレクター、マネージング・ディレクターと昇格するごとに大きく上昇します。
特に若手の間は、毎年ある程度昇給していき、世間一般から考えれば、かなり良い水準という評価があります。
賞与の割合は月給の5-6か月分程度と言われています。
野村證券の賞与は基本的に年1回、5月に支給され、支給額は年間の給与の約5ヶ月分が目安とされており、業界内でも高水準です。
賞与は業績による変動がかなり大きく、7年目社員でも同期間で200万円以上の差がつくこともあります。特に2024年は業界でも話題となるほどの高額ボーナスが支給され、年収に占める比率も非常に高くなっています。
投資銀行部門では、賞与や残業代を含めてアナリストで年収600万円以上、アソシエイトで年収1,000万円以上となります。
年1回の支給ながら年間5ヶ月分程度を基本とし、成績次第では数百万円から1,000万円を超える高額な支給も可能な制度となっています。
野村證券では、非管理職の場合は、みなし残業制度ではなく勤務時間を超過した分が残業代として支払われます。
残業した場合には申請をした分が毎月しっかり支払われるため、残業代は確実に受け取れます。
野村證券の「ESGデータ」によれば、2023年度の平均残業時間は14.6時間です。
厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報」によると、一般労働者の月平均残業時間13.8時間であり、比較すると14.6時間はそれよりもやや多い程度です。
近年、野村證券では働き方改革が進められており、全社的に早帰りが推奨されています。朝早く出社して残業はほとんどせずに帰る、という働き方の人が多くなっています。
国税庁・日本年金機構・全国健康保険協会の公式情報をもとに試算すると、野村證券の平均と同じく40歳で年収1,124万円の場合、年間の手取り額は約778万円、ひと月あたりの手取り額は約65万円となります。
年収1,000万円の場合、税金や社会保険料を差し引いた手取りは概ね700万円~750万円程度になると推定されます。
年収が高くなるほど、所得税や住民税の税率も高くなるため、手取り率は下がっていきます。
野村證券の年収を同業他社と比較することで、業界内での位置づけがより明確になります。
ここでは5大証券会社の年収を比較していきましょう。
| 証券会社 | 平均年収 | 平均年齢 | 特徴 |
| 野村證券 | 1,224万円 | 約40歳 | 国内最大手、投資銀行に強み |
| 大和証券 | 1,626万円 | 40.9歳 | 国内第2位、リテールに強み |
| SMBC日興証券 | 1,095万円 | 39.2歳 | 銀証連携、IPOに強み |
| みずほ証券 | 1,073万円 | 41.4歳 | 銀行・信託との連携 |
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 882万円 | 非公開 | 日米ハイブリッド型 |
大和証券グループ本社の平均年収は1,229万円です。
大和証券は、野村證券に次ぐ国内第2位の大手総合証券会社であり、リテール部門に強みを持っています。
大和証券グループ本社の平均年収1,626万円は、持株会社の数値であり、実際の大和証券社員の年収とは異なります。実際の大和証券の年収は、野村證券とほぼ同水準かやや低めと考えられます。
大和証券の投資銀行部門は他社に比べて年収が低めになっている代わりに、労働時間も短くかつ厳しく管理されています。
ワークライフバランスを重視する方には、大和証券も魅力的な選択肢と言えるでしょう。
SMBC日興証券の平均年収は722万円です。
SMBC日興証券は、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)の中核証券会社であり、銀行との連携(銀証連携)を強みとしています。
SMBC日興証券は、特にIPO(新規株式公開)の引受業務では高い実績を誇り、2024年実績では年間52銘柄を取り扱い、主幹事社数は年間22社となっています。
みずほ証券の平均年収は744万円です。
みずほ証券は、みずほフィナンシャルグループのグループ会社であり、他の銀行系証券社よりさらに証券と銀行や信託への結びつきが強いことが特徴です。
みずほ証券は、「One MIZUHO」のスローガンのもと、銀行・信託・証券の一体運営を推進しており、顧客の幅広い金融ニーズに的確に答えられる体制を構築しています。
三菱UFJ証券ホールディングスの平均年収は882万円です。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、三菱UFJフィナンシャル・グループと米国モルガン・スタンレーの合弁会社であり、日系と外資系のハイブリッド企業として知られています。
年収水準は、野村證券と比べるとやや低めですが、三菱UFJグループの一員としての安定感と、モルガン・スタンレーのグローバルネットワークを活用できる点が魅力です。
5大証券会社の年収ランキングを見ると、1位は大和証券グループ本社(1,626万円)、2位は野村ホールディングス(1,408万円)、3位はSMBC日興証券(1,095万円)、4位はみずほ証券(1,073万円)、5位は三菱UFJ証券ホールディングス(882万円)となっています。
これらは持株会社の数値であり、実際の証券会社社員の年収とは異なる点に注意が必要です。実際の社員の年収を口コミサイトで比較すると、野村證券(872万円)が最も高い水準にあることが分かります。
評価制度と昇給のしくみ
野村證券では、成果主義の評価制度が導入されており、個人の成績が年収に大きく影響します。
ここでは評価制度と昇給のしくみを詳しく見ていきましょう。
野村證券の評価制度は、部門によって異なりますが、基本的には「成果評価」と「行動評価」の2軸で行われます。
営業部門では、営業における成績評価と支店長からの評価の2点によって賞与が決定されます。
給与は最初の3年はほぼ横並びで、賞与でもほとんど差がつきません。
4年目以降から実力主義的な要素が強くなり、自分の出した数字次第で年収額面が左右されるため、評価の公平性が高く、働きがいにつながっているという声が多く見られます。
基本的には年功序列であり、ヴァイス・プレジデントまではほとんど一律で昇格できますが、ヴァイス・プレジデント以上となると社内での評価がなければなかなか上がりづらくなります。
昇給は年1回行われ、職位と評価によって昇給額が決まります。
特に若手の間は、毎年ある程度昇給していき、世間一般から考えれば、かなり良い水準となっています。
昇進については、職位に応じて一定の年次が経過すると昇進試験や選考が行われます。
野村證券では成果主義が徹底されているため、成果が出せない場合は年収がダウンするリスクがあります。
特に営業部門では、ノルマ未達が続くと賞与が大きく減額され、年収が数百万円単位で下がることもあります。
賞与は業績による変動がかなり大きく、7年目社員でも同期間で200万円以上の差がつくこともあります。投資銀行部門では、案件が不調に終わった場合や、市場環境の悪化により案件が減少した場合、年収が大きく下がるリスクがあります。
年収ダウンを避けるためには、継続的に高い成果を出し続けることが重要です。
また、市場環境の変化に対応できるスキルを身につけ、複数の顧客や案件を担当することでリスク分散を図ることも有効です。
新卒の初任給と福利厚生
野村證券の新卒採用における初任給と福利厚生は、業界内でもトップクラスの充実度を誇ります。
ここでは待遇の詳細を見ていきましょう。
2025年度の初任給は26万5000円に引き上げられています。
野村證券では、2024年1月に入社3年目までの社員に対し、平均16%の賃上げを行う方針を発表し、初任給も24万5000円から26万5000円へと引き上げられました。
投資銀行部門やグローバル・マーケッツ部門では、初任給が月給約50万円(基本給+残業代+家賃補助)となり、年収は600万円以上になります。日系投資銀行の中でも野村證券投資銀行部門の初任給は頭一つ抜けて高いです。
野村證券は、厚生労働省から「子育てサポート企業」として「くるみん認定」、また「えるぼし認定」も取得しています。
これらの認定は、労働時間管理、育児・介護支援、女性活躍推進などの取り組みが一定の基準を満たしていることを示しています。
充実した福利厚生
住宅補助:未婚の場合は家賃の2割程度、既婚の場合は7年間2割程度の家賃負担
財形貯蓄、社員持株制度、健康保険・厚生年金等の社会保険完備
定期健康診断、保養所やスポーツクラブの割引、社員食堂
また、女性の活躍推進に力を入れており、以前よりも産休育休の取りやすさ、復職のしやすさが改善しており、産前産後に利用できる福利厚生・手当も整備されています。
野村證券の退職金制度については、公式には詳細が公開されていませんが、大企業として標準的な退職金制度が整備されています。
一般的に日本の大企業では、「退職一時金制度」と「企業年金制度(確定給付企業年金、確定拠出年金など)」の組み合わせ、またはどちらか一方を採用しており、野村證券も同様の制度を採用していると推測されます。
企業年金制度については、確定拠出年金(DC)とキャッシュバランスプラン型退職金が用意されており、従業員持株会には奨励金があります。
また、職場つみたてNISAにも奨励金があり、資産形成を支援する制度が充実しています。
中途採用・転職情報
野村證券への転職を検討している方にとって、中途採用の難易度や年収交渉のコツは重要な情報です。
ここでは転職に関する詳細情報を解説します。
野村證券は年収の高さや成長機会の豊富さ、その後のキャリアパスの広がりなどから転職市場で非常に高い人気があります。
一方で、近年では中途採用を積極的に行っており、20代や第二新卒での転職実績も出ているため、正しい選考対策を行うことで十分転職可能だと言えます。
野村證券では中途採用の比率が高まっており、2023年度では54.5%が中途採用者となっています。これは2021年度の38.3%から大幅に増加しており、中途採用への門戸が広がっていることを示しています。
野村證券の中途採用で求められるスキル・経験は、部門によって異なりますが、共通して求められるのは以下のような要素です。
投資銀行部門では、M&Aや資金調達の実務経験、財務分析スキル、企業評価(バリュエーション)のスキルが求められます。
グローバル・マーケッツ部門では、トレーディング経験、市場分析能力、リスク管理スキルが重視されます。
野村證券への転職における年収交渉では、現職の年収と希望年収を明確に伝えることが重要です。
野村證券は成果主義の企業であるため、過去の実績や成果を具体的に示すことで、より高い年収を引き出すことができます。
年収交渉のコツ
自分の市場価値を正確に把握する
野村證券での貢献可能性を具体的に示す
年収だけでなく福利厚生も含めた総合的な待遇を考慮する
年収交渉は、内定が出た後に行うのが一般的です。
焦らず、じっくりと交渉を進めることで、より良い条件を引き出すことができます。
野村證券への転職を成功させるためには、金融業界に強い転職エージェントを活用することが重要です。
転職エージェントでは野村證券の非公開求人を保有している可能性があり、また、野村證券の選考に合わせた応募書類の添削、面接対策なども無料でおこなってもらえます。
転職エージェントによって保有している求人やサポートに違いがあるので、まずは2〜3社に複数登録をして、実際にキャリアアドバイザーに会ってみた上で、サポートを任せるエージェントを絞り込むと良いです。
よくある質問(Q&A)
野村證券の年収に関して、よく寄せられる質問にお答えします。
はい、野村證券の年収は国内企業の中でもトップクラスの高水準です。
口コミサイトによる平均年収は872万円、ESGデータによる平均年収は1,224万円となっており、金融業界平均491万円を大きく上回っています。
特に投資銀行部門では平均年収1,219万円と非常に高い水準にあります。
はい、部門によって年収は大きく異なります。
投資銀行部門の平均年収は1,219万円、本社職は1,177万円、IT職は1,014万円、営業(リテール)は780万円となっており、最も高い投資銀行職と最も低い事務職の年収差は629万円にもなります。
自分がどの部門で働くかによって、年収水準が大きく変わることを理解しておく必要があります。
野村證券は成果主義を徹底しており、性別による年収差は基本的にありません。
成果を出しさえすれば、女性も男性と同じように評価されます。
公式サイトによれば、育休からの女性社員復職率は96%、育児休業復帰からの定着率は97%と、いずれも高い数値となっています。
近年、野村證券では働き方改革が進められており、残業時間は大幅に改善されています。
2023年度の平均残業時間は14.6時間と、一般労働者の月平均残業時間13.8時間とほぼ同水準です。
「数年前までは激務だったが、今は残業もほぼない」「プライベート時間をしっかり確保できる」という声が多く見られます。
金融業界未経験でも転職は可能ですが、一定のハードルがあります。
近年では中途採用を積極的に行っており、2023年度では54.5%が中途採用者となっています。
ただし、金融業界での実務経験や、高いコミュニケーション能力、論理的思考力などが求められます。
野村證券のワークライフバランスは、部門によって大きく異なります。
リテール部門やミドル・バックオフィスは比較的ワークライフバランスを保ちやすい傾向にあります。
有給取得率は直近71.3%と非常に高い水準で、年間2回の5日間連続休暇については必ず取得しないといけないため、少なくとも年10日は好きなタイミングで休暇を取得することができます。
野村證券の海外勤務時の年収については、公式には詳細が公開されていませんが、国内勤務よりも高い水準になることが一般的です。
海外勤務手当や住宅手当などが追加で支給されるため、実質的な年収は国内勤務時よりも大幅に高くなります。
特に投資銀行部門やグローバル・マーケッツ部門では、海外拠点での勤務機会も多く、グローバルキャリアを目指す方には魅力的な環境と言えるでしょう。
野村證券では、従業員持株制度があり、奨励金も支給されます。
また、職場つみたてNISAにも奨励金があり、資産形成を支援する制度が充実しています。
ストックオプションについては、役員クラスには付与されることがありますが、一般社員への付与は限定的です。
野村證券の年収は、口コミサイトによる平均872万円、ESGデータによる平均1,224万円と、国内企業の中でもトップクラスの高水準です。
部門別では投資銀行部門が最も高く平均1,219万円、リテール営業は780万円と、部門によって大きな差があります。
年代別では、20代後半で798万円、30代前半で904万円、40代前半で1,087万円と着実に上昇し、多くの社員が30代で年収1,000万円の大台に到達します。
役職別では、アナリスト(450~800万円)、アソシエイト(800~1,200万円)、ヴァイス・プレジデント(1,200~1,800万円)、ディレクター(1,800~2,500万円)、マネージング・ディレクター(2,500万円以上)と昇進するごとに大きく年収が跳ね上がります。
同業他社と比較すると、野村證券は5大証券会社の中でもトップクラスの年収水準にあり、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券と比べても高い水準を維持しています。
成果主義が徹底されており、営業成績や案件への貢献度によって年収が大きく変動する点が特徴です。
転職難易度は高いものの、近年では中途採用を積極的に行っており、2023年度では54.5%が中途採用者となっています。
金融業界での実務経験や高いコミュニケーション能力が求められますが、正しい選考対策を行うことで十分転職可能です。
年収交渉では、過去の実績や成果を具体的に示すことで、より高い年収を引き出すことができます。
なお、年収情報は公式データ・口コミサイトに基づく参考情報です。実際の年収は個人の経験・スキル・部門・業績により異なります。投資判断と同様に、転職の最終判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは野村證券または転職エージェントにご確認ください。
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