会社設立のミチシルベ

楽天証券で株を買いたいけれど、どこから始めればいいか分からないとお悩みではありませんか。

口座開設から実際の株式購入まで、初めての方でも迷わず進められるよう、全ての手順を分かりやすく解説します。

楽天ポイントを使った投資や、スマホアプリでの取引方法など、楽天証券ならではの便利な機能もご紹介します。

この記事を読めば、今日から楽天証券で株式投資を始められるようになります。

投資初心者の方も安心して読み進めてください。

楽天証券で株を買う方法は？｜基本の流れ

楽天証券で株を買うには、4つのステップを順番に進めていきます。口座開設から実際の購入まで、最短で翌営業日から取引を始められます。

まず口座開設を行い、次に証券口座へ入金し、買いたい銘柄を検索して、最後に注文を出すという流れです。楽天証券は約1,200万口座を突破しており、初心者でも使いやすい画面設計が特徴です。

入金方法は3種類あり、楽天銀行を使った「らくらく入金」、提携銀行からの「リアルタイム入金」、どの銀行でも利用できる「通常振込」から選べます。らくらく入金なら手数料無料で即時反映されるため、楽天銀行の口座を持っている方には特におすすめです。

銘柄の検索はWebサイトまたはiSPEEDアプリから行います。銘柄名や証券コードで検索でき、株価や企業情報を確認しながら投資判断ができます。気になる銘柄はお気に入り登録しておくと、次回から素早くアクセスできます。

注文は成行注文と指値注文の2種類から選びます。成行注文は現在の価格ですぐに買える方法で、指値注文は希望する価格を指定して買う方法です。初めての方は成行注文から始めると分かりやすいでしょう。注文内容を確認して発注ボタンを押せば、株の購入が完了します。

楽天証券の口座開設｜3つのステップで完了

楽天証券の口座開設は、オンラインで完結する簡単な手続きです。必要書類を準備すれば、最短翌営業日から取引を始められます。

口座開設には本人確認書類とマイナンバー確認書類が必要です。スマホで書類を撮影して提出するだけで、郵送の手間がかかりません。

メールアドレスの登録と本人確認

楽天証券の口座開設は、メールアドレスの登録から始まります。公式サイトの「口座開設」ボタンをクリックし、メールアドレスを入力すると、確認メールが届きます。

メールに記載されたURLをクリックして、氏名・住所・生年月日などの基本情報を入力します。入力内容に誤りがあると口座開設が遅れるため、正確に入力しましょう。

本人確認の方法は「スマホで本人確認」と「書類アップロード」の2種類があります。スマホで本人確認を選ぶと、最短翌営業日に口座開設が完了します。書類アップロードの場合は、郵送でログイン情報が届くため、1週間程度かかります。

口座種別の選び方（特定口座・NISA口座）

楽天証券では、特定口座とNISA口座の2種類から選べます。それぞれ税金の扱いが異なるため、自分に合った口座を選びましょう。

特定口座（源泉徴収あり）を選ぶと、証券会社が税金を自動的に計算して納税してくれるため、確定申告が不要になります。投資初心者の方や、確定申告の手間を省きたい方におすすめです。

NISA口座は、年間120万円までの投資で得た利益が非課税になる制度です。つみたて投資枠と成長投資枠の2種類があり、楽天証券では両方を利用できます。長期的な資産形成を考えている方は、NISA口座の開設も検討しましょう。

金融庁「NISA特設ウェブサイト」

特定口座とNISA口座は同時に開設できます。NISA口座は1人1口座までという制限がありますが、他の金融機関で開設していなければ、楽天証券で開設できます。既に他社でNISA口座を持っている場合は、金融機関変更の手続きが必要です。

マイナンバー登録と初期設定

口座開設にはマイナンバーの登録が必須です。マイナンバーカード、通知カード、マイナンバー記載の住民票のいずれかを準備しましょう。

マイナンバーカードを持っている方は、スマホで表面と裏面を撮影してアップロードします。通知カードの場合は、通知カードと本人確認書類の両方が必要です。

マイナンバー登録が完了すると、初期設定に進みます。初期設定では以下の項目を設定します。

取引暗証番号は株式の売買時に必要になる重要な番号です。誕生日や電話番号など、推測されやすい番号は避けましょう。

出金先銀行口座は、楽天証券から資金を引き出す際に使用します。楽天銀行を登録すると、マネーブリッジという自動入出金サービスが利用でき、普通預金の金利が優遇されます。

楽天証券への入金方法｜3つの方法を比較

楽天証券への入金方法は3種類あり、それぞれ手数料や反映時間が異なります。自分の利用している銀行や取引スタイルに合わせて、最適な方法を選びましょう。

入金は取引の前に必ず必要な手続きです。入金が反映されていないと、株式を購入できません。

らくらく入金（楽天銀行ユーザー向け）

らくらく入金は、楽天銀行の口座を持っている方が利用できる入金方法です。楽天証券のWebサイトまたはiSPEEDアプリから、24時間いつでも入金できます。

らくらく入金の最大のメリットは、手数料が無料で即時反映される点です。深夜や早朝でも入金できるため、急いで取引したいときに便利です。

入金手順は簡単で、楽天証券のマイページから「入出金・振替」を選び、「らくらく入金」をクリックします。入金額を入力して実行ボタンを押すだけで、即座に証券口座に反映されます。

リアルタイム入金（提携銀行から即時反映）

リアルタイム入金は、楽天証券と提携している銀行から即時に入金できる方法です。楽天銀行以外の銀行を使っている方におすすめです。

提携銀行は三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、PayPay銀行など、主要な銀行が含まれています。提携銀行の口座を持っていれば、手数料無料で即時入金できます。

入金手順は、楽天証券のマイページから「リアルタイム入金」を選び、利用する銀行を選択します。入金額を入力すると、銀行のログイン画面に移動するため、インターネットバンキングにログインして入金を実行します。

通常振込（どの銀行でも利用可能）

通常振込は、どの銀行からでも利用できる入金方法です。楽天証券が指定する振込先口座に、銀行のATMやインターネットバンキングから振り込みます。

通常振込のデメリットは、振込手数料がかかる点と、反映に時間がかかる点です。振込手数料は銀行によって異なりますが、220円から660円程度かかります。また、銀行の営業時間外に振り込んだ場合、翌営業日の反映になります。

振込先口座は、楽天証券のマイページで確認できます。振込人名義は「お客様コード + お客様名」の形式で入力する必要があります。例えば、お客様コードが「12345678」で名前が「ラクテン タロウ」の場合、「12345678ラクテンタロウ」と入力します。名義が間違っていると入金が反映されないため、注意しましょう。

以下の表で、3つの入金方法を比較します。

楽天ポイントで株を買う方法｜設定と活用術

楽天証券では、楽天ポイントを使って株式を購入できます。現金を使わずに投資を始められるため、投資初心者の方にもおすすめです。

楽天市場でのお買い物や楽天カードの利用で貯まったポイントを、そのまま投資に回せます。ポイント投資を始めることで、楽天市場でのポイント還元率が+1倍になる特典もあります。

ポイントコースの設定方法

楽天ポイントで株を買うには、まずポイントコースの設定が必要です。ポイントコースには「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」の2種類があります。

楽天ポイントで株式を購入したい場合は、「楽天ポイントコース」を選択する必要があります。楽天証券ポイントコースでは、楽天ポイントを使った株式購入ができないため、注意しましょう。

ポイントコースの設定は、楽天証券のマイページから行います。「設定・変更」メニューから「ポイント設定」を選び、「楽天ポイントコース」を選択して申し込みます。設定変更は即日反映されます。

利用ポイント上限の決め方

楽天ポイントで株を買う際は、1回の注文で利用するポイント数の上限を設定できます。上限を設定しておくと、誤って大量のポイントを使ってしまうことを防げます。

ポイント利用の上限は、注文画面で設定します。「すべて利用」を選ぶと保有している全ポイントが使われ、「一部利用」を選ぶと使いたいポイント数を指定できます。

ポイント投資で購入した株式も、現金で購入した株式と同じように配当金や売却益を得られます。ポイントだからといって制限があるわけではありません。

ポイント投資のメリットと注意点

楽天ポイントで株を買うメリットは、以下の3つです。

ポイント投資なら、投資に不安がある方でも気軽に始められます。現金を失うリスクがないため、投資の練習にも最適です。実際に株式を購入して、株価の変動を体験することで、投資の仕組みを理解できます。

手数料コースの選び方｜3つのコースを比較

楽天証券には3つの手数料コースがあり、取引スタイルに合わせて選べます。手数料コースによって取引コストが大きく変わるため、自分に合ったコースを選びましょう。

手数料コースは後から変更できますが、変更が反映されるのは翌営業日以降です。取引を始める前に、最適なコースを選んでおくことが大切です。

ゼロコース（対象銘柄の取引手数料無料）

ゼロコースは、国内株式の現物取引手数料が無料になるコースです。対象銘柄であれば、何回取引しても手数料がかかりません。

ゼロコースは、取引回数が多い方や、少額取引を頻繁に行う方に最適です。手数料を気にせず取引できるため、投資初心者の方にもおすすめです。

ゼロコースの対象銘柄は、東証上場銘柄の現物取引です。信用取引や単元未満株（かぶミニ®）は対象外となります。また、一部のETFやREITも対象外となる場合があります。

超割コース（ポイント還元重視）

超割コースは、取引手数料の1%が楽天ポイントで還元されるコースです。取引するたびにポイントが貯まるため、楽天経済圏を活用している方におすすめです。

超割コースの手数料は、1回の取引金額に応じて決まります。5万円までは55円、10万円までは99円、20万円までは115円、50万円までは275円、100万円までは535円、150万円までは640円、3,000万円までは1,013円、3,000万円超は1,070円です（すべて税込）。

超割コースで貯まったポイントは、楽天市場でのお買い物や、次回の株式購入に使えます。取引を続けるほどポイントが貯まるため、長期的に投資を続ける方に向いています。

いちにち定額コース（デイトレード向け）

いちにち定額コースは、1日の取引金額の合計で手数料が決まるコースです。1日に何回取引しても、合計金額に応じた定額料金しかかかりません。

いちにち定額コースの手数料は、1日の取引金額が100万円までは0円、200万円までは2,200円、300万円までは3,300円、以降100万円増えるごとに1,100円が加算されます（すべて税込）。

このコースは、デイトレードなど1日に複数回取引する方に最適です。100万円までの取引なら手数料が無料なので、少額で複数回取引する方にもおすすめです。

以下の表で、3つの手数料コースを比較します。

手数料コースは、楽天証券のマイページからいつでも変更できます。取引スタイルに合わせて、最適なコースを選びましょう。

楽天証券「手数料」

Webサイトから株を買う方法｜5つのステップ

楽天証券のWebサイトから株を買う方法を、5つのステップで解説します。パソコンでじっくり銘柄を選びたい方におすすめの方法です。

Webサイトは画面が大きく、複数の情報を同時に確認できるため、初めて株を買う方でも安心して操作できます。

銘柄を検索する

楽天証券にログインしたら、まず買いたい銘柄を検索します。画面上部の検索ボックスに、銘柄名または証券コードを入力します。

例えば、トヨタ自動車の株を買いたい場合は、「トヨタ」と入力するか、証券コード「7203」を入力します。検索結果に複数の銘柄が表示された場合は、正しい銘柄を選択しましょう。

銘柄を選択すると、株価チャートや企業情報、財務情報などが表示されます。現在の株価、前日比、出来高などを確認して、購入するかどうかを判断します。

注文画面を開く

銘柄ページの「現物買」ボタンをクリックすると、注文画面が開きます。注文画面では、購入する株数や価格、注文方法を設定します。

注文画面の上部には、現在の株価と前日比が表示されています。リアルタイムで株価が更新されるため、最新の価格を確認しながら注文できます。

数量を入力する

購入する株数を入力します。株式は通常100株単位で購入しますが、かぶミニ®を利用すれば1株から購入できます。

購入に必要な金額は、株価×株数で計算されます。例えば、株価が1,000円の銘柄を100株購入する場合、10万円が必要です。証券口座の残高が足りない場合は、先に入金しましょう。

数量を入力すると、概算の購入金額が自動的に表示されます。手数料を含めた合計金額を確認してから、次に進みましょう。

価格と注文方法を選ぶ（成行・指値）

注文方法は「成行」と「指値」の2種類から選びます。成行注文は現在の価格で即座に購入する方法で、指値注文は希望する価格を指定して購入する方法です。

成行注文のメリットは、確実に購入できる点です。株価が多少変動しても、市場価格で即座に約定します。デメリットは、予想より高い価格で購入してしまう可能性がある点です。

指値注文のメリットは、希望する価格で購入できる点です。指定した価格以下でしか購入されないため、予算をコントロールできます。デメリットは、株価が指定価格に達しない場合、購入できない点です。

初めて株を買う方は、成行注文から始めるとよいでしょう。慣れてきたら、指値注文で価格を指定して購入することもできます。

注文内容を確認して発注

注文内容を入力したら、確認画面で以下の項目をチェックします。

全ての内容が正しいことを確認したら、「注文する」ボタンをクリックします。注文が受け付けられると、注文番号が表示されます。この番号は、注文の取り消しや照会に使うため、控えておきましょう。

注文が約定すると、登録したメールアドレスに約定通知が届きます。マイページの「注文照会」から、約定状況を確認できます。

楽天証券「国内株式の買い方」

iSPEEDアプリで株を買う方法｜スマホで完結

iSPEEDアプリを使えば、スマホだけで株式の購入が完結します。外出先でも取引できるため、忙しい方におすすめです。

iSPEEDは楽天証券の公式アプリで、約1,200万口座の利用者が使っています。直感的な操作で、初心者でも簡単に株式を購入できます。

アプリのダウンロードとログイン

iSPEEDアプリは、App StoreまたはGoogle Playから無料でダウンロードできます。「iSPEED」で検索して、楽天証券の公式アプリをインストールしましょう。

アプリを起動したら、楽天証券のログインIDとパスワードを入力してログインします。初回ログイン時は、生体認証（指紋認証・顔認証）の設定を促されます。生体認証を設定しておくと、次回から素早くログインできます。

ログイン後は、ホーム画面に保有資産や市場ニュースが表示されます。画面下部のメニューから、銘柄検索や注文、ポートフォリオ確認などの機能にアクセスできます。

銘柄検索の使い方

iSPEEDアプリでの銘柄検索は、画面下部の「検索」アイコンをタップして行います。銘柄名または証券コードを入力すると、候補が表示されます。

検索機能には、以下の便利な機能があります。

銘柄ページでは、株価チャートや企業情報、ニュースなどを確認できます。画面を左右にスワイプすると、異なる情報画面に切り替わります。

注文画面の入力方法

銘柄ページの「現物買」ボタンをタップすると、注文画面が開きます。注文画面では、以下の項目を入力します。

楽天ポイントを使う場合は、「ポイント利用」をタップして、利用するポイント数を入力します。保有ポイントの範囲内で、自由に設定できます。

注文画面には、概算購入金額と手数料が表示されます。証券口座の残高が足りない場合は、先に入金する必要があります。アプリから直接入金できるため、Webサイトにアクセスする必要はありません。

注文の確認と発注

注文内容を入力したら、「確認画面へ」ボタンをタップします。確認画面で、銘柄名、数量、注文方法、概算金額が正しいことを確認しましょう。

取引暗証番号を入力して、「注文する」ボタンをタップすると、注文が発注されます。注文が受け付けられると、画面に注文番号が表示されます。

注文状況は、画面下部の「注文」アイコンから確認できます。未約定の注文は、この画面から取り消しや訂正ができます。約定した注文は、「取引履歴」から確認できます。

かぶミニ®で少額から始める｜1株単位で購入

かぶミニ®は、楽天証券の単元未満株取引サービスです。通常100株単位で購入する株式を、1株から購入できます。

少額から投資を始めたい方や、複数の銘柄に分散投資したい方におすすめです。数百円から株式投資を始められます。

かぶミニ®とは？｜単元未満株取引の仕組み

かぶミニ®は、1株単位で株式を購入できるサービスです。通常の株式取引では100株単位での購入が必要ですが、かぶミニ®なら1株から購入できます。

例えば、株価が5,000円の銘柄の場合、通常は50万円が必要ですが、かぶミニ®なら5,000円から購入できます。投資初心者の方でも、少額から始められるため、リスクを抑えながら投資を体験できます。

かぶミニ®で購入した株式も、通常の株式と同じように配当金を受け取れます。保有株数に応じて配当金が支払われるため、1株でも配当金の権利があります。ただし、株主優待は100株以上保有していないと受けられない場合が多いため、注意しましょう。

かぶミニ®の取引時間は、1日3回の約定タイミングがあります。午前7時から10時30分までの注文は11時30分に約定、午前10時30分から13時30分までの注文は15時に約定、午後1時30分から翌朝7時までの注文は翌朝9時に約定します。リアルタイムでの取引ではないため、注文から約定まで時間がかかる点に注意しましょう。

かぶミニ®での注文方法

かぶミニ®での注文方法は、通常の株式取引とほぼ同じです。楽天証券のWebサイトまたはiSPEEDアプリから注文できます。

注文手順は以下のとおりです。

かぶミニ®では、成行注文のみ利用できます。指値注文はできないため、約定価格は市場価格に基づいて決まります。約定価格は、注文締切時刻の直後に決定されます。

かぶミニ®で購入した株式は、100株に達すると自動的に単元株に変換されます。単元株になると、通常の株式取引と同じように売買できるようになります。

購入後の管理と確認｜ポートフォリオの見方

株式を購入した後は、定期的にポートフォリオを確認して、保有資産の状況を把握しましょう。楽天証券では、Webサイトとアプリの両方で簡単に確認できます。

購入後の管理を怠ると、含み損が拡大したり、売却のタイミングを逃したりする可能性があります。適切な管理で、投資成果を最大化しましょう。

保有株式の確認方法

保有株式は、楽天証券のマイページまたはiSPEEDアプリの「ポートフォリオ」から確認できます。保有銘柄の一覧が表示され、各銘柄の株数、現在価格、評価額が確認できます。

ポートフォリオ画面では、以下の情報が表示されます。

平均取得単価は、これまでに購入した株式の平均価格です。複数回に分けて購入した場合、全ての購入価格の平均が表示されます。現在価格と比較することで、利益が出ているか損失が出ているかを判断できます。

損益状況の見方

損益状況は、ポートフォリオ画面の「評価損益」で確認できます。評価損益は、現在価格と平均取得単価の差額に保有株数を掛けた金額です。

評価損益がプラスの場合は含み益、マイナスの場合は含み損を意味します。含み益は売却すれば利益として確定しますが、含み損は売却すると損失として確定します。

評価損益率は、投資額に対する損益の割合を示します。例えば、10万円で購入した株式が11万円になっている場合、評価損益は+1万円、評価損益率は+10%です。

損益状況を定期的に確認することで、投資判断の材料になります。含み益が大きくなった場合は利益確定を検討し、含み損が拡大している場合は損切りを検討しましょう。ただし、短期的な株価変動に一喜一憂せず、長期的な視点で判断することが大切です。

注文の取り消し・訂正の方法

注文を間違えた場合や、注文内容を変更したい場合は、約定前であれば取り消しや訂正ができます。約定後は取り消しできないため、注意しましょう。

注文の取り消しは、楽天証券のマイページまたはiSPEEDアプリの「注文照会」から行います。未約定の注文一覧が表示されるため、取り消したい注文を選択して「取消」ボタンをクリックします。

成行注文は、発注後すぐに約定する可能性が高いため、取り消しが間に合わない場合があります。指値注文は、指定価格に達するまで約定しないため、取り消しの猶予があります。

楽天証券で株を買うときの注意点｜5つのポイント

楽天証券で株を買う際は、いくつかの注意点があります。事前に理解しておくことで、失敗を防ぎ、安全に投資を始められます。

投資にはリスクが伴うため、慎重に判断することが大切です。以下の5つのポイントを押さえておきましょう。

株式投資には元本割れのリスクがある

株価は企業の業績や市場の動向、経済情勢などによって変動します。予想外の出来事が起きると、株価が大きく下落することもあります。投資する際は、余裕資金で行い、生活費や緊急時の資金には手を付けないようにしましょう。

リスクを抑えるためには、分散投資が有効です。1つの銘柄に集中投資するのではなく、複数の銘柄や業種に分散して投資することで、リスクを軽減できます。

注文ミスに注意（数量・価格の確認）

注文時の入力ミスは、意図しない取引につながります。特に数量と価格の入力ミスには注意が必要です。

例えば、10株購入するつもりが100株と入力してしまうと、10倍の金額が必要になります。また、指値注文で価格を間違えると、予想外の価格で約定してしまいます。

手数料コースの選択ミスで損をする

手数料コースの選択を誤ると、余計な手数料を支払うことになります。自分の取引スタイルに合ったコースを選びましょう。

取引回数が多い方は、ゼロコースまたはいちにち定額コースがお得です。楽天ポイントを重視する方は、超割コースを選ぶとよいでしょう。

手数料コースは後から変更できますが、変更が反映されるのは翌営業日以降です。取引を始める前に、最適なコースを選んでおきましょう。

NISA口座と特定口座の使い分け

NISA口座と特定口座では、税金の扱いが異なります。それぞれの特徴を理解して、使い分けましょう。

NISA口座は、年間120万円までの投資で得た利益が非課税になります。長期的な資産形成を目指す方は、NISA口座を優先的に使うとよいでしょう。ただし、NISA口座で発生した損失は、他の口座の利益と相殺できません。

特定口座（源泉徴収あり）は、証券会社が税金を自動的に計算して納税してくれます。確定申告が不要なため、手間がかかりません。NISA口座の非課税枠を使い切った後は、特定口座で取引しましょう。

銘柄選びは慎重に（分散投資の重要性）

銘柄選びは、投資成果を左右する重要な要素です。企業の業績や財務状況、業界の動向などを調べてから投資しましょう。

分散投資は、リスクを抑えるための基本的な戦略です。1つの銘柄に集中投資すると、その企業の業績が悪化した場合、大きな損失を被る可能性があります。複数の銘柄に分散して投資することで、リスクを分散できます。

初心者の方は、まず大型株や安定した業績の企業から始めるとよいでしょう。慣れてきたら、成長性の高い中小型株にも挑戦できます。

以下のチェックリストを参考に、銘柄選びを行いましょう。

銘柄選びに迷った場合は、投資信託やETFを検討するのも一つの方法です。複数の銘柄に分散投資できるため、個別株よりもリスクを抑えられます。

金融庁「投資の基本」

まとめ

楽天証券で株を買う方法は、口座開設から入金、銘柄検索、注文という4つのステップで完了します。WebサイトとiSPEEDアプリの両方から取引できるため、自分に合った方法を選びましょう。

楽天ポイントを使った投資や、かぶミニ®での少額投資など、楽天証券ならではの便利な機能を活用すれば、初心者でも気軽に投資を始められます。手数料コースは取引スタイルに合わせて選び、ゼロコースや超割コース、いちにち定額コースから最適なものを選択してください。

株式投資を始める際は、元本割れのリスクや注文ミスに注意し、分散投資を心がけることが大切です。NISA口座を活用すれば、税制優遇を受けながら資産形成ができます。

投資には元本割れのリスクがあります。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。詳しい情報は楽天証券の公式サイトでご確認いただけます。