楽天証券の楽天キャッシュ積立|始め方と使い分けを解説

株式投資で「注文スピードが遅くてチャンスを逃した」「もっと高機能なツールが使いたい」と感じていませんか。
岡三ネットトレーダーは、岡三オンライン証券が提供する高機能取引ツールで、スピードショット注文や特殊注文機能など、デイトレーダーに必要な機能が充実しています。
プレミアム・ライト・WEB2・スマホアプリ・RSSの5種類があり、初心者から上級者まで自分のレベルに合わせて選べるんです。
この記事では、岡三ネットトレーダーの種類と特徴、自分に合ったツールの選び方、無料で使える条件まで詳しく解説します。
最後まで読めば、岡三ネットトレーダーが自分に合っているか判断でき、効率的な取引を始められますよ。
目次
岡三ネットトレーダーとは
岡三ネットトレーダーは、岡三オンライン証券が提供する株式取引専用のツールです。デイトレーダーや中級者以上の投資家に必要な高機能が揃っており、プロ仕様の取引環境を実現できます。
岡三ネットトレーダーは、岡三オンライン証券の口座を開設すれば誰でも利用できる取引ツールです。岡三オンライン証券は、創業1923年の岡三証券グループの一員で、関東財務局長(金商)第52号の金融商品取引業者として登録されています。
このツールは、Windowsパソコンにインストールして使うクライアント型ソフトウェアで、ブラウザ版やスマホアプリ版も用意されています。
クライアント型のメリットは、動作が安定していて処理速度が速いことです。株価の更新やチャートの描画がスムーズで、注文もストレスなく出せます。
岡三オンライン証券は日本証券業協会、日本投資者保護基金、日本商品先物取引協会に加入しており、分別管理も徹底されているため、安心して利用できる証券会社です。
岡三ネットトレーダーの最大の魅力は、プロ仕様の高機能ツールを無料で使える点です。他社では有料だったり、一部機能が制限されていたりすることが多いのですが、岡三オンライン証券では条件を満たせば月額利用料が0円になります。
具体的には、板情報からワンクリックで注文できるスピードショット注文、損切りラインを自動設定できる逆指値注文、利益を伸ばしながらリスクを限定するトレール注文など、デイトレードに必要な機能が標準装備されています。
さらに、2,000銘柄を一覧管理できる株価ボードや、過去データで戦略を検証できるバックテスト機能まで使えるんです。
これらの機能を無料で使えるのは、岡三オンライン証券が取引による手数料収入をメインにしているからです。ツール利用料で稼ぐのではなく、投資家に快適な取引環境を提供して取引回数を増やしてもらう方針なんですね。
岡三ネットトレーダーは5種類
岡三ネットトレーダーには、プレミアム・ライト・WEB2・スマホアプリ・RSSの5種類があります。それぞれ機能や使いやすさが異なるので、自分の投資スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
プレミアムは、岡三ネットトレーダーの最上位版で、すべての機能が使える本格派向けツールです。デイトレーダーや上級者が求める高度な機能が揃っています。
プレミアムの主な機能
スピードショット注文、2,000銘柄登録可能な株価ボード、バックテスト機能、企業分析ナビ、トリガートレール注文など
複数の銘柄を同時に監視しながら、瞬時に判断して注文を出せる環境が整っています。画面レイアウトも自由にカスタマイズでき、自分だけの取引環境を作れます。
月額利用料は通常3,300円(税込)ですが、月間20回以上の取引または月末の信用建玉残高が3,000万円以上で無料になります。
ライトは、プレミアムから複雑な機能を省いたシンプル版です。初心者や中級者が使いやすいように設計されています。
基本的な注文機能(成行・指値・逆指値・OCO・IFDONE)は揃っており、株価ボードも利用できます。プレミアムほど多機能ではありませんが、一般的な株式取引には十分な機能です。
画面もシンプルで見やすく、どこに何があるか迷いにくい設計になっています。
ライトは完全無料で利用できるため、まずはライトから始めて、物足りなくなったらプレミアムに移行するという使い方がおすすめです。
WEB2は、ブラウザ上で動作するWeb版の取引ツールです。インストール不要で、インターネットに接続できる環境ならどこでも使えます。
機能はライトとほぼ同等で、基本的な注文機能と株価ボードが利用できます。クライアント型のプレミアムやライトと比べると処理速度は若干劣りますが、外出先のパソコンや職場のパソコンから取引したい場合に便利です。
MacやLinuxでも利用できるため、Windows以外の環境の方にも対応しています。WEB2も完全無料で利用できます。
スマホアプリは、iPhoneとAndroidに対応した取引アプリです。外出先でも株価チェックや注文ができるため、日中パソコンを開けない方に便利です。
基本的な注文機能に加えて、リアルタイムの株価情報、チャート表示、ニュース閲覧などが可能です。スマホの小さい画面でも見やすいように最適化されており、直感的な操作で取引できます。
指紋認証やFace IDにも対応しているため、セキュリティ面も安心です。スマホアプリも完全無料で利用できます。プレミアムやライトと併用して、外出先での取引用として使うのが一般的です。
RSSは、自動売買(システムトレード)に対応した上級者向けツールです。プログラムを組んで自動的に売買を実行させることができます。
Excel VBAやPythonなどのプログラミング言語を使って、独自の売買ロジックを実装できます。バックテストで検証した戦略を自動実行させたり、複数の銘柄を同時に監視して条件に合致したら自動発注したりすることが可能です。
RSSはプログラミングの知識が必要なため、初心者や中級者には難易度が高いツールです。
RSSも完全無料で利用できますが、使いこなすにはプログラミングスキルと投資の知識が必要です。
5つのツールの主な違いを表にまとめました。
| ツール名 | 対象者 | 利用料 | 主な機能 | 対応デバイス |
| プレミアム | デイトレーダー・上級者 | 条件付き無料(通常3,300円) | 全機能(スピードショット、バックテスト、2,000銘柄ボード) | Windows |
| ライト | 初心者・中級者 | 完全無料 | 基本機能(成行・指値・逆指値・OCO・IFDONE) | Windows |
| WEB2 | 外出先で取引したい方 | 完全無料 | 基本機能(ライトと同等) | ブラウザ(Mac/Linux対応) |
| スマホアプリ | スマホで取引したい方 | 完全無料 | 基本機能+モバイル最適化 | iPhone/Android |
| RSS | 自動売買をしたい上級者 | 完全無料 | API連携・自動売買 | Windows(プログラミング必要) |
5種類のツールの中から、自分の投資レベルや取引スタイルに合ったものを選ぶことが大切です。ここでは、レベル別におすすめのツールを紹介します。
株式投資を始めたばかりの初心者や、月に数回程度しか取引しないライト投資家には、ライト・WEB2・スマホアプリがおすすめです。
これらのツールは完全無料なので、コストを気にせず使えるのも初心者に優しいポイントです。
投資経験が1〜3年程度あり、月に10〜30回程度取引する中級投資家には、プレミアムの基本機能がおすすめです。
プレミアムに移行すると、スピードショット注文が使えるようになります。板情報を見ながらワンクリックで注文できるため、注文スピードが格段に上がります。
また、株価ボードに登録できる銘柄数が増えるため、複数の銘柄を同時に監視できるようになります。
中級者がプレミアムを使う場合、まずは無料条件(月間20回以上の取引)を満たせるか確認しましょう。月に20回以上取引するなら、月額利用料3,300円が無料になるため、コスト面でも問題ありません。
プレミアムの高度な機能(バックテスト、企業分析ナビ)は、慣れてから使い始めても遅くありません。まずはスピードショット注文と株価ボードの使い方を覚えることに集中しましょう。
デイトレードを本格的に行う方や、投資経験3年以上の上級者には、プレミアムの全機能をフル活用することをおすすめします。
デイトレーダーにとって、注文スピードは勝負を分ける重要な要素です。プレミアムのスピードショット注文なら、板情報から瞬時に注文を出せるため、わずかな価格差で利益を狙うスキャルピングにも対応できます。
また、トリガートレール注文を使えば、利益を伸ばしながら損失を限定する高度なリスク管理が可能です。
上級者向けの機能
バックテスト機能で自分の売買ロジックが過去のデータでどれくらいの成績を残せたか検証できます。感覚だけで取引するのではなく、データに基づいた戦略を立てられるため、安定した成績を目指せます。
企業分析ナビでは、財務指標やテクニカル指標で銘柄を深掘りできるため、銘柄選定の精度も上がります。
プレミアムの無料条件(月間20回以上の取引または信用建玉残高3,000万円以上)は、デイトレーダーなら簡単に満たせるため、コスト面の心配もありません。
スピードショット注文とは
スピードショット注文は、岡三ネットトレーダープレミアムの代表的な機能で、板情報から直接注文を出せる仕組みです。デイトレーダーにとって、注文スピードは利益に直結する重要な要素なんです。
通常の注文方法では、銘柄を選んで注文画面を開き、価格と数量を入力してから発注ボタンを押すという手順が必要です。この一連の操作には数秒かかります。
スピードショット注文では、気配板(板情報)に表示されている価格をクリックするだけで注文が完了します。銘柄コードや価格を入力する必要がないため、注文までの時間を大幅に短縮できるんです。
買いたい価格をクリックすれば買い注文、売りたい価格をクリックすれば売り注文が即座に発注されます。
さらに、ショートカットキーを設定すれば、マウス操作すら不要になります。キーボードだけで注文を完結できるため、慣れれば1秒以内に注文を出すことも可能です。
デイトレードでは、わずか数秒の遅れが利益と損失を分けることがあります。特に、急騰・急落時や、板が薄い銘柄では、注文スピードが勝負を分けます。
スピードが重要な場面
好材料発表時:株価が急騰し始めた瞬間、すぐに買い注文を出せるかどうかで利益が変わります。通常の注文方法で数秒かかっている間に、株価がさらに上昇してしまい、買えるタイミングを逃すことがあります。
損切りのタイミング:株価が急落し始めたとき、素早く損切り注文を出せれば損失を最小限に抑えられます。逆に、注文が遅れると想定以上の損失を被る可能性があります。
注文スピードが速いからといって、焦って判断ミスをしないように注意が必要です。スピードショット注文は便利ですが、誤発注のリスクもあるため、冷静な判断力も求められます。
特殊注文機能で自動的にリスク管理
岡三ネットトレーダーには、逆指値・OCO・IFDONE・トレール・トリガートレールという5つの特殊注文機能があります。これらを使えば、自動的にリスク管理しながら取引できます。
逆指値注文は、指定した価格以下(または以上)になったら自動的に成行注文を出す仕組みです。主に損切りラインを設定するために使われます。
例えば、1,000円で買った株が900円まで下がったら損切りしたい場合、逆指値注文で「900円以下になったら成行売り」と設定しておきます。株価が900円を下回った瞬間に自動的に売り注文が出されるため、損失を限定できます。
逆指値注文のメリットは、常に株価を監視していなくても自動的に損切りできることです。日中仕事をしている方でも、あらかじめ損切りラインを設定しておけば、想定以上の損失を防げます。
OCO注文(One Cancels the Other)は、2つの注文を同時に出し、どちらか一方が約定したらもう一方が自動的にキャンセルされる注文方法です。
例えば、1,000円で買った株を「1,100円で利益確定」または「900円で損切り」したい場合、OCO注文で両方を設定します。
株価が1,100円に達すれば利益確定の売り注文が約定し、900円の損切り注文は自動的にキャンセルされます。逆に、株価が900円まで下がれば損切り注文が約定し、1,100円の利益確定注文がキャンセルされます。
OCO注文を使えば、利益確定と損切りの両方を自動化できるため、感情に左右されずに計画的な取引ができます。
IFDONE注文(If Done)は、新規注文と決済注文を同時に出す注文方法です。新規注文が約定したら、自動的に決済注文が有効になります。
例えば、「1,000円で買えたら、1,100円で売る」という注文を一度に出せます。1,000円の買い注文が約定した瞬間に、1,100円の売り注文が自動的に発注されるため、利益確定のタイミングを逃しません。
IFDONE注文は、事前に利益目標を決めて取引したい場合に便利です。ただし、損切りラインは設定されないため、OCO注文と組み合わせて使うことが多いです。
トレール注文は、株価の上昇に合わせて自動的に損切りラインを引き上げる注文方法です。利益を伸ばしながら、利益が減少したら自動的に利益確定できます。
例えば、1,000円で買った株にトレール幅50円を設定した場合、株価が1,100円に上昇すると損切りラインも1,050円に自動的に引き上げられます。
さらに株価が1,200円に上昇すれば、損切りラインも1,150円に引き上げられます。株価が反転して1,150円まで下がると、自動的に売り注文が出されて利益確定されます。
トレール注文の最大のメリットは、利益を最大限伸ばせることです。株価がどこまで上昇するか分からない場合でも、トレール注文を使えば自動的に最適なタイミングで利益確定できます。
トリガートレール注文は、トレール注文をさらに進化させた最新の注文方法です。指定した価格に到達したらトレール注文が自動的に発動します。
例えば、1,000円で買った株を「1,100円に到達したらトレール幅50円でトレール開始」と設定します。株価が1,100円に到達するまではトレール機能は発動せず、1,100円に到達した瞬間にトレール注文が開始されます。
その後、株価が1,200円に上昇すれば損切りラインは1,150円に、1,300円に上昇すれば1,250円に自動的に引き上げられます。
トリガートレール注文は、利益が出始めてからトレール機能を発動させたい場合に便利です。株価が目標価格に到達するまではトレールせず、目標価格到達後に利益を伸ばしながら保護できます。
プレミアム限定の便利機能
岡三ネットトレーダープレミアムには、ライトやWEB2にはない限定機能があります。デイトレーダーや上級者にとって、これらの機能は大きなアドバンテージになります。
プレミアムの株価ボードは、最大2,000銘柄を一覧表示できます。これは他社のツールと比べても圧倒的な数です。
株価ボードでは、銘柄コード・銘柄名・現在値・前日比・出来高・始値・高値・安値などの情報をリアルタイムで一覧表示できます。
さらに、テクニカル指標(移動平均線、RSI、MACDなど)も表示できるため、複数の銘柄を同時に分析できます。
デイトレーダーに重要な理由
複数銘柄の同時監視:1つの銘柄に集中していると、他の銘柄のチャンスを逃してしまいます。株価ボードで2,000銘柄を監視していれば、急騰・急落のサインを見逃しにくくなります。
ポートフォリオ管理:自分が保有している銘柄と監視銘柄を同じ画面で管理できるため、ポートフォリオ全体の状況を把握しやすくなります。
株価ボードの表示項目やレイアウトは自由にカスタマイズできるため、自分の取引スタイルに合わせた最適な環境を作れます。
バックテスト機能は、過去のデータを使って自分の売買ロジックを検証できる機能です。感覚だけで取引するのではなく、データに基づいた戦略を立てられます。
例えば、「移動平均線のゴールデンクロスで買い、デッドクロスで売る」という戦略が本当に有効かどうか、過去5年間のデータで検証できます。
バックテストの結果、勝率やリターン、最大ドローダウン(最大損失)などが数値で表示されるため、戦略の有効性を客観的に判断できます。
バックテスト機能を使えば、実際の資金を使う前に戦略を検証できるため、リスクを抑えながら取引手法を磨けます。
過去のデータで有効だった戦略が将来も有効とは限らないため、定期的に検証し直すことが大切です。
企業分析ナビは、財務指標やテクニカル指標を使って銘柄を深く分析できる機能です。銘柄選定の精度を高めたい方に便利です。
企業分析ナビでは、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)、ROE(自己資本利益率)、配当利回りなどの財務指標を一覧表示できます。
また、売上高や営業利益の推移をグラフで確認できるため、企業の成長性を視覚的に把握できます。
さらに、テクニカル指標(移動平均線、ボリンジャーバンド、MACD、RSIなど)も表示できるため、ファンダメンタル分析とテクニカル分析を組み合わせた総合的な銘柄分析が可能です。
スクリーニング機能を使えば、条件に合致する銘柄を自動的に抽出できるため、効率的に銘柄を探せます。企業分析ナビは、中長期投資家にとっても有用な機能です。
無料で使える条件
岡三ネットトレーダープレミアムは通常月額3,300円(税込)ですが、条件を満たせば無料で利用できます。ライト・WEB2・スマホアプリは完全無料です。
プレミアムを無料で使うには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
これらの条件を満たせば、翌月の月額利用料が無料になります。条件を満たせない月は3,300円(税込)が請求されますが、翌月に条件を満たせば再び無料になります。
ライト・WEB2・スマホアプリ・RSSは、条件なしで完全無料で利用できます。取引回数や建玉残高に関係なく、ずっと0円で使い続けられます。
初心者や月に数回しか取引しない方は、ライトやWEB2を選べばコストを気にせず取引できます。また、プレミアムと併用して、外出先ではスマホアプリを使うという使い方もできます。
岡三オンライン証券は、ツール利用料で稼ぐのではなく、取引手数料で収益を得るビジネスモデルのため、ツール自体は無料または条件付き無料で提供されています。
プレミアムの無料条件(月間20回以上の取引)を満たせない場合、いくつかの選択肢があります。
他社ツールと比較
岡三ネットトレーダーは高機能ですが、他社のツールと比べてどうなのか気になりますよね。ここでは、主要ネット証券のツールと比較して、岡三ネットトレーダーの強みと弱みを整理します。
主要ネット証券の取引ツールを比較表にまとめました。
| 証券会社 | ツール名 | 利用料 | 主な特徴 | 対応デバイス |
| 岡三オンライン証券 | 岡三ネットトレーダープレミアム | 条件付き無料 | スピードショット、2,000銘柄ボード、バックテスト | Windows/ブラウザ/スマホ |
| SBI証券 | HYPER SBI 2 | 条件付き無料 | 高速処理、豊富なテクニカル指標 | Windows/ブラウザ/スマホ |
| 楽天証券 | MARKET SPEED Ⅱ | 条件付き無料 | 直感的な操作性、楽天ポイント連携 | Windows/Mac/ブラウザ/スマホ |
| マネックス証券 | マネックストレーダー | 完全無料 | 米国株に強い、豊富な分析ツール | Windows/ブラウザ/スマホ |
| 松井証券 | ネットストック・ハイスピード | 完全無料 | シンプルで使いやすい | Windows/ブラウザ/スマホ |
岡三ネットトレーダーの最大の強みは、スピードショット注文とトリガートレール注文です。板情報から直接注文できるスピードショット注文は、他社のツールにはない独自機能で、デイトレーダーから高い評価を受けています。
また、2,000銘柄を一覧管理できる株価ボードも大きな強みです。SBI証券のHYPER SBI 2や楽天証券のMARKET SPEED Ⅱでも多くの銘柄を登録できますが、2,000銘柄という規模は業界トップクラスです。
バックテスト機能も岡三ネットトレーダーの強みです。過去のデータで戦略を検証できるツールは、ネット証券の中でも限られています。システムトレーダーや上級者にとって、バックテスト機能は非常に価値があります。
岡三ネットトレーダーの弱点は、Windows版しかないことです。プレミアムとライトはWindowsパソコンにインストールする必要があり、MacやLinuxでは使えません。
WEB2ならブラウザで利用できますが、機能はライトと同等で、プレミアムの高度な機能は使えません。
楽天証券のMARKET SPEED ⅡはMacにも対応しているため、Mac環境の投資家には楽天証券の方が便利です。岡三オンライン証券を使いたいMacユーザーは、WEB2かスマホアプリを選ぶしかありません。
また、初心者向けのサポートやマニュアルは、SBI証券や楽天証券の方が充実しています。岡三オンライン証券も公式サイトに使い方ガイドはありますが、動画チュートリアルの数は大手ネット証券に比べて少ないです。
使い始める前に知っておきたい注意点
岡三ネットトレーダーを使い始める前に、知っておくべき注意点があります。失敗を避けるために、以下の4つのポイントを確認しましょう。
岡三ネットトレーダープレミアムとライトは、Windows版のみの提供です。MacやLinuxでは使えません。
MacユーザーやLinuxユーザーは、WEB2(ブラウザ版)かスマホアプリを選ぶ必要があります。WEB2はブラウザ上で動作するため、どのOSでも利用できますが、プレミアムの高度な機能(スピードショット、バックテスト、2,000銘柄ボード)は使えません。
どうしてもプレミアムの機能を使いたい場合は、Windows環境を用意するか、仮想化ソフト(Parallels DesktopやVMware)でWindowsを動かす必要があります。ただし、仮想環境では動作が遅くなる可能性があるため、デイトレードには向きません。
岡三ネットトレーダープレミアムとライトは、クライアント型ツールです。パソコンにインストールして使うソフトウェアで、ブラウザ版とは仕組みが異なります。
クライアント型のメリットは、動作が安定していて処理速度が速いことです。株価の更新やチャートの描画がスムーズで、注文もストレスなく出せます。
デメリットは、インストールしたパソコンでしか使えないことです。外出先の別のパソコンや職場のパソコンでは使えません。
また、ソフトウェアのアップデートが定期的に必要です。岡三オンライン証券が新機能を追加したり、バグを修正したりした場合、ソフトウェアを更新しないと使えないことがあります。アップデートの通知が来たら、速やかに更新しましょう。
岡三ネットトレーダーには、逆指値・OCO・IFDONE・トレール・トリガートレールなど、複雑な注文方法があります。これらの注文方法は便利ですが、仕組みを理解せずに使うとミス発注のリスクがあります。
特殊注文を使う前に、必ずデモ環境や少額取引で練習しましょう。岡三オンライン証券には、実際の資金を使わずに練習できるデモ環境はありませんが、少額取引で注文の仕組みを確認することをおすすめします。
岡三ネットトレーダーは、デイトレードに適した高機能ツールですが、デイトレード自体にはリスクがあります。短期売買を繰り返すデイトレードは、中長期投資よりも損失リスクが高い取引手法です。
デイトレードでは、1日に何度も売買を繰り返すため、手数料が積み重なります。岡三オンライン証券の手数料は業界最安水準ですが、それでも取引回数が多ければコストは無視できません。
また、短期的な価格変動は予測が難しく、損失が膨らむリスクもあります。
信用取引を使う場合は、レバレッジにより元本以上の損失が発生する可能性があります。信用取引は、預けた資金の約3.3倍まで取引できますが、株価が予想と逆に動いた場合、損失も3.3倍に拡大します。
デイトレードを始める前に、リスク管理の方法(損切りラインの設定、ポジションサイズの管理)を学び、無理のない範囲で取引しましょう。
初心者の方には、まずライトやWEB2から始めることをおすすめします。ライトは基本的な注文機能(成行・指値・逆指値・OCO・IFDONE)が揃っており、画面もシンプルで分かりやすいです。公式サイトには使い方ガイドもあるため、独学でも使い方を覚えられます。プレミアムは機能が多すぎて最初は戸惑うかもしれませんが、ライトで基本を覚えてから移行すればスムーズに使いこなせます。
スマホアプリでも基本的な取引は可能です。株価チェック、チャート表示、成行・指値注文、逆指値注文などの基本機能は揃っています。ただし、プレミアムの高度な機能(スピードショット、バックテスト、2,000銘柄ボード)は使えません。デイトレードを本格的に行うなら、パソコン版のプレミアムが必要です。外出先での取引用としてスマホアプリを使い、自宅ではパソコン版を使うという併用がおすすめです。
岡三ネットトレーダーがシステム障害で使えなくなった場合、岡三オンライン証券の公式サイトから別の取引ツール(WEB2やスマホアプリ)にログインして取引できます。また、電話注文も可能です。システム障害時のリスクに備えて、複数の取引手段を確認しておくことをおすすめします。岡三オンライン証券の公式サイトには、システム障害情報が掲載されるため、定期的にチェックしましょう。
岡三オンライン証券の口座と他社の証券口座を併用することは可能です。例えば、SBI証券で投資信託の積立をしながら、岡三オンライン証券でデイトレードをするという使い分けができます。ただし、それぞれの証券会社で口座を開設し、資金を入金する必要があります。複数の証券会社を使う場合は、どの口座にいくら資金があるか管理することが大切です。
岡三オンライン証券は、電話サポートとメールサポートを提供しています。電話サポートは平日8:00〜17:00(祝日を除く)で、取引方法やツールの使い方について質問できます。メールサポートは24時間受付で、翌営業日以降に返信されます。公式サイトには、よくある質問(FAQ)や使い方ガイドも掲載されているため、まずは自分で調べてみることをおすすめします。緊急時(システム障害や誤発注)には、電話サポートに連絡しましょう。
岡三ネットトレーダーは、岡三オンライン証券が提供する高機能取引ツールで、プレミアム・ライト・WEB2・スマホアプリ・RSSの5種類があります。初心者にはライトやWEB2、デイトレーダーにはプレミアムがおすすめです。
プレミアムの代表的な機能は、スピードショット注文、逆指値・OCO・トレールなどの特殊注文、2,000銘柄を管理できる株価ボード、バックテスト機能、企業分析ナビです。これらの機能を活用すれば、効率的な取引とリスク管理が可能になります。
プレミアムは月間20回以上の取引または信用建玉残高3,000万円以上で無料になります。その他のツールは完全無料です。ただし、プレミアムとライトはWindows版のみで、MacやLinuxでは使えません。
岡三ネットトレーダーは、デイトレードや短期売買に適した高機能ツールですが、使いこなすには練習が必要です。まずはライトで基本を覚え、慣れてからプレミアムに移行することをおすすめします。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。デイトレードは短期売買による損失リスクが高く、信用取引はレバレッジにより元本以上の損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは岡三オンライン証券にご確認ください。
この記事のキーワード
キーワードがありません。
この記事を見た方はこんな記事も見ています
この記事と同じキーワードの記事
まだ記事がありません。
キーワードから探す
カンタン1分登録で、気になる資料を無料でお取り寄せ
そんなお悩みをお持ちの方は、まずはお問い合わせください!