SBI証券クレカ積立の対象カード|選び方とお得なポイント還元

SBI証券クレカ積立の対象カード|選び方とお得なポイント還元

SBI証券でクレカ積立を始めたいけれど、どのカードを選べばいいか迷っていませんか。

対象カードは9種類あり、それぞれポイント還元率や年会費が異なります。

この記事では、SBI証券のクレカ積立で使える全対象カードと、失敗しない選び方を詳しく解説します。

三井住友カードを中心に、積立額別のおすすめカードや年会費の損益分岐点も紹介するので、自分に最適なカードが見つかります。

クレカ積立は新NISA制度にも対応しており、月10万円まで積立可能です。

ポイントを貯めながらお得に資産形成を始めましょう。

この記事の要約
  • SBI証券のクレカ積立対象カードは9種類、三井住友カードが中心でポイント還元率は0.5%~5.0%
  • カード選びは還元率だけでなく年会費との損益分岐点を計算し、積立額に応じて最適なカードを選ぶ
  • 新NISA制度に対応しており月10万円まで積立可能、設定は3ステップで完了する

目次

SBI証券のクレカ積立で使える対象カードは?

SBI証券のクレカ積立は、クレジットカードで投資信託を購入しながらポイントが貯まるサービスです。

対象カードを使えば、毎月自動で積立投資ができ、資産形成とポイント獲得を同時に実現できます。

ここでは、クレカ積立で使える対象カードの全体像と、基本的な仕組みを解説します。

対象カードは9種類|三井住友カードが中心

SBI証券のクレカ積立で使える対象カードは、全部で9種類あります。

中心となるのは三井住友カードで、ポイント還元率は0.5%~5.0%と幅広く設定されています。

対象カード一覧

三井住友カード

Olive(オリーブ)

アプラスカード

東急カード

タカシマヤカード

UCSカード

JFRカード

オリコカード

JCBカード

三井住友カードは、年会費無料の三井住友カード(NL)から、最高5.0%還元のプラチナプリファードまで、複数の券種があります。

初めてクレカ積立を始める方は、年会費無料で0.5%還元の三井住友カード(NL)から検討するとよいでしょう。

また、Oliveは三井住友銀行との連携が便利で、銀行口座とクレジットカードを一元管理できます。

アプラスカードはSBI新生銀行経由で利用でき、東急カードやタカシマヤカードは日常の買い物でポイントが貯まりやすい特徴があります。

SBI証券:クレカ積立サービス

新NISA制度にも対応している

SBI証券のクレカ積立は、2024年から始まった新NISA制度にも対応しています。

新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の2つがあり、どちらもクレカ積立で利用できます。

新NISA制度では、非課税保有限度額が1,800万円に拡大され、より多くの資産を非課税で運用できるようになりました。

つみたて投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円まで投資可能です。

クレカ積立を使えば、これらの枠を効率的に活用しながらポイントも貯められます。

非課税保有期間も無期限化されたため、長期的な資産形成に適しています。

クレカ積立で毎月自動的に積立を続けることで、投資のタイミングを気にせず、長期・分散・積立投資の原則を実践できます。

金融庁:新しいNISA

月10万円まで積立できる

SBI証券のクレカ積立では、月10万円まで積立設定が可能です。

この上限額は、新NISA制度のつみたて投資枠(年間120万円)を最大限活用できる金額に設定されています。

月10万円の積立を行った場合、ポイント還元率によって獲得できるポイント数が大きく変わります。

例えば、0.5%還元のカードなら月500ポイント(年間6,000ポイント)、5.0%還元のカードなら月5,000ポイント(年間60,000ポイント)が貯まります。

月10万円の積立は年間120万円の投資額となるため、ご自身の収入や生活費とのバランスを考えて設定することが重要です。

また、クレジットカードの利用限度額内での設定となるため、カードの限度額も確認しておく必要があります。

積立額が大きい場合は、ゴールドカードやプラチナカードなど、利用限度額の高いカードを検討するとよいでしょう。

SBI証券で使える9種類のカードを紹介

ここでは、SBI証券のクレカ積立で使える9種類のカードを、それぞれの特徴とポイント還元率とともに詳しく紹介します。

自分に合ったカードを見つける参考にしてください。

①三井住友カード|ポイント還元率0.5%~5.0%

三井住友カードは、SBI証券のクレカ積立で最も人気のあるカードです。

年会費無料の三井住友カード(NL)から、最高5.0%還元のプラチナプリファードまで、複数の券種が用意されています。

以下の表は、三井住友カードの主な券種と還元率をまとめたものです。

カード名 年会費 ポイント還元率 特徴
三井住友カード(NL) 永年無料 0.5% 年会費無料で始めやすい
三井住友カード ゴールド(NL) 5,500円(条件達成で永年無料) 1.0% 年間100万円利用で年会費無料
三井住友カード プラチナプリファード 33,000円 5.0% 最高還元率、特典も充実

三井住友カードで貯まるVポイントは、1ポイント=1円として投資信託の購入やキャッシュバックに利用できます。

コンビニや飲食店での利用でもポイントが貯まりやすく、日常生活でも活用しやすいカードです。

三井住友カード:クレカ積立

②Olive(オリーブ)|三井住友銀行との連携が便利

Olive(オリーブ)は、三井住友銀行が提供するモバイル総合金融サービスで、銀行口座・デビットカード・クレジットカード・ポイント払いの機能が1つのアプリに集約されています。

クレカ積立では、クレジット機能を使って投資信託を購入できます。

Oliveのポイント還元率は、一般カードで0.5%、ゴールドで1.0%です。

三井住友銀行の口座を持っている方や、銀行とクレジットカードを一元管理したい方に向いています。

Oliveフレキシブルペイは、支払い方法を自由に切り替えられる点が特徴で、デビット払い・クレジット払い・ポイント払いを使い分けることができます。

③アプラスカード|SBI新生銀行経由で利用

アプラスカードは、新生銀行グループのクレジットカードで、SBI新生銀行経由でSBI証券の金融商品仲介口座を開設した場合に利用できます。

ポイント還元率は0.5%です。

アプラスカードの特徴は、SBI新生銀行のサービスと連携している点です。

新生銀行の口座を持っている方や、金融商品仲介口座を利用したい方に向いています。

金融商品仲介口座にはIPO(新規公開株)や信用取引など、一部利用できないサービスがあるため、注意が必要です。

④東急カード|TOKYU POINTが貯まる

東急カードは、東急グループでの買い物や電車・バスの利用でTOKYU POINTが貯まるクレジットカードです。

クレカ積立では0.5%のポイント還元が受けられます。

東急線沿線にお住まいの方や、東急百貨店・東急ハンズなどを頻繁に利用する方にとっては、日常の買い物とクレカ積立の両方でポイントを貯めやすいカードです。

TOKYU POINTは、東急グループの店舗や施設で1ポイント=1円として利用できるほか、PASMOへのチャージにも使えます。

⑤タカシマヤカード|タカシマヤポイントが貯まる

タカシマヤカードは、高島屋での買い物でタカシマヤポイントが貯まるクレジットカードです。

クレカ積立では0.5%のポイント還元が受けられます。

高島屋を頻繁に利用する方にとっては、クレカ積立と日常の買い物の両方でポイントを貯められるメリットがあります。

タカシマヤポイントは、高島屋での買い物で1ポイント=1円として利用できます。

年会費は初年度無料、2年目以降は2,200円ですが、高島屋での買い物が多い方は年会費以上のポイントを獲得できる可能性があります。

⑥UCSカード|ユニーグループでお得

UCSカードは、ユニーグループ(アピタ・ピアゴなど)でお得に使えるクレジットカードです。

クレカ積立では0.5%のポイント還元が受けられます。

ユニーグループの店舗で日常的に買い物をする方にとっては、クレカ積立と買い物の両方でポイントを貯められるメリットがあります。

UCSポイントは、ユニーグループの店舗で1ポイント=1円として利用できます。

年会費は永年無料で、負担なく利用できる点も魅力です。

⑦JFRカード|大丸・松坂屋でお得

JFRカードは、大丸・松坂屋でお得に使えるクレジットカードです。

クレカ積立では0.5%のポイント還元が受けられます。

大丸・松坂屋を頻繁に利用する方にとっては、クレカ積立と買い物の両方でポイントを貯められるメリットがあります。

JFRポイントは、大丸・松坂屋での買い物で1ポイント=1円として利用できます。

年会費は初年度無料、2年目以降は2,200円ですが、大丸・松坂屋での買い物が多い方は年会費以上のポイントを獲得できる可能性があります。

⑧オリコカード|オリコポイントが貯まる

オリコカードは、オリコポイントが貯まるクレジットカードです。

クレカ積立では0.5%のポイント還元が受けられます。

オリコポイントは、Amazonギフト券やTポイント、楽天ポイントなど、さまざまなポイントに交換できる点が特徴です。

ポイントの使い道が幅広く、自分に合った交換先を選べます。

年会費は永年無料で、負担なく利用できる点も魅力です。

⑨JCBカード|一部のJCBカードが対象

JCBカードは、一部の提携カードがSBI証券のクレカ積立に対応しています。

ポイント還元率は0.5%です。

対象となるJCBカードは限られているため、お持ちのJCBカードが対象かどうかは、SBI証券の公式サイトで確認する必要があります。

JCBポイントは、さまざまな商品やギフト券に交換できます。

すでにJCBカードを持っている方は、追加でカードを作らずにクレカ積立を始められる可能性があります。

三井住友カードのおすすめ3券種|ポイント還元率で選ぶ

三井住友カードは、SBI証券のクレカ積立で最も人気があり、還元率や年会費が異なる複数の券種が用意されています。

ここでは、特におすすめの3つの券種を詳しく紹介します。

三井住友カード(NL)|年会費無料で始めやすい

三井住友カード(NL)は、年会費が永年無料で、クレカ積立のポイント還元率は0.5%です。

初めてクレカ積立を始める方や、コストを抑えたい方に最適なカードです。

三井住友カード(NL)の特徴

年会費永年無料で維持コストがかからない

ポイント還元率0.5%で月1万円の積立なら年間600ポイント獲得

コンビニや飲食店での利用で最大7%ポイント還元(対象店舗限定)

カード番号が券面に記載されていないナンバーレスデザイン

最短10秒で即時発行可能(カード番号のみ先行発行)

年会費無料のため、積立額が少ない方や、まずはクレカ積立を試してみたい方におすすめです。

月1万円の積立なら年間600ポイント、月3万円なら年間1,800ポイントが貯まります。

ただし、還元率は0.5%と標準的なため、積立額が大きくなる場合は、次に紹介するゴールドカードやプラチナプリファードの方がお得になる可能性があります。

三井住友カード ゴールド(NL)|年会費無料の条件がある

三井住友カード ゴールド(NL)は、通常年会費5,500円ですが、年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費が永年無料になります。

クレカ積立のポイント還元率は1.0%です。

三井住友カード ゴールド(NL)の特徴

ポイント還元率1.0%で月3万円の積立なら年間3,600ポイント獲得

年間100万円利用で年会費永年無料(対象取引のみ)

年間100万円利用で10,000ポイントのボーナスポイント付与

空港ラウンジサービスが利用可能

国内・海外旅行傷害保険が最高2,000万円

年会費無料の条件である年間100万円の利用には、クレカ積立の金額は含まれないため、日常の買い物や公共料金の支払いなどで達成する必要があります。

月8.3万円程度の利用で達成できる計算です。

月3万円の積立なら、通常カード(0.5%)では年間1,800ポイントですが、ゴールドカード(1.0%)なら年間3,600ポイントと2倍になります。

年会費無料条件を達成できる方にとっては、非常にお得なカードです。

三井住友カード プラチナプリファード|最高5.0%還元

三井住友カード プラチナプリファードは、年会費33,000円のプラチナカードで、クレカ積立のポイント還元率は5.0%と最高水準です。

積立額が大きい方や、カード特典を最大限活用したい方に向いています。

三井住友カード プラチナプリファードの特徴

ポイント還元率5.0%で月5万円の積立なら年間30,000ポイント獲得

新規入会&利用で最大40,000ポイントプレゼント(キャンペーン時)

海外利用で+2%、プリファードストア(特約店)で+1~14%の追加還元

空港ラウンジサービス、コンシェルジュサービスが利用可能

国内・海外旅行傷害保険が最高5,000万円

年会費33,000円は高額ですが、月5万円の積立なら年間30,000ポイント獲得できるため、積立だけでほぼ年会費をカバーできます。

月10万円の積立なら年間60,000ポイントとなり、年会費を大きく上回るポイントが貯まります。

また、プリファードストアでの買い物や海外利用でも高還元を受けられるため、日常生活でカードを積極的に使う方にとっては、総合的に非常にお得なカードです。

年会費が高額なため、積立額が少ない方や、カードをあまり使わない方には向いていません。月3万円以下の積立なら、ゴールドカードの方がコストパフォーマンスが良い場合があります。

カード選びで後悔しない3つのポイント

クレカ積立のカード選びでは、ポイント還元率だけでなく、年会費やポイントの使いやすさも重要です。

ここでは、カード選びで後悔しないための3つのポイントを解説します。

ポイント還元率だけで選ばない

クレカ積立のカード選びで、ポイント還元率だけに注目してしまうと、年会費で損をする可能性があります。

還元率が高いカードほど年会費も高額になる傾向があるため、総合的に判断することが大切です。

例えば、プラチナプリファード(還元率5.0%、年会費33,000円)は、月5万円以上の積立なら年会費以上のポイントが貯まりますが、月1万円の積立では年間6,000ポイントしか貯まらず、年会費の方が高くなります。

一方、三井住友カード(NL)(還元率0.5%、年会費無料)なら、月1万円の積立で年間600ポイントですが、年会費がかからないため、確実にプラスになります。

還元率が高いカードを選ぶ際は、積立額と年会費のバランスを必ず確認しましょう。

年会費とポイント還元の損益分岐点を計算する

カード選びで失敗しないためには、年会費とポイント還元の損益分岐点を計算することが重要です。

損益分岐点とは、年会費とポイント還元が同じになる積立額のことです。

以下の表は、主要な三井住友カードの損益分岐点をまとめたものです。

カード名 年会費 還元率 損益分岐点(月額) 損益分岐点(年額)
三井住友カード(NL) 0円 0.5%
三井住友カード ゴールド(NL) 5,500円 1.0% 約46,000円 約550,000円
三井住友カード プラチナプリファード 33,000円 5.0% 約61,000円 約733,000円

ゴールドカード(NL)の場合、通常カードとの還元率の差は0.5%です。

年会費5,500円を0.5%で割ると110万円となり、年間110万円の積立(月約9.2万円)で年会費分のポイントが貯まります。

ただし、年間100万円利用で年会費無料条件を達成できる場合は、月約4.6万円の積立で十分です。

プラチナプリファードの場合、通常カードとの還元率の差は4.5%です。

年会費33,000円を4.5%で割ると約73.3万円となり、年間73.3万円の積立(月約6.1万円)で年会費分のポイントが貯まります。

このように、積立額に応じて最適なカードが変わるため、ご自身の積立計画に合わせて選びましょう。

ポイントの使いやすさも確認する

ポイント還元率が高くても、ポイントの使い道が限られていたり、有効期限が短かったりすると、実質的なメリットが減ってしまいます。

ポイントの使いやすさも重要な選択基準です。

三井住友カードで貯まるVポイントは、以下のような使い道があります。

  • 1ポイント=1円として投資信託の購入に利用
  • キャッシュバック(カード利用代金に充当)
  • 他のポイント(Tポイント、楽天ポイント、Pontaポイント等)に交換
  • 景品やギフト券に交換
  • Vポイントアプリでネットショッピングに利用

Vポイントは有効期限が付与月から2年間と比較的長く、ポイントを貯めやすい設計になっています。

また、投資信託の購入に使えるため、ポイントを再投資に回すことで、さらに資産を増やすことも可能です。

一方、東急カードのTOKYU POINTやタカシマヤカードのタカシマヤポイントは、特定の店舗やグループでしか使えないため、利用頻度が低いと使い道に困る可能性があります。

ポイントの使いやすさは、カード選びの重要な要素なので、事前に確認しておきましょう。

積立額別のおすすめカード|月1万円・3万円・5万円で比較

クレカ積立の最適なカードは、積立額によって変わります。

ここでは、月1万円、月3万円、月5万円以上の3つのパターンで、おすすめのカードを紹介します。

月1万円の積立|三井住友カード(NL)がおすすめ

月1万円の積立なら、年会費無料の三井住友カード(NL)がおすすめです。

還元率は0.5%と標準的ですが、年会費がかからないため、確実にプラスになります。

月1万円の積立で獲得できるポイントは、年間600ポイント(月50ポイント)です。

少額ですが、年会費無料なので損をすることはありません。

また、コンビニや飲食店での利用で最大7%ポイント還元(対象店舗限定)が受けられるため、日常の買い物でもポイントを貯めやすいカードです。

月1万円の積立は、投資初心者や、まずは少額から始めたい方に適した金額です。

無理のない範囲で積立を続けることが、長期的な資産形成につながります。

月3万円の積立|三井住友カード ゴールド(NL)を検討

月3万円の積立なら、三井住友カード ゴールド(NL)の検討をおすすめします。

年会費5,500円ですが、年間100万円利用で翌年以降の年会費が永年無料になります。

月3万円の積立で獲得できるポイントは、還元率1.0%で年間3,600ポイント(月300ポイント)です。

通常カード(0.5%)の年間1,800ポイントと比べて、2倍のポイントが貯まります。

年会費無料条件の年間100万円利用は、クレカ積立の金額は含まれませんが、日常の買い物や公共料金の支払いで達成できる可能性があります。月8.3万円程度のカード利用で達成できる計算です。

年会費無料条件を達成できない場合でも、月3万円の積立なら、通常カードとの還元率の差(0.5%)で年間1,800ポイント多く貯まるため、年会費5,500円との差額は3,700円です。

空港ラウンジサービスや旅行保険などの特典も考慮すると、ゴールドカードの価値は十分にあります。

月3万円の積立は、年間36万円の投資額となり、新NISAのつみたて投資枠(年間120万円)の約3分の1を活用できます。

無理のない範囲で、着実に資産形成を進められる金額です。

月5万円以上の積立|プラチナプリファードも視野に

月5万円以上の積立なら、三井住友カード プラチナプリファードも視野に入れましょう。

年会費33,000円と高額ですが、還元率5.0%で大きなポイント還元が受けられます。

月5万円の積立で獲得できるポイントは、年間30,000ポイント(月2,500ポイント)です。

年会費33,000円との差額は3,000円ですが、プリファードストアでの買い物や海外利用での追加還元、入会キャンペーンのポイントなどを考慮すると、十分に元が取れる可能性があります。

月10万円の積立なら、年間60,000ポイント獲得でき、年会費を大きく上回ります。

積立額が大きい方にとっては、最もお得なカードです。

プラチナプリファードには、空港ラウンジサービス、コンシェルジュサービス、海外・国内旅行傷害保険(最高5,000万円)などの充実した特典が付帯しています。これらの特典を活用できる方にとっては、年会費以上の価値があるカードです。

月5万円以上の積立は、年間60万円以上の投資額となり、新NISAのつみたて投資枠(年間120万円)の半分以上を活用できます。

資産形成を本格的に進めたい方に適した金額です。

クレカ積立の設定方法|3ステップで完了

SBI証券のクレカ積立は、3つのステップで簡単に設定できます。

ここでは、初めての方でも迷わないよう、設定方法を詳しく解説します。

ステップ①クレジットカードを登録する

まず、SBI証券の口座にログインし、クレジットカードを登録します。

以下の手順で進めてください。

1.SBI証券のWebサイトにログイン
2.「口座管理」メニューから「お客様情報 設定・変更」を選択
3.「クレジットカード登録」をクリック
4.利用するクレジットカード情報(カード番号、有効期限、セキュリティコード)を入力
5.カード会社の認証画面で本人確認を完了
6.登録完了メールを受信

クレジットカードの登録は、1口座につき1枚のみです。複数のカードを登録することはできないため、事前にどのカードを使うか決めておきましょう。

カードの登録には、カード会社の本人認証サービス(3Dセキュア)が必要です。

事前にカード会社のWebサイトで本人認証サービスを設定しておくと、スムーズに登録できます。

ステップ②投資信託を選ぶ

クレジットカードの登録が完了したら、次に積立する投資信託を選びます。

以下の手順で進めてください。

1.SBI証券のWebサイトで「投信」メニューを選択
2.「銘柄検索・取扱一覧」から投資信託を検索
3.積立したい投資信託の詳細ページを開く
4.「積立買付」ボタンをクリック
5.決済方法で「クレジットカード」を選択
6.NISA口座を利用する場合は「NISA(つみたて投資枠)」または「NISA(成長投資枠)」を選択

投資信託は、SBI証券で取り扱う約2,600本の中から選べます。

初心者の方には、信託報酬が低く、長期的に安定した運用が期待できるインデックスファンドがおすすめです。

新NISAのつみたて投資枠で購入できる投資信託は、金融庁が定めた基準を満たした約271本に限定されています。つみたて投資枠を利用する場合は、対象商品から選びましょう。

ステップ③積立設定を完了させる

最後に、積立金額と積立日を設定して、クレカ積立を開始します。

以下の手順で進めてください。

1.積立金額を入力(100円以上1円単位、月10万円まで)
2.積立日を選択(毎月1日または15日)
3.ボーナス月設定(必要に応じて)
4.目論見書を確認し、同意する
5.「設定確認画面へ」をクリック
6.設定内容を確認し、「設定する」をクリック
7.設定完了メールを受信

積立金額は、100円以上1円単位で設定できます。

月10万円が上限ですが、ご自身の収入や生活費とのバランスを考えて、無理のない金額を設定しましょう。

積立日は、毎月1日または15日から選べます。

給料日の直後に設定すると、資金繰りがしやすくなります。

設定完了後、初回の積立は翌月の積立日に実行されます。

例えば、1月20日に設定した場合、初回の積立は2月1日または2月15日(選択した積立日)となります。

SBI証券:クレカ積立の設定方法

クレカ積立で気をつけたい3つのこと

クレカ積立は便利でお得なサービスですが、注意すべき点もあります。

ここでは、クレカ積立を始める前に知っておきたい3つの注意点を解説します。

投資には元本割れのリスクがある

クレカ積立で購入する投資信託は、株式や債券などに投資する金融商品です。

投資信託の価格は市場の動向によって変動するため、元本割れのリスクがあります。

特に、短期的には株式市場の下落などにより、投資元本を下回る可能性があります。

ポイント還元があっても、投資損失がポイント以上になることもあるため、リスクを理解した上で始めることが大切です。

ただし、長期・積立・分散投資を実践することで、短期的な価格変動のリスクを軽減できます。

金融庁の調査によると、積立・分散投資を20年間続けた場合、元本割れの確率は大幅に低下することが示されています。

クレカ積立は、毎月一定額を自動で購入する仕組みのため、価格が高い時は少なく、価格が安い時は多く購入する「ドルコスト平均法」の効果が期待できます。

長期的な視点で、焦らず継続することが重要です。

金融庁:投資の基本

ポイント付与率が将来変更される可能性がある

クレカ積立のポイント付与率は、カード会社やSBI証券の判断により、将来変更される可能性があります。

過去には、他の証券会社でポイント付与率が引き下げられた事例もあります。

例えば、楽天証券では、2022年9月にクレカ積立のポイント付与率が一部引き下げられました。

このように、ポイント付与率は固定ではなく、変更されるリスクがあることを理解しておきましょう。

ポイント付与率が変更された場合、カード選びの前提が変わる可能性があります。

定期的にポイント付与率の最新情報を確認し、必要に応じてカードの見直しを検討することも大切です。

ただし、ポイント還元はあくまで副次的なメリットであり、投資の本質は長期的な資産形成です。

ポイント目当てで不要な投資をするのではなく、ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、計画的に積立を続けましょう。

カード決済で使いすぎないように注意

クレカ積立は、クレジットカードで投資信託を購入する仕組みのため、カード利用額が増えます。

ポイント還元を狙って、無理に積立額を増やしたり、日常の買い物でカードを使いすぎたりすると、支払いが困難になる可能性があります。

クレジットカードの利用代金は、翌月または翌々月に銀行口座から引き落とされます。

積立額を設定する際は、毎月の収入や生活費とのバランスを考え、無理のない範囲にすることが重要です。

また、ゴールドカードの年会費無料条件(年間100万円利用)を達成しようとして、不要な買い物を増やすのも本末転倒です。

カード利用は、必要なものを計画的に購入する範囲に留めましょう。

クレカ積立は、あくまで投資の手段の一つです。

ポイント還元や特典に惑わされず、ご自身の資産形成計画に基づいて、適切な積立額を設定してください。

金融商品仲介口座と本口座の違いは?

金融商品仲介口座と本口座の違いは?

SBI証券には、直接開設する本口座と、金融機関を経由して開設する金融商品仲介口座の2種類があります。

クレカ積立を始める際、どちらの口座を選ぶかによって、利用できるサービスが異なります。

金融商品仲介口座とは何か

金融商品仲介口座とは、銀行や他の金融機関を経由してSBI証券の口座を開設する仕組みです。

例えば、SBI新生銀行やSBI住信ネット銀行などを通じて、SBI証券の口座を開設できます。

金融商品仲介口座のメリットは、銀行口座とSBI証券口座を連携させやすく、資金移動がスムーズに行える点です。

また、仲介元の銀行の特典やサービスを利用できる場合もあります。

ただし、金融商品仲介口座には、本口座と比べて一部利用できないサービスがあります。

クレカ積立を始める前に、違いを理解しておくことが大切です。

本口座との違いと使い分け

金融商品仲介口座と本口座の主な違いは、以下の表のとおりです。

項目 本口座 金融商品仲介口座
開設方法 SBI証券に直接申し込み 銀行等を経由して申し込み
クレカ積立 利用可能 利用可能(対応カードは限定される場合あり)
IPO(新規公開株) 利用可能 利用不可
信用取引 利用可能 利用不可(一部仲介先は可能)
PO(公募増資) 利用可能 利用不可
外国株式 利用可能 利用可能(一部制限あり)
投資信託 全商品利用可能 全商品利用可能

金融商品仲介口座では、IPO(新規公開株)や信用取引など、一部のサービスが利用できません。

IPOは、上場前の株式を購入できるサービスで、上場後に値上がりする可能性があるため、人気があります。

クレカ積立だけを利用する場合は、金融商品仲介口座でも問題ありませんが、将来的にIPOや信用取引を利用したい場合は、本口座を開設することをおすすめします。

すでに金融商品仲介口座を開設している場合でも、本口座に切り替えることは可能です。

ただし、保有している株式や投資信託を一度売却する必要があるため、手間がかかります。

最初から本口座を開設する方が、後々の手続きが簡単です。

SBI証券:金融商品仲介について

よくある質問(Q&A)

よくある質問(Q&A)
三井住友カード以外でもクレカ積立はできる?

はい、三井住友カード以外でもクレカ積立は可能です。SBI証券では、Olive、アプラスカード、東急カード、タカシマヤカード、UCSカード、JFRカード、オリコカード、一部のJCBカードが対象となっています。

ただし、ポイント還元率は三井住友カードが最も高く、0.5%~5.0%です。他のカードは0.5%が中心のため、還元率を重視する場合は三井住友カードがおすすめです。

クレカ積立は新NISAでも使える?

はい、SBI証券のクレカ積立は新NISA制度に対応しています。つみたて投資枠と成長投資枠の両方で利用できます。

新NISAでは、つみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円まで投資可能です。クレカ積立の上限は月10万円(年間120万円)のため、つみたて投資枠を最大限活用できます。

ゴールドカードの年会費無料条件は達成できる?

三井住友カード ゴールド(NL)の年会費無料条件は、年間100万円以上の利用です。月8.3万円程度のカード利用で達成できる計算です。

ただし、クレカ積立の金額は年間100万円利用の対象外です。日常の買い物、公共料金の支払い、サブスクリプションサービスの支払いなどをカードにまとめることで、達成しやすくなります。

家族カードでもクレカ積立はできる?

いいえ、家族カードではクレカ積立はできません。SBI証券のクレカ積立は、本人名義のクレジットカードのみが対象です。

配偶者や家族の分も積立したい場合は、それぞれが本人名義のクレジットカードとSBI証券口座を開設する必要があります。

カード審査に落ちることはある?

はい、クレジットカードの審査に落ちる可能性はあります。審査基準はカード会社により異なりますが、一般的に以下の要素が考慮されます。

  • 安定した収入があるか
  • 過去のクレジット利用履歴(信用情報)
  • 他のクレジットカードやローンの利用状況
  • 年齢(18歳以上が条件)

年会費無料の三井住友カード(NL)は、比較的審査が通りやすいとされています。ゴールドカードやプラチナカードは、審査基準が高くなる傾向があります。

ポイントはどう使うのがお得?

三井住友カードで貯まるVポイントは、以下の使い方がおすすめです。

  • 投資信託の購入に利用(1ポイント=1円):ポイントを再投資に回すことで、さらに資産を増やせます
  • キャッシュバック(カード利用代金に充当):現金と同じように使えます
  • 他のポイントに交換(Tポイント、楽天ポイント、Pontaポイント等):普段使っているポイントに交換できます

ポイントを投資信託の購入に使う場合、新NISAのつみたて投資枠でも利用できるため、非課税で運用できるメリットがあります。

複数のカードを使い分けることはできる?

いいえ、SBI証券の1つの口座には、1枚のクレジットカードしか登録できません。複数のカードを使い分けることはできません。

ただし、家族がそれぞれSBI証券口座を開設し、異なるクレジットカードを登録することは可能です。例えば、夫は三井住友カード プラチナプリファード、妻は三井住友カード ゴールド(NL)を使うといった使い分けができます。

他の証券会社のクレカ積立との違いは?

SBI証券以外にも、楽天証券やマネックス証券などがクレカ積立サービスを提供しています。各社の主な違いは以下のとおりです。

  • SBI証券:三井住友カードで最大5.0%還元、対象カードが9種類と豊富
  • 楽天証券:楽天カードで0.5%~1.0%還元、楽天ポイントが貯まる
  • マネックス証券:マネックスカードで1.1%還元、dポイントも選べる

SBI証券の特徴は、プラチナプリファードを使えば最大5.0%還元と、他社より高い還元率が期待できる点です。ただし、年会費33,000円がかかるため、積立額が大きい方に向いています。

楽天証券は、楽天経済圏(楽天市場、楽天モバイル等)を活用している方にメリットがあります。マネックス証券は、年会費無料で1.1%還元と、バランスが良いサービスです。

まとめ

SBI証券のクレカ積立は、対象カードを使って投資信託を購入しながらポイントが貯まる便利なサービスです。

対象カードは9種類あり、三井住友カードを中心に、ポイント還元率は0.5%~5.0%と幅広く設定されています。

カード選びでは、ポイント還元率だけでなく、年会費との損益分岐点を計算し、積立額に応じて最適なカードを選ぶことが重要です。

月1万円の積立なら年会費無料の三井住友カード(NL)、月3万円以上ならゴールドカード(NL)、月5万円以上ならプラチナプリファードも検討する価値があります。

クレカ積立は新NISA制度にも対応しており、つみたて投資枠と成長投資枠の両方で利用できます。

月10万円まで積立可能で、設定は3ステップで完了します。

ポイントを貯めながら、効率的に資産形成を進められる仕組みです。

なお、投資には元本割れのリスクがあります。ポイント還元はあくまで副次的なメリットと考え、ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、無理のない範囲で積立を続けることが大切です。最終的な投資判断はご自身の責任で行い、必要に応じて専門家にご相談ください。

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