SBI証券のiDeCoを徹底解説|手数料や商品の選び方

SBI証券のiDeCoを徹底解説|手数料や商品の選び方

老後の資金準備を考えたとき、iDeCo(個人型確定拠出年金)は税制優遇が大きい魅力的な制度です。中でもSBI証券のiDeCoは、運営管理手数料が無料で商品ラインナップも豊富なため、多くの人に選ばれています。

しかし「セレクトプランとオリジナルプランの違いは?」「本当に手数料は無料なの?」「どの商品を選べばいいの?」と悩む方も多いでしょう。

この記事では、SBI証券のiDeCoの基本情報から手数料の詳細、おすすめ商品の選び方まで、初心者にも分かりやすく解説します。他社との比較や口座開設の手順も紹介するので、自分に合った証券会社を選ぶ参考にしてください。

この記事の要約
  • SBI証券のiDeCoは運営管理手数料が誰でも無料で、低コスト商品が充実している
  • セレクトプランとオリジナルプランがあり、低コスト重視ならセレクトプランがおすすめ
  • 60歳まで引き出せない制約と元本割れリスクがあるため、余裕資金で始めることが大切

目次

SBI証券のiDeCoとは?|基本情報と特徴

SBI証券は2005年からiDeCo(当時は個人型DC)の取扱いを開始しており、ネット証券の中でも長い運営実績を持っています。口座開設数は業界トップクラスで、多くの人に選ばれている安心感があります。

SBI証券のiDeCoの基本スペック

SBI証券のiDeCoは、運営管理手数料が誰でも無条件で無料という大きな特徴があります。他社では残高や掛金額に条件がある場合もありますが、SBI証券は加入時から無料です。

SBI証券のiDeCoの主な特徴

商品ラインナップ:38本(セレクトプラン)

低コストファンド:eMAXIS Slimシリーズ、ニッセイ基礎研究所シリーズなど充実

元本確保型:定期預金も選択可能

掛金:月5,000円から1,000円単位で設定可能

口座開設から運用開始までは、書類提出後1~2カ月程度かかります。審査は国民年金基金連合会が行うため、どの証券会社でも同程度の期間が必要です。

掛金は月5,000円から1,000円単位で設定でき、職業や他の年金制度の加入状況によって上限額が異なります。会社員で企業年金がない場合は月23,000円、自営業者は月68,000円まで拠出可能です。

セレクトプランとオリジナルプランの違い

SBI証券のiDeCoには「セレクトプラン」と「オリジナルプラン」の2つがあります。どちらか一方を選ぶ必要があり、後から変更することはできません。

セレクトプランは2018年に登場した新しいプランで、低コストのインデックスファンドを中心に厳選した38本の商品を提供しています。信託報酬が年0.1%未満の商品も多く、長期運用でコストを抑えたい方に適しています。

一方、オリジナルプランは2005年の開始当初からあるプランで、商品数は37本です。アクティブファンドやバランス型ファンドの選択肢が多く、分散投資を一本で完結させたい方に向いています。

初心者や低コスト重視の方にはセレクトプランがおすすめです。オリジナルプランは既に加入している方や、特定のアクティブファンドを希望する方向けと考えるとよいでしょう。

SBI証券のiDeCoの手数料|本当に無料?

iDeCoの手数料には、証券会社が受け取る「運営管理手数料」と、制度上必ずかかる「事務手数料」があります。SBI証券の運営管理手数料は無料ですが、事務手数料は別途かかるため、完全無料ではありません。

手数料の内訳を正確に理解することで、他社との比較もしやすくなります。ここでは、SBI証券のiDeCoで実際にかかる費用を詳しく見ていきましょう。

運営管理手数料は本当に無料

SBI証券のiDeCoは、運営管理手数料が誰でも無条件で無料です。残高や掛金額による条件は一切なく、加入時から無料で利用できます。

運営管理手数料とは、証券会社が口座管理やサポートの対価として受け取る費用です。他社では月数百円かかる場合もあり、長期運用では大きな差になります。

例えば、月200円の運営管理手数料がかかる証券会社で30年間運用すると、200円×12カ月×30年=72,000円の負担になります。SBI証券ならこの費用が一切かからないため、その分を運用に回せるメリットがあります。

実際にかかる手数料は月171円

SBI証券のiDeCoでは、運営管理手数料は無料ですが、制度上必ずかかる事務手数料が月171円(税込)発生します。この費用は国民年金基金連合会と事務委託先金融機関(信託銀行)に支払うもので、どの証券会社でも同額です。

  • 国民年金基金連合会:月105円
  • 事務委託先金融機関:月66円
  • 掛金を拠出している月のみ発生
  • 掛金停止中は月66円のみ

加入時には、国民年金基金連合会への加入手数料2,829円が別途必要です。これも制度上の費用で、どの証券会社でも同じです。

他社との手数料比較

証券会社 運営管理手数料 月額合計(事務手数料含む) 条件
SBI証券 無料 171円 無条件
楽天証券 無料 171円 無条件
マネックス証券 無料 171円 無条件
松井証券 無料 171円 無条件

主要ネット証券では、運営管理手数料を無料にする動きが一般的になっています。SBI証券は業界でいち早く無条件無料化を実現した証券会社の一つです。

手数料面では主要ネット証券に大きな差はないため、商品ラインナップやサポート体制など、他の要素で選ぶことが重要です。

SBI証券のiDeCoの商品ラインナップ|38本の内訳

SBI証券のiDeCoセレクトプランでは、38本の商品から自分に合ったものを選んで運用できます。商品の内訳は、投資信託37本と定期預金1本です。

投資信託の中には、株式を中心に運用するもの、債券で安定運用を目指すもの、複数の資産に分散投資するバランス型など、さまざまなタイプがあります。初心者でも選びやすいよう、低コストのインデックスファンドが充実しているのが特徴です。

セレクトプランの商品構成

セレクトプランの商品構成は、国内株式・先進国株式・新興国株式・国内債券・先進国債券・バランス型・定期預金に分かれています。

  • 国内株式:日経225やTOPIXに連動するインデックスファンド
  • 先進国株式:MSCIコクサイ・インデックスに連動する商品が中心
  • 新興国株式:MSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動
  • 国内債券・先進国債券:リスクを抑えた運用が可能
  • バランス型:株式と債券を組み合わせた商品
  • 定期預金:あおぞらDC定期(1年)で元本確保

おすすめのインデックスファンド5選

SBI証券のiDeCoセレクトプランでは、信託報酬が低く長期運用に適したインデックスファンドが充実しています。ここでは、初心者にもおすすめの5本を紹介します。

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):米国の代表的な500社に分散投資。信託報酬は年0.09372%程度で、成長性を重視する方に適しています。
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):日本を含む全世界の株式に分散投資。信託報酬は年0.05775%程度で、地域分散を重視する方におすすめです。
  • ニッセイ外国株式インデックスファンド:日本を除く先進国株式に投資。信託報酬は年0.09889%程度で、安定した運用実績があります。
  • eMAXIS Slim 先進国債券インデックス:日本を除く先進国の債券に投資。信託報酬は年0.154%程度で、リスクを抑えたい方に向いています。
  • ひふみ年金:国内外の成長企業に投資するアクティブファンド。信託報酬は年0.836%で、プロの運用を期待する方に適しています。

これらの商品は、信託報酬が低く、長期運用でコストを抑えられる点が共通しています。自分のリスク許容度や投資方針に合わせて選ぶとよいでしょう。

バランス型ファンドと定期預金

バランス型ファンドは、株式と債券を組み合わせた商品で、一本で分散投資ができます。セレクトプランでは、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」や「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」などが選べます。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、世界の株式と債券に50%ずつ投資する商品です。信託報酬は年0.57%程度で、自動的にバランスを保ちながら運用してくれます。

定期預金は、あおぞらDC定期(1年)が選択できます。元本確保型として、元本割れリスクを避けたい方に適しています。ただし、金利は低いため、インフレに対応しにくい点には注意が必要です。

信託報酬ランキング

順位 商品名 信託報酬(年率・税込) 資産クラス
1 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 0.05775%程度 全世界株式
2 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.09372%程度 米国株式
3 ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.09889%程度 先進国株式
4 ニッセイ国内債券インデックスファンド 0.132%程度 国内債券
5 eMAXIS Slim 先進国債券インデックス 0.154%程度 先進国債券

信託報酬は毎日差し引かれるコストで、長期運用では大きな差になります。低コスト商品を選ぶことで、運用効率を高められます。

SBI証券のiDeCoのメリット5つ|選ばれる理由

SBI証券のiDeCoは、運営管理手数料が無料で商品ラインナップも充実しているため、多くの人に選ばれています。ここでは、SBI証券のiDeCoを選ぶべき5つのメリットを詳しく解説します。

運営管理手数料が誰でも無料

SBI証券のiDeCoは、運営管理手数料が誰でも無条件で無料です。残高や掛金額による条件は一切なく、加入時から無料で利用できます。

他社では、残高が一定額以上でないと無料にならない場合もあります。SBI証券は条件なしで無料なので、少額から始める方でも安心です。

低コスト商品が充実している

SBI証券のiDeCoセレクトプランは、信託報酬が年0.1%未満の商品も多く、低コストのインデックスファンドが充実しています。eMAXIS Slimシリーズやニッセイ基礎研究所シリーズなど、業界最低水準の信託報酬の商品が選べます。

信託報酬は毎日差し引かれるコストで、長期運用では大きな差になります。例えば、信託報酬が年0.1%と年1.0%の商品で30年間運用した場合、最終的な資産額に数十万円の差が出ることもあります。低コスト商品を選ぶことで、運用効率を高められるのが大きなメリットです。

2005年からの運営実績がある

SBI証券は、2005年からiDeCo(当時は個人型DC)の取扱いを開始しており、ネット証券の中でも長い運営実績を持っています。20年近い経験があるため、システムの安定性やサポート体制も整っています。

長期にわたる運用では、証券会社の信頼性も重要です。SBI証券は、SBIホールディングスという上場企業グループの一員で、財務基盤も安定しています。

DC Doctorでポートフォリオ診断ができる

SBI証券のiDeCoでは、「DC Doctor」という無料のポートフォリオ診断ツールが利用できます。簡単な質問に答えるだけで、自分のリスク許容度に合った資産配分を提案してくれます。

DC Doctorは、年齢や投資経験、リスクに対する考え方などを入力すると、株式と債券の配分比率を自動で計算してくれます。初心者でも、どの商品をどれくらいの割合で保有すればよいか分かりやすくなります。

提案された配分を参考に、自分で商品を選んで購入できるため、投資の勉強にもなります。定期的に診断を受けることで、年齢やライフステージに応じた見直しもしやすくなります。

口座開設数No.1の安心感

SBI証券は、ネット証券の口座開設数でNo.1の実績があります。多くの人に選ばれているという安心感は、初めてiDeCoを始める方にとって重要なポイントです。

口座開設数が多いということは、それだけ多くの人が信頼して利用しているということです。サポート体制も充実しており、困ったときに相談しやすい環境が整っています。

SBI証券公式サイト「iDeCo」

SBI証券のiDeCoのデメリット3つ|気をつけたいこと

SBI証券のiDeCoには多くのメリットがありますが、iDeCo制度自体の制約やデメリットもあります。ここでは、加入前に知っておくべき3つの注意点を解説します。

60歳まで引き出せない

iDeCoは、原則として60歳まで資金を引き出せません。これはSBI証券に限らず、iDeCo制度全体の制約です。途中で資金が必要になっても、解約して引き出すことはできません。

例えば、住宅購入や子どもの教育資金など、急な出費があっても対応できないため、余裕資金で始めることが大切です。掛金は月5,000円から設定できるので、無理のない金額で始めましょう。

掛金の停止は可能ですが、その場合も口座管理手数料(月66円)はかかり続けます。停止中も資産は運用されるため、完全に放置するのではなく、定期的に確認することが重要です。

元本割れのリスクがある

iDeCoで投資信託を選んだ場合、市場の変動により元本割れする可能性があります。特に株式中心のファンドは、短期的には大きく値下がりすることもあります。

例えば、リーマンショックやコロナショックのような金融危機では、株式市場が大きく下落しました。このような時期に運用していると、一時的に大きな含み損を抱えることもあります。

ただし、iDeCoは長期運用が前提の制度です。短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点で運用を続けることが大切です。過去のデータを見ると、長期的には株式市場は成長してきた実績があります。

元本割れリスクを避けたい場合は、定期預金を選ぶこともできます。ただし、金利が低いため、インフレに対応しにくい点には注意が必要です。自分のリスク許容度に合わせて、商品を選ぶことが重要です。

金融庁「投資の基本」

問い合わせ窓口が分かれている

SBI証券のiDeCoは、問い合わせ窓口がSBI証券のコールセンターではなく、SBIベネフィット・システムズという専門会社が担当しています。通常のSBI証券の口座とは窓口が異なるため、最初は戸惑うかもしれません。

iDeCo専用のコールセンターは、平日8:00~18:00、土日9:00~17:00(祝日・年末年始を除く)に対応しています。通常のSBI証券のサポートとは営業時間が異なる点にも注意が必要です。

一方で、iDeCo専門のオペレーターが対応してくれるため、制度や手続きに関する質問には詳しく答えてもらえます。専門性が高いサポートを受けられるのはメリットとも言えます。

SBI証券と他社のiDeCoを比較|どちらを選ぶ?

iDeCoを始める際、どの証券会社を選ぶかは重要な判断です。主要ネット証券では運営管理手数料が無料になっているため、商品ラインナップやサポート体制で比較することになります。

ここでは、SBI証券と楽天証券・松井証券・マネックス証券を比較し、それぞれの特徴を解説します。

SBI証券 vs 楽天証券

SBI証券と楽天証券は、どちらも運営管理手数料が無料で、商品ラインナップも充実しています。大きな違いは、商品数と低コスト商品の選択肢です。

SBI証券のセレクトプランは38本の商品があり、eMAXIS Slimシリーズなど信託報酬が年0.1%未満の商品が多く選べます。一方、楽天証券は35本の商品があり、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドなど、楽天グループのファンドも選べます。

楽天証券の強み
楽天カードで掛金を支払うと、楽天ポイントが貯まります(月5万円まで)。楽天経済圏を活用している方には、ポイント面でメリットがあります。
SBI証券の強み
Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALポイント・PayPayポイントの5種類から選べるため、ポイント選択の自由度が高いです。自分が普段使っているポイントに合わせて選べます。

SBI証券 vs 松井証券

松井証券のiDeCoは、サポート体制に定評があります。コールセンターの対応時間が平日8:30~17:00と、SBI証券よりも短いですが、専門スタッフが丁寧に対応してくれます。

商品数は40本で、SBI証券とほぼ同じです。信託報酬が低い商品も充実しており、eMAXIS Slimシリーズやニッセイ基礎研究所シリーズが選べます。

松井証券の特徴は、ロボアドバイザーによる商品提案サービスがあることです。簡単な質問に答えるだけで、おすすめの商品を提案してくれます。初心者でも商品選びに迷わない仕組みが整っています。SBI証券のDC Doctorも同様のサービスですが、松井証券のロボアドバイザーは、より具体的な商品名まで提案してくれる点が特徴です。

SBI証券 vs マネックス証券

マネックス証券のiDeCoは、米国株投資に強みがあります。iDeCoでは直接米国株を買うことはできませんが、米国株式に投資する投資信託の選択肢が豊富です。

商品数は27本で、SBI証券よりも少ないですが、厳選された低コスト商品が中心です。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)やeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)など、人気の商品は揃っています。

マネックス証券の特徴は、iDeCoの加入者向けに、無料のオンラインセミナーを定期的に開催していることです。資産運用の基礎から、具体的な商品選びまで学べます。

4社の比較表

項目 SBI証券 楽天証券 松井証券 マネックス証券
運営管理手数料 無料 無料 無料 無料
商品数 38本 35本 40本 27本
最低信託報酬 0.05775%程度 0.05775%程度 0.05775%程度 0.05775%程度
ポイント 5種類から選択可 楽天ポイント 松井証券ポイント マネックスポイント
サポート 平日8:00~18:00、土日9:00~17:00 平日10:00~19:00、土日9:00~17:00 平日8:30~17:00 平日8:00~17:00

主要ネット証券では、手数料や商品ラインナップに大きな差はありません。ポイント制度やサポート体制、使いやすさなど、自分の優先順位に合わせて選ぶとよいでしょう。

iDeCoにおすすめの証券会社4社

iDeCoを始めるなら、運営管理手数料が無料で商品ラインナップが充実している証券会社を選ぶことが大切です。ここでは、おすすめの証券会社4社を紹介します。

SBI証券|商品数と低コストで選ぶなら

SBI証券の画像
項目 内容
口座数 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む)
取引手数料 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。
NISA対応
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点
成長投資枠対象商品 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点)
投資信託 約2,550本 ※2025年3月3日時点
外国株 8カ国/米国株式(5,000銘柄)
取引ツール(PC) HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー
スマホアプリ SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD
提携銀行口座 SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行
ポイント投資・付与 Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立)
口座開設スピード 最短 翌営業日

SBI証券のiDeCoは、商品数38本で低コストのインデックスファンドが充実しています。eMAXIS Slimシリーズやニッセイ基礎研究所シリーズなど、信託報酬が年0.1%未満の商品が多く選べます。運営管理手数料も無条件で無料です。

DC Doctorというポートフォリオ診断ツールがあり、初心者でも商品選びに迷いません。口座開設数No.1の実績があり、多くの人に選ばれている安心感もあります。

楽天証券|楽天ポイントを貯めたいなら

楽天証券LP画像
項目 内容
口座数 約12,000,000口座 ※2025年1月時点
取引手数料 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。
NISA対応 〇(新NISA対応)
つみたて投資枠取扱銘柄数 263銘柄 ※2025年4月24日時点
成長投資枠対象商品 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄)
投資信託 約2,550本 ※2025年4月24日時点
外国株 6カ国/米国株式(約4,500銘柄)
取引ツール(PC) マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4
スマホアプリ iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物
提携銀行口座 楽天銀行(マネーブリッジ)
ポイント投資・付与 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>)
口座開設スピード 最短 翌営業日

楽天証券のiDeCoは、楽天カードで掛金を支払うと楽天ポイントが貯まります(月5万円まで)。楽天経済圏を活用している方には、ポイント面でメリットがあります。

商品数は35本で、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドなど、楽天グループのファンドも選べます。運営管理手数料は無条件で無料です。

松井証券|サポート重視なら

松井証券のLP画像
項目 内容
口座数 約1,670,000口座 ※2025年3月時点
取引手数料 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料
NISA対応 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料)
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(銘柄数は公式サイトで確認)
成長投資枠対象商品 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上)
投資信託 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料)
外国株 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点)
取引ツール(PC) ネットストック・ハイスピード(無料)
スマホアプリ 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料)
提携銀行口座 MATSUI Bank(松井証券専用銀行)
ポイント投資・付与 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能)
口座開設スピード 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込)

松井証券のiDeCoは、サポート体制に定評があります。専門スタッフが丁寧に対応してくれるため、初心者でも安心です。ロボアドバイザーによる商品提案サービスもあり、商品選びに迷いません。

商品数は40本で、低コストのインデックスファンドが充実しています。運営管理手数料は無条件で無料です。

マネックス証券|米国株も運用したいなら

マネックス証券のLP画像
項目 内容
口座数 約2,700,000口座 ※2025年2月時点
取引手数料 【取引毎手数料コース】
  • 5万円以下:55円(税込)

  • 5万超~10万円以下:99円

  • 10万超~20万円以下:115円

  • 20万超~50万円以下:275円

  • 50万超~100万円以下:535円

  • 100万超~150万円以下:640円

  • 150万超~3,000万円以下:1,013円

  • 3,000万円超:1,070円

NISA対応 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料)
つみたて投資枠取扱銘柄数 〇(銘柄数は公式サイトで確認)
成長投資枠対象商品 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上)
投資信託 約1,800本(購入時手数料すべて無料)
外国株 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点)
取引ツール(PC) マネックストレーダー / 銘柄スカウター
スマホアプリ マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ
提携銀行口座 マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認)
ポイント投資・付与 マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能)
口座開設スピード オンライン申込で最短翌営業日

マネックス証券のiDeCoは、米国株式に投資する投資信託の選択肢が豊富です。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)など、人気の商品が揃っています。

無料のオンラインセミナーを定期的に開催しており、資産運用の基礎から学べます。商品数は27本で、厳選された低コスト商品が中心です。運営管理手数料は無条件で無料です。

SBI証券のiDeCoの始め方|口座開設の手順

SBI証券のiDeCoを始めるには、口座開設の申し込みから運用開始まで、いくつかのステップがあります。ここでは、具体的な手順と必要書類、審査期間について解説します。

申込から運用開始までの流れ

SBI証券のiDeCo口座開設は、以下の手順で進みます。

1.SBI証券の公式サイトから申し込み

iDeCoのページから「資料請求・口座開設」を選び、必要事項を入力します。

2.申込書類の受け取り

1週間程度で申込書類が郵送されます。

3.必要書類の記入・提出

申込書に記入し、本人確認書類を添えて返送します。

4.国民年金基金連合会の審査

提出書類が国民年金基金連合会に送られ、加入資格の審査が行われます。

5.口座開設完了の通知

審査通過後、1~2カ月程度で口座開設完了の通知が届きます。

6.初回掛金の引き落とし

口座開設完了の翌月または翌々月から、掛金の引き落としが始まります。

7.商品の選択・購入

掛金が引き落とされると、自動的に選択した商品が購入されます。

口座開設から運用開始までは、1~2カ月程度かかります。審査は国民年金基金連合会が行うため、どの証券会社でも同程度の期間が必要です。

必要書類と審査期間

SBI証券のiDeCo口座開設には、以下の書類が必要です。

  • 個人型年金加入申出書:SBI証券から送られる申込書に記入します。
  • 本人確認書類:運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証などのコピー。
  • 基礎年金番号:年金手帳や基礎年金番号通知書で確認できます。
  • 金融機関の口座情報:掛金を引き落とす口座の通帳やキャッシュカード。
  • 事業主の証明書(会社員の場合):勤務先に記入してもらう書類です。企業年金の有無や掛金上限額を確認するために必要です。

審査期間は、書類提出から1~2カ月程度です。国民年金基金連合会が加入資格を確認し、問題がなければ口座開設が完了します。書類に不備があると、さらに時間がかかるため、記入漏れや添付書類の不足に注意しましょう。

掛金の設定方法

掛金は、月5,000円から1,000円単位で設定できます。上限額は、職業や他の年金制度の加入状況によって異なります。

  • 自営業者:月68,000円まで
  • 会社員(企業年金なし):月23,000円まで
  • 会社員(企業型DCのみ加入):月20,000円まで
  • 会社員(DBと企業型DC加入):月12,000円まで
  • 公務員:月12,000円まで
  • 専業主婦(夫):月23,000円まで

SBI証券のiDeCoでおすすめの商品の選び方

iDeCoで商品を選ぶ際は、自分の年齢やリスク許容度に合わせることが大切です。ここでは、年齢別のおすすめポートフォリオと、リスク許容度別の商品選択、DC Doctorの活用方法を解説します。

年齢別のおすすめポートフォリオ

年齢によって、運用期間やリスク許容度が異なります。若いうちは積極的に株式中心で運用し、年齢が上がるにつれて債券の比率を増やすのが一般的です。

20~30代
株式比率80~100%、債券比率0~20%。eMAXIS Slim 全世界株式、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がおすすめです。
40代
株式比率60~80%、債券比率20~40%。eMAXIS Slim 全世界株式、eMAXIS Slim 先進国債券インデックスがおすすめです。
50代
株式比率40~60%、債券比率40~60%。eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドがおすすめです。
60代
株式比率20~40%、債券比率60~80%。eMAXIS Slim 先進国債券インデックス、ニッセイ国内債券インデックスファンドがおすすめです。

これはあくまで目安です。自分のリスク許容度やライフプランに合わせて調整しましょう。若くてもリスクを抑えたい場合は、債券の比率を高めに設定することもできます。

リスク許容度別の商品選択

リスク許容度は、投資で損失が出たときにどれだけ耐えられるかを示す指標です。自分のリスク許容度に合わせて商品を選ぶことが重要です。

リスク許容度別の商品選択

積極型(リスク許容度高):株式100%で運用し、高いリターンを目指します。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)やeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が適しています。短期的な値動きに動じず、長期で資産を増やしたい方向けです。

バランス型(リスク許容度中):株式60~80%、債券20~40%で運用し、リスクとリターンのバランスを取ります。eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)やセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドが適しています。

安定型(リスク許容度低):債券中心または定期預金で運用し、元本割れリスクを最小限に抑えます。eMAXIS Slim 先進国債券インデックスやあおぞらDC定期(1年)が適しています。リターンは低いですが、安全性を重視する方向けです。

DC Doctorの活用方法

DC Doctorは、SBI証券のiDeCo加入者が無料で利用できるポートフォリオ診断ツールです。簡単な質問に答えるだけで、自分に合った資産配分を提案してくれます。

使い方は簡単です。SBI証券のiDeCo専用サイトにログインし、DC Doctorのページにアクセスします。年齢、投資経験、リスクに対する考え方などの質問に答えると、株式と債券の配分比率が自動で計算されます。

提案された配分を参考に、自分で商品を選んで購入します。例えば、「株式70%、債券30%」と提案された場合、株式ファンドを70%、債券ファンドを30%の比率で購入します。

DC Doctorは定期的に利用することで、年齢やライフステージに応じた見直しができます。運用を始めた後も、年1回程度は診断を受けて、配分を見直すとよいでしょう。

SBI証券のiDeCoのよくある質問

よくある質問
セレクトプランとオリジナルプランは変更できる?

セレクトプランとオリジナルプランは、一度選ぶと変更できません。どちらか一方を選んで加入する必要があります。

ただし、プラン内での商品変更は可能です。例えば、セレクトプランに加入している場合、セレクトプラン内の他の商品に変更できます。プラン自体を変更したい場合は、一度解約して再加入する必要がありますが、60歳まで引き出せないため現実的ではありません。

初めて加入する方は、低コスト商品が充実しているセレクトプランを選ぶことをおすすめします。

企業型DCからの移換はどうする?

転職や退職で企業型DCが使えなくなった場合、SBI証券のiDeCoに資産を移換できます。移換手続きは、SBI証券のiDeCo口座を開設した後、企業型DCの運営管理機関に連絡して行います。

移換には、企業型DCの脱退一時金を受け取らず、iDeCoに移す手続きが必要です。移換手数料として4,400円がかかります。移換後は、SBI証券のiDeCoで引き続き運用できます。

企業型DCからの移換は、6カ月以内に手続きしないと、自動的に国民年金基金連合会に移管され、運用が停止します。手数料も余計にかかるため、早めに手続きしましょう。

掛金は途中で変更できる?

掛金は年1回まで変更できます。変更したい場合は、SBI証券のiDeCo専用サイトから手続きできます。変更の申し込み期限は毎年12月で、翌年1月から新しい掛金額が適用されます。

掛金の停止も可能です。停止中は新たな拠出はありませんが、既に積み立てた資産は運用され続けます。停止中も口座管理手数料(月66円)はかかります。

他社からSBI証券に乗り換えられる?

他社のiDeCoからSBI証券に乗り換えることは可能です。これを「運営管理機関の変更」と言います。変更手続きは、SBI証券のiDeCo口座を開設し、現在の証券会社に変更を申し出ます。

変更には、現在の証券会社での資産を売却し、SBI証券に移す手続きが必要です。移換手数料として4,400円がかかります。移換期間中は運用が停止するため、タイミングを考慮しましょう。

乗り換えのメリットは、より低コストの商品を選べることや、サポート体制が充実している証券会社に変更できることです。ただし、手数料や手続きの手間もかかるため、慎重に判断しましょう。

NISAとiDeCoはどちらを優先すべき?

NISAとiDeCoは、どちらも税制優遇がある制度ですが、特徴が異なります。優先順位は、自分の状況やニーズによって変わります。

iDeCoは掛金が全額所得控除の対象となるため、所得税・住民税の節税効果が大きいです。ただし、60歳まで引き出せない制約があります。老後資金を確実に準備したい方や、節税効果を重視する方にはiDeCoが向いています。

NISAは、いつでも引き出せる自由度が高い制度です。老後資金だけでなく、住宅購入や教育資金など、さまざまな目的で使えます。柔軟性を重視する方にはNISAが向いています。

両方併用できる余裕があれば、iDeCoで老後資金を確保しつつ、NISAで柔軟に運用するのが理想的です。資金に限りがある場合は、まずiDeCoで節税効果を得て、余裕ができたらNISAを始めるのも一つの方法です。

受取時の税金はどうなる?

iDeCoの資産を受け取る際には、受取方法によって税金のかかり方が異なります。受取方法は、一時金・年金・併用の3つから選べます。

一時金で受け取る場合は、退職所得控除が適用されます。控除額は、加入期間によって異なり、20年以下の場合は「40万円×加入年数」、20年超の場合は「800万円+70万円×(加入年数-20年)」です。控除額を超えた部分に税金がかかります。

年金で受け取る場合は、公的年金等控除が適用されます。年金収入と合算して、一定額を超えた部分に税金がかかります。

併用の場合は、一時金と年金の両方の控除が適用されますが、控除額の計算が複雑になります。受取方法によって税負担が変わるため、受取時期が近づいたら税理士やファイナンシャルプランナーに相談することをおすすめします。

金融庁「NISA特設ウェブサイト」

国税庁「退職所得控除額の計算方法」

まとめ

SBI証券のiDeCoは、運営管理手数料が誰でも無条件で無料で、低コストのインデックスファンドが充実しているため、多くの人に選ばれています。セレクトプランとオリジナルプランがあり、低コスト重視ならセレクトプランがおすすめです。

商品数は38本で、eMAXIS Slimシリーズやニッセイ基礎研究所シリーズなど、信託報酬が年0.1%未満の商品も多く選べます。DC Doctorというポートフォリオ診断ツールがあり、初心者でも自分に合った資産配分を見つけやすいです。

一方で、iDeCoは60歳まで引き出せない制約があり、投資信託を選んだ場合は元本割れのリスクもあります。余裕資金で始め、長期的な視点で運用することが大切です。

他社との比較では、楽天証券は楽天ポイントが貯まる点、松井証券はサポート体制が充実している点、マネックス証券は米国株投資に強い点が特徴です。自分の優先順位に合わせて証券会社を選びましょう。

口座開設から運用開始までは1~2カ月程度かかります。掛金は月5,000円から設定でき、年1回まで変更可能です。商品選びは、年齢やリスク許容度に合わせて、株式と債券のバランスを調整するとよいでしょう。

なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくはSBI証券公式サイトでご確認ください。

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