SBI証券のポイントはどれを選ぶ?|貯め方と使い方を完全解説

SBI証券で株式や投資信託を購入しようとしたら「取引パスワードを入力してください」と表示されて、戸惑った経験はありませんか。
取引パスワードはログインパスワードとは別のもので、実際に株を買ったり売ったりする際に必要になる重要なパスワードです。
この記事では、SBI証券の取引パスワードの役割から、初期設定の方法、忘れた時の再設定手順、トラブル対処法まで、実際の操作画面を想定しながら詳しく解説します。
取引パスワードを正しく理解して管理することで、安心して投資を始められるようになります。
初めて口座を開設した方も、久しぶりにログインして取引パスワードを忘れてしまった方も、ぜひ参考にしてください。
目次
SBI証券の取引パスワードとは?ログインパスワードとの違い
SBI証券では、セキュリティを高めるために2種類のパスワードを使い分けています。ログインパスワードは口座にログインする際に使用し、取引パスワードは実際に株式や投資信託を売買する際に入力するパスワードです。
この2段階認証の仕組みにより、万が一ログインパスワードが漏洩しても、取引パスワードが分からなければ勝手に売買されることはありません。取引パスワードは資産を守る最後の砦として機能します。
初めて投資を始める方にとっては、複数のパスワードを管理することが煩わしく感じるかもしれません。しかし、この仕組みがあることで、あなたの大切な資産がより安全に守られているのです。
取引パスワードは、以下のような資産の移動や取引を伴う操作で入力が求められます。
つまり、口座情報を見るだけならログインパスワードのみで可能ですが、実際に何かを買ったり売ったり、お金を動かしたりする際には必ず取引パスワードが必要になります。
ログインパスワードと取引パスワードの役割を明確に理解しておくことで、セキュリティ意識も高まります。
ログインパスワードは「入口の鍵」です。SBI証券のWebサイトやスマホアプリにログインする際に使用します。このパスワードでログインすると、口座残高の確認、保有銘柄のチェック、市場情報の閲覧などができます。
取引パスワードは「金庫の鍵」です。実際に資産を動かす取引を行う際に必要になります。ログインしただけでは取引はできず、この取引パスワードを入力することで初めて売買が可能になります。
この2つのパスワードは必ず異なるものに設定してください。同じパスワードにしてしまうと、2段階認証の意味がなくなり、セキュリティが大幅に低下します。
取引パスワードを初めて設定する方法は2つ
SBI証券で取引パスワードを初めて設定する方法は、口座開設の方法によって異なります。ネット口座開設を選んだ場合と、郵送で口座開設した場合では手順が違うため、ご自身がどちらの方法で口座を開設したかを確認してください。
最近ではネット口座開設が主流になっており、最短翌営業日から取引を開始できます。一方、郵送での口座開設を選んだ場合は、書類のやり取りに時間がかかるため、取引パスワードの受け取りまで1週間程度かかることがあります。
ネット口座開設を選択した場合、取引パスワードの初期設定は以下の手順で行います。
ネット口座開設の大きなメリットは、この設定がすべてオンラインで完結し、最短で当日中に取引を始められることです。手続きの途中で不明な点があれば、画面上に表示されるヘルプやカスタマーサービスに問い合わせることができます。
取引パスワードを設定する際は、推測されにくい複雑なものにすることが重要です。生年月日や電話番号など、個人情報から推測できる数字の組み合わせは避けてください。
郵送で口座開設を選択した場合、取引パスワードは書類で郵送されます。
口座開設申込書を郵送してから1週間程度で、SBI証券から「口座開設完了のご案内」という書類が簡易書留で届きます。この書類には、ユーザーネーム、ログインパスワード、取引パスワードの初期設定情報がすべて記載されています。
郵送の場合、取引パスワードは最初からSBI証券側で設定された状態で届くため、ご自身で新たに設定する必要はありません。ただし、セキュリティの観点から、初回ログイン後に取引パスワードを変更することをおすすめします。
変更方法は簡単で、ログイン後に「口座管理」→「お客さま情報 設定・変更」→「取引パスワード変更」の順に進むだけです。現在の取引パスワード(書類に記載されているもの)と新しい取引パスワードを入力すれば、すぐに変更できます。
取引パスワードを忘れたときの再設定方法は3つ
取引パスワードを忘れてしまった場合でも、慌てる必要はありません。SBI証券では3つの再設定方法が用意されており、状況に応じて最適な方法を選べます。
急いで取引を再開したい方はWebサイトでの再設定が最速です。一方、インターネット操作が不安な方や、本人確認書類の準備が難しい方は、電話や書面での手続きも可能です。
それぞれの方法には所要時間が異なるため、取引のタイミングを逃さないためにも、事前に手順を理解しておくことが大切です。
最も早く取引パスワードを再設定できるのが、Webサイトでの手続きです。オンラインで完結するため、最短5分程度で新しい取引パスワードを設定できます。
この方法の最大のメリットは、24時間いつでも手続きできることです。相場が動いている最中に取引パスワードを忘れたことに気づいても、すぐに再設定して取引を再開できます。
この方法を利用するには、ログインパスワードと登録メールアドレスが分かっている必要があります。ログインパスワードも忘れてしまった場合は、次に紹介する電話または書面での手続きが必要です。
Webサイトでの再設定が難しい場合や、ログインパスワードも忘れてしまった場合は、電話での手続きが可能です。
SBI証券カスタマーサービスセンター(0120-104-214、携帯・PHSからは0570-550-104)に電話をかけ、オペレーターに取引パスワードの再設定を依頼します。受付時間は平日8:00-17:00です(土日祝日・年末年始は休業)。
電話での本人確認では、以下の情報を聞かれます。
本人確認が完了すると、新しい取引パスワードが記載された書類が簡易書留で郵送されます。通常、手続きから3-4営業日で自宅に届きます。
電話での手続きは、インターネット操作が苦手な方や、高齢の方にとって安心感があります。オペレーターが丁寧に案内してくれるため、不明な点をその場で質問できるのもメリットです。
電話での本人確認が難しい場合や、より確実な手続きを希望する場合は、書面での再設定も可能です。
まず、SBI証券のWebサイトから「取引パスワード再設定依頼書」をダウンロードするか、カスタマーサービスセンターに電話して書類の郵送を依頼します。
依頼書に必要事項を記入し、本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどのコピー)を添付して、SBI証券に郵送します。
SBI証券で書類を受理してから3-4営業日で審査が完了し、新しい取引パスワードが記載された書類が簡易書留で郵送されます。書類の往復に時間がかかるため、全体で7-8営業日程度かかります。
書面での手続きは時間がかかりますが、本人確認が最も厳格に行われるため、セキュリティ面では最も安心できる方法です。
取引パスワードのトラブル対処法
取引パスワードに関するトラブルは、意外と多くの投資家が経験しています。ここでは、実際によく起こる3つのトラブルと、その対処法を詳しく解説します。
トラブルが起きた時に慌てず対処できるよう、事前に対処法を知っておくことが大切です。特に相場が大きく動いている時にパスワードトラブルに遭遇すると、焦りから冷静な判断ができなくなることもあります。
取引パスワードを複数回間違えて入力すると、セキュリティ保護のため一時的にアカウントがロックされることがあります。SBI証券では、通常5回以上連続で間違えるとロックされる仕組みになっています。
ロックされた場合、一定時間(通常24時間)経過すれば自動的に解除されます。しかし、すぐに取引を再開したい場合は、カスタマーサービスセンターに電話して解除を依頼することができます。
電話での本人確認が完了すれば、オペレーターがその場でロックを解除してくれます。ただし、この場合も取引パスワードを思い出せない場合は、同時に再設定の手続きが必要になります。
ロックを防ぐためには、パスワードを正確に記録しておくことが重要です。記憶に頼らず、パスワード管理ツールなどを活用することをおすすめします。
ログインパスワードと取引パスワードの両方を忘れてしまい、どちらが分からないのか判別できないケースもあります。
まず、SBI証券のログイン画面にアクセスしてみてください。ログインができるかどうかで、どちらのパスワードが分からないのかが判明します。
ログインができた場合は、取引パスワードのみを忘れているため、前述のWebサイトでの再設定手続きを進めてください。ログインすらできない場合は、ログインパスワードを忘れているため、ログイン画面の「ログインパスワードをお忘れの方」から再設定手続きを行います。
両方のパスワードを忘れてしまった場合は、まずログインパスワードを再設定してからログインし、その後に取引パスワードを再設定する流れになります。カスタマーサービスセンターに電話すれば、両方のパスワードを同時に再設定する手続きも可能です。
Webサイトで取引パスワードの再設定手続きを進めたのに、確認コードのメールが届かないことがあります。
まず確認すべきは、迷惑メールフォルダです。セキュリティ設定によっては、SBI証券からのメールが自動的に迷惑メールに振り分けられることがあります。
迷惑メールフォルダにも届いていない場合は、登録しているメールアドレスが古いものになっている可能性があります。メールアドレスを変更したことがある方は、SBI証券に登録しているメールアドレスが最新のものか確認してください。
メールアドレスの変更が必要な場合は、カスタマーサービスセンターに電話して、本人確認の上でメールアドレスを更新してもらう必要があります。その後、改めてWebサイトでの再設定手続きを行えば、正しいメールアドレスに確認コードが届きます。
取引パスワードを安全に管理する5つのポイント
取引パスワードは、あなたの大切な資産を守る最後の砦です。適切に管理することで、不正アクセスによる被害を防ぎ、安心して投資を続けられます。
ここでは、セキュリティ専門家も推奨する、取引パスワードの安全な管理方法を5つのポイントに整理して解説します。
強固なパスワードを設定することが、セキュリティの第一歩です。SBI証券の取引パスワードは6-10桁の半角英数字で設定できますが、最低でも8桁以上、できれば10桁のパスワードを設定してください。
推奨されるパスワードの条件は以下の通りです。
複雑なパスワードを複数管理するのは大変です。そこで役立つのがパスワード管理ツールです。
パスワード管理ツール(1Password、LastPass、Bitwardenなど)を使えば、マスターパスワード1つを覚えるだけで、すべてのパスワードを安全に管理できます。これらのツールは暗号化技術を使ってパスワードを保管するため、紙のメモよりもはるかに安全です。
パスワード管理ツール自体のマスターパスワードは、絶対に他人に知られないよう厳重に管理してください。また、信頼できる有名なツールを選ぶことも重要です。
取引パスワードは、定期的に変更することでセキュリティを高められます。推奨される変更頻度は、3-6ヶ月に1回程度です。
ただし、頻繁に変更しすぎると覚えられなくなり、かえって管理が煩雑になることもあります。無理のない範囲で、年に2回程度の変更を習慣にするとよいでしょう。
また、以下のような場合は、すぐにパスワードを変更してください。
SBI証券では、ログイン時の二段階認証(2FA)を設定することで、さらにセキュリティを強化できます。
二段階認証を有効にすると、ログイン時にパスワードに加えて、スマートフォンに送信される認証コードの入力が必要になります。これにより、万が一パスワードが漏洩しても、スマートフォンを持っていない第三者はログインできません。
設定方法は、ログイン後に「口座管理」→「お客さま情報 設定・変更」→「ログイン認証設定」から行えます。SMS認証またはアプリ認証(Google Authenticatorなど)を選択できます。
二段階認証は、取引パスワードとは別のセキュリティ層として機能するため、併用することで大幅にセキュリティが向上します。
ログインパスワードと取引パスワード、さらに他の証券会社や銀行のパスワードなど、複数のパスワードを管理していると混同しやすくなります。
混同を防ぐためのコツをチェックリストにまとめました。
パスワードの混同は、焦っている時ほど起こりやすいものです。日頃から整理して管理しておくことで、いざという時に慌てずに済みます。
スマホアプリでの取引パスワード入力方法
SBI証券のスマホアプリを使えば、外出先でも手軽に取引ができます。しかし、スマホアプリでの取引パスワード入力方法が、PC版と少し異なるため、初めての方は戸惑うことがあります。
ここでは、スマホアプリでの取引パスワード入力の流れと、生体認証との併用方法について解説します。
SBI証券のスマホアプリ(「SBI証券 株アプリ」「SBI証券 米国株アプリ」など)では、取引を行う際に取引パスワードの入力画面が表示されます。
例えば、株式の買付注文を出す場合、以下の流れで取引パスワードを入力します。
スマホアプリでは、画面が小さいため入力ミスをしやすいので注意してください。パスワードは非表示(●●●●)で表示されるため、ゆっくり確実に入力することが大切です。
SBI証券のスマホアプリでは、指紋認証や顔認証(Face ID)などの生体認証を設定することで、取引パスワードの入力を省略できます。
生体認証の設定方法は以下の通りです。
生体認証を設定すると、取引の際に取引パスワードを入力する代わりに、指紋や顔で認証できるようになります。これにより、取引のスピードが格段に上がり、パスワード入力ミスも防げます。
生体認証はスマートフォン本体のセキュリティに依存するため、スマホ自体のロックを必ず設定しておいてください。また、他人に顔や指紋を登録されないよう、スマホの管理には十分注意が必要です。
よくある質問(Q&A)
取引パスワードに関して、多くの投資家から寄せられる質問をまとめました。細かな疑問を解消することで、より安心して投資を続けられます。
はい、取引パスワードはいつでも変更できます。ログイン後、「口座管理」→「お客さま情報 設定・変更」→「取引パスワード変更」から手続きできます。現在の取引パスワードと新しいパスワードを入力するだけで、すぐに変更が完了します。
SBI証券の取引パスワードは、6-10桁の半角英数字で設定する必要があります。英字と数字の両方を含める必要があり、記号は使用できません。セキュリティの観点から、できるだけ10桁の複雑なパスワードを設定することをおすすめします。
いいえ、取引パスワードを忘れた場合、再設定が完了するまで取引はできません。ログインして口座残高や保有銘柄を確認することはできますが、実際の売買や出金はできません。Webサイトでの再設定なら最短5分で完了するため、すぐに手続きを進めてください。
取引パスワードの再設定中は、残念ながら売買注文を出すことができません。相場が大きく動いている時にパスワードを忘れると、取引機会を逃す可能性があります。このようなリスクを避けるため、パスワードは安全な方法で記録し、定期的に確認しておくことが重要です。
ユーザーネーム(ログインID)を忘れた場合は、カスタマーサービスセンター(0120-104-214)に電話してください。本人確認の上で、ユーザーネームを教えてもらうか、書面で郵送してもらうことができます。口座開設時の書類にもユーザーネームが記載されているため、書類を保管している方は確認してみてください。
SBI証券カスタマーサービスセンターの連絡先は以下の通りです。
電話が混み合う時間帯(平日9:00-10:00、15:00-16:00)は、つながりにくいことがあります。可能であれば、比較的空いている午前11時頃や午後14時頃に電話することをおすすめします。
SBI証券の取引パスワードは、株式や投資信託の売買など、実際の取引を行う際に必要な重要なパスワードです。ログインパスワードとは役割が異なり、資産を守る最後の砦として機能します。
初期設定は口座開設方法によって異なり、ネット口座開設ならオンラインで即座に設定でき、郵送の場合は書類で受け取る形になります。取引パスワードを忘れた場合は、Webサイトでの再設定が最短5分と最速ですが、電話(3-4営業日)や書面(7-8営業日)での手続きも可能です。
パスワードロック、メール未着、複数パスワードの混同など、よくあるトラブルにも適切な対処法があります。日頃から強固なパスワードを設定し、パスワード管理ツールを活用し、二段階認証を有効にすることで、セキュリティを大幅に高められます。
スマホアプリでは生体認証との併用も可能で、取引の利便性とセキュリティを両立できます。取引パスワードを適切に管理することで、安心して投資に集中できる環境が整います。
投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。取引パスワードやその他の手続きについて不明な点がある場合は、SBI証券の公式サイトでご確認いただくか、カスタマーサービスセンターにお問い合わせください。
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