ネット証券でdポイントを貯める・使う方法|おすすめ5社を徹底比較【2025年最新】

ネット証券の口座開設って実際どのくらい時間がかかるのか気になりますよね。昔は書類を郵送して2週間待つのが当たり前でしたが、2025年現在では最短即日から翌営業日で取引を始められる証券会社が増えています。
新NISAが始まって投資を始めたい人が急増する中、口座開設のスピードは証券会社選びの重要なポイントになっています。実はスマホ一つあれば、申し込みから取引開始まで最短2時間という証券会社も登場しているんです。
ただし、選ぶ証券会社や申込方法によって開設までの日数は大きく変わります。郵送だと今でも10日から2週間かかることもあれば、eKYC(オンライン本人確認)を使えば当日中に開設できる場合もあります。
この記事では、2025年最新の証券会社別の口座開設スピードを徹底比較し、最短で取引を始められる方法を具体的に解説します。特に初心者の方でも迷わず手続きできるよう、必要書類から申込のコツまで詳しく説明していきます。
読み終わる頃には、あなたに最適な証券会社が見つかり、スムーズに投資をスタートできるはずです。
目次
ネット証券の口座開設にかかる時間は、申込方法によって大きく異なります。最新のオンライン本人確認を使えば最短即日、郵送だと10日から2週間程度が一般的な目安となっています。
2025年現在、多くのネット証券がスマホを使った本人確認システムを導入しており、従来の郵送手続きと比べて劇的にスピードアップしています。
一般的なネット証券では、オンライン申込なら2~3営業日で口座開設が完了します。申込情報の入力は5分から10分程度、本人確認書類の提出を含めても30分以内に手続きは終わることがほとんどです。
ただし、これはあくまで証券会社側の処理時間で、実際に取引を始めるには初期設定が必要です。ログイン情報を受け取った後、取引パスワードの設定や勤務先情報の登録などに5~15分ほどかかります。
証券会社の審査は平日の営業時間内に行われるため、金曜日の夜に申し込むと月曜日まで処理が始まらないこともあります。急いで口座を開設したい場合は、平日の午前中に申し込むのがおすすめです。
また、年末年始やゴールデンウィークなどの長期休暇前後は申込が集中し、通常より時間がかかる傾向があります。3月の決算期や新NISA開始時期なども混雑しやすい時期として知られています。
最近では多くの証券会社が処理時間の短縮に力を入れており、業界全体で口座開設のスピード競争が激化しています。顧客獲得のために、各社とも開設時間の短縮を重要な差別化要因として位置づけているのです。
口座開設の方法は大きく分けて、eKYC(電子本人確認)、画像アップロード、郵送の3種類があり、それぞれ所要時間が大きく異なります。
最も早いeKYCなら最短即日から翌営業日、画像アップロードなら3~5営業日、郵送だと10日から2週間が目安となります。
eKYCは、スマートフォンで本人確認書類と顔写真を撮影し、AIが瞬時に照合する最新技術です。従来の人による書類確認が不要になるため、処理時間が大幅に短縮されます。
マイナンバーカードのICチップを読み取る方法なら、さらに確実で早い本人確認が可能です。証券会社のシステムと連携して、リアルタイムで審査が完了する仕組みになっています。
郵送での申込は、書類の往復と人手による確認作業が必要なため、どうしても時間がかかります。申込書類が証券会社に到着してから審査が始まり、さらにログイン情報が郵送で届くまで待つ必要があります。
スマートフォンを持っていない方や、オンライン手続きが不安な方のために郵送オプションは残されていますが、急いで口座を開設したい場合には適していません。
口座開設の基本的な流れは、まず証券会社のウェブサイトから申込を開始し、個人情報を入力します。名前、住所、生年月日、職業、投資経験などの基本情報の入力は5~10分程度で完了します。
次に本人確認書類の提出です。eKYCを選択すれば、スマホで運転免許証と自分の顔を撮影するだけ。マイナンバーカードがあれば、ICチップを読み取ってさらにスムーズに手続きできます。
証券会社での審査が完了すると、メールでログイン情報が届きます。最短即日、通常でも2~3営業日以内には連絡が来ることが多いです。
ログイン後は初期設定を行います。取引パスワードの設定、出金先銀行口座の登録、投資に関する質問への回答などを済ませれば、いよいよ取引開始です。
入金は即時入金サービスを使えばすぐに反映されるので、口座開設当日から株式や投資信託の購入が可能になります。多くの証券会社で、ネットバンキングからの即時入金は手数料無料です。
2025年現在、口座開設のスピードで競争が激化しており、各証券会社が独自の強みを打ち出しています。ここでは最短即日から翌営業日で取引を始められる証券会社を厳選して紹介します。
選定基準は開設スピードだけでなく、手数料の安さ、取扱商品の豊富さ、使いやすさなども考慮しました。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は1918年創業の老舗証券会社でありながら、口座開設スピードでは業界トップクラスです。営業日の午前11時30分までに申込を完了すれば、その日のうちに取引を始められます。
eKYCを使った本人確認なら、申込から審査完了まで最短30分という驚異的なスピードを実現。午後に審査が完了すれば、15時の取引終了前に注文を出すことも可能です。
国内株式の取引手数料は1日の約定代金合計50万円まで無料という独自の料金体系を採用。少額投資から始めたい初心者にも人気があります。
25歳以下なら約定代金に関わらず国内株式の取引手数料が完全無料になるため、若い世代の投資デビューにも最適です。投資信託の購入時手数料も全銘柄無料となっています。
ただし、米国株の取扱いにも対応しているため、海外株式投資も行えます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 非公開 |
| 取引手数料 | 【米国株】 ベーシックコース:約定代金 × 0.132%(税込) アドバンスコース:200株まで一律2.18米ドル(税込)【日本株】 取引手数料:無料 |
| NISA対応 | 〇(成長投資枠のみ対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 非対応 |
| 成長投資枠対象商品 | 米国株 / 日本株 |
| 投資信託 | 取扱あり |
| 外国株 | 3カ国/米国株:約7,000銘柄 |
| 取引ツール(PC) | moomooアプリ(Windows / Mac対応) |
| スマホアプリ | moomooアプリ(iOS / Android対応) |
| 提携銀行口座 | 非公開 |
| ポイント投資・付与 | なし |
| 口座開設スピード | 最短即日(オンライン申込) |
moomoo証券は2022年に日本でサービスを開始した新興証券会社ですが、口座開設スピードでは既存大手を凌駕しています。午後6時までの申込なら、最短2時間で取引を開始できます。
高機能な分析ツールが無料で使えることが大きな特徴で、プロ並みのチャート分析やリアルタイムの板情報を確認できます。SNS機能も充実しており、他の投資家と情報交換しながら投資を学べます。
国内株式の取引手数料は完全無料、米国株式は約定代金の0.12%(税込0.132%)です。為替手数料は無料です。
アプリの使い勝手が良く、初心者向けの学習コンテンツも充実。投資の勉強をしながら実際に取引したい方に向いています。ただし、投資信託の取扱いがまだ少ないのがデメリットです。
新規口座開設キャンペーンも頻繁に実施しており、米国株の売買手数料が一定期間無料になるなどの特典があります。スピード重視で米国株投資を始めたい方には魅力的な選択肢です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約14,000,000口座 ※2025年3月10日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 |
【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円 【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円 ※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は国内最大級のネット証券で、口座数は1400万を超えています。eKYCを使えば最短翌営業日に口座開設が完了し、豊富な商品ラインナップですぐに投資を始められます。
国内株式の現物・信用取引手数料は完全無料化されており、米国株式も約定代金の0.495%(上限22米ドル)と競争力のある水準です。投資信託は2500本以上と業界最多クラスの品揃えです。
IPOの取扱数も業界トップで、年間90社以上の実績があります。抽選に外れてもIPOチャレンジポイントが貯まり、次回の当選確率が上がる独自システムも好評です。
Vポイント、Pontaポイント、dポイントなど複数のポイントサービスと連携しており、投資信託の保有額に応じてポイントが貯まります。クレカ積立では最大3%のポイント還元も魅力的です。
唯一の弱点は情報量の多さで、初心者には画面が複雑に感じることがあります。ただし、かんたん積立アプリなど初心者向けのツールも用意されているので、慣れれば問題ありません。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は証券総合口座数1200万を誇る大手ネット証券です。スマホでの本人確認なら最短翌営業日に口座開設が完了し、楽天経済圏のメリットを活かした投資が可能です。
国内株式の取引手数料は「ゼロコース」選択で完全無料。米国株式も約定代金の0.495%(上限22米ドル)で、為替手数料はリアルタイム取引なら無料という破格の条件です。
楽天ポイントで投資信託や国内株式を購入できるのが最大の特徴。楽天カードでの積立投資なら0.5~1%のポイント還元があり、貯まったポイントを再投資できる好循環が生まれます。
iSPEEDアプリは操作性が良く、初心者でも直感的に使えます。日経新聞の記事が無料で読める「日経テレコン」サービスも投資家には嬉しい特典です。
楽天銀行と連携させる「マネーブリッジ」を設定すれば、普通預金金利が0.1%にアップし、自動入出金(スイープ)機能で資金移動の手間も省けます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約400万口座 |
| 取引手数料 | ダイレクトコース:137円~27,500円 総合コース:1,925円〜192,500円 |
| 投資信託 | 約1,000本 |
| ミニ株(単元未満株) | 非対応 |
| NISA対応 | 対応(つみたて投資枠・成長投資枠) |
| 外国株 | 2カ国以上 米国株:約2,200銘柄 |
| IPO取扱実績 | 年間52銘柄(2024年実績) |
| IPO主幹事件数 | 年間22社(2024年実績) |
| ポイントサービス | Vポイント / dポイント |
| 口座開設スピード | 最短即日 |
| 取引ツール(PC) | パワートレーダー / BRiSK |
| スマホアプリ | SMBC日興証券アプリ |
SMBC日興証券は三井住友フィナンシャルグループの総合証券会社で、ダイレクトコースなら最短即日で口座開設が可能です。
公的個人認証やスマホ顔認証を使えば、申込から数時間で取引を開始できます。ただし、土日祝日や夕方以降の申込は翌営業日以降の処理となります。
信用取引の委託手数料が完全無料なのが大きな魅力。現物取引も約定代金に応じた手数料体系で、100万円までなら880円と比較的安価です。
IPOの主幹事実績が豊富で、完全平等抽選を採用しているため初心者でも当選チャンスがあります。投資信託も1000本以上の取扱いがあり、ノーロード(購入時手数料無料)ファンドも多数用意されています。
日興フロッギーという独自サービスでは、記事を読みながら100円から株式投資ができます。dポイントでの投資も可能で、投資の勉強をしながら実践できる環境が整っています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,800,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【ワンショット手数料コース】 約定代金5万円以下:55円(税込) 約定代金50万円超:1,070円(税込)【一日定額手数料コース】 1日100万円まで:0円 1日300万円まで:2,750円(税込) 以降300万円ごとに:2,750円(税込)加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄(2025年4月時点) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(1,155銘柄) |
| 投資信託 | 約1,853本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約1,050銘柄(2025年4月時点) |
| 取引ツール(PC) | kabuステーション / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | 三菱UFJ eスマート証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行 / auじぶん銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短翌営業日(スマートフォンによるオンライン申込) |
三菱UFJ eスマート証券は三菱UFJフィナンシャル・グループとKDDIが共同で運営する証券会社です。マイナンバーカードのICチップ読み取りなら最短翌営業日で開設できます。
au PAYカードでの投信積立で1%のPontaポイント還元があり、au経済圏のユーザーにメリットが大きいです。貯まったポイントは投資信託や株式の購入に使えます。
国内株式の取引手数料は1日定額手数料で100万円まで無料。信用取引の手数料も無料化されており、アクティブな取引をする投資家にも対応しています。
「kabu.com」という高機能取引ツールは、自動売買機能が充実しており、逆指値やトレーリングストップなど多彩な注文方法が使えます。リスク管理を重視する投資家に評価が高いです。
プチ株という単元未満株サービスでは、1株から購入可能で少額投資に最適。NISA口座でも利用できるため、投資初心者が経験を積むのに適しています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券はオンライン申込で最短翌営業日、通常でも2~3営業日で口座開設が完了します。米国株投資に強みを持ち、取扱銘柄数は5000以上と業界トップクラスです。
米国株の取引手数料は約定代金の0.495%(上限22米ドル)で、買付時の為替手数料が無料というのが大きな特徴。時間外取引にも対応しており、日本時間の夜間でも取引可能です。
銘柄分析ツール「銘柄スカウター」は無料とは思えない高機能さで、過去10年以上の業績推移や各種指標を確認できます。米国株の日本語情報も充実しています。
国内株式はNISA口座なら売買手数料無料。ワン株(単元未満株)サービスもあり、有名企業の株を数百円から購入できます。投資信託のクレカ積立では1.1%のポイント還元があります。
IPOは完全平等抽選を採用しており、資金力に関係なく当選チャンスがあります。米国株投資を中心に、幅広い商品で分散投資したい方におすすめです。
口座開設のスピードは、申込方法や時間帯、準備状況によって大きく変わります。ちょっとしたコツを知っているだけで、数日から1週間以上の差が出ることもあります。
ここでは実際に多くの証券会社で使える、口座開設を最速で完了させるための具体的な方法を解説します。
スマホでの本人確認は、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類と自分の顔を撮影する方法です。証券会社のアプリやウェブサイトの指示に従って撮影するだけで完了します。
まず本人確認書類の表面を撮影し、次に裏面、そして厚みを確認するための斜め撮影を行います。その後、自分の顔を正面から撮影し、指示に従って顔を左右に動かすことで立体的な確認を行います。
撮影時は明るい場所で行うことが最も重要です。暗い場所だと顔や文字が認識されず、再撮影を求められることがあります。自然光が入る窓際や、明るい照明の下がおすすめです。
書類の四隅がきちんと画面に収まるよう注意し、反射や影で文字が読めなくならないよう角度を調整します。顔撮影時は、帽子やマスクを外し、髪で顔が隠れないようにしましょう。
マイナンバーカードのICチップ読み取りは、カードに内蔵された電子証明書を使って本人確認を行う方法です。撮影の手間がなく、データの正確性も高いため、最も早く確実な方法といえます。
スマートフォンのNFC機能を使ってカードを読み取るだけで、氏名や住所などの情報が自動的に入力されます。手入力のミスもなくなり、審査もスムーズに進みます。
iPhoneは7以降の全機種がNFCに対応しています。Androidは機種により異なりますが、2016年以降に発売された多くの機種が対応しています。設定アプリでNFCの項目があれば利用可能です。
対応していない場合は、パソコンとICカードリーダーを使う方法もあります。ただし、追加機器が必要になるため、スマホでの自撮り認証の方が手軽かもしれません。
多くの証券会社では、営業日の午前中に申込を完了させることで、当日中の口座開設が可能になります。特に松井証券の11時30分、moomoo証券の18時など、明確な締切時間を設けている会社もあります。
証券会社の審査は営業時間内に行われるため、午前中の申込なら午後には審査が完了することが多いです。逆に夕方以降の申込は翌営業日の処理となり、1日以上の差が生まれます。
金曜日の午後や祝日前の申込は避けるのが賢明です。土日祝日は審査が行われないため、月曜日や祝日明けまで待つことになります。急ぐなら月曜から木曜の午前中がベストタイミングです。
申込時の入力ミスも遅延の原因になります。特に住所や氏名の表記は、本人確認書類と完全に一致させる必要があります。事前に書類を手元に用意してから申込を始めるとスムーズです。
NISA口座の開設には、総合口座とは別に税務署での審査が必要になります。この審査期間が、多くの投資家にとって予想外の待ち時間となっています。
新NISAへの関心が高まる中、この税務署審査について正しく理解しておくことが重要です。
総合口座が最短即日で開設できるのに対し、NISA口座の開設には税務署での審査のため1~3週間かかります。これは法律で定められた手続きであり、どの証券会社でも避けられません。
税務署での審査は、NISA口座の重複開設を防ぐためのものです。NISA口座は一人一口座という決まりがあるため、他の金融機関で既に開設していないかをチェックする必要があります。
審査期間は時期によって変動し、年末年始や新NISAの開始時期など申込が集中する時期は、通常より長くかかることがあります。場合によっては1ヶ月以上待つこともあります。
総合口座は証券会社内での審査だけで完結しますが、NISA口座は外部機関が関わるため、証券会社側でもコントロールできない待ち時間が発生するのです。
ただし、総合口座が先に開設されれば、課税口座での取引は可能です。NISA口座の審査を待つ間も、投資の勉強や銘柄選びを進めることができます。
一部の証券会社では、税務署の審査完了を待たずにNISA口座で取引できる「仮開設」制度を導入しています。申込後すぐにNISA枠を使った投資が可能になる便利な仕組みです。
SBI証券やマネックス証券などの大手ネット証券では、この仮開設制度を採用しています。税務署への申請と並行して、証券会社の判断で先行して口座を使えるようにしているのです。
仮開設の最大のメリットは、すぐにNISA枠を使って投資を始められることです。相場の好機を逃さず、計画的な積立投資もすぐにスタートできます。時間を無駄にしたくない投資家には大きな利点です。
ただし、税務署の審査で重複開設が判明した場合、仮開設期間中の取引は全て課税口座での取引として扱われます。つまり、遡って税金が発生する可能性があるということです。
税務署では、申請者のマイナンバーを使って全国の金融機関のNISA口座開設状況を照合しています。この作業は手作業ではなくシステム化されていますが、処理には一定の時間が必要です。
過去にNISA口座を開設したことがある場合、その口座が廃止されているかも確認されます。他社から移管する場合は、移管元での廃止手続きが完了していることが条件となります。
審査では住所変更の履歴もチェックされます。引っ越しなどで住所が変わっている場合、本人確認に時間がかかることがあります。住民票の住所と申込住所が一致していることが重要です。
年末の申込は特に注意が必要です。税務署も年末年始は休みになるため、12月後半の申込は翌年まで審査が持ち越されることがあります。新年から投資を始めたい場合は、11月中の申込がおすすめです。
審査状況は証券会社のマイページで確認できることが多く、「税務署審査中」などのステータスが表示されます。審査完了の通知はメールで届くので、見逃さないようにしましょう。
口座開設をスムーズに進めるには、必要書類を事前に準備しておくことが大切です。書類不備は開設遅延の最大の原因となるため、申込前のチェックが重要です。
基本的に必要なのは本人確認書類とマイナンバー確認書類ですが、選ぶ書類によって手続きの速さが変わってきます。
最も一般的な本人確認書類は運転免許証です。顔写真付きで、住所や生年月日が明記されているため、1点で本人確認が完了します。有効期限内であることを必ず確認してください。
マイナンバーカードも優れた本人確認書類です。顔写真付きで、マイナンバーの確認も同時にできるため、手続きが最もシンプルになります。ICチップ読み取りにも対応しています。
パスポートも利用可能ですが、2020年2月以降に発行された新型パスポートは住所欄がないため、追加で住所確認書類が必要になることがあります。
在留カードや特別永住者証明書も本人確認書類として認められています。外国籍の方でも、これらの書類があれば問題なく口座開設できます。
学生証や社員証は本人確認書類として認められないことが多いので注意が必要です。顔写真付きの公的な証明書を用意することが基本となります。
健康保険証のような顔写真のない書類でも口座開設は可能ですが、追加で住所確認書類の提出が必要になります。公共料金の領収書や住民票の写しなどを組み合わせて提出します。
顔写真なしの書類を使う場合、eKYCは利用できず、画像アップロードか郵送での申込となります。そのため、口座開設まで3日から2週間程度かかることを覚悟する必要があります。
年金手帳や住民基本台帳カードも、顔写真がない場合は補助書類との組み合わせが必要です。できるだけ顔写真付きの書類を用意することで、手続きを簡略化できます。
住所確認書類として認められるのは、発行から6ヶ月以内の公共料金領収書、住民票、印鑑登録証明書などです。クレジットカードの明細は認められないことが多いので注意しましょう。
複数の書類を提出する場合、全ての書類の氏名と住所が完全に一致している必要があります。引っ越し直後などは、書類の住所を統一してから申込むことが大切です。
証券口座への入金や、売却代金の出金のために銀行口座の登録が必要です。口座名義は証券口座と同一でなければならず、家族名義の口座は使用できません。
ネットバンキングが使える銀行口座があれば、即時入金サービスを利用できます。24時間365日いつでも入金でき、多くの証券会社で振込手数料が無料になります。
メガバンクやネット銀行など、ほとんどの銀行が即時入金に対応しています。楽天銀行と楽天証券、住信SBIネット銀行とSBI証券のように、グループ内での連携サービスもあります。
ゆうちょ銀行も利用可能ですが、一部の証券会社では即時入金に対応していない場合があります。事前に証券会社の対応金融機関を確認しておくと安心です。
銀行口座の通帳やキャッシュカードの画像提出を求められることもあります。口座番号と支店名が分かるページを撮影できるよう、事前に準備しておきましょう。
(出典:金融商品取引法について – 金融庁)
各証券会社の口座開設スピードを一覧で比較すると、それぞれの特徴が見えてきます。申込方法や時間帯によって大きく変わるため、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
ここでは主要ネット証券の開設スピードを、申込方法別に詳しく比較していきます。
eKYC対応の証券会社では、スマートフォンでの本人確認により最短即日から3営業日で口座開設が完了します。2025年現在、ほぼ全ての主要ネット証券がこの方式に対応しています。
最速クラスは松井証券とSMBC日興証券で、条件が揃えば即日開設が可能です。moomoo証券も最短2時間という驚異的なスピードを実現しています。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券は翌営業日開設が標準的です。業界大手として安定した処理能力を持ち、申込が集中する時期でも比較的スムーズに対応しています。
三菱UFJ eスマート証券は、マイナンバーカードICチップ読み取りで最短翌営業日(原則2営業日以内)と、方法により差があります。PayPay証券は3~5営業日と少し時間がかかります。
各社とも申込の締切時間があり、それを過ぎると翌営業日扱いになります。急ぐ場合は各社の締切時間を確認し、余裕を持って申込むことが重要です。
郵送での申込は、書類の往復時間と手作業での確認が必要なため、どの証券会社でも1~2週間程度かかります。デジタル化が進んだ現在でも、この選択肢は残されています。
SBI証券では郵送の場合10日から2週間、楽天証券では約1週間、松井証券も約1週間が目安です。大和証券のような対面型証券会社でも最大2週間となっています。
郵送申込のメリットは、インターネットが苦手な方でも確実に手続きできることです。また、書類の記入を家族に手伝ってもらうこともできます。
デメリットは時間がかかることに加え、書類の不備があった場合の再提出でさらに時間がかかることです。記入ミスや書類不足は致命的な遅延につながります。
郵送を選ぶ場合は、申込書類を請求してから手元に届くまでの時間も考慮する必要があります。トータルで3週間程度見ておくのが現実的でしょう。
最近では多くの証券会社が専用アプリを提供し、申込から取引まで全てスマホで完結できるようになっています。パソコンを持っていない若い世代にも投資が身近になりました。
楽天証券の「iSPEED」、SBI証券の「SBI証券株アプリ」、マネックス証券の「マネックス証券アプリ」など、各社とも使いやすいアプリを提供しています。
アプリなら本人確認書類の撮影から申込情報の入力まで、画面の指示に従うだけで簡単に完了します。入力内容も自動保存されるため、途中で中断しても続きから再開できます。
moomoo証券やPayPay証券のようなスマホ特化型の証券会社は、最初からアプリでの利用を前提に設計されており、より直感的な操作が可能です。
ただし、複雑な取引や詳細な分析をする場合は、パソコン版の方が便利なこともあります。用途に応じて使い分けることが、効率的な投資につながります。
口座開設が完了しても、すぐに取引できるわけではありません。初期設定や入金など、いくつかの準備が必要です。
ここでは口座開設後の具体的な手順を、順を追って説明します。これらを済ませれば、いよいよ投資家デビューです。
口座開設完了のメールが届いたら、まずログインして初期設定を行います。取引パスワードの設定、投資に関する質問への回答、各種規約への同意などが必要です。
取引パスワードはログインパスワードとは別に設定します。実際の売買注文時に使用する重要なパスワードなので、他人に推測されにくいものを選びましょう。
投資経験や金融資産、投資目的などの質問に答えます。これは法令で定められた適合性の原則に基づくもので、正直に回答することが大切です。
出金先銀行口座の登録も必須です。本人名義の口座のみ登録可能で、売却代金はこの口座に振り込まれます。複数の口座を登録できる証券会社もあります。
配当金の受取方法も選択します。証券口座で受け取る方法と、銀行口座に直接振り込まれる方法があります。NISA口座なら証券口座受取が便利です。
証券口座への入金方法は大きく分けて、即時入金(リアルタイム入金)と通常の銀行振込の2種類があります。即時入金なら、入金後すぐに買付余力に反映されます。
即時入金は提携銀行のネットバンキングから行います。証券会社のサイトから銀行のページに移動し、パスワードを入力するだけで完了。手数料も無料のことがほとんどです。
通常の銀行振込は、ATMや銀行窓口から証券会社の指定口座に振り込む方法です。振込手数料は自己負担で、反映まで1時間から半日程度かかることがあります。
即時入金なら24時間365日いつでも入金でき、深夜や休日でもすぐに取引資金として使えます。ただし、メンテナンス時間は利用できないので注意が必要です。
入金が完了したら、いよいよ取引開始です。初心者は少額から始めることをおすすめします。投資信託なら100円から、株式も単元未満株なら数百円から購入可能です。
最初は値動きの穏やかな投資信託や、よく知っている企業の株から始めるのが良いでしょう。いきなり大金を投じるのではなく、取引に慣れることを優先します。
注文方法には成行注文と指値注文があります。成行は今すぐ買いたい時、指値は希望の価格で買いたい時に使います。最初は成行注文の方がシンプルです。
取引時間は平日の9時から15時(11時30分から12時30分は昼休み)です。注文自体は24時間出せますが、実際の売買は取引時間内に行われます。
購入後は定期的に評価額をチェックしましょう。ただし、短期的な値動きに一喜一憂せず、長期的な視点を持つことが投資成功の秘訣です。
口座開設に関して多くの方が抱く疑問について、具体的に回答していきます。これらを知っておくと、よりスムーズに手続きを進められます。
ネット証券の申込自体は365日24時間いつでも可能です。土日祝日の深夜でも、オンラインで申込手続きを完了させることができます。
ただし、審査は営業日にしか行われません。金曜日の夜や土日に申し込んだ場合、実際の審査開始は月曜日以降となります。
連休前の申込は特に注意が必要です。ゴールデンウィークや年末年始は審査が10日以上ストップすることもあるため、余裕を持った申込が大切です。
一部の証券会社では、土日でもAIによる仮審査を行い、月曜日の本審査をスムーズにする工夫をしています。それでも最終的な口座開設完了は営業日になります。
急いで口座を開設したい場合は、月曜から木曜の午前中に申し込むのがベストです。金曜日や祝前日の申込は避けた方が無難でしょう。
複数の証券会社への同時申込は全く問題ありません。むしろ、各社の特徴を比較するためにも、2~3社同時に開設することをおすすめします。
証券口座は銀行口座と同じく、複数持つことが可能です。手数料無料の証券会社が増えているので、維持費の心配もありません。
ただし、NISA口座だけは1人1口座の制限があります。複数の証券会社でNISA口座を申し込むと、税務署の審査で却下される可能性が高いです。
用途別に使い分けるのも賢い方法です。例えば、日本株はA社、米国株はB社、投資信託はC社というように、各社の強みを活かした使い方ができます。
口座開設キャンペーンを狙って複数申し込むのも良い戦略です。現金キャッシュバックやポイント付与など、お得な特典を複数受け取ることができます。
2022年4月から成年年齢が18歳に引き下げられ、18歳以上なら親の同意なしで証券口座を開設できるようになりました。高校3年生でも18歳になれば可能です。
18歳未満の未成年者は、親権者の同意があれば未成年口座を開設できます。ただし、取引に制限があることが多く、信用取引や先物取引はできません。
未成年口座の開設には、親権者の本人確認書類や同意書が必要です。親権者も同じ証券会社に口座を持っている必要がある場合もあります。
ジュニアNISAは2023年で新規開設が終了しましたが、既存口座は2024年以降も非課税で運用可能です。18歳になったら自動的に成人NISA口座に移行されます。
年齢の上限は特にありませんが、75歳以上の高齢者は、一部の取引に制限がかかる場合があります。証券会社によって対応が異なるので、事前確認が必要です。
本人確認の撮影に失敗した場合、多くの証券会社では即座に再撮影できます。画像が不鮮明、書類の一部が切れている、光の反射で文字が読めないなどが主な失敗原因です。
3回連続で失敗すると、セキュリティのため一時的に申込がロックされることがあります。この場合は、カスタマーサポートに連絡するか、24時間後に再挑戦します。
書類の不備で審査が通らなかった場合は、証券会社からメールで連絡が来ます。指摘された箇所を修正して再提出すれば、通常より早く処理されることが多いです。
申込情報の入力ミスが原因の場合、最初からやり直しになることもあります。特に氏名や住所の表記ミスは致命的なので、提出前の確認が重要です。
どうしてもeKYCでうまくいかない場合は、画像アップロードや郵送に切り替えることも可能です。時間はかかりますが、確実に口座開設できます。
口座開設のスピードを重視するあまり、セキュリティを軽視するのは危険です。大切な資産を預ける証券口座だからこそ、安全性の確認は欠かせません。
ここでは、口座開設時から気をつけるべきセキュリティ対策について詳しく解説します。
二段階認証は、パスワードに加えてSMSやアプリで送られる認証コードを入力する仕組みです。パスワードが流出しても、不正ログインを防ぐ最も効果的な対策です。
多くの証券会社が二段階認証を標準装備していますが、設定は任意のことが多いです。面倒に感じるかもしれませんが、必ず有効にすることをおすすめします。
認証方法はSMS、認証アプリ、メールなどから選べます。最も安全なのは認証アプリで、Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorが代表的です。
ログイン時だけでなく、出金や重要な設定変更時にも認証を求める設定にしておくと、より安全です。万が一の不正アクセスでも、資金の流出を防げます。
生体認証(指紋や顔認証)に対応している証券会社も増えています。パスワードを覚える必要がなく、セキュリティと利便性を両立できる理想的な方法です。
証券口座のパスワードは、最低でも12文字以上、英数字と記号を組み合わせたものにしましょう。誕生日や電話番号など、推測されやすいものは絶対に避けてください。
覚えやすくて安全なパスワードの作り方として、好きな文章の頭文字を取る方法があります。例えば「私は毎朝7時に起きて朝食を食べる」なら「Whmn7jnoacwt」のようになります。
同じパスワードを複数のサービスで使い回すのは非常に危険です。どこか1箇所で流出すると、全てのアカウントが危険にさらされます。
パスワード管理ツールを使うのも良い方法です。1PasswordやBitwardenなどのツールなら、複雑なパスワードを安全に管理できます。
定期的なパスワード変更も重要です。3~6ヶ月に一度は変更し、過去に使ったものは再利用しないようにしましょう。
大手ネット証券のSBI証券、楽天証券、マネックス証券などは、いずれも高度なセキュリティ対策を実施しています。不正ログインの監視や、異常な取引の自動検知システムを導入しています。
各社とも過去の不正アクセス事件を教訓に、セキュリティ強化に多額の投資をしています。被害が発生した場合の補償制度も整備されており、一定の条件下で損失が補償されます。
野村證券やSMBC日興証券などの大手総合証券は、金融機関としての長い歴史があり、セキュリティ体制も確立されています。システム投資も潤沢で、安心感があります。
新興のネット証券でも、最新のセキュリティ技術を積極的に導入しているところが多いです。むしろレガシーシステムがない分、先進的な対策を取りやすいメリットがあります。
重要なのは、証券会社のセキュリティだけに頼らず、利用者自身も対策を怠らないことです。強固なパスワード設定と二段階認証の有効化は、最低限の自己防衛策といえるでしょう。
ネット証券の口座開設は、2025年現在では最短即日から翌営業日で完了するのが当たり前になりました。eKYCという最新技術により、スマートフォンだけで本人確認が完了し、郵送の手間も待ち時間も不要になったのです。
最速で口座開設したいなら、松井証券の午前11時30分までの申込やmoomoo証券の最短2時間開設がおすすめです。総合力で選ぶならSBI証券や楽天証券も翌営業日には取引を始められます。
開設を早くするコツは、マイナンバーカードのICチップ読み取りを使うこと、平日午前中に申し込むこと、必要書類を事前に準備しておくことです。これらを実践すれば、思い立ったその日に投資家デビューも夢ではありません。
ただし、NISA口座は税務署の審査で1~3週間かかることを忘れてはいけません。仮開設制度を活用すれば待ち時間なく取引できますが、重複開設には注意が必要です。
口座開設のスピードも大切ですが、セキュリティ対策も忘れずに。二段階認証の設定と強固なパスワードで、大切な資産を守りながら投資を楽しみましょう。
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