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「DeFiって何?」「仮想通貨との違いがわからない」と悩んでいませんか。
DeFi(分散型金融)は、銀行や証券会社のような中央管理者を介さず、ブロックチェーン技術で直接取引できる新しい金融の仕組みです。
高い利回りが期待できる一方、ハッキングリスクや価格変動など、理解すべきリスクも存在します。
この記事では、DeFiの基本的な仕組みから、国内取引所での始め方、失敗しないための投資法まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。
2026年最新の情報をもとに、安全にDeFi投資をスタートするための知識を身につけましょう。
目次
DeFi(分散型金融)とは?仕組みをわかりやすく解説
DeFi(ディーファイ)とは「Decentralized Finance(分散型金融)」の略で、銀行や証券会社のような中央管理者を必要としない金融サービスの総称です。ブロックチェーン技術を活用することで、ユーザー同士が直接取引を行える仕組みを実現しています。
従来の金融システムでは、銀行が取引の信頼性を担保し、手数料を徴収していました。しかしDeFiでは、スマートコントラクトと呼ばれる自動実行プログラムが取引を処理するため、仲介者が不要で手数料を抑えられるのが大きな特徴です。
DeFiの最大の特徴は、特定の管理者や中央機関が存在しないことです。ブロックチェーンのネットワーク全体で運営が行われるため、誰もが平等にサービスを利用できます。
例えば、従来の銀行送金では、A銀行からB銀行への送金に日本銀行が介在し、取引の信頼性を保証していました。一方DeFiでは、ブロックチェーン上で取引が記録・管理されるため、銀行を経由せずに直接送金が可能です。この仕組みにより、送金が即座に行われ、手数料も安価に抑えられます。
DeFiは2017年頃に誕生し、市場規模は急拡大
DeFiは2017年頃に誕生し、イーサリアムブロックチェーン上で多くのサービスが構築されています。2021年には市場規模が約1,000億ドルに達するなど急拡大しましたが、2022年以降は暗号資産価格の下落により縮小傾向にあります。それでも、金融の新たな可能性として注目され続けています。
スマートコントラクトとは、あらかじめ決められた条件を満たすと自動的に取引を実行するプログラムのことです。DeFiの中核を支える技術であり、管理者の仲介なしに安全な取引を可能にしています。
例えば、「来週の火曜日に友人に送金したいが、weather.comが報告する気温が32度以上に上昇した場合のみ」といった複雑な条件も、スマートコントラクトに記述できます。条件が満たされると自動的に送金が実行され、人の手を介さずに取引が完了します。
この仕組みにより、取引の透明性が保たれ、改ざんや不正が防止されるのです。ブロックチェーン上で動作するスマートコントラクトは、複数のネットワーク参加者によって検証されるため、中央集権的な管理者を必要としません。イーサリアムは、このスマートコントラクトを実行できる主要なプラットフォームであり、多くのDeFiアプリケーションがイーサリアム上で構築されています。
DeFiと従来の金融システム(CeFi:Centralized Finance)には、いくつかの大きな違いがあります。以下の表で比較してみましょう。
| 項目 | DeFi(分散型金融) | CeFi(中央集権型金融) |
| 管理者 | 不在(スマートコントラクトが自動処理) | 銀行・証券会社などが管理 |
| 営業時間 | 24時間365日 | 営業時間に制限あり |
| 手数料 | 比較的安い(ガス代は変動) | 仲介手数料が発生 |
| 透明性 | 取引履歴が全て公開 | 自分の取引のみ確認可能 |
| 本人確認 | 不要な場合が多い | KYC(本人確認)必須 |
| 資産管理 | 自己管理(秘密鍵を保管) | 金融機関が管理 |
DeFiの最大の利点は、中央管理者が不在であるため、取引の監視・管理コストが不要で、手数料を抑えられることです。また、24時間365日いつでも取引できるため、世界中のどこからでも、時間に縛られずに金融サービスを利用できます。
秘密鍵を紛失すると資産を取り戻せません
一方で、CeFiでは金融機関が資産を管理してくれるため、セキュリティ面での安心感があります。しかしDeFiでは、秘密鍵を自分で管理する必要があり、紛失すると資産を取り戻せなくなるリスクがあります。この点は、DeFiを利用する上で最も注意すべきポイントの一つです。
DeFiの代表的なサービス3種類
DeFiには様々なサービスが存在しますが、ここでは代表的な3つのサービスについて解説します。それぞれのサービスの仕組みを理解することで、DeFiでできることのイメージが掴めるでしょう。
DEX(Decentralized Exchange:分散型取引所)とは、中央集権的な管理者が存在しないブロックチェーン上の取引所のことです。ユーザー同士が直接暗号資産を交換できる仕組みを提供しています。
DEXの特徴は以下の通りです。
Uniswapは累計取引量が数兆円規模に達する
代表的なDEXには、Uniswap(ユニスワップ)やSushiSwap、PancakeSwapなどがあります。これらのDEXでは、AMM(自動マーケットメイカー)という仕組みを採用しており、流動性プールに預けられた暗号資産を使って、ユーザーが自由に交換取引を行えるのです。
従来の中央集権型取引所では、取引所が暗号資産を管理し、売買の仲介を行っていました。しかしDEXでは、ユーザーが自分のウォレットから直接取引するため、取引所に資産を預ける必要がありません。これにより、取引所のハッキングリスクを回避できるメリットがあります。
レンディングとは、暗号資産を貸し出して利息を得たり、担保を預けて暗号資産を借り入れたりできるサービスです。DeFiのレンディングプラットフォームでは、スマートコントラクトが貸し手と借り手を自動的に結び付けます。
レンディングの主な特徴は以下の通りです。
代表的なレンディングプラットフォームには、Compound(コンパウンド)やAave(アーベ)があります。例えばCompoundでは、ユーザーが暗号資産を預けると、cToken(例:cETHやcUSDC)という証明トークンを受け取ります。このcTokenは預けた資産と利息を表しており、他のDeFiサービスで担保として使用することもできます。
スマートコントラクトのバグやハッキングリスクも存在
レンディングの利回りは、従来の銀行預金よりも高い場合が多いですが、スマートコントラクトのバグやハッキングリスク、価格変動リスクなども存在します。利用する際は、これらのリスクを十分に理解した上で、少額から始めることをおすすめします。
ステーブルコインとは、価格を安定させるために法定通貨(米ドルやユーロなど)や他の資産と価値を連動させた暗号資産のことです。ビットコインやイーサリアムのような価格変動が激しい暗号資産とは異なり、価格が比較的安定しているのが特徴です。
ステーブルコインの主な種類と特徴は以下の通りです。
DeFiの世界では、ステーブルコインが取引の基軸通貨として広く使われています。例えば、ビットコインの価格が下落すると予想した場合、ビットコインをステーブルコインに交換しておくことで、価格変動リスクを回避しながら、DeFiサービスを継続利用できるのです。
代表的なステーブルコインであるDAI(ダイ)は、MakerDAOというプロトコルで発行されます。ユーザーがイーサリアムなどの暗号資産を担保として預けることで、DAIを借り入れることができます。DAIは米ドルと1:1の価値を保つように設計されており、DeFiエコシステムで重要な役割を果たしています。
主要なDeFiプロジェクト5つ
DeFiエコシステムには数多くのプロジェクトが存在しますが、ここでは2026年時点で代表的な5つのプロジェクトを紹介します。それぞれの特徴を理解することで、DeFiの具体的な活用方法が見えてくるでしょう。
Uniswapは、イーサリアムブロックチェーン上で動作する最大手の分散型取引所(DEX)です。2018年に登場して以来、DeFi業界を牽引してきました。
Uniswapの主な特徴は以下の通りです。
Uniswapでは、ユーザーが2種類のトークンをペアで流動性プールに預けることで、他のユーザーがそのペアを交換できるようになります。流動性を提供したユーザーは、取引手数料の一部を報酬として受け取れます。最新版のUniswap V3では、流動性提供者が特定の価格帯に資金を集中させることで、資本効率を大幅に向上させる機能が追加されました。
Uniswap V4の開発も進んでいます
2026年現在、Uniswap V4の開発も進んでおり、「Hooks」と呼ばれる機能により、開発者が流動性プールをカスタマイズできるようになる予定です。また、UNIトークン保有者への手数料分配メカニズムも検討されています。
Compoundは、2017年にローンチされた分散型レンディングプラットフォームの先駆者です。ユーザーは暗号資産を預けて利息を得たり、担保を提供して借り入れたりできます。
Compoundの主な特徴は以下の通りです。
Compoundでは、供給と需要に基づいて金利が自動的に調整されます。多くの人が借りたい資産は金利が高くなり、預ける人が多い資産は金利が低くなる仕組みです。ユーザーが暗号資産を預けると、cETHやcUSDCといったcTokenを受け取ります。このcTokenは、預けた資産と利息を表す証明書のような役割を果たし、他のDeFiプロトコルで担保として使用できます。
MakerDAOは、分散型ステーブルコインDAI(ダイ)を発行するプロトコルです。2024年9月に「Sky」にリブランディングされましたが、依然としてDeFiエコシステムで重要な役割を果たしています。
MakerDAOの主な特徴は以下の通りです。
ユーザーはイーサリアムなどの暗号資産をMakerDAOのスマートコントラクトに預けることで、DAIを借り入れることができます。担保の価値がDAIの借入額を上回る過剰担保の仕組みにより、DAIの価値安定性が保たれています。例えば、150ドル相当のイーサリアムを担保に、100DAI(100ドル相当)を借りるといった具合です。
MKRトークンは、MakerDAOのガバナンストークンであり、プロトコルの運営方針を決定する投票権を持ちます。また、CDP(担保付き債務ポジション)が清算される際、利息の支払いにMKRが使用され、そのMKRは焼却(バーン)される仕組みになっています。
Aaveは、2017年にETHLendとして始まり、現在ではDeFi業界で主要なレンディングプラットフォームの一つとなっています。Compoundと競合しながら、独自の機能で差別化を図っています。
Aaveの主な特徴は以下の通りです。
Aaveの最大の特徴は、フラッシュローン機能です。これは、同一トランザクション内で借入と返済を完了させることで、担保なしで暗号資産を借りられる仕組みです。高度な取引戦略に利用されますが、初心者には難易度が高い機能です。
Aave V4の開発が進んでいます
また、Aaveでは金利タイプを固定金利と変動金利から選択できます。市場の変動に応じて柔軟に対応したい場合は変動金利、安定した返済計画を立てたい場合は固定金利を選ぶことができます。2026年現在、Aave V4の開発が進んでおり、モジュール性の向上、ガス代の最適化、クロスチェーン機能の強化が予定されています。
Curve Financeは、ステーブルコイン取引に特化したDEXです。価格変動が少ない資産同士の交換に最適化されたアルゴリズムを採用しています。
Curve Financeの主な特徴は以下の通りです。
Curveは、USDC、USDT、DAI、FRAXなどのステーブルコイン同士の交換に特化しており、大口取引でもスリッページが0.01%未満に抑えられることが多いです。これは、Uniswapのような汎用DEXとは異なる、ステーブルコイン専用の価格曲線アルゴリズムを採用しているためです。
CRVトークンは、Curveのガバナンストークンであり、プロトコルの運営方針を決定する投票権を持ちます。CRVを一定期間(1週間〜4年)ロックすることで、veCRVを獲得でき、ロック期間が長いほど投票権が強くなる仕組みです。また、2026年現在、Curveは独自のステーブルコインcrvUSDを発行しており、LLAMMA(清算アルゴリズム)により、担保価格の下落時のリスクを軽減しています。
DeFiのメリット4つ
DeFiが注目を集めている理由は、従来の金融システムにはない多くのメリットがあるためです。ここでは、DeFiの主なメリット4つについて詳しく解説します。
DeFiの大きなメリットの一つは、従来の金融システムと比較して手数料が安い場合があることです。中央管理者が不在のため、仲介手数料が発生しないからです。
従来の銀行や証券会社では、取引の仲介や管理に人件費やシステム維持費がかかるため、ユーザーはこれらのコストを手数料として負担していました。しかしDeFiでは、スマートコントラクトが自動的に取引を処理するため、これらのコストを大幅に削減できます。
ネットワーク混雑時はガス代が高騰します
ただし、DeFiにも「ガス代」と呼ばれるネットワーク手数料が発生します。特にイーサリアムのメインネット(レイヤー1)では、ネットワークが混雑するとガス代が高騰することがあります。2026年現在、レイヤー2ソリューション(Optimism、Arbitrumなど)の普及により、ガス代は大幅に低下しており、数円〜数十円程度で取引できるケースが増えています。
手数料の安さを最大限に活用するには、ネットワークの混雑状況を確認し、ガス代が低い時間帯を選ぶことが重要です。また、レイヤー2ネットワークを活用することで、さらにコストを抑えることができます。
DeFiのもう一つの大きなメリットは、時間や場所に制約されず、いつでも取引できることです。従来の金融機関には営業時間がありますが、DeFiはブロックチェーン上で常に稼働しています。
従来の金融システムとの比較は以下の通りです。
週末の価格変動にも即座に対応できます
この特徴は、特に異なるタイムゾーンに住む人々や、急な資金移動が必要な場合に大きなメリットとなります。例えば、週末に暗号資産の価格が大きく変動した場合でも、DeFiなら即座に対応できるのです。
また、インターネット接続さえあれば、世界中どこからでもDeFiサービスを利用できます。銀行口座を持たない人々も、スマートフォンとウォレットがあればDeFiにアクセスできるため、金融包摂(Financial Inclusion)の観点からも注目されています。
DeFiの重要なメリットの一つが、取引の透明性の高さです。ブロックチェーン上で全ての取引が記録され、誰でも確認できるため、不正や改ざんが非常に困難です。
従来の金融システムでは、中央管理者がデータを管理しており、ユーザーは自分の取引履歴のみを確認できました。裏で何が行われているのか確認できないため、データ改ざんのリスクが存在していました。
一方、DeFiでは以下のような透明性が確保されています。
例えば、Etherscanのようなブロックチェーンエクスプローラーを使えば、任意のウォレットアドレスの取引履歴を確認できます。また、多くのDeFiプロトコルは、スマートコントラクトのソースコードを公開しており、誰でもコードを検証して不正がないか確認できるのです。
利用前にプロジェクトの信頼性確認が重要です
この透明性により、DeFiは従来の金融システムよりも信頼性が高いと評価されています。ただし、スマートコントラクトにバグがある場合や、悪意のあるプロジェクトも存在するため、利用前にプロジェクトの信頼性を確認することが重要です。
DeFiの重要なメリットの一つが、銀行口座を持たない人々でも金融サービスを利用できることです。これは、金融包摂(Financial Inclusion)という観点から非常に重要な意味を持ちます。
世界には銀行口座を持たない成人が約14億人いると言われています。これらの人々は、従来の金融システムから排除されており、送金、貯蓄、融資などの基本的な金融サービスを利用できませんでした。
出典:GMO Payment Gateway「金融包摂(ファイナンシャルインクルージョン)とは|FinTechが促進のカギ」
DeFiでは、以下の理由により銀行口座がなくても利用可能です。
例えば、発展途上国に住む人々は、銀行の支店が近くになかったり、最低預金額の要件を満たせなかったりして、銀行口座を開設できないケースがあります。しかしDeFiなら、スマートフォンとインターネット接続さえあれば、世界中どこからでも金融サービスにアクセスできるのです。
また、国境を越えた送金も、従来の銀行送金よりも安く、速く行えます。出稼ぎ労働者が母国の家族に送金する際、従来は高額な手数料と数日の時間がかかっていましたが、DeFiを使えば、数分で低コストの送金が可能になります。
DeFiのリスクとデメリット5つ
DeFiには多くのメリットがある一方で、理解しておくべきリスクとデメリットも存在します。投資を始める前に、これらのリスクを十分に理解することが重要です。
DeFiの最も深刻なリスクの一つが、スマートコントラクトのバグやハッキングによる資産損失です。過去には数十億円規模の被害が発生した事例もあります。
スマートコントラクトはプログラムであるため、バグや脆弱性が含まれている可能性があります。悪意のある攻撃者がこれらの脆弱性を悪用すると、プロトコルに預けられた資金が盗まれる恐れがあります。
過去の主要な事例としては、2018年のCoincheck(約580億円相当)、2019年のBitpoint(約35億円相当)などがあります。DeFiプロトコル自体でも、スマートコントラクトの脆弱性を突かれて資金が流出した事例が複数報告されています。
リスクを軽減するための対策は以下の通りです。
DeFiには公的な保証制度がありません
また、DeFiには銀行預金のような公的な保証制度がないため、万が一資金を失っても補償されません。この点を十分に理解した上で、自己責任で利用する必要があります。
暗号資産は価格変動(ボラティリティ)が非常に激しく、短期間で大きな損失を被る可能性があります。DeFi投資を行う際は、この価格変動リスクを十分に理解しておく必要があります。
暗号資産市場には、株式市場のような値幅制限がありません。そのため、一日で価格が数十パーセント変動することも珍しくありません。2022年には、米国の金融引き締め政策の影響で、イーサリアムの価格が年初から約50%下落するなど、大きな変動が見られました。
価格変動リスクの具体例は以下の通りです。
担保率が基準を下回ると自動清算されます
特に注意すべきは、レンディングプロトコルで借入を行っている場合です。担保として預けた暗号資産の価値が下落すると、担保率が基準を下回り、自動的に清算(ロスカット)されるリスクがあります。例えば、150ドル相当のイーサリアムを担保に100DAIを借りていた場合、イーサリアムの価格が下落して担保価値が120ドルになると、清算されて担保を失う可能性があります。
価格変動リスクを軽減するための対策は以下の通りです。
DeFiは比較的新しい分野であるため、法整備が追いついておらず、利用者保護の仕組みが不十分です。何か問題が発生しても、自己責任となるケースがほとんどです。
従来の金融システムでは、金融機関が利用者の資産を保護し、問題が発生した場合には補償や救済措置が用意されています。しかしDeFiでは、中央管理者が存在しないため、問題が発生しても責任の所在が不明確です。
法整備の不十分さによる主な問題は以下の通りです。
各国の規制当局は、DeFiに対する規制の枠組みを検討していますが、分散型という性質上、従来の金融規制をそのまま適用することは困難です。日本でも、金融庁がDeFiに関する研究会を開催するなど、規制のあり方を模索しています。
利用者としては、以下の点に注意する必要があります。
法整備が進むまでは慎重な行動が必要です
法整備が進むまでは、利用者自身がリスクを理解し、慎重に行動することが求められます。問題が発生しても、誰も助けてくれないという前提で、DeFiを利用する必要があります。
DeFiでは、ユーザー自身が暗号資産を管理するため、秘密鍵やシードフレーズを紛失すると、資産に永久にアクセスできなくなります。これは、DeFi特有の重大なリスクです。
暗号資産ウォレットには、秘密鍵(プライベートキー)またはシードフレーズ(リカバリーフレーズ)が設定されています。これらは、ウォレット内の資産にアクセスするための唯一の鍵であり、紛失すると資産を取り戻す方法がありません。
秘密鍵管理の重要性は以下の通りです。
例えば、MetaMaskでウォレットを作成する際、12個の英単語からなるシークレットリカバリーフレーズが表示されます。このフレーズを紙にメモして安全な場所に保管しておかないと、スマートフォンを紛失したり故障したりした際に、ウォレットを復元できなくなるのです。
秘密鍵を安全に管理するための対策は以下の通りです。
フィッシング詐欺で秘密鍵を入力しないこと
また、フィッシング詐欺にも注意が必要です。偽のウェブサイトやメールで秘密鍵の入力を求められても、絶対に入力してはいけません。公式のMetaMaskやDeFiプロトコルが、秘密鍵の入力を求めることはありません。
DeFiを利用する際には、ブロックチェーンのネットワーク手数料(ガス代)が発生します。ネットワークが混雑すると、ガス代が高騰し、少額取引では手数料負けするリスクがあります。
ガス代とは、ブロックチェーン上で取引を処理するために必要な手数料のことです。イーサリアムでは、取引を処理するバリデーターに支払う報酬として、ガス代が設定されています。ネットワークが混雑すると、優先的に処理してもらうために高いガス代を支払う必要が生じます。
ガス代高騰の主な原因と影響は以下の通りです。
例えば、1万円分のイーサリアムを送金する場合でも、ネットワークが混雑していると5,000円のガス代が発生することがあります。この場合、実質的に33%の手数料を支払うことになり、非常に非効率です。
ガス代を節約するための対策は以下の通りです。
レイヤー2なら数円〜数十円で取引可能
2026年現在、イーサリアムのDencunアップグレード(2024年3月実施)により、レイヤー2のガス代は大幅に低下しています。また、2025年2月にはガスリミットの引き上げが実施され(その後も段階的に引き上げが継続)、メインネットの処理能力が向上しました。レイヤー2を活用すれば、数円〜数十円程度でDeFi取引が可能になっています。
DeFi関連銘柄におすすめの仮想通貨取引所5社
DeFi関連の仮想通貨を購入するには、まず国内の仮想通貨取引所で口座を開設する必要があります。ここでは、金融庁に登録された信頼性の高い取引所の中から、DeFi関連銘柄の取り扱いが充実している5社を紹介します。
以下の比較表で、各取引所の特徴を確認してみましょう。
| 取引所 | 取扱銘柄数 | 取引手数料 | 最低取引額 | 特徴 |
| Coincheck | 36種類 | Maker:無料 Taker:無料 |
500円 | アプリダウンロード数国内No.1 |
| GMOコイン | 22種類 | Maker:-0.01%〜-0.03% Taker:0.05%〜0.09% |
100円 | 各種手数料が無料 |
| bitbank | 44種類 | Maker:-0.02% Taker:0.12% |
銘柄による | 取扱銘柄数が国内最多級 |
| SBI VCトレード | 34種類 | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
500円 | ステーキング14銘柄対応 |
いずれの取引所も金融庁に登録された正規の暗号資産交換業者であり、安心して利用できます。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
| GMOコインの基本情報 | |
| 取扱銘柄数 | 22種類 |
| 取引所(板取引) | 〇 |
| 販売所 | 〇 |
| レバレッジ | 2倍 |
| 取引手数料(Maker) | -0.01%〜-0.03%(Maker報酬) |
| 取引手数料(Taker) | 0.05%〜0.09% |
| 日本円入金手数料 | 無料 |
| 日本円出金手数料 | 無料(大口400円) |
| 最小注文金額 | 100円 |
| 口座開設 | 最短10分 |
| 登録番号 | 関東財務局長 第00006号 |
📌 GMOコインの特徴
✓ 各種手数料が無料
✓ GMOインターネットグループ運営
✓ ステーキング対応
GMOコインは、GMOインターネットグループが運営する仮想通貨取引所です。各種手数料が無料で、コストを抑えたい方に適しています。
GMOコインの主な特徴は以下の通りです。
送付手数料が無料で頻繁な送金に最適
DeFi投資を始める際、国内取引所からウォレットにイーサリアムを送付する必要がありますが、GMOコインなら送付手数料が無料です。他の取引所では数百円〜数千円の送付手数料がかかる場合があるため、頻繁にウォレットへ送金する方にとって大きなメリットとなります。
また、取引所形式での取引では、Maker注文(指値注文で板に並べる)をすると手数料がマイナスになり、取引するたびに報酬を受け取れます。これは、流動性を提供するユーザーに対する報酬であり、コストを抑えながら取引できる仕組みです。
GMOコインは、2025年のオリコン顧客満足度調査で2位を獲得しており、ユーザーからの評価も高い取引所です。初心者から上級者まで、幅広い層に支持されています。
| bitbankの基本情報 | |
| 取扱銘柄数 | 44種類 |
| 取引所(板取引) | 〇 |
| 販売所 | 〇 |
| レバレッジ | なし |
| 取引手数料(Maker) | -0.02%(Maker報酬) |
| 取引手数料(Taker) | 0.12% |
| 日本円入金手数料 | 無料 |
| 日本円出金手数料 | 550円/770円(3万円以上) |
| 最小注文金額 | 銘柄による |
| 口座開設 | 最短即日 |
| 登録番号 | 関東財務局長 第00004号 |
📌 bitbankの特徴
✓ 取引所の取扱銘柄数が国内最多級
✓ Maker手数料がマイナス(報酬)
✓ 高いセキュリティ評価
✓ 板取引に強い
bitbankは、取引所形式での取扱銘柄数が国内最多級の仮想通貨取引所です。DeFi関連銘柄を含む44種類の暗号資産を取り扱っています。
bitbankの主な特徴は以下の通りです。
取引所形式で有利なレートで購入できます
bitbankの最大の強みは、取引所形式での取扱銘柄数の多さです。販売所形式では手数料(スプレッド)が高くなりがちですが、取引所形式ならユーザー同士で直接取引できるため、より有利なレートで暗号資産を購入できるのです。
また、Maker手数料がマイナスになっているため、指値注文を活用すれば、取引するたびに報酬を受け取れます。これは、頻繁に取引する方にとって大きなメリットとなります。
セキュリティ面でも高い評価を受けており、第三者機関による監査も定期的に実施されています。DeFi関連の様々な銘柄を取引したい方に適した取引所です。
| SBI VCトレードの基本情報 | |
| 取扱銘柄数 | 34種類 |
| 取引所(板取引) | 〇 |
| 販売所 | 〇 |
| レバレッジ | 2倍 |
| 取引手数料(Maker) | -0.01%(Maker報酬) |
| 取引手数料(Taker) | 0.05% |
| 日本円入金手数料 | 無料 |
| 日本円出金手数料 | 無料 |
| 最小注文金額 | 500円 |
| 口座開設 | 最短翌営業日 |
| 登録番号 | 関東財務局長 第00011号 |
📌 SBI VCトレードの特徴
✓ SBIグループ運営の安心感
✓ 入出金手数料が完全無料
✓ ステーキング14銘柄対応
✓ レンディングサービス対応
SBI VCトレードは、SBIグループが運営する仮想通貨取引所です。ステーキングサービスに力を入れており、14銘柄でステーキングが可能です。
SBI VCトレードの主な特徴は以下の通りです。
ステーキングとは、特定の暗号資産を保有し、ブロックチェーンのネットワーク維持に貢献することで報酬を得る仕組みです。DeFiのレンディングと似ていますが、取引所が提供するステーキングサービスなら、複雑な操作なしに、保有しているだけで利回りを得られるのが魅力です。
14銘柄でステーキング可能、利回りも期待
SBI VCトレードでは、イーサリアムをはじめ、Cardano、Polkadot、Cosmosなど、様々な銘柄でステーキングが可能です。年利は銘柄によって異なりますが、数パーセント〜十数パーセントの利回りが期待できます。
また、入出金手数料が完全無料なのも大きなメリットです。他の取引所では日本円の出金に数百円の手数料がかかる場合がありますが、SBI VCトレードなら何度出金しても無料です。
DeFi投資の始め方
ここからは、実際にDeFi投資を始めるための具体的な手順を、5つのステップで解説します。初心者の方でも迷わず進められるよう、順を追って説明していきます。
DeFi投資を始めるには、まず国内の仮想通貨取引所で口座を開設する必要があります。前述したGMOコイン、bitbank、SBI VCトレードなど、金融庁に登録された取引所を選びましょう。
口座開設の手順は以下の通りです。
本人確認は、スマートフォンで本人確認書類と自分の顔を撮影する「eKYC」に対応している取引所が多く、最短10分程度で口座開設が完了する場合もあります。従来の郵送による本人確認よりも、大幅に時間を短縮できます。
口座開設自体は無料です
複数の取引所で口座を開設しておくと、取扱銘柄や手数料の違いを比較しながら、最適な取引所を選べます。
口座開設が完了したら、日本円を入金し、イーサリアム(ETH)を購入します。DeFiの多くはイーサリアムブロックチェーン上で動作しているため、イーサリアムが必要になります。
日本円の入金方法は、以下のいずれかから選べます。
入金が完了したら、イーサリアムを購入します。初心者の方は、まず1万円〜3万円程度の少額から始めることをおすすめします。
イーサリアムの購入方法は以下の2種類があります。
コストを抑えたい場合は、取引所形式での購入がおすすめです。指値注文を使えば、希望する価格で購入でき、Maker手数料がマイナスの取引所ならさらにお得になります。
イーサリアムを購入したら、次にMetaMask(メタマスク)などの暗号資産ウォレットを設定します。ウォレットは、DeFiプロトコルに接続するために必要な「デジタル財布」です。
MetaMaskの設定手順は以下の通りです。
シークレットリカバリーフレーズは絶対に紛失しない
シークレットリカバリーフレーズは、ウォレットを復元するための唯一の鍵です。これを紛失すると、ウォレット内の資産に永久にアクセスできなくなります。また、第三者に知られると、資産を盗まれる危険があります。
シークレットリカバリーフレーズの管理方法は以下の通りです。
MetaMaskは、PC版(ブラウザ拡張機能)とスマホアプリ版の両方があります。どちらも無料で利用でき、同じシークレットリカバリーフレーズを使えば、複数のデバイスで同じウォレットを管理できるのです。
MetaMaskの設定が完了したら、国内取引所で購入したイーサリアムをMetaMaskウォレットに送金します。この操作により、DeFiプロトコルで使用できる状態になります。
送金手順は以下の通りです。
アドレスを間違えると資産を失います
送金時の注意点は以下の通りです。
GMOコインなど、送金手数料が無料の取引所を選ぶと、コストを抑えられます。また、送金先アドレスを間違えると資産を取り戻せないため、必ず正確にコピー&ペーストし、最初は少額でテストすることが重要です。
MetaMaskにイーサリアムが届いたら、いよいよDeFiプロトコルに接続して運用を開始できます。ここでは、代表的なDEXであるUniswapを例に説明します。
Uniswapでの取引手順は以下の通りです。
必ず公式サイトからアクセスしてください
DeFiプロトコルに接続する際の注意点は以下の通りです。
最初は少額で操作に慣れることが重要です。ガス代が取引額を上回らないよう、ある程度まとまった金額で取引することをおすすめします。例えば、1,000円の交換で500円のガス代がかかると、実質50%の手数料になってしまいます。
レイヤー2ソリューション(Optimism、Arbitrumなど)を利用すれば、ガス代を大幅に抑えられます。イーサリアムメインネットからレイヤー2へのブリッジ(資金移動)には初回のみガス代がかかりますが、一度移動すれば、その後の取引は非常に安価に行えます。
イーサリアムとDeFiの関係
DeFiの世界では、イーサリアムが中心的な役割を果たしています。なぜイーサリアムがDeFiの主要プラットフォームとなっているのか、その理由を解説します。
イーサリアムがDeFiの中心となっている最大の理由は、スマートコントラクトを実行できるブロックチェーンだからです。ビットコインは主に価値の移転に特化していますが、イーサリアムは複雑な金融アプリケーションを構築できる柔軟性を持っています。
イーサリアムの特徴は以下の通りです。
イーサリアムの生みの親であるヴィタリック・ブテリン氏は、2013年のホワイトペーパーで、単純な価値移転を超えた複雑な金融ユースケースの可能性を強調していました。この構想が実現し、現在ではDeFiアプリケーションの大半がイーサリアム上で構築されているのです。
DeFi全体のTVLの約55%がイーサリアム上に集中
2024年10月時点で、DeFi全体のTVL(Total Value Locked:預かり資産総額)の約55%がイーサリアム上に集中しています。次いでTron(7.84%)、Solana(6.57%)と続きますが、イーサリアムの優位性は明らかです。
また、イーサリアムは開発者コミュニティが非常に活発で、新しいプロトコルやツールが次々と生まれています。この開発エコシステムの充実が、イーサリアムをDeFiの中心に押し上げている要因の一つです。
イーサリアムの課題の一つがガス代の高騰でしたが、レイヤー2ソリューションの登場により、この問題は大幅に改善されています。レイヤー2とは、イーサリアムメインネット(レイヤー1)の処理をオフチェーンで行い、結果だけをメインネットに記録する技術です。
主なレイヤー2ソリューションは以下の通りです。
レイヤー2ならガス代が数円〜数十円程度に
レイヤー2を利用することで、以下のメリットが得られます。
2024年3月に実施されたDencunアップグレードにより、レイヤー2のデータコストが大幅に削減されました。その結果、イーサリアムの平均ガス代は2024年の72 gweiから、2025年3月時点で2.7 gweiまで低下しています。これは約95%の削減に相当します。
出典:Cointelegraph「Ethereum average gas fees drop 95% one year after the Dencun upgrade」
さらに、2025年2月にはガスリミットの引き上げが実施され(その後も段階的に引き上げが継続)、メインネットの処理能力が向上しました。また、2025年5月に実施されたPectraアップグレードでは、ブロブのターゲットが3から6に、最大値が6から9に増加し、レイヤー2の容量が倍増しました。
レイヤー2の普及により、DeFiはより多くのユーザーにとって利用しやすいものとなっています。初心者の方も、レイヤー2を活用することで、低コストでDeFi投資を始められるようになりました。
イールドファーミングは、DeFiで高い利回りを得られる可能性のある投資手法です。しかし、リスクも存在するため、仕組みと注意点を理解してから始めることが重要です。
イールドファーミング(Yield Farming)とは、DeFiのプロトコルに暗号資産を預けて、利回り(Yield)を収穫(Farming)する投資手法のことです。「流動性マイニング」とも呼ばれ、両者はほぼ同じ意味で使われます。
イールドファーミングの基本的な仕組みは以下の通りです。
例えば、UniswapのETH/USDCプールに流動性を提供すると、ユーザーがこのペアを交換するたびに、取引手数料の一部を受け取れます。また、一部のプロトコルでは、流動性提供者に対してガバナンストークンを配布することで、さらに高い利回りを実現しているのです。
高利回りには相応のリスクが伴います
イールドファーミングの利回りは、プロトコルや通貨ペア、市場状況によって大きく異なりますが、年利数パーセント〜数十パーセント、場合によっては三桁パーセントになることもあります。ただし、高利回りには相応のリスクが伴うため、注意が必要です。
イールドファーミングの最大のリスクの一つが、インパーマネントロス(Impermanent Loss:変動損失)です。これは、流動性プールに預けた通貨ペアの価格比率が変動することで発生する損失のことです。
インパーマネントロスの仕組みは以下の通りです。
具体例で見てみましょう。1ETH(2,000ドル)と2,000USDCをプールに預けたとします。その後、ETHの価格が2倍の4,000ドルに上昇した場合、AMMの仕組みにより、ETHは自動的に売られ、USDCに交換されていきます。プールから引き出す際、ETHは約0.7071枚に減り、USDCは約2,828枚に増えています。
この場合、そのまま保有していれば6,000ドル(1ETH×4,000ドル + 2,000USDC)の価値がありましたが、プールに預けていた場合は約5,656ドルの価値になります。差額の約344ドル(約5.7%)がインパーマネントロスです。
インパーマネントロスの早見表は以下の通りです。
| 価格変動倍率 | インパーマネントロス |
| 1.25倍 | 約0.6% |
| 1.5倍 | 約2.0% |
| 1.75倍 | 約3.8% |
| 2倍 | 約5.7% |
| 3倍 | 約13.4% |
| 4倍 | 約20.0% |
| 5倍 | 約25.5% |
価格変動が大きいとインパーマネントロスも増大
大きな価格変動が生じるとインパーマネントロスも大きくなり、場合によってはイールドファーミングの利回りを上回ってしまうこともあります。そのため、価格変動が少ない通貨ペア(例:USDT-USDCなどステーブルコイン同士)を選ぶことで、リスクを軽減できます。
イールドファーミングを始める際は、以下のポイントに注意する必要があります。
高利回りには必ず高リスクが伴います
実際の利回りは、プロトコルや通貨ペア、市場状況によって大きく異なります。安定したステーブルコインペアでは年利数パーセント程度、リスクの高いペアでは年利数十パーセント以上になることもあります。ただし、高利回りには必ず高リスクが伴うことを忘れてはいけません。
また、ガス代も考慮する必要があります。イーサリアムメインネットでは、流動性の追加・削除にそれぞれガス代がかかるため、少額投資では手数料負けする可能性があります。レイヤー2を活用することで、この問題を軽減できます。
イールドファーミングは、DeFiの中でも比較的高度な投資手法です。まずはDEXでの交換やレンディングなど、基本的な操作に慣れてから、少額で試してみることをおすすめします。
DeFi投資の税金と確定申告
DeFi投資で利益が出た場合、税金の申告が必要になります。暗号資産の税制は複雑ですが、基本的なルールを理解しておくことが重要です。
暗号資産の取引で得た利益は、原則として「雑所得」に分類され、総合課税の対象となります。株式投資の譲渡所得とは異なり、分離課税ではないため、給与所得などと合算して税率が決まります。
暗号資産の税制の基本は以下の通りです。
利益が大きい場合は税負担も大きくなります
例えば、給与所得が500万円の方が、暗号資産取引で100万円の利益を得た場合、合計所得は600万円となり、この金額に応じた税率が適用されます。所得が高いほど税率も高くなるため、利益が大きい場合は税負担も大きくなる点に注意が必要です。
また、損失が出た場合でも、株式投資のように翌年以降に繰り越すことはできません。そのため、年内に利益と損失を相殺する戦略が有効です。
DeFi取引の損益計算は、従来の暗号資産取引よりも複雑です。様々な取引パターンがあり、それぞれで課税タイミングが異なります。
主なDeFi取引の課税タイミングは以下の通りです。
例えば、イーサリアムをステーキングして年利5%の報酬を得た場合、受け取った報酬(ETH)の時価を収入として計上する必要があります。その後、報酬のETHを売却した場合は、売却時の価格と受取時の価格の差額が損益となります。
DeFiの税務上の取り扱いは専門家に相談を
流動性提供(イールドファーミング)の場合、開始時と解除時で通貨の枚数が変わることがあります。この変動による損益(インパーマネントロスやゲイン)も、流動性提供を解除するタイミングで損益認識する必要があると考えられています。
ただし、DeFiの税務上の取り扱いについて、国税庁から明確な指針は示されていません。そのため、税理士などの専門家に相談することをおすすめします。
暗号資産取引で利益が出た場合、確定申告が必要になります。特に給与所得者で年間20万円を超える雑所得がある場合は、必ず申告しなければなりません。
確定申告の手順は以下の通りです。
申告漏れには追徴課税やペナルティがあります
確定申告の注意点は以下の通りです。
暗号資産の損益計算は非常に複雑なため、専用の損益計算ソフトを使用することをおすすめします。クリプタクトなどのサービスでは、取引所やウォレットのデータを自動で取り込み、損益を計算してくれるため、手間を大幅に削減できます。
また、DeFi取引は記録が複雑になりがちです。日頃から取引履歴をメモしておくなど、記録管理を徹底することが重要です。確定申告の時期になって慌てないよう、年間を通じて準備しておきましょう。
DeFi自体は違法ではありません。日本でも利用可能です。ただし、法整備が追いついていない部分もあり、利用者保護の仕組みが不十分な点には注意が必要です。
DeFiは新しい技術であるため、各国で規制の枠組みが検討されている段階です。日本でも、金融庁が「デジタル・分散型金融への対応のあり方等に関する研究会」を開催するなど、規制のあり方を模索しています。
現時点では、DeFiプロトコル自体を利用することは違法ではありませんが、以下の点に注意してください。
安全にDeFi投資を始めるには、まず金融庁に登録された国内取引所で暗号資産を購入し、信頼できるDeFiプロトコルのみを利用することをおすすめします。
DeFiでは、従来の銀行預金よりも高い利回りを得られる可能性があります。ただし、リスクも高く、利益を得られる可能性がある一方で損失を被る可能性もあります。
DeFiの利回りは、プロトコルや通貨ペア、市場状況によって大きく異なります。
ただし、高利回りには必ず高リスクが伴います。インパーマネントロス、スマートコントラクトのバグ、価格変動、ラグプル詐欺など、様々なリスクが存在します。
投資には損失リスクがあることを十分に理解した上で、余裕資金のみで投資し、リスクを十分に理解した上で始めることが重要です。
初心者でもDeFiを始めることは可能ですが、基礎知識を身につけてから少額で始めることをおすすめします。
DeFiは従来の金融システムとは異なる仕組みであるため、最初は戸惑うかもしれません。しかし、以下の手順で段階的に学べば、初心者でも安全に始められます。
最初は1万円〜3万円程度の少額から始め、操作に慣れることが重要です。また、秘密鍵やシードフレーズの管理方法を理解し、フィッシング詐欺に注意するなど、セキュリティ対策も忘れずに行いましょう。
わからないことがあれば、公式のドキュメントやコミュニティフォーラムで調べたり、経験者に質問したりすることも有効です。焦らず、一歩ずつ学んでいくことが成功への近道です。
DeFi(分散型金融)とCeFi(中央集権型金融)には、それぞれメリットとデメリットがあります。自分の投資目的やリスク許容度に応じて選ぶことが重要です。
DeFiとCeFiの比較は以下の通りです。
| 項目 | DeFi | CeFi |
| 利回り | 高い場合が多い | 比較的低い |
| リスク | 高い(自己責任) | 比較的低い(業者が管理) |
| 手数料 | 安い場合が多い(ガス代は変動) | 仲介手数料が発生 |
| 利用しやすさ | やや複雑 | 簡単 |
| サポート | 基本的になし | カスタマーサポートあり |
初心者の方や、リスクを抑えたい方は、まず国内取引所のステーキングやレンディングサービス(CeFi)から始めることをおすすめします。操作が簡単で、カスタマーサポートもあるため、安心して利用できます。
一方、より高い利回りを求める方や、自分で資産を管理したい方は、DeFiに挑戦してみるのも良いでしょう。ただし、DeFiは自己責任が原則であるため、リスクを十分に理解した上で利用する必要があります。
理想的には、両方を併用してリスクを分散することです。例えば、資産の70%をCeFiで安全に運用し、30%をDeFiでより高い利回りを狙うといった戦略も考えられます。
MetaMaskは、世界中で1億人以上が利用する信頼性の高いウォレットです。ただし、安全性は秘密鍵の管理方法に大きく依存します。
MetaMaskの安全性を高めるための対策は以下の通りです。
MetaMask自体はセキュアに設計されていますが、秘密鍵が漏洩すると資産を盗まれるリスクがあります。特に、フィッシング詐欺には注意が必要です。偽のウェブサイトやメールで秘密鍵の入力を求められても、絶対に入力してはいけません。
また、大きな金額を保管する場合は、LedgerやTrezorなどのハードウェアウォレットとの併用も検討しましょう。ハードウェアウォレットは、秘密鍵をオフラインで管理するため、オンラインの脅威から資産を守ることができます。
ガス代を安くする方法はいくつかあります。特にレイヤー2ソリューションの活用が効果的です。
ガス代を節約する主な方法は以下の通りです。
2026年現在、レイヤー2を利用すれば、ガス代を数円〜数十円程度に抑えられます。イーサリアムメインネットからレイヤー2へのブリッジ(資金移動)には初回のみガス代がかかりますが、一度移動すれば、その後の取引は非常に安価に行えます。
また、Etherscanなどのガス代トラッカーを確認し、ガス代が低い時間帯を選ぶことも有効です。一般的に、欧米時間の深夜(日本時間の午前中〜夕方)は比較的ガス代が低い傾向にあります。
送金額に関わらず、処理の重さで手数料が決まるため、少額をこまめに送るよりも、まとめて送金する方が効率的です。例えば、月に1回まとめて送金するなど、自分なりのルールを設定すると良いでしょう。
DeFi投資を始める際によくある疑問について、Q&A形式で回答します。初心者の方が抱きやすい質問を集めましたので、参考にしてください。
DeFi(分散型金融)は、中央管理者を必要としない新しい金融の仕組みです。スマートコントラクトにより、銀行や証券会社を介さず、ユーザー同士が直接取引できるため、手数料の削減や24時間365日の利用が可能になります。
DeFiには、DEX(分散型取引所)、レンディング、ステーブルコインなど様々なサービスがあり、Uniswap、Compound、MakerDAO、Aave、Curve Financeなどの主要プロジェクトが活発に開発されています。従来の金融システムにはない透明性の高さや、銀行口座がなくても利用できる点が大きなメリットです。
一方で、ハッキングリスク、価格変動、法整備の不十分さ、秘密鍵管理の重要性、ガス代の高騰など、理解すべきリスクも存在します。特にインパーマネントロスは、イールドファーミングを行う際の重要なリスク要因です。
DeFi投資を始めるには、まず国内取引所で口座を開設し、イーサリアムを購入します。次にMetaMaskなどのウォレットを設定し、イーサリアムを送金してDeFiプロトコルに接続します。レイヤー2ソリューションを活用すれば、ガス代を大幅に抑えられます。
税金面では、暗号資産の利益は雑所得として総合課税の対象となり、最高55%の税率が適用されます。DeFi取引の損益計算は複雑なため、専用ソフトの活用や税理士への相談をおすすめします。
DeFiは高い利回りが期待できる一方、リスクも大きい投資手法です。まずは少額から始め、操作に慣れることが重要です。秘密鍵の管理を徹底し、フィッシング詐欺に注意しながら、自己責任で慎重に取り組みましょう。金融庁に登録された国内取引所を利用し、信頼できるプロジェクトのみを選ぶことで、リスクを軽減できます。
DeFiは今後も発展が期待される分野です。正しい知識を身につけ、リスクを理解した上で、新しい金融の可能性を探ってみてはいかがでしょうか。
| 順位 | 取引所 | 手数料 | 通貨数 | 特徴 | 口座開設 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | GMOコイン | 無料 | 26種類 |
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口座開設 |
| 2 | コインチェック | 無料 | 29種類 |
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