ハードウェアウォレットおすすめ9選|初心者も安心の選び方【2026年最新】

ハードウェアウォレットおすすめ9選|初心者も安心の選び方【2026年最新】

暗号資産を取引所に預けたままにしていて、ハッキングのニュースを見るたびに不安になっていませんか。

2024年5月には国内大手のDMM Bitcoinが約482億円相当のビットコインを流出させる事件が発生しました。

出典:警察庁・金融庁

取引所のハッキングリスクから資産を守るには、秘密鍵を自分で管理できるハードウェアウォレットの活用が欠かせません。

本記事では、初心者にもわかりやすくハードウェアウォレットの特徴や選び方を解説し、おすすめ製品9選を比較紹介します。

安全な資産管理の第一歩として、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • ハードウェアウォレットは秘密鍵をオフラインで管理する物理デバイス
  • 取引所ハッキングや倒産リスクから資産を守る自己管理が可能
  • 資産額や用途に応じて最適な製品を選ぶことが重要
結論

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SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

ハードウェアウォレットとは|暗号資産を安全に保管する仕組み

ハードウェアウォレットは、暗号資産の秘密鍵をオフラインで安全に保管するための物理デバイスです。USBメモリのような形状やカード型など、さまざまなタイプが存在します。

秘密鍵を自分で管理できる物理デバイス

ハードウェアウォレットの中に実際に保存されるのは、暗号資産そのものではなく「秘密鍵」と呼ばれるデジタルコードです。秘密鍵は、暗号資産をやりとりする上で必要なもので、ウォレットの持ち主しか知りません。

秘密鍵を他人に知られない限り、勝手に暗号資産を移動されたり盗まれたりすることはありません。つまり、ハードウェアウォレットで暗号資産を管理するということは、秘密鍵を自分で管理するということを意味します。

暗号資産の世界では、「秘密鍵を持っている人が、その資産の正当な所有者である」という考え方が基本となっています。そのため、秘密鍵の管理は資産管理そのものと言えるのです。

取引所保管との違い|Not your keys, not your coins

取引所に暗号資産を預けている場合、秘密鍵は取引所が管理しています。これは銀行に預金を預けるのと似ていますが、重要な違いがあります。

取引所がハッキングや倒産すると資産にアクセス不可に

取引所が管理する秘密鍵の場合、取引所がハッキングされたり倒産したりすると、あなたの資産にアクセスできなくなる可能性があります。実際、2024年5月のDMM Bitcoin事件では約482億円相当のビットコインが流出しました。

出典:警察庁・金融庁

暗号資産業界では「Not your keys, not your coins(自分の鍵でなければ自分のコインではない)」というフレーズが示す通り、秘密鍵を自分で持っていなければ本当の意味で資産を所有しているとは言えないのです。ハードウェアウォレットを使えば、秘密鍵を自分だけで管理し、取引所のリスクから完全に独立できます。

コールドウォレットとホットウォレットの違い

ウォレットは大きく「ホットウォレット」と「コールドウォレット」の2種類に分類されます。ホットウォレットはMetaMaskなどのソフトウェアウォレットで、常時インターネットに接続されています。

ホットウォレットはフィッシングやマルウェアのリスクあり

ホットウォレットはDeFiやNFT取引には便利ですが、フィッシングサイトやマルウェアによる秘密鍵の盗難リスクが存在します。一方、ハードウェアウォレットはコールドウォレットに分類され、インターネットから切り離された状態で秘密鍵を保管します。

物理デバイスを操作しなければ取引できないため、二要素認証のような役割を果たします。両方を組み合わせて使うことで、セキュリティと利便性のバランスを取ることが可能です。

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ハードウェアウォレットが必要な理由|3つの重要性

暗号資産を安全に保管するために、なぜハードウェアウォレットが必要なのでしょうか。取引所保管との違いを理解し、リスクを正しく認識することが大切です。

取引所ハッキングから資産を守る

暗号資産取引所は常にハッキングの標的となっています。2024年5月のDMM Bitcoin事件では約482億円相当のビットコインが不正に流出し、同社は2024年12月に廃業を発表しました。

出典:警察庁・金融庁

2024年の暗号資産盗難被害額は世界全体で22億ドル

2024年の暗号資産盗難被害額は世界全体で22億ドルに達し、盗まれた資産の大部分は秘密鍵への不正アクセスによるものでした。 中央集権型取引所はユーザーの資産を大量に管理しているため、秘密鍵が侵害された場合の影響は甚大なものとなります。

出典:Chainalysis「2024年の暗号資産盗難被害額は22億ドル」

ハードウェアウォレットを使えば、秘密鍵をオフラインで管理できるため、取引所がハッキングされても自分の暗号資産は安全です。取引所に預けたままにしておくことは、大きなリスクを伴います。

カストディリスク(倒産・出金制限)を避ける

取引所に暗号資産を預けている場合、取引所の倒産や経営悪化により資産を引き出せなくなるリスクがあります。これをカストディリスク(他人管理リスク)と呼びます。

マウントゴックス破綻から10年、弁済開始は2024年

過去には2014年のマウントゴックス事件で取引所が破綻し、多くのユーザーが資産を失いました。破産から10年が経った2024年、ようやく弁済が始まったという事例もあります。

ハードウェアウォレットで秘密鍵を自己管理していれば、取引所の破綻や出金制限の影響を受けません。規制強化や取引所の業務停止に備えることができ、真の意味で資産の所有権を確立できます。

長期保有(HODL)戦略に最適

ビットコインやイーサリアムを5年〜10年の長期で保有する投資戦略を考えている場合、ハードウェアウォレットは最適な選択肢です。頻繁に取引しない資産は、取引所に置いておく必要がありません。

長期保有ならオフライン保管で安全性を最大化

長期保有の場合、取引所のセキュリティリスクに長期間さらされることになります。ハードウェアウォレットなら、デバイスを安全な場所に保管しておくだけで、長期間にわたって資産を守ることができます。

故障・紛失に備えシードフレーズの管理が必須

資産価値が高い、もしくは額が大きい暗号資産など、普段そんなに動かす必要のないものはハードウェアウォレットを使って自己管理するのが良いでしょう。ただし故障や紛失、盗難の恐れがあり秘密鍵やシードフレーズの管理を他で行っておく必要があります。

ハードウェアウォレットの選び方|5つのポイント

ハードウェアウォレットを選ぶ際は、自分の保有資産額や用途、経験レベルに合わせて最適な製品を選ぶことが重要です。以下の5つのポイントを確認しましょう。

保有資産額に合わせたセキュリティレベル

保有している資産額によって、求めるセキュリティレベルは異なります。50万円以下の資産であれば、価格とセキュリティのバランスが良い1万円前後のモデルがおすすめです。

50万〜500万円の資産を保有している場合は、セキュアエレメント(EAL6+認証)を搭載した中価格帯のモデルを選びましょう。500万円以上の高額資産を保有する場合は、最高レベルのセキュリティを備えた製品や、複数デバイスでのバックアップ戦略を検討すべきです。

価格より自分の利用目的に合った機能が重要

価格が高いから良いというわけではなく、自分の利用目的に合った機能が備わっているかが重要です。保有している資産や管理したい通貨量に応じて、必要十分な機能を備えた製品を選びましょう。

対応暗号資産・チェーンの確認

ハードウェアウォレットは、機種によって対応している通貨の種類が異なります。ビットコインやイーサリアムなど主要な銘柄はほとんどの機種が対応していますが、マイナーなアルトコインやNFTに対応していない機種もあります。

Ledger Nano S Plusは5,500種類以上に対応

Ledger Nano S Plusは5,500種類以上の暗号資産に対応し、Trezor Safe 3も1,000種類以上をサポートしています。 自分が保有している、または今後保有予定の暗号資産が対応しているかを、購入前に必ず確認しましょう。

出典:Ledger公式サイト

特にNFTやDeFiを利用する場合は、Ethereum、Polygon、BSCなどの複数チェーンに対応しているかも重要なポイントです。対応通貨はアップデートされる可能性があるため、各製品の公式サイトで最新情報を確認してください。

用途別の最適性(長期保有/NFT/DeFi)

ハードウェアウォレットの使い方は、長期保有、NFT管理、DeFi利用など用途によって異なります。長期保有(HODL)が目的なら、シンプルで堅牢なモデルが適しています。

NFTを保管したい場合は、Ethereum系チェーンに対応し、MetaMaskなどとの連携がスムーズな製品を選びましょう。DeFiを頻繁に利用する場合は、Bluetooth接続やNFC対応でモバイルから手軽にアクセスできるモデルが便利です。

用途が複数ならメインとサブで使い分けも有効

用途によって使用頻度や接続の手軽さ、対応サービスの幅が異なるため、自分の投資スタイルに合わせて選ぶことが大切です。複数の用途がある場合は、メインとサブで異なるタイプを併用する戦略も有効です。

接続方式(USB/Bluetooth/NFC)の違い

ハードウェアウォレットの接続方式は、USB、Bluetooth、NFCの3種類があります。USB接続はパソコンでの使用が基本で、最も安定した接続が可能です。

Bluetooth接続はスマートフォンとワイヤレスで接続でき、外出先でも手軽に資産を確認・操作できます。Ledger Nano XやD’CENT Biometric WalletなどがBluetooth対応です。

NFC接続はTangemやCoolWallet Proなどのカード型ウォレットで採用されており、スマートフォンにかざすだけで操作できます。モバイル利用の有無で重要性が変わるため、自分の使用環境に合わせて選びましょう。

日本語サポート・保証体制の確認

初心者にとって、日本語サポートの有無は重要なポイントです。多くのハードウェアウォレットは海外メーカーの製品ですが、日本語マニュアルや日本語サポート窓口が用意されている製品を選ぶと安心です。

製品保証の期間(1年/2年等)、返品・交換ポリシーも確認しましょう。初期不良や故障時の対応がしっかりしているメーカーを選ぶことが大切です。

初心者は国内代理店経由での購入がおすすめ

海外メーカーの場合は日本語サポートがないこともあるため、初心者は国内代理店経由で購入するのがおすすめです。操作に関するサポートの有無もチェックし、トラブル時に相談できる体制が整っているか確認しましょう。

ハードウェアウォレットの使い方|セットアップから送金まで

ハードウェアウォレットを購入したら、正しい手順でセットアップを行い、安全に使用することが重要です。初心者でも迷わず設定できるよう、ステップバイステップで解説します。

正規品の購入方法|偽物を避ける注意点

ハードウェアウォレットは必ず公式サイトまたは正規代理店から購入してください。Amazonなどのマーケットプレイスでも販売されていますが、偽物や改造品が存在するリスクがあります。

開封済みの製品や異常に安い価格の製品には要注意

偽物のウォレットを使ってしまうと、シードフレーズが流出済みで、入金後に資金が抜かれてしまう可能性があります。

購入時は、製品のパッケージに改竄防止シールが貼られているか、シードフレーズが事前に印刷されていないかを確認しましょう。中古品は絶対に購入してはいけません。少し高くても、安全性を最優先して正規ルートから購入することが大切です。

初期設定とシードフレーズの保管

ハードウェアウォレットを購入したら、まず初期設定を行います。デバイスをパソコンまたはスマートフォンに接続し、専用アプリ(Ledger LiveやTrezor Suite)をダウンロードします。

初期設定時に、12〜24個の英単語から成るシードフレーズ(リカバリーフレーズ)が表示されます。このシードフレーズは、デバイスを紛失・故障した際に資産を復元するための唯一の手段です。

シードフレーズは必ず紙に書き写し安全な場所に保管

スマートフォンやパソコンに保存してはいけません。複数の紙に分けて保管する、金属製のバックアッププレートに刻印するなどの方法も有効です。シードフレーズを紛失すると、デバイスが壊れた際に資産を永久に失うことになります。

取引所からハードウェアウォレットへの送金

ハードウェアウォレットのセットアップが完了したら、取引所から暗号資産を送金します。まず、ハードウェアウォレットで受け取り用のアドレスを生成します。

取引所の出金画面で、ハードウェアウォレットのアドレスを入力し、送金する金額を指定します。初めての送金時は、少額でテスト送金を行い、正しく届くことを確認してから本送金を行うことをおすすめします。

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送金には数分〜数十分かかることがあるため、焦らず待ちましょう。

MetaMask等との連携方法

ハードウェアウォレットは、MetaMaskなどのソフトウェアウォレットと連携して使用できます。MetaMaskの設定画面から「ハードウェアウォレットを接続」を選択し、LedgerまたはTrezorを選択します。

デバイスをパソコンに接続し、画面の指示に従って操作すれば連携が完了します。連携後は、MetaMaskの画面で操作しながら、取引の承認はハードウェアウォレット上で行うことになります。

これにより、DeFiやNFTの取引時もハードウェアウォレットのセキュリティを維持できます。接続エラーが発生した場合は、ファームウェアが最新版か、ブラウザの設定が正しいかを確認しましょう。

ハードウェアウォレットで気をつけたいこと|リスクと対策

ハードウェアウォレットは高いセキュリティを提供しますが、使い方を間違えると資産を失うリスクもあります。デメリットやリスクを正直に開示し、正しい対策を理解しましょう。

シードフレーズ紛失による永久的な資産喪失

ハードウェアウォレットの最大のリスクは、シードフレーズを紛失すると資産を永久に失うことです。銀行口座の暗証番号とは違い、暗号資産のシードフレーズは再発行できません。

シードフレーズを失うと復旧できません

シードフレーズ・リカバリーフレーズ・パスワードをすべて同じ紙に書いて保存した場合、メモを紛失・焼失などで失うと復旧できなくなります。また、スマホなどに保存していた場合、スマホの故障や盗難によってシードフレーズを失う恐れがあります。

対策として、シードフレーズは紙や金属製のバックアッププレートなど、物理的なアイテムに記録し、紛失・焼失に強い複数の場所に分散保管することが推奨されます。デバイス本体とシードフレーズは別々の場所に保管しましょう。

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偽物・改造品購入のリスク

世界的に仮想通貨の使用が増加する中で、ハードウェアウォレットに関しても偽物製品が出回るケースが増えてきています。一見、正規品と変わらない見た目を持つこれらの偽物は、購入者の大切な資産を危険にさらします。

偽物のウォレットで仮想通貨が盗まれるリスクあり

製品の正規性を確認するためには、購入先の選定が非常に重要です。

信頼できるオンラインショップや公式サイト、正規代理店からのみ購入するようにしましょう。中古品や安い価格で販売されている製品には特に注意が必要です。開封済みの製品は絶対に購入してはいけません。

デバイス故障時の復旧方法

ハードウェアウォレットは電子機器のため、故障や破損のリスクがあります。しかし、シードフレーズさえ安全に保管していれば、デバイスが壊れても資産を失うことはありません。

デバイスが故障した場合は、同じメーカーの新しいデバイスを購入し、セットアップ時に「既存のウォレットを復元」を選択します。保管していたシードフレーズを正確な順序で入力すれば、元のウォレットに保管していた秘密鍵がすべて復元されます。

異なるメーカーのデバイスでも基本的には復元可能

ただし、一部の機能は互換性がない場合があるため、同じメーカーの製品を予備として購入しておくことをおすすめします。

よくある質問(Q&A)

ハードウェアウォレットは本当に安全ですか?

ハードウェアウォレットは、秘密鍵をオフラインで管理するため、取引所に預けるよりも安全です。ただし、絶対に安全というわけではありません。

過去には、Trezor Model OneやModel Tで、高度な技術を持つ攻撃者が物理的にデバイスを入手した場合に秘密鍵を抽出できる脆弱性が報告されました。しかし、これには高度な機材と知識が必要で、一般的な盗難では実行困難です。

最新のTrezor Safe 3やLedger製品は、EAL6+認証を取得したセキュアエレメントチップを搭載し、こうした攻撃を事実上不可能にしています。正規品を購入し、シードフレーズを適切に管理していれば、非常に高い安全性を確保できます。

取引所に預けたままではダメですか?

取引所に預けたままでも、日常的な取引には問題ありません。しかし、長期保有する資産や高額な資産は、ハードウェアウォレットで自己管理することを強くおすすめします。

2024年5月のDMM Bitcoin事件のように、国内の金融庁登録取引所であっても大規模なハッキング被害を受けるリスクがあります。 また、取引所の倒産や経営悪化により、資産を引き出せなくなる可能性もあります。

出典:警察庁・金融庁

「Not your keys, not your coins」という原則の通り、秘密鍵を自分で管理していなければ、真の意味で資産を所有しているとは言えません。少額の取引用資金は取引所に、長期保有資産はハードウェアウォレットに、という使い分けが理想的です。

複数のウォレットを併用すべきですか?

保有資産が高額な場合、複数のハードウェアウォレットを併用することでリスクを分散できます。異なるメーカーの製品を使用することで、特定のデバイスの脆弱性リスクを軽減できます。

例えば、Ledger Nano S PlusとTrezor Safe 3を両方購入し、資産を分散して保管する戦略が有効です。一方のデバイスに問題が発生しても、もう一方で資産を守ることができます。

また、日常的に使用するメインウォレットと、長期保管用のバックアップウォレットを分けることもおすすめです。ただし、複数デバイスを管理する場合は、それぞれのシードフレーズを混同しないよう、明確にラベル付けして保管しましょう。

NFTも保管できますか?

はい、多くのハードウェアウォレットはNFTの保管に対応しています。Ledger製品やTrezor製品は、EthereumベースのNFTを安全に保管できます。

Ledger LiveアプリやMetaMaskと連携することで、NFTの表示や送受信が可能です。高額なNFTを保有している場合は、ハードウェアウォレットでの管理を強くおすすめします。

OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスでの取引時も、ハードウェアウォレットと連携して使用できます。取引の承認はデバイス上で行うため、フィッシングサイトに接続してしまった場合でも、不正な取引を防ぐことができます。

税務上の注意点はありますか?

ハードウェアウォレット間で暗号資産を移動させること自体は、原則として課税対象にはなりません。 ただし、取引所からウォレットへの移動、ウォレット間の移動の履歴は記録しておくことが推奨されます。

出典:国税庁「暗号資産の税制」

暗号資産を売却したり、他の暗号資産と交換したりした場合は、その時点で利益が発生し、雑所得として課税対象となります。年間20万円を超える利益がある場合は確定申告が必要です。

出典:国税庁「暗号資産の税制」

ハードウェアウォレットで管理している資産も、売却時の取得価額を正確に記録しておく必要があります。税務調査時に取引履歴を証明できるよう、取引所の履歴やウォレットのアドレス情報を保管しておきましょう。

中古品を買っても大丈夫ですか?

ハードウェアウォレットの中古品は絶対に購入してはいけません。前の所有者がシードフレーズを記録している可能性があり、あなたが入金した資産を盗まれるリスクがあります。

また、デバイスが改造されている可能性もあります。改造されたデバイスは、シードフレーズを外部に送信するように細工されている場合があります。

ハードウェアウォレットは、必ず公式サイトまたは正規代理店から新品を購入してください。数千円〜数万円の価格で、数百万円〜数千万円の資産を守ることができると考えれば、決して高い投資ではありません。安全性を最優先し、正規ルートからの購入を徹底しましょう。

ハードウェアウォレットに関してよくある疑問に答えます。購入前の不安を解消し、正しい判断をするための参考にしてください。

まとめ

ハードウェアウォレットは、暗号資産の秘密鍵をオフラインで管理し、取引所のハッキングや倒産リスクから資産を守る物理デバイスです。2024年の暗号資産盗難被害額は世界全体で22億ドルに達し、盗まれた資産の大部分は秘密鍵への不正アクセスによるものでした。国内でもDMM Bitcoinの約482億円流出事件が発生しました。

出典:Chainalysis「2024年の暗号資産盗難被害額は22億ドル」

選び方のポイントは、保有資産額に応じたセキュリティレベル、対応暗号資産の確認、用途別の最適性、接続方式、日本語サポートの5つです。50万円以下の資産ならLedger Nano S PlusやTrezor Safe 3、50万〜500万円ならLedger Nano XやTrezor Model T、500万円以上なら複数デバイスの併用を検討しましょう。

正規品を購入しシードフレーズを安全に保管すること

ハードウェアウォレットを使用する際は、正規品を購入し、シードフレーズを安全に保管することが絶対条件です。シードフレーズを紛失すると資産を永久に失い、偽物を購入すると資産を盗まれるリスクがあります。デバイス本体とシードフレーズは別々の場所に保管し、複数の場所に分散保管することが推奨されます。

投資判断は自己責任で行ってください

暗号資産投資には価格変動リスク、ハッキングリスク、シードフレーズ紛失リスクなど、さまざまなリスクが伴います。ハードウェアウォレットは取引所保管よりも安全ですが、100%ハッキングを防止できるわけではありません。投資判断は自己責任で行い、失っても生活に支障がない範囲の資金で運用してください。

大切な資産を守るために、自分に合ったハードウェアウォレットを選び、正しい知識を持って安全に管理しましょう。

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SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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