損保ジャパンDC証券とは?特徴や評判を徹底解説

証券会社を選ぶとき、「どこが一番使いやすいんだろう」と迷っていませんか。
初めて投資を始める方にとって、操作がわかりにくかったり、手数料の仕組みが複雑だったりすると、それだけで投資へのハードルが上がってしまいます。
使いやすい証券会社とは、アプリやツールの操作性が優れているだけでなく、手数料体系が明確で、困ったときにすぐサポートを受けられる証券会社のことです。
この記事では、初心者でも安心して使える証券会社の選び方と、実際におすすめの5社を比較して紹介します。
口座開設後の具体的な使い方や、使いにくいと感じたときの対処法まで解説しているので、これから投資を始める方はぜひ参考にしてください。
目次
使いやすい証券会社とは?
使いやすい証券会社を選ぶには、3つの重要なポイントがあります。操作のしやすさ、手数料のわかりやすさ、サポート体制の充実度です。
これらの要素が揃っている証券会社なら、初心者でも安心して投資を始められます。
証券会社を選ぶ際、最も重要なのがアプリやツールの操作性です。スマホアプリで簡単に取引できるか、画面が見やすいか、注文までの手順がシンプルかといった点を確認しましょう。
SBI証券や楽天証券のアプリは、直感的に操作できる設計になっており、初めての方でも迷わず使えます。
特に初心者の方は、銘柄検索がしやすく、注文画面がわかりやすい証券会社を選ぶことが大切です。また、デモ取引機能や投資シミュレーション機能があると、実際のお金を使う前に操作に慣れることができるため安心です。
アプリストアのレビューや評価も参考にして、実際の利用者の声を確認してみてください。
手数料体系が複雑だと、実際にいくらコストがかかるのか把握しにくくなります。使いやすい証券会社は、手数料が明確で、初心者にも理解しやすい料金体系を採用しています。
現在、多くのネット証券では国内株式の取引手数料が無料になっています。SBI証券や楽天証券、松井証券などは、一定の条件下で手数料が0円になるため、コストを抑えて投資を始められます。
手数料無料の範囲や条件は証券会社によって異なります。投資信託の購入時手数料(販売手数料)や、為替手数料(外国株取引時)なども含めて、トータルでどのくらいのコストがかかるのかを確認することが重要です。
公式サイトの手数料一覧ページで、わかりやすく説明されているかもチェックポイントになります。
初心者が投資を始めると、わからないことや困ったことが必ず出てきます。そんなとき、すぐに相談できるサポート体制が整っているかどうかは重要なポイントです。
電話サポートの対応時間、チャットサポートの有無、FAQの充実度などを確認しましょう。
松井証券は電話サポートの対応品質が高く評価されており、初心者向けの丁寧なサポートが特徴です。楽天証券もチャットサポートが充実しており、営業時間内であればすぐに質問できます。
また、投資の基礎知識を学べる学習コンテンツや動画セミナーが用意されている証券会社もあります。こうした教育コンテンツが豊富だと、自分で調べながら知識を深めていけるため、長期的に見て使いやすさにつながります。
使いやすい証券会社おすすめ5社
ここでは、初心者でも使いやすいと評判の証券会社5社を比較して紹介します。それぞれの特徴や強みを理解して、自分に合った証券会社を選びましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券の特徴
口座開設数約1,500万口座の国内最大手
投資信託約2,600本、外国株式8カ国と取扱商品数が圧倒的
国内株式の取引手数料は原則無料
複数のポイントサービスに対応(Vポイント、Pontaポイント、dポイント等)
IPO取扱実績年間78銘柄(2024年実績)で業界トップクラス
SBI証券は、口座開設数約1,500万口座を誇る国内最大手のネット証券です※。取扱商品数が圧倒的に多く、投資信託約2,600本、国内株式、外国株式(8カ国)、IPOなど幅広い商品を取り扱っています。
※2024年12月時点。SBI証券公式サイトより
国内株式の現物取引・信用取引の手数料は原則無料で、初心者でもコストを気にせず投資を始められます。S株(単元未満株)を利用すれば、約3,500銘柄を少額から購入できるため、リスクを抑えた投資が可能です。
SBI証券アプリは直感的な操作性が特徴で、銘柄検索から注文までスムーズに行えます。また、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALポイント、PayPayポイントなど、複数のポイントサービスに対応しているのも魅力です。
投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まるため、長期投資をする方にとってメリットが大きいでしょう。IPO取扱実績も年間78銘柄(2024年実績)と業界トップクラスで※、新規上場株式への投資にも挑戦できます。
※SBI証券公式サイトより
初心者から上級者まで、幅広い投資スタイルに対応できる総合力の高さがSBI証券の強みです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券の特徴
楽天ポイントで投資信託や株式を購入可能
口座開設数約1,200万口座で国内第2位
国内株式の現物取引手数料は原則無料
楽天カードでつみたて投資をすると楽天ポイントが貯まる
アプリ「iSPEED」は使いやすさに定評
楽天証券は、楽天経済圏を活用したい方に最適な証券会社です。口座開設数は約1,200万口座で※、SBI証券に次ぐ規模を誇ります。楽天ポイントを使って投資信託や株式を購入できるため、ポイント投資を始めたい方におすすめです。
※2024年12月時点。楽天証券公式サイトより
国内株式の現物取引手数料は原則無料で、投資信託も約2,550本と豊富なラインナップを取り揃えています。かぶミニ®を利用すれば、約2,100銘柄を少額から購入できるため、初心者でも気軽に個別株投資を始められます。
楽天証券アプリ「iSPEED」は、使いやすさに定評があり、チャート分析や銘柄検索がスムーズに行えます。また、MARKET SPEED IIというPC向けトレーディングツールも無料で利用でき、本格的な投資にも対応可能です。
楽天カードでつみたて投資を行うと、積立額に応じて楽天ポイントが貯まります。貯まったポイントは投資に再利用できるため、効率的に資産形成ができます。
楽天市場や楽天モバイルなど、楽天グループのサービスを日常的に利用している方にとって、ポイントの相乗効果が期待できるでしょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券の特徴
米国株の取扱銘柄数約5,000銘柄で業界トップクラス
米国株の情報提供・分析ツールが充実
IPO取扱実績年間54銘柄(2024年実績)で完全平等抽選
投資信託の保有残高に応じてマネックスポイントやdポイントが貯まる
ワン株(単元未満株)で約1,500銘柄を少額購入可能
マネックス証券は、米国株投資に力を入れている証券会社です。米国株の取扱銘柄数は約5,000銘柄と業界トップクラスで、Apple、Amazon、Teslaなどの人気銘柄を取引できます。
米国株の情報提供も充実しており、銘柄分析ツールや最新ニュースをアプリで確認できます。国内株式の取引手数料は、現物取引が55円~1,070円(税込)、信用取引が99円~385円(税込)です。
ワン株(単元未満株)を利用すれば、約1,500銘柄を少額から購入できます。マネックス証券アプリは、米国株取引に特化した機能が充実しており、リアルタイムで株価をチェックしながら注文できます。
また、投資信託の保有残高に応じてマネックスポイントやdポイントが貯まるため、長期投資をする方にメリットがあります。IPO取扱実績は年間54銘柄(2024年実績)で、完全平等抽選を採用しているため、資金量に関係なく当選のチャンスがあります。
米国株を中心に投資したい方や、IPOに興味がある方におすすめの証券会社です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券の特徴
25歳以下は国内株式の取引手数料が完全無料
26歳以上でも1日の約定代金50万円以下なら手数料無料
電話サポートの対応品質が高くHDI-Japanで最高評価の三つ星
投資信託約1,900本、米国株約4,900銘柄を取扱
初心者向けの学習コンテンツが豊富
松井証券は、25歳以下の方を対象に国内株式の取引手数料が完全無料になる独自のサービスを提供しています。また、26歳以上の方でも1日の約定代金が50万円以下であれば手数料無料で取引できるため、少額投資を始めたい初心者に適しています。
投資信託は約1,900本を取り扱っており、つみたてNISA対象商品も約250本と豊富です。米国株は約4,900銘柄を取引でき、外国株投資にも対応しています。
松井証券の大きな特徴は、サポート体制の充実度です。電話サポートの対応品質が高く、初心者の疑問にも丁寧に答えてくれます。HDI-Japan(ヘルプデスク協会)の問い合わせ窓口格付けで最高評価の三つ星を獲得しており、サポートの質の高さが証明されています。
また、投資情報ツール「マーケットラボ」や、スマホアプリ「日本株アプリ」など、取引ツールも充実しています。初心者向けの学習コンテンツも豊富で、投資の基礎から学べる環境が整っています。
若年層や初心者の方には特におすすめの証券会社です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,800,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【ワンショット手数料コース】 約定代金5万円以下:55円(税込) 約定代金50万円超:1,070円(税込)【一日定額手数料コース】 1日100万円まで:0円 1日300万円まで:2,750円(税込) 以降300万円ごとに:2,750円(税込)加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄(2025年4月時点) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(1,155銘柄) |
| 投資信託 | 約1,853本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約1,050銘柄(2025年4月時点) |
| 取引ツール(PC) | kabuステーション / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | 三菱UFJ eスマート証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行 / auじぶん銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短翌営業日(スマートフォンによるオンライン申込) |
三菱UFJeスマート証券の特徴
三菱UFJフィナンシャル・グループの信頼性
一日定額手数料コースなら現物・信用取引合わせて100万円以下が無料
プチ株®で単元未満株を少額購入可能
投資信託約1,800本、つみたてNISA対象商品約250本
三菱UFJポイントが貯まる
三菱UFJeスマート証券(旧auカブコム証券)は、三菱UFJフィナンシャル・グループの一員として、信頼性の高いサービスを提供しています。大手金融グループの安心感を求める方におすすめです。
手数料体系は、ワンショット手数料コースと一日定額手数料コースの2種類から選べます。一日定額手数料コースなら、現物・信用取引合わせて100万円以下の取引が無料になります。
プチ株®を利用すれば、単元未満株を少額から購入できます。投資信託は約1,800本を取り扱っており、つみたてNISA対象商品も約250本と充実しています。
三菱UFJポイントが貯まるため、三菱UFJ銀行を利用している方はポイントを効率的に活用できます。三菱UFJeスマート証券アプリは、シンプルで使いやすいデザインが特徴です。
kabuステーション®というPC向けトレーディングツールも提供しており、本格的な取引にも対応しています。IPO取扱実績は年間20銘柄(2024年実績)で、抽選方式も公平性が高い仕組みになっています。
三菱UFJグループの信頼性と、充実した取引ツール、わかりやすい手数料体系が魅力の証券会社です。
初心者が証券会社を選ぶときの5つのチェックポイント
証券会社を選ぶ際、初心者が確認すべき5つのポイントを解説します。これらをチェックすることで、自分に合った証券会社を見つけやすくなります。
手数料は投資のコストに直結するため、できるだけ安い証券会社を選ぶことが重要です。現在、多くのネット証券では国内株式の取引手数料が無料になっていますが、無料化の範囲や条件は証券会社によって異なります。
例えば、SBI証券や楽天証券は現物取引・信用取引ともに原則無料ですが、一部のETFやREITの信用取引は有料の場合があります。松井証券は1日の約定代金50万円以下なら無料ですが、それを超えると手数料が発生します。
自分の投資スタイルに合わせて、どの範囲が無料になるのかを確認しましょう。また、投資信託の購入時手数料(販売手数料)も重要です。
多くのネット証券では、ノーロード(購入時手数料無料)の投資信託を多数取り扱っています。外国株を取引する場合は、為替手数料も確認しておくと良いでしょう。
証券会社によって、取り扱っている商品の種類や数が異なります。投資信託の本数、外国株の取扱国数、IPOの実績などを比較して、自分が投資したい商品を取り扱っているかを確認しましょう。
投資信託は、SBI証券が約2,600本、楽天証券が約2,550本と豊富です。外国株については、SBI証券が8カ国、楽天証券が6カ国を取り扱っており、特に米国株の銘柄数が多いのが特徴です。
マネックス証券やmoomoo証券も米国株に強く、約5,000銘柄以上を取引できます。将来的に投資の幅を広げたいと考えている方は、取扱商品が豊富な証券会社を選んでおくと、後から別の証券会社を開設する手間が省けます。
スマホアプリやPC向けツールの使いやすさは、日々の取引に大きく影響します。アプリストアのレビューや評価、デモ画面を確認して、自分にとって使いやすいかを判断しましょう。
SBI証券の「SBI証券アプリ」や楽天証券の「iSPEED」は、直感的な操作性と豊富な機能が評価されています。マネックス証券の「マネックス証券アプリ」は、米国株取引に特化した機能が充実しています。
また、PC向けのトレーディングツールも重要です。楽天証券の「MARKET SPEED II」やマネックス証券の「マネックストレーダー」は、チャート分析やリアルタイム情報の確認がしやすく、本格的な投資にも対応できます。
初心者のうちはアプリで十分ですが、将来的にPC取引も視野に入れるなら、ツールの充実度もチェックしておきましょう。
NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)は、税制優遇を受けながら資産形成ができる制度です。2024年からの新NISA制度では、非課税保有限度額が1,800万円に拡大され、より多くの資産を非課税で運用できるようになりました。
ほとんどのネット証券がNISAに対応していますが、つみたて投資枠の対象商品数や、成長投資枠で購入できる商品の種類は証券会社によって異なります。SBI証券や楽天証券は、つみたてNISA対象商品が200本以上と豊富で、選択肢が広がります。
iDeCoについては、対応している証券会社とそうでない証券会社があります。SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券などはiDeCoにも対応しており、NISA口座とiDeCo口座を同じ証券会社でまとめて管理できます。
長期的な資産形成を考えるなら、両方の制度に対応している証券会社を選ぶと便利です。
初心者が投資を始めると、操作方法や制度についてわからないことが出てきます。そんなとき、すぐに相談できるサポート体制が整っているかは重要なポイントです。
電話サポートの対応時間、チャットサポートの有無、FAQの充実度を確認しましょう。松井証券は、HDI-Japanの問い合わせ窓口格付けで最高評価を獲得しており、サポートの質が高いことで知られています。
楽天証券もチャットサポートが充実しており、営業時間内であればリアルタイムで質問できます。また、投資の基礎知識を学べる学習コンテンツや動画セミナーが用意されている証券会社もあります。
SBI証券や楽天証券は、初心者向けの投資セミナーや解説動画を豊富に提供しており、自分で学びながら投資を進められます。困ったときにすぐ解決できる環境が整っているかを確認しておきましょう。
証券会社の使いやすさを判断するには、実際にスマホアプリを使ってみることが一番です。ここでは、アプリの使いやすさを3つの観点から比較します。
スマホアプリで最も重要なのは、注文画面の見やすさと操作のシンプルさです。初心者の方は、注文までの手順が少なく、直感的に操作できるアプリを選びましょう。
SBI証券アプリは、ホーム画面から「取引」ボタンをタップするだけで注文画面に移動でき、銘柄検索、株数入力、注文確定までの流れがスムーズです。楽天証券の「iSPEED」も、シンプルなデザインで初心者にわかりやすい設計になっています。
注文方法も、成行注文、指値注文、逆指値注文などを簡単に選択できます。マネックス証券アプリは、米国株取引に特化した機能が充実しており、リアルタイムで株価を確認しながら注文できます。
松井証券の「日本株アプリ」は、シンプルで見やすい画面構成が特徴で、初心者でも迷わず操作できます。注文画面の色使いやフォントサイズ、ボタンの配置なども使いやすさに影響します。
アプリストアでスクリーンショットを確認したり、デモ画面を試したりして、自分にとって使いやすいアプリを選びましょう。
投資判断をするには、銘柄情報やマーケットニュースを効率的に収集できることが重要です。アプリ内で銘柄検索がしやすいか、最新ニュースがすぐに確認できるかをチェックしましょう。
SBI証券アプリは、銘柄検索機能が充実しており、銘柄名、銘柄コード、業種、テーマなどから簡単に検索できます。また、気になる銘柄をお気に入り登録しておけば、株価の変動をすぐに確認できます。
マーケットニュースも豊富で、日経新聞やロイターなどの情報をアプリ内で読めます。楽天証券の「iSPEED」は、銘柄情報の表示が見やすく、チャート、財務情報、アナリストレポートなどを一つの画面で確認できます。
ニュースフィードも充実しており、個別銘柄に関連するニュースが自動的に表示されます。マネックス証券アプリは、米国株の情報が特に充実しています。
リアルタイムの株価、企業の決算情報、アナリスト評価などを詳しく確認できるため、米国株投資をする方におすすめです。情報収集がしやすいアプリを選ぶことで、投資判断の精度が高まります。
初心者の方にとって、デモ取引機能や学習コンテンツが充実しているかは重要なポイントです。実際のお金を使う前に、操作に慣れたり、投資の基礎を学んだりできる環境が整っていると安心です。
楽天証券は、投資シミュレーション機能を提供しており、仮想資金を使って取引の練習ができます。また、投資の基礎知識を学べる動画コンテンツやセミナーも豊富で、初心者が段階的に学べる環境が整っています。
SBI証券も、投資信託の積立シミュレーションや、リスク許容度診断など、初心者向けのツールが充実しています。アプリ内で投資の基礎を学べるコンテンツも用意されており、わからないことをすぐに調べられます。
松井証券は、サポート体制が充実しているため、わからないことがあればすぐに電話で相談できます。また、初心者向けの投資ガイドやFAQも豊富で、自分で調べながら学べる環境が整っています。
デモ取引や学習コンテンツを活用して、自信を持って投資を始めましょう。
証券会社の口座開設は、オンラインで完結できるため、最短で翌営業日から取引を始められます。ここでは、口座開設の具体的な流れを解説します。
口座開設に必要な書類は、マイナンバー確認書類と本人確認書類の2種類です。マイナンバーカードを持っている方は、これ1枚で両方の確認ができるため、手続きがスムーズです。
マイナンバーカードを持っていない場合は、マイナンバー通知カードまたはマイナンバーが記載された住民票と、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類が必要です。本人確認書類は、顔写真付きのものが望ましいですが、健康保険証でも対応可能な証券会社もあります。
書類の提出方法は、スマホで撮影してアップロードするのが一般的です。SBI証券や楽天証券は、スマホのカメラで書類を撮影し、そのまま申込画面でアップロードできるため、郵送の手間がかかりません。
書類の画像が不鮮明だと再提出を求められることがあるため、明るい場所で撮影しましょう。
口座開設の申込から取引開始までの日数は、証券会社によって異なります。SBI証券や楽天証券は、最短で翌営業日に口座開設が完了し、取引を始められます。
マイナンバーカードを使った本人確認を行うと、さらにスピーディーに手続きが進みます。松井証券は最短即日で口座開設が完了する場合もあります。
マネックス証券や三菱UFJeスマート証券は、2~5営業日程度かかることが一般的です。口座開設が完了すると、証券会社からメールまたは郵送でログイン情報が届きます。
メールで届く場合は、すぐにログインして取引を始められますが、郵送の場合は数日かかることがあります。急いで取引を始めたい方は、オンライン完結型の証券会社を選ぶと良いでしょう。
口座開設が完了したら、取引を始める前にいくつかの初期設定を行いましょう。まず、銀行口座の登録です。証券口座に入金するための銀行口座を登録しておくと、スムーズに資金を移動できます。
即時入金サービスに対応している銀行を登録すると、リアルタイムで入金が反映されるため便利です。次に、NISA口座の開設手続きを行いましょう。
NISA口座は、証券口座とは別に申し込む必要があります。つみたて投資枠と成長投資枠の両方を活用したい方は、NISA口座を早めに開設しておくことをおすすめします。
また、二段階認証の設定も重要です。セキュリティを強化するために、ログイン時に二段階認証を設定しておきましょう。スマホアプリをダウンロードして、生体認証(指紋認証・顔認証)を設定しておくと、ログインがスムーズになります。
最後に、投資情報の受け取り設定を確認しましょう。メールやアプリでマーケット情報や銘柄情報を受け取る設定をしておくと、投資判断に役立つ情報をタイムリーに入手できます。
口座開設後の「次の一歩」
口座開設が完了したら、いよいよ投資を始めます。ここでは、初心者が最初に行うべき具体的なステップを解説します。
証券口座に資金を入金する方法は、主に3つあります。銀行振込、即時入金サービス、自動入金サービスです。銀行振込は、自分の銀行口座から証券口座に振り込む方法で、振込手数料がかかる場合があります。
即時入金サービスは、提携銀行のネットバンキングを利用して、リアルタイムで入金できるサービスです。手数料無料で、入金がすぐに反映されるため、取引をすぐに始めたい方におすすめです。
SBI証券や楽天証券は、主要な銀行と提携しており、即時入金サービスが利用できます。自動入金サービスは、毎月決まった日に銀行口座から証券口座に自動的に入金されるサービスです。
つみたて投資を行う方に便利で、入金を忘れる心配がありません。
入金する際の注意点は、最初から大きな金額を入金しないことです。初心者のうちは、少額から始めて、投資に慣れてから徐々に金額を増やしていくのが安全です。また、生活費や緊急時の資金とは別に、余裕資金で投資を行うことが重要です。
初心者が最初に買うべき商品は、投資信託またはETF(上場投資信託)です。投資信託は、専門家が複数の株式や債券に分散投資してくれる商品で、少額から購入でき、リスクを抑えられます。
特におすすめなのは、インデックスファンドです。インデックスファンドは、日経平均株価やS&P500などの株価指数に連動する投資信託で、手数料が低く、長期投資に適しています。
例えば、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、つみたてNISAでも人気の商品です。
ETFも、インデックスファンドと同様に株価指数に連動しますが、株式と同じように取引所で売買できるため、リアルタイムで取引できます。ただし、ETFは最低購入単位が決まっているため、投資信託よりも初期投資額が高くなる場合があります。
初心者の方は、まず投資信託から始めて、投資に慣れてきたらETFや個別株に挑戦するのが良いでしょう。投資信託は100円から購入できる証券会社もあるため、少額から始めてリスクを抑えられます。
投資信託を購入する際、つみたて設定をしておくと、毎月自動的に投資信託を購入できます。つみたて投資は、ドルコスト平均法の効果により、価格変動リスクを抑えながら資産を増やせる方法です。
つみたて設定の方法は、証券会社のアプリまたはウェブサイトから行います。まず、つみたてたい投資信託を選び、毎月の積立金額、積立日、引落口座を設定します。
SBI証券や楽天証券は、毎日、毎週、毎月など、積立頻度を選べるため、自分のペースで投資できます。つみたてNISAを利用する場合は、NISA口座でつみたて設定を行いましょう。
つみたて投資枠の年間投資上限額は120万円ですが、毎月10万円ずつ積み立てることも可能です。無理のない金額から始めて、収入が増えたら積立額を増やすのが良いでしょう。
つみたて設定を行うと、毎月自動的に投資信託が購入されるため、相場を気にせず長期投資を続けられます。金融庁も、長期・積立・分散投資の重要性を推奨しており、つみたて投資は資産形成の基本です。
使いにくいと感じたときの対処法
証券会社を使い始めてから、「使いにくい」と感じることもあるかもしれません。そんなときの対処法を紹介します。
アプリやツールの操作がわからないときは、まずFAQ(よくある質問)を確認しましょう。多くの証券会社は、公式サイトやアプリ内に充実したFAQを用意しており、操作方法や制度について詳しく解説しています。
FAQで解決しない場合は、サポートに問い合わせましょう。電話サポートは、直接オペレーターと話せるため、複雑な質問にも対応してもらえます。
松井証券やSBI証券は、電話サポートの対応時間が長く、丁寧なサポートが評価されています。チャットサポートも便利です。楽天証券やマネックス証券は、営業時間内であればチャットでリアルタイムに質問できます。
チャットは気軽に質問できるため、初心者の方におすすめです。メールでの問い合わせも可能ですが、回答までに数日かかることがあります。
急ぎの場合は、電話やチャットを利用しましょう。問い合わせる際は、口座番号や具体的な状況を伝えると、スムーズに対応してもらえます。
取引を始めてから、「思ったより手数料が高い」と感じることがあるかもしれません。そんなときは、手数料プランの変更や、他社との比較を検討しましょう。
多くの証券会社は、複数の手数料プランを用意しています。例えば、三菱UFJeスマート証券は、ワンショット手数料コースと一日定額手数料コースの2種類があり、取引スタイルに合わせて選べます。
自分の取引頻度や金額に合ったプランに変更することで、手数料を抑えられます。また、他社の手数料と比較してみることも重要です。
SBI証券や楽天証券は、国内株式の取引手数料が原則無料なので、手数料が気になる方は乗り換えを検討しても良いでしょう。
ただし、証券会社を乗り換える際は、移管手数料がかかる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
投資信託の信託報酬(運用管理費用)も、長期的にはコストに影響します。信託報酬が低いインデックスファンドを選ぶことで、運用コストを抑えられます。
証券会社を乗り換えたいと思ったら、移管手続きを行う必要があります。移管とは、現在保有している株式や投資信託を、別の証券会社に移す手続きのことです。
移管手続きは、移管先の証券会社で申し込みます。移管先の証券会社に口座を開設し、移管申込書を提出します。申込書には、移管元の証券会社名、口座番号、移管したい銘柄と数量を記入します。
移管にかかる期間は、通常1~2週間程度です。移管中は、移管する銘柄の売買ができないため、注意が必要です。
また、移管手数料がかかる場合があります。移管元の証券会社によっては、1銘柄あたり数千円の手数料が発生することがあるため、事前に確認しましょう。
一部の証券会社は、移管手数料を負担してくれるキャンペーンを実施していることがあります。SBI証券や楽天証券は、移管手数料を全額負担してくれるキャンペーンを定期的に行っているため、乗り換えを検討している方はキャンペーン情報をチェックしてみてください。
はい、複数の証券会社を使い分けることは可能です。実際、投資経験者の多くは、用途に応じて複数の証券会社を使い分けています。
例えば、SBI証券でIPOや外国株投資を行い、楽天証券でつみたてNISAを運用する、といった使い分けができます。証券会社ごとに強みが異なるため、それぞれの特徴を活かして使い分けることで、より効率的に投資ができます。
ただし、複数の証券会社を使うと、資産管理が複雑になる可能性があります。初心者のうちは、1つの証券会社で始めて、慣れてから必要に応じて追加するのが良いでしょう。
証券会社が倒産しても、顧客の資産は保護されます。証券会社は、顧客の資産を自社の資産と分別して管理することが法律で義務付けられています(分別管理)。そのため、証券会社が倒産しても、顧客の株式や投資信託は保全されます。
また、万が一、分別管理が適切に行われていなかった場合でも、投資者保護基金によって1人あたり1,000万円まで補償されます。投資者保護基金は、日本証券業協会が運営しており、すべての証券会社が加入しています。
このように、証券会社の倒産リスクは非常に低く、顧客の資産は法律と制度によって守られています。安心して投資を始めてください。
SBI証券と楽天証券は、どちらも国内トップクラスのネット証券で、初心者におすすめです。どちらを選ぶかは、自分の投資スタイルやポイント活用の有無によって決めると良いでしょう。
SBI証券は、取扱商品数が圧倒的に多く、IPOや外国株投資に強いのが特徴です。複数のポイントサービスに対応しており、Vポイント、Pontaポイント、dポイントなど、自分が貯めているポイントを選べます。
楽天証券は、楽天ポイントを使って投資ができるため、楽天経済圏を活用している方におすすめです。楽天カードでつみたて投資を行うと、積立額に応じて楽天ポイントが貯まります。アプリの使いやすさも評価が高く、初心者でも直感的に操作できます。
どちらも手数料が安く、サポート体制も充実しているため、自分のライフスタイルに合った方を選びましょう。
はい、スマホだけで取引は完結できます。現在のネット証券は、スマホアプリの機能が充実しており、口座開設から取引、資産管理まですべてスマホで行えます。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券などは、スマホアプリで株式、投資信託、外国株、IPOなど、ほぼすべての商品を取引できます。チャート分析や銘柄検索もアプリ内で行えるため、PCがなくても問題ありません。
ただし、複雑なチャート分析や、複数の銘柄を同時に監視したい場合は、PC向けのトレーディングツールの方が便利です。初心者のうちはスマホで十分ですが、投資に慣れてきたらPCツールも活用すると良いでしょう。
NISA口座は、1人1口座しか開設できないため、慎重に選ぶ必要があります。おすすめは、つみたて投資枠の対象商品が豊富で、手数料が安い証券会社です。
SBI証券や楽天証券は、つみたてNISA対象商品が200本以上あり、選択肢が豊富です。また、クレジットカード積立に対応しており、積立額に応じてポイントが貯まるため、効率的に資産形成ができます。
マネックス証券も、クレカ積立のポイント還元率が高く、米国株投資をしたい方におすすめです。松井証券は、25歳以下の方は手数料無料で取引できるため、若年層に適しています。
NISA口座は、年に1回だけ金融機関を変更できますが、手続きが煩雑なため、最初から自分に合った証券会社を選ぶことをおすすめします。
使いやすい証券会社を選ぶには、操作性、手数料の明確さ、サポート体制の3つのポイントを確認することが大切です。初心者の方には、SBI証券、楽天証券、松井証券がおすすめです。
それぞれの証券会社に強みがあるため、自分の投資スタイルやライフスタイルに合わせて選びましょう。口座開設後は、少額から投資信託のつみたて投資を始めることで、リスクを抑えながら資産形成ができます。
NISA制度を活用すれば、投資で得た利益が非課税になるため、長期的な資産形成に有利です。投資を始める際は、操作がわからないときやトラブルが発生したときに、すぐにサポートを受けられる証券会社を選ぶと安心です。
複数の証券会社を使い分けることも可能ですが、初心者のうちは1つの証券会社で慣れてから、必要に応じて追加するのが良いでしょう。なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは各証券会社の公式サイトでご確認いただくか、専門家にご相談ください。
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