iDeCo受け取りシミュレーション|税金を抑える方法を解説

高配当株投資に興味があるけれど、どうやって始めればいいか分からない。
SBI証券で高配当株を買いたいけれど、どの銘柄を選べばいいのか迷っている。
そんな悩みを抱えていませんか。
高配当株投資は、定期的な配当収入を得られる魅力的な投資方法ですが、減配リスクや株価下落など注意すべき点もあります。
この記事では、SBI証券で高配当株投資を始める具体的な方法から、失敗しない銘柄の選び方、リスク管理のポイントまで、初心者にも分かりやすく解説します。
SBI証券ならではのS株(単元未満株)やポイント投資など、お得なサービスも紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
SBI証券の高配当株投資とは
SBI証券で高配当株投資を始める方法は、大きく分けて3つあります。個別株を自分で選ぶ方法、投資信託でプロに運用を任せる方法、そしてETFで手軽に分散投資する方法です。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、ご自身の投資スタイルや知識レベルに合わせて選ぶことが大切です。
高配当株投資とは、配当利回りが高い株式に投資して、定期的な配当収入(インカムゲイン)を得ることを目的とした投資手法です。株価の値上がり益(キャピタルゲイン)よりも、安定した配当収入を重視する投資スタイルと言えます。
個別株投資は、自分で銘柄を選んで株式を購入する方法です。SBI証券では約3,500銘柄の国内株式を取り扱っており、その中から高配当銘柄を選ぶことができます。
個別株投資の最大のメリットは、自分の判断で銘柄を選べることです。企業分析を行い、成長性や配当の安定性を見極めることで、より高いリターンを狙えます。
また、株主優待がある銘柄を選べば、配当金に加えて優待品も受け取れるという楽しみもあります。
個別株投資には銘柄選定の知識が必要です。業績悪化による減配や株価下落のリスクもあるため、複数銘柄に分散投資することが重要になります。
SBI証券のS株(単元未満株)を使えば、1株から購入できるため、少額で複数銘柄に分散投資することも可能です。
投資信託は、運用のプロ(ファンドマネージャー)が複数の銘柄を選んで運用する商品です。SBI証券では「日経平均高配当利回り株ファンド」や「SBI日本高配当株式(分配)ファンド」など、高配当株に特化した投資信託を取り扱っています。
投資信託の最大のメリットは、少額から分散投資ができることです。1本の投資信託で数十〜数百銘柄に投資できるため、個別株のように自分で銘柄を選ぶ手間がかかりません。
また、プロが銘柄選定や入れ替えを行ってくれるため、投資初心者でも始めやすいのが特徴です。
デメリットとしては、信託報酬などの運用コストがかかることです。年率0.5〜1.5%程度の手数料が差し引かれるため、長期保有する場合はコストの影響も考慮する必要があります。また、分配金が出るタイプの投資信託は、分配金に税金がかかるため、再投資効率が下がる点にも注意が必要です。
ETF(上場投資信託)は、株式市場に上場している投資信託です。株式と同じように市場でリアルタイムに売買できるのが特徴で、SBI証券では「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)」や「MAXIS日本株高配当70マーケットニュートラル上場投信(1499)」などの高配当ETFを取り扱っています。
ETFのメリットは、投資信託よりも信託報酬が低いことです。一般的な高配当ETFの信託報酬は年率0.2〜0.3%程度で、投資信託よりもコストを抑えられます。
また、市場でリアルタイムに売買できるため、価格を見ながら取引できる点も魅力です。
デメリットとしては、最低投資金額が投資信託より高くなることです。ETFは1口単位で購入するため、数万円〜数十万円の資金が必要になります。また、分配金は自動で再投資されないため、複利効果を得るには自分で再投資する手間がかかります。
高配当株投資の5つのメリット
高配当株投資には、定期的な配当収入が得られるだけでなく、株価下落時でも収入が続くなど、さまざまなメリットがあります。
ここでは、高配当株投資の主な5つのメリットを詳しく解説します。
高配当株投資の最大のメリットは、年に1〜2回の配当金という定期的な収入が得られることです。配当金は企業の利益の一部を株主に還元するもので、保有株数に応じて受け取れます。
例えば、配当利回り4%の株式を100万円分保有していれば、年間で約4万円の配当金を受け取れる計算になります。
この配当金は、給料とは別の収入源となるため、生活費の足しにしたり、再投資に回したりすることができます。
配当金は銀行預金の利息よりもはるかに高い利回りが期待できます。2024年時点で普通預金の金利は0.001〜0.02%程度ですが、高配当株なら3〜5%の配当利回りも珍しくありません。
ただし、配当金には20.315%の税金がかかる点には注意が必要です。
高配当株投資のもう一つの大きなメリットは、株価が下落しても配当金という収入が続くことです。株価の値上がり益だけを狙う投資では、株価が下がると含み損を抱えるだけですが、高配当株なら配当金を受け取り続けられます。
企業の業績が安定していれば、株価が一時的に下落しても配当は維持されることが多いです。そのため、短期的な株価変動に一喜一憂せず、長期保有を続けやすいのが特徴です。
ただし、業績が大きく悪化した場合は減配(配当金の減額)や無配(配当金の支払い停止)になる可能性もあります。配当の安定性を見極めるためには、企業の業績や配当性向(利益のうち配当に回す割合)を確認することが重要です。
配当金を再投資することで、複利効果を得られるのも高配当株投資の魅力です。複利効果とは、配当金で新たに株式を購入し、その株式からも配当金を受け取ることで、雪だるま式に資産が増えていく効果のことです。
例えば、100万円を配当利回り4%の株式に投資し、配当金をすべて再投資した場合、20年後には約219万円に増える計算になります(税金を考慮しない単純計算)。
再投資せずに配当金を受け取るだけの場合は180万円なので、複利効果で約39万円も多く資産を増やせることになります。
SBI証券では、配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」に設定すると、配当金が証券口座に自動入金されます。この資金を使って定期的に株式を買い増すことで、複利効果を活用した資産形成ができます。
高配当株投資では、配当金(インカムゲイン)だけでなく、株価の値上がり益(キャピタルゲイン)も期待できます。業績が好調な企業の高配当株を選べば、配当金を受け取りながら株価上昇の恩恵も受けられるのです。
特に、業績が安定していて配当利回りが高い銘柄は、長期的に株価も上昇する傾向があります。配当を継続的に増やしている企業(連続増配企業)は、投資家からの評価も高く、株価が上昇しやすいとされています。
ただし、配当利回りが異常に高い銘柄(7〜8%以上)は、株価が大きく下落している可能性があります。このような銘柄は業績悪化のリスクが高いため、配当利回りだけで判断せず、企業の財務状況や業績推移を確認しましょう。
2024年から始まった新NISA制度では、成長投資枠を使って高配当株に投資できます。成長投資枠の年間投資上限は240万円、非課税保有限度額は1,200万円(つみたて投資枠と合わせて1,800万円)で、配当金や売却益が非課税になります。
通常、配当金や株式の売却益には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座で投資すればこの税金がかかりません。
例えば、年間10万円の配当金を受け取る場合、通常の課税口座なら約2万円が税金で引かれますが、NISA口座なら10万円をまるごと受け取れます。
SBI証券では、個別株だけでなく高配当株の投資信託やETFもNISA口座で購入できます。長期的に高配当株投資を続けるなら、NISA口座を活用することで税制面で大きなメリットを得られます。
高配当株投資で気をつけたい4つのこと
高配当株投資には魅力的なメリットがある一方で、注意すべきリスクやデメリットもあります。
投資を始める前に、これらのリスクをしっかり理解しておくことが大切です。
高配当株投資で最も注意すべきなのは、減配(配当金の減額)や無配(配当金の支払い停止)のリスクです。配当金は企業の利益から支払われるため、業績が悪化すれば配当を減らしたり、停止したりすることがあります。
特に景気悪化時や企業の業績不振時には、減配のリスクが高まります。例えば、新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年には多くの企業が減配や無配を発表しました。
高配当を期待して投資していた銘柄が減配すると、期待していた収入が得られなくなるだけでなく、株価も大きく下落する可能性があります。
減配リスクを避けるためには、配当性向(利益のうち配当に回す割合)が適正な企業を選ぶことが重要です。配当性向が80〜100%と高すぎる企業は、利益の大半を配当に回しているため、業績が少し悪化しただけで減配のリスクが高まります。一般的には、配当性向30〜60%程度の企業が安定した配当を維持しやすいとされています。
また、過去の配当実績も確認しましょう。連続増配(毎年配当を増やしている)や配当維持の実績がある企業は、配当を重視している可能性が高く、減配リスクが比較的低いと言えます。
高配当株投資でも、株価が下落するリスクは避けられません。配当金を受け取れても、株価が大きく下落すれば、トータルでは損失を抱えることになります。
特に高配当株は、成熟した業界や成長が鈍化した企業が多い傾向があります。これらの企業は安定した配当を出せる一方で、株価の大きな上昇は期待しにくいという特徴があります。
また、景気後退時には業績悪化懸念から株価が下落しやすい面もあります。
株価下落リスクを軽減するためには、複数銘柄への分散投資が有効です。異なる業種の高配当株を組み合わせることで、特定の業種が不調でも他の業種でカバーできる可能性が高まります。また、個別株だけでなく、高配当株の投資信託やETFを組み合わせることで、より広く分散投資することもできます。
長期的な視点で投資することも大切です。短期的な株価変動に一喜一憂せず、配当金を受け取り続けながら長期保有することで、株価下落の影響を軽減できます。
配当金には、所得税15.315%と住民税5%の合計20.315%の税金がかかります。これは配当金が支払われる際に自動的に源泉徴収されるため、手取りの配当金は額面の約8割になります。
例えば、配当利回り4%の株式を100万円分保有している場合、年間配当金は4万円ですが、税金が約8,126円引かれるため、実際の手取りは約31,874円になります。実質的な配当利回りは約3.2%に下がることになります。
この税金を軽減する方法として、NISA口座の活用があります。NISA口座で保有している株式の配当金は非課税になるため、配当金を満額受け取ることができます。ただし、NISA口座で配当金を非課税にするには、配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」に設定する必要があります。
また、課税所得が一定額以下の方は、確定申告で総合課税を選択すると配当控除が受けられ、税金が還付される場合があります。ただし、確定申告には手間がかかるため、税理士などの専門家に相談することをおすすめします。
配当利回りが7〜8%以上と異常に高い銘柄には注意が必要です。高配当利回りは魅力的に見えますが、株価が大きく下落した結果として利回りが高くなっている可能性があります。
株価が下落する理由としては、業績悪化、減配懸念、不祥事、業界全体の不振などが考えられます。このような銘柄に投資すると、期待していた配当が減配されたり、株価がさらに下落したりするリスクが高まります。
配当利回りの適正水準は、一般的に3〜5%程度とされています。日経平均株価の平均配当利回りは2%前後なので、それを上回る3〜5%程度の利回りであれば、高配当株として魅力的と言えます。
配当利回りだけでなく、企業の業績推移、配当性向、財務状況などを総合的に判断することが重要です。SBI証券のスクリーニング機能を使えば、配当利回りだけでなく、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などの指標も合わせて確認できます。
失敗しない高配当株の選び方
高配当株投資で成功するためには、銘柄選びが非常に重要です。
ここでは、初心者でも実践できる高配当株の選び方を5つのポイントに分けて解説します。
高配当株を選ぶ際の最初の基準は、配当利回りです。配当利回りは「年間配当金÷株価×100」で計算され、投資金額に対してどれだけの配当金が得られるかを示す指標です。
一般的に、配当利回り3〜5%程度の銘柄が高配当株として適切とされています。日経平均株価の平均配当利回りは2%前後なので、それを上回る3%以上であれば高配当株と言えます。
一方で、7〜8%以上の異常に高い利回りは、株価下落や減配リスクの兆候である可能性が高いため注意が必要です。
配当利回りは株価によって変動するため、定期的に確認することが大切です。株価が上昇すれば配当利回りは下がり、株価が下落すれば配当利回りは上がります。
購入時の配当利回りだけでなく、保有期間中の配当金の推移も確認しましょう。
SBI証券のスクリーニング機能を使えば、配当利回りで銘柄を絞り込むことができます。「銘柄検索」→「スクリーニング」から、配当利回りの範囲を指定して検索してみましょう。
配当性向とは、企業の純利益のうちどれだけを配当金として株主に還元しているかを示す指標です。配当性向は「年間配当金÷純利益×100」で計算されます。
配当性向が30〜60%程度の企業は、利益の一部を配当に回しつつ、残りを事業への再投資や内部留保に充てているため、配当の安定性と企業の成長性のバランスが取れていると言えます。
配当性向が80〜100%と高すぎる企業は、利益の大半を配当に回しているため、業績が少し悪化しただけで減配のリスクが高まります。また、事業への再投資が不足し、将来の成長が期待しにくい可能性もあります。
逆に配当性向が20%以下と低すぎる企業は、配当よりも内部留保や事業投資を優先しているため、今後の増配余地はあるものの、現時点での配当利回りは低くなる傾向があります。
配当性向は企業の決算資料や投資情報サイトで確認できます。SBI証券の銘柄詳細ページでも、配当性向を確認することができます。
配当金は企業の利益から支払われるため、業績が安定している企業を選ぶことが重要です。業績が不安定な企業は、利益が減少すると配当を維持できなくなるリスクがあります。
業績の安定性を確認するには、過去5〜10年の売上高や営業利益の推移をチェックしましょう。売上高や利益が右肩上がり、または横ばいで推移している企業は、業績が安定していると判断できます。
逆に、売上高や利益が大きく変動している企業は、景気や市場環境の影響を受けやすいため注意が必要です。
また、業種によっても業績の安定性は異なります。電力・ガスなどのインフラ系、通信、食品などの生活必需品を扱う業種は、景気変動の影響を受けにくく、業績が安定している傾向があります。一方、自動車、鉄鋼、化学などの景気敏感業種は、景気後退時に業績が悪化しやすいため、配当も変動しやすい傾向があります。
企業の業績は、SBI証券の銘柄詳細ページや企業の決算資料(IR情報)で確認できます。四半期ごとの決算発表もチェックして、最新の業績動向を把握しましょう。
連続増配とは、毎年配当金を増やし続けている企業のことです。連続増配の実績がある企業は、株主還元を重視しており、安定した配当を維持する姿勢が強いと判断できます。
日本には、10年以上連続で増配している企業が数十社あります。例えば、花王は30年以上連続増配を続けており、配当の安定性が高い企業として知られています。
このような企業は、業績が多少悪化しても配当を維持・増額しようとする傾向があります。
連続増配企業を選ぶメリットは、将来的な配当増加が期待できることです。配当利回りが現時点では3%程度でも、毎年5%ずつ増配していけば、10年後には配当利回りが4.8%相当になる計算です(購入時の株価ベース)。
ただし、連続増配の実績があっても、将来も増配が続くとは限りません。業績動向や配当性向の推移も合わせて確認し、増配が持続可能かどうかを判断しましょう。
連続増配企業の情報は、投資情報サイトや企業のIR資料で確認できます。SBI証券の銘柄検索機能でも、配当の推移を確認することができます。
高配当株投資で最も重要なリスク管理は、複数銘柄への分散投資です。1つの銘柄に集中投資すると、その企業が減配したり株価が下落したりした場合、大きな損失を被る可能性があります。
分散投資の基本は、異なる業種の銘柄を組み合わせることです。例えば、通信、電力、食品、商社、金融など、異なる業種の高配当株を5〜10銘柄程度保有することで、特定の業種が不調でも他の業種でカバーできる可能性が高まります。
また、国内株だけでなく、米国株などの海外高配当株を組み合わせることで、地域分散も図れます。SBI証券では米国の高配当株も豊富に取り扱っているため、国内外の高配当株を組み合わせたポートフォリオを構築できます。
個別株で複数銘柄に分散投資するには、ある程度まとまった資金が必要になります。しかし、SBI証券のS株(単元未満株)を使えば、1株から購入できるため、少額でも複数銘柄に分散投資することが可能です。
投資信託やETFを活用するのも有効な方法です。高配当株の投資信託やETFは、1本で数十〜数百銘柄に分散投資できるため、個別株選びに自信がない方や、少額から始めたい方におすすめです。
SBI証券のおすすめ高配当商品を比較
SBI証券では、個別株だけでなく、高配当株に特化した投資信託やETFも豊富に取り扱っています。
ここでは、SBI証券で購入できる代表的な高配当商品を紹介します。
日経平均高配当利回り株ファンドは、日経平均株価を構成する銘柄の中から、配当利回りが高い銘柄を選んで投資する投資信託です。大型株を中心に分散投資できるため、安定性を重視する方に向いています。
このファンドの特徴は、日経平均採用銘柄という大型株に限定して投資する点です。日経平均採用銘柄は、日本を代表する企業が多く、業績や配当の安定性が比較的高い傾向があります。
また、定期的に銘柄の入れ替えが行われるため、配当利回りが低下した銘柄は自動的に組み入れから外されます。
信託報酬は年率0.7〜1.0%程度で、アクティブ運用の投資信託としては標準的な水準です。分配金は年1〜2回支払われるタイプが多く、定期的な収入を得たい方に適しています。ただし、分配金を受け取ると税金がかかるため、長期的な資産形成を目指す場合は、分配金を受け取らずに再投資するタイプを選ぶのも一つの方法です。
SBI証券では、100円から購入できるため、少額から高配当株投資を始めたい方におすすめです。また、クレカ積立にも対応しているため、三井住友カードで積立投資をすれば、Vポイントも貯まります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI日本高配当株式(分配)ファンドは、SBIアセットマネジメントが運用する高配当株ファンドです。日本の高配当株に幅広く投資し、毎月分配金を受け取れるのが特徴です。
このファンドは、配当利回りだけでなく、企業の財務健全性や成長性も考慮して銘柄を選定しています。そのため、単に配当利回りが高いだけでなく、配当の持続可能性が高い企業に投資できる点が魅力です。
毎月分配金が受け取れるため、定期的な収入を重視する方に向いています。ただし、毎月分配型の投資信託は、分配金に税金がかかるため、再投資効率が下がる点には注意が必要です。長期的な資産形成を目指す場合は、分配金を自動で再投資する設定にするか、分配金なしのタイプを選ぶことも検討しましょう。
信託報酬は年率1.0〜1.5%程度で、アクティブ運用のファンドとしては一般的な水準です。SBI証券では、100円から購入でき、NISA口座でも投資できます。
高配当株ETFは、株式市場に上場している投資信託で、高配当株に分散投資できる商品です。SBI証券では、以下のような高配当株ETFを取り扱っています。
NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)は、日経平均採用銘柄の中から配当利回りが高い50銘柄に投資するETFです。信託報酬は年率0.308%と低コストで、長期保有に適しています。分配金は年2回(6月・12月)支払われます。
iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF(1478)は、MSCI ジャパン高配当利回り指数に連動するETFで、日本の高配当株に幅広く分散投資できます。信託報酬は年率0.209%と非常に低く、コストを抑えたい方におすすめです。
ETFのメリットは、投資信託よりも信託報酬が低いことと、市場でリアルタイムに売買できることです。一方で、最低投資金額が数万円〜数十万円になるため、投資信託よりもまとまった資金が必要になります。
ETFの分配金は自動で再投資されないため、複利効果を得るには自分で再投資する必要があります。NISA口座で保有すれば、分配金も非課税になるため、税制面でのメリットも大きくなります。
SBI証券では、約3,500銘柄の国内株式を取り扱っており、その中から高配当銘柄を選んで投資できます。
ここでは、代表的な高配当銘柄の例を紹介します(配当利回りは2024年12月時点の参考値)。
| 銘柄名 | 業種 | 配当利回り(目安) | 特徴 |
| NTT(日本電信電話) | 通信 | 約3.5% | 通信大手で業績安定、連続増配実績あり |
| KDDI | 通信 | 約3.8% | 携帯電話事業が主力、20年以上連続増配 |
| 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 銀行 | 約4.2% | メガバンク大手、株主還元に積極的 |
| 三井物産 | 商社 | 約3.9% | 総合商社大手、資源価格の影響を受けやすい |
| 日本たばこ産業(JT) | 食品 | 約6.5% | 高配当利回りだが、たばこ規制の影響に注意 |
| 武田薬品工業 | 医薬品 | 約4.8% | 製薬大手、研究開発費の負担が大きい |
これらはあくまで参考例であり、投資を推奨するものではありません。個別株に投資する際は、企業の業績、配当性向、財務状況などを総合的に判断し、ご自身の責任で投資判断を行ってください。配当利回りは2024年12月時点の参考値であり、株価の変動により変わります。最新情報は各証券会社でご確認ください。
SBI証券のスクリーニング機能を使えば、配当利回りや業種、時価総額などの条件で銘柄を絞り込むことができます。また、S株(単元未満株)を使えば、1株から購入できるため、少額で複数銘柄に分散投資することも可能です。
SBI証券で高配当株を買う手順
SBI証券で高配当株投資を始めるには、まず証券口座を開設する必要があります。
ここでは、口座開設から実際に高配当株を購入するまでの具体的な手順を解説します。
SBI証券の口座開設は、スマートフォンまたはパソコンから申し込むことができます。最短で翌営業日には取引を始められるため、思い立ったらすぐに投資を始められます。
口座開設の申し込みでは、「特定口座(源泉徴収あり)」を選択することをおすすめします。特定口座(源泉徴収あり)を選ぶと、証券会社が税金の計算と納付を代行してくれるため、確定申告が不要になります。
口座開設が完了すると、ログインIDとパスワードが郵送またはメールで届きます。これを使ってSBI証券のサイトにログインし、銀行口座を登録すれば、入金して取引を始められます。
高配当株投資を非課税で行うには、NISA口座の開設が必要です。NISA口座は、証券口座開設と同時に申し込むこともできますし、証券口座開設後に追加で申し込むこともできます。
NISA口座を開設するには、マイナンバーと本人確認書類が必要です。すでに他の金融機関でNISA口座を持っている場合は、金融機関の変更手続きが必要になります。
NISA口座は1人1口座しか持てないため、SBI証券でNISA口座を開設する場合は、現在のNISA口座を管理している金融機関に「勘定廃止通知書」を請求する必要があります。
NISA口座の開設には、税務署の審査があるため、通常1〜2週間程度かかります。審査が完了すると、NISA口座で取引ができるようになります。
NISA口座で高配当株の配当金を非課税にするには、配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」に設定する必要があります。この設定は、SBI証券のサイトから「口座管理」→「お客さま情報 設定・変更」→「配当金受領サービス」で変更できます。
SBI証券では、スクリーニング機能を使って高配当株を簡単に検索できます。スクリーニング機能とは、配当利回りや業種、時価総額などの条件を指定して、条件に合う銘柄を絞り込む機能です。
スクリーニング結果は、配当利回りの高い順に並べ替えることができます。気になる銘柄があれば、銘柄コードをクリックして詳細情報を確認しましょう。
銘柄詳細ページでは、株価チャート、業績、配当の推移、財務情報などを確認できます。
高配当株を購入する手順は、個別株と投資信託で少し異なります。まず、個別株の購入手順を説明します。
投資信託は、100円から購入できるため、少額から始めたい方に向いています。また、積立設定をすれば、毎月自動で購入することもできます。
SBI証券の高配当株投資で使える便利なサービス
SBI証券には、高配当株投資をより便利にする独自のサービスがあります。
ここでは、S株(単元未満株)、Vポイント投資、クレカ積立の3つのサービスを紹介します。
S株(単元未満株)は、通常100株単位で取引される株式を、1株から購入できるSBI証券独自のサービスです。通常、株式は100株単位(単元株)で取引されるため、株価が1,000円の銘柄なら最低10万円の資金が必要になります。しかし、S株を使えば1,000円から購入できます。
S株のメリットは、少額で複数銘柄に分散投資できることです。例えば、10万円の資金があれば、S株を使って10銘柄以上の高配当株に分散投資することも可能です。これにより、特定の銘柄が減配しても、他の銘柄でカバーできるリスク分散効果が得られます。
S株の取引手数料は、約定代金の0.55%(税込、最低55円)です。単元株の取引手数料は無料ですが、S株は少額取引のため手数料がかかる点に注意が必要です。ただし、少額で分散投資できるメリットを考えれば、十分に活用価値があります。
S株は、NISA口座でも利用できます。NISA口座でS株を購入すれば、配当金も非課税になるため、少額から非課税投資を始められます。また、S株でも配当金や株主優待を受け取ることができます(株主優待は銘柄によって単元株保有が条件の場合があります)。
SBI証券では、Vポイント(旧Tポイント)を使って投資信託を購入できます。Vポイントは、三井住友カードの利用や、SBI証券での取引で貯まるポイントです。
Vポイント投資のメリットは、現金を使わずに投資を始められることです。ポイントで投資信託を購入すれば、ポイントが運用益を生む可能性があります。また、ポイントを使った投資でも、NISA口座で購入すれば非課税になります。
Vポイント投資の手順は簡単です。SBI証券のサイトで、投資信託の購入画面から「ポイント利用」を選択し、使いたいポイント数を入力するだけです。1ポイント=1円として利用でき、最低1ポイントから使えます。
Vポイントは、SBI証券での取引でも貯まります。投資信託の保有残高に応じて、年率0.1〜0.2%のポイントが付与されます。また、国内株式や外国株式の取引でもポイントが貯まるため、取引すればするほどポイントが増えていきます。
SBI証券では、三井住友カードを使って投資信託を積立購入できる「クレカ積立」サービスがあります。クレカ積立を利用すると、積立額に応じてVポイントが貯まるため、現金で積立するよりもお得です。
クレカ積立のポイント還元率は、カードの種類によって異なります。三井住友カード(NL)なら0.5%、三井住友カード ゴールド(NL)なら1.0%、三井住友カード プラチナプリファードなら5.0%のポイントが貯まります。
例えば、三井住友カード ゴールド(NL)で毎月5万円を積立すると、年間で6,000ポイント(6,000円相当)が貯まります。このポイントをさらに投資に回せば、複利効果も得られます。
クレカ積立は、高配当株の投資信託でも利用できます。「日経平均高配当利回り株ファンド」や「SBI日本高配当株式(分配)ファンド」などを、クレカ積立で購入すれば、ポイントを貯めながら高配当株投資ができます。
クレカ積立の設定は、SBI証券のサイトから「投資信託」→「積立買付」→「クレジットカード」で行えます。三井住友カードを登録し、積立したいファンドと積立額を設定すれば、毎月自動で積立が実行されます。
配当金の受取と税金の基礎知識
高配当株投資を始めたら、配当金の受取方法や税金について理解しておくことが大切です。
ここでは、配当金の実務的な情報を解説します。
株式の配当金を受け取る方法は、主に4つあります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分に合った方法を選びましょう。
配当金の受取方法は、SBI証券のサイトから「口座管理」→「お客さま情報 設定・変更」→「配当金受領サービス」で変更できます。NISA口座で高配当株投資をする場合は、必ず「株式数比例配分方式」を選択しましょう。
配当金には、所得税15.315%(復興特別所得税を含む)と住民税5%の合計20.315%の税金がかかります。この税金は、配当金が支払われる際に自動的に源泉徴収されるため、手取りの配当金は額面の約8割になります。
例えば、年間10万円の配当金を受け取る場合、税金が約20,315円引かれるため、実際の手取りは約79,685円になります。配当利回りが4%と表示されていても、実質的な手取り利回りは約3.2%になる計算です。
この税金を回避する方法として、NISA口座の活用があります。NISA口座で保有している株式の配当金は非課税になるため、配当金を満額受け取ることができます。ただし、配当金を非課税にするには、配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」に設定する必要があります。
特定口座(源泉徴収あり)で株式を保有している場合は、配当金の税金は自動的に源泉徴収されるため、確定申告は不要です。ただし、課税所得が一定額以下の方や、複数の証券口座で損失がある方は、確定申告をすることで税金が還付される場合があります。
特定口座(源泉徴収あり)で株式を保有している場合は、配当金の税金は自動的に源泉徴収されるため、原則として確定申告は不要です。これは、証券会社が税金の計算と納付を代行してくれるためです。
ただし、以下のようなケースでは、確定申告をすることで税金が還付される可能性があります。
配当控除とは、配当金を総合課税で申告した場合に受けられる税額控除です。配当金の10%(課税所得が1,000万円以下の部分)または5%(1,000万円超の部分)が税額から控除されます。
ただし、総合課税で申告すると、配当金が所得に加算されるため、所得税率が上がる可能性もあります。確定申告をするかどうかは、ご自身の所得状況や他の所得との兼ね合いで判断する必要があります。計算が複雑になるため、税理士などの専門家に相談することをおすすめします。
SBI証券のS株(単元未満株)を使えば、1株から購入できるため、数百円〜数千円から高配当株投資を始められます。投資信託なら100円から購入できるため、さらに少額から始めることも可能です。ただし、複数銘柄に分散投資するには、最低でも10万円程度の資金があると安心です。
配当金の支払い時期は企業によって異なりますが、多くの日本企業は年1〜2回、決算月の2〜3ヶ月後に配当金を支払います。例えば、3月決算の企業なら、6月頃に配当金が支払われることが多いです。配当金の支払い予定日は、企業の決算資料や証券会社のサイトで確認できます。
権利確定日とは、その日に株式を保有していれば配当金を受け取る権利が得られる日のことです。ただし、株式の受渡しには2営業日かかるため、権利確定日の2営業日前(権利付き最終日)までに株式を購入する必要があります。権利落ち日は、権利付き最終日の翌営業日で、この日以降に株式を購入しても配当金は受け取れません。権利落ち日には、配当金分だけ株価が下落することが多いため注意が必要です。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、ご自身の投資スタイルや知識レベルに合わせて選びましょう。投資信託は、少額から分散投資ができ、プロに運用を任せられるため、初心者におすすめです。ETFは、投資信託よりも信託報酬が低く、リアルタイムで売買できるため、コストを抑えたい方に向いています。個別株は、自分で銘柄を選べるため、より高いリターンを狙いたい方に適していますが、銘柄選定の知識が必要です。
長期的な資産形成を目指すなら、配当金を再投資することをおすすめします。配当金を再投資することで複利効果が得られ、資産が雪だるま式に増えていきます。一方、定期的な収入を重視する方や、老後の生活費に充てたい方は、配当金を受け取って使うのも一つの方法です。ご自身の投資目的に合わせて判断しましょう。
減配された場合は、まず減配の理由を確認しましょう。一時的な業績悪化による減配なら、業績が回復すれば配当も戻る可能性があります。一方、構造的な問題による減配なら、売却を検討することも必要です。減配リスクを避けるためには、業績が安定している企業を選び、複数銘柄に分散投資することが重要です。
SBI証券で高配当株投資を始める方法は、個別株・投資信託・ETFの3つがあり、それぞれに特徴があります。個別株は自分で銘柄を選べる自由度がありますが、投資信託やETFは少額から分散投資ができるため初心者にも始めやすい方法です。
高配当株投資の魅力は、定期的な配当収入が得られることですが、減配リスクや株価下落リスクもあるため、配当利回り3〜5%、配当性向30〜60%の安定企業を選び、複数銘柄に分散投資することが重要です。
SBI証券のS株を使えば、1株から購入できるため、少額でも分散投資が可能です。
配当金には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座を活用すれば非課税で投資できます。配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」に設定すれば、NISA口座の配当金も非課税になるため、必ず設定しておきましょう。
SBI証券には、S株、Vポイント投資、クレカ積立など、高配当株投資を便利にするサービスが充実しています。これらのサービスを活用することで、より効率的に資産形成を進められます。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは、SBI証券の公式サイトや専門家にご相談ください。
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