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住信SBIネット銀行の金利について調べているあなたは、メガバンクの低金利に不満を感じているのではないでしょうか。
住信SBIネット銀行の普通預金金利は、SBI証券と連携することで0.21%にアップします。
この記事では、金利を0.21%にする具体的な方法から、実際にいくら増えるのかのシミュレーション、他のネット銀行との比較まで詳しく解説します。
スマートプログラムを活用すれば、ATM手数料や振込手数料も無料にできます。
メリットだけでなく、定期預金金利が低いなどのデメリットも正直にお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
住信SBIネット銀行の金利は?
住信SBIネット銀行の金利は、普通預金と定期預金で大きく異なります。
まずは基本的な金利水準を確認しましょう。
住信SBIネット銀行の普通預金金利は、通常0.001%です。
しかし、SBI証券との連携サービス「SBIハイブリッド預金」を利用すると、金利が0.21%にアップします。
この0.21%という金利は、メガバンクの普通預金金利0.001%の210倍です。100万円を1年間預けた場合、メガバンクでは10円しか利息がつきませんが、住信SBIネット銀行のハイブリッド預金なら2,100円の利息を受け取れます。
SBIハイブリッド預金は、SBI証券の口座を開設するだけで利用できます。
実際に投資をする必要はなく、預金として預けているだけで高金利が適用されるのが大きな特徴です。金利は変動する可能性がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。
住信SBIネット銀行の定期預金金利は、預入期間によって0.275%~0.400%です。
1年もので0.275%、5年もので0.400%となっています。
定期預金は満期まで引き出せない制約がある一方、普通預金よりも高い金利が設定されています。
ただし、他のネット銀行の中には定期預金で0.5%以上の金利を提供しているところもあるため、住信SBIネット銀行の定期預金金利は特別高いとは言えません。
むしろ住信SBIネット銀行の強みは、いつでも引き出せる普通預金で0.21%の高金利を得られる点にあります。定期預金のように資金を拘束されることなく、高金利を享受できるのが大きなメリットです。
預金保険制度により、1,000万円まで元本が保護されます。
金利を0.21%にアップする方法
普通預金金利を0.21%にアップするには、SBIハイブリッド預金の設定が必要です。
仕組みと設定方法を詳しく見ていきましょう。
SBIハイブリッド預金は、住信SBIネット銀行とSBI証券を連携させる預金サービスです。
証券口座の買付余力として利用できる預金口座で、預けたお金は普通預金として扱われます。
この預金の最大の特徴は、SBI証券で株式や投資信託を購入する際に、自動的に資金が振り替えられる点です。
わざわざ銀行から証券口座に入金する手間が省けます。逆に、証券口座で株式を売却した代金も自動的にハイブリッド預金に戻ります。
重要なのは、SBI証券の口座を開設してハイブリッド預金を設定するだけで、実際に投資をしなくても0.21%の高金利が適用される点です。投資リスクを負うことなく、高金利のメリットだけを享受できます。
預金保険制度の対象なので、1,000万円まで元本が保護されます。
SBIハイブリッド預金を利用するための設定手順は以下の通りです。
設定自体は5分程度で完了します。
口座開設には本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)が必要です。スマホで本人確認を行えば、最短で翌営業日から取引を開始できます。
SBI証券の口座開設は無料で、口座維持手数料もかかりません。
投資をしない場合でも費用は一切発生しないため、高金利のためだけに口座を開設する価値は十分にあります。
SBI証券の口座を開設するだけで金利が上がる仕組みに疑問を持つ方もいるでしょう。
これは、住信SBIネット銀行とSBI証券が同じSBIグループであることが理由です。
銀行側としては、証券口座との連携により顧客の利便性を高め、将来的に投資を始めてもらえる可能性を期待しています。
証券側としても、銀行口座との連携で資金移動がスムーズになり、取引の機会が増えることを見込んでいます。
つまり、0.21%という高金利は、グループ全体での顧客獲得戦略の一環なのです。
顧客にとっては、投資をしなくても高金利を得られるという大きなメリットがあります。SBI証券口座を開設しても投資を強制されることはなく、預金として安全に資産を保管できます。
金利0.21%で実際にいくら増える?
0.21%という数字だけではピンとこない方も多いでしょう。
具体的な金額でシミュレーションしてみます。
100万円を住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金に1年間預けた場合、年間の利息は2,100円(税引き前)です。
これをメガバンクの普通預金金利0.001%と比較すると、メガバンクでは年間わずか10円しか利息がつきません。
住信SBIネット銀行なら210倍の利息を受け取れる計算になります。
500万円を預けた場合、年間の利息は10,500円(税引き前)です。
メガバンクの普通預金なら50円しか利息がつかないところ、住信SBIネット銀行なら1万円以上の利息を受け取れます。
月額に換算すると約875円、ちょっとしたランチ代になる金額です。
1,000万円を預けた場合、年間の利息は21,000円(税引き前)です。
メガバンクの普通預金では100円しか利息がつきませんが、住信SBIネット銀行なら2万円以上の利息を受け取れます。
預金保険制度により1,000万円まで元本が保護されるため、安全性も確保されています。
預金の利息には20.315%の税金(所得税15.315%+住民税5%)がかかります。
税引き後の実質的な受取額を表にまとめました。
| 預金額 | 税引き前利息 | 税金 | 税引き後利息 |
| 100万円 | 2,100円 | 427円 | 1,673円 |
| 500万円 | 10,500円 | 2,133円 | 8,367円 |
| 1,000万円 | 21,000円 | 4,266円 | 16,734円 |
税金を引いても、メガバンクの普通預金と比べて圧倒的に多くの利息を受け取れることが分かります。
利息は自動的に源泉徴収されるため、確定申告の必要はありません。
他のネット銀行と比較
住信SBIネット銀行の金利0.21%は、他のネット銀行と比べて本当に高いのでしょうか。
客観的に比較してみます。
主要なネット銀行の普通預金金利を比較した表が以下です。
| 銀行名 | 普通預金金利 | 条件 |
| 住信SBIネット銀行 | 0.21% | SBI証券連携 |
| SBI新生銀行 | 0.40% | ダイヤモンドステージ達成 |
| 楽天銀行 | 0.10% | 楽天証券連携 |
| auじぶん銀行 | 0.30% | auマネーコネクト利用 |
| イオン銀行 | 0.15% | プラチナステージ達成 |
住信SBIネット銀行の0.21%は、条件達成のハードルが低い中では高水準です。
SBI証券の口座開設だけで達成できるため、誰でも簡単に高金利を得られます。
同じSBIグループのSBI新生銀行は、最大0.40%の普通預金金利を提供しています。
住信SBIネット銀行の0.21%よりも高金利ですが、条件が大きく異なります。
SBI新生銀行で0.40%の金利を得るには、「ダイヤモンドステージ」に到達する必要があります。このステージに到達するには、預金残高1,000万円以上、または投資信託・外貨預金の残高300万円以上などの条件を満たさなければなりません。
一方、住信SBIネット銀行は証券口座を開設するだけで0.21%が適用されます。
条件達成のハードルが低く、誰でも簡単に高金利を得られる点が大きなメリットです。資産額が少ない方や、投資をしたくない方には住信SBIネット銀行の方が向いています。
実は、複数のネット銀行を使い分けることで、さらに効率的に資産を管理できます。
例えば、普段使いの生活費は住信SBIネット銀行に預けて0.21%の金利を得る。1,000万円以上の資産がある場合は、預金保険制度の上限を考慮して、SBI新生銀行にも分散して0.40%の金利を得る。このような使い分けが可能です。
また、定期預金はあおぞら銀行やオリックス銀行など、定期預金金利が高い銀行を利用するという戦略もあります。
各銀行の強みを活かして使い分けることで、資産全体の利回りを最大化できます。複数の銀行口座を持つことで、預金保険制度の1,000万円の上限を超える資産も安全に分散できます。
スマートプログラムでお得に使う方法
住信SBIネット銀行には「スマートプログラム」という優遇制度があります。
ランクに応じてATM手数料や振込手数料が無料になります。
スマートプログラムは、利用状況に応じてランク1~4に分類され、ランクが上がるほど手数料無料回数が増える制度です。
ランクは毎月判定され、預金残高、商品・サービスの利用状況、年齢などの条件によって決まります。
一度ランクが上がれば、条件を維持する限り優遇が継続されます。特別な申込は不要で、自動的に判定されます。
各ランクの条件と特典を表にまとめました。
| ランク | 主な条件 | ATM出金無料回数 | 振込手数料無料回数 |
| ランク1 | 条件なし | 月2回 | 月1回 |
| ランク2 | 総預金残高30万円以上 | 月5回 | 月3回 |
| ランク3 | 総預金残高300万円以上など | 月10回 | 月10回 |
| ランク4 | 総預金残高500万円以上など | 月20回 | 月20回 |
ランク2は総預金残高30万円以上で達成できるため、比較的簡単です。
ランク3以降は預金残高だけでなく、外貨預金やカードローンの利用など、複数の条件を組み合わせて達成することも可能です。
効率的にランクアップする方法を紹介します。
まずは預金残高30万円以上でランク2を目指すのが現実的です。
給与振込口座に設定すれば、自然と預金残高が増えてランクアップしやすくなります。無理に高ランクを目指すよりも、自分の利用状況に合ったランクを維持することが大切です。
ATM・振込手数料を無料にする方法
住信SBIネット銀行は、スマートプログラムのランクに応じてATM・振込手数料が無料になります。
具体的な使い方を見ていきましょう。
住信SBIネット銀行のスマホアプリを使えば、キャッシュカードなしでATMから現金を引き出せます。
セブン銀行ATMでは、アプリに表示されるQRコードをATMで読み取るだけで取引できます。
スマートフォン認証取引と呼ばれるこのサービスは、カードを持ち歩かなくても現金を引き出せる便利な機能です。
利用手順は以下の通りです。アプリを開いて「スマホATM」を選択し、QRコード表示画面を開きます。セブン銀行ATMで「スマートフォンでの取引」を選択し、表示されたQRコードをスマホで読み取ります。ATM画面に表示される企業番号をアプリに入力し、暗証番号を入力すれば取引完了です。
住信SBIネット銀行が提携しているATMは以下の通りです。
これらのATMは、スマートプログラムのランクに応じて月2~20回まで出金手数料が無料になります。
ランク1でも月2回無料なので、最低限の利用は無料で行えます。コンビニATMが使えるため、全国どこでも24時間利用できるのが大きなメリットです。
住信SBIネット銀行のメリット5つ
住信SBIネット銀行の主なメリットを5つ紹介します。
SBI証券と連携するだけで普通預金金利が0.21%になる点が最大のメリットです。
メガバンクの210倍の金利で、いつでも引き出せる普通預金としては非常に高水準です。定期預金のように資金を拘束されることなく、高金利を享受できます。
SBIハイブリッド預金を設定すれば、証券口座への入金が自動化されます。
株式や投資信託を購入する際に、わざわざ銀行から証券口座に振り込む手間がかかりません。売却代金も自動的に銀行口座に戻るため、資金管理が非常に楽になります。
住信SBIネット銀行では、代表口座のほかに最大10個の「目的別口座」を作成できます。
旅行資金、結婚資金、教育資金など、目的ごとに資金を分けて管理できるため、貯金計画が立てやすくなります。各口座に目標金額と期限を設定できる機能もあり、貯金のモチベーション維持に役立ちます。
住信SBIネット銀行のスマホアプリは、直感的な操作で残高確認や振込ができます。
指紋認証や顔認証でログインできるため、セキュリティと利便性を両立しています。スマホATM機能を使えば、カードなしでコンビニATMから現金を引き出せます。
住信SBIネット銀行は預金保険制度の対象金融機関です。
万が一銀行が破綻しても、1,000万円までの元本とその利息が保護されます。三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資する銀行で、2025年10月からはNTTドコモの連結子会社となり、さらに経営基盤が強化されています。
住信SBIネット銀行のデメリット3つ
メリットだけでなく、デメリットも正直にお伝えします。
住信SBIネット銀行の定期預金金利は0.275~0.400%と、他のネット銀行と比べて特別高いわけではありません。
あおぞら銀行やオリックス銀行などは0.5%以上の定期預金金利を提供しています。
住信SBIネット銀行の強みは普通預金の高金利にあります。定期預金を重視する方は、他の銀行と使い分けることを検討しましょう。普通預金は住信SBIネット銀行、定期預金は他の高金利銀行という使い分けが効果的です。
普通預金金利0.21%を得るには、SBI証券の口座開設が必須です。
証券口座の開設に抵抗がある方や、投資に全く興味がない方にとってはハードルに感じるかもしれません。
ただし、口座開設は無料で、口座維持手数料もかかりません。
実際に投資をする必要もないため、高金利のためだけに開設する価値は十分にあります。口座開設の手続きはオンラインで完結し、最短翌営業日から利用できます。
住信SBIネット銀行は実店舗を持たないネット銀行です。
対面での相談や手続きができないため、ネットバンキングに不慣れな方には不便に感じるかもしれません。
ただし、以下のようなサポート体制は整っています。
実店舗がない分、人件費や店舗運営費が削減され、その分が高金利や手数料無料という形で顧客に還元されています。
ネットバンキングに慣れれば、24時間いつでもどこでも取引できる利便性の方が大きなメリットとなります。
ドコモグループ化の影響
2025年10月から、住信SBIネット銀行はNTTドコモの連結子会社となりました。
今後の変更点を確認しましょう。
住信SBIネット銀行は、2025年10月1日付でNTTドコモの連結子会社となり、「d NEOBANK」というブランド名でサービスを展開しています。
この変更により、既存の住信SBIネット銀行の口座は「d NEOBANK」の口座として継続されます。
金利やサービス内容は基本的に変わらず、SBIハイブリッド預金による0.21%の高金利も維持されています。口座番号や支店名も変更されないため、給与振込や口座振替の設定変更は不要です。
ドコモグループ化により、今後はdポイントとの連携強化が予定されています。
具体的には以下のような展開が期待されています。
すでにdポイントを貯めている方にとっては、さらにお得に利用できる可能性があります。
ドコモユーザーであれば、今後の新サービスにも注目です。ただし、具体的なサービス内容や開始時期は今後の発表を待つ必要があります。
残念ながら、住信SBIネット銀行で0.21%の高金利を得るには、SBI証券の口座開設が必須です。
証券口座なしで高金利を希望する場合は、他のネット銀行を検討する必要があります。例えば、楽天銀行は楽天証券との連携で0.10%、auじぶん銀行はauカブコム証券との連携で0.30%の金利が適用されます。ただし、どのネット銀行も高金利には証券口座との連携が条件となっています。
預金保険制度で保護されるのは、1金融機関あたり預金者1人につき元本1,000万円とその利息までです。
1,000万円を超える部分は、銀行が破綻した場合に保護されない可能性があります。
1,000万円を超える資産を持つ場合は、複数の銀行に分散して預けることをおすすめします。例えば、住信SBIネット銀行に1,000万円、SBI新生銀行に1,000万円というように分散すれば、それぞれの銀行で預金保険制度の保護を受けられます。
金利は変動する可能性があります。
住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金の金利も、過去に何度か変更されています。
日本銀行の金融政策や市場金利の動向により、将来的に金利が上がることも下がることもあります。ただし、仮に金利が下がったとしても、メガバンクの普通預金金利と比べれば依然として高水準を維持する可能性が高いです。最新の金利情報は、住信SBIネット銀行の公式サイトで定期的に確認することをおすすめします。
住信SBIネット銀行では、時期によって口座開設キャンペーンを実施していることがあります。
過去には、口座開設とSBIハイブリッド預金の設定で現金プレゼントや、初回入金額に応じたキャッシュバックなどのキャンペーンが行われました。
最新のキャンペーン情報は、住信SBIネット銀行の公式サイトの「キャンペーン」ページで確認できます。SBI証券でも同時にキャンペーンを実施していることがあるため、両方のサイトをチェックするとよりお得に口座開設できる可能性があります。
住信SBIネット銀行の普通預金金利は、SBI証券と連携することで0.21%にアップします。
証券口座を開設するだけで、実際に投資をしなくても高金利が適用される点が大きなメリットです。
100万円預けると年間約1,673円(税引き後)、1,000万円なら約16,734円の利息を受け取れます。
メガバンクの普通預金と比べて210倍の金利は、資産を効率的に増やす上で見逃せません。
スマートプログラムを活用すれば、ATM手数料や振込手数料も無料にできます。
預金残高30万円以上でランク2に到達でき、月5回のATM出金と月3回の振込が無料になります。
定期預金金利が他行より低い点や、高金利にはSBI証券口座が必要な点はデメリットですが、普通預金の高金利と利便性を考えれば、メインバンクとして十分に活用できる銀行です。
なお、金利は変動する可能性がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。預金には元本保証がありますが、投資判断はご自身の責任で行ってください。
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