SBIアルヒの住宅ローンの評判は?特徴と注意点を解説

SBIアルヒの住宅ローンの評判は?特徴と注意点を解説

住宅購入を検討していて、「SBIアルヒ」という名前を聞いたことはありませんか。

フラット35の実行件数で15年連続シェアNo.1を獲得している国内最大手の住宅ローン専門金融機関です。

「評判は良いのか」「どんな特徴があるのか」「自分に合っているのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

この記事では、SBIアルヒの住宅ローンの特徴やメリット・デメリット、実際の利用者の評判を詳しく解説します。

住宅ローン選びで失敗したくない方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の要約
  • SBIアルヒはフラット35実行件数15年連続1位の住宅ローン専門金融機関
  • スーパーフラットなら頭金1割以上で業界最低水準の金利を実現
  • 事務手数料は借入額の2.2%と高めだがWEB申込で抑えられる可能性も
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

SBIアルヒ(ARUHI)とは?|フラット35専門の住宅ローン会社

SBIアルヒは、住宅ローンを専門に取り扱う国内最大手の金融機関(モーゲージバンク)です。2000年6月に創業し、2023年にSBIホールディングスの傘下に入りました。

フラット35を中心とした全期間固定金利の住宅ローンを提供し、多くの利用者から支持を得ています。全国に100以上の店舗を展開しており、対面相談とWEB申込の両方に対応しているのが特徴です。

国内最大手のモーゲージバンク

SBIアルヒは、住宅ローン専門の金融機関として国内最大手の地位を確立しています。モーゲージバンクとは、預金業務を行わず住宅ローンの貸し出しに特化した金融機関のことです。

預金業務を持たないシンプルな事業構造により、効率的な業務運営を実現しています。その結果、低コストで競争力のある金利水準を提供できる体制が整っています。累積融資実行件数は業界トップクラスで、豊富な実績とノウハウを持っています。

フラット35実行件数15年連続1位の実績

2024年度のフラット35実行件数(借り換えを含む)シェアは26.3%で、15年連続で第1位を獲得しています

これは2010年度から連続して1位を維持している圧倒的な実績です。

フラット35を利用する方の約4人に1人がSBIアルヒを選んでいる計算になります。この実績は、商品力の高さと顧客サポートの充実度を示す証拠と言えるでしょう。住宅金融支援機構との連携もスムーズで、多種多様なケースに対応してきた経験があります。

SBIグループとの関係

2023年にSBIホールディングスの子会社となり、社名も「アルヒ株式会社」から「SBIアルヒ株式会社」に変更されました。SBIグループ入りにより、SBI新生銀行や住信SBIネット銀行などのグループ企業との連携が強化されています。

現在では、フラット35だけでなくSBI新生銀行や住信SBIネット銀行、auじぶん銀行、ソニー銀行の住宅ローンも取り扱っており、幅広い選択肢の中から最適な住宅ローンを選べるようになっています。グループのシナジー効果により、さらなるサービス向上が期待されています。

SBIアルヒの住宅ローン商品は2種類|フラット35とスーパーフラット

SBIアルヒが提供する主力商品は、「フラット35」と「スーパーフラット」の2種類です。どちらも全期間固定金利の住宅ローンですが、金利水準や利用条件が異なります。

自分に合った商品を選ぶために、それぞれの特徴をしっかり理解しておきましょう。

フラット35の特徴

フラット35は、住宅金融支援機構とSBIアルヒが提携して提供する、返済が終了するまで全期間固定金利の住宅ローンです

借入時に返済終了までの金利や返済額が確定するため、金利上昇局面でも安心して返済を続けられます。

保証料は不要で、繰上返済手数料も無料です。勤務形態や勤続年数に制限がなく、安定した収入が見込めれば申し込みが可能です。自営業者やフリーランス、転職直後の方でも審査を受けられるのが大きな特徴です。借入期間は15年から35年まで選択でき、融資比率が9割以下か9割超かで金利が異なります。

スーパーフラットの特徴

スーパーフラットは、フラット35(保証型)を用いたSBIアルヒ独自の住宅ローンで、従来のフラット35よりさらに低金利でご利用いただけます

頭金の割合に応じて、スーパーフラット9(頭金1割以上)からスーパーフラット5(頭金5割以上)まで、複数のプランが用意されています。

頭金が多いほど金利優遇が大きくなる仕組みです。例えば、頭金2割以上のスーパーフラット8なら、通常のフラット35よりも低い金利で借り入れができます。ただし、通常のフラット35よりも審査基準がやや厳しく、物件がフラット35の技術基準を満たす必要があります。団体信用生命保険も充実しており、がん保障や生活習慣病保障などのプランも選択できます。

2つの商品の違いを比較

項目 フラット35 スーパーフラット
金利水準 標準的な固定金利 フラット35より低金利
頭金 1割未満でも可 1割以上必要
事務手数料 借入額の2.2% 借入額の2.2%
団体信用生命保険 機構団信 ARUHI団信(選択肢が豊富)
審査基準 標準的 やや厳しめ
おすすめの人 頭金が少ない方、審査の柔軟性を重視する方 頭金を多く用意できる方、より低金利を求める方

フラット35は頭金が少なくても利用しやすく、スーパーフラットは頭金を多く用意できる方がより低い金利で借りられる商品です。自分の資金状況に合わせて選択することが大切です。どちらも全期間固定金利なので、将来の金利上昇リスクを避けたい方に適しています。

SBIアルヒを利用するメリット4つ

SBIアルヒの住宅ローンには、他の金融機関にはない独自のメリットがあります。ここでは、特に注目すべき4つのメリットを詳しく解説します。

業界最低水準の金利で借りられる

SBIアルヒのスーパーフラットは、フラット35の中でも業界トップクラスの低金利を実現しています。頭金の割合に応じて金利が優遇される仕組みで、頭金2割以上なら通常のフラット35よりも0.1%程度低い金利で借り入れが可能です。

0.1%の金利差でも、35年間の総返済額では数十万円の差が生まれます。例えば、3,000万円を35年間借りた場合、金利が0.1%下がるだけで総返済額が約50万円減少する計算になります。長期間の借入だからこそ、わずかな金利差が大きな節約につながるのです。

審査スピードが速い(最短1営業日)

事前審査は最短当日、本審査は最短3営業日で結果が出ます

ITを駆使した効率的な業務フローにより、他の金融機関よりも迅速な審査を実現しています。

住宅購入では、売買契約前に審査を通しておくことが重要です。審査が早ければ、希望の物件を逃すリスクを減らせます。また、売買契約締結前でも審査が可能なので、物件探しと並行して審査を進められます。急いで住宅ローンを組みたい方にとって、この審査スピードは大きな魅力です。

全国150店舗以上で対面相談できる

SBIアルヒは全国に100以上の店舗を展開しており、対面での相談が可能です。住宅ローンは金額が大きく複雑な商品なので、専門のローンアドバイザーに直接相談できるのは心強いポイントです。

店舗では、商品の詳細説明から申込手続き、契約まで一貫してサポートを受けられます。土日も営業している店舗が多く、平日に時間が取れない方でも相談しやすい環境が整っています。ビデオチャット相談も利用できるので、店舗に行けない方でも専門家のアドバイスを受けられます。

審査が柔軟で転職直後や個人事業主も借りやすい

フラット35は、勤務形態や勤続年数に制限がないのが特徴です。一般的な銀行の住宅ローンでは、勤続年数が1年以上必要な場合が多いですが、フラット35なら転職直後でも申し込みが可能です。

自営業者やフリーランスの方も、安定した収入が見込めれば審査を受けられます。審査では年収に占める返済負担率が重視されるため、他のローンの返済状況も含めて総合的に判断されます。SBIアルヒは豊富な審査実績があり、多様なケースに対応してきた経験があるため、他の金融機関で断られた方でも相談する価値があります。

SBIアルヒで気をつけたい3つのこと

メリットが多いSBIアルヒですが、利用する前に知っておきたい注意点もあります。ここでは、特に気をつけるべき3つのポイントを解説します。

事務手数料が高い(借入額の2.2%)

アルヒのフラット35の事務手数料は、大半の商品が借入額×2.2%(消費税込)と大手銀行並みです。3,000万円を借りる場合、事務手数料だけで66万円かかる計算になります。

一部の金融機関では事務手数料が定額(3万円~5万円程度)の商品もありますが、その場合は金利が高めに設定されていることが多いです。SBIアルヒの場合、事務手数料は高めですが金利は業界最低水準なので、総返済額で比較すると有利になるケースが多いです。WEB申込を利用すれば事務手数料が抑えられる可能性もあるため、詳しくは公式サイトで確認しましょう。

スーパーフラットは頭金1~2割以上が必要

スーパーフラットは、頭金を1割以上準備しなければいけません

低金利で魅力的な商品ですが、頭金を用意できない方は利用できません。

頭金1割というと、3,000万円の物件なら300万円が必要です。この金額を用意するのは簡単ではありません。頭金が用意できない場合は、通常のフラット35を選ぶか、フラット35とフラットαを組み合わせて物件価格の10割まで借り入れる方法もあります。ただし、頭金を入れることで金利が下がり、総返済額を抑えられるメリットは大きいです。

物件がフラット35の基準を満たす必要がある

フラット35を利用するには、物件が住宅金融支援機構の定めた技術基準に適合している必要があります。耐震性や省エネ性能など、一定の基準を満たしていることを証明する適合証明書の取得が必要です。

新築物件の多くは基準を満たしていますが、中古物件の場合は注意が必要です。特に築年数が古い物件では、基準を満たさないケースもあります。物件検査には費用(数万円程度)と時間がかかるため、事前に確認しておくことが大切です。購入を検討している物件がフラット35の基準を満たすかどうか、不動産会社や建築士に確認しておきましょう。

SBIアルヒの評判・口コミは?|実際の利用者の声

SBIアルヒの評判・口コミは?

SBIアルヒを実際に利用した方の評判や口コミを紹介します。良い評判と気になる評判の両方を確認して、利用を検討する際の参考にしてください。

良い評判・口コミ

  • 「審査が早く、事前審査は翌日に結果が出ました。物件の売買契約をスムーズに進められて助かりました」
  • 「転職したばかりでしたが、フラット35なら申し込めると聞いて相談しました。無事に審査に通り、マイホームを購入できました」
  • 「店舗で丁寧に説明してもらえて、初めての住宅ローンでも安心して申し込めました。担当者の対応が親切でした」
  • 「スーパーフラットで頭金を2割入れたら、他の銀行よりも低い金利で借りられました。総返済額が抑えられて満足しています」
  • 「繰上返済手数料が無料なので、余裕ができたときに気軽に返済できるのが良いです」
  • 「全国に店舗があるので、引っ越し先でも相談できるのが安心です」

審査の早さや対応の丁寧さ、低金利を評価する声が多く見られます。特に、転職直後や自営業の方からは、審査の柔軟性を評価する口コミが目立ちます。

気になる評判・口コミ

  • 「事務手数料が高いと感じました。3,000万円借りたので66万円もかかりました」
  • 「スーパーフラットを利用したかったのですが、頭金が足りず通常のフラット35になりました」
  • 「変動金利の商品もありますが、他のネット銀行と比べると金利が高めです」
  • 「WEB申込だと融資実行まで時間がかかる場合があります。急いでいる方は店舗申込の方が良いかもしれません」
  • 「返済口座を自分で振り込む必要があり、少し手間に感じます」

事務手数料の高さや、スーパーフラットの頭金要件を気にする声があります。また、変動金利の商品は他のネット銀行と比べると競争力が劣るという意見も見られます。ただし、これらのデメリットを理解した上で利用すれば、満足度の高い住宅ローンと言えるでしょう。

SBIアルヒがおすすめな人・向いていない人

SBIアルヒの住宅ローンは、すべての方に最適というわけではありません。ここでは、どんな人におすすめか、逆にどんな人は他の選択肢を検討した方が良いかを解説します。

SBIアルヒがおすすめな人

以下のような方にSBIアルヒの住宅ローンはおすすめです。

SBIアルヒがおすすめな人

全期間固定金利で安心して返済したい方

頭金を1~2割以上用意できる方(スーパーフラット利用)

転職直後や自営業で他の銀行の審査が不安な方

審査結果を早く知りたい方

対面で専門家に相談しながら手続きを進めたい方

フラット35の実績が豊富な金融機関で借りたい方

繰上返済を積極的に行いたい方(手数料無料)

特に、金利変動リスクを避けたい方や、審査の柔軟性を重視する方には最適な選択肢と言えます。頭金を多く用意できる方なら、スーパーフラットで業界トップクラスの低金利を実現できます。

他の住宅ローンも検討した方がよい人

以下のような方は、SBIアルヒ以外の住宅ローンも比較検討することをおすすめします。

  • 変動金利で低金利を追求したい方
  • 頭金をほとんど用意できない方
  • 事務手数料を定額で抑えたい方
  • 団信の保障内容を重視する方(がん団信など)
  • すでにメインバンクがあり、そこで住宅ローンを組みたい方

変動金利を希望する場合は、ネット銀行の住宅ローンの方が低金利の商品が多いです。また、事務手数料を抑えたい場合は、定額の事務手数料を設定している金融機関を検討すると良いでしょう。ただし、事務手数料が安い商品は金利が高めに設定されていることが多いため、総返済額で比較することが重要です。

SBIアルヒの申込方法は2つ|WEB申込と店舗相談

SBIアルヒでは、WEB申込と店舗相談の2つの申込方法が用意されています。それぞれにメリットがあるので、自分に合った方法を選びましょう。

WEB申込のメリット(事務手数料が抑えられる可能性も)

WEB申込は、自宅にいながら24時間いつでも申し込みができる便利な方法です。SBIアルヒIDに登録後、マイページから事前審査を申し込みます。必要書類はオンラインでアップロードでき、郵送の手間も省けます。

以前は、WEB申込を利用すると事務手数料が借入額の1.1%(税込)に割引されるキャンペーンが実施されていました。ただし、このキャンペーンは2025年6月30日をもって終了しています。現在は事務手数料が一律2.2%(税込)となっていますが、今後新たなキャンペーンが実施される可能性もあるため、最新情報は公式サイトで確認しましょう。WEB申込は来店不要で手続きできるため、忙しい方や近くに店舗がない方に適しています。

店舗相談のメリット(丁寧なサポート)

店舗相談では、専門のローンアドバイザーが対面で丁寧にサポートしてくれます。住宅ローンは複雑な商品なので、疑問点を直接質問できるのは大きなメリットです。

店舗では、商品の詳しい説明から、自分に合ったプランの提案、必要書類の確認まで、一貫してサポートを受けられます。審査結果が出た後も、契約手続きまで担当者がフォローしてくれるので安心です。初めて住宅ローンを組む方や、複雑な事情がある方は、店舗相談を利用することをおすすめします。予約は公式サイトから簡単にできます。

SBIアルヒと他の住宅ローンを比較|どちらを選ぶべき?

SBIアルヒの住宅ローンを他の金融機関と比較して、どちらを選ぶべきか検討しましょう。ここでは、特に比較されることの多い金融機関との違いを解説します。

SBI新生銀行・住信SBIネット銀行との違い

SBIアルヒは同じSBIグループのSBI新生銀行や住信SBIネット銀行の住宅ローンも取り扱っています。それぞれの特徴を理解して、自分に合った商品を選びましょう。

SBI新生銀行の住宅ローンは、変動金利や当初固定金利の商品が充実しています。変動金利を希望する方には魅力的な選択肢です。住信SBIネット銀行も変動金利に強みがあり、団信の保障内容も充実しています。一方、SBIアルヒは全期間固定金利のフラット35に特化しており、金利変動リスクを避けたい方に適しています。金利タイプの違いが大きいので、自分の返済計画に合わせて選ぶことが大切です。

他のフラット35取扱金融機関との違い

項目 SBIアルヒ 他の金融機関
実績 フラット35実行件数15年連続1位 金融機関により異なる
金利 業界トップクラスの低金利(スーパーフラット) 金融機関により異なる
事務手数料 借入額の2.2% 定額(3~5万円)または借入額の1~2%
審査スピード 最短当日(事前審査) 数日~1週間程度
店舗数 全国100以上 金融機関により異なる
独自商品 スーパーフラット(低金利) 金融機関により異なる

SBIアルヒは、フラット35の中でも特に実績が豊富で、審査スピードや店舗網で優位性があります。事務手数料は高めですが、金利の低さでカバーできるケースが多いです。総返済額で比較して、自分に最も有利な金融機関を選びましょう。

よくある質問(Q&A)

SBIアルヒの住宅ローンに関して、よくある質問をまとめました。疑問点を解消して、安心して申し込みましょう。

審査に落ちることはありますか?

はい、審査に落ちることはあります。フラット35は比較的審査が柔軟ですが、年収に占める返済負担率が基準を超えている場合や、他のローンの返済が滞っている場合などは審査に通らないことがあります。

審査基準は、年収400万円未満の方は返済負担率30%以下、年収400万円以上の方は35%以下が目安です。他のローンの返済額も含めて計算されるため、事前に自分の返済負担率を確認しておくことが大切です。審査に不安がある方は、事前に店舗で相談することをおすすめします。

団体信用生命保険(団信)は必須ですか?

フラット35の場合、団信への加入は任意です。健康上の理由などで団信に加入できない方でも、フラット35を利用できます。ただし、団信に加入しない場合は、万が一のときに住宅ローンの返済義務が残ります。

団信に加入しない場合、金利が0.2%程度下がります。ただし、家族の生活を守るためには、別途生命保険などで保障を確保することが重要です。団信に加入するかどうかは、自分の健康状態や家族の状況を考慮して慎重に判断しましょう。

繰上返済はできますか?手数料はかかりますか?

繰上返済は可能で、手数料は無料です。インターネットから1万円以上、1円単位で繰上返済ができます。回数制限もなく、契約書類の再提出も不要なので、気軽に繰上返済できます。

繰上返済をすることで、利息の支払いを減らし、総返済額を抑えることができます。余裕資金ができたときは、積極的に繰上返済を検討すると良いでしょう。ただし、手元資金を全て返済に充てるのではなく、生活費の予備資金は確保しておくことが大切です。

フラット35Sやリノベの優遇制度は使えますか?

はい、使えます。フラット35Sは、省エネ性や耐震性などに優れた住宅を取得する場合に、一定期間金利が引き下げられる制度です。また、フラット35リノベは、中古住宅を購入してリフォームする場合に利用できます。

2024年2月から導入されたフラット35子育てプラスでは、子どもの人数に応じて金利引き下げ期間・引き下げ幅が変わります

これらの優遇制度を組み合わせることで、最大で当初5年間は年1.0%の金利引き下げを受けられる場合もあります。詳しくは、SBIアルヒの店舗または公式サイトで確認してください。

借り換えもできますか?

はい、借り換えも可能です。現在、他の金融機関で住宅ローンを借りている方が、SBIアルヒのフラット35に借り換えることができます。変動金利から固定金利に切り替えたい方や、より低い金利で借り換えたい方に適しています。

スーパーフラット借換は、頭金不要で従来のフラット35よりも低金利で利用できます

借り換えには、事務手数料や登記費用などの諸費用がかかるため、総コストを計算して本当にメリットがあるか確認することが重要です。SBIアルヒの公式サイトでシミュレーションができるので、まずは試算してみましょう。

まとめ

SBIアルヒは、フラット35実行件数15年連続1位の実績を持つ国内最大手の住宅ローン専門金融機関です。全期間固定金利で安心して返済でき、審査スピードが速く、全国に店舗があるため対面相談もできる点が大きな魅力です。

特に、頭金を1~2割以上用意できる方は、スーパーフラットで業界トップクラスの低金利を実現できます。転職直後や自営業の方でも審査が柔軟で、他の金融機関で断られた方でも相談する価値があります。

一方で、事務手数料が借入額の2.2%と高めであることや、スーパーフラットは頭金が必要であることには注意が必要です。また、変動金利を希望する方は、他のネット銀行の方が低金利の商品が多いため、比較検討することをおすすめします。

住宅ローンは長期間にわたる大きな借入です。金利だけでなく、事務手数料や団信の保障内容、サポート体制なども含めて総合的に判断することが大切です。SBIアルヒの住宅ローンが自分に合っているかどうか、この記事を参考にじっくり検討してみてください。

なお、住宅ローンには元本割れのリスクはありませんが、返済が滞ると物件が競売にかけられる可能性があります。金利・手数料は変更される可能性がありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください。最終的な判断はご自身の責任で行い、不明な点は専門家にご相談ください。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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