ひまわり証券の評判は?|メリット・デメリットと口コミを解説

ひまわり証券の評判は?|メリット・デメリットと口コミを解説

FX取引を始めたいけれど、ひまわり証券の評判が気になっていませんか。

日本初のFX業者として知られるひまわり証券ですが、「スプレッドが広い」という声がある一方で、「ループ・イフダンが便利」という評価も見られます。

本記事では、ひまわり証券の実際の利用者の口コミを分析し、メリット・デメリットを客観的に解説します。

ループ・イフダンの仕組みや実績、他社との比較、口座開設の流れまで、ひまわり証券を検討する上で必要な情報を網羅しています。

この記事を読めば、ひまわり証券が自分に合っているかどうか判断できるようになります。

この記事の要約
  • ひまわり証券は日本初のFX業者で、ループ・イフダンによる自動売買が最大の特徴
  • スプレッドは他社より広いが、初心者向けサポートと情報ツールが充実している
  • 自動売買で手間をかけずに運用したい人におすすめだが、短期売買には不向き
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

ひまわり証券とは|日本初のFX業者の特徴

ひまわり証券は、1998年に日本で初めて個人向けFX取引サービスを提供した老舗のFX業者です。20年以上の運営実績を持ち、FX業界のパイオニアとして知られています。

現在は自動売買システム「ループ・イフダン」を主力サービスとして展開し、初心者から経験者まで幅広い投資家に利用されています。

会社概要と信頼性

ひまわり証券株式会社は、東京都中央区に本社を置く金融商品取引業者です。関東財務局長(金商)第150号として正式に登録されており、金融庁の監督下で事業を展開しています。

親会社はISホールディングスで、金融サービス事業を中心に展開する企業グループの一員として安定した経営基盤を持っています。

公式サイトでは会社情報や財務状況が透明に開示されており、信頼性の高い業者と言えます。

日本初のFX取引提供という実績

ひまわり証券は1998年に日本で初めて個人投資家向けのFX取引サービスを開始しました。当時はまだFXという言葉も一般的ではなく、外国為替証拠金取引という新しい投資手法を日本に広めた先駆者の一つです。

この実績により、FX業界では「老舗」「パイオニア」として認知されています。長年の運営経験から蓄積されたノウハウは、現在の自動売買システムやサポート体制に活かされています。

金融庁登録と資産保全のしくみ

ひまわり証券は金融庁に正式に登録された金融商品取引業者であり、金融商品取引法に基づいた厳格な規制を受けています。

顧客の資産は信託銀行において分別管理されており、万が一会社が破綻した場合でも顧客資産は保護される仕組みになっています。

また、日本投資者保護基金にも加入しており、万が一の際には1,000万円までの補償が受けられます。

システムセキュリティについても、SSL暗号化通信や二段階認証など、業界標準のセキュリティ対策が実施されています。

ひまわり証券の評判・口コミ|実際の利用者の声

ひまわり証券を実際に利用している投資家の口コミを、良い評判と悪い評判に分けて紹介します。

複数のレビューサイトや口コミ情報をもとに、客観的な評価をまとめました。

良い評判・口コミ

ひまわり証券の良い評判として、以下のような声が多く見られます。

  • ループ・イフダンが使いやすい:自動売買の設定が簡単で、初心者でもすぐに始められるという評価が多数あります
  • サポート体制が充実している:電話やメールでの問い合わせ対応が丁寧で、初心者でも安心して利用できるという声があります
  • 老舗の安心感がある:日本初のFX業者という歴史があり、長年の運営実績から信頼できるという意見が見られます
  • デモトレードで練習できる:実際の資金を使う前にデモ口座で練習できるため、自動売買の仕組みを理解してから本番に臨めます
  • 情報ツールが豊富:さきどりテクニカルなどの分析ツールが充実しており、取引判断の参考になるという評価があります

悪い評判・口コミ

一方で、以下のような不満の声も見られます。

  • スプレッドが他社より広い:主要通貨ペアのスプレッドが他のネット証券と比べて広く、取引コストが高いという指摘が最も多く見られます
  • 推奨資金が高額:ループ株365の推奨資金が200万円以上と高額で、初心者には敷居が高いという声があります
  • 投資助言報酬がかかる:自動売買を利用する際に投資助言報酬(ポジション管理料)が発生するため、実質的なコストが高くなるという指摘があります
  • 取引ツールの機能が限定的:裁量取引を行う場合、取引ツールの機能が他社と比べて物足りないという意見があります
  • 通貨ペアの種類が少ない:取り扱い通貨ペアが主要なものに限られており、マイナー通貨の取引を希望する投資家には選択肢が少ないという声があります

評判から分かること

口コミを総合すると、ひまわり証券は「自動売買で手間をかけずに運用したい初心者」には向いているが、「短期売買で積極的に利益を狙いたい経験者」には不向きという傾向が見られます。

スプレッドの広さというデメリットはありますが、自動売買の使いやすさやサポート体制の充実というメリットで補っている印象です。

ひまわり証券の5つのメリット|おすすめポイント

ひまわり証券には、他のFX業者にはない独自の強みがあります。

ここでは5つの主要なメリットを詳しく解説します。

ループ・イフダンで自動売買ができる

ひまわり証券の最大の特徴は、独自の自動売買システム「ループ・イフダン」です。

このシステムは、あらかじめ設定した値幅で自動的に売買を繰り返す仕組みで、相場を常に監視する必要がありません。

ループ・イフダンの特徴

設定は非常にシンプル

通貨ペア・売買方向・値幅の3つを選ぶだけで運用開始

複雑なプログラミングや高度な知識は不要

実際の運用実績として、2014年10月から2024年9月までの期間で77.53%の口座が利益を出しているというデータがあります(出典:ひまわり証券公式サイト)。

初心者向けサポートが充実

ひまわり証券は、初心者向けのサポート体制が充実しています。

電話サポートは平日の営業時間内に対応しており、自動売買の設定方法や取引に関する疑問を直接相談できます。

また、公式サイトには「アカデミーチョイス」という教育コンテンツが用意されており、FXの基礎知識から自動売買の戦略まで体系的に学べます。

くりっく株365の手数料が低コスト

ひまわり証券は、取引所CFD「くりっく株365」の取引手数料が1枚あたり147円(税込)と低コストで設定されています。

日経225やNYダウなどの株価指数に投資できるくりっく株365は、レバレッジを効かせた取引が可能で、配当相当額も受け取れます。

情報配信ツールが豊富

ひまわり証券は、取引判断をサポートする情報ツールが充実しています。

代表的なのが「さきどりテクニカル」で、過去のチャートパターンから将来の値動きを予測する機能です。

また、為替ニュースや経済指標カレンダー、マーケット分析レポートなども無料で閲覧できます。

デモトレードで練習できる

ひまわり証券では、実際の資金を使わずに取引を体験できるデモトレード機能が提供されています。

デモ口座では、本番と同じ取引環境でループ・イフダンの設定や操作を練習できます。

特に自動売買が初めての人にとって、デモトレードで仕組みを理解してから本番に臨めるのは大きなメリットです。

ひまわり証券の3つのデメリット|気をつけたいこと

ひまわり証券にはメリットがある一方で、注意すべきデメリットもあります。

ここでは主要な3つのデメリットと、その対処法を解説します。

スプレッドが他社より広い

ひまわり証券の最大のデメリットは、主要通貨ペアのスプレッドが他のネット証券と比べて広いことです。

例えば米ドル/円のスプレッドは1.0銭程度ですが、他社では0.2銭程度で提供されているケースもあります。

スプレッドは実質的な取引コストとなるため、短期売買を繰り返す投資家にとっては利益を圧迫する要因となります。

ただし、ループ・イフダンのような自動売買では、中長期的なトレンドを狙う戦略が中心となるため、スプレッドの影響は短期売買ほど大きくありません。

ループ株365の推奨資金が高額

ひまわり証券が提供する「ループ株365」は、株価指数を対象とした自動売買サービスですが、推奨資金が200万円以上と高額です。

これは、株価指数の値動きが大きいため、十分な証拠金を確保しないと強制決済のリスクが高まるためです。

少額から投資を始めたい初心者にとって、200万円という金額は大きなハードルとなります。

対処法としては、まずはFXのループ・イフダンから始めて、資金が増えてからループ株365に挑戦するという段階的なアプローチがおすすめです。

投資助言報酬による追加コスト

ひまわり証券のループ・イフダンを利用する場合、投資助言報酬(ポジション管理料)が発生します。

これは自動売買のアルゴリズムを利用するための費用で、保有ポジションに応じて課金される仕組みです。

具体的には、1万通貨あたり1日数円程度の費用がかかります。長期間ポジションを保有する場合、この費用が積み重なって無視できないコストになる可能性があります。

ループ・イフダンとは|自動売買の仕組みと実績

ループ・イフダンは、ひまわり証券の最大の特徴である自動売買システムです。

ここでは、その仕組みと実績を詳しく解説します。

ループ・イフダンの基本的な仕組み

ループ・イフダンは、「一定の値幅で自動的に売買を繰り返す」というシンプルな仕組みの自動売買システムです。

例えば、「米ドル/円が1円下がったら買い、1円上がったら売る」という設定をすると、その条件に従って自動的に取引が繰り返されます。

設定は3ステップ

①通貨ペアを選ぶ

②売りか買いかを選ぶ

③値幅を選ぶ

この仕組みにより、相場の上下動から利益を積み重ねることができます。24時間自動で取引してくれるため、仕事中や睡眠中でも機会を逃しません。

実際の運用実績(77.53%の利益率)

ひまわり証券の公式データによると、2014年10月から2024年9月までの10年間で、ループ・イフダンを利用した口座の77.53%が利益を出しています(出典:ひまわり証券公式サイト「ループ・イフダン運用実績」2024年9月時点)。

ただし、この実績は過去のデータであり、将来の運用成果を保証するものではありません。相場環境や設定内容によって結果は大きく変わるため、必ず利益が出るわけではないことを理解しておく必要があります。

また、利益を出している口座の多くは、適切な資金管理と長期的な視点で運用を続けている傾向があります。

具体的な設定方法と最適戦略

ループ・イフダンの設定方法は以下の通りです。

1.取引したい通貨ペアを選ぶ(初心者には米ドル/円がおすすめ)
2.「買い」か「売り」かを選ぶ(トレンドに応じて判断)
3.値幅を選ぶ(初心者は広めの値幅から開始)

最適戦略としては、以下の3点が重要です。

  • 十分な証拠金を用意する(推奨資金の目安は50万円以上)
  • 長期的な視点で運用する
  • 相場環境に応じて設定を見直す

ひまわり証券をおすすめする人・しない人

ひまわり証券が向いている人と向いていない人を明確に整理します。

自分に合っているかどうか、以下のチェックリストで確認してみてください。

ひまわり証券がおすすめな人

以下の項目に当てはまる人は、ひまわり証券が向いています。

  • 自動売買で手間をかけずにFX取引をしたい人
  • FX初心者で、簡単に始められるシステムを探している人
  • 仕事が忙しく、相場を常に監視する時間がない人
  • 長期的な視点で資産運用を考えている人
  • 老舗の安心感を重視する人
  • デモトレードで練習してから本番に臨みたい人
  • サポート体制が充実している業者を選びたい人
  • くりっく株365で株価指数にも投資したい人

ひまわり証券をおすすめしない人

以下の項目に当てはまる人は、ひまわり証券は向いていない可能性があります。

  • 短期売買(スキャルピング・デイトレード)を中心に行いたい人
  • 取引コスト(スプレッド)を最重視する人
  • 裁量取引で高度なテクニカル分析を行いたい人
  • 少額(10万円未満)から投資を始めたい人
  • マイナー通貨ペアの取引を希望する人
  • 最新の高機能取引ツールを使いたい人
  • 投資助言報酬などの追加コストを避けたい人
  • ループ株365の推奨資金(200万円以上)を用意できない人

他社FX業者との比較|スプレッドと手数料

ひまわり証券を他の主要FX業者と比較し、客観的な位置づけを確認します。

主要通貨ペアのスプレッド比較

主要FX業者の米ドル/円とユーロ/円のスプレッドを比較すると、以下のようになります。

FX業者 米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円
ひまわり証券 1.0銭 2.0銭 3.0銭
SBI証券 0.2銭 0.4銭 0.9銭
楽天証券 0.2銭 0.4銭 0.9銭
GMOクリック証券 0.2銭 0.4銭 0.9銭
DMM FX 0.2銭 0.4銭 0.9銭

この比較から分かるように、ひまわり証券のスプレッドは他社と比べて広くなっています。

ただし、自動売買メインで中長期的な運用を行う場合は、スプレッドの影響は相対的に小さくなります。

自動売買ツールの比較

主要な自動売買ツールを比較すると、以下のような特徴があります。

FX業者 自動売買ツール名 設定の簡単さ 初心者向け
ひまわり証券 ループ・イフダン ◎(3ステップ)
インヴァスト証券 トライオートFX ○(複数パターン)
外為オンライン iサイクル2取引 ○(設定項目多め)
マネースクエア トラリピ △(詳細設定必要)

ループ・イフダンは設定の簡単さで他社を上回っています。初心者が自動売買を始める際の敷居の低さは大きなメリットです。

ひまわり証券の口座開設方法|初回取引までの流れ

ひまわり証券で口座を開設し、実際に取引を始めるまでの具体的な手順を解説します。

必要書類と準備するもの

口座開設には以下の書類が必要です。事前に準備しておくとスムーズに手続きを進められます。

  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートのいずれか)
  • マイナンバー確認書類(マイナンバーカード、通知カード、マイナンバー記載の住民票のいずれか)
  • メールアドレス(連絡用)
  • 銀行口座情報(入出金用)

口座開設の手順(画面付き)

口座開設は以下の手順で進めます。

1.ひまわり証券の公式サイトにアクセスし、「口座開設」ボタンをクリック
2.メールアドレスを登録し、届いたメールのURLから申込フォームへ進む
3.氏名・住所・職業などの基本情報を入力
4.投資経験や資産状況に関する質問に回答(審査のため)
5.本人確認書類とマイナンバー確認書類をアップロード(スマホ撮影可)
6.規約に同意して申込を完了
7.審査完了後、ログイン情報が郵送またはメールで届く

スマホで本人確認を行った場合、最短で翌営業日に口座開設が完了します。

初回入金から取引開始まで

口座開設が完了したら、以下の手順で取引を始めます。

1.マイページにログインし、「入金」メニューから入金手続きを行う
2.クイック入金(即時反映)または銀行振込で資金を入金
3.入金が反映されたら、取引画面から「ループ・イフダン」を選択
4.通貨ペア・売買方向・値幅を選択して設定を保存
5.設定内容を確認し、「運用開始」ボタンをクリック

初めての場合は、まずデモトレードで操作に慣れてから本番に臨むことをおすすめします。

まとめ

ひまわり証券は、日本初のFX業者として20年以上の実績を持ち、独自の自動売買システム「ループ・イフダン」を提供しています。

設定が簡単で初心者でも始めやすく、77.53%の口座が利益を出しているという実績もあります。

サポート体制が充実しており、デモトレードで練習できる環境も整っているため、FX初心者や自動売買に興味がある人には適した選択肢です。

一方で、スプレッドが他社より広いというデメリットがあるため、短期売買を中心に行いたい人には向いていません。また、ループ株365の推奨資金が200万円以上と高額な点や、投資助言報酬による追加コストも考慮する必要があります。

ひまわり証券を選ぶべきかどうかは、自分の取引スタイルと目的次第です。自動売買で手間をかけずに運用したい人、初心者向けのサポートを重視する人には向いています。

なお、FX取引には為替変動リスクがあり、元本割れの可能性があります。自動売買であっても損失が発生する場合があるため、投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくはひまわり証券の公式サイトでご確認ください。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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