BSV ETFは存在する?|投資方法と注意点を解説

「sbi銀行のATMってどこで使えるの?」「手数料は本当に無料なの?」そんな疑問をお持ちではありませんか。
実は「sbi銀行」という名前の銀行は存在せず、住信SBIネット銀行とSBI新生銀行という2つの異なる銀行があります。
この記事では、両行のATM手数料や使える場所、完全無料で利用する方法まで、実用的な情報をすべてお伝えします。
コンビニATMを賢く使えば、年間数千円の手数料を節約できる可能性があります。
ATM選びで損をしないために、ぜひ最後までご覧ください。
目次
sbi銀行のATMとは?
「sbi銀行」と検索すると、住信SBIネット銀行とSBI新生銀行という2つの銀行が出てきます。名前が似ているため混同されがちですが、実はまったく別の金融機関です。
ATMの使い方や手数料体系も大きく異なるため、まずはこの2つの違いをしっかり理解しましょう。
2つの銀行の基本情報
住信SBIネット銀行:三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資するネット銀行
SBI新生銀行:旧新生銀行がSBIグループの傘下に入り、2023年に改称
口座数:住信SBIは1,000万超、SBI新生は全国に実店舗を展開
住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資するネット銀行です。実店舗を持たず、インターネットやアプリでの取引を中心に展開しています。
口座数は1,000万を超え、ネット銀行の中でもトップクラスの規模を誇ります。
一方、SBI新生銀行は旧新生銀行がSBIグループの傘下に入り、2023年に改称した銀行です。全国に実店舗を展開しており、対面サービスも提供しています。
ネット取引と店舗サービスの両方を利用できる点が特徴です。
住信SBIネット銀行は自社ATMを持たず、提携ATM(セブン銀行、ローソン銀行、イーネット等)を利用します。SBI新生銀行は自社ATMを全国の店舗に設置しており、これらのATMは24時間無料で利用できます。
手数料体系については、住信SBIは「スマートプログラム」というランク制度で優遇回数が決まります。SBI新生は「ステップアッププログラム」で同様の優遇を受けられる仕組みです。
どちらも条件を満たせば月数回の無料利用が可能ですが、完全無料にするための条件は異なります。
住信SBIネット銀行がおすすめなのは、完全にネットで取引を完結させたい方です。2024年12月からアプリでATMが完全無料化され、スマホだけで入出金できるようになりました。
コンビニATMが生活圏内に多く、カードを持ち歩きたくない方に最適です。また、証券口座との連携(SBIハイブリッド預金)で普通預金金利が優遇される点も魅力です。
SBI新生銀行が向いているのは、実店舗での相談や手続きを重視する方です。住宅ローンや資産運用の相談を対面で行いたい場合に便利です。
また、自社ATMが24時間無料で使えるため、店舗の近くに住んでいる方や通勤経路に店舗がある方にとってはコスト面でも有利です。
複数口座の使い分け戦略
住信SBIを給与受取口座にして金利優遇を受ける
SBI新生を現金管理用に使う
生活スタイルに合わせて柔軟に使い分ける
利用頻度で選ぶなら、月に数回程度のATM利用であればどちらでも大きな差はありません。ただし、頻繁に現金を引き出す方は、住信SBIのアプリでATM(完全無料)またはSBI新生の自社ATM(24時間無料)を活用できる環境かどうかが重要です。
複数の銀行口座を使い分ける戦略もあります。住信SBIを給与受取口座にして金利優遇を受けつつ、SBI新生を現金管理用に使うといった組み合わせも効果的です。
住信SBIネット銀行のATM
住信SBIネット銀行は自社ATMを持たないため、提携ATMを利用します。全国のコンビニATMを中心に幅広いネットワークを展開しており、都市部でも地方でも利用しやすい環境が整っています。
ここでは、利用できるATMの種類、手数料の仕組み、無料にする方法まで詳しく解説します。
住信SBIネット銀行で利用できる主な提携ATMは以下のとおりです。
これらのATMは全国のコンビニや駅、ショッピングセンターに設置されており、24時間利用可能です。セブン銀行とローソン銀行のATMは特に設置台数が多く、都市部ではほぼどこでも見つけることができます。
ゆうちょ銀行ATMは利用できない点に注意が必要です。地方では郵便局のATMが身近な方も多いですが、住信SBIでは対応していないため、コンビニATMを利用することになります。
住信SBIネット銀行のATM手数料は「スマートプログラム」というランク制度で決まります。ランクは1から4まであり、ランクが高いほど無料回数が増える仕組みです。
ランク1(初期状態)では、ATM出金が月2回まで無料、入金は何度でも無料です。ランク2になると出金が月5回無料、ランク3は月7回、ランク4は月20回無料になります。
| ランク | ATM出金無料回数 | 主な条件 |
| ランク1 | 月2回 | 初期状態 |
| ランク2 | 月5回 | 総預金残高30万円以上 |
| ランク3 | 月7回 | 総預金残高300万円以上 |
| ランク4 | 月20回 | 外貨預金+仕組預金500万円以上 |
無料回数を超えた場合の手数料は、1回あたり110円(税込)です。
ランクアップの条件は、預金残高や取引状況によって決まります。たとえば、総預金残高が30万円以上でランク2、300万円以上でランク3に到達します。
スマートプログラムは毎月末時点の状況で翌々月のランクが決定されます。たとえば、12月末の状況で2月のランクが確定する仕組みです。ランクの確認は、ログイン後のマイページで簡単にチェックできます。
ATM手数料を完全無料にする最も簡単な方法は、アプリでATMを利用することです。2024年12月から、スマート認証NEOに登録すればアプリでATMの手数料が完全無料になりました。
カードを持ち歩く必要もなく、スマホだけで入出金できます。
手数料無料化の3つの方法
①アプリでATM:スマート認証NEO登録で完全無料
②ランク4維持:月20回まで無料(外貨預金等500万円以上)
③ランク2・3:預金残高30万円~でも月5~7回無料
スマートプログラムでランク4を維持する方法もあります。ランク4なら月20回まで無料なので、ほとんどの方は手数料を気にせず利用できます。
ランク4の条件は、外貨預金と仕組預金の月末残高合計が500万円以上、または外貨預金と仕組預金の月末残高合計が300万円以上かつ住宅ローンを利用している場合です。
より現実的なのはランク2やランク3を目指す方法です。総預金残高30万円でランク2(月5回無料)、300万円でランク3(月7回無料)になります。
SBI証券口座を開設してSBIハイブリッド預金を利用すれば、預金残高1万円以上でランク2の条件を満たせます。
提携ATMは基本的に24時間365日利用可能ですが、メンテナンス時間には注意が必要です。セブン銀行ATMは毎週月曜日の0:00~7:00、ローソン銀行ATMは毎週月曜日の2:00~6:00がメンテナンス時間です。
イーネットATMは毎週月曜日の1:00~5:00がメンテナンス対象となります。
年末年始やシステムメンテナンス時には、通常と異なる時間帯で利用できない場合があります。公式サイトで事前にメンテナンス予定を確認しておくと安心です。特に給料日直後や連休前は現金需要が高まるため、早めに引き出しておくことをおすすめします。
住信SBIネット銀行の「アプリでATM」は、スマホだけで入出金できる画期的なサービスです。2024年12月からはスマート認証NEO登録者を対象に完全無料化され、カードレスで手数料ゼロの利用が可能になりました。
ここでは、アプリでATMの仕組みと具体的な使い方を詳しく解説します。
アプリでATMは、キャッシュカードを使わずにスマホアプリとATMを連携させて入出金できるサービスです。セブン銀行ATMとローソン銀行ATMに対応しており、全国約39,000台のATMで利用できます。
従来のキャッシュカードを使った取引と異なり、スマホに表示されるQRコードまたは企業番号を使ってATMと認証します。カードを持ち歩く必要がないため、財布を忘れた時や外出先で急に現金が必要になった時でも対応できます。
2024年12月からの完全無料化により、回数制限なく何度でも手数料ゼロで利用できるようになりました。これまではスマートプログラムのランクに応じた無料回数が適用されていましたが、スマート認証NEOに登録すれば誰でも無料です。
アプリでATMを利用するには、事前にスマート認証NEOへの登録が必要です。スマート認証NEOは、生体認証(指紋認証・顔認証)を使った本人確認の仕組みで、セキュリティを高めながら便利に取引できます。
スマート認証NEOに登録すると、アプリでATMの完全無料化だけでなく、ログイン時の利便性も向上します。毎回パスワードを入力する手間が省け、指紋や顔でスムーズにログインできるようになります。
アプリでATMを使った出金の手順は以下のとおりです。
初めての方でも画面の指示に従えば簡単に操作できます。QRコードの読み取りがうまくいかない場合は、スマホのカメラをATM画面に近づけすぎないよう注意してください。
適度な距離(10~20cm程度)で読み取るとスムーズです。
入金の手順も出金とほぼ同じ流れです。
入金は何度でも無料なので、小銭を含めてこまめに入金しても手数料はかかりません。ただし、ATMによっては硬貨の取り扱いができない場合があるため、事前に確認しておくと安心です。
セブン銀行ATMは一部店舗で硬貨対応していますが、ローソン銀行ATMは紙幣のみの対応となります。
SBI新生銀行のATM
SBI新生銀行は全国に実店舗を展開しており、自社ATMを24時間無料で利用できる点が大きな特徴です。また、提携ATMのネットワークも充実しており、コンビニATMでも条件次第で無料利用が可能です。
ここでは、SBI新生銀行のATM事情を詳しく見ていきます。
SBI新生銀行で利用できるATMは以下のとおりです。
自社ATMは全国約30店舗に設置されており、出金・入金ともに24時間365日無料で利用できます。店舗は主要都市に集中していますが、近くに店舗がある方にとっては非常に便利です。
提携ATMについては、出金は条件により無料または110円(税込)、入金は一部ATMで無料です。ゆうちょ銀行ATMは利用できない点は住信SBIと同様です。
SBI新生銀行では「ステップアッププログラム」というランク制度でATM手数料の優遇が決まります。ランクはスタンダード、シルバー、ゴールド、プラチナの4段階です。
| ランク | ATM出金無料回数 | 主な条件 |
| スタンダード | 月1回 | 初期状態 |
| シルバー | 月5回 | 総預金残高50万円以上 |
| ゴールド | 月10回 | 総預金残高200万円以上 |
| プラチナ | 月50回 | 総預金残高1,000万円以上 |
スタンダード(初期状態)では、提携ATM出金が月1回無料、入金は無料です。シルバーになると出金が月5回無料、ゴールドは月10回、プラチナは月50回無料になります。
自社ATMはランクに関係なく常に無料です。
ステップアッププログラムは毎月末時点の状況で翌月のランクが決まります。住信SBIのスマートプログラムよりも反映が早く、翌月からすぐに優遇を受けられる点がメリットです。
SBI新生銀行の自社ATMは24時間365日利用可能で、メンテナンス時間も最小限に抑えられています。年末年始やシステムメンテナンス時を除き、ほぼいつでも利用できます。
提携ATMの利用時間は各ATM運営会社の規定に従います。セブン銀行ATMは毎週月曜日の0:00~7:00、ローソン銀行ATMは毎週月曜日の2:00~6:00がメンテナンス時間です。
店舗内のATMは店舗の営業時間外でも利用できる場合が多いですが、一部の店舗では夜間の入館制限がある場合があります。近くの店舗の状況は公式サイトで確認しておくと安心です。
住信SBIネット銀行とSBI新生銀行のATM条件を理解したところで、他の主要ネット銀行と比較してみましょう。自分にとって最もお得な銀行を選ぶための判断材料として、手数料体系や無料条件を詳しく見ていきます。
| 銀行名 | 基本無料回数(出金) | 最大無料回数 | 無料条件 | 超過時手数料 |
| 住信SBIネット銀行 | 月2回 | 月20回(ランク4) | 預金残高・取引状況 | 110円 |
| SBI新生銀行 | 月1回 | 月50回(プラチナ) | 預金残高・取引状況 | 110円 |
| 楽天銀行 | 0回 | 月7回(VIP) | 預金残高・取引状況 | 220円~275円 |
| PayPay銀行 | 月1回 | 回数制限なし | 3万円以上の入出金 | 165円 |
| auじぶん銀行 | 月2回 | 月15回 | 預金残高・取引状況 | 110円~220円 |
この比較表から分かるように、住信SBIネット銀行のアプリでATM(完全無料)は非常に有利です。カードレスでの利用に抵抗がなければ、最もコストパフォーマンスが高い選択肢と言えます。
楽天銀行は基本無料回数がゼロで、超過時手数料も高めです。ただし、楽天経済圏を活用している方にとっては、ポイント還元などの総合的なメリットがあるため、ATM手数料だけで判断すべきではありません。
メガバンク(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)のATM手数料は、自社ATMでも時間外や休日には110円~220円かかります。コンビニATMでは平日昼間でも110円~220円、時間外は220円~330円が一般的です。
住信SBIネット銀行やSBI新生銀行なら、条件を満たせば月数回~数十回無料で利用できるため、メガバンクと比べて年間数千円の節約になります。
メガバンクとの比較ポイント
メガバンク:時間外・コンビニATMで220円~330円の手数料
ネット銀行:条件次第で月数回~数十回無料
年間で数千円~1万円以上の節約が可能
具体的な節約額をシミュレーションしてみましょう。月4回ATMで出金する場合を想定します。
メガバンクで毎回220円の手数料を払うと、月880円、年間10,560円のコストです。住信SBIネット銀行でランク2(月5回無料)を維持すれば、この費用は完全にゼロになります。
アプリでATMを使えば、ランクに関係なく無料です。
楽天銀行で無料枠を使い切った場合、1回275円として月4回で1,100円、年間13,200円です。住信SBIまたはSBI新生に切り替えるだけで、年間1万円以上の節約になる計算です。
現金を頻繁に使う方や、家計管理で定期的に出金する方にとって、ATM手数料の差は無視できません。年間1万円の節約は、投資に回せば数年後には大きな資産になります。
ATM利用時に気をつけたい5つのこと
ATMを便利に使うためには、手数料や利用時間だけでなく、リスクや注意点も理解しておく必要があります。ここでは、実際に利用する際に気をつけるべき5つのポイントを解説します。
2024年12月、住信SBIネット銀行はアプリでATMの完全無料化を発表しました。これはスマート認証NEO登録者を対象とした大きな改善ですが、同時にキャッシュカードを使った従来の取引については、スマートプログラムのランクによる無料回数制限が継続されています。
手数料改定は今後も発生する可能性があります。銀行の経営状況や金融環境の変化により、無料条件が厳しくなったり、手数料が値上げされたりすることも考えられます。定期的に公式サイトで最新情報を確認する習慣をつけましょう。
ATMは24時間利用可能とされていますが、メンテナンス時間には利用できません。特に月曜日の早朝はメンテナンスが集中しており、セブン銀行ATMは0:00~7:00、ローソン銀行ATMは2:00~6:00が使えません。
急に現金が必要になった時にメンテナンス中だと困ります。週末や連休前には余裕を持って現金を準備しておくことをおすすめします。
システム障害で一時的にATMが使えなくなるケースもあります。2024年には複数の銀行でシステムトラブルが発生し、ATMや振込が利用できない事態が起きました。完全にネット銀行だけに頼らず、複数の銀行口座を持ってリスク分散することも重要です。
アプリでATMは便利ですが、セキュリティ対策を怠るとリスクがあります。スマホを紛失した場合、第三者に不正利用される可能性があるためです。
スマート認証NEOは生体認証を使うため、簡単には突破されませんが、万が一に備えた対策が必要です。
セキュリティ対策のポイント
スマホにパスコード・生体認証を設定
アプリにも生体認証を設定(二重のセキュリティ)
公共Wi-Fiでの取引は避ける(携帯回線を使用)
スマホを紛失した場合は、すぐに銀行に連絡してアプリの利用停止手続きを行ってください。公共のWi-Fiを使ってアプリで取引するのは避けるべきです。
セキュリティが不十分なWi-Fiでは、通信内容が傍受されるリスクがあります。ATM操作は必ず携帯電話回線(4G/5G)で行うことをおすすめします。
銀行と提携ATM運営会社の契約は永続的ではなく、変更される可能性があります。過去には、一部のネット銀行が提携ATMを削減したり、手数料体系を変更したりした事例があります。
たとえば、ゆうちょ銀行ATMとの提携を終了したネット銀行もあります。地方在住で郵便局のATMが最も身近だった方にとっては、大きな不便となりました。このようなリスクを避けるためには、複数の銀行口座を持ち、提携ATMのネットワークが異なる銀行を組み合わせることが有効です。
キャッシュカードを紛失した場合は、すぐに銀行に連絡して利用停止の手続きを行ってください。
利用停止後は、再発行の手続きを行います。再発行には1~2週間程度かかるため、その間はアプリでATMを利用するか、振込で資金を移動させる必要があります。
アプリでATMが使えるように事前に設定しておけば、カード紛失時でも困りません。
不正利用された場合、銀行の補償制度が適用される可能性があります。ただし、暗証番号を他人に教えたり、カードと暗証番号を一緒に保管したりしていた場合は補償対象外になることがあります。日頃からカードと暗証番号は別々に管理しましょう。
ATM利用のトラブル対処法
ATMを使っていると、予期しないエラーやトラブルに遭遇することがあります。ここでは、よくあるエラーの原因と対処法、緊急時の連絡先をまとめました。
ATM利用時によくあるエラーとその原因は以下のとおりです。
暗証番号を複数回間違えると、セキュリティのためカードがロックされます。この場合、銀行に連絡してロック解除の手続きが必要です。ロック解除には本人確認書類が必要になるため、身分証明書を準備してから連絡しましょう。
カードの磁気不良は、スマホやバッグの磁石に近づけて保管していると起こりやすくなります。カードは専用のケースに入れ、磁気を発するものから離して保管することをおすすめします。
ATMにカードが吸い込まれて返却されない場合、まず慌てずにATM画面の指示を確認してください。暗証番号の入力ミスが原因の場合、画面に「カードをお預かりしました」などのメッセージが表示されます。
ATM設置場所に記載されている管理会社の連絡先に電話してください。セブン銀行ATMの場合はセブン銀行、ローソン銀行ATMの場合はローソン銀行のカスタマーセンターに連絡します。
24時間対応の窓口が多いため、深夜でも対応してもらえます。
ATMトラブル時の主な問い合わせ先は以下のとおりです。
カードの紛失・盗難の場合は、すぐに銀行のカスタマーセンターに連絡してください。時間外の場合でも、自動音声案内で緊急停止の手続きができる場合があります。
その後、警察に遺失届または被害届を提出し、受理番号を銀行に伝えることで補償手続きがスムーズになります。
ATMをもっと便利に使う方法
基本的な使い方を理解したら、さらに一歩進んだ活用法を知っておくと便利です。ここでは、日常生活のさまざまなシーンでATMを賢く使う方法を紹介します。
コンビニATMは24時間利用できる利便性がありますが、混雑する時間帯があります。昼休み(12:00~13:00)や夕方(17:00~19:00)は利用者が多く、待ち時間が発生しやすいです。
朝の通勤時間帯や深夜は比較的空いているため、スムーズに利用できます。
コンビニATM活用のコツ
混雑時間帯(昼休み・夕方)を避ける
複数のコンビニATMの設置状況を把握
硬貨対応ATMを事前にチェック
複数のコンビニが近くにある場合、ATMの設置状況を確認しておくと便利です。セブンイレブンはセブン銀行ATM、ローソンはローソン銀行ATM、ファミリーマートはイーネットATMが設置されています。
それぞれ微妙にメンテナンス時間が異なるため、1つが使えない時でも別のコンビニで対応できます。
住信SBIネット銀行とSBI新生銀行のキャッシュカードは、国内専用のため海外ATMでは利用できません。海外で現地通貨を引き出したい場合は、国際キャッシュカードやクレジットカードのキャッシング機能を利用する必要があります。
海外ATM利用時の注意点として、手数料とレートを確認しましょう。ATM運営会社の手数料、カード発行会社の手数料、為替レートの上乗せなど、複数の費用が発生します。クレジットカードのキャッシングは金利がかかりますが、帰国後すぐに返済すれば手数料を最小限に抑えられます。
海外旅行前には、複数の支払い手段を準備しておくことをおすすめします。現金、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードなどを組み合わせることで、ATMが使えない場合や紛失時のリスクに対応できます。
ATM手数料を最適化するには、複数の銀行口座を目的別に使い分ける方法が効果的です。たとえば、住信SBIネット銀行を給与受取口座にして金利優遇とランクアップを狙い、日常の現金管理はSBI新生銀行の自社ATM(24時間無料)を使うといった組み合わせです。
口座使い分けの例
貯蓄用:住信SBI(金利優遇・証券連携)
生活費用:SBI新生(自社ATM24時間無料)
投資用:SBIハイブリッド預金(証券口座連携)
貯蓄用と生活費用で口座を分けるのもおすすめです。貯蓄用口座にはATMカードを持ち歩かず、簡単に引き出せないようにすることで、無駄遣いを防げます。
生活費用口座は頻繁に使うため、ATM手数料が無料または優遇される銀行を選びましょう。
複数口座を管理する際は、家計簿アプリや銀行の公式アプリを活用しましょう。残高照会や入出金履歴をまとめて確認できるため、管理の手間を減らせます。
ただし、口座を増やしすぎると管理が煩雑になるため、3~5口座程度に絞ることをおすすめします。
よくある質問(Q&A)
ここでは、住信SBIネット銀行とSBI新生銀行のATMに関してよく寄せられる質問に答えます。
完全にネットで取引を完結させたい方、スマホ操作に抵抗がない方は住信SBIネット銀行がおすすめです。アプリでATMが完全無料で使えるため、コスト面で最も有利です。
また、SBI証券との連携で普通預金金利が優遇される点も魅力です。
実店舗での相談や対面サービスを重視する方、店舗の近くに住んでいる方はSBI新生銀行が向いています。自社ATMが24時間無料で使えるため、店舗が生活圏内にあれば非常に便利です。
どちらか一方に絞る必要はなく、両方の口座を目的別に使い分けることも可能です。
はい、2024年12月からスマート認証NEOに登録した方を対象に、アプリでATMの手数料が完全無料になりました。回数制限もなく、何度利用しても手数料はかかりません。
ただし、キャッシュカードを使った従来の取引は、スマートプログラムのランクによる無料回数制限が適用されます。
住信SBIネット銀行もSBI新生銀行も、ゆうちょ銀行ATMとは提携していないため利用できません。地方在住でゆうちょ銀行ATMが身近な方は、コンビニATMを利用する必要があります。
セブンイレブンやローソンなどの主要コンビニは地方でも展開しているため、そちらを活用しましょう。
住信SBIネット銀行の場合、アプリでATMを使えば誰でも完全無料です。キャッシュカードを使う場合は、スマートプログラムでランク4(月20回無料)を維持すれば、ほぼ手数料を気にせず利用できます。
SBI新生銀行の場合、自社ATMは常に無料、提携ATMはステップアッププログラムでプラチナランク(月50回無料)を目指すことで、実質的に完全無料にできます。
最も簡単なのは、SBI証券口座を開設してSBIハイブリッド預金に1万円以上預けることです。これだけでランク2(月5回無料)に到達します。
さらにランクを上げるには、総預金残高を増やす、外貨預金や仕組預金を利用する、給与受取口座に設定するなどの方法があります。ランク3(月7回無料)には総預金残高300万円、ランク4(月20回無料)には外貨預金と仕組預金の合計500万円以上が必要です。
はい、住信SBIネット銀行のアプリでATMを使えば、キャッシュカードなしでスマホだけで入出金できます。カードを持ち歩く必要がないため、財布を忘れた時や外出先で急に現金が必要になった時でも対応できます。
SBI新生銀行は現時点ではキャッシュカードが必要ですが、今後スマホATMサービスが拡充される可能性もあります。
この記事では、住信SBIネット銀行とSBI新生銀行のATM事情について詳しく解説しました。両行は名前が似ていますが、ATMの利用条件や手数料体系は大きく異なります。
住信SBIネット銀行は、アプリでATMを使えば完全無料で入出金できる点が最大の魅力です。スマート認証NEOに登録するだけで、回数制限なく手数料ゼロで利用できます。
コンビニATMが生活圏内に多く、スマホ操作に抵抗がない方に最適です。
SBI新生銀行は、自社ATMが24時間無料で使える点が強みです。店舗が近くにある方や、対面サービスを重視する方に向いています。
ステップアッププログラムで提携ATMの無料回数を増やすこともできます。
他のネット銀行と比較しても、両行のATM条件は非常に有利です。メガバンクと比べれば年間数千円から1万円以上の節約になる可能性があります。
複数の銀行口座を目的別に使い分けることで、さらに効率的な資産管理が可能です。
ATM利用時には、メンテナンス時間やセキュリティ対策にも注意が必要です。手数料改定のリスクや提携ATM変更の可能性も考慮し、定期的に最新情報を確認しましょう。
なお、ATMの手数料やサービス内容は変更される可能性があります。最新情報は各銀行の公式サイトでご確認ください。
この記事のキーワード
キーワードがありません。
この記事を見た方はこんな記事も見ています
この記事と同じキーワードの記事
まだ記事がありません。
キーワードから探す
カンタン1分登録で、気になる資料を無料でお取り寄せ
そんなお悩みをお持ちの方は、まずはお問い合わせください!