会社設立のミチシルベ

「PWM日本証券って実際どうなの？」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

不動産購入時にIFAを紹介されたり、資産運用の相談先を探している中で、PWM日本証券の名前を聞いたことがあるかもしれません。

PWM日本証券は、IFA（独立系ファイナンシャルアドバイザー）を通じた資産運用サポートに特化した証券会社です。この記事では、PWM日本証券の会社概要や特徴、実際の評判・口コミ、メリット・デメリットまで詳しく解説します。

IFA経由での投資を検討している方や、ネット証券との違いを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

PWM日本証券とは｜IFAに特化した証券会社

PWM日本証券は、IFA（独立系ファイナンシャルアドバイザー）を通じた資産運用サポートに特化した証券会社です。

一般的な証券会社のように直接顧客と取引するのではなく、IFAと呼ばれる独立系の金融アドバイザーを支援し、そのIFAを通じて顧客に投資サービスを提供する独自のビジネスモデルを展開しています。

会社概要と基本情報

PWM日本証券は1999年に設立され、金融商品取引業者として関東財務局長（金商）第50号の登録を受けています。

資本金は30億円で、本社は東京都港区虎ノ門に位置しています。

金融庁:金融商品取引業者登録一覧

IFA（独立系ファイナンシャルアドバイザー）とは

IFAとは、Independent Financial Advisor（インディペンデント・ファイナンシャル・アドバイザー）の略で、直訳すれば独立した財務の相談相手です。

特定の金融機関に所属せず、独立した立場から顧客の資産運用をアドバイスする専門家のことを指します。

米国では個人の資産形成のアドバイスから実行・フォローまでをトータルにサポートする財務のプロフェッショナルとして、また、どの金融機関にも所属しない独立性を活かしたその存在は、投資家の利益を優先するものとして高い評価を得ています。日本でも近年、IFAを通じた資産運用が注目を集めています。

購買代理の理念

PWM日本証券は、お客様に相応しい資産運用サービスを提供するため、「購買代理」の理念を貫いています。

「購買代理」とは、販売側の考えで単に「プロダクト（商品）」をお勧めするのではなく、お客様サイドに立ち、お客様のニーズに適した「プロセス」を提供するという考え方です。

PWM日本証券の特徴｜3つのポイント

PWM日本証券は、IFAビジネスに特化した証券会社として、他の証券会社とは異なる独自の特徴を持っています。ここでは、同社の主な特徴を3つのポイントに絞って解説します。

IFAビジネスに特化した専門性

PWM日本証券は、特定の運用会社との依存関係がないため、独立した立場から、また金融機関の都合ではなく中立的な視点で資産運用アドバイスを提供する独立系ファイナンシャルプランナー（IFA）を支援するとてもユニークな証券会社です。

顧客の資産状況がひと目でわかる「ポートフォリオサマリー」や、「提案書作成ツール」による提案など、IFAサポートを専業とするPWM日本証券ならではのツールが高度なコンサルティングを可能にします。

PWM日本証券では、金融機関勤務経験者ではない多くのIFAの方が活躍しています。この専門的なサポート体制が、IFA業界における同社の強みとなっています。

中立的な立場での資産運用アドバイス

どの金融機関の系列にも属さない独立した金融商品取引業者であるため、常に「中立」の立場から資産形成サービスの提供が可能です。

だからこそ、単に「プロダクト（商品）」を販売するのではなく、お客様サイドに立ち、お客様のニーズに適した「プロセス」を提供するという「購買代理」による資産形成サービスが実現できるのです。

この報酬体系により、IFAは短期的な販売実績ではなく、顧客の長期的な資産形成を重視したアドバイスを提供できる環境が整っています。

長期的な資産形成のサポート

PWM日本証券ではIFAを通じ、お客様のご要望に合わせたアセット・アロケーション（資産配分）戦略をもとにしたポートフォリオを提案し、その後のお客様のライフプランやニーズの変化などにも対応したポートフォリオの見直しを提案する「長期資産形成」のプランを提供します。

IFAは、お客様と面と向かってお話しできることを大切に考えています。地域に密着した身近な存在として、お客様の良きご相談相手になり、お客様の人生に寄り添う存在。それがPWM日本証券が支援するIFAです。

PWM日本証券の取扱商品と手数料

PWM日本証券では、IFAを通じて様々な金融商品を取り扱っています。ここでは、具体的な商品ラインナップと手数料体系について詳しく解説します。

投資信託の取扱銘柄数

PWM日本証券は、特定の運用会社との依存関係がないため、数多くの金融商品取引業者の商品の中から優れたファンドだけを選定しています。

また、継続的にファンドをモニターし、市場環境を見ながら随時アセット・アロケーション戦略を検討するなど、長期にわたって客観的な視点でお客様の資産形成に取り組んでいます。

バランス型やREIT型など、様々な資産クラスの投資信託を取り揃えています。

NISA対応状況

上場株式や投資信託などの運用益や配当金を一定額非課税にするNISA制度。非課税口座を開設いただきお取引を行うと、利益に対する税金を非課税にすることが可能です。2024年よりスタートした新NISA制度のご用命も承ります。

手数料のしくみ

ご投資をいただく際は、元本割れとなるリスクや手数料などのコストがあります。販売手数料・信託財産留保額・信託報酬・監査費用等がかかります。各費用については、商品ごとに異なります。

PWM日本証券の手数料体系は、主に以下の3つで構成されています。

ただし、PWM日本証券ではIFAへの報酬として、投資信託のお預かり残高に応じて支払われる投信残高報酬を導入しております。この仕組みにより、IFAは顧客の資産を長期的に増やすことに注力するインセンティブが働きます。

PWM日本証券の評判・口コミ

PWM日本証券の実際の評判や口コミはどうなのでしょうか。ここでは、口コミサイトに投稿された利用者や社員の声を客観的に紹介します。

良い評判・口コミ

エン カイシャの評判によると、「休暇は自由にとれる」「時差出勤してる社員もいるので子供がいる人にはいいと思う」といった働き方に関する肯定的な評価が見られます。柔軟な働き方ができる環境が整っているようです。

「事務系は定時で帰宅していることが多い」「定時は9:00～18:00。金融業界とは思えない雰囲気」といった口コミもあり、ワークライフバランスを重視できる職場環境であることが伺えます。

気になる評判・口コミ

一方で、気になる評判もいくつか見られます。「個人主義の会社」「トラブル対応以外で他部署との関わりはない」といった口コミがあり、部署間のコミュニケーションが限定的である可能性が示唆されています。

「福利厚生:住宅補助なし寮なし通勤手当あり退職金はイデコ特に福利厚生はなく東京は家賃が高いので厳しい」という口コミもあり、福利厚生面では他社と比べて充実度が低いと感じる社員もいるようです。

社員・元社員の評価

エン カイシャの評判によると、PWM日本証券株式会社の総合評価は3.2点です（5人の正社員の回答）。中程度の評価となっています。

PWM日本証券のメリット｜5つの強み

PWM日本証券を利用するメリットは何でしょうか。ここでは、同社の5つの強みを具体的に解説します。

対面で相談できる安心感

IFAは、お客様と面と向かってお話しできることを大切に考えています。地域に密着した身近な存在として、お客様の良きご相談相手になり、お客様の人生に寄り添う存在。それがPWM日本証券が支援するIFAです。

販売ノルマのない中立的なアドバイス

PWM日本証券では、IFAに対し販売ノルマを一切課していません。そのため、IFAがお客様に必要でない商品をむやみに販売することはありません。

長期的なパートナーシップ

お客様の視点に立った質の高い資産運用サービスを提供し、IFAとお客様が長期にわたって喜びを共有していくこと。それが、PWM日本証券の提供するIFAサポートの基本理念です。

銀行や証券会社の営業担当者は、転勤や異動で担当者が変わることが多いですが、IFAは基本的に独立した事業者のため、長期的に同じアドバイザーと関係を築けます。

資産配分の戦略的な提案

PWM日本証券ではIFAを通じ、お客様のご要望に合わせたアセット・アロケーション（資産配分）戦略をもとにしたポートフォリオを提案し、その後のお客様のライフプランやニーズの変化などにも対応したポートフォリオの見直しを提案する「長期資産形成」のプランを提供します。

金融庁登録業者としての信頼性

PWM日本証券は、金融商品取引業者として関東財務局長（金商）第50号の登録を受けており、資本金は30億円です。1999年設立以来、25年以上にわたってIFAビジネスを展開してきた実績があります。

PWM日本証券で気をつけたいこと｜4つの注意点

PWM日本証券にはメリットがある一方で、注意すべき点もあります。ここでは、利用を検討する際に知っておきたい4つの注意点を解説します。

ネット証券と比べて手数料が高い可能性

ネット証券では、買付手数料が無料のノーロードファンドが豊富に揃っていますが、IFA経由では買付手数料が発生する場合があります。また、IFAへの報酬が信託報酬に上乗せされる形になることもあります。

手数料が高くても、それに見合う価値のあるアドバイスやサポートが受けられれば問題ありませんが、コストを重視する方は、契約前に具体的な手数料を確認し、ネット証券と比較検討することが重要です。

IFAの質によって提案内容が変わる

PWM日本証券のサービス品質は、担当するIFAの知識や経験、姿勢に大きく左右されます。PWM日本証券の厳しい基準を満たし、研修を積んだIFAが全国で活躍しています。

初回面談では、IFAの経歴や保有資格、実績などをしっかり確認することが大切です。

担当IFAが変わる可能性

IFAは独立した事業者のため、基本的には長期的な関係を築けますが、IFAが事業を廃業したり、他の証券会社に移籍したりする可能性はゼロではありません。その場合、新たなIFAを探す必要が出てきます。

担当IFAが変わった場合、新しいIFAと再度関係を構築する必要があり、これまでの運用方針が継続されない可能性もあります。契約前に、担当者変更時の対応について確認しておくと安心です。

投資信託以外の商品は限定的

PWM日本証券の取扱商品は、主に投資信託が中心となっています。国内株式や外国株式、ETF、債券などの取扱いは限定的です。

投資信託以外の商品にも投資したい場合は、PWM日本証券だけでは選択肢が限られるため、ネット証券との併用を検討する必要があるかもしれません。

PWM日本証券とネット証券の比較｜どちらを選ぶべき？

PWM日本証券とネット証券、どちらを選ぶべきか迷っている方も多いでしょう。ここでは、両者の違いを明確にし、使い分けの判断材料を提供します。

手数料・コストの違い

手数料面では、一般的にネット証券の方が有利です。大手ネット証券では、国内株式の売買手数料が無料、投資信託の買付手数料も無料（ノーロード）の商品が豊富に揃っています。

一方、PWM日本証券では、IFAのサポートやアドバイスの対価として、ネット証券よりも高い手数料が設定されている場合があります。

コストを最小限に抑えたい方や、自分で投資判断ができる方は、ネット証券の方が適しています。一方、手数料を払ってでも専門家のアドバイスを受けたい方は、PWM日本証券が向いています。

サポート体制の違い

サポート体制では、PWM日本証券が圧倒的に充実しています。IFAは、お客様と面と向かってお話しできることを大切に考えています。地域に密着した身近な存在として、お客様の良きご相談相手になり、お客様の人生に寄り添う存在。対面での相談が可能です。

ネット証券でも、コールセンターやチャットでの問い合わせには対応していますが、基本的には自分で情報を調べて判断する必要があります。

投資初心者や、専門家のアドバイスを受けながら資産運用したい方は、PWM日本証券のサポート体制が魅力的です。一方、自分で情報収集や判断ができる方は、ネット証券で十分でしょう。

向いている人・向いていない人

PWM日本証券が向いている人：

ネット証券が向いている人：

PWM日本証券の口座開設方法｜IFA経由での流れ

PWM日本証券で投資を始めるには、IFA経由での口座開設が必要です。ここでは、具体的な流れを解説します。

IFAを探す・紹介を受ける

PWM日本証券で口座を開設するには、まず担当となるIFAを見つける必要があります。IFAを探す方法は主に以下の3つです。

初回面談・ヒアリング

IFAが決まったら、初回面談を行います。この面談では、以下のような内容がヒアリングされます。

初回面談では、IFAの経歴や保有資格、運用方針なども確認しましょう。信頼できるIFAかどうか、自分との相性は良いかを判断する重要な機会です。

口座開設手続き

IFAとの面談を経て、PWM日本証券での投資を決めたら、口座開設手続きに進みます。口座開設に必要な書類は、ご本人の確認書類です。開設方法はネット申込（郵送・来店含む）で、取引開始まで最短2日となっています。

口座開設の具体的な流れは以下の通りです。

口座開設後は、IFAが継続的にサポートしてくれます。運用状況の報告や、ライフプランの変化に応じたポートフォリオの見直しなど、長期的なパートナーシップが始まります。

よくある質問（Q&A）

PWM日本証券に関して、よくある質問とその回答をまとめました。

PWM日本証券は信頼できる会社ですか？

PWM日本証券は、金融商品取引業者として関東財務局長（金商）第50号の登録を受けており、資本金は30億円、1999年設立の実績があります。

手数料はどのくらいかかりますか？

販売手数料・信託財産留保額・信託報酬・監査費用等がかかり、各費用については、商品ごとに異なります。具体的な手数料は、購入する投資信託や担当IFAによって異なるため、契約前に担当IFAに詳細を確認することが重要です。

IFAはどうやって選べばいいですか？

IFAを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。

初回面談では、これらのポイントをしっかり確認し、信頼できるIFAかどうかを判断することが大切です。

ネット証券との併用はできますか？

はい、PWM日本証券とネット証券の併用は可能です。例えば、長期的な資産形成はPWM日本証券のIFAに相談しながら進め、短期的な株式取引やFXはネット証券で行うといった使い分けができます。

解約したい場合はどうすればいいですか？

PWM日本証券の口座を解約したい場合は、担当IFAまたはPWM日本証券のカスタマーサポートに連絡します。保有している投資信託をすべて売却し、資金を引き出した後、口座閉鎖の手続きを行います。

不動産会社から紹介されましたが大丈夫ですか？

不動産会社からIFAを紹介されることは珍しくありません。マンション購入時に、資産運用の相談先としてIFAを紹介するケースがあります。

紹介されたIFAが信頼できるかどうかは、初回面談でしっかり見極めることが重要です。以下の点に注意しましょう。

まとめ

PWM日本証券は、IFAビジネスに特化した証券会社として、1999年の設立以来25年以上の実績を持つ金融商品取引業者です。金融庁登録済み（関東財務局長（金商）第50号）で、資本金30億円という財務基盤も備えています。

同社の最大の特徴は、「購買代理」の理念に基づき、販売ノルマのない中立的な立場から資産運用アドバイスを提供することです。IFAを通じた対面サポートにより、投資初心者でも安心して資産形成を始められる環境が整っています。

PWM日本証券が向いている人は、投資初心者で専門家のアドバイスを受けながら資産運用を始めたい方、まとまった資産を長期的に運用したい方、対面での相談を重視する方です。一方、手数料を最小限に抑えたい方や、自分で投資判断ができる方は、ネット証券の方が適しています。

どちらか一方に絞る必要はなく、長期的な資産形成はPWM日本証券、短期的な取引はネット証券といった使い分けも可能です。自分の投資スタイルやニーズに合わせて、最適な選択をすることが大切です。なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくはPWM日本証券または担当IFAにご確認ください。