NISAで証券会社を2つ使う方法|賢い使い分けと選び方

「SBI・SCHDを買いたいけど、SBI証券で検索しても出てこない…」と困っていませんか。
SBI・SCHDは、米国の高配当株に投資できる投資信託として注目を集めています。
しかし、検索方法にコツがあり、正式名称で探さないと見つからないという問題があります。
この記事では、SBI証券での具体的な買い方から、楽天SCHDとの比較、配当金の受け取り方まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。
読み終える頃には、自分に合った高配当投資の方法が明確になり、安心して投資を始められるでしょう。
目次
SBI・SCHDは、米国の高配当株に投資できる投資信託です。
正式には「SBI・シュワブ U.S. 配当株式 インデックス・ファンド(年4回決算型)」という名称で、SBIアセットマネジメントが運用しています。
正式名称は「SBI・シュワブ U.S. 配当株式 インデックス・ファンド(年4回決算型)」ですが、一般的には「SBI・SCHD」という愛称で呼ばれています。
SBI証券の検索画面では、この愛称では出てこないことがあるため、正式名称の一部である「SBI シュワブ」や「配当株式」で検索する必要があります。ファンドコードは「9444」です。
SBI・SCHDが投資対象とする本家SCHD(Schwab U.S. Dividend Equity ETF)は、米国の高配当株約100銘柄に分散投資する人気のETFです。
配当利回りは年3~4%程度で、配当貴族銘柄(連続増配企業)を中心に組み入れているため、増配期待も高いのが特徴です。
運用資産は600億ドルを超える大型ETFで、経費率は0.06%と非常に低コストです。組入上位銘柄には、コカ・コーラやメルク、ペプシコなどの優良企業が並びます。
本家SCHDを直接買うのではなく、投資信託を通じて買うメリットは主に3つあります。
| 項目 | 内容 |
| 正式名称 | SBI・シュワブ U.S. 配当株式 インデックス・ファンド(年4回決算型) |
| 愛称 | SBI・SCHD |
| ファンドコード | 9444 |
| 信託報酬 | 年0.1238%(税込) |
| 純資産総額 | 約596億円(設定時) |
| 決算頻度 | 年4回(3月、6月、9月、12月) |
| 最低投資額 | 100円 |
| 新NISA対応 | 成長投資枠のみ |
SBI・SCHDは、信託報酬が年0.1238%と低コストで、本家SCHDの経費率0.06%に運用コストを上乗せした水準です。
SBI証券でのSBI・SCHDの買い方
SBI証券でSBI・SCHDを購入する手順を、実際の画面に沿って解説します。
検索で見つからないという問題も含めて、確実に購入できる方法をご紹介します。
まず、SBI証券の公式サイトにアクセスし、ユーザーネームとパスワードを入力してログインします。
まだ口座を持っていない方は、事前に口座開設が必要です。SBI証券の口座開設は最短翌営業日で完了し、オンラインで手続きが完結します。ログイン後、トップ画面から「投信」メニューを選択します。
投資信託の検索画面で、「SBI・SCHD」と入力しても出てこないことがあります。これは愛称での検索に対応していないためです。
確実に見つける方法は3つあります。
検索結果に表示されたら、「SBI・シュワブ U.S. 配当株式 インデックス・ファンド(年4回決算型)」をクリックして詳細画面に進みます。
ファンド詳細画面で「買付」ボタンをクリックすると、注文画面が表示されます。
買付方法は「金額指定」と「口数指定」の2種類から選べます。初心者の方には「金額指定」がおすすめです。最低100円から1円単位で指定でき、積立設定も金額指定が分かりやすいためです。
SBI・SCHDでは、分配金の受け取り方を「受取型」と「再投資型」から選択できます。
注意点として、SBI証券では一度選択した分配金コースは変更できません。購入前によく検討しましょう。
注文内容の確認画面で、以下の項目をチェックしましょう。
すべて確認したら、取引パスワードを入力して「注文」ボタンをクリックします。
注文が完了すると、注文受付画面が表示され、登録メールアドレスに確認メールが届きます。約定は通常、注文日の翌営業日以降に行われます。
SBI・SCHDと楽天SCHDを比較
SBI・SCHDと楽天SCHDは、どちらも本家SCHDに投資する投資信託ですが、信託報酬やポイント還元に違いがあります。
どちらを選ぶべきか、詳しく比較していきます。
| 項目 | SBI・SCHD | 楽天SCHD |
| 正式名称 | SBI・シュワブ U.S. 配当株式 インデックス・ファンド | 楽天・シュワブ U.S. 配当株式 インデックス・ファンド |
| 信託報酬 | 年0.1238%(税込) | 年0.192%(税込) |
| 決算頻度 | 年4回 | 年4回 |
| 最低投資額 | 100円 | 100円 |
| 新NISA対応 | 成長投資枠のみ | 成長投資枠のみ |
| 分配金コース変更 | 不可 | 可能 |
| 主な販売会社 | SBI証券、楽天証券など | 楽天証券、SBI証券など |
両ファンドとも本家SCHDに投資する点は同じですが、信託報酬に約0.07%の差があります。
また、楽天SCHDは分配金コースを後から変更できる点が異なります。
SBI・SCHDの信託報酬は年0.1238%、楽天SCHDは年0.192%で、その差は約0.07%です。
一見小さな差に見えますが、長期投資では大きな影響があります。例えば、100万円を20年間運用した場合、年率5%のリターンを想定すると、信託報酬0.07%の差は約3万円の差になります。1,000万円の運用なら約30万円の差です。
長期投資を前提とするなら、信託報酬が低いSBI・SCHDの方が有利です。ただし、後述する投信保有ポイントも考慮する必要があります。
SBI証券では、投資信託の保有残高に応じて投信マイレージサービスとしてポイントが貯まります。
SBI・SCHDの場合、年率0.022%相当のポイントが付与されます(通常銘柄、月間平均保有金額1,000万円未満の場合)。
一方、楽天証券では、一定の残高到達時にポイントが付与される仕組みです。例えば、SBI証券で100万円を20年間保有した場合、約4,400円相当のポイントが貯まります。1,000万円なら約44,000円相当です。
SBI証券でSBI・SCHDを購入する場合、一度選択した分配金コース(受取型/再投資型)は変更できません。
これは、SBI証券の仕様によるものです。一方、楽天証券で楽天SCHDを購入する場合は、分配金コースを後から変更できます。
ライフステージの変化に柔軟に対応したい方は、楽天SCHDの方が使い勝手が良いでしょう。
どちらを選ぶべきかは、利用する証券会社と投資スタイルによります。
信託報酬の差は長期では無視できない金額になるため、基本的にはSBI・SCHDの方がコスト面で有利です。
ただし、楽天経済圏を活用している方は、楽天SCHDの方がトータルでメリットがある場合もあります。
SBI・SCHDのメリット5つ
SBI・SCHDに投資する具体的なメリットを、5つの観点から解説します。
なぜ多くの投資家が注目しているのか、その理由が分かります。
SBI・SCHDが投資する本家SCHDの配当利回りは、年3~4%程度です。
これは、日本の銀行預金金利(0.001~0.3%程度)と比べて圧倒的に高い水準です。例えば、100万円を投資した場合、年間3~4万円の分配金が期待できます。1,000万円なら年間30~40万円です。
ただし、分配金は運用状況により変動し、保証されるものではありません。また、分配金が支払われると基準価額が下がるため、トータルリターンで考える必要があります。
本家SCHDは、配当貴族銘柄(10年以上連続で増配している企業)を中心に組み入れています。
組入上位には、コカ・コーラ(60年以上連続増配)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(60年以上連続増配)、ペプシコ(50年以上連続増配)などの優良企業が並びます。
これらの企業は、景気が悪化しても配当を維持・増配する傾向があるため、長期保有で配当金が増えていく期待があります。過去10年間で、SCHDの配当金は約2倍に成長しています。
SBI・SCHDの信託報酬は年0.1238%(税込)と、高配当株ファンドの中では低水準です。
一般的なアクティブファンドの信託報酬は1~2%程度ですから、大幅に低コストです。信託報酬は保有期間中ずっとかかるコストなので、長期投資では大きな差になります。
SBI・SCHDは、新NISAの成長投資枠で購入できます。
成長投資枠の年間投資上限は240万円、非課税保有限度額は1,200万円(総枠1,800万円のうち)です。通常、投資信託の分配金や売却益には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座なら非課税です。
例えば、年間10万円の分配金を受け取る場合、通常は約2万円が税金で引かれますが、NISA口座なら10万円全額を受け取れます。長期投資で大きな節税効果が期待できます。
SBI・SCHDは100円から購入でき、積立設定も100円から可能です。
本家SCHDを直接買う場合、1株あたり約80ドル(約12,000円、1ドル=150円換算)が必要ですが、投資信託なら少額から始められます。例えば、毎月1,000円ずつ積み立てることも可能です。
SBI・SCHDで気をつけたい3つのこと
SBI・SCHDにはメリットだけでなく、注意すべきリスクもあります。
投資判断の前に、必ず確認しておきましょう。
SBI・SCHDは米国株に投資するため、為替変動の影響を受けます。
円高になると、ドルベースでは値上がりしていても、円ベースでは評価額が下がることがあります。例えば、1ドル=150円の時に100万円投資し、その後1ドル=130円に円高が進んだ場合、米国株が変動しなくても評価額は約87万円に減少します。
為替リスクを完全に避けることはできませんが、長期投資で時間分散することで、為替変動の影響を平準化できます。
SBI・SCHDは100%米国株に投資するため、米国経済の動向に大きく影響されます。
米国が景気後退に入ると、株価や配当金が減少する可能性があります。2020年のコロナショックでは、SCHDも一時的に約30%下落しました。
分散投資の観点から、SBI・SCHDだけでなく、全世界株式や日本株にも投資することを検討しましょう。
高配当株は、成長株と比べて値上がり率が低い傾向があります。
過去のデータを見ると、SCHDのトータルリターンはS&P500に近い水準ですが、値上がり益(キャピタルゲイン)だけで比較するとS&P500の方が高いことが多いです。
| 期間 | SCHD | S&P500 |
| 過去5年 | 約70% | 約90% |
| 過去10年 | 約180% | 約220% |
値上がり益を重視する方は、S&P500連動型のファンド(eMAXIS Slim 米国株式など)の方が適している場合があります。
SBI・SCHDは、配当収入を重視する方や、ボラティリティ(価格変動)を抑えたい方に向いています。
配当金はいつ・いくらもらえる?
SBI・SCHDの分配金について、支払時期や金額、仕組みを詳しく解説します。
初めて高配当投資をする方が疑問に思うポイントを網羅しています。
SBI・SCHDは年4回決算を行い、分配金を支払います。
決算日は3月、6月、9月、12月の各10日(休業日の場合は翌営業日)です。分配金の支払日は、決算日から約1週間後が目安です。
SBI・SCHDは2024年に設定されたばかりのファンドのため、分配金実績はまだ限定的です。
本家SCHDの配当実績を参考にすると、以下のような水準が期待されます。
| 年度 | SCHD配当金(1株あたり) | 配当利回り |
| 2024年 | 約2.8ドル | 約3.5% |
| 2023年 | 約2.5ドル | 約3.3% |
| 2022年 | 約2.3ドル | 約3.0% |
ただし、SBI・SCHDの分配金は、本家SCHDの配当金から信託報酬等を差し引いた金額になるため、若干低くなります。また、為替変動の影響も受けます。分配金は運用状況により変動し、保証されるものではありません。
投資信託で分配金が支払われると、その分だけ基準価額が下がります。
これは、ファンドの資産から分配金を支払うためです。例えば、基準価額が10,000円で1口あたり100円の分配金が出た場合、分配後の基準価額は9,900円になります。
「損をしたのでは?」と心配になるかもしれませんが、トータルの資産価値は変わりません。分配前の資産10,000円が、分配後は「基準価額9,900円+現金100円」になっただけです。
分配金の再投資と受取、どちらを選ぶべきかは、投資目的によります。
一般的に、資産形成期(20~50代)は再投資型、資産活用期(60代以降)は受取型が適していると言われます。
ただし、SBI証券では一度選択したコースは変更できないため、長期的な視点で慎重に選びましょう。
新NISAでSBI・SCHDを買う方法
SBI・SCHDは新NISA対応ですが、利用できる枠に制限があります。
新NISA制度の仕組みと、SBI・SCHDの活用方法を解説します。
SBI・SCHDは、新NISAの「成長投資枠」で購入できます。
成長投資枠の年間投資上限は240万円、非課税保有限度額は1,200万円(生涯投資枠1,800万円のうち)です。
SBI・SCHDを新NISA口座で購入すれば、分配金も売却益も非課税になります。例えば、毎月10万円ずつ積み立てる場合、年間120万円の投資となり、成長投資枠の範囲内で非課税投資が可能です。
SBI・SCHDは、新NISAの「つみたて投資枠」では購入できません。
つみたて投資枠で購入できるのは、金融庁が定めた基準を満たす投資信託のみです。この基準には「信託報酬が一定以下」「毎月分配型でないこと」などがあります。
SBI・SCHDは年4回決算型(分配型)のため、つみたて投資枠の対象外となっています。
新NISA口座でSBI・SCHDを購入する手順は、以下の通りです。
NISA口座をまだ開設していない方は、事前にNISA口座開設手続きが必要です。
SBI証券のNISA口座開設は、オンラインで完結し、最短数日で完了します。
配当金生活に必要な投資額を逆算
「配当金で生活したい」という夢を持つ方も多いでしょう。
月3万円、5万円、10万円の分配金を得るには、いくら投資が必要なのか、具体的に計算します。
月3万円の分配金を得るには、年間36万円の分配金が必要です。
SBI・SCHDの分配金利回りを年3.5%と仮定すると、必要な投資額は約1,029万円です(36万円÷0.035)。
ただし、NISA口座以外で保有する場合、分配金には20.315%の税金がかかるため、手取りで月3万円を得るには、税引前で年間約45万円の分配金が必要です。この場合、必要な投資額は約1,286万円になります。NISA口座なら非課税のため、約1,029万円で済みます。
月5万円の分配金を得るには、年間60万円の分配金が必要です。
分配金利回り3.5%と仮定すると、必要な投資額は約1,714万円です。NISA口座以外で保有する場合、税引後で月5万円を得るには、税引前で年間約75万円の分配金が必要で、必要な投資額は約2,143万円になります。
新NISAの非課税保有限度額1,800万円の範囲内であれば、全額非課税で保有できます。
月10万円の分配金を得るには、年間120万円の分配金が必要です。
分配金利回り3.5%と仮定すると、必要な投資額は約3,429万円です。NISA口座以外で保有する場合、税引後で月10万円を得るには、税引前で年間約151万円の分配金が必要で、必要な投資額は約4,314万円になります。
新NISAの非課税保有限度額1,800万円を超えるため、一部は課税口座での保有となります。
月10万円の配当金を得るために必要な約3,400万円を、20年間の積立で達成できるかシミュレーションします。
| 毎月の積立額 | 年間積立額 | 20年後の元本 | 20年後の資産(年率5%想定) |
| 5万円 | 60万円 | 1,200万円 | 約2,055万円 |
| 10万円 | 120万円 | 2,400万円 | 約4,110万円 |
| 15万円 | 180万円 | 3,600万円 | 約6,165万円 |
毎月10万円を20年間積み立てた場合、年率5%で運用できれば約4,110万円に達します。
この資産から年3.5%の分配金を得ると、年間約144万円(月12万円)の配当金収入が期待できます。
VYMなど他の高配当ETFとの比較
米国高配当ETFには、SCHD以外にもVYM、HDV、SPYDなどがあります。
それぞれの特徴を比較し、どれを選ぶべきか解説します。
SCHDとVYMは、どちらも米国高配当株に投資するETFですが、投資方針が異なります。
| 項目 | SCHD | VYM |
| 組入銘柄数 | 約100銘柄 | 約450銘柄 |
| 配当利回り | 約3.5% | 約2.8% |
| 経費率 | 0.06% | 0.06% |
| 投資方針 | 配当の質を重視(配当貴族中心) | 幅広く分散(時価総額加重) |
| 過去10年リターン | 約180% | 約150% |
SCHDは配当の質を重視し、連続増配企業を中心に約100銘柄に厳選投資します。
配当利回りが高く、過去のリターンも優れています。VYMは約450銘柄に幅広く分散投資するため、個別企業リスクが低い反面、配当利回りはやや低めです。
HDVとSPYDは、さらに高い配当利回りを追求するETFです。
HDVは財務健全性を重視した約75銘柄に投資し、配当利回りは約3.8%です。エネルギーセクターの比率が高いのが特徴です。
SPYDはS&P500の中で配当利回りが高い上位80銘柄に均等投資し、配当利回りは約4.5%と最も高いです。ただし、景気敏感セクターの比率が高く、価格変動が大きい傾向があります。
複数の高配当ETFを組み合わせることで、リスク分散と配当の安定化が図れます。
おすすめの組み合わせ例を紹介します。
投資信託で購入する場合、SBI・SCHDを軸に、他のETFは直接購入するか、対応する投資信託を組み合わせる方法があります。
ただし、複数のファンドを保有すると管理が複雑になるため、初心者の方はまずSBI・SCHD単独で始めることをおすすめします。
SBI証券の検索機能が、愛称「SBI・SCHD」に対応していないためです。正式名称の一部である「SBI シュワブ」や「配当株式」で検索するか、ファンドコード「9444」を直接入力すれば確実に見つかります。今後、検索機能が改善される可能性もありますが、現時点ではこの方法が最も確実です。
はい、SBI・SCHDはSBI証券以外でも購入できます。楽天証券、マネックス証券、松井証券などの主要ネット証券で取り扱っています。ただし、証券会社によって投信保有ポイントの還元率が異なるため、長期保有を考えるなら還元率の高い証券会社を選ぶことをおすすめします。
投資額が大きい場合(1,000万円以上)は、本家SCHDを直接買う方がコスト面で有利になる可能性があります。本家SCHDの経費率は0.06%で、SBI・SCHDの信託報酬0.1238%より低いためです。ただし、直接購入には為替手数料や海外ETFの管理の手間がかかります。投資額が少ない場合や、手間を省きたい場合は、投資信託の方が便利です。
SBI・SCHDは投資信託のため、外国税額控除の対象にはなりません。本家SCHDを直接保有する場合は、米国で源泉徴収された税金(10%)の一部を、確定申告で取り戻せる可能性があります。ただし、NISA口座で保有する場合は、そもそも日本の税金がかからないため、外国税額控除のメリットは限定的です。
株式市場が暴落した時は、慌てて売却せず、長期投資の視点を保つことが重要です。高配当株は、暴落時も配当金を支払い続ける傾向があるため、配当金を再投資することで、低い価格で買い増しができます。むしろ、暴落時は「安く買えるチャンス」と捉え、積立を継続することをおすすめします。過去のデータでは、暴落後に回復し、長期では上昇しています。
はい、オルカン(全世界株式)とSBI・SCHDを併用するのは良い戦略です。オルカンは世界中の株式に分散投資するため、地域リスクを分散できます。SBI・SCHDは米国高配当株に特化しているため、配当収入を得ながら、オルカンで成長も狙うというバランスの取れたポートフォリオになります。例えば、オルカン70% + SBI・SCHD 30%といった配分が考えられます。
SBI・SCHDは、米国の高配当株に投資できる投資信託として、多くの投資家から注目を集めています。
信託報酬が年0.1238%と低コストで、100円から投資できる手軽さが魅力です。
SBI証券で購入する際は、愛称では検索できないため、ファンドコード「9444」を使うのが確実です。楽天SCHDとの比較では、信託報酬の低いSBI・SCHDの方が長期投資ではコスト面で有利ですが、分配金コースの変更可否など、使い勝手の違いも考慮する必要があります。
配当金生活を目指す場合、月10万円の分配金を得るには約3,400万円の投資が必要ですが、20年間の積立で達成可能な水準です。新NISAの成長投資枠を活用すれば、分配金を非課税で受け取れるため、効率的な資産形成ができます。
一方で、為替リスクや米国経済への依存、S&P500より値上がり率が低い可能性といったデメリットもあります。これらのリスクを理解した上で、長期投資の視点で取り組むことが大切です。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。
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