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野村マイクロ・サイエンス株を検討しているけれど、株価が下落している理由が気になっていませんか。
半導体関連銘柄として注目される野村マイクロですが、2024年には株価がピーク時の3分の1まで下落し、投資家の間で「今が買い時なのか」という議論が活発になっています。
この記事では、野村マイクロの株価下落の背景、事業内容、競合との比較、そして投資判断のポイントまで詳しく解説します。
超純水製造装置という半導体製造に欠かせない技術を持つ企業の実態を知ることで、適切な投資判断ができるようになります。
株価の変動要因やリスクを理解した上で、ご自身の投資スタイルに合った判断をしていきましょう。
目次
野村マイクロの株価
野村マイクロ・サイエンスは半導体製造に欠かせない超純水製造装置を手掛ける専業メーカーです。
2024年に入ってから株価が大きく変動しており、投資判断に迷う方も多いでしょう。まずは現在の株価状況と企業の基本情報を確認していきます。
野村マイクロ・サイエンスの2026年3月期中間決算は、半導体関連需要の拡大を背景に大幅な増収増益となりました。
売上高251.93億円(前年同期比39.6%増)、営業利益28.61億円(同84.3%増)と好調な結果でしたが、通期予想は前期比減収減益を見込んでいます。
株価が4月には6,000円以上あったところが2024年12月時点では1,500円くらいと、4分の1にもなっています。一方でPERは6.4倍、利回りは約4.4%とかなり割安に見えます。
株価の大幅な下落は投資家の不安を招いていますが、バリュエーション指標だけを見ると割安感が強まっている状況です。
野村マイクロ・サイエンス株式会社は、神奈川県厚木市に本社を置く企業です。
半導体産業やフラットパネルディスプレイの生産工程に使用される超純水製造装置の設計・施工・販売やメンテナンスを主要業務とします。
野村マイクロ・サイエンスは設立当初より、最高純度の水を提供する超純水製造装置専業メーカーとして電子産業の発展を支えてきました。
高い収益モデルにより安定した経営を実現し、超純水生成技術のさらなる向上や、新技術・新規分野への積極的な挑戦を行っています。
| 項目 | 内容 |
| 証券コード | 6254 |
| 上場市場 | 東京証券取引所プライム市場 |
| 業種 | 機械 |
| 本社所在地 | 神奈川県厚木市岡田二丁目9番10号 |
| 設立 | 1969年4月 |
| 従業員数 | 約700名(連結) |
| 事業内容 | 超純水製造装置の設計・施工・販売・メンテナンス |
野村マイクロの株価が下落した3つの理由
野村マイクロの株価は2024年に大きく下落しました。
半導体関連銘柄として注目されていただけに、この下落は多くの投資家に衝撃を与えています。株価下落の背景には、同社特有の事業構造と市場環境の変化があります。
2026年3月期の業績予想は売上高600億円(前期比-37.73%)、営業利益51億8400万円(前期比-61.31%)と大幅な減収減益を見込んでいます。
前期まで好調だった業績が一転して大幅な減益予想となったことが、株価下落の直接的な要因となっています。
営業利益は3分の1以下で、経常利益に関してはほとんど出ていません。
2025年3月期に過去最高益を記録した反動もあり、2026年3月期の減益幅は投資家の想定を大きく上回るものとなりました。
日本の上場企業といっても売上の50%がサムスンとなると実質系列ですよね。それで今苦しい状況となっていますね。
野村マイクロの最大の懸念材料は、韓国サムスン電子への売上依存度の高さです。
特定顧客への集中は、その顧客の投資動向に業績が大きく左右されるリスクを抱えています。
サムスンは今アメリカに工場を建てているのですが、その顧客先が見つからないようで、ASMLの製造装置の導入すら遅らせているということです。
おそらく、サムスンのチップ自体があまり人気がないのではないかと思われます。最先端品は台湾などで作られますし、そういったところに奪われてサムスンのアメリカ工場で作られるものに関してはあまり需要が無かったとされています。
野村マイクロの事業構造としては、大きな設備を売るというもので、毎回お客さんが買うわけではないので、買ってくれた時は伸びるけどそうじゃない時は何もないということになってしまうビジネスなんですよね。
設備投資に依存してしまうということです。
半導体業界は数年単位で好況と不況を繰り返します(シリコンサイクル)。
超純水装置は「設備投資」に連動するため、半導体メーカーが投資を絞る時期には、新規受注が激減するリスクがあります。株価もこのサイクルに連動して大きく調整する局面があることを覚悟する必要があります。
野村マイクロの事業内容
野村マイクロの主力事業である超純水製造装置は、半導体製造に欠かせない重要な装置です。
一般にはあまり知られていませんが、半導体の品質を左右する極めて重要な役割を担っています。
超純水とは、水中に混在する不純物を除去した水(純水)を、さらに精製して純度を高めたものです。
不純物濃度は、水道水100ppm(1万分の1)に比べ、超純水は0.1ppt(10兆分の1)。例えるなら、純度100%の理論純水で満たした東京ドームの中にしょうゆが1滴、という世界です。
半導体の製造工程において、リソグラフィ工程やイオン注入工程等に入る前に微粒子、金属、有機物といった汚染物質の除去が必須となります。
驚くことに半導体製造の約3割が洗浄工程です。洗浄に用いる超純水は半導体の性能と品質(歩留まり)に影響するため、不純物を一切含まない高純度なものが求められます。
純水装置は、活性炭装置、イオン交換装置、脱炭酸装置、逆浸透膜装置、紫外線酸化装置、脱酸素装置で組み合わされる一次純水装置と、紫外線酸化装置、イオン交換装置、限外ろ過膜装置で組み合わされる超純水装置から構成されています。
複数の装置を組み合わせることで、段階的に不純物を除去していく仕組みです。
半導体の製造工程では、何度も洗浄工程が繰り返されるため、超純水の使用量は膨大です。
最先端の半導体工場では、1日に数千トンもの超純水が使用されることもあります。超純水製造装置は、半導体工場が稼働するための基盤インフラとして、24時間365日安定して稼働し続ける必要があります。
同社は長年にわたり、世界最大のメモリ半導体メーカー(サムスン電子やSKハイニックスなど)の主要パートナーとして食い込んでいます。競合他社が国内や特定顧客にリソースを割く中、野村マイクロは早い段階から韓国・中国市場へリソースを集中させ、現地での信頼を勝ち取りました。
1980年代に入ると日本国外向けの市場にも注力し、1983年の韓国の三星半導体通信(現 サムスン電子)富川工場向けに初めて国外向け一貫システムを受注したのをはじめ、1985年には台湾の聯華電子にシステムを納入しました。
40年以上前から韓国市場を開拓してきた実績が、現在の強固な顧客基盤につながっています。
超純水製造装置市場では、栗田工業、オルガノ、野村マイクロ・サイエンスが国内トップ3として競合しています。
それぞれ異なる戦略で市場に臨んでおり、投資判断の際には各社の特徴を理解することが重要です。
水処理業界のリーディングカンパニーである栗田工業は、総合的な水ソリューションを提供し、特に半導体産業をはじめとする電子産業向けには不可欠な超純水供給システムや排水処理技術で高い競争力を有しています。
しかし、成長性という観点では、野村マイクロサイエンスが過去数年間、驚異的な伸び率を記録し、直近の2025年3月期売上高は963億円に達し、オルガノの想定売上規模に迫る勢いを見せました。
各社の特徴
栗田工業(6370):業界のガリバー。半導体だけでなく、一般産業、鉄鋼、食品など全方位に強い。規模では圧倒的。
オルガノ(6368):電子産業に強みを持ち、特に台湾TSMCとの関係が深いと言われる。国内シェアも高い。
野村マイクロ(6254):「半導体に特化」かつ「海外(特に韓国)に強い」のが最大の特徴。
| 比較項目 | 栗田工業 | 野村マイクロ |
| 売上規模(2025年3月期) | 約3,000億円超 | 約963億円 |
| 事業範囲 | 総合水処理(超純水、排水、薬品) | 超純水専業 |
| 営業利益率 | 約10%前後 | 約15.9% |
| 顧客基盤 | 半導体、一般産業、鉄鋼、食品など多様 | 半導体中心(韓国・台湾に強み) |
| 平均年収 | 約909万円 | 約711万円 |
栗田工業は、「総合力」がキーワードです。
超純水製造装置だけでなく、排水処理、薬品、メンテナンスサービスまで一貫して提供できる体制を持ち、国内外の多様な顧客ニーズに応えます。グローバルでも、M&Aを効果的に活用し、各地域でのサービス網を拡充しています。
| 比較項目 | オルガノ | 野村マイクロ |
| 売上規模(推定) | 約1,000億円規模 | 約963億円 |
| 事業戦略 | 技術力とグローバル展開 | 専門特化と顧客深耕 |
| 主要顧客 | 台湾TSMC、韓国、中国、米国 | 韓国サムスン・SKハイニックス中心 |
| 営業利益率 | 堅調(10%台) | 約15.9% |
| 平均年収 | 約808万円 | 約711万円 |
オルガノは、「技術力とグローバル展開」で市場をリードします。
特に超純水製造装置における高度な技術力は世界的に評価され、台湾、韓国、中国、近年では米国など、海外の主要半導体メーカーとの間で強固な関係を構築。顧客の最先端プロセス開発に深く関与し、カスタマイズされたソリューションを提供できる点が強みです。
野村マイクロの業績と財務分析
投資判断を行う上で、業績と財務状況の分析は欠かせません。
野村マイクロの過去の業績推移と財務体質を詳しく見ていきましょう。
2024年3月期は売上高730億2148万円(前年比+47.23%)、営業利益108億1927万円(前年比+68.63%)と大幅な増収増益を達成しました。
2025年3月期は売上高963億5995万円(前年比+31.96%)、営業利益133億9983万円(前年比+23.85%)とさらに成長を続けました。しかし2026年3月期予想は売上高600億円(前年比-37.73%)、営業利益51億8400万円(前年比-61.31%)と大幅な減収減益を見込んでいます。
過去5年間の業績を見ると、2021年3月期から急激な成長を遂げていることがわかります。
2020年3月期の売上高が約350億円だったのに対し、2025年3月期には約960億円と2.7倍以上に拡大しました。この急成長は半導体業界の活況と、主要顧客であるサムスン電子の大規模設備投資によるものです。
同社は、半導体の製造などに用いる超純水に特化した水処理エンジニアリング会社です。
韓国のSamsung Electronics Co., Ltd.を主要顧客とし、装置の設計、施工、メンテナンスなどを行うが、自らは製造部門を持たないファブレス型のビジネスモデルを採用しています。
野村マイクロ・サイエンスは、韓国サムスングループと関係が深く、米国や中国等を含め半導体関連へ納入実績豊富です。
半導体洗浄向けの「超純水装置」を設計・建設するが、サムスン電子グループ向け売上高が155億円超と、野村マイクロ全体(495億円)の3割超を占めた実績があります。
収益性の指標である売上高営業利益率では、野村マイクロサイエンスが約15.9%(2025年3月期実績)と極めて高い水準を達成しています。
オルガノも堅調な利益率を維持していると見られ、専門特化した事業モデルの強みがうかがえます。栗田工業は、水処理薬品やメンテナンスといった安定収益事業も抱え、事業ポートフォリオ全体での収益性を追求している点が特徴です。
同社の高ROE体質(自己資本利益率が高い)も、経営効率の高さと競争優位性を裏付ける材料といえるでしょう。
超純水製造装置専業という事業モデルが、高い収益性を生み出す要因となっています。
野村マイクロ株は今買うべき?
株価が大きく下落した野村マイクロ株は、今が買い時なのでしょうか。
投資判断に必要な指標と専門家の見解を確認していきます。
PERは6.4倍、利回りは約4.4%とかなり割安に見えます。
一般的に、PER15倍前後が適正水準とされる中で、6.4倍という水準は極めて割安です。ただし、この割安感は2025年3月期の好調な業績を基準にした数値であり、2026年3月期の減益予想を織り込むとPERは上昇します。
株価が下落したことで、配当利回りも4%を超える水準まで上昇しています。
配当性向は比較的安定しており、減益予想の中でも一定の配当維持が期待されています。バリュエーション面では割安感が強いものの、業績の先行き不透明感が株価の重石となっている状況です。
中期的には多くのアナリストが同社の成長性に期待を寄せており、競合他社を上回る高い利益成長率が予想されています。
半導体関連投資の一時的な停滞があっても、世界的なデジタルトランスフォーメーション(DX)などを背景に長期的には需要が拡大する可能性があります。
7-9月期(2Q)の連結経常損益は12.7億円の黒字(前年同期は4.3億円の赤字)に浮上し、売上営業利益率は前年同期の11.4%→11.6%に上昇しました。
四半期ベースでは回復の兆しも見られており、通期の減益予想が保守的すぎる可能性も指摘されています。
野村マイクロ株は、投資スタイルによって向き不向きが大きく分かれる銘柄です。
長期保有に向いているのは、半導体業界の長期的な成長を信じ、シリコンサイクルの変動を許容できる投資家です。超純水製造装置は半導体製造に不可欠であり、長期的な需要は確実に存在します。
一方、短期トレードに向いているのは、業績発表や半導体市況のニュースに機敏に反応できる投資家です。
株価のボラティリティが高いため、タイミングを見極めることができれば大きなリターンを狙うことも可能です。ただし、サムスン依存度の高さから、サムスンの設備投資動向を常にウォッチする必要があります。
中期的な視点では、2026年3月期の減益を乗り越えた後の2027年3月期以降の回復を見据えた投資戦略も考えられます。同社は中期経営計画である「TTT-26 (Together Toward Transformation-26)」を推進中です。明確な成長目標を掲げており、2027年3月期には売上高1,010億円・営業利益146億円(営業利益率14.5%)を、さらに2031年3月期には売上高1,200億円・営業利益192億円(利益率16%)を目指しています。
野村マイクロ株を購入する際の3つの注意点
野村マイクロ株への投資を検討する際には、特有のリスクを理解しておく必要があります。
高い成長性の裏には、相応のリスクが存在することを認識しましょう。
野村マイクロは歴史的に韓国の大手半導体メーカー(特にサムスン電子)への売上依存度が比較的高い傾向にあります。主要顧客が設備投資を凍結・延期した場合、あるいは競合他社にシェアを奪われた場合、業績へのインパクトが甚大になります。
サムスン電子の設備投資計画は、メモリ半導体市況や競合との競争状況によって大きく変動します。
2024年の株価下落も、サムスンの米国新工場建設の遅れが主要因の一つとなりました。投資を検討する際には、サムスンの決算発表や設備投資計画の発表を注視する必要があります。
半導体業界は数年単位で好況と不況を繰り返します(シリコンサイクル)。
超純水装置は「設備投資」に連動するため、半導体メーカーが投資を絞る時期には、新規受注が激減するリスクがあります。株価もこのサイクルに連動して大きく調整する局面があることを覚悟する必要があります。
過去の業績推移を見ると、2015年3月期から2016年3月期にかけて赤字から黒字へ転換するなど、業績の変動が大きいことがわかります。
シリコンサイクルの底では業績が大きく悪化する可能性があることを理解した上で、長期的な視点で投資することが重要です。
野村マイクロのビジネスモデルには、以下のような特性があります。
これらの特性により、四半期ごとの業績が大きく変動することがあります。
短期的な業績の変動に一喜一憂せず、中長期的な事業の方向性を見極めることが重要です。また、地政学リスクとして、米中対立の影響で中国向けビジネスが制限されるリスクも考慮する必要があります。
野村マイクロ株の買い方
野村マイクロ株を購入するには、証券口座の開設が必要です。
初めて株式投資をする方にも分かりやすく、購入手順を解説します。
野村マイクロ株を購入するための手順は以下の通りです。
多くのネット証券では、スマートフォンで本人確認書類を撮影するだけで申し込みが完了します。
マイナンバーカードを利用すれば、最短で翌営業日から取引を開始できる証券会社もあります。口座開設や口座維持に手数料はかからないため、複数の証券会社で口座を開設することも可能です。
証券口座への入金が完了したら、実際に株式を購入します。野村マイクロ株の購入手順は以下の通りです。
野村マイクロ株の最低購入金額は、株価×100株となります。
株価が3,000円の場合、最低30万円程度の資金が必要です。成行注文は現在の市場価格で即座に購入する方法、指値注文は希望する価格を指定して購入する方法です。初心者の方は、まず少額から始めることをおすすめします。
野村マイクロ株はNISA口座でも購入できます。
NISA口座を利用すれば、株式の売却益や配当金が非課税になるメリットがあります。NISA口座での購入手順は、通常の口座とほぼ同じですが、注文時に「NISA口座」を選択する必要があります。
新NISA制度では、成長投資枠を利用して野村マイクロ株を購入できます。
成長投資枠の年間投資上限は240万円、非課税保有限度額は1,200万円(生涯)です。ただし、NISA口座は1人1口座しか開設できないため、どの証券会社でNISA口座を開設するかは慎重に検討しましょう。
野村マイクロ株を購入できるおすすめの証券会社3社
野村マイクロ株を購入する際、証券会社選びは重要です。
手数料、使いやすさ、サービス内容を比較して、自分に合った証券会社を選びましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は国内株式の売買手数料が原則無料で、口座数約1,500万口座を誇る国内最大手のネット証券です。
野村マイクロ株はもちろん、約3,500銘柄の単元未満株(S株)取引にも対応しており、少額から投資を始めたい方にも最適です。
投資信託の取扱本数は約2,600本と業界トップクラスで、NISA口座での取引にも完全対応しています。
Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイントなど、5種類のポイントサービスから選べるのも魅力です。取引ツール「HYPER SBI 2」は高機能で、本格的な投資家のニーズにも応えます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は楽天経済圏を活用したい方におすすめの証券会社です。
現物取引の手数料は原則無料で、取引や保有残高に応じて楽天ポイントが貯まります。貯まったポイントは投資信託の購入や、楽天市場でのショッピングに利用できます。
口座数は約1,200万口座で、投資信託は約2,550本、米国株は約4,500銘柄を取り扱っています。
取引ツール「MARKET SPEED Ⅱ」は無料で利用でき、リアルタイムの市場情報やチャート分析機能が充実しています。楽天銀行との連携で、入出金もスムーズに行えます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は米国株取引に強みを持つネット証券です。
米国株は約5,000銘柄を取り扱っており、野村マイクロ株と合わせて米国の半導体関連銘柄にも投資したい方に適しています。現物取引手数料は55円~1,070円(税込)で、単元未満株(ワン株)にも対応しています。
投資信託は約1,800本、つみたてNISA対象ファンドは約217本を取り扱っています。
マネックスポイントまたはdポイントが貯まり、貯まったポイントは投資信託の購入に利用できます。取引ツール「マネックストレーダー」など17種類のツールを提供しており、自分に合ったツールを選べます。
よくある質問(Q&A)
野村マイクロ株への投資を検討する際に、よくある質問をまとめました。
野村マイクロ・サイエンスの配当金は、2025年3月期実績で年間130円(中間配当65円、期末配当65円)でした。
株価3,000円の場合、配当利回りは約4.3%となります。同社は安定的な配当政策を掲げており、業績に応じて配当額を決定しています。2026年3月期は減益予想ですが、一定の配当維持が期待されています。
野村マイクロ株の売買単位は100株です。株価が3,000円の場合、最低購入金額は約30万円となります。
ただし、SBI証券のS株や楽天証券のかぶミニ®など、単元未満株取引サービスを利用すれば、1株から購入できます。1株であれば3,000円程度から投資を始められるため、少額投資を希望する方は単元未満株取引の利用を検討しましょう。
株価の回復時期を正確に予測することはできませんが、半導体業界のシリコンサイクルや主要顧客であるサムスン電子の設備投資動向が鍵となります。
2026年3月期は減益予想ですが、2027年3月期以降の業績回復が見込まれれば、株価も上昇に転じる可能性があります。中期経営計画では2027年3月期に売上高1,010億円、営業利益146億円を目指しており、この目標達成が株価回復の目安となるでしょう。
損切りラインは、ご自身のリスク許容度と投資期間によって異なります。
一般的には、購入価格から10-20%下落した水準を損切りラインとする投資家が多いです。野村マイクロ株の場合、サムスンの設備投資計画の大幅な変更や、中期経営計画の下方修正など、投資前提が崩れた場合は損切りを検討すべきタイミングといえます。感情的な判断を避けるため、購入時に損切りラインを明確に決めておくことをおすすめします。
野村マイクロ株をNISA口座で購入する最大のメリットは、売却益と配当金が非課税になることです。
通常、株式の売却益や配当金には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座では非課税となります。配当利回りが4%程度ある野村マイクロ株の場合、配当金の非課税メリットは大きいといえます。ただし、NISA口座では損益通算ができないため、損失が出た場合のデメリットも理解しておきましょう。
野村マイクロと栗田工業は、同じ超純水製造装置業界でも特性が異なります。
野村マイクロは半導体専業で高い成長性と収益性を持ちますが、業績変動が大きくリスクも高めです。栗田工業は総合水処理メーカーとして事業が多角化されており、安定性を重視する投資家に向いています。高いリターンを狙うなら野村マイクロ、安定性を重視するなら栗田工業が適しているといえるでしょう。
野村マイクロ・サイエンスは株主優待制度を実施していません。
同社は配当による株主還元を重視しており、業績に応じた配当金の支払いを行っています。株主優待を期待して投資を検討している方は、この点に注意が必要です。株主還元は配当金のみとなるため、配当利回りを重視して投資判断を行いましょう。
野村マイクロ・サイエンスは、半導体製造に欠かせない超純水製造装置の専業メーカーとして、高い技術力と収益性を持つ企業です。
特に韓国市場で強固な顧客基盤を築いており、サムスン電子やSKハイニックスとの長年の取引実績が強みとなっています。
2024年の株価下落は、サムスン電子の設備投資計画の遅れと半導体市況の調整が主な要因です。
2026年3月期は大幅な減益予想となっていますが、PER6.4倍、配当利回り4%超という水準は割安感があります。中期経営計画では2027年3月期以降の業績回復を目指しており、長期的な成長性は期待できる銘柄といえるでしょう。
ただし、サムスン依存度50%という顧客集中リスクや、シリコンサイクルによる業績変動の大きさには注意が必要です。
設備投資依存型のビジネスモデルは、好況時には大きな成長をもたらしますが、不況時には業績が急激に悪化するリスクがあります。
投資を検討する際は、ご自身のリスク許容度と投資期間を明確にした上で判断しましょう。
長期的な半導体産業の成長を信じ、業績変動を許容できる方には投資機会となる可能性があります。一方、安定的な投資を望む方は、競合の栗田工業など、より分散された事業ポートフォリオを持つ企業を検討するのも一案です。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、慎重にご検討ください。最終的な投資判断はご自身の責任で行っていただきますようお願いいたします。
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