NISAで暴落したらどうする?対処法と注意点を解説

ネット銀行を検討しているけれど、どこを選べばいいか迷っていませんか。
住信SBIネット銀行は、ATM手数料や振込手数料が条件次第で月最大20回まで無料になるネット銀行です。
SBI証券と連携すれば普通預金金利が10倍にアップし、目的別口座で資金管理もしやすくなります。
一方で、実店舗がないため対面相談ができない、ランクが低いと手数料無料回数が少ないといったデメリットもあります。
この記事では、住信SBIネット銀行の基本情報から手数料、メリット・デメリット、SBI証券との連携方法まで詳しく解説します。
記事を読めば、住信SBIネット銀行が自分に合っているかどうか判断できるようになります。
目次
住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資して2007年に設立されたネット銀行です。
正式名称は「住信SBIネット銀行株式会社」で、金融庁に登録された銀行(関東財務局長(登金)第647号)として、預金保険制度の対象になっています。
2025年からはドコモグループの傘下に入り、NTTドコモとの連携サービスも拡充されています。
口座開設数は400万口座を超え、ネット銀行として高い信頼性と実績を持っています。
住信SBIネット銀行の主な特徴
スマートプログラムで手数料が優遇される
SBI証券連携で金利が10倍にアップ
目的別口座で資金管理がしやすい
スマホアプリで24時間取引可能
住信SBIネット銀行の最大の特徴は、スマートプログラム(スマプロランク)という独自の優遇制度です。
取引実績に応じてランクが上がり、ATM手数料や振込手数料の無料回数が増える仕組みになっています。
ランク4になれば、ATM手数料・振込手数料ともに月20回まで無料で利用できます。
また、SBI証券との連携機能「ハイブリッド預金」を利用すれば、普通預金金利が通常の10倍にアップします。
投資と貯蓄を一体的に管理したい人にとって、非常に便利なサービスです。
スマホアプリも充実しており、残高照会から振込、目的別口座の管理まで、すべての取引がスマホで完結します。
24時間365日いつでも取引できるため、忙しい人でも自分のペースで銀行取引ができます。
実店舗を持たないネット銀行ならではの低コスト運営により、メガバンクと比べて手数料が大幅に安く、金利も有利な設定になっています。
利用できるATMは、セブン銀行、ローソン銀行、イーネット、イオン銀行、ゆうちょ銀行、ビューアルッテなど全国約10万台以上です。
住信SBIネット銀行の7つのメリット
住信SBIネット銀行には、手数料の安さや金利の高さ、使いやすさなど多くのメリットがあります。
ここでは主要な7つのメリットを詳しく解説します。
住信SBIネット銀行では、スマプロランクに応じてATM手数料が月2回~20回まで無料になります。
ランク1でも月2回は無料で、ランク4なら月20回まで無料です。
利用できるATMは、セブン銀行、ローソン銀行、イーネット、イオン銀行、ゆうちょ銀行、ビューアルッテなど全国約10万台以上。コンビニATMが中心なので、24時間いつでもどこでも現金を引き出せます。
メガバンクでは時間外や他行ATMの利用で110円~220円の手数料がかかることが多いため、月に何度も現金を引き出す人にとっては大きな節約になります。
ランク2以上なら月5回以上無料になるので、普段使いには十分な回数です。
入金はランクに関わらず何度でも無料なので、給与振込口座として利用すれば、入金手数料を気にする必要はありません。
振込手数料も、スマプロランクに応じて月1回~20回まで無料になります。
ランク1でも月1回は無料で、ランク4なら月20回まで無料です。
住信SBIネット銀行宛ての振込は、ランクに関わらず何度でも無料です。
家族や友人が同じ銀行を使っていれば、振込手数料を一切気にせずに送金できます。
他行宛ての振込でも、無料回数内なら手数料はかかりません。メガバンクでは他行宛て振込に110円~550円程度かかることが多いため、月に何度も振込をする人にとっては大きなメリットです。
スマホアプリから24時間いつでも振込できるので、銀行の営業時間を気にする必要もありません。
定額自動振込サービスを使えば、家賃や習い事の月謝など定期的な支払いも自動化できます。
SBI証券の口座と連携する「ハイブリッド預金」を利用すれば、普通預金金利が通常の10倍にアップします。
通常の普通預金金利が年0.001%程度のところ、ハイブリッド預金なら年0.01%になります。
ハイブリッド預金は、SBI証券での株式や投資信託の買付代金として自動的に利用できる預金です。
証券口座への入金手続きが不要で、投資したいときにすぐに買付できます。
使わない資金は自動的に住信SBIネット銀行の口座に戻るので、普通預金として引き出すこともできます。投資をしていない間も高い金利が適用されるため、投資と貯蓄を両立したい人に最適です。
SBI証券でNISAやiDeCoを利用している人なら、さらに効率的に資産形成ができます。
ハイブリッド預金も預金保険制度の対象なので、万が一銀行が破綻しても1,000万円までは保護されます。
住信SBIネット銀行では、1つの口座の中に最大10個まで「目的別口座」を作成できます。
旅行資金、教育資金、緊急予備資金など、目的ごとに資金を分けて管理できる便利な機能です。
それぞれの目的別口座に名前をつけられるので、「旅行貯金」「車購入資金」など分かりやすく管理できます。
目標金額と期限を設定すれば、進捗状況が一目で分かり、貯蓄のモチベーションも上がります。
代表口座から目的別口座への振替は即時反映され、手数料もかかりません。定額自動振替を設定すれば、給料日に自動的に目的別口座へ振り替えることもできます。
先取り貯蓄の仕組みを簡単に作れるので、計画的に貯蓄したい人におすすめです。
目的別口座も普通預金と同じ金利が適用されます。
住信SBIネット銀行のスマホアプリは、残高照会、振込、振替、定期預金の作成など、ほぼすべての取引に対応しています。
ATMに行かなくても、スマホだけで銀行取引が完結します。
アプリのデザインはシンプルで直感的に操作できます。
生体認証(指紋認証・顔認証)にも対応しているので、パスワードを入力する手間もなく、セキュリティも高いです。
振込先の登録もスマホで簡単にでき、よく使う振込先は「お気に入り」に登録できます。QRコードを読み取るだけで振込先情報を入力できる機能もあり、手入力のミスを防げます。
入出金明細もアプリで確認でき、過去の取引もすぐに検索できます。
家計簿アプリとの連携も可能なので、資産管理を一元化したい人にも便利です。
住信SBIネット銀行が発行するデビットカード「ミライノ デビット」は、利用金額に応じてポイントが貯まります。
ポイント還元率は0.6%~0.8%で、一般的なデビットカード(0.2%~0.5%程度)と比べて高い水準です。
貯まったポイントは、1ポイント=1円として現金にキャッシュバックできます。
ポイントの使い道に迷うことなく、実質的な割引として利用できるのが魅力です。
デビットカードは即時引き落としなので、クレジットカードのように使いすぎる心配がありません。口座残高の範囲内でしか使えないため、計画的にお金を使いたい人に向いています。
Visa・Mastercardブランドを選べるので、国内外のほとんどの店舗で利用できます。
海外ATMでの現地通貨引き出しにも対応しており、海外旅行時にも便利です。
住信SBIネット銀行では、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、南アフリカランドの9通貨の外貨預金を取り扱っています。
メガバンクと比べて取扱通貨が多く、分散投資の選択肢が広がります。
為替手数料も安く設定されています。
米ドルなら片道4銭、ユーロなら片道8銭と、メガバンク(片道25銭~1円程度)と比べて大幅に安いです。
外貨預金の金利も比較的高めに設定されていますが、為替変動リスクがあるため、円高になると元本割れする可能性があります。
SBI証券と連携すれば、外貨預金から直接外国株式を購入することもできます。
為替手数料を抑えながら、外国株式への投資を始められます。
住信SBIネット銀行の3つのデメリット
住信SBIネット銀行には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。
利用を検討する際には、これらのデメリットも理解しておくことが大切です。
住信SBIネット銀行は実店舗を持たないネット銀行のため、窓口での対面相談ができません。
銀行員に直接相談しながら手続きを進めたい人や、複雑な相談をしたい人には不向きです。
問い合わせはカスタマーセンター(電話)、チャットサポート、メールでの対応になります。カスタマーセンターの営業時間は平日9時~18時で、土日祝日は休業です。
また、現金の入出金もATMを通じて行う必要があります。
大量の硬貨を入金したい場合や、大口の現金を引き出したい場合には不便に感じることもあるでしょう。
一方で、基本的な取引はすべてスマホアプリで完結するため、普段からネットやスマホに慣れている人であれば、実店舗がなくても困ることは少ないです。
よくある質問はウェブサイトのFAQで確認でき、24時間いつでも情報を得られます。
住信SBIネット銀行のスマートプログラムでは、ランクが低いとATM手数料・振込手数料の無料回数が少なくなります。
ランク1の場合、ATM手数料は月2回、振込手数料は月1回までしか無料になりません。
ランクを上げるには、外貨預金や投資信託の残高を増やす、給与振込口座に設定する、デビットカードを利用するなどの条件を満たす必要があります。取引実績が少ない人や、住信SBIネット銀行をサブ口座として使いたい人は、ランクが上がりにくいです。
無料回数を超えると、ATM手数料は110円、振込手数料は145円~157円がかかります。
メガバンクよりは安いですが、他のネット銀行の中には条件なしで無料回数が多い銀行もあります。
ただし、SBI証券と連携してハイブリッド預金を利用すれば、それだけでランク2以上になります。
投資をしている人であれば、比較的簡単にランクを上げられるので、大きなデメリットにはならないでしょう。
住信SBIネット銀行の定期預金金利は、他のネット銀行と比べてやや低めに設定されています。
2024年時点で、1年物の定期預金金利は年0.02%程度です。
一部のネット銀行では年0.2%~0.3%の金利を提供しているところもあり、定期預金を重視する人には物足りないかもしれません。
住信SBIネット銀行は、定期預金よりもハイブリッド預金やSBI証券との連携を重視した設計になっています。投資と貯蓄を組み合わせた資産形成を考えている人には向いていますが、定期預金だけで安全に資産を増やしたい人には不向きです。
また、定期預金は預金保険制度の対象ですが、金利が低いとインフレ率を下回る可能性があります。
物価上昇率が2%の場合、金利0.02%では実質的に資産価値が目減りしてしまいます。
定期預金の金利を重視するなら、他のネット銀行と比較検討することをおすすめします。
スマートプログラム(スマプロランク)の仕組み
スマートプログラムは、住信SBIネット銀行の優遇制度です。
取引実績に応じてランクが決まり、ATM手数料・振込手数料の無料回数や、ポイント還元率が変わります。
スマートプログラムは、ランク1からランク4までの4段階に分かれています。
ランクは毎月判定され、翌々月に適用されます。
| ランク | ATM手数料無料回数 | 振込手数料無料回数 | 主な判定条件 |
| ランク1 | 月2回 | 月1回 | 条件なし(口座開設者全員) |
| ランク2 | 月5回 | 月5回 | 総預金残高30万円以上、またはSBIハイブリッド預金残高1万円以上など |
| ランク3 | 月10回 | 月10回 | 総預金残高300万円以上、または住宅ローン利用など |
| ランク4 | 月20回 | 月20回 | 総預金残高1,000万円以上など |
ランク1は条件なしで誰でも適用されますが、無料回数は少なめです。
ランク2以上になれば、無料回数が大幅に増えるので、できればランク2以上を目指したいところです。
判定条件は複数あり、いずれか1つを満たせばランクアップできます。
スマートプログラムのランクを効率的に上げるには、いくつかのコツがあります。
以下のポイントを押さえれば、無理なくランク2~3を維持できます。
最も簡単なのは、SBI証券と連携してハイブリッド預金を利用する方法です。
SBI証券の口座を持っていれば、ハイブリッド預金に1万円以上入れておくだけでランク2になります。
投資をしていない間も高い金利が適用されるので、一石二鳥です。
給与振込口座に設定するのも効果的です。
毎月自動的に入金されるため、残高を気にする必要がありません。
SBI証券との連携方法
住信SBIネット銀行とSBI証券を連携すると、投資と貯蓄を効率的に管理できます。
ここでは、ハイブリッド預金の仕組みと連携方法、NISA・iDeCoとの活用法を解説します。
ハイブリッド預金は、住信SBIネット銀行とSBI証券を連携させることで利用できる特別な普通預金です。
通常の普通預金と比べて金利が10倍高く設定されており、2024年時点で年0.01%程度の金利が適用されます。
ハイブリッド預金の資金は、SBI証券での株式や投資信託の買付代金として自動的に利用できます。
証券口座への入金手続きが不要で、投資したいときにすぐに買付できるのが大きなメリットです。
使わない資金は自動的に住信SBIネット銀行の口座に戻るため、普通預金として引き出すこともできます。投資をしていない間も高い金利が適用されるため、投資と貯蓄を両立したい人に最適です。
ハイブリッド預金も預金保険制度の対象なので、万が一銀行が破綻しても1,000万円までは保護されます。
SBI証券と住信SBIネット銀行を連携する手順は以下のとおりです。
連携が完了すると、ハイブリッド預金が自動的に開設されます。
SBI証券での買付時に、ハイブリッド預金の残高が自動的に利用されるようになります。
すでに住信SBIネット銀行とSBI証券の両方の口座を持っている場合は、連携手続きだけで済みます。
SBI証券でNISAやiDeCoを利用している場合、住信SBIネット銀行との連携でさらに便利になります。
ハイブリッド預金から直接NISA口座での買付ができるため、入金の手間が省けます。
新NISA制度では、つみたて投資枠(年間120万円)と成長投資枠(年間240万円)の2つの枠があります。
ハイブリッド預金に資金を入れておけば、どちらの枠でもスムーズに買付できます。
iDeCoの掛金は、住信SBIネット銀行の口座から自動引き落としできます。給与振込口座に設定しておけば、毎月自動的にiDeCoの掛金が引き落とされるため、手続きの手間がかかりません。
NISAとiDeCoを組み合わせることで、非課税枠を最大限に活用できます。
住信SBIネット銀行とSBI証券の連携により、これらの制度を効率的に活用できます。
目的別口座の使い方
住信SBIネット銀行の目的別口座は、1つの口座の中で資金を目的ごとに分けて管理できる便利な機能です。
貯蓄の計画性を高め、目標達成をサポートします。
目的別口座は、代表口座の中に最大10個まで作成できる「仮想的な口座」です。
それぞれの目的別口座に名前をつけて、旅行資金、教育資金、緊急予備資金など、目的ごとに資金を分けて管理できます。
目標金額と期限を設定すれば、進捗状況がグラフで表示されます。
あとどれくらい貯めれば目標達成できるかが一目で分かるので、貯蓄のモチベーションが上がります。
代表口座から目的別口座への振替は即時反映され、手数料もかかりません。スマホアプリから簡単に振替できるので、給料日に必要な金額を目的別口座に振り替える習慣をつければ、自然と貯蓄が増えていきます。
目的別口座も普通預金と同じ金利が適用されます。
ハイブリッド預金と組み合わせれば、目的別に分けた資金すべてに高い金利を適用できます。
目的別口座は、以下のような場面で活用できます。
特に、緊急予備資金を目的別口座で管理するのはおすすめです。
生活費と分けて管理することで、うっかり使ってしまうことを防げます。
複数の目標を同時に管理できるので、短期・中期・長期の目標をそれぞれ設定して、バランスよく貯蓄を進められます。
目的別口座への振替を自動化すれば、「先取り貯蓄」の仕組みを簡単に作れます。
定額自動振替の設定手順は以下のとおりです。
給料日の翌日に設定すれば、給料が入ったらすぐに貯蓄用の資金を分けられます。
残ったお金で生活するようにすれば、自然と計画的にお金を使えるようになります。
定額自動振替は、目的別口座ごとに設定できます。
口座開設の手順
住信SBIネット銀行の口座開設は、スマホまたはパソコンから申し込めます。
最短翌営業日で口座開設が完了し、すぐに利用を始められます。
口座開設に必要なものは以下のとおりです。
本人確認書類は、スマホで撮影してアップロードする方法が最も早く、最短翌営業日で口座開設が完了します。
マイナンバーカードを使えば、本人確認がスムーズに進みます。
郵送での本人確認も可能ですが、口座開設までに1週間程度かかります。急いでいる場合は、スマホでの本人確認がおすすめです。
口座開設の手順は以下のとおりです。
スマホで本人確認を行った場合、最短翌営業日で口座開設が完了します。
キャッシュカードは1週間程度で届きます。
初回ログイン時には、ログインパスワード、取引パスワード、秘密の質問などを設定します。
住信SBIネット銀行の口座開設審査は比較的緩やかですが、以下のポイントに注意すれば、スムーズに口座開設できます。
氏名、住所、生年月日が異なると、審査に時間がかかったり、否決される可能性があります。
引っ越し後に運転免許証の住所変更をしていない場合は、他の本人確認書類を使うか、先に住所変更を済ませておきましょう。
年間でどれくらい節約できる?
住信SBIネット銀行を利用すると、ATM手数料や振込手数料をどれくらい節約できるのでしょうか。
メガバンクとの比較で具体的な金額を見てみましょう。
メガバンクと住信SBIネット銀行の手数料を比較すると、以下のようになります。
| 項目 | メガバンク(平均) | 住信SBIネット銀行(ランク2) |
| ATM手数料(時間外) | 110円~220円/回 | 月5回まで無料 |
| 他行宛て振込手数料 | 330円~550円/回 | 月5回まで無料 |
| 同行宛て振込手数料 | 0円~110円/回 | 何度でも無料 |
| 普通預金金利 | 年0.001% | 年0.01%(ハイブリッド預金) |
メガバンクでは、時間外や休日にATMを利用すると110円~220円の手数料がかかります。
また、他行宛ての振込では330円~550円の手数料がかかることが多いです。
住信SBIネット銀行のランク2なら、ATM手数料は月5回、振込手数料も月5回まで無料です。普段使いには十分な回数なので、ほとんどの人は手数料を気にせずに利用できます。
具体的な利用パターンごとに、年間でどれくらい節約できるかをシミュレーションしてみます。
このように、利用頻度が高いほど節約額も大きくなります。
年間で数千円~数万円の節約になるため、長期的に見れば大きな差になります。
他のネット銀行との比較
住信SBIネット銀行は他のネット銀行と比べてどのような特徴があるのでしょうか。
主要なネット銀行と比較してみましょう。
主要なネット銀行3社の特徴を比較します。
| 項目 | 住信SBIネット銀行 | 楽天銀行 | PayPay銀行 |
| ATM手数料無料回数 | 月2~20回(ランク制) | 月0~7回(ランク制) | 月1回(3万円以上の入出金) |
| 振込手数料無料回数 | 月1~20回(ランク制) | 月0~3回(ランク制) | 月1回(3万円以上) |
| 普通預金金利 | 年0.01%(ハイブリッド預金) | 年0.1%(楽天証券連携) | 年0.001% |
| 証券連携 | SBI証券 | 楽天証券 | なし |
| 目的別口座 | あり(最大10個) | なし | なし |
楽天銀行は、楽天証券と連携すると普通預金金利が年0.1%になり、住信SBIネット銀行より高い金利が得られます。
楽天ポイントが貯まりやすいため、楽天経済圏を活用している人に向いています。
PayPay銀行は、PayPayとの連携が便利で、PayPayポイントを貯めたい人に向いています。
ただし、ATM手数料・振込手数料の無料回数が少なく、証券連携もないため、投資と貯蓄を一体管理したい人には不向きです。
住信SBIネット銀行は、SBI証券との連携が強力で、投資をしている人に特に向いています。目的別口座で資金管理がしやすく、スマプロランクを上げれば手数料無料回数も多くなります。
住信SBIネット銀行は、以下のような人に特におすすめです。
特に、SBI証券で投資をしている人なら、ハイブリッド預金で金利が上がり、証券口座への入金手続きも不要になるため、非常に便利です。
投資と貯蓄を一体的に管理したい人には最適な銀行と言えます。
一方で、楽天経済圏を活用している人は楽天銀行、PayPayをよく使う人はPayPay銀行の方が向いているかもしれません。
2025年から住信SBIネット銀行はドコモグループの傘下に入りました。これにより、NTTドコモとの連携サービスが拡充され、dポイントが貯まりやすくなるなどの特典が追加されています。NEOBANK for docomoという専用支店も開設され、ドコモユーザー向けの優遇サービスが提供されています。基本的な銀行サービスや手数料体系に大きな変更はなく、既存のユーザーも引き続き同じ条件で利用できます。
住信SBIネット銀行は、高度なセキュリティ対策を実施しています。ログイン時には、ユーザー名とパスワードに加えて、スマート認証(生体認証またはワンタイムパスワード)による二段階認証が利用できます。不正ログインを防ぐため、ログイン履歴の確認や、不審なアクセスがあった場合のアラート機能も提供されています。万が一不正利用があった場合も、被害額を補償する制度があります。
住信SBIネット銀行では、システムの安定稼働を最優先にしていますが、万が一システム障害が発生した場合は、公式サイトやアプリのお知らせ、Xアカウント(旧Twitter)で速やかに情報を公開します。障害の内容や復旧見込み時間も随時更新されます。緊急時の問い合わせ先として、カスタマーセンターが用意されており、電話での対応も可能です。
住信SBIネット銀行は、金融庁に登録された正規の銀行(関東財務局長(登金)第647号)であり、預金保険制度の対象です。万が一銀行が破綻しても、預金保険機構により1人あたり元本1,000万円とその利息が保護されます。普通預金、定期預金、ハイブリッド預金、目的別口座すべてが預金保険の対象です。ただし、外貨預金は預金保険の対象外なので、為替リスクに加えて信用リスクも考慮する必要があります。
他の銀行から住信SBIネット銀行に乗り換える場合は、まず住信SBIネット銀行の口座を開設します。次に、給与振込先や公共料金の引き落とし口座を住信SBIネット銀行に変更します。給与振込先の変更は勤務先に依頼し、公共料金は各サービス会社のウェブサイトや電話で変更手続きができます。すべての変更が完了したら、旧口座の残高を住信SBIネット銀行に振り込み、旧口座を解約します。
住信SBIネット銀行には、NEOBANK for docomoやJAL NEOBANK、T NEOBANKなど、提携企業ごとの専用支店があります。これらの支店は、提携企業のサービスと連携した特典が受けられます。例えば、NEOBANK for docomoではdポイントが貯まりやすく、JAL NEOBANKではJALマイルが貯まります。基本的な銀行サービスや手数料は本店と同じですが、ポイント還元率や特典内容が異なります。
住信SBIネット銀行は、ATM手数料・振込手数料が条件次第で月最大20回まで無料になり、SBI証券との連携で普通預金金利が10倍にアップするネット銀行です。
目的別口座で資金管理がしやすく、スマホアプリで取引が完結するため、忙しい人でも便利に利用できます。
メリットは、手数料の安さ、金利の高さ、使いやすさの3つです。
特に、SBI証券で投資をしている人なら、ハイブリッド預金で投資と貯蓄を一体管理でき、非常に効率的です。
デビットカードのポイント還元率も高く、外貨預金の取扱通貨も豊富なので、幅広いニーズに対応できます。
一方で、実店舗がないため対面相談ができない、ランクが低いと手数料無料回数が少ない、定期預金の金利が他行より低めといったデメリットもあります。
これらのデメリットを理解した上で、自分のライフスタイルに合っているかを判断することが大切です。
スマートプログラムのランクを上げれば、手数料無料回数を増やせます。
SBI証券と連携してハイブリッド預金を利用する、給与振込口座に設定する、デビットカードを利用するなど、いくつかの方法でランクアップできます。
住信SBIネット銀行は、投資と貯蓄を一体的に管理したい人、手数料を節約したい人、スマホで銀行取引を完結させたい人に特におすすめです。
口座開設は最短翌営業日で完了し、すぐに利用を始められます。
なお、外貨預金には為替変動リスクがあり、元本割れする可能性があります。投資判断はご自身の責任で行い、ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて慎重にご検討ください。詳しくは住信SBIネット銀行の公式サイトでご確認ください。
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