住信SBIネット銀行の特徴とメリット|手数料や使い方を解説

住信SBIネット銀行の特徴とメリット|手数料や使い方を解説

「ATM手数料や振込手数料が高くて困っている」「ネット銀行に興味があるけど、どこを選べばいいか分からない」そんな悩みを抱えていませんか。

住信SBIネット銀行は、ATM手数料・振込手数料が月に数回無料になるネット銀行です。

三井住友信託銀行とSBI証券が共同出資する信頼性の高い銀行で、口座数は400万を超えています

スマプロランク制度を活用すれば、手数料無料回数を増やせるだけでなく、SBI証券との連携で普通預金金利が最大10倍になるメリットもあります。

この記事では、住信SBIネット銀行の特徴やメリット・デメリット、スマプロランク制度の仕組み、他行との比較まで詳しく解説します。

手数料を節約しながら、賢く資産管理をしたい方はぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • 住信SBIネット銀行はATM・振込手数料が月2回~無料で、スマプロランク制度で無料回数を増やせる
  • SBI証券との連携で普通預金金利が最大10倍になり、投資家にとってメリットが大きい
  • 実店舗がないデメリットはあるが、スマホアプリで取引が完結し、目的別口座で資金管理も簡単
SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

目次

住信SBIネット銀行とは|基本情報と特徴

住信SBIネット銀行は、インターネット専業の銀行として2007年に営業を開始しました。三井住友信託銀行とSBI証券という2つの大手金融機関が共同出資しており、信頼性の高さが特徴です。

実店舗を持たないネット銀行ならではの強みとして、ATM手数料や振込手数料が安く設定されています。スマホアプリで取引が完結するため、24時間いつでもどこでも銀行取引が可能です。

三井住友信託銀行とSBI証券が共同出資

住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行が50%、SBIホールディングスが50%を出資する合弁会社です。三井住友トラストグループの信託銀行としての安定性と、SBIグループのネット金融サービスのノウハウを組み合わせています。

預金保険制度(ペイオフ)の対象銀行なので、万が一銀行が破綻した場合でも、1,000万円までの預金とその利息が保護されます。大手金融グループの傘下にあることで、経営基盤の安定性も高いと言えるでしょう。

口座数400万超の実績

住信SBIネット銀行の口座数は、2024年時点で400万口座を超えています。ネット銀行の中でも上位の口座数を誇り、多くのユーザーに支持されていることが分かります。

口座開設は最短翌営業日から利用可能で、本人確認もスマホで完結します。若年層を中心に、手数料の安さと使い勝手の良さが評価されています。

NISA口座開設数も多く、投資初心者からも選ばれている銀行です。

ドコモとの資本提携で新体制に

2024年、住信SBIネット銀行はNTTドコモと資本業務提携を結びました。ドコモが約20%の株式を取得し、第三者割当増資を実施しています。

この提携により、ドコモの顧客基盤と住信SBIネット銀行の金融サービスを組み合わせた新しいサービス展開が期待されています。ドコモユーザー向けの特典やサービス拡充も今後予定されており、さらに利便性が向上する可能性があります。

銀行名も「住信SBIネット銀行」から将来的には変更される可能性がありますが、現時点では従来の名称で営業を継続しています。

住信SBIネット銀行の9つのメリット

住信SBIネット銀行には、手数料の安さやサービスの充実度など、多くのメリットがあります。ここでは、特に利用者にとって魅力的な9つのメリットを詳しく解説します。

これらのメリットを理解することで、自分の利用スタイルに合った活用方法が見えてくるはずです。

ATM手数料が月2回~無料

住信SBIネット銀行では、スマプロランクに応じてATM手数料が月2回~20回まで無料になります。最低ランクの「ランク1」でも月2回は無料なので、給料日や月末の出金に活用すれば手数料を払わずに済みます。

提携ATMは、セブン銀行・ローソン銀行・イーネット・イオン銀行など主要なコンビニATMをカバーしています。全国どこでも気軽に出金できるのが便利ですね。

振込手数料が月1回~無料

振込手数料も、スマプロランクに応じて月1回~20回まで無料です。他行宛ての振込も無料回数に含まれるため、家賃や習い事の月謝など、定期的な支払いがある方にとって大きなメリットになります。

通常、他行宛て振込は1回あたり150円~300円程度かかることが多いため、月に数回振込をする方なら年間で数千円の節約になります。

SBI証券との連携で金利アップ

住信SBIネット銀行の最大の特徴が、SBI証券との連携サービス「ハイブリッド預金」です。SBI証券の口座と連携することで、普通預金金利が年0.001%から年0.01%になります。

金額が大きければ大きいほど、金利差の恩恵を受けられます。投資をしている方、これから始めたい方には特におすすめの機能と言えるでしょう。

通常の普通預金と比べて10倍の金利で運用できるため、投資待機資金の管理に最適です。

スマホアプリで取引が完結

住信SBIネット銀行の公式アプリを使えば、残高照会・振込・振替・ATM検索など、ほとんどの取引がスマホで完結します。わざわざパソコンを開く必要がないため、外出先でもスムーズに銀行取引ができます。

アプリのデザインも直感的で分かりやすく、初めてネット銀行を使う方でも迷わず操作できるでしょう。生体認証(指紋認証・顔認証)にも対応しており、セキュリティ面でも安心です。

目的別口座で資金管理が簡単

住信SBIネット銀行には「目的別口座」という機能があります。これは、1つの口座の中に最大10個まで「サブ口座」を作れる仕組みです。

「旅行資金」「緊急予備費」「家電買い替え用」など、目的ごとに資金を分けて管理できるため、貯金の見える化がしやすくなります。それぞれの口座に目標金額を設定できるので、モチベーション維持にも役立ちます。

スマプロポイントが貯まる

住信SBIネット銀行では、取引に応じて「スマプロポイント」が貯まります。貯まったポイントは、現金やJALマイルに交換できます。

給与振込・口座振替・外貨預金・カードローンなど、さまざまな取引がポイント対象です。普段の銀行取引をするだけでポイントが貯まるため、お得感があります。

外貨預金の取扱通貨が豊富

住信SBIネット銀行は、外貨預金の取扱通貨が豊富です。米ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル・NZドル・カナダドル・スイスフラン・香港ドル・南アフリカランドなど、主要通貨をカバーしています。

為替手数料も比較的安く設定されており、外貨預金を活用したい方にとって使い勝手の良い銀行です。

外貨預金には為替変動リスクがあります。余裕資金での運用が基本となります。

デビットカードでポイント還元

住信SBIネット銀行が発行するデビットカード「ミライノ デビット」を使えば、利用額に応じてポイントが還元されます。Mastercardブランドなら0.8%、Visaブランドなら0.6%の還元率です。

デビットカードは口座残高の範囲内でしか使えないため、使いすぎの心配がありません。クレジットカードを持ちたくない方や、支出管理を徹底したい方におすすめです。

提携NEOBANKで特典が増える

住信SBIネット銀行は、複数の企業と提携して「NEOBANK」サービスを展開しています。JAL・TポイントNEOBANK・ヤマダNEOBANKなどがあり、それぞれ独自の特典が用意されています。

例えばJAL NEOBANKなら、取引に応じてJALマイルが貯まります。自分のライフスタイルに合った提携サービスを選ぶことで、さらにお得に利用できるでしょう。

スマプロランク制度のしくみ|無料回数を増やす方法

住信SBIネット銀行の手数料無料回数は、「スマプロランク」によって決まります。ランクが高いほど、ATM手数料・振込手数料の無料回数が増える仕組みです。

ここでは、スマプロランク制度の詳細と、ランクを効率的に上げる方法を解説します。

スマプロランクとは

スマプロランクは、住信SBIネット銀行の優遇プログラムです。ランク1~ランク4の4段階があり、月末時点の商品・サービスの利用状況によって翌々月のランクが決まります。

ランクが上がると、ATM手数料・振込手数料の無料回数が増えるだけでなく、スマプロポイントの獲得倍率もアップします。積極的に銀行サービスを利用する方ほど、優遇を受けられる仕組みになっています。

ランク別の無料回数一覧

各ランクの無料回数は以下の通りです。

ランク ATM出金手数料無料回数 振込手数料無料回数 ポイント獲得倍率
ランク1 月2回 月1回 1倍
ランク2 月5回 月3回 2倍
ランク3 月7回 月7回 3倍
ランク4 月20回 月20回 4倍

ランク4になれば、ほぼ手数料を気にせず利用できます。日常的に銀行取引が多い方は、ランク4を目指すとよいでしょう。

ランクを上げる具体的な方法

スマプロランクは、以下のような条件を満たすことで上がります。

ランク2の条件(いずれか1つ)

・総預金残高が30万円以上

・ロボアドバイザー資産運用残高が10万円以上

・給与・賞与・年金の受取がある

ランク3の条件(いずれか1つ)

・総預金残高が300万円以上

・住宅ローン残高がある

・SBIハイブリッド預金の月末残高が10万円以上かつ、外貨預金・仕組預金の月末残高合計が30万円以上

ランク4の条件(いずれか1つ)

・総預金残高が1,000万円以上

・外貨預金と仕組預金の月末残高合計が500万円以上

初心者の方は、まず給与振込口座に設定してランク2を目指すのがおすすめです。

効率的にランクを上げる裏技

ランクを効率的に上げるには、「SBIハイブリッド預金」の活用が有効です。SBI証券の口座を開設し、住信SBIネット銀行と連携すれば、ハイブリッド預金の残高が総預金残高にカウントされます。

さらに、ハイブリッド預金は金利も高いため、一石二鳥です。投資に興味がある方は、SBI証券との連携を検討してみてください。

SBI証券との連携メリット|ハイブリッド預金を活用しよう

住信SBIネット銀行を最大限に活用するなら、SBI証券との連携は欠かせません。ここでは、ハイブリッド預金の仕組みと、連携するメリットを詳しく解説します。

ハイブリッド預金とは

ハイブリッド預金は、住信SBIネット銀行の預金残高をSBI証券の買付余力として利用できるサービスです。銀行口座と証券口座の間で資金を移動する手間がなく、シームレスに投資ができます。

預金でありながら証券口座の買付資金としても使えるため、「投資したいけど、現金も手元に置いておきたい」という方に最適です。必要なときにすぐ投資に回せる柔軟性が魅力と言えるでしょう。

金利が最大10倍になる仕組み

ハイブリッド預金の最大のメリットは、金利が年0.001%から年0.01%にアップすることです。

例えば、100万円を1年間預けた場合、通常の普通預金なら利息は10円ですが、ハイブリッド預金なら100円になります。金額が大きければ大きいほど、金利差の恩恵を実感できます。

投資をしない期間でも、高金利で資金を寝かせておけるため、資金効率が良いと言えるでしょう。

SBI証券:SBIハイブリッド預金

連携の設定方法

SBI証券との連携は、以下の手順で設定できます。

1. 住信SBIネット銀行の口座を開設する
2. SBI証券の口座を開設する
3. SBI証券のウェブサイトまたはアプリから「SBIハイブリッド預金」を申し込む
4. 申し込み完了後、自動的に連携が有効になる

設定は数分で完了し、難しい手続きは不要です。一度設定すれば、その後は自動的に資金が連携されるため、手間がかかりません。

住信SBIネット銀行の3つのデメリット

住信SBIネット銀行には多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。ここでは、利用前に知っておくべき3つのデメリットを正直に解説します。

実店舗がない

住信SBIネット銀行は、インターネット専業銀行のため実店舗がありません。窓口で相談したい、対面でサポートを受けたいという方には不向きです。

ただし、電話サポートやチャットサポートは充実しており、平日9時~18時まで対応しています。また、よくある質問はウェブサイトに詳しく掲載されているため、大抵の疑問は自己解決できるでしょう。

ネット取引に慣れている方や、スマホ操作に抵抗がない方であれば、実店舗がないことはそれほど問題にならないはずです。

スマプロランクが低いと手数料がかかる

スマプロランクが低い状態だと、ATM手数料・振込手数料の無料回数が少なくなります。ランク1の場合、ATM出金は月2回、振込は月1回までしか無料になりません。

無料回数を超えると、ATM出金は1回110円、振込は1回157円の手数料がかかります。頻繁に出金・振込をする方は、ランクを上げる工夫が必要です。

給与振込口座に設定する、SBI証券と連携するなど、ランクを上げる方法を活用しましょう。

普通預金金利は他行より低め

住信SBIネット銀行の普通預金金利は、年0.001%と他のネット銀行と比べて特別高いわけではありません。一部のネット銀行では、普通預金金利が年0.1%以上のところもあります。

ただし、SBI証券と連携してハイブリッド預金を利用すれば、金利は年0.01%にアップします。投資をする方であれば、金利面でのデメリットは解消できると言えるでしょう。

住信SBIネット銀行とSBI新生銀行の違い|どちらを選ぶべき?

住信SBIネット銀行とSBI新生銀行の違い

「住信SBIネット銀行」と「SBI新生銀行」は名前が似ているため、混同されがちです。しかし、この2つは全く別の銀行であり、サービス内容も異なります。

ここでは、両者の違いを明確にし、どちらを選ぶべきかを解説します。

2つの銀行の違い一覧

項目 住信SBIネット銀行 SBI新生銀行
設立 2007年 1952年(旧新生銀行、2024年にSBI傘下)
実店舗 なし あり(全国約30店舗)
ATM手数料無料回数 月2回~20回(ランク制) 月1回~無制限(ステージ制)
振込手数料無料回数 月1回~20回(ランク制) 月1回~50回(ステージ制)
SBI証券連携 あり(ハイブリッド預金) なし
外貨預金 9通貨 13通貨
住宅ローン あり あり

住信SBIネット銀行はネット専業銀行、SBI新生銀行は実店舗を持つ銀行という点が最大の違いです。

どんな人にどちらがおすすめ?

住信SBIネット銀行がおすすめな人

・ネット取引に慣れている

・SBI証券で投資をしている、または始めたい

・スマホアプリで完結したい

・手数料を徹底的に節約したい

SBI新生銀行がおすすめな人

・実店舗で相談したい

・外貨預金を積極的に活用したい

・より高いステージで多くの無料回数を確保したい

・住宅ローンを検討している

投資家であれば住信SBIネット銀行、実店舗でのサポートを重視するならSBI新生銀行を選ぶとよいでしょう。

他のネット銀行と比較|住信SBIネット銀行の立ち位置

住信SBIネット銀行は、他のネット銀行と比較してどのような立ち位置にあるのでしょうか。ここでは、主要なネット銀行との比較を通じて、住信SBIネット銀行の特徴を明らかにします。

主要ネット銀行との手数料比較

銀行名 ATM手数料無料回数 振込手数料無料回数 普通預金金利
住信SBIネット銀行 月2回~20回 月1回~20回 0.001%(ハイブリッド預金0.01%)
楽天銀行 月0回~7回 月0回~3回 0.02%~0.10%
PayPay銀行 月1回~無制限 月0回~20回 0.001%
auじぶん銀行 月2回~15回 月0回~15回 0.001%~0.20%

住信SBIネット銀行は、ATM手数料・振込手数料の無料回数が比較的多く、バランスの取れた銀行と言えます。普通預金金利は標準的ですが、SBI証券との連携で金利アップが可能です。

金利・サービスの比較

楽天銀行は、楽天経済圏を活用する方にとって非常にお得です。楽天市場でのポイント還元率がアップするため、楽天ユーザーなら楽天銀行を優先すべきでしょう。

auじぶん銀行は、auユーザー向けの特典が充実しています。au PAYとの連携やau回線契約者向けの金利優遇があるため、auユーザーに適しています。

住信SBIネット銀行は、SBI証券との連携が最大の強みです。投資をする方、特にSBI証券を利用している方には最適な選択肢と言えます。

自分が利用している経済圏や投資スタイルに合わせて、銀行を選ぶことが重要です。

口座開設の流れ|必要書類と開設期間

住信SBIネット銀行の口座開設は、スマホで完結します。ここでは、口座開設の具体的な手順と必要書類、開設にかかる期間を解説します。

口座開設の手順

口座開設は以下の手順で進めます。

1. 住信SBIネット銀行の公式サイトまたはアプリから「口座開設」を選択
2. メールアドレスを登録し、確認メールのURLをクリック
3. 氏名・住所・生年月日などの基本情報を入力
4. 本人確認書類をスマホで撮影してアップロード
5. 初期設定(ログインパスワード・取引パスワード)を設定
6. 審査完了後、口座開設完了の通知が届く

手続きは15分程度で完了します。スマホがあれば、外出先でも口座開設が可能です。

必要書類と本人確認方法

本人確認には、以下のいずれかの書類が必要です。

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • 健康保険証(補助書類として住民票などが必要)
  • パスポート

スマホで本人確認を行う場合、運転免許証またはマイナンバーカードが推奨されます。これらの書類を使えば、最短翌営業日から口座を利用できます

開設後にすべき初期設定

口座開設後は、以下の初期設定を行うとスムーズに利用できます。

  • スマホアプリのダウンロードとログイン設定
  • ATMカードの暗証番号設定
  • 給与振込口座への変更手続き(勤務先に依頼)
  • SBI証券との連携設定(投資をする場合)
  • 目的別口座の作成

これらの設定を済ませておけば、すぐに住信SBIネット銀行を本格的に活用できます。

利用シーン別の活用方法|こんな使い方がおすすめ

住信SBIネット銀行は、利用シーンに応じてさまざまな活用方法があります。ここでは、代表的な3つのシーン別に、おすすめの使い方を紹介します。

給与振込口座として使う場合

給与振込口座として住信SBIネット銀行を設定すると、スマプロランクが自動的にランク2以上になります。これにより、ATM手数料が月5回、振込手数料が月3回無料になります。

給与が振り込まれたら、目的別口座に自動振替設定をしておくと、貯金が自動的に貯まります。「生活費口座」「貯金口座」「投資資金口座」のように分けておくと、資金管理がしやすくなります。

メインバンクとして使う場合は、公共料金の引き落とし口座にも設定しておくと、ポイントも貯まってお得です。

貯蓄用のサブ口座として使う場合

メインバンクは別にあり、住信SBIネット銀行を貯蓄用のサブ口座として使う方法もあります。目的別口座を活用すれば、複数の貯金目標を同時に管理できます。

例えば、「旅行資金30万円」「緊急予備費50万円」「車購入資金100万円」のように目標を設定し、毎月自動的に積み立てる設定をしておけば、計画的に貯金ができます。

SBI証券と連携してハイブリッド預金にしておけば、金利も高くなるため、効率的に資産を増やせるでしょう。

投資用の資金管理口座として使う場合

SBI証券で投資をしている方は、住信SBIネット銀行を投資用の資金管理口座として使うのが最適です。ハイブリッド預金を活用すれば、投資待機資金を高金利で運用しながら、必要なときにすぐ投資に回せます。

毎月の積立投資用の資金を住信SBIネット銀行に入れておき、SBI証券で自動積立設定をしておけば、手間なく投資を継続できます。

投資と預金の両方を一元管理できるため、資産全体の把握もしやすくなります。

よくある質問(Q&A)

よくある質問(Q&A)
セキュリティは大丈夫?

住信SBIネット銀行は、二段階認証・ワンタイムパスワード・取引通知メールなど、多層的なセキュリティ対策を実施しています。不正送金対策も充実しており、万が一不正利用があった場合の補償制度もあります。スマホアプリでは生体認証にも対応しているため、安心して利用できるでしょう。

システム障害時はどうなる?

システム障害が発生した場合、一時的にインターネットバンキングやアプリが利用できなくなる可能性があります。ただし、提携ATMからの出金は可能な場合が多いため、現金が必要な場合はATMを利用しましょう。障害情報は公式サイトやアプリで随時更新されるため、確認することをおすすめします。

PayPayへのチャージ手数料は?

住信SBIネット銀行からPayPayへのチャージは、PayPayアプリから銀行口座を登録することで可能です。チャージ手数料は無料です。ただし、PayPay銀行ほど連携が密ではないため、PayPayをメインで使う方はPayPay銀行も検討するとよいでしょう。

家族で使う場合の注意点は?

住信SBIネット銀行の口座は、原則として本人名義のみです。家族で資金を共有したい場合は、それぞれが口座を開設し、代表口座から定期的に振り込む方法が一般的です。夫婦で家計を管理する場合は、目的別口座を活用して「夫口座」「妻口座」「共有口座」のように分けると管理しやすくなります。

解約は簡単にできる?

解約は、カスタマーセンターに電話して手続きを進めます。残高がある場合は、事前に他行へ振り込むか、ATMで出金しておく必要があります。解約手続き自体は難しくありませんが、電話対応が必要なため、平日の営業時間内に連絡する必要があります。

キャンペーン情報はどこで確認できる?

住信SBIネット銀行の公式サイトには、常に最新のキャンペーン情報が掲載されています。口座開設キャンペーンや、特定の取引でポイントがもらえるキャンペーンなどが定期的に実施されています。メールマガジンに登録しておくと、キャンペーン情報をいち早く受け取れます。

まとめ

住信SBIネット銀行は、ATM手数料・振込手数料が条件次第で無料になるネット銀行です。スマプロランク制度を活用すれば、手数料無料回数を増やせるため、銀行手数料を節約したい方に最適です。

特に、SBI証券と連携することで普通預金金利が最大10倍になるハイブリッド預金は、投資家にとって大きなメリットです。投資待機資金を高金利で運用しながら、必要なときにすぐ投資に回せる利便性は、他の銀行にはない強みと言えるでしょう。

実店舗がないデメリットはありますが、スマホアプリで取引が完結するため、ネット取引に慣れている方であれば問題ありません。目的別口座やデビットカード、外貨預金など、多様なサービスも魅力です。

給与振込口座として使う、貯蓄用のサブ口座として使う、投資用の資金管理口座として使うなど、自分のライフスタイルに合わせた活用方法を見つけることが大切です。スマプロランクを上げる工夫をしながら、賢く手数料を節約し、効率的に資産管理を行いましょう。

なお、外貨預金には為替変動リスクがあります。詳しくは住信SBIネット銀行公式サイトでご確認ください。

SOICO株式会社 共同創業者・取締役COO 土岐彩花
共同創業者&取締役COO 土岐 彩花(どきあやか)
SOICO株式会社
慶應義塾大学在学中に19歳で起業し、2社のベンチャー創業を経験。大学在学中に米国UCバークレー校(Haas School of Business, University of California, Berkeley)に留学し、経営学、マーケティング、会計、コンピュータ・サイエンスを履修。新卒でゴールドマン・サックス証券の投資銀行本部に就職し、IPO含む事業会社の資金調達アドバイザリー業務・引受業務に従事。2018年よりSOICO株式会社の取締役COOに就任。

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