窓口がある証券会社おすすめ5社|選び方と比較ポイント

投資を始めたいけれど、どのネット証券を選べばいいか分からない。
そんな悩みを抱えている初心者の方は多いのではないでしょうか。
ネット証券は手数料が安く、少額から投資できるため、初心者にとって最適な選択肢です。
この記事では、初心者におすすめのネット証券5社を厳選し、それぞれの特徴や選び方のポイントを詳しく解説します。
口座開設の手順から実際の取引開始まで、初心者が迷わず投資を始められるよう、分かりやすくお伝えします。
目次
初心者におすすめのネット証券5社
投資初心者がネット証券を選ぶ際、最も重要なのは「使いやすさ」と「サポートの充実度」です。
ここでは、初心者でも安心して利用できる5つのネット証券を、それぞれの特徴とともにご紹介します。手数料の安さや取扱商品の豊富さはもちろん、初心者向けの学習コンテンツやサポート体制も考慮して選定しました。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券の特徴
国内最大手のネット証券で口座開設数は約1,500万口座
現物・信用取引の手数料は原則無料
投資信託は約2,600本と業界トップクラス
5種類のポイント(Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALポイント・PayPayポイント)が貯まる・使える
IPO取扱実績は年間78銘柄(2024年実績)と業界トップクラス
SBI証券は国内最大手のネット証券で、総合力の高さが最大の魅力です。
初心者から上級者まで幅広い投資家に支持されています。
投資信託は約2,600本と業界トップクラスの品揃えで、つみたてNISAの対象商品も約271本と豊富です。
自分に合った投資信託を選べます。
S株(単元未満株)を利用すれば、約3,500銘柄を1株から購入できるため、少額投資にも最適です。
さらに、複数のポイントが貯まる・使えるのも大きなメリットです。
初心者向けの学習コンテンツも充実しており、投資の基礎から学べる環境が整っています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券の特徴
楽天経済圏を活用したい方に最適
投資信託の保有残高に応じて楽天ポイントが貯まる
貯まったポイントで投資信託や株式を購入できる
現物取引の手数料は原則無料
取引ツール「MARKET SPEED Ⅱ」は高機能でありながら無料
楽天証券は、楽天経済圏を活用したい方に最適なネット証券です。
口座開設数は約1,200万口座で、SBI証券に次ぐ規模です。
最大の特徴は、楽天ポイントとの連携です。
投資信託の保有残高に応じて楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントで投資信託や株式を購入できます。
楽天カードでのクレカ積立を利用すれば、積立額に応じてポイントも貯まるため、楽天経済圏のユーザーには特にお得です。
投資信託は約2,550本と豊富で、つみたてNISAの対象商品も約200本あり、初心者向けの低コストインデックスファンドが揃っています。
スマホアプリ「iSPEED」も直感的な操作で初心者にも使いやすいと評判です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券の特徴
マネックスカードでのクレカ積立で1.1%のポイント還元(※条件により異なる)
米国株の取扱銘柄数は約5,000銘柄と業界トップクラス
米国株の買付手数料が実質無料(キャッシュバック)
IPO取扱実績は年間54銘柄(2024年実績)
完全平等抽選を採用しているため初心者にもチャンスあり
マネックス証券は、クレカ積立のポイント還元率の高さで注目を集めているネット証券です。
口座開設数は約270万口座で、特に米国株投資に強みを持っています。
マネックスカードでのクレカ積立を利用すると、主要ネット証券の中でもトップクラスの還元率で、長期的な積立投資をする方にとって大きなメリットです。
米国株の情報提供も充実しており、初心者でも米国株投資を始めやすい環境が整っています。
投資信託は約1,800本、つみたてNISAの対象商品は約217本と豊富です。
ワン株(単元未満株)を利用すれば、約1,500銘柄を1株から購入できます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券の特徴
1日の約定代金が50万円以下なら手数料無料
25歳以下は約定代金にかかわらず手数料無料
創業100年以上の老舗証券会社としての信頼性
投資信託は約1,900本、つみたてNISAの対象商品は約250本
IPO取扱実績は年間54銘柄(2024年実績)、事前入金不要
松井証券は、1日の約定代金が50万円以下なら手数料無料という分かりやすい料金体系が魅力のネット証券です。
口座開設数は約160万口座で、創業100年以上の老舗証券会社としての信頼性も高く評価されています。
さらに、25歳以下は約定代金にかかわらず手数料無料なので、若年層の投資家には特におすすめです。
少額から投資を始めたい初心者にとって、手数料を気にせず取引できるのは大きなメリットです。
サポート体制も充実しており、電話サポートは平日8:30~17:00まで利用できます。
初心者向けの投資情報コンテンツも豊富で、投資の基礎から学べる環境が整っています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,800,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【ワンショット手数料コース】 約定代金5万円以下:55円(税込) 約定代金50万円超:1,070円(税込)【一日定額手数料コース】 1日100万円まで:0円 1日300万円まで:2,750円(税込) 以降300万円ごとに:2,750円(税込)加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄(2025年4月時点) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(1,155銘柄) |
| 投資信託 | 約1,853本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約1,050銘柄(2025年4月時点) |
| 取引ツール(PC) | kabuステーション / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | 三菱UFJ eスマート証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行 / auじぶん銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短翌営業日(スマートフォンによるオンライン申込) |
三菱UFJeスマート証券の特徴
三菱UFJフィナンシャル・グループの一員として高い信頼性
投資信託の保有残高に応じて三菱UFJポイント(Pontaポイントに交換可能)が貯まる
貯まったポイントで投資信託を購入できる
一日定額手数料コースなら1日の約定代金が100万円以下で手数料無料
プチ株®(単元未満株)を利用すれば1株から株式を購入できる
三菱UFJeスマート証券(旧auカブコム証券)は、三菱UFJフィナンシャル・グループの一員として高い信頼性を持つネット証券です。
口座開設数は約40万口座で、Pontaポイントとの連携が大きな魅力です。
投資信託の保有残高に応じて三菱UFJポイント(Pontaポイントに交換可能)が貯まり、貯まったポイントで投資信託を購入できます。
Pontaポイントを貯めている方にとって、ポイントを無駄なく活用できるのは大きなメリットです。
手数料体系は、ワンショット手数料コースと一日定額手数料コースの2種類から選べます。
投資信託は約1,800本、つみたてNISAの対象商品は約250本と豊富です。
| 証券会社 | 現物取引手数料 | 投資信託本数 | 単元未満株 | ポイント | 口座開設日数 |
| SBI証券 | 原則無料 | 約2,600本 | ○(S株) | 5種類 | 最短翌営業日 |
| 楽天証券 | 原則無料 | 約2,550本 | ○(かぶミニ®) | 楽天ポイント | 最短翌営業日 |
| マネックス証券 | 55円~1,070円 | 約1,800本 | ○(ワン株) | 2種類 | 最短2営業日 |
| 松井証券 | 50万円まで無料 | 約1,900本 | ○ | 松井証券ポイント | 最短即日 |
| 三菱UFJeスマート証券 | 55円~4,059円 | 約1,800本 | ○(プチ株®) | 三菱UFJポイント | 3~5営業日 |
この比較表を参考に、自分の投資スタイルや重視するポイントに合った証券会社を選びましょう。
手数料の安さを重視するならSBI証券や楽天証券、ポイント還元率を重視するならマネックス証券、少額投資なら松井証券がおすすめです。
ネット証券とは?
ネット証券は、インターネットを通じて株式や投資信託などの金融商品を取引できる証券会社のことです。
店舗を持たず、オンラインで取引が完結するため、手数料が安く、24時間いつでも取引の注文ができるのが特徴です。初心者が投資を始める際、ネット証券と店舗型証券のどちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。ここでは、それぞれの特徴と違いを詳しく解説します。
ネット証券の最大の特徴は、手数料の安さです。
店舗を持たないため、人件費や店舗維持費がかからず、その分を手数料の引き下げに反映しています。現物取引の手数料が無料の証券会社も増えており、コストを抑えて投資できます。
取引はすべてインターネット上で完結するため、24時間いつでも注文を出すことができます。
パソコンやスマートフォンから、自宅や外出先でも取引できる利便性は、忙しい現代人にとって大きなメリットです。
取扱商品も豊富で、国内株式だけでなく、米国株や中国株などの外国株式、投資信託、ETF、債券など、幅広い金融商品に投資できます。特に投資信託の取扱本数は、主要ネット証券で2,000本以上と非常に充実しています。
情報提供も充実しており、リアルタイムの株価情報、企業分析レポート、マーケットニュース、投資セミナーなど、投資判断に必要な情報を無料で入手できます。
初心者向けの学習コンテンツも豊富で、投資の基礎から学べる環境が整っています。
店舗型証券は、全国に支店を持ち、窓口で対面サービスを提供する証券会社です。
野村證券、大和証券、SMBC日興証券などが代表的です。
最大の特徴は、担当者(営業マン)による対面サポートです。
投資の相談に乗ってもらえるため、初心者でも安心して投資を始められます。資産運用のアドバイスや、ライフプランに合わせた提案を受けられるのは、店舗型証券ならではのメリットです。
ただし、手数料はネット証券に比べて高めです。対面サービスの人件費や店舗維持費がかかるため、取引手数料は数倍から数十倍になることもあります。また、営業時間内(平日9:00~15:00が一般的)にしか窓口での相談ができないのも制約となります。
取扱商品は、ネット証券と同等かそれ以上に豊富ですが、特に債券や仕組債など、店舗型証券でしか取り扱っていない商品もあります。
富裕層向けのサービスも充実しており、まとまった資産を運用したい方には適しています。
初心者にネット証券をおすすめする理由は、以下の5つです。
ネット証券は、コストを抑えて効率的に資産形成したい初心者に最適な選択肢です。
初心者向けのネット証券の選び方
ネット証券は数多くありますが、初心者が選ぶ際に重視すべきポイントは限られています。
ここでは、証券会社選びで失敗しないための5つの比較ポイントを解説します。自分の投資スタイルや目的に合った証券会社を選ぶことで、より効率的に資産形成を進められます。
手数料は、投資の利益に直接影響する重要な要素です。
特に少額投資や頻繁に取引する場合、手数料の差が長期的に大きな影響を与えます。
現物取引の手数料は、証券会社によって大きく異なります。
SBI証券や楽天証券は原則無料、松井証券は1日50万円まで無料など、各社が独自の料金体系を設定しています。自分の投資スタイル(1回の取引金額や取引頻度)に合わせて、最もコストを抑えられる証券会社を選びましょう。
投資信託の購入手数料(販売手数料)も重要です。主要ネット証券では、多くの投資信託を購入手数料無料(ノーロード)で購入できます。ただし、一部の投資信託では購入手数料がかかる場合もあるため、購入前に確認しましょう。
信用取引を利用する予定がある方は、信用取引の手数料や金利もチェックが必要です。
DMM株は信用取引手数料が無料、SBI証券や楽天証券も低コストで利用できます。手数料だけでなく、金利(買方金利・貸株料)も証券会社によって異なるため、比較検討しましょう。
投資の選択肢が広がるほど、自分に合った投資先を見つけやすくなります。
取扱商品の豊富さは、将来的な投資の幅を広げるためにも重要なポイントです。
投資信託の取扱本数は、証券会社によって大きく異なります。
SBI証券は約2,600本、楽天証券は約2,550本と業界トップクラスですが、証券会社によっては数百本程度のところもあります。特につみたてNISAの対象商品数も確認しましょう。
外国株式の取扱いも重要です。
米国株は主要ネット証券で取り扱っていますが、銘柄数は証券会社によって異なります。SBI証券は約5,000銘柄、楽天証券は約4,500銘柄、マネックス証券も約5,000銘柄と充実しています。中国株やアセアン株など、米国以外の外国株に投資したい場合は、対応している証券会社を選びましょう。
IPO(新規公開株)に興味がある方は、IPO取扱実績も確認が必要です。SBI証券は年間78銘柄(2024年実績)と業界トップクラスで、主幹事実績も多いため、当選のチャンスが広がります。
初心者が投資を始める際、いきなり大きな金額を投資するのは不安です。
少額から始められる証券会社を選ぶことで、リスクを抑えながら投資経験を積めます。
投資信託は、主要ネット証券で100円から購入できます。
毎月100円ずつ積み立てることも可能で、無理のない範囲で投資を始められます。つみたてNISAも月100円から利用でき、非課税で資産形成を進められます。
単元未満株(ミニ株)のサービスがあるかも重要です。
通常、株式は100株単位(1単元)での取引が基本ですが、単元未満株なら1株から購入できます。SBI証券のS株、楽天証券のかぶミニ®、マネックス証券のワン株など、各社が独自のサービスを提供しています。例えば、1株1,000円の銘柄なら、1,000円から投資できます。
ポイント投資ができる証券会社も、少額投資に適しています。
楽天証券なら楽天ポイント、SBI証券ならVポイント・Pontaポイント・dポイントなど、貯まったポイントで投資信託や株式を購入できます。現金を使わずに投資を始められるため、初心者にとってハードルが低くなります。
ポイント還元や特典は、長期的な投資において意外と大きなメリットになります。
特に積立投資を続ける場合、ポイント還元率の差が数年後に大きな差となって現れます。
クレカ積立のポイント還元率は、証券会社によって異なります。
マネックス証券はマネックスカードでのクレカ積立で1.1%(※条件により異なる)のポイント還元があり、主要ネット証券の中でもトップクラスです。楽天証券も楽天カードでのクレカ積立でポイントが貯まります。月5万円を積み立てた場合、年間で数千円分のポイントが貯まる計算になります。
投資信託の保有残高に応じたポイント還元も見逃せません。
SBI証券や楽天証券では、投資信託の保有残高に応じて毎月ポイントが貯まります。長期保有するほどポイントが貯まるため、長期投資を前提とする方には大きなメリットです。
貯まったポイントの使い道も重要です。
楽天証券なら楽天ポイントで投資信託や株式を購入でき、楽天市場での買い物にも使えます。SBI証券は5種類のポイント(Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALポイント・PayPayポイント)に対応しており、自分が普段使っているポイントを選べます。
スマートフォンで取引する機会が多い方にとって、アプリの使いやすさは重要なポイントです。
直感的に操作できるアプリを選ぶことで、ストレスなく取引できます。
楽天証券の「iSPEED」は、シンプルで分かりやすいデザインが特徴で、初心者でも迷わず操作できます。
株価チャートや銘柄情報も見やすく、スマホでの取引に最適です。SBI証券アプリも高機能で、株式・投資信託・外国株など、幅広い商品をアプリで取引できます。
マネックス証券アプリは、米国株取引に特化した「マネックス証券 米国株アプリ」も提供しており、米国株投資をする方に便利です。
松井証券の「日本株アプリ」は、シンプルな設計で初心者にも使いやすいと評判です。
アプリの評価は、App StoreやGoogle Playのレビューを参考にするのもおすすめです。実際のユーザーの声を確認することで、使い勝手や不具合の有無を事前に把握できます。
手数料を比較
投資において手数料は、利益を左右する重要な要素です。
特に少額投資や頻繁に取引する場合、手数料の差が長期的に大きな影響を与えます。ここでは、初心者が知っておくべき手数料の種類と、主要ネット証券の手数料を比較します。自分の投資スタイルに合った手数料体系を選ぶことで、コストを最小限に抑えられます。
現物取引の手数料は、証券会社によって大きく異なります。
主要ネット証券の手数料体系を比較しましょう。
| 証券会社 | 10万円 | 50万円 | 100万円 | 備考 |
| SBI証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 原則無料 |
| 楽天証券 | 0円 | 0円 | 0円 | 原則無料 |
| 松井証券 | 0円 | 0円 | 1,100円 | 50万円/日まで無料 |
| マネックス証券 | 55円 | 495円 | 1,070円 | 1注文ごと |
| 三菱UFJeスマート証券 | 55円 | 0円 | 0円 | 一日定額コース |
SBI証券と楽天証券は、現物取引の手数料が原則無料です。
少額投資から高額投資まで、取引金額にかかわらず手数料がかからないため、コストを最小限に抑えられます。松井証券は、1日の約定代金が50万円までなら手数料無料で、少額投資に適しています。
手数料無料の証券会社を選ぶことで、取引回数を気にせず投資できます。
特に初心者は、少額で何度も取引する傾向があるため、手数料無料の証券会社がおすすめです。
投資信託の購入手数料(販売手数料)は、投資信託を購入する際にかかる手数料です。
主要ネット証券では、多くの投資信託を購入手数料無料(ノーロード)で購入できます。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、三菱UFJeスマート証券のいずれも、つみたてNISA対象の投資信託は購入手数料無料です。
また、主要なインデックスファンドやバランスファンドも、ほとんどが購入手数料無料で購入できます。
ただし、一部のアクティブファンドや特定のテーマ型ファンドでは、購入手数料がかかる場合があります。購入手数料は、購入金額の1~3%程度が一般的です。例えば、100万円分の投資信託を購入する場合、購入手数料が3%なら3万円がかかります。
購入手数料は、投資の利益を直接減らす要因です。
同じような運用内容の投資信託なら、購入手数料無料のものを選ぶことで、より効率的に資産形成を進められます。投資信託を選ぶ際は、購入手数料だけでなく、信託報酬(運用管理費用)も確認しましょう。信託報酬は、保有している間ずっとかかる費用なので、長期投資では特に重要です。
NISA口座での取引は、多くのネット証券で手数料優遇があります。
NISA口座を利用することで、通常の口座よりもコストを抑えて投資できます。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、三菱UFJeスマート証券のいずれも、NISA口座での国内株式の取引手数料は無料です。
つみたて投資枠での投資信託の購入手数料も無料で、信託報酬も低コストのインデックスファンドが中心です。
成長投資枠では、国内株式だけでなく、一部の外国株式やETFも購入できます。
外国株式の取引手数料は証券会社によって異なりますが、SBI証券や楽天証券では、NISA口座での米国株式の取引手数料も無料です。
NISA口座は、投資で得た利益が非課税になるだけでなく、手数料面でもメリットがあります。初心者がNISA口座で投資を始めることで、税金と手数料の両方を節約でき、より効率的に資産形成を進められます。
NISAで始めるならどの証券会社?
NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得た利益が非課税になる制度で、初心者が投資を始めるのに最適です。
2024年から新NISA制度が始まり、非課税保有限度額が1,800万円に拡大され、より多くの資産を非課税で運用できるようになりました。ここでは、NISA口座を開設する際におすすめの証券会社を、つみたて投資枠と成長投資枠に分けて解説します。
新NISA制度は、2024年から始まった少額投資非課税制度です。
従来のNISA制度から大きく改善され、より使いやすくなりました。
新NISA制度には、つみたて投資枠と成長投資枠の2種類があります。
つみたて投資枠は年間120万円まで、成長投資枠は年間240万円まで投資でき、合計で年間360万円まで非課税で投資できます。非課税保有限度額は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)で、非課税保有期間は無期限です。
NISA口座は、1人1口座しか開設できません。複数の証券会社でNISA口座を持つことはできないため、証券会社選びは慎重に行う必要があります。ただし、年に1回、NISA口座を別の証券会社に変更することは可能です。
つみたて投資枠は、長期・積立・分散投資に適した投資信託を定期的に購入する枠です。
初心者が資産形成を始めるのに最適で、毎月一定額を積み立てることで、時間分散効果によりリスクを抑えられます。
SBI証券は、つみたて投資枠の対象商品が約271本と業界トップクラスで、選択肢が豊富です。
クレカ積立を利用すれば、Vポイント・Pontaポイント・dポイントなど、複数のポイントから選んで貯められます。毎月100円から積立可能で、無理のない範囲で投資を始められます。
楽天証券は、つみたて投資枠の対象商品が約200本で、楽天カードでのクレカ積立を利用すれば楽天ポイントが貯まります。
貯まった楽天ポイントで投資信託を購入することもでき、楽天経済圏のユーザーには特にお得です。楽天証券アプリ「iSPEED」は使いやすく、スマホで簡単に積立設定ができます。
マネックス証券は、マネックスカードでのクレカ積立で1.1%(※条件により異なる)のポイント還元があり、主要ネット証券の中でもトップクラスです。
つみたて投資枠の対象商品は約217本で、低コストのインデックスファンドが充実しています。月5万円を積み立てた場合、年間で約6,600円分のポイントが貯まる計算になり、長期的には大きなメリットです。
成長投資枠は、国内株式、外国株式、投資信託、ETFなど、幅広い商品に投資できる枠です。
つみたて投資枠よりも自由度が高く、個別株投資やテーマ型投資信託にも投資できます。
SBI証券は、国内株式の取扱銘柄数が約3,900銘柄、米国株が約5,000銘柄と業界トップクラスで、投資の選択肢が豊富です。
NISA口座での国内株式・米国株式の取引手数料は無料で、コストを抑えて投資できます。IPOの取扱実績も年間78銘柄(2024年実績)と多く、NISA口座でIPO投資をしたい方にもおすすめです。
楽天証券は、米国株が約4,500銘柄、外国株は6カ国に対応しており、グローバル投資に適しています。
NISA口座での国内株式・米国株式の取引手数料は無料で、楽天ポイントを使って株式を購入することもできます。楽天証券アプリ「iSPEED」は、株価チャートや銘柄情報が見やすく、スマホでの取引に最適です。
マネックス証券は、米国株の取扱銘柄数が約5,000銘柄と業界トップクラスで、米国株投資に強みがあります。
NISA口座での米国株の買付手数料は実質無料(キャッシュバック)で、米国株の情報提供も充実しています。成長投資枠で米国株に投資したい方には、マネックス証券が特におすすめです。
ネット証券の口座開設は、オンラインで簡単に完了します。
店舗に行く必要はなく、スマートフォンやパソコンから申し込めます。ここでは、口座開設の流れを3つのステップに分けて解説します。初心者でも迷わず口座開設できるよう、具体的な手順と注意点をお伝えします。
口座開設には、本人確認書類とマイナンバー確認書類が必要です。
事前に準備しておくことで、スムーズに申し込めます。
マイナンバーカードなら、1枚で本人確認とマイナンバー確認の両方ができるため、最も便利です。
書類は、スマートフォンで撮影してアップロードする方法が一般的です。撮影する際は、書類全体が写るように、明るい場所で撮影しましょう。文字がぼやけていたり、一部が欠けていたりすると、再提出が必要になる場合があります。
必要書類を準備したら、証券会社の公式サイトから口座開設の申し込みを行います。
申し込みフォームに必要事項を入力し、本人確認書類をアップロードします。
口座の種類を選択する画面では、「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶのがおすすめです。
特定口座(源泉徴収あり)を選ぶと、証券会社が自動的に税金を計算・納税してくれるため、確定申告が不要になります。NISA口座も同時に申し込むことができるので、チェックを入れておきましょう。
最近では、スマートフォンのカメラで本人確認を行う「eKYC(オンライン本人確認)」に対応している証券会社も増えており、最短即日で口座開設が完了します。
口座開設が完了したら、初期設定を行います。
ログイン情報の確認、入金方法の設定、取引パスワードの設定などを済ませましょう。
口座開設完了のメールには、ログインIDとパスワード(または初期パスワード)が記載されています。
証券会社の公式サイトまたはアプリからログインし、初期パスワードを変更しましょう。セキュリティを高めるため、推測されにくいパスワードを設定することが重要です。
入金方法を設定します。ネット証券では、銀行振込、即時入金(リアルタイム入金)、自動入金(銀行口座からの自動引き落とし)などの方法があります。即時入金は、提携銀行のインターネットバンキングから入金すると、即座に証券口座に反映される便利なサービスです。手数料も無料の場合が多いため、積極的に活用しましょう。
取引パスワードを設定します。
取引パスワードは、株式や投資信託を購入する際に必要なパスワードで、ログインパスワードとは別に設定します。セキュリティを高めるため、ログインパスワードとは異なるパスワードを設定しましょう。
口座開設後の始め方
口座開設が完了したら、実際に投資を始めましょう。
初心者にとって、口座開設後の「最初の一歩」が最も不安なポイントです。ここでは、初回ログインから入金、そして最初の注文方法まで、具体的な手順を解説します。この流れを理解すれば、迷わず投資をスタートできます。
口座開設完了のメールが届いたら、証券会社の公式サイトまたはアプリにログインします。
ログインIDとパスワードは、口座開設完了のメールに記載されています。初回ログイン時には、初期パスワードの変更を求められる場合があるので、セキュリティの高いパスワードに変更しましょう。
ログインしたら、まずは証券口座に入金します。
入金方法は、銀行振込、即時入金(リアルタイム入金)、自動入金などがあります。即時入金は、提携銀行のインターネットバンキングから入金すると、即座に証券口座に反映される便利なサービスです。手数料も無料の場合が多いため、初心者にもおすすめです。
初めて入金する際は、少額(例えば1万円程度)から始めるのがおすすめです。入金が正常に反映されるか確認し、取引の流れに慣れてから、投資額を増やしていきましょう。
初心者が最初に投資する商品として最もおすすめなのは、投資信託です。
投資信託は、専門家が複数の銘柄に分散投資してくれるため、個別株を選ぶ知識がなくても、手軽に分散投資ができます。
特におすすめなのは、インデックスファンドです。
インデックスファンドは、日経平均株価やS&P500などの株価指数に連動するように運用される投資信託で、低コストで長期的な資産形成に適しています。例えば、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、信託報酬が低く、つみたてNISAの対象商品としても人気があります。
初心者におすすめの投資商品
インデックスファンド:低コストで長期投資に最適
バランスファンド:株式と債券を組み合わせてリスクを抑える
単元未満株:1株から有名企業の株式を購入できる
初心者は、いきなり高リスクの商品(レバレッジ型ETF、個別株の信用取引など)に手を出さないよう注意しましょう。まずは低リスクの投資信託から始め、投資経験を積んでから、徐々にリスクの高い商品に挑戦するのが賢明です。
投資信託を購入する手順は、証券会社によって若干異なりますが、基本的な流れは同じです。
ここでは、投資信託を購入する一般的な手順を解説します。
NISA口座を開設している場合は、「NISA口座で購入」を選択しましょう。
NISA口座で購入すれば、投資で得た利益が非課税になります。
投資信託の購入は、通常、注文日の翌営業日に約定(購入が確定)します。
約定価格は、注文日の翌営業日の基準価額となります。購入した投資信託は、証券会社のサイトまたはアプリの「保有商品」メニューで確認できます。
初心者が気をつけたい5つのこと
投資を始めたばかりの初心者は、知識や経験が不足しているため、思わぬ失敗をしてしまうことがあります。
ここでは、初心者が陥りやすい失敗を未然に防ぐため、気をつけたい5つのポイントを解説します。これらを意識することで、リスクを抑えながら着実に資産形成を進められます。
投資を始めたばかりの初心者が最もやってしまいがちな失敗は、いきなり大金を投資してしまうことです。
投資には元本割れのリスクがあり、特に初心者は経験不足から誤った判断をしやすいため、少額から始めることが重要です。
まずは、生活に支障が出ない範囲の余裕資金で投資を始めましょう。一般的には、生活費の3~6カ月分を貯金として確保し、それ以上の余裕資金で投資するのが理想です。
最初は、月1万円~3万円程度の積立投資から始めるのがおすすめです。
少額でも、長期的に積み立てることで、複利効果により資産が増えていきます。投資に慣れてきたら、徐々に投資額を増やしていきましょう。
初心者が陥りやすい失敗の一つが、短期売買(デイトレードやスイングトレード)で損を出してしまうことです。
短期売買は、株価の短期的な変動を利用して利益を狙う手法ですが、高度な知識と経験が必要で、初心者には向いていません。
短期売買では、取引回数が増えるため、手数料がかさみます。また、短期的な株価変動は予測が難しく、プロでも勝ち続けるのは困難です。
初心者は、長期投資を基本としましょう。
長期投資は、企業の成長や経済全体の成長に投資する考え方で、短期的な株価変動に一喜一憂する必要がありません。金融庁も、長期・積立・分散投資の重要性を推奨しています。
手数料は投資の利益に影響する重要な要素ですが、手数料を気にしすぎて、投資判断を誤らないよう注意が必要です。
手数料を節約しようとして、本来投資すべきタイミングを逃してしまうのは本末転倒です。
主要ネット証券では、現物取引の手数料が無料、投資信託の購入手数料も無料の場合が多いため、手数料を過度に気にする必要はありません。
信託報酬(運用管理費用)も、インデックスファンドなら年0.1~0.2%程度と低コストです。
口座開設後、入金だけして放置してしまう初心者は意外と多いです。
口座を放置していると、せっかくの投資機会を逃してしまいます。また、相場の変動や保有商品の状況を把握できず、適切な判断ができなくなります。
口座開設後は、まず少額でも良いので、実際に投資を始めましょう。
投資信託なら100円から購入できるため、ハードルは低いです。実際に投資することで、相場の動きや投資の感覚を掴めます。
定期的に保有商品の状況を確認することも重要です。月に1回程度、証券会社のサイトやアプリにログインし、保有商品の評価額や損益を確認しましょう。ただし、短期的な損益に一喜一憂する必要はありません。
投資初心者は、詐欺や怪しい勧誘のターゲットになりやすいため、注意が必要です。
「必ず儲かる」「元本保証」「高利回り」などの甘い言葉には、十分に警戒しましょう。
投資を始める際は、金融庁に登録された証券会社を利用することが基本です。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券など、主要ネット証券はすべて金融庁に登録されており、投資者保護基金にも加入しています。信頼できる証券会社で投資を始めることが、詐欺被害を防ぐ第一歩です。
複数の証券口座を持つメリットと使い分け方
投資に慣れてくると、複数の証券口座を持つことを検討する方も多いでしょう。
実際、投資家の中には、用途に応じて複数の証券口座を使い分けている人が少なくありません。ここでは、複数の証券口座を持つメリットと、効果的な使い分け方を解説します。
複数の証券口座を持つ最大のメリットは、各証券会社の強みを活かせることです。
例えば、SBI証券はIPOの取扱実績が多く、楽天証券は楽天ポイントが貯まりやすい、マネックス証券は米国株の情報が充実しているなど、証券会社ごとに特徴があります。複数の口座を持つことで、それぞれの強みを活かした投資ができます。
IPO投資では、複数の証券口座を持つことで、当選確率を上げられます。IPOは抽選制で、各証券会社で独立して抽選が行われます。複数の証券会社から申し込むことで、当選のチャンスが増えます。
システム障害のリスク分散も重要なメリットです。
証券会社のシステムがダウンすると、取引ができなくなります。複数の証券口座を持っていれば、一つの証券会社でシステム障害が発生しても、別の証券会社で取引できます。
複数の証券口座を効果的に使い分ける方法を紹介します。
自分の投資スタイルに合わせて、使い分けを工夫しましょう。
よくある質問(Q&A)
初心者が投資を始める際に抱く疑問や不安を、Q&A形式で解消します。
口座開設や取引に関する基本的な質問から、税金や相続に関する専門的な質問まで、幅広くカバーします。
証券会社が倒産した場合でも、顧客の資産は保護されます。
金融商品取引法により、証券会社は顧客の資産を自社の資産と分別して管理することが義務付けられています。これを「分別管理」といいます。
分別管理により、証券会社が倒産しても、顧客の株式や投資信託は顧客の財産として保護され、返還されます。
ただし、万が一、分別管理が適切に行われていなかった場合に備えて、日本投資者保護基金という制度があります。日本投資者保護基金は、証券会社が倒産し、顧客の資産が返還できない場合に、1人あたり1,000万円まで補償してくれます。
主要ネット証券では、口座開設手数料は無料です。
口座開設にお金はかかりません。また、口座維持手数料も無料です。口座を開設しただけで、取引をしない場合でも、手数料は一切かかりません。
ただし、取引を行う際には、取引手数料や信託報酬などのコストがかかります。
現物取引の手数料は、証券会社によって異なりますが、SBI証券や楽天証券は原則無料です。
未成年でも証券口座を開設できます。
ただし、未成年者が口座を開設する場合は、親権者の同意が必要です。また、親権者が同じ証券会社に口座を持っている必要がある場合もあります。
未成年口座では、NISA口座(ジュニアNISA)を開設することもできます。
ただし、ジュニアNISAは2023年で新規受付が終了しており、現在は新規開設できません。2024年以降は、成人と同じ新NISA制度を利用できます。
証券口座の種類によって、確定申告の必要性が異なります。
特定口座(源泉徴収あり)を選択している場合は、証券会社が自動的に税金を計算・納税してくれるため、確定申告は不要です。これが最も手間がかからず、初心者におすすめです。
特定口座(源泉徴収なし)を選択している場合は、年間の利益が20万円を超えると確定申告が必要です。
一般口座を選択している場合も、確定申告が必要です。
NISA口座で取引した場合は、利益が非課税のため、確定申告は不要です。複数の証券会社で取引している場合や、損失を繰り越したい場合は、確定申告をすることで税金を軽減できる場合があります。
この記事のキーワード
キーワードがありません。
この記事を見た方はこんな記事も見ています
この記事と同じキーワードの記事
まだ記事がありません。
キーワードから探す
カンタン1分登録で、気になる資料を無料でお取り寄せ
そんなお悩みをお持ちの方は、まずはお問い合わせください!