野村つみたて外国株投信を徹底解説|評判と選び方

米国株投資を始めたいけれど、どの証券会社を選べばいいか迷っていませんか。
証券会社によって取引手数料や為替手数料、取扱銘柄数が大きく異なるため、自分に合った証券会社を選ぶことが重要です。
この記事では、米国株投資におすすめの証券会社5社を手数料・銘柄数・特徴で徹底比較します。
初心者向けの選び方から、投資スタイル別の最適な証券会社、リスクや税金の注意点まで詳しく解説します。
この記事を読めば、あなたに最適な証券会社が見つかり、米国株投資を安心して始められるようになります。
目次
米国株投資ができる証券会社とは、日本国内から米国の証券取引所(ニューヨーク証券取引所やNASDAQなど)に上場している株式を売買できるサービスを提供している金融機関です。
金融庁に第一種金融商品取引業者として登録されている証券会社であれば、米国株の取引が可能です。
米国株投資で購入できる代表的な銘柄
Apple(アップル)
Microsoft(マイクロソフト)
Amazon(アマゾン)
米国株投資では、世界的な企業の株式を日本円で購入できます。
証券会社が円貨と米ドルの交換、注文の取次ぎ、株式の保管までを一括して行うため、個人投資家でも手軽に米国市場にアクセスできる仕組みになっています。
米国株投資を始めるには、まず証券会社で口座を開設し、日本円を入金して米ドルに交換します。
その後、取引ツールやアプリから銘柄を選んで注文を出すだけで、米国株の購入が完了します。
取引時間は日本時間の夜間(米国市場の営業時間)になりますが、多くの証券会社では24時間いつでも注文を出すことができ、市場が開いたタイミングで自動的に執行されます。
証券会社選びでは、取引手数料・為替手数料の安さ、取扱銘柄数の多さ、取引ツールの使いやすさ、NISA対応の有無などを総合的に比較することが大切です。
次のセクションでは、米国株投資におすすめの証券会社5社を詳しく比較していきます。
米国株におすすめの証券会社5社
米国株投資を始めるなら、取扱銘柄数が多く、手数料が安い証券会社を選ぶことが重要です。
ここでは、米国株投資に特に強みを持つ主要5社を、手数料・銘柄数・特徴の観点から詳しく比較します。
| 証券会社 | 取扱銘柄数 | 取引手数料 | 為替手数料 | 特徴 |
| SBI証券 | 約5,000銘柄 | 約定代金の0.495%(最低0米ドル~上限22米ドル) | 片道25銭 | 取扱銘柄数No.1、S株で1株から購入可能 |
| 楽天証券 | 約4,500銘柄 | 約定代金の0.495%(最低0米ドル~上限22米ドル) | 片道25銭 | 楽天ポイントが貯まる・使える |
| マネックス証券 | 約5,000銘柄 | 約定代金の0.495%(最低0米ドル~上限22米ドル) | 片道25銭(買付時無料キャンペーンあり) | 時間外取引対応、分析ツールが充実 |
| 松井証券 | 約4,900銘柄 | 約定代金の0.495%(最低0米ドル~上限22米ドル) | 片道25銭 | 電話サポート充実、初心者向け |
| moomoo証券 | 約7,000銘柄以上 | 約定代金の0.088%(最低0米ドル) | 片道15銭 | 取引手数料が業界最安水準 |
上記の5社はいずれも米国株投資に力を入れており、主要な米国株式やETFを幅広く取り扱っています。
手数料体系はほぼ横並びですが、為替手数料や取引ツールの使いやすさ、ポイント還元などで差があります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は、米国株の取扱銘柄数が約5,000銘柄と国内トップクラスで、主要な大型株からETF、小型株まで幅広い選択肢があります。
S株(単元未満株)サービスを利用すれば、1株単位で米国株を購入できるため、少額から投資を始めたい初心者にもおすすめです。
SBI証券の特徴
取扱銘柄数約5,000銘柄で国内最多
複数のポイントサービスに対応(Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALマイル・PayPayポイント)
高機能取引ツール「HYPER SBI 2」が無料
取引手数料は約定代金の0.495%(税込)で、最低手数料は0米ドル、上限は22米ドルとなっています。
為替手数料は片道25銭で、他の主要ネット証券と同水準です。
SBI証券の強みは、取扱銘柄数の多さに加えて、HYPER SBI 2という高機能な取引ツールが無料で使える点です。
リアルタイムの株価情報やチャート分析機能が充実しており、本格的な投資家にも対応できる環境が整っています。
新NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)にも対応しているため、非課税で米国株投資を行うことも可能です。
口座開設数は約1,500万口座と国内最大級で、多くの投資家に選ばれている実績があります。
米国株投資を本格的に行いたい人、豊富な銘柄から選びたい人、ポイントを活用したい人に特におすすめの証券会社です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は、楽天経済圏を活用している人に特におすすめの証券会社です。
米国株の取引で楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントを投資に使うこともできます。
楽天証券の特徴
楽天ポイントが貯まる・使える
取引ツール「MARKET SPEED II」が初心者でも使いやすい
投資情報・マーケットレポートが豊富
取扱銘柄数は約4,500銘柄で、主要な米国株式やETFをカバーしています。
取引手数料は約定代金の0.495%(税込)で、最低手数料は0米ドル、上限は22米ドルです。
楽天証券の取引ツール「MARKET SPEED II」は、直感的に操作できるインターフェースが特徴で、初心者でも使いやすいと評判です。
スマホアプリ「iSPEED」も機能が充実しており、外出先からでも快適に取引できます。
楽天カードで投信積立を行うと、積立額の一部がポイント還元されるため、米国株ETFを積立投資したい人にも向いています。
楽天証券は新NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)にも対応しており、非課税で米国株投資を行えます。
口座開設数は約1,200万口座で、SBI証券に次ぐ規模を誇ります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は、米国株の取扱銘柄数が約5,000銘柄と豊富で、時間外取引にも対応しています。
米国市場の取引時間外でも注文を出せるため、重要なニュースが出たときに素早く対応できます。
マネックス証券の特徴
時間外取引に対応
銘柄スクリーニング機能が優れている
定期的に為替手数料無料キャンペーンを実施
取引手数料は約定代金の0.495%(税込)で、最低手数料は0米ドル、上限は22米ドルです。
為替手数料は片道25銭ですが、定期的に買付時の為替手数料が無料になるキャンペーンを実施しているため、タイミングを見計らって購入すればコストを抑えられます。
マネックス証券の強みは、分析ツールの充実度です。
銘柄スクリーニング機能が優れており、配当利回りや業績指標で銘柄を絞り込むことができます。
マネックスポイントやdポイントが貯まる仕組みもあり、ポイント投資にも対応しています。
口座開設数は約270万口座で、米国株投資に本格的に取り組みたい中級者以上の投資家に人気があります。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は、初心者向けのサポート体制が充実している証券会社です。
米国株の取扱銘柄数は約4,900銘柄で、主要な米国株式やETFをカバーしています。
松井証券の特徴
電話サポートが充実
25歳以下は国内株式の取引手数料が無料
投資情報・マーケットレポートが豊富
取引手数料は約定代金の0.495%(税込)で、最低手数料は0米ドル、上限は22米ドルです。
為替手数料は片道25銭となっており、手数料体系は他の主要ネット証券と同水準です。
松井証券の特徴は、サポート体制の手厚さです。
電話やメールでの問い合わせに丁寧に対応してくれるため、投資初心者でも安心して取引を始められます。
新NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)にも対応しており、非課税で米国株投資を行えます。
口座開設数は約160万口座で、サポート重視の投資家に選ばれています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 非公開 |
| 取引手数料 | 【米国株】 ベーシックコース:約定代金 × 0.132%(税込) アドバンスコース:200株まで一律2.18米ドル(税込)【日本株】 取引手数料:無料 |
| NISA対応 | 〇(成長投資枠のみ対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 非対応 |
| 成長投資枠対象商品 | 米国株 / 日本株 |
| 投資信託 | 取扱あり |
| 外国株 | 3カ国/米国株:約7,000銘柄 |
| 取引ツール(PC) | moomooアプリ(Windows / Mac対応) |
| スマホアプリ | moomooアプリ(iOS / Android対応) |
| 提携銀行口座 | 非公開 |
| ポイント投資・付与 | なし |
| 口座開設スピード | 最短即日(オンライン申込) |
moomoo証券は、取引手数料が業界最安水準の証券会社です。
米国株の取扱銘柄数は約7,000銘柄以上と非常に多く、主要な米国株式やETFだけでなく、小型株やADR(米国預託証券)も幅広く取り扱っています。
moomoo証券の特徴
取引手数料が約定代金の0.088%と業界最安
為替手数料が片道15銭と業界最安水準
高機能なアプリが無料で使える
取引手数料は約定代金の0.088%(税込)で、最低手数料は0米ドルとなっており、他の主要ネット証券と比べて大幅に安いのが特徴です。
為替手数料も片道15銭と業界最安水準で、取引コストを徹底的に抑えたい人に最適です。
moomoo証券のアプリは、高機能なチャート分析ツールやリアルタイムの株価情報が無料で使えるため、本格的な投資家にも人気があります。
また、米国市場のニュースや企業情報が豊富に提供されており、情報収集にも便利です。
ただし、moomoo証券は新NISAのつみたて投資枠には対応しておらず、成長投資枠のみの対応となっています。また、投資信託の取扱いがないため、米国株式やETFに特化した投資を行いたい人向けです。
口座開設数は約50万口座以上(推定)で、コスト重視の投資家に選ばれています。
米国株投資の証券会社を選ぶ5つのポイント
米国株投資を始める際、証券会社選びは非常に重要です。
手数料の安さだけでなく、取扱銘柄数や取引ツールの使いやすさ、NISA対応など、複数の観点から総合的に判断する必要があります。
米国株投資では、取引手数料と為替手数料の両方がかかります。
取引手数料は株式を売買する際にかかる費用で、多くの証券会社では約定代金の0.495%程度です。
為替手数料は日本円を米ドルに交換する際にかかる費用で、片道25銭程度が一般的です。
取引回数が多い人や、頻繁に売買を繰り返す短期投資家は、取引手数料が安い証券会社を選ぶことでコストを大幅に削減できます。
moomoo証券は取引手数料が約定代金の0.088%と業界最安水準で、為替手数料も片道15銭と非常に安いため、コスト重視の投資家に人気があります。
投資初心者の場合は、AppleやMicrosoft、Amazonといった主要な大型株に投資することが多いため、取扱銘柄数はそれほど重要ではありません。
しかし、中級者以上で小型株や特定のセクターに投資したい場合は、取扱銘柄数が多い証券会社を選ぶことで、投資の選択肢が広がります。
ETF(上場投資信託)の取扱数も重要です。S&P500やNASDAQ100に連動するETFは、多くの証券会社で購入できますが、特定のセクターやテーマに特化したETFは、取扱銘柄数が多い証券会社でないと購入できない場合があります。
米国株投資では、取引ツールやスマホアプリの使いやすさが重要です。
特に、リアルタイムの株価情報やチャート分析機能、銘柄検索機能が充実しているかどうかを確認しましょう。
楽天証券の「MARKET SPEED II」や「iSPEED」は、直感的に操作できるインターフェースが特徴で、初心者でも使いやすいと評判です。
SBI証券の「HYPER SBI 2」は、高機能なチャート分析ツールが無料で使えるため、本格的な投資家にも対応できます。
2024年から始まった新NISA制度では、米国株投資も非課税で行えるようになりました。
新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があり、成長投資枠では米国株式やETFを購入できます。
NISA口座で米国株投資を行えば、配当金や売却益が非課税になるため、長期投資を行う人には大きなメリットがあります。
ただし、NISA口座は1人1口座しか開設できないため、どの証券会社で開設するかは慎重に検討する必要があります。
米国株投資では、企業情報やマーケットニュース、アナリストレポートなどの投資情報が重要です。
証券会社によって提供される情報の質や量は大きく異なるため、自分が必要とする情報が得られるかどうかを確認しましょう。
松井証券は、電話サポートが充実しており、分からないことがあればすぐに相談できる環境が整っています。
投資初心者で不安がある人には、サポート体制が手厚い証券会社がおすすめです。
米国株投資を行う際、自分の投資スタイルに合った証券会社を選ぶことで、より効率的に資産形成を進められます。
ここでは、投資スタイル別に最適な証券会社を紹介します。
投資初心者で少額から米国株投資を始めたい人には、SBI証券または楽天証券がおすすめです。
両社とも1株単位で米国株を購入できるサービス(S株・かぶミニ®)を提供しており、数千円から投資を始められます。
また、松井証券は電話サポートが充実しているため、分からないことがあればすぐに相談できる環境が整っています。
配当金を重視する長期投資家には、SBI証券や楽天証券がおすすめです。
配当金は米国で10%、日本で20.315%の二重課税が行われますが、確定申告で外国税額控除を受けることで、米国で課税された10%分を取り戻すことができます。
また、SBI証券や楽天証券も、配当金の自動再投資サービスを提供しているため、複利効果を最大限に活用できます。
短期売買を繰り返す投資スタイルの人には、取引手数料が安いmoomoo証券がおすすめです。
取引手数料が約定代金の0.088%と業界最安水準で、為替手数料も片道15銭と非常に安いため、取引回数が多くてもコストを抑えられます。
短期売買では、リアルタイムの株価情報やチャート分析機能が重要になります。moomoo証券のアプリは高度なテクニカル分析機能が充実しているため、短期売買に適しています。
分析ツールや投資情報を重視する人には、マネックス証券がおすすめです。
銘柄スクリーニング機能が優れており、配当利回りや業績指標で銘柄を絞り込むことができます。
また、moomoo証券のアプリは、米国市場のニュースや企業情報が豊富に提供されており、リアルタイムで市場の動向を把握できます。
米国株投資の手数料を比較
米国株投資では、取引手数料と為替手数料の両方がかかります。
これらのコストを正確に理解し、効率的に抑えることが、長期的な資産形成において重要です。
取引手数料は、株式を売買する際にかかる費用です。
多くの証券会社では、約定代金に対して一定の割合(パーセンテージ)で手数料が計算されます。
上記の表から分かるように、moomoo証券の取引手数料は約定代金の0.088%と、他社の約5分の1の水準です。
取引回数が多い人や、頻繁に売買を繰り返す短期投資家にとっては、大幅なコスト削減につながります。
為替手数料は、日本円を米ドルに交換する際にかかる費用です。
多くの証券会社では、片道25銭(1ドルあたり0.25円)が標準的な為替手数料となっています。
SBI証券では、住信SBIネット銀行経由で米ドルを購入すると、為替手数料が片道4銭に優遇されます。長期投資を行う場合、為替手数料の影響は取引手数料よりも大きくなることがあります。
米国株投資で手数料を抑えるためには、以下の3つのポイントに注意しましょう。
まず、取引回数を減らすことです。
短期売買を繰り返すと、取引手数料と為替手数料が何度もかかるため、トータルのコストが高くなります。
最後に、NISA口座を活用することです。
NISA口座で米国株投資を行えば、配当金や売却益が非課税になるため、実質的なリターンが向上します。
米国株投資で気をつけたい3つのリスク
米国株投資には、高いリターンが期待できる一方で、いくつかのリスクが存在します。
投資を始める前に、これらのリスクを正しく理解し、適切に対処することが重要です。
米国株投資では、株価の変動に加えて、為替レートの変動も損益に大きく影響します。
米国株は米ドル建てで取引されるため、円高になると円換算での資産価値が減少し、円安になると資産価値が増加します。
具体的な例で説明すると、1株100ドルの米国株を購入した時点で1ドル=150円だった場合、購入価格は15,000円です。その後、株価が変わらず100ドルのままでも、為替レートが1ドル=140円(円高)になると、資産価値は14,000円に減少し、1,000円の損失が発生します。
為替変動リスクを完全に避けることはできませんが、長期投資を行うことで為替の短期的な変動の影響を緩和できます。
また、米国株だけでなく日本株や他の資産にも分散投資することで、為替リスクをバランスよく管理することが可能です。
米国株投資では、株価が大きく変動するリスクがあります。
企業の業績悪化、経済情勢の変化、金利の上昇、地政学リスクなど、さまざまな要因で株価は上下します。
特に、個別株に集中投資している場合、その企業の業績が悪化すると大きな損失を被る可能性があります。
価格変動リスクを軽減するためには、複数の銘柄やセクターに分散投資することが重要です。
S&P500やNASDAQ100に連動するETF(上場投資信託)を活用すれば、一度の購入で数百社の企業に分散投資できるため、個別株のリスクを大幅に軽減できます。
米国株投資では、投資先企業が倒産するリスクもあります。
企業が倒産した場合、株式の価値はゼロになり、投資した資金を失う可能性があります。
特に、小型株や業績が不安定な企業に投資する場合は、倒産リスクが高くなります。
企業倒産リスクを軽減するためには、財務状況が健全で、安定した収益を上げている企業を選ぶことが重要です。
また、複数の企業に分散投資することで、1社が倒産しても全体への影響を最小限に抑えられます。
米国株の税金と確定申告
米国株投資では、配当金や売却益に対して税金がかかります。
特に、配当金は米国と日本の両方で課税される「二重課税」が発生するため、税金の仕組みを正しく理解し、適切に対処することが重要です。
米国株の配当金には、米国で10%、日本で20.315%の税金がかかります。
具体的には、まず米国で10%が源泉徴収され、残りの90%に対して日本で20.315%が課税されます。
例えば、100ドルの配当金を受け取った場合、まず米国で10ドルが源泉徴収され、残りの90ドルに対して日本で約18.28ドル(90ドル×20.315%)が課税されます。結果として、手元に残るのは約71.72ドルとなり、合計で約28.28%の税金が差し引かれることになります。
ただし、NISA口座で米国株投資を行った場合、日本での課税(20.315%)は非課税になりますが、米国での源泉徴収(10%)は免除されません。
外国税額控除とは、外国で課税された税金の一部または全部を、日本の所得税や住民税から控除できる制度です。
米国株の配当金で二重課税された分を取り戻すには、確定申告が必要です。
外国税額控除を受けることで、米国で課税された10%分の一部または全部を取り戻すことができます。
ただし、控除額には上限があり、所得税や住民税の額によって控除できる金額が異なります。
米国株投資を始めるには、証券口座の開設から実際の取引まで、いくつかのステップを踏む必要があります。
ここでは、初心者でも迷わず米国株投資を始められるよう、具体的な手順を5つのステップで解説します。
米国株投資を始めるには、まず証券会社で口座を開設する必要があります。
口座開設はインターネットから申し込むことができ、多くの証券会社では最短翌営業日から取引を始められます。
口座開設に必要な書類は、本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)とマイナンバー確認書類です。スマホで本人確認書類を撮影してアップロードするだけで、郵送手続きなしで口座開設できる証券会社も増えています。
口座開設時には、「特定口座(源泉徴収あり)」を選択することをおすすめします。
特定口座(源泉徴収あり)を選択すれば、証券会社が自動的に税金を計算して源泉徴収してくれるため、確定申告が不要になります。
口座開設が完了したら、証券口座に日本円を入金します。
入金方法は、銀行振込やインターネットバンキングからの即時入金(リアルタイム入金)などがあります。
米国株を購入するには、日本円を米ドルに交換する必要があります。証券会社の取引画面から「外貨両替」または「為替取引」を選択し、交換したい金額を入力するだけで、簡単に米ドルを購入できます。
米ドルの準備ができたら、投資したい銘柄を選びます。
米国株は約5,000銘柄以上が取引可能ですが、初心者の場合は、まず主要な大型株やETF(上場投資信託)から始めることをおすすめします。
初心者におすすめの銘柄
Apple(AAPL)
Microsoft(MSFT)
Amazon(AMZN)
VOO(バンガード・S&P500 ETF)
投資したい銘柄が決まったら、注文を出して購入します。
米国株の注文方法には、「成行注文」と「指値注文」の2種類があります。
米国株の取引時間は、日本時間の夜間(米国市場の営業時間)になりますが、多くの証券会社では24時間いつでも注文を出すことができます。
米国株を購入した後は、定期的に保有株の状況を確認し、適切に管理することが重要です。
証券会社の取引ツールやアプリから、保有株の現在価格、評価損益、配当金の受取状況などを確認できます。
長期投資を基本とする場合は、短期的な株価の変動に一喜一憂せず、企業の業績や市場環境を定期的にチェックすることが大切です。
証券会社選びでよくある失敗と対処法
米国株投資を始める際、証券会社選びで失敗すると、後から乗り換えるのが面倒だったり、余計なコストがかかったりします。
ここでは、実際によくある失敗例と、その対処法を紹介します。
証券会社を選ぶ際、取引手数料の安さだけに注目して選んでしまい、後から後悔するケースがあります。
確かに手数料は重要ですが、取引ツールの使いにくさや、投資情報の不足、サポート体制の弱さなど、他の要素も総合的に判断する必要があります。
例えば、取引手数料が安い証券会社を選んだものの、取引ツールが使いにくくて注文ミスをしてしまったり、投資情報が少なくて銘柄選びに困ったりするケースがあります。
対処法としては、手数料だけでなく、取引ツールの使いやすさ、投資情報の充実度、サポート体制などを総合的に比較することが重要です。
証券会社を選ぶ際、取引ツールの使いやすさを確認せずに口座を開設してしまい、実際に使い始めてから使いにくさに気づくケースがあります。
取引ツールが使いにくいと、注文ミスをしたり、チャート分析がしにくかったりして、投資効率が低下します。
対処法としては、口座開設前にデモ画面や公式サイトの操作動画を確認することです。楽天証券の「iSPEED」やSBI証券の「HYPER SBI 2」など、主要な取引ツールは公式サイトで操作方法を確認できます。
証券会社を使い始めてから、他の証券会社の方が有利だと気づくことがあります。
例えば、新しい証券会社が魅力的なキャンペーンを実施していたり、手数料が大幅に安くなったりした場合です。
対処法としては、無理に乗り換えるのではなく、複数の証券口座を併用することをおすすめします。例えば、既存の証券会社では保有株をそのまま保有し、新規の購入は新しい証券会社で行うといった使い分けができます。
はい、米国株投資は少額から始められます。米国株は1株単位で購入できるため、数千円から投資を始めることが可能です。例えば、1株100ドルの銘柄なら、為替レートが1ドル=150円の場合、約15,000円で購入できます。
はい、複数の証券口座を持つことは可能です。口座開設や維持に費用はかからないため、複数の証券会社で口座を開設し、用途別に使い分けることができます。ただし、NISA口座は1人1口座しか開設できません。
はい、新NISAで米国株投資はできます。新NISAの「成長投資枠」を利用すれば、米国株式やETFを非課税で購入できます。年間の投資枠は240万円で、非課税保有限度額は1,800万円(うち成長投資枠1,200万円)です。
為替リスクを完全に避けることはできませんが、影響を軽減する方法はあります。まず、長期投資を行うことで、為替の短期的な変動の影響を平準化できます。また、米国株だけでなく日本株や他の資産にも分散投資することで、為替リスクをバランスよく管理することが可能です。
米国株の配当金は、企業が設定した配当支払日(ペイメントデート)に受け取れます。配当金の支払いスケジュールは企業によって異なりますが、多くの米国企業は四半期ごと(年4回)に配当金を支払います。
米国株投資は、世界的な企業に投資できる魅力的な資産形成の手段です。
証券会社選びでは、取引手数料と為替手数料の安さ、取扱銘柄数の多さ、取引ツールの使いやすさ、NISA対応の有無、サポート体制の充実度を総合的に比較することが重要です。
米国株投資には、為替変動リスク、価格変動リスク、企業倒産リスクがあります。
これらのリスクを軽減するには、長期・積立・分散投資を基本とし、複数の銘柄やセクターに分散投資することが重要です。
また、配当金には二重課税が発生しますが、確定申告で外国税額控除を受けることで、米国で課税された分を取り戻すことができます。
米国株投資を始めるには、証券口座を開設し、日本円を米ドルに交換して、投資したい銘柄を選んで注文を出すだけです。
新NISAを活用すれば、非課税で米国株投資を行えるため、長期的な資産形成に有利です。
なお、投資には元本割れのリスクがあります。米国株投資では為替変動リスクや価格変動リスクも伴います。最終的な投資判断はご自身の責任で行い、詳細は各証券会社にご確認ください。
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