投資信託の積立とは?初心者が知りたい始め方とコツ

「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)って本当にいいの?」と迷っていませんか。
この投資信託は、信託報酬0.09372%という業界トップクラスの低コストで、米国の優良企業500社に分散投資できる人気商品です。
2024年からの新NISAでも多くの投資家に選ばれており、長期の資産形成に適した選択肢の一つと言えます。
この記事では、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の基本情報から手数料、他のファンドとの比較、メリット・デメリット、運用実績まで詳しく解説します。
さらに、購入におすすめの証券会社や具体的な始め方もご紹介しますので、投資判断の参考にしてください。
目次
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)とは
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、三菱UFJアセットマネジメントが運用する投資信託です。米国の代表的な株価指数であるS&P500指数に連動する運用成果を目指しています。
このファンドは「インデックスファンド」と呼ばれる種類で、市場平均に沿った運用を行うため、コストを抑えながら米国株式市場全体の成長を享受できる特徴があります。2024年からの新NISAでも、つみたて投資枠・成長投資枠の両方で購入可能です。
投資信託は、多くの投資家から集めた資金をまとめて、専門家(ファンドマネージャー)が株式や債券などに投資する金融商品です。少額から分散投資ができるため、初心者でも手軽に始められます。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の場合、集めた資金を使ってS&P500指数を構成する約500社の米国企業に投資します。個別に500社の株式を買うには多額の資金が必要ですが、投資信託なら100円から購入できるのが大きなメリットです。
購入した投資信託は「口数」で管理され、1日1回算出される「基準価額」によって資産価値が変動します。
S&P500指数は、米国の代表的な株価指数で、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場する大型株500社で構成されています。時価総額加重平均型の指数で、企業の規模が大きいほど指数への影響も大きくなります。
構成銘柄には、Apple、Microsoft、Amazon、Google(Alphabet)、NVIDIA、Teslaなど、世界的に有名な企業が含まれています。これらの企業は情報技術、ヘルスケア、金融、一般消費財など、幅広い業種に分散されており、米国経済全体の動向を反映する指数として広く認知されています。
S&P500指数は長期的に右肩上がりの成長を続けており、過去30年間の年平均リターンは約10%とされています。
ただし、これは過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は「受益者還元型信託報酬」を採用しています。これは、ファンドの純資産総額が一定規模を超えた場合に、信託報酬率を段階的に引き下げる仕組みです。
具体的には、ファンドの資産規模が大きくなるほど運用の効率が上がるため、そのメリットを投資家に還元します。2024年12月時点で、このファンドの純資産総額は約5兆円を超えており、業界トップクラスの低水準である信託報酬0.09372%(年率・税込)を実現しています。
この仕組みにより、長期保有する投資家ほどコスト面で有利になり、複利効果を最大化できます。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、原則として分配金を出さない方針を取っています。これは「複利効果」を最大化するための戦略です。
分配金を出すと、その都度約20%の税金が差し引かれ、再投資する際の元本が減ってしまいます。一方、分配金を出さずにファンド内で自動的に再投資すれば、税金を繰り延べながら雪だるま式に資産を増やせます。
特にNISA口座で保有している場合、売却時まで非課税で運用できるため、分配金なしの方が税制上も有利です。長期の資産形成を目指す投資家にとって、この方針は合理的な選択と言えます。
信託報酬と実質コスト
投資信託を選ぶ際、手数料は長期リターンに大きく影響します。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、業界トップクラスの低コストを実現しており、この点が多くの投資家に支持される理由の一つです。
ここでは、信託報酬・実質コスト・購入時手数料など、このファンドにかかる費用を詳しく見ていきます。
信託報酬とは、投資信託を保有している間、毎日差し引かれる運用管理費用のことです。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬は年率0.09372%(税込)で、S&P500に連動するファンドの中でも最低水準の一つです。
例えば、100万円を1年間保有した場合、信託報酬は約937円です。他の類似ファンドでは0.1%台のものもあり、わずかな差に見えますが、長期間では大きな差になります。
仮に30年間、年率5%で運用した場合、信託報酬が0.09%と0.15%では、最終的な資産額に数十万円の差が生まれることもあります。
長期投資ではコストの低さが重要です。
信託報酬以外にも、ファンド運用には様々な費用がかかります。これらを含めた総コストを「実質コスト」と呼びます。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の実質コストは、運用報告書によると年率約0.11%程度です。
実質コストの内訳は以下の通りです。
| 費用項目 | 年率(税込) | 説明 |
| 信託報酬 | 0.09372% | 運用会社・販売会社・受託会社への報酬 |
| 売買委託手数料 | 約0.01% | 株式売買時の手数料 |
| 有価証券取引税 | 約0.005% | 海外株式取引にかかる税金 |
| その他費用 | 約0.005% | 監査費用・保管費用など |
実質コストは運用状況により変動しますが、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は他の類似ファンドと比較しても低水準です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、購入時手数料が無料(ノーロード)です。多くの証券会社で、購入時に手数料がかからないため、投資した金額がそのまま運用に回ります。
また、信託財産留保額も無料です。信託財産留保額とは、ファンドを解約する際に差し引かれる費用ですが、このファンドでは解約時にも費用がかかりません。
購入・保有・解約のすべての段階でコストが抑えられているため、長期投資に適した設計と言えます。
ただし、証券会社によっては別途口座管理手数料などがかかる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
他のS&P500ファンドと比較
S&P500指数に連動する投資信託は複数あり、それぞれ信託報酬や運用方針に違いがあります。ここでは、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と主要な競合ファンドを比較し、どのような違いがあるのかを見ていきます。
自分に合ったファンドを選ぶ際の参考にしてください。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、SBIアセットマネジメントが運用するファンドで、米国ETFの「VOO(バンガード・S&P500 ETF)」を実質的な投資対象としています。
| 項目 | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | SBI・V・S&P500 |
| 信託報酬 | 0.09372% | 0.0938% |
| 実質コスト | 約0.11% | 約0.10% |
| 運用方式 | 直接株式に投資 | ETF(VOO)経由で投資 |
| 純資産総額 | 約5兆円 | 約1.5兆円 |
信託報酬はほぼ同水準ですが、実質コストではSBI・V・S&P500がわずかに低い傾向があります。ただし、eMAXIS Slimは純資産総額が大きく、受益者還元型信託報酬により今後さらにコストが下がる可能性があります。
どちらも優れたファンドですが、資産規模の大きさと運用実績の長さでeMAXIS Slimを選ぶ投資家が多い傾向です。
楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドは、楽天投信投資顧問が運用するファンドで、2024年に登場した比較的新しい商品です。
| 項目 | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 楽天・プラス・S&P500 |
| 信託報酬 | 0.09372% | 0.077% |
| 実質コスト | 約0.11% | 未確定(新しいファンド) |
| 運用開始 | 2018年 | 2024年 |
| 純資産総額 | 約5兆円 | 約1,000億円 |
楽天・プラス・S&P500は信託報酬が0.077%と最も低い水準ですが、運用実績が浅く、実質コストがまだ確定していません。長期的な運用実績を重視するなら、eMAXIS Slimの方が安心感があります。
楽天証券で楽天ポイントを活用したい場合は、楽天・プラス・S&P500も選択肢の一つです。
つみたてiシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドは、ブラックロック・ジャパンが運用するファンドで、世界最大級の運用会社の商品です。
| 項目 | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | つみたてiシェアーズ |
| 信託報酬 | 0.09372% | 0.0938% |
| 実質コスト | 約0.11% | 約0.12% |
| 運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント | ブラックロック・ジャパン |
| 純資産総額 | 約5兆円 | 約500億円 |
信託報酬はほぼ同じですが、純資産総額ではeMAXIS Slimが圧倒的に大きく、流動性の面で優位です。ブラックロックのブランドを重視する場合は、つみたてiシェアーズも選択肢になります。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー、通称オルカン)は、日本を含む世界約50カ国の株式に分散投資するファンドです。S&P500との使い分けに迷う投資家も多いでしょう。
| 項目 | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | eMAXIS Slim全世界株式(オルカン) |
| 投資対象 | 米国の大型株500社 | 世界約50カ国の株式 |
| 信託報酬 | 0.09372% | 0.05775% |
| 米国比率 | 100% | 約60% |
| 地域分散 | 米国のみ | 全世界 |
米国経済の成長を信じるならS&P500、地域分散を重視するならオルカンが適しています。実際には、両方を組み合わせてポートフォリオを構築する投資家も多く、例えば「S&P500を70%、オルカンを30%」といった配分も一つの方法です。
初心者の場合、まずはオルカン1本で世界全体に分散投資し、慣れてからS&P500を追加する方法もおすすめです。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が多くの投資家に選ばれるのには、明確な理由があります。ここでは、このファンドの主なメリットを5つ紹介します。
長期の資産形成を考える上で、これらのメリットがどのように役立つのかを理解しておきましょう。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の最大のメリットは、信託報酬0.09372%という低コストで、米国を代表する約500社に分散投資できる点です。個別株で同じポートフォリオを組むには、数千万円の資金と膨大な手間が必要になります。
S&P500の構成銘柄には、Apple、Microsoft、Amazon、Google、NVIDIAなど、世界的に影響力のある企業が含まれています。これらの企業は情報技術、ヘルスケア、金融、エネルギーなど、幅広い業種に分散されており、特定の企業や業種のリスクを抑えながら米国経済全体の成長を享受できます。
1つの投資信託で500社に分散投資できるため、個別株のリスクを大幅に軽減できるのが大きな魅力です。
多くの証券会社では、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を100円から購入できます。投資を始めたいけれど、まとまった資金がない方でも気軽にスタートできるのが大きなメリットです。
例えば、SBI証券や楽天証券では、毎月100円から積立設定が可能です。少額から始めて、慣れてきたら徐々に積立額を増やすこともできます。
また、ボーナス月だけ増額するなど、柔軟な積立設定も可能です。投資のハードルが低く、誰でも始めやすい点が、このファンドが初心者に支持される理由の一つです。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は分配金を出さず、運用益をファンド内で自動的に再投資します。これにより「複利効果」が働き、雪だるま式に資産が増えていきます。
例えば、毎月3万円を年率5%で30年間積立投資した場合、元本は1,080万円ですが、複利効果により最終的な資産額は約2,500万円になる計算です(税金・手数料を考慮しない場合)。
分配金を出すファンドでは、その都度約20%の税金が差し引かれるため、複利効果が弱まります。長期投資では、分配金なしのファンドの方が有利になることが多いです。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠の両方で購入できます。NISA口座で保有すれば、運用益や売却益が非課税になるため、税制面で大きなメリットがあります。
通常、投資信託の売却益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座ならこの税金が一切かかりません。例えば、100万円の利益が出た場合、通常は約20万円が税金として差し引かれますが、NISA口座なら100万円がそのまま手元に残ります。
新NISAでは年間360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)まで投資でき、非課税保有限度額は1,800万円です。
長期の資産形成を考えるなら、NISA口座の活用は必須と言えます。
米国株に直接投資する場合、米ドルでの取引が必要になり、為替手数料や外貨口座の管理など、手間とコストがかかります。一方、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は円で購入できるため、為替の知識がなくても手軽に米国株投資を始められます。
また、投資信託は1日1回の基準価額で取引されるため、株価の短期的な値動きに一喜一憂する必要がありません。長期投資に集中しやすい環境が整っています。
ただし、ファンド内では米ドル建ての資産を保有しているため、為替リスクは存在します。円高になると基準価額が下がる可能性がある点は理解しておきましょう。
3つのデメリットと注意点
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)には多くのメリットがありますが、投資判断をする上でデメリットやリスクも正しく理解しておく必要があります。
ここでは、このファンドの主な注意点を3つ紹介します。投資する前に必ず確認しておきましょう。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、投資先が米国の大型株500社に限定されています。つまり、米国経済の動向に資産が大きく左右されるということです。
米国経済は過去数十年にわたり成長を続けてきましたが、将来も同じように成長するとは限りません。米国の景気後退、政治的混乱、金利上昇などの要因により、株価が大きく下落するリスクがあります。
また、米国以外の地域(欧州、アジア、新興国など)の成長機会を逃す可能性もあります。地域分散を重視する場合は、全世界株式(オルカン)や先進国株式ファンドとの組み合わせを検討するとよいでしょう。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は円で購入できますが、ファンド内では米ドル建ての株式を保有しています。そのため、為替レートの変動が基準価額に影響します。
例えば、米国株の価格が変わらなくても、円高(1ドル=150円→130円など)になると、円換算での基準価額は下がります。逆に円安になれば、基準価額は上がります。
長期投資では為替の影響は平準化される傾向がありますが、短期的には大きな変動要因になります。特に、将来円で資産を使う予定がある場合、為替リスクを理解しておくことが重要です。
為替リスクを避けたい場合は、為替ヘッジ付きのファンドもありますが、ヘッジコストがかかるため、長期投資では為替ヘッジなしの方が有利なケースが多いです。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は株式100%のファンドであり、短期的には大きく値下がりするリスクがあります。過去には、リーマンショック(2008年)やコロナショック(2020年)で、S&P500指数が30%以上下落したこともあります。
例えば、100万円投資していた場合、暴落時には70万円まで減る可能性があります。このような局面で慌てて売却すると、損失が確定してしまいます。
ただし、過去のデータを見ると、S&P500は暴落後も回復し、長期的には右肩上がりの成長を続けています。短期的な値動きに一喜一憂せず、15年以上の長期保有を前提に投資することが重要です。
投資する資金は、当面使う予定のない余裕資金に限定し、生活費や緊急資金には手を付けないようにしましょう。
運用実績と利回り
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の運用実績を確認することで、このファンドがどの程度のリターンを生み出してきたかを把握できます。ただし、過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。
ここでは、過去のトータルリターン、基準価額の推移、長期投資のシミュレーションを見ていきます。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の過去のトータルリターン(2024年12月時点の概算)は以下の通りです。
| 期間 | トータルリターン | 年率換算 |
| 1年 | 約+30% | 約+30% |
| 3年 | 約+60% | 約+17% |
| 5年 | 約+120% | 約+17% |
| 設定来(2018年~) | 約+150% | 約+16% |
これらの数値は、信託報酬などのコストを差し引いた後のリターンです。S&P500指数の動きにほぼ連動しており、インデックスファンドとして優れた運用成果を上げています。
ただし、2020年のコロナショックや2022年の金利上昇局面では、一時的に大きく下落した時期もありました。長期的には右肩上がりですが、短期的には変動が大きい点に注意が必要です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の基準価額は、2018年の設定時に約10,000円でしたが、2024年12月時点では約25,000円前後まで上昇しています。約6年間で2.5倍になった計算です。
基準価額の推移を見ると、2020年3月のコロナショック時に約13,000円まで下落しましたが、その後急速に回復し、2021年末には約20,000円を超えました。2022年は金利上昇の影響で一時的に下落しましたが、2023年以降は再び上昇トレンドに転じています。
このような値動きを見ると、短期的には大きく変動するものの、長期保有することで資産が増える傾向があることが分かります。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に毎月一定額を積立投資した場合のシミュレーションを見てみましょう。年率5%のリターンを仮定した場合(税金・手数料を考慮しない)、以下のような結果になります。
| 積立期間 | 毎月の積立額 | 元本 | 最終資産額(年率5%) |
| 10年 | 3万円 | 360万円 | 約465万円 |
| 20年 | 3万円 | 720万円 | 約1,233万円 |
| 30年 | 3万円 | 1,080万円 | 約2,497万円 |
このシミュレーションは、過去のS&P500の平均リターン(約10%)よりも控えめな5%で計算しています。実際のリターンは市場環境により変動しますが、長期投資では複利効果により資産が大きく増える可能性があることが分かります。
特に30年間の積立では、元本1,080万円に対して最終資産額が約2,500万円になり、老後資金の準備にも役立ちます。
ただし、これはあくまでシミュレーションであり、将来の成果を保証するものではありません。
eMAXIS Slim米国株式におすすめの証券会社5社
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を購入する際、証券会社選びは重要なポイントです。ポイント還元率、クレカ積立の条件、使いやすさなどが証券会社によって異なります。
ここでは、このファンドの購入におすすめの証券会社5社を紹介します。それぞれの特徴を比較して、自分に合った証券会社を選びましょう。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約15,000,000口座 ※2025年11月25日時点(SBIネオモバイル証券など含む) |
| 取引手数料 | 【スタンダードプラン(1注文ごと)】 取引金額に関係なく0円【アクティブプラン(1日定額制)】 1日100万円以下の取引:0円※現物取引・信用取引・単元未満株(S株)もすべて対象です。 |
| NISA対応 | 〇 |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(259銘柄)※2025年3月3日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 外国株 / 投資信託(約1,329銘柄 ※2025年3月3日時点) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年3月3日時点 |
| 外国株 | 8カ国/米国株式(5,000銘柄) |
| 取引ツール(PC) | HYPER SBI 2 / HYPER SBI / SBI CFDトレーダー |
| スマホアプリ | SBI証券 株アプリ / 米国株アプリ / かんたん積立 / HYPER FX / HYPER 先物 / HYPER CFD |
| 提携銀行口座 | SBI新生銀行 / 住信SBIネット銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント / dポイント / Vポイント(クレカ積立) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
SBI証券は国内最大級のネット証券で、口座数は約1,500万を超えています。eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の取り扱いはもちろん、投資信託の本数も約2,600本と業界トップクラスです。
SBI証券の特徴
クレカ積立のポイント還元率が最大5.0%
複数のポイントサービスに対応(Vポイント、Pontaポイント、dポイント等)
投資信託の取扱本数が約2,600本と業界最多水準
SBI証券の最大の魅力は、クレカ積立のポイント還元率です。三井住友カードで積立設定をすると、積立額の0.5%~5.0%のVポイントが貯まります。例えば、毎月5万円を積立すると、年間で最大3万円相当のポイントが還元されます。
また、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイントなど、複数のポイントサービスに対応しているため、自分がよく使うポイントを選べるのも便利です。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約12,000,000口座 ※2025年1月時点 |
| 取引手数料 | 【ゼロコース】 国内株式(現物・信用):0円 かぶミニ®(単元未満株):0円 投資信託:0円 ※ゼロコース選択時。 ※一部、スプレッドや信託財産留保額が発生する場合があります。 |
| NISA対応 | 〇(新NISA対応) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 263銘柄 ※2025年4月24日時点 |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株式 / 外国株式 / 投資信託(約1,345銘柄) |
| 投資信託 | 約2,550本 ※2025年4月24日時点 |
| 外国株 | 6カ国/米国株式(約4,500銘柄) |
| 取引ツール(PC) | マーケットスピード / マーケットスピード II / 楽天MT4 |
| スマホアプリ | iSPEED / iSPEED for iPad / iSPEED FX / iSPEED 先物 |
| 提携銀行口座 | 楽天銀行(マネーブリッジ) |
| ポイント投資・付与 | 楽天ポイント(投資信託 / 国内株式 / 米国株式<円貨決済>) |
| 口座開設スピード | 最短 翌営業日 |
楽天証券は楽天グループが運営するネット証券で、口座数は約1,200万を超えています。楽天カードでのクレカ積立や楽天ポイントでの投資ができるため、楽天経済圏を活用している方に特におすすめです。
楽天証券の特徴
楽天カードのクレカ積立で最大1.0%のポイント還元
楽天ポイントで投資信託が購入できる
スマホアプリ「iSPEED」の使いやすさに定評
楽天カードでクレカ積立をすると、積立額の0.5%~1.0%の楽天ポイントが貯まります。また、貯まった楽天ポイントを投資信託の購入に使えるため、ポイントを有効活用できます。
楽天証券のスマホアプリ「iSPEED」は使いやすさに定評があり、初心者でも直感的に操作できます。投資信託の積立設定も簡単で、毎月100円から始められます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約2,700,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【取引毎手数料コース】
|
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・中国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 中国株 / 投資信託(約1,750本以上) |
| 投資信託 | 約1,800本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 2カ国/米国株:約5,000銘柄以上(2025年1月27日時点) |
| 取引ツール(PC) | マネックストレーダー / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | マネックス証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | マネックス証券専用銀行口座(詳細は公式サイトで確認) |
| ポイント投資・付与 | マネックスポイント / dポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | オンライン申込で最短翌営業日 |
マネックス証券は、米国株取引に強みを持つネット証券です。口座数は約270万で、投資信託の本数は約1,800本を取り扱っています。
マネックス証券の特徴
マネックスカードのクレカ積立で1.1%のポイント還元
投資信託の保有残高に応じてもポイントが貯まる
米国株の取扱銘柄が約5,000銘柄と豊富
マネックス証券の最大の特徴は、マネックスカードでのクレカ積立の還元率が1.1%と高い点です。毎月5万円を積立すると、年間で6,600円相当のマネックスポイントが貯まります。これは他の証券会社と比較しても高水準です。
また、マネックス証券は投資信託の保有残高に応じてもポイントが貯まるため、長期保有するほどお得になります。米国株の取扱銘柄も約5,000銘柄と豊富で、将来的に個別株投資も検討している方に適しています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,670,000口座 ※2025年3月時点 |
| 取引手数料 | 【ボックスレート(1日定額制)】 1日の約定代金合計50万円まで:0円 50万円超:1,000円(税込1,100円)~※25歳以下なら約定代金に関わらず手数料無料 |
| NISA対応 | 〇(日本株、米国株、投資信託すべて売買手数料無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 〇(銘柄数は公式サイトで確認) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(約1,800本以上) |
| 投資信託 | 約1,900本以上(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約4,900銘柄(2025年4月23日時点) |
| 取引ツール(PC) | ネットストック・ハイスピード(無料) |
| スマホアプリ | 日本株アプリ / 投信アプリ / 米国株アプリ(すべて無料) |
| 提携銀行口座 | MATSUI Bank(松井証券専用銀行) |
| ポイント投資・付与 | 松井証券ポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短即日(スマートフォンによるオンライン申込) |
松井証券は、創業100年以上の歴史を持つ老舗証券会社です。口座数は約160万で、投資信託の本数は約1,900本を取り扱っています。
松井証券の特徴
25歳以下は株式取引手数料が無料
投資信託の購入手数料が無料
サポート体制が充実(電話・チャット対応)
松井証券の最大の特徴は、25歳以下の投資家に対して株式取引手数料が無料になる点です。投資信託の購入手数料ももともと無料なので、若い世代が投資を始めるのに最適な環境が整っています。
また、松井証券は投資信託の保有残高に応じて松井証券ポイントが貯まり、貯まったポイントは投資信託の購入や商品券に交換できます。サポート体制も充実しており、電話やチャットで気軽に相談できます。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 口座数 | 約1,800,000口座 ※2025年2月時点 |
| 取引手数料 | 【ワンショット手数料コース】 約定代金5万円以下:55円(税込) 約定代金50万円超:1,070円(税込)【一日定額手数料コース】 1日100万円まで:0円 1日300万円まで:2,750円(税込) 以降300万円ごとに:2,750円(税込)加算 |
| NISA対応 | 〇(日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料) |
| つみたて投資枠取扱銘柄数 | 251銘柄(2025年4月時点) |
| 成長投資枠対象商品 | 国内株 / 米国株 / 投資信託(1,155銘柄) |
| 投資信託 | 約1,853本(購入時手数料すべて無料) |
| 外国株 | 米国株:約1,050銘柄(2025年4月時点) |
| 取引ツール(PC) | kabuステーション / 銘柄スカウター |
| スマホアプリ | 三菱UFJ eスマート証券アプリ / 米国株アプリ / 投信アプリ |
| 提携銀行口座 | 三菱UFJ銀行 / auじぶん銀行 |
| ポイント投資・付与 | Pontaポイント(投資信託の積立に利用可能) |
| 口座開設スピード | 最短翌営業日(スマートフォンによるオンライン申込) |
三菱UFJeスマート証券(旧auカブコム証券)は、三菱UFJフィナンシャル・グループの一員で、大手金融グループの安心感があります。口座数は約40万で、投資信託の本数は約1,800本を取り扱っています。
三菱UFJeスマート証券の特徴
au PAYカードのクレカ積立で1.0%のポイント還元
au・UQモバイルユーザーは還元率アップ
取引ツール「kabuステーション」が高機能
au PAYカードでのクレカ積立では、積立額の1.0%の三菱UFJポイントが貯まります。また、au・UQモバイルユーザーは、投資信託の保有残高に応じてポイント還元率がアップする特典もあります。
三菱UFJeスマート証券は、取引ツール「kabuステーション」が高機能で、中級者以上の投資家にも人気があります。NISA口座の開設もスムーズで、初心者から上級者まで幅広く対応しています。
購入方法と始め方
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を実際に購入するには、証券会社で口座を開設し、積立設定を行う必要があります。ここでは、口座開設から積立設定までの具体的な手順を解説します。
初めて投資をする方でも、ステップに従えば簡単に始められます。
証券会社の口座開設は、オンラインで完結します。以下の手順で進めましょう。
まず、SBI証券や楽天証券など、選んだ証券会社の公式サイトにアクセスし、「口座開設」ボタンをクリックします。
氏名、住所、生年月日、職業、投資経験などの基本情報を入力します。入力内容に誤りがないか確認しましょう。
運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなどの本人確認書類をスマホで撮影してアップロードします。マイナンバーカードがあれば、最短で口座開設が完了します。
提出した書類の審査が行われ、問題がなければ数日以内に口座開設が完了します。ログイン情報がメールで送られてくるので、大切に保管しましょう。
口座開設には通常2~5営業日かかりますが、マイナンバーカードを使ったオンライン本人確認を利用すれば、最短翌営業日に取引を始められます。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)をNISA口座で購入すれば、運用益が非課税になります。NISA口座の開設手順は以下の通りです。
証券口座を開設する際、NISA口座の開設も同時に申し込めます。「NISA口座を開設する」にチェックを入れましょう。
NISA口座は1人1口座しか開設できないため、税務署の審査が入ります。審査には1~2週間程度かかります。
審査が完了すると、NISA口座が開設され、非課税での投資が可能になります。
すでに他の証券会社でNISA口座を開設している場合、口座を移管する手続きが必要です。移管手続きは各証券会社のサポートページで詳しく説明されています。
口座開設が完了したら、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の積立設定を行います。
証券会社のマイページにログインし、「投資信託」メニューから「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を検索します。
ファンドのページで「積立設定」ボタンをクリックします。
毎月の積立金額(100円から設定可能)と、引落日を選択します。ボーナス月の増額設定も可能です。
銀行口座からの自動引落、またはクレジットカード決済を選択します。クレカ積立を利用すれば、ポイント還元を受けられます。
内容を確認して「設定する」ボタンをクリックすれば、積立設定が完了します。設定した日に自動的に買付が行われます。
クレカ積立を利用すれば、積立額に応じてポイントが貯まるため、よりお得に投資できます。
SBI証券なら三井住友カード、楽天証券なら楽天カード、マネックス証券ならマネックスカードが対応しています。
証券会社のマイページで、クレジットカード情報を登録します。カード番号、有効期限、セキュリティコードを入力します。
積立設定の引落方法で「クレジットカード決済」を選択します。
設定が完了すると、毎月指定した日にクレジットカードで決済され、ポイントが自動的に貯まります。
クレカ積立は月5万円までの上限がありますが、それ以上の金額を積み立てたい場合は、銀行引落と併用することも可能です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、信託報酬0.09372%という業界トップクラスの低コストで、米国の優良企業500社に分散投資できる優れた投資信託です。100円から購入でき、NISA口座を活用すれば非課税で運用できるため、初心者から経験者まで幅広い投資家に適しています。
このファンドの主なメリットは、低コスト、分散投資、複利効果、NISA対応、円での手軽な購入です。一方で、米国経済への集中リスク、為替リスク、短期的な元本割れの可能性といったデメリットもあります。これらのリスクを理解した上で、15年以上の長期保有を前提に投資することが重要です。
証券会社選びでは、SBI証券、楽天証券、マネックス証券などがポイント還元率の高さや使いやすさで人気があります。クレカ積立を活用すれば、積立額に応じてポイントが貯まり、よりお得に資産形成ができます。
長期的な資産形成を目指すなら、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は有力な選択肢の一つです。なお、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
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